JP2017137106A - 積み重ね可能なボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して積み重ねる。
【解決手段】底部14は、接地部24と、当該ボトル1Aとは異なる他のボトル1Bのキャップ39および肩部12が内部に進入可能な陥没部25と、を備え、陥没部25は、他のボトル1Bのキャップ39が内部に収容される上側陥没部25Bと、他のボトル1Bの肩部12の一部が内部に配置される下側陥没部25Aと、を備え、接地部24および下側陥没部25Aのうちの少なくとも一方は、他のボトル1Bの肩部12に肩部12の上方から当接し、上側陥没部25Bは、下側陥没部25Aから上方に向けて延び、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ壁部29と、テーパ壁部29からボトル軸O方向に沿って上方に向けて延びるストレート壁部30と、ストレート壁部30の上端開口部を閉塞する天壁部31と、天壁部31に設けられた天壁凹部32と、を備え、ストレート壁部30は、他のボトル1Bのキャップ39とボトル径方向に対向する。
【選択図】図7

Description

本発明は、積み重ね可能なボトルに関する。
この種のボトルとして、例えば下記特許文献1に記載の構成が知られている。
実開昭53−148758号公報
しかしながら、前記従来のボトルでは、積み重ねられた上下一対のボトルに対してボトル径方向(横方向)に相対的に変位するような外力(横力)が加えられたときに崩れ易く、安定して積み重ねることに改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、安定して積み重ねることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るボトルは、口部、肩部、胴部および底部がボトル軸方向に沿って順に連設されたボトルであって、前記口部にはキャップが装着され、前記底部は、外周縁部に位置する接地部と、ボトル軸上に位置するとともに上方へ向けて窪み、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記キャップおよび前記肩部が内部に進入可能な陥没部と、を備え、前記陥没部は、前記他のボトルの前記キャップが内部に収容される上側陥没部と、前記他のボトルの前記肩部の一部が内部に配置される下側陥没部と、を備え、前記接地部および前記下側陥没部のうちの少なくとも一方は、前記他のボトルの前記肩部に前記肩部の上方から当接し、前記上側陥没部は、前記下側陥没部から上方に向けて延び、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ壁部と、前記テーパ壁部からボトル軸方向に沿って上方に向けて延びるストレート壁部と、前記ストレート壁部の上端開口部を閉塞する天壁部と、前記天壁部に設けられ、上方へ向けて窪む天壁凹部と、を備え、前記ストレート壁部は、前記他のボトルの前記キャップとボトル径方向に対向することを特徴とする。
この場合、ストレート壁部が、他のボトルのキャップとボトル径方向に対向する。したがって、積み重ねられた上下一対のボトルに対してボトル径方向(横方向)に相対的に変位するような外力(横力)が加えられたときに、ストレート壁部とキャップとがボトル径方向に突き当たる。ストレート壁部およびキャップの外周面が、いずれもボトル軸方向に沿って延びている場合、ストレート壁部とキャップとがボトル径方向に突き当たることで、一対のボトルのボトル径方向への相対的な移動を効果的に規制することができる。したがって、積み重ねられたボトルが崩れるのを抑制することが可能になり、ボトルを安定して積み重ねることができる。
また、接地部および下側陥没部のうちの少なくとも一方が、他のボトルの肩部に肩部の上方から当接するので、当該ボトルの姿勢を他のボトル上で安定させ易くすることができる。
さらに、天壁部に天壁凹部が設けられている。したがって、例えば、このボトルをプリフォームから成形することで天壁部にゲート痕が形成される場合などであっても、ゲート痕を天壁凹部内に配置することができる。また、例えば内容物が充填されたボトルについて、前記天壁部が下方に膨出することを抑制することができる。これにより、ゲート痕などが、上側陥没部に収容される他のボトルのキャップに干渉するのを抑えることが可能になり、当該ボトルの姿勢を他のボトル上でより安定させ易くすることができる。
しかも、上側陥没部がテーパ壁部を備えている。したがって、このボトルの成形に際してボトルから金型を離型させるときに、テーパ壁部を抜きテーパとして利用して陥没部を精度良く成形することができる。このように高精度に形成された陥没部を利用してボトルを積み重ねるので、当該ボトルの姿勢を他のボトル上で一層安定させ易くすることができる。
以上のように、このボトルでは、当該ボトルの姿勢を他のボトル上で安定させ易くすることができる。したがって、ストレート壁部とキャップとをボトル径方向に精度良く突き当てることが可能になり、ボトルを確実に安定して積み重ねることができる。
前記下側陥没部は、前記接地部から上方に向けて延びる立ち上がり壁部と、前記立ち上がり壁部からボトル径方向の内側に向けて延び、前記テーパ壁部に連結される連結壁部と、を備え、前記テーパ壁部のボトル軸に対する傾斜角度は、前記立ち上がり壁部のボトル軸に対する傾斜角度よりも大きくてもよい。
この場合、テーパ壁部の前記傾斜角度が、立ち上がり壁部の前記傾斜角度よりも大きいので、当該ボトルの姿勢を他のボトル上でより確実に安定させ易くすることができる。
本発明によれば、安定して積み重ねることができる。
本発明の一実施形態に係るボトルのボトル軸方向に沿う縦断面図であって、口部を含む一部分を側面視した図である。 図1に示すボトルの上部を拡大した縦断面図であって、口部を含む一部分を側面視した図である。 図1に示すボトルの下部を拡大した縦断面図である。 図1に示すボトルの上面図である。 図1に示すボトルの下面図である。 図1に示すボトルを積み重ねた状態を示す縦断面図であって、口部を含む一部分を側面視した図である。 図6に示す積み重ねられたボトルの連結部分を示す縦断面図であって、口部を含む一部分を側面視した図である。
以下、図1から図7を参照し、本発明の一実施形態に係るボトルを説明する。
図1から図5に示すように、ボトル1は、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これらがそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態でこの順に連設された概略構成とされている。ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成された合成樹脂材料からなるプリフォームが、ブロー成形されることで形成されている。
以下、上述した共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側、底部14側を下側という。また、ボトル1をボトル軸O方向から見た平面視において、ボトル軸Oに直交する方向をボトル径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向をボトル周方向という。なお図4および図5に示すように、ボトル1をボトル軸O方向の上方から見た上面視において、口部11は円形状(真円形状)であり、肩部12および胴部13は多角形状(正多角形状)、図示の例では、角部が面取りされた正方形状とされている。また、ボトル1をボトル軸O方向の下方から見た下面視において、底部14は多角形状(正多角形状)、図示の例では、角部が面取りされた正方形状とされている。
図1に示すように、胴部13は、ボトル軸O方向に沿って延びる筒状に形成されている。胴部13は、ボトル軸O方向の全長にわたって同径とされている。ボトル軸O方向に沿う縦断面視において、胴部13の外周面は、ボトル軸Oと平行に延びている。
図3に示すように、底部14は、有底筒状に形成されている。底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部21と、ヒール部21の下端開口部を閉塞する接地可能な底壁部22と、を備えている。
ヒール部21の上端部21aは、胴部13の下端部に接続されるとともに下方に向かうに従い漸次拡径している。ヒール部21の下端部は、下方に向かうに従い漸次縮径し、底壁部22の外周縁部に接続されている。ヒール部21において上端部21aと下端部との間に位置する中間部は、胴部13よりも大径とされ、このボトル1の最大外径部を構成している。この中間部には、ボトル周方向に全周にわたって連続して延びる環状凹溝23が形成されている。
底壁部22(底部14)は、外周縁部に位置する接地部24と、ボトル軸O上に位置するとともに上方へ向けて窪む陥没部25と、を備えている。
接地部24は、ボトル周方向の全周にわたって延びている。接地部24は、ボトル軸Oに直交する水平面に沿って延びている。
陥没部25は、底壁部22において接地部24(外周縁部)のボトル径方向の内側に位置している。陥没部25は、ボトル軸Oと同軸に配置されている。陥没部25は、下側陥没部25Aと、上側陥没部25Bと、を備えている。下側陥没部25Aは、上側陥没部25Bよりも大径であり、上側陥没部25Bよりもボトル軸O方向に小さい(浅い)。下側陥没部25Aは、環状凹溝23よりも下方に位置している。上側陥没部25Bの上端縁は、ヒール部21の上端部21aよりも上方に位置している。
図5に示すように、前記下面視において、下側陥没部25Aは、多角形状(正多角形状)となっていて、図示の例では、角部が面取りされた正方形状とされている。図3に示すように、下側陥没部25Aは、接地部24の内周縁部から上方に向けて延びる立ち上がり壁部27と、立ち上がり壁部27の上端部からボトル径方向の内側に向けて延びる連結壁部28と、を備えている。
立ち上がり壁部27は、ボトル軸O方向に延びる筒状に形成されている。立ち上がり壁部27は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。図示の例では、前記縦断面視において、立ち上がり壁部27は、ボトル軸Oに対して傾斜しているが、ボトル軸Oと平行に延びていてもよい。
連結壁部28は、ボトル軸O方向に開口する環状に形成されている。連結壁部28は、ボトル径方向の内側に向かうに従い漸次、上側に向けて延びている。図示の例では、前記縦断面視において、連結壁部28は、水平面に対して傾斜しているが、水平面と平行に延びていてもよい。
なお下側陥没部25Aは、肩部12の形状と一致させることが好ましい。立ち上がり壁部27は、後述する段筒部35の形状と一致させることが好ましい。連結壁部28は、後述する上肩部36の形状と一致させることが好ましい。
上側陥没部25Bは、下側陥没部25Aから上方に向けて延び、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ壁部29と、テーパ壁部29の上端部からボトル軸O方向に沿って上方に向けて延びるストレート壁部30と、ストレート壁部30の上端開口部を閉塞する天壁部31と、を備えている。図5に示すように、前記下面視において、テーパ壁部29は、多角形状(正多角形状)となっていて、ストレート壁部30および天壁部31は、円形状(真円形状)である。
図3に示すように、テーパ壁部29は、連結壁部28の内周縁部から上方に延びている。テーパ壁部29の上端縁は、環状凹溝23よりも上方に位置している。テーパ壁部29のボトル軸Oに対する傾斜角度は、立ち上がり壁部27のボトル軸Oに対する傾斜角度よりも大きい。
前記縦断面視において、ストレート壁部30の内周面は、ボトル軸Oと平行に延びている。ストレート壁部30は、テーパ壁部29よりもボトル軸O方向に小さい。
天壁部31は、ヒール部21の上端部21aよりも上側に位置している。天壁部31は、平板状に形成され、水平面に沿って延びている。天壁部31には、上方へ向けて窪む天壁凹部32が設けられている。天壁凹部32は、ボトル1内部に向けて突となる球面状に形成され、ボトル軸Oと同軸に配置されている。
ストレート壁部30と天壁部31との接続部分30aは、上方に向かうに従い漸次縮径している。接続部分30aは、前記縦断面視において、ボトル1内部に向けて突となる曲線状に形成されている。
図1に示すように、胴部13の上端部には、胴部13と肩部12とを連結する連結筒部33が設けられている。連結筒部33は、胴部13の上端部から上方に向けて延びている。連結筒部33の下端部33aは、上方に向かうに従い漸次拡径している。連結筒部33において下端部33aよりも上側に位置する部分は、上方に向かうに従い漸次縮径している。連結筒部33の全体は、胴部13から上方に向かうに従い漸次拡径した後、漸次縮径する。なお、ヒール部21の上端部21aと連結筒部33の下端部33aとの間(胴部13)には、ラベルを装着することができる。
肩部12は、胴部13の上端部に連結筒部33を介して連結されている。図2に示すように、肩部12は、連結筒部33からボトル径方向の内側に向けて延び、ボトル径方向の内側に向かうに従い漸次上方に向けて延びている。肩部12は、連結筒部33の上端部からボトル径方向の内側に延びる下肩部34と、下肩部34の内周縁部から上方に向けて延びる段筒部35と、段筒部35の上端部からボトル径方向の内側に延びる上肩部36と、を備えている。
下肩部34は、ボトル径方向の内側に向かうに従い漸次上側に向けて延びている。下肩部34は、ボトル径方向の外側に位置する外周部34Aと、ボトル径方向の内側に位置する内周部34Bと、を備えている。外周部34Aおよび内周部34Bは、平板状に形成されている。前記縦断面視において、外周部34Aおよび内周部34Bはいずれも、水平面に対して傾斜している。外周部34Aの水平面に対する傾斜角度は、内周部34Bの水平面に対する傾斜角度よりも大きい。
段筒部35は、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。段筒部35の外径は、下側陥没部25Aの内径と同等以下であり、上側陥没部25Bの内径よりも大きい。
上肩部36は、ボトル径方向の内側に向かうに従い漸次上側に向けて延びている。上肩部36は、平板状に形成されている。前記縦断面視において、上肩部36は、水平面に対して傾斜している。上肩部36の水平面に対する傾斜角度は、外周部34Aの水平面に対する傾斜角度よりも小さく、内周部34Bの水平面に対する傾斜角度よりも大きい。
口部11は、肩部12の内周縁部から上方に向けて延びている。口部11の下端部には、ボトル周方向の全周にわたって延びるネックリング38が設けられている。口部11においてネックリング38よりも上側に位置する部分には、雄ねじが形成されている。
口部11には、その外周面がボトル軸O方向に沿って延びるキャップ39が装着されている。キャップ39の内周面には、前記雄ねじに対応する雌ねじが形成されている。キャップ39は、口部11に螺着されている。キャップ39の外径は、ネックリング38の外径と同等である。キャップ39の外周面は、ボトル周方向の全周にわたって連続して延びる円周面とされている。前記縦断面視において、キャップ39の外周面は、ボトル軸Oと平行に延びている。キャップ39は、有頂筒状に形成されている。キャップ39の頂壁部40は、水平面に沿って延びている。キャップ39の外径は、ストレート壁部30の内径と同等以下となっている。
図6および図7に示すように、ボトル1は、ボトル軸O方向に積み重ね可能である。互いに積み重ねられた一対のボトル1A、1Bのうち、上側のボトル1A(当該ボトル)は、下側のボトル1B(当該ボトルとは異なる他のボトル)上に積み重ねられる。上側のボトル1Aにおける陥没部25の内部には、下側のボトル1Bのキャップ39および肩部12が進入する。
図7に示すように、上側陥没部25Bの内部には、下側のボトル1Bのキャップ39が収容される。ストレート壁部30は、下側のボトル1Bのキャップ39とボトル径方向に対向する。ストレート壁部30の内部には、頂壁部40を含むキャップ39の上端部が位置する。キャップ39のうち、ストレート壁部30内に位置する部分のボトル軸O方向に沿う大きさは、キャップ39全体のボトル軸O方向に沿う大きさの1/2以下である。
ストレート壁部30の内周面は、キャップ39の外周面に当接してもよく、離間してもよい。図示の例では、ストレート壁部30の内周面とキャップ39の外周面との間には、ボトル径方向の第1隙間S1が設けられる。第1隙間S1は、ボトル周方向の全周にわたって延びる。
キャップ39の上面と天壁部31の下面とは当接してもよく、離間してもよい。図示の例では、キャップ39の上面と天壁部31の下面との間には、ボトル軸O方向の第2隙間S2が設けられる。第2隙間S2は、キャップ39の上面と天壁部31の下面との間の全面にわたって延びる。第1隙間S1のボトル径方向の大きさは、第2隙間S2のボトル軸O方向の大きさと同等になっている。
下側陥没部25Aの内部には、下側のボトル1Bの肩部12の一部が配置される。立ち上がり壁部27および連結壁部28はそれぞれ、段筒部35および上肩部36に倣って形成されていて、下側陥没部25Aの内部には、段筒部35および上肩部36が配置される。そして、接地部24および下側陥没部25Aのうちの少なくとも一方は、下側のボトル1Bの肩部12に肩部12の上方から当接する。図示の例では、接地部24が肩部12(内周部34B)上に載置され、立ち上がり壁部27および連結壁部28は、肩部12から離間する。
立ち上がり壁部27の内周面は、段筒部35の外周面とボトル径方向に対向する。立ち上がり壁部27の内周面と段筒部35の外周面との間には、ボトル径方向の第3隙間S3が設けられる。連結壁部28の下面は、上肩部36の上面とボトル軸O方向に対向する。連結壁部28の下面と上肩部36の上面との間には、ボトル軸O方向の第4隙間S4が設けられる。第3隙間S3および第4隙間S4は、ボトル周方向の全周にわたって延びる。
なお、第3隙間S3および第4隙間S4がなくてもよく、立ち上がり壁部27の内周面と段筒部35の外周面とが当接したり、連結壁部28の下面と上肩部36の上面とが当接したりしてもよい。ここで、第3隙間S3について、この第3隙間S3が設けられる場合、ボトル1を積み重ね易くなる。一方、第3隙間S3が設けられない場合、積み重ねられたボトル1のがたつきを規制し易くなる。
以上説明したように、本実施形態に係るボトル1によれば、ストレート壁部30が、下側のボトル1Bのキャップ39とボトル径方向に対向する。したがって、積み重ねられた上下一対のボトル1A、1Bに対してボトル径方向(横方向)に相対的に変位するような外力(横力)が加えられたときに、ストレート壁部30とキャップ39とがボトル径方向に突き当たる。ストレート壁部30およびキャップ39の外周面は、いずれもボトル軸O方向に沿って延びているので、ストレート壁部30とキャップ39とがボトル径方向に突き当たることで、一対のボトル1A、1Bのボトル径方向への相対的な移動を効果的に規制することができる。したがって、積み重ねられたボトル1が崩れるのを抑制することが可能になり、ボトル1を安定して積み重ねることができる。
また接地部24が、下側のボトル1Bの肩部12に肩部12の上方から当接するので、上側のボトル1Aの姿勢を下側のボトル1B上で安定させ易くすることができる。
さらに、天壁部31に天壁凹部32が設けられている。したがって、例えば、このボトル1をプリフォームから成形することで天壁部31にゲート痕が形成される場合などであっても、ゲート痕を天壁凹部32内に配置することができる。また、例えば内容物が充填されたボトル1について、天壁部31が下方に膨出することを抑制することができる。これにより、ゲート痕などが、上側陥没部25Bに収容される下側のボトル1Bのキャップ39に干渉するのを抑えることが可能になり、上側のボトル1Aの姿勢を下側のボトル1B上でより安定させ易くすることができる。
しかも、上側陥没部25Bがテーパ壁部29を備えている。したがって、このボトル1の成形に際してボトル1から金型を離型させるときに、テーパ壁部29を抜きテーパとして利用して陥没部25を精度良く成形することができる。このように高精度に形成された陥没部25を利用してボトル1を積み重ねるので、上側のボトル1Aの姿勢を下側のボトル1B上で一層安定させ易くすることができる。
以上のように、このボトル1では、上側のボトル1Aの姿勢を下側のボトル1B上で安定させ易くすることができる。したがって、ストレート壁部30とキャップ39とをボトル径方向に精度良く突き当てることが可能になり、ボトル1を確実に安定して積み重ねることができる。
また、テーパ壁部29の前記傾斜角度が、立ち上がり壁部27の前記傾斜角度よりも大きいので、上側のボトル1Aの姿勢を下側のボトル1B上でより確実に安定させ易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述した実施形態では、ボトル1を積み重ねたときに、接地部24が、下側のボトル1Bの肩部12に当接するが、本発明はこれに限られない。例えば、接地部24および下側陥没部25A(連結壁部28)の両方が肩部12に当接してもよく、下側陥没部25A(連結壁部28)が肩部12に当接しつつ接地部24が肩部12から離間してもよい。
また、上述した実施形態では、肩部12、胴部13の上面視形状、及び底部14の下面視形状(ボトル径方向に沿う横断面視形状)をそれぞれ多角形状としたが、本発明はこれに限られず、円形状にする等、適宜変更してもよい。
さらに、上述した実施形態では、ボトル1を二段に積み重ねる構成としたが、本発明はこれに限らず、三段以上の複数段積み重ねても構わない。
また、ボトル1を形成する合成樹脂材料は、例えばポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、1A、1B ボトル
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
24 接地部
25 陥没部
25A 下側陥没部
25B 上側陥没部
27 立ち上がり壁部
28 連結壁部
29 テーパ壁部
30 ストレート壁部
31 天壁部
32 天壁凹部
39 キャップ
40 頂壁部
O ボトル軸

Claims (2)

  1. 口部、肩部、胴部および底部がボトル軸方向に沿って順に連設されたボトルであって、
    前記口部にはキャップが装着され、
    前記底部は、外周縁部に位置する接地部と、ボトル軸上に位置するとともに上方へ向けて窪み、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記キャップおよび前記肩部が内部に進入可能な陥没部と、を備え、
    前記陥没部は、前記他のボトルの前記キャップが内部に収容される上側陥没部と、前記他のボトルの前記肩部の一部が内部に配置される下側陥没部と、を備え、
    前記接地部および前記下側陥没部のうちの少なくとも一方は、前記他のボトルの前記肩部に前記肩部の上方から当接し、
    前記上側陥没部は、
    前記下側陥没部から上方に向けて延び、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ壁部と、
    前記テーパ壁部からボトル軸方向に沿って上方に向けて延びるストレート壁部と、
    前記ストレート壁部の上端開口部を閉塞する天壁部と、
    前記天壁部に設けられ、上方へ向けて窪む天壁凹部と、を備え、
    前記ストレート壁部は、前記他のボトルの前記キャップとボトル径方向に対向することを特徴とするボトル。
  2. 前記下側陥没部は、
    前記接地部から上方に向けて延びる立ち上がり壁部と、
    前記立ち上がり壁部からボトル径方向の内側に向けて延び、前記テーパ壁部に連結される連結壁部と、を備え、
    前記テーパ壁部のボトル軸に対する傾斜角度は、前記立ち上がり壁部のボトル軸に対する傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のボトル。
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