JP2017149177A - 車速プロファイルの生成装置および生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の自動走行させた時に燃料消費を抑制可能な車速プロファイルを決定すること。【解決手段】起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成装置であって、前記起点を出発後に車両が走行すべき巡航速度を設定する第一設定部と、前記第一設定部で設定された巡航速度で走行する前記車両を、所定減速法に従って惰性走行させた後停車させる場合において、前記惰性走行の開始から所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する第一導出部と、前記第一導出部で導出された第一走行距離または第一走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第一減速開始位置または第一減速開始タイミングを導出する第二導出部と、を備えている。【選択図】図2

Description

本開示は、起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成装置および生成方法に関する。
特許文献1等に記載の通り、従来、車両の自動走行を制御する方法(以下、車両走行制御方法という)が知られている。この車両走行制御方法では、車両走行区間が、起点および終点を各々信号交差点あるいは一時停止点とする単位走行制御区間に分割される。単位走行制御区間の起点・終点ともに車両停止点である場合、車両は、自動走行制御の下、停止状態から設定速度Vsまで設定した加速度α0で加速して後(設定速度Vsでの必要最低限の定速走行を行った後)惰性走行に移行して単位区間終点直前からの制動走行によって停止点である終点で停止する。
特開2011−225103号公報
しかしながら、従来の自動走行制御装置によれば、設定速度から惰性走行への移行時が適切に定められていないため、車両の燃料消費量を低減することが難しいという問題点があった。
それ故に、本開示は、車両の自動走行させた時に燃料消費を抑制可能な車速プロファイルの生成装置および生成方法を提供することである。
本開示の第一形態は、起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成装置であって、前記起点を出発後に車両が走行すべき巡航速度を設定する第一設定部と、前記第一設定部で設定された巡航速度で走行する前記車両を、所定減速法に従って惰性走行させた後停車させる場合において、前記惰性走行の開始から所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する第一導出部と、前記第一導出部で導出された第一走行距離または第一走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第一減速開始位置または第一減速開始タイミングを導出する第二導出部と、を備えた車速プロファイルの生成装置である。
本開示の第二形態は、起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成方法であって、前記起点を出発後に車両が走行すべき巡航速度を設定する第一設定ステップと、前記第一設定ステップで設定された巡航速度で走行する前記車両を、所定減速法に従って惰性走行させた後停車させる場合において、前記惰性走行の開始から所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する第一導出ステップと、前記第一導出ステップで導出された第一走行距離または第一走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第一減速開始位置または第一減速開始タイミングを導出する第二導出ステップと、を備えた車速プロファイルの生成方法である。
本開示によれば、車両の自動走行させた時に燃料消費を抑制可能な、車速プロファイルの生成装置および生成方法を提供することが出来る。
本開示の車速プロファイルの生成装置のハードウェア構成を示す図である。 図1の生成装置の機能ブロック図である。 図1のマイコンの処理手順を示すフロー図である。 図1の生成装置で生成された車速プロファイルを示す図である。
以下、上記図面を参照して、本開示の一実施形態に係る車速プロファイルの生成装置および生成方法を詳説する。
≪1.車速プロファイルの生成装置1およびその周辺の構成≫
図1には、本開示に係る車速プロファイルの生成装置1を備えた車両Cが例示される。車両Cにおいて、エンジン2で生成された動力は、クラッチ3を介して変速機(トランスミッション)4に伝達された後、変速機4よりプロペラシャフト5を介してデファレンシャルギヤ6に伝達され、デファレンシャルギヤ6よりドライブシャフト7を介して車輪8に伝達される。これにより、エンジン2の動力が車輪8に伝達され、車両Cが走行する。
以上の車両Cは、自動走行装置9による制御下で自動走行させられる。具体的には、自動走行装置9は、車両Cに設けられた複数の制御装置を介して、エンジン2の出力、クラッチ3の断接、及び変速機4の変速を制御して、車両Cを自動に走行させる。複数の制御装置としては、エンジン用ECU10と、動力伝達用ECU11と、自動走行制御装置12とが例示される。エンジン用ECU10はエンジン2の出力を制御し、動力伝達用ECU11はクラッチ3の断接及び変速機4の変速を制御し、自動走行制御装置12は予め定められた車速プロファイルに従って車両Cの自動走行を制御する場合がある。エンジン用ECU10、動力伝達用ECU11および自動走行制御装置12はそれぞれ、マイクロコンピュータを含み、図示しない車載ネットワークにより相互に通信可能に接続される。
本開示では、自動走行制御装置12において、マイクロコンピュータ(マイコンと図示)121は、プログラムメモリ122内のプログラムPを、RAM123を作業領域として用いつつ実行し、これによって、車速プロファイルの生成装置1として機能する。自動走行制御装置12には、プログラムPを実行時に使用される各種パラメータ(表1を参照)を格納した不揮発性メモリ124も備わる。
Figure 2017149177
また、自動走行制御装置12は、上記車載ネットワークを介してナビゲーション装置13および路車間通信装置14と通信可能に接続される。
ナビゲーション装置13は、車両Cの現在位置を導出可能なGPS受信機と、地図データとを有する。地図データは、複数のノードと複数のリンクにより道路網を表現する。各ノードは、道路網における特徴点(交差点や屈曲点)を表し、リンクは、二個のノードにより表される特徴点間の道路を表す。リンクには道路に関し様々な属性情報が割り当てられる。本開示では、各リンクには、法定速度(即ち、後述の巡航速度Vuの典型例)、道路縦断勾配grや路面状態等が属性情報として割り当てられるとする。本開示では、ナビゲーション装置13は、車速プロファイルを求めるべき起点・終点間の距離L、起点・終点間の走行に要するトリップ時間T、起点・終点間の道路に設定された法定速度(巡航速度Vu)、道路縦断勾配grおよび路面状態等を、自動走行制御装置12に送信可能とする。
路車間通信装置14は、路側機を介して遠隔のサーバ(図示せず)にアクセスして各種情報を受信する。本開示では、路車間通信装置14は、ナビゲーション装置13と同様の情報(即ち、距離L、トリップ時間T、法定速度(巡航速度Vu)、道路縦断勾配grおよび路面状態等)を受信し、自動走行制御装置12に送信可能とする。
≪2.車速プロファイルの生成装置1の動作≫
次に、各図を参照して、車速プロファイルの生成装置1の動作を説明する。
マイコン121は、プログラムPの実行により、図2に示すように、総距離設定部21、トリップ時間設定部22、巡航速度設定部23、第一減速距離導出部24、第一減速時間導出部25、第一減速開始位置導出部26、第一減速開始タイミング導出部27、加速距離導出部28、加速時間導出部29、第二減速時間導出部210、第二減速距離導出部211、第二減速開始位置導出部212、第二減速開始タイミング導出部213、減速位置選択部214として機能し、図3に示す手順で車両Cが実際に走行する前に車速プロファイルを求める。
マイコン121は、車速プロファイルを求めるべき起点・終点を決定する(図3のステップS001)。起点・終点は、例えば下記のように決定される。車両Cが走行すべき経路をリンクやノードで表すデータ(以下、経路データという)は例えばナビゲーション装置13により得られる。かかる経路上には、車両Cが停止すべき場所(信号がある交差点や一時停止すべき場所)が複数存在する。このような場所の一つが起点とされ、その次に停止すべき場所が終点とされる。
次に、マイコン121は、総距離設定部21として機能し、ステップS001で決定した起点・終点間の距離を総距離Lとして設定する(ステップS002)。
次に、マイコン121は、トリップ時間設定部22として機能し、ステップS001で決定した起点・終点間の車両Cの走行時間を取得して、トリップ時間Tとして設定する(ステップS003)。
総距離Lやトリップ時間Tは例えば下記のように取得される。地図データのリンクには、両端ノード間の距離、や両端ノード間を車両Cが走行する際の所要時間がリンクコストとして割り当てられる。ステップS002,S003において起点・終点間の距離や走行時間は、かかるリンクコストから得ることが可能である。他にも、路車間通信装置14を介して、遠隔のサーバ装置から取得することも可能である。
次に、マイコン121は、巡航速度設定部23として機能する。巡航速度設定部23は、第一設定部の例示であり、ステップS001で決定した起点・終点間において車両Cが巡航する速度(以下、巡航速度という)Vuを設定する(ステップS004)。巡航速度Vuは、典型的には、起点・終点間を結ぶ道路の法定速度であるが、これに限らず、法定の最低速度を下回らない範囲で法定速度以下の速度に設定されても構わない。
次に、マイコン121は、第一減速距離導出部24として機能する。第一減速距離導出部24は、第一導出部の第一例であり、所定減速法により、ステップS004で設定された巡航速度Vuから車両Cを減速させた場合において、減速開始から、車速が所定速度(例えば10(km/時))に低減するまでに車両Cが走行する距離を第一走行距離L1として導出する(ステップS005)。
また、マイコン121は、第一減速時間導出部25として機能する。第一減速時間導出部25は、第一導出部の第二例であり、ステップS005と同様に車両Cを減速させた場合において、減速開始から所定速度になるまでに要する時間を第一走行時間T1として導出する(ステップS006)。
ここで、所定減速法としては、下記(1)または(2)が例示される。
(1)巡航速度Vu(Km/時)からVu−5(km/時)までの間、車両CをN惰行させた後、所定の変速パターンを経て、車両Cを所定速度に低減させていく。ここで、N惰行とは、エンジン2をアイドル状態で運転したままでクラッチ3を開放して車両Cを走行させることであり、換言すると、変速機4をニュートラルとして車両Cを走行させることである。所定の変速パターンは、最高段ギアを使って車両Cを走行させた後、600rpm毎にシフトダウンさせていくことである。
(2)所定速度Vuから所定速度に低減するまでの間ずっと、車両CをN惰行させる。
なお、所定速度に低減した後、サービスブレーキにて車両Cは停止させられる。
上記のような所定減速法における第一走行距離L1および第一走行時間T1は、以下のようにして導出可能である。
まず、減速度α1(m/s^2)は次式(1−1)で導出される。
α=m/(fr+fe+m*g*gr) …(1−1)
ここで、mは車両Cの総質量(kg)、vは車両Cの現在の速度(m/s)、frは走行抵抗(N)、feはエンジンフリクション抵抗(N)、gは重力加速度(9.81m/s^2)、grは車両Cの前方の道路縦断勾配(sinθ)である。
また、fr,feは、次式(1−2),(1−3)で導出される。
fr=rrc*m*g+arc*v^2 …(1−2)
fe=ef*tg/η/r …(1−3)
ここで、rrcは転がり抵抗係数、arcは走行抵抗二次係数(N*s^2/m^2)、efはエンジンフリクショントルク(Nm)、tgはトータルギア比、ηは伝達効率、rはタイヤ半径(m)である。
時間Δt後の速度vi(m/s)は次式(1−4)で、また、時間Δt後の走行距離Li(m)は次式(1−5)で示される通りである。
vi=v−α*Δt …(1−4)
Li=(v−α*Δt/2)*Δt …(1−5)
式(1−4),(1−5)の計算を、巡航速度Vuから、惰性走行による減速開始から所定速度になるまで繰り返して得られた減速距離を第一走行距離L1とすると、L1は次式(1−6)から導出される。また、巡航速度Vuから惰性走行による減速開始から停車までに要する時間を第一走行時間T1とすると、T1は次式(1−7)で導出される。
L1=Σ(Li) …(1−6)
T1=Σ(Δt) …(1−7)
マイコン121は、不揮発性メモリ124から必要なパラメータを読み出して、各式(1−1)〜(1−7)に代入し、これによって、第一走行距離L1および第一走行時間T1を導出していく。
但し、所定減速法(1)では、車両Cの速度が巡航速度Vuから5(km/時)低減するまでの間、N惰行が行われるため、feは0である。Vu−5(km/時)に到達後は変速パターンに応じて、feとしては適宜適切な値が代入される必要がある。また、起点・終点間の道路縦断勾配grは時間経過と共に変わりうるため、地図データから適切な道路縦断勾配値を取得し式(1−1)等に代入する必要がある。
また、所定減速法(2)では、車両Cが停車するまでN惰行が行われるため、feは全時間区間で0である。
マイコン121は、第一走行距離L1および第一走行時間Tを導出すると、第一減速開始位置導出部26および第一減速開始タイミング導出部27として機能する。第一減速開始位置導出部26および第一減速開始タイミング導出部27は、第二導出部の第一例および第二例であって、起点・終点間において車両Cが減速を開始すべき第一減速開始位置P11および第一減速開始タイミングP12を導出する(ステップS007,S008)。より具体的には、第一減速開始位置P11は、起点・終点間の経路において、終点よりも第一走行距離L1だけ起点側の位置であり、第一減速開始タイミングP12は、車両Cが起点を出発後、時間(T−T1)を経過した時間である。
マイコン121は、ステップS005〜S008に並行して、ステップS009〜S014を実行する。まず、マイコン121は、加速距離導出部28および加速時間導出部29として機能する。加速距離導出部28および加速時間導出部29は、第三導出部の第一例および第二例であって、所定の最適加速法に従って、車両Cが起点を出発後、ステップS004で設定された巡航速度Vuに到達するまでに車両Cが走行する第二走行距離L2、および、起点出発後巡航速度Vuに到達するまでに要する第二走行時間T2と、を導出する(ステップS009,S010)。
ここで、最適加速法とは、アクセル全開にして所謂グリーンゾーン上限回転数直前でシフトアップしていく方法である。
上記のような最適加速法における第二走行距離L2および第二走行時間T2は、以下のようにして導出可能である。
まず、加速度α2は(m/s^2)は次式(2−1)で導出される。
α=m/(de−fr+m*gr) …(2−1)
ここで、deはエンジン駆動力であり、次式(2−2)から導出される。
de=ed*tg*η/r …(2−2)
また、edはエンジン出力トルク(Nm)である。
時間Δt後の速度vi(m/s)は次式(2−3)で、また、時間Δt後の走行距離Li(m)は次式(2−4)で示される通りである。
vi=v+α*Δt …(2−3)
Li=(v+α*Δt/2)*Δt …(2−4)
式(2−3),(2−4)の計算を、加速開始時、巡航速度Vuに到達するまで繰り返して得られた加速距離を第二走行距離L2とすると、L2は次式(2−5)から導出される。また、加速開始から巡航速度Vuに達するまでに要する時間を第二走行時間T2とすると、T2は次式(2−6)で導出される。
L2=Σ(Li) …(2−5)
T2=Σ(Δt) …(2−6)
マイコン121は、不揮発性メモリ124から必要なパラメータを読み出して、各式(2−1)〜(2−6)に代入しながら、第二走行距離L2および第二走行時間T2を導出していく。
なお、巡航速度Vuに到達するまでの変速パターンに応じて、feとしては適宜適切な値が使用される。また、起点・終点間の道路縦断勾配grもまた適宜適切な値が使用される。
ステップS010の次に、マイコン121は、第二減速時間導出部210として機能する。第二減速時間導出部210は、第四導出部の第一例であって、ステップS010で導出した第二走行時間T2を次式(2−7)に代入して、ステップS004で設定した巡航速度Vuで走行する車両Cを所定速度に低減させるまでに要する第三走行時間T3を導出する(ステップS011)。マイコン121はさらに、第二減速距離導出部211として機能する。第二減速距離導出部211は、第四導出部の第二例であって、ステップS009で導出した第二走行距離L2を次式(2−8)に代入して、ステップS004で設定した巡航速度Vuで走行する車両Cが所定速度に低減するまでに走行する第三走行距離L3を導出する(ステップS012)。
T3=2*(T−L/Vu)−T2 …(2−7)
L3=L−Vu*(T−(T2+T3)−L2) …(2−8)
マイコン121は、第三走行距離L3および第三走行時間T3を導出すると、第二減速開始位置導出部212および第二減速開始タイミング導出部213として機能する。第二減速開始位置導出部212および第二減速開始タイミング導出部213は、第五導出部の第一例および第二例であって、起点・終点間において車両Cが減速を開始すべき第二減速開始位置P21および第二減速開始タイミングP22を導出する(ステップS013,S014)。より具体的には、第二減速開始位置は、起点・終点間の経路において、終点よりも第三走行距離L3だけ起点側の位置であり、第二減速開始タイミングP22は、車両Cが起点を出発後、時間(T−T3)を経過した時間である。また、この場合、車両Cの減速度はVu/T3である。
ステップS007,S010が完了すると、マイコン121は、減速位置選択部214として機能する。減速位置選択部214は、選択部の一例であって、第一減速開始タイミングP12と第二減速開始タイミングP22のうち遅い方を、車速プロファイルで使用すべき減速開始タイミングとして選択する(ステップS015)。ここで、第一減速開始タイミングP12は所定減速法から定められる。それに対し、第二減速開始タイミングP22は、最適加速法から定められ、ステップS003で設定したトリップ時間Tの制約を満たす。第一減速開始タイミングP12の方が起点に近い場合、トリップ時間Tを満たすことはできないので、ステップS015では第二減速開始タイミングP22が選択される。それに対し、第二減速開始タイミングP22の方が起点に近い場合、第一減速開始タイミングP12がステップS015で選択される。なお、ステップS015において、マイコン121は、代替的に、第一減速開始位置P11と第二減速開始位置P21のうち終点に近い方を、車速プロファイルで使用すべき減速開始位置として選択しても良い。
また、例えばユーザ設定により、ステップS003で設定されたトリップ時間Tの制約を緩和して最適な燃料消費量を優先すべく、ステップS015では、常に、第一減速タイミングP12が選択されても良い。
以上の処理により、マイコン121は、ステップS011で第一減速開始タイミングP12を選択した場合、下記のような車速プロファイルを決定することになる。即ち、図4上段に示すように、この車速プロファイルにおいては、起点から第二走行時間T2までに車速を巡航速度Vuに到達させ、その後、第一減速開始タイミングP12に到達するまで車速を巡航速度Vuに維持した後、所定減速法で減速させて終点で停車する。換言すると、起点から第二走行距離L2するまでの間に車速を巡航速度Vuに到達させ、その後、第一減速開始位置に到達するまで車速を巡航速度Vuに維持した後、所定減速法で減速させて終点で停車する。
それに対し、マイコン121は、ステップS011で第二減速開始タイミングP22を選択した場合、下記のような車速プロファイルを決定することになる。即ち、この車速プロファイルにおいては、図4下段に示すように、起点から第二走行時間T2までに車速を巡航速度Vuに到達させ、その後、第二減速開始タイミングP22に到達するまで車速を巡航速度Vuに維持した後、減速させて終点で停車する。換言すると、起点から第二走行距離L2するまでの間に車速を巡航速度Vuに到達させ、その後、第二減速開始位置に到達するまで車速を巡航速度Vuに維持した後、減速させて終点で停車する。
≪3.車速プロファイルの生成装置1の効果≫
以上の通り、本車速プロファイルの生成装置1によれば、図4上段に示すように、車速を巡航速度Vuから惰性走行を介して所定速度に低減させるようなプロファイルが生成される。この時、所定減速法で車速を減速させる際に、終点直前で所定速度に低減するような第一減速開始タイミングP12が導出される。それ故、本車速プロファイルに基づき車両Cを実際に自動走行させた時に燃料消費量を抑制することが出来る。
また、本車速プロファイルの生成装置1によれば、相異なる方法で導出された第一減速開始タイミングP12(または第一減速開始位置P11)および第二減速開始タイミングP22(第二減速開始位置P21)のうち終点に近い方が、車速プロファイルで使用すべき減速開始位置として選択される。それ故、本生成装置1によれば、車両Cを実際に自動走行させた時に燃料消費量をより抑制可能な車速プロファイルか、トリップ時間Tという制約を満たす車速プロファイルを得ることが可能となる。
本開示の車速プロファイルの生成装置および生成方法は、車両の自動走行させた時に燃料消費を抑制可能であり、車両の自動走行に有用である。
1 車速プロファイルの生成装置
23 巡航速度設定部(第一設定部)
24 第一減速距離導出部(第一導出部)
25 第一減速時間導出部(第一導出部)
26 第一減速開始位置導出部(第二導出部)
27 第一減速開始タイミング導出部(第二導出部)
28 加速距離導出部(第三導出部)
29 加速時間導出部(第三導出部)
210 第二減速時間導出部(第四導出部)
211 第二減速距離導出部(第四導出部)
212 第二減速開始位置導出部(第五導出部)
213 第二減速開始タイミング導出部(第五導出部)
214 減速位置選択部(選択部)

Claims (5)

  1. 起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成装置であって、
    前記起点を出発後に車両が走行すべき巡航速度を設定する第一設定部と、
    前記第一設定部で設定された巡航速度で走行する前記車両を、所定減速法に従って惰性走行させた後停車させる場合において、前記惰性走行の開始から所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する第一導出部と、
    前記第一導出部で導出された第一走行距離または第一走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第一減速開始位置または第一減速開始タイミングを導出する第二導出部と、を備えた車速プロファイルの生成装置。
  2. 前記第一導出部では、前記所定減速法に従って惰性走行させた後所定の変速パターンを経て前記車両を停車させる場合において、前記惰性走行の開始から前記所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する、請求項1に記載の車速プロファイルの生成装置。
  3. 前記第一導出部では、前記所定減速法に従って停車までの間ずっと前記車両を惰性走行させた場合において、前記惰性走行の開始から前記所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する、請求項1に記載の車速プロファイルの生成装置。
  4. 所定の最適加速法に従って、前記車両が前記起点を出発後、前記巡航速度に到達するまでの第二走行距離または第二走行時間を導出する第三導出部と、
    前記第三導出部で導出された第二走行距離または第二走行時間に基づき、前記第一設定部で設定された巡航速度で走行する前記車両を減速させてから所定車速になるまでの第三走行距離または第三走行時間を導出する第四導出部と、
    前記第四導出部で導出された第三走行距離または第三走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第二減速開始位置または第二減速開始タイミングを求める第五導出部と、
    前記第二導出部で導出された第一減速開始位置または第一減速開始タイミングと、前記第五導出部で導出された第二減速開始位置または第二減速開始タイミングのうち前記終点に近い方を、前記車速プロファイルにおける減速開始位置として選択する選択部と、をさらに備えた請求項1〜3のいずれかに記載の車速プロファイルの生成装置。
  5. 起点・終点間の車速の変化を示す車速プロファイルの生成方法であって、
    前記起点を出発後に車両が走行すべき巡航速度を設定する第一設定ステップと、
    前記第一設定ステップで設定された巡航速度で走行する前記車両を、所定減速法に従って惰性走行させた後停車させる場合において、前記惰性走行の開始から所定車速までの第一走行距離または第一走行時間を導出する第一導出ステップと、
    前記第一導出ステップで導出された第一走行距離または第一走行時間に基づき、前記起点・終点間における前記車両の第一減速開始位置または第一減速開始タイミングを導出する第二導出ステップと、を備えた車速プロファイルの生成方法。
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