JP6925204B2 - 耐圧ボトル - Google Patents

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Description

本発明は、耐圧ボトルに関する。
従来から、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成され、正圧状態で密封される耐圧ボトルが知られている。この種の耐圧ボトルとして、例えば下記特許文献1に示されるように、胴部が、肩部の下端部および底部の上端部より小径に形成され、胴部と、肩部および底部と、の各接続部分に段部が形成された構成が知られている。胴部において、前記各接続部分同士の間に位置する部分に、ラベルが装着される場合がある。
特許第3616687号公報
しかしながら、前記従来の耐圧ボトルでは、薄肉になると、内容物を充填する前の段積み状態での保管時に、前記段部に応力が集中する等して、座屈変形するおそれがある。
このような問題を解決するために、胴部と、肩部および底部と、を段差なく接続すると、例えば、胴部に配設したラベルが、位置ずれしたり、他の耐圧ボトル、若しくは搬送ライン等と接触して擦れたりする等のおそれがある。後者の場合、ラベルに汚れ、若しくは損傷等が生ずる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、胴部に配設したラベルの位置ずれ等を抑えつつ、内容物を充填する前の段積み状態での保管時に座屈変形するのを抑制することができる耐圧ボトルを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の耐圧ボトルは、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成され、正圧状態で密封される耐圧ボトルであって、前記胴部と、前記肩部および前記底部と、がボトル軸方向に段差なく連なり、前記胴部に、ボトル内圧の上昇時に拡径変形する拡径部が全周にわたって形成され、前記拡径部は、周方向に沿って複数配置された窪み部を備え、前記拡径部における前記窪み部の非形成部分の外周面は、前記胴部における前記拡径部の非形成部分の外周面に、段差なく連なり、前記胴部の直径は、ボトル軸方向の全長にわたって同等になっており、前記拡径部は、前記胴部における上端部および下端部に各別に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、拡径部における窪み部の非形成部分の外周面が、胴部における拡径部の非形成部分の外周面に、段差なく連なるとともに、胴部と、肩部および底部と、がボトル軸方向に段差なく連なっているので、ボトル軸方向の圧縮力が加えられたときに、耐圧ボトルにおいて応力が集中する箇所を生じにくくすることが可能になり、内容物を充填する前の段積み状態での保管時に耐圧ボトルが座屈変形するのを抑制することができる。
胴部に、ボトル内圧の上昇時に拡径変形する拡径部が形成されているので、耐圧ボトルが正圧状態で密封された時に、拡径部が拡径変形することとなる。したがって、拡径変形した拡径部に、胴部に配設したラベルを支持させることが可能になり、胴部に配設したラベルが、位置ずれしたり、擦れて汚損したりするのを抑制することができる。
ここで、前記窪み部は、ボトル軸方向に延びる縦溝となってもよい。
この場合、窪み部が、ボトル軸方向に延びる縦溝となっているので、耐圧ボトルが正圧状態で密封された時に、窪み部を径方向の外側に向けて変形させやすくなり、拡径部を確実に拡径変形させることができる。
また、径方向の外側から見た正面視で、前記窪み部における上端部および下端部はそれぞれ、ボトル軸方向の外側に向けて突の曲線状を呈してもよい。
この場合、前記正面視で、窪み部における上端部および下端部がそれぞれ、ボトル軸方向の外側に向けて突の曲線状を呈するので、耐圧ボトルが正圧状態で密封された時に、拡径部における窪み部の開口周縁部に応力が集中するのを抑えて、拡径部を円滑に拡径変形させることができる。
また、前記底部は、ボトル軸上に位置する中央壁部と、前記中央壁部の外周縁と前記胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、前記連結周壁部に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部が形成され、前記連結周壁部において周方向に隣り合う前記縦溝部同士の間に位置する各部分に、前記中央壁部よりも下側に向けて突出する脚部が形成されてもよい。
この場合、底部が、いわゆるペタロイド形状となっていて高い剛性を具備しているので、耐圧ボトルが正圧状態で密封された時に、拡径部をより一層確実に拡径変形させることができる。
この発明によれば、胴部に配設したラベルの位置ずれ等を抑えつつ、内容物を充填する前の段積み状態での保管時に座屈変形するのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した耐圧ボトルを径方向の外側から見た図である。 図1に示す耐圧ボトルの拡径部の一部拡大横断面図である。 図1に示す耐圧ボトルであって、正圧状態で密封された状態を示す図である。 図3に示す耐圧ボトルの拡径部の一部拡大横断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る耐圧ボトル1は、図1に示されるように、口部11、肩部12、胴部13、および底部14が、ボトル軸O方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成されている。口部11、肩部12、胴部13および底部14はそれぞれ、円筒状に形成されるとともに、ボトル軸Oと同軸に配置されている。
以下、ボトル軸O方向から見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O周りに周回する方向を周方向という。
耐圧ボトル1は、例えば試験管形状のプリフォームの二軸延伸ブロー成形等により形成される。耐圧ボトル1は、内容物が充填された後に、正圧状態で密封される。耐圧ボトル1には、密封された状態で内圧を上昇させる例えば炭酸飲料等が充填されてもよい。
耐圧ボトル1のボトル軸O方向の長さは、例えば198mm以上220mm以下とされ、図示の例では約205mmとなっている。耐圧ボトル1の内容量は、例えば400ml以上600ml以下とされ、図示の例では、耐圧ボトル1は500ml用となっている。
口部11の外周面には、図示しないキャップが着脱可能に螺着される雄ねじ部が形成されている。肩部12は、上側から下側に向かうに従い漸次、拡径している。胴部13の直径は、ボトル軸O方向の全長にわたって同等になっている。胴部13の直径は、肩部12の下端部、および底部14の上端部の各直径と同じになっている。胴部13の外径は、例えば62.0mm以上68.5mm以下とされ、図示の例では約66.0mmとなっている。胴部13の肉厚は、例えば0.15mm以上0.20mm以下となっている。胴部13と、肩部12および底部14と、がボトル軸O方向に段差なく連なっている。
口部11と肩部12との間に、口部11よりわずかに直径が大きい首部25が配設されている。首部25は、円筒状に形成され、ボトル軸Oと同軸に配設されている。首部25と口部11との接続部分に、全周にわたって連続して延びるネックリング26が配設されている。なお、首部25およびネックリング26を有しない耐圧ボトルを採用してもよい。
底部14は、ボトル軸O上に位置する中央壁部15と、中央壁部15の外周縁と胴部13とを連結する連結周壁部16と、を備える。
中央壁部15は、ボトル軸Oと同軸に配置された円板状に形成されている。
連結周壁部16に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部17が形成されている。連結周壁部16において周方向に隣り合う縦溝部17同士の間に位置する各部分に、中央壁部15よりも下側に向けて突出する脚部18が形成されている。縦溝部17および脚部18はそれぞれ、図示の例では5個ずつ形成されている。複数の縦溝部17は、互いに同じ形状および大きさで形成され、周方向に同等の間隔をあけて配置されている。複数の脚部18は、互いに同じ形状および大きさで形成され、周方向に同等の間隔をあけて配置されている。底部14は、いわゆるペタロイド形状に形成されている。
そして本実施形態では、胴部13に、ボトル内圧の上昇時に拡径変形する拡径部21が全周にわたって形成されている。拡径部21は、周方向に沿って複数配置された窪み部22を備える。拡径部21における窪み部22の非形成部分の外周面は、胴部13における拡径部21の非形成部分の外周面に段差なく連なっている。
複数の窪み部22は、互いに同じ形状および大きさで形成され、ボトル軸O方向における同等の位置に配置されている。窪み部22の上端部は、拡径部21の上端部に位置し、窪み部22の下端部は、拡径部21の下端部に位置している。図示の例では、拡径部21は、窪み部22を60個備えている。なお、窪み部22の個数は適宜変更してもよい。窪み部22は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。窪み部22は、周方向に等間隔をあけて複数配置されている。なお例えば、周方向で互いに隣り合う窪み部22同士の間に隙間を設けずに、窪み部22を周方向に連ねて配置する等してもよい。
窪み部22は、ボトル軸O方向に延びる縦溝となっている。窪み部22の溝幅は、周方向で互いに隣り合う窪み部22同士の間の間隔より狭くなっている。なお、窪み部22の溝幅を、周方向で互いに隣り合う窪み部22同士の間の間隔より広くしてもよいし、同じにしてもよい。
窪み部22の深さは、0.1mm以上1.0mm以下となっている。図示の例では、窪み部22の深さは約0.3mmとなっている。窪み部22の溝幅は、2.0mm以上3.5mm以下となっている。図示の例では、窪み部22の溝幅は約2.5mmとなっている。窪み部22の長さは、5.0mm以上10.0mm以下となっている。図示の例では、窪み部22の長さは約6.0mmとなっている。
径方向の外側から見た正面視で、窪み部22における上端部および下端部はそれぞれ、ボトル軸O方向の外側に向けて突の曲線状を呈する。なお、窪み部22における上端部および下端部をそれぞれ、径方向の外側から見た正面視で周方向に直線状に延びるように形成してもよい。
窪み部22は、胴部13の外周面を径方向の内側に向けて窪ませ、かつ胴部13の内周面を径方向の内側に向けて膨出させている。図2に示されるように、窪み部22を画成する内面のうち、周方向を向き、ボトル軸O方向に延びる一対の側面22aは、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、周方向に互いに離間する向きに延びている。窪み部22の溝幅は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、広くなっている。なお、ボトル軸Oに直交する横断面視において、一対の側面22aが延びる向きは、適宜変更してもよい。また、窪み部22の溝幅を、径方向の全域にわたって同等にしてもよい。
窪み部22を画成する内面のうち、一対の側面22aにおける径方向の内端部同士を連結する溝底面22bは、径方向の内側に向けて窪む凹曲面状に形成されている。一対の側面22aは、互いが接近する周方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。前記横断面視において、溝底面22bの曲率半径は、側面22aの曲率半径より小さくなっている。
なお、側面22aおよび溝底面22bは、前記横断面視で直線状に延びるように形成してもよい。また、前記横断面視において、溝底面22bの曲率半径を、側面22aの曲率半径以上としてもよい。
拡径部21は、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された時に、図1の2点鎖線、および図3に示されるように、径方向の外側に向けて突の曲面状となるように拡径変形する。この際、図2の2点鎖線、および図4に示されるように、窪み部22の深さが浅くなり、拡径部21の外径が、図1の2点鎖線、および図3に示されるように、胴部13のうち拡径部21の非形成部分の外径より大きくなる。
図示の例では、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された際、拡径部21の外周面が全域にわたって面一とはならず、図2の2点鎖線、および図4に示されるように、窪み部22のうち少なくとも溝底面22bにおける径方向の内端部は、径方向の内側に向けて窪んだままに保たれる。また、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された際、耐圧ボトル1のうち、拡径部21にボトル軸O方向に連なる部分が、図1の2点鎖線に示されるように、拡径部21とともに一体に、径方向の外側に向けて突の曲面状となるように拡径変形する。
ここで、拡径部21は、胴部13の上端部および下端部に各別に形成されている。これにより、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された際、図1の2点鎖線、および図3に示されるように、胴部13の上端部および肩部12の下端部が一体に、径方向の外側に向けて突の曲面状となるように拡径変形し、かつ胴部13の下端部および底部14の連結周壁部16が一体に、径方向の外側に向けて突の曲面状となるように拡径変形する。またこの際、拡径部21の外径が、胴部13におけるボトル軸O方向の中央部の外径より大きくなる。胴部13の上端部および下端部に各別に形成された窪み部22は、同じ形状、および同じ大きさで形成されるとともに、同じ周方向の間隔で配置されている。
なお、拡径部21は、胴部13に1つ形成してもよいし、3つ以上形成してもよい。窪み部22の形状、大きさ、若しくは周方向の間隔を、胴部13の上端部および下端部で互いに異ならせてもよい。
以上説明したように、本実施形態による耐圧ボトル1によれば、拡径部21における窪み部22の非形成部分の外周面が、胴部13における拡径部21の非形成部分の外周面に、段差なく連なるとともに、胴部13と、肩部12および底部14と、がボトル軸O方向に段差なく連なっているので、ボトル軸O方向の圧縮力が加えられたときに、耐圧ボトル1において応力が集中する箇所を生じにくくすることが可能になり、内容物を充填する前の段積み状態での保管時に耐圧ボトル1が座屈変形するのを抑制することができる。
胴部13に、ボトル内圧の上昇時に拡径変形する拡径部21が形成されているので、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された時に、拡径部21が拡径変形することとなる。したがって、拡径変形した拡径部21に、胴部13に配設したラベルを支持させることが可能になり、胴部13に配設したラベルが、位置ずれしたり、擦れて汚損したりするのを抑制することができる。また、拡径部21に、耐圧ボトル1を把持した手を支持させることにより、持ち上げ時に手から耐圧ボトル1が滑落しやすくなるのを抑制することができる。
また、窪み部22が、ボトル軸O方向に延びる縦溝となっているので、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された時に、窪み部22を径方向の外側に向けて変形させやすくなり、拡径部21を確実に拡径変形させることができる。
また、前記正面視で、窪み部22における上端部および下端部がそれぞれ、ボトル軸O方向の外側に向けて突の曲線状を呈するので、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された時に、拡径部21における窪み部22の開口周縁部に応力が集中するのを抑えて、拡径部21を円滑に拡径変形させることができる。
また、底部14が、いわゆるペタロイド形状となっていて高い剛性を具備しているので、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された時に、拡径部21をより一層確実に拡径変形させることができる。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験について説明する。
解析モデルとして3種類の耐圧ボトルを作成した。
モデル1として、図1および図2で示した耐圧ボトル1を採用した。
モデル2として、図1および図2で示した耐圧ボトル1に対して、拡径部21を有しない耐圧ボトルを採用した。
モデル3として、モデル2の耐圧ボトルに対して、胴部が、肩部の下端部および底部の上端部より1.2mm小径に形成され、胴部と、肩部および底部と、の各接続部分に段部が形成された耐圧ボトルを採用した。
そして、各モデル1〜3のボトル軸O方向の圧縮変形量を増大する過程における、ボトル軸O方向の圧縮力の最大値(以下、座屈強度という)と、そのときの圧縮変形量と、を数値解析により算出した。
その結果、モデル3の座屈強度および圧縮変形量をそれぞれ100とした場合、モデル2では、座屈強度および圧縮変形量がそれぞれ、302および198となり、モデル1では、座屈強度および圧縮変形量がそれぞれ、249および161となることが確認された。これにより、モデル1の座屈強度が、モデル3の座屈強度の約2.5倍に高められたことが確認された。
次に、モデル1、3について、胴部におけるボトル軸方向の中央部の外径と、胴部と肩部との接続部分における最大外径と、の差の、内圧に対する変化を数値解析により算出した。
その結果、内圧の上昇に伴い、モデル3では前記差が小さくなる一方、モデル1では前記差が大きくなることが確認された。
以上より、内容物を充填する前の空状態での座屈強度の向上を目的として、モデル3の前記差を単に小さくするのではなく、モデル1のような構成とすることで、内容物を充填する前の空状態では前記差を生じさせず座屈強度を確保することが可能になり、正圧状態で密封された時にはじめて前記差を生じさせることができることが確認された。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、窪み部22としてボトル軸O方向に延びる縦溝を示したが、径方向の外側から見た正面視で円形状、若しくは矩形状を呈する構成を採用する等、適宜変更してもよい。
窪み部22の形状、大きさ、および周方向の間隔等の形態は、前記実施形態に限らず、例えば耐圧ボトルの形状、内容量、若しくは内容物等に応じて、適宜変更してもよい。
前記実施形態では、耐圧ボトル1が正圧状態で密封された際、拡径部21の外周面が全域にわたって面一とはならず、図2の2点鎖線、および図4に示されるように、窪み部22のうち少なくとも溝底面22bにおける径方向の内端部が、径方向の内側に向けて窪んだままに保たれる構成を示したが、例えば、窪み部の形状、および内圧等によっては、拡径部21の外周面が全域にわたって面一になる場合がある。
底部14としていわゆるペタロイド形状を示したが、これに限らず例えば、中央壁部15に上方に向けて窪むドーム部が形成された構成を採用する等、適宜変更してもよい。
耐圧ボトル1を形成する合成樹脂材料は、例えばポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
耐圧ボトル1は、単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層、若しくはこれらの層の組み合わせ、または蒸着層等が挙げられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 耐圧ボトル
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
15 中央壁部
16 連結周壁部
17 縦溝部
18 脚部
21 拡径部
22 窪み部
O ボトル軸

Claims (4)

  1. 口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成され、正圧状態で密封される耐圧ボトルであって、
    前記胴部と、前記肩部および前記底部と、がボトル軸方向に段差なく連なり、
    前記胴部に、ボトル内圧の上昇時に拡径変形する拡径部が全周にわたって形成され、
    前記拡径部は、周方向に沿って複数配置された窪み部を備え、
    前記拡径部における前記窪み部の非形成部分の外周面は、前記胴部における前記拡径部の非形成部分の外周面に、段差なく連なり、
    前記胴部の直径は、ボトル軸方向の全長にわたって同等になっており、
    前記拡径部は、前記胴部における上端部および下端部に各別に形成されていることを特徴とする耐圧ボトル。
  2. 前記窪み部は、ボトル軸方向に延びる縦溝となっていることを特徴とする請求項1に記載の耐圧ボトル。
  3. 径方向の外側から見た正面視で、前記窪み部における上端部および下端部はそれぞれ、ボトル軸方向の外側に向けて突の曲線状を呈することを特徴とする請求項1または2に記載の耐圧ボトル。
  4. 前記底部は、ボトル軸上に位置する中央壁部と、前記中央壁部の外周縁と前記胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、
    前記連結周壁部に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部が形成され、
    前記連結周壁部において周方向に隣り合う前記縦溝部同士の間に位置する各部分に、前記中央壁部よりも下側に向けて突出する脚部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の耐圧ボトル。
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