JP2017149053A - 樹脂燃料タンクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な機構を要することなく、しかも燃料タンクの肉厚の局部的な変化を抑制した樹脂燃料タンクの製造方法を提供する。【解決手段】凹部46に対して進退自在に構成されたロッド54の先端に弾性体入子56が取り付けられている。先ず、ロッド54を凹部46から後退させることにより、弾性体入子56が凹部46に密着され、この状態で溶融樹脂からなるシート体100を賦形することにより、シート体100が凹部46に密着された弾性体入子56上に配置される。さらに、弾性体入子56と凹部46との間に空気を供給することによって、弾性体入子56の周端部側が膨張変形して取付座本体26の下面の外周部にシート体100を密着させ、シールする。続いて、ロッド54を凹部46内に前進させることによって、取付座本体26の下面に突出形成されたアンダーカット形状部28に溶融樹脂(シート体100)が供給され、カシメ部38が形成される。【選択図】図7

Description

本発明は、樹脂燃料タンクの製造方法に関する。
従来、自動車用の樹脂燃料タンクを製造する場合には、上型、下型のキャビティに対して賦形された溶融樹脂からなるシート体に対して内蔵部品を取り付けることが行なわれている。この場合、内蔵部品の取付座に形成された孔部にシート体(溶融樹脂)の一部を挿入して押し広げることが行なわれている。取付座の上部に位置する押し広げた部分と取付座の下部に位置するシート体で取付座を挟持することによって、内蔵部品をシート体に取り付けていた(以下、この挟持部分を「カシメ部」という場合がある)。この場合、カシメ部を形成するためにシート体(溶融樹脂)の一部を周囲から集めて取付座の孔部に挿入しているため、シート体(燃料タンク)の肉厚が局部的に変化するおそれがあった。
そこで、シート体をキャビティに賦形させる前に反対方向にプリブローすることによって、シート体に余長部分を確保し、余長部分を確保したシート体をキャビティに賦形した後でキャビティに対して可動部材を突出させ、内蔵部品の取付座の孔部にシート体の一部(余長部分)を挿入し、その後、可動部材を退避させると共に反対側から加圧部材で押圧することで挿入されたシート体の頂部を押し広げ、カシメ部を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、予めシート体に余長部分を形成しておけば、取付座の孔部にシート体の一部を挿入しても燃料タンクの肉厚の局部的な変化を抑制することができる。
特開2015−85916号公報
しかし、上記のように構成した場合には、可動部材や加圧部材を駆動するための駆動機構やヒータが分割金型と中子にそれぞれ必要になり、金型の構成が複雑になると共にコストが高くなるという不都合がある。
本発明は上記事実を考慮し、複雑な機構を要することなく、しかも燃料タンクの肉厚の局部的な変化を抑制した樹脂燃料タンクの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、樹脂燃料タンクに対して内蔵部品を取り付ける樹脂燃料タンクの製造方法であって、分割金型のキャビティの底面の内蔵部品取付位置に形成された凹部の外周部に周端部が固定され、中央部が前記凹部に対して進退自在なロッドの先端に固定されて前記凹部を閉塞している、弾性変形可能な弾性体入子を用い、前記ロッドを前記凹部内から後退させて前記弾性体入子を前記凹部に密着させる第1工程と、前記第1工程の後で、前記キャビティと前記凹部に溶融樹脂からなるシート体を賦形する第2工程と、前記第2工程の後で、底面にアンダーカット形状部が突出形成された内蔵部品の取付部を前記凹部上に配置する第3工程と、前記第3工程の後で、前記シート体と前記弾性体入子との密着状態を維持しつつ、前記凹部と前記弾性体入子の間に空気を供給することで前記弾性体入子を変形させ、前記シート体を前記取付部の外周部に当接させる第4工程と、前記第4工程の後で前記ロッドを前記凹部内に前進させることで前記弾性体入子をさらに変形させ、前記シート体を構成する溶融樹脂を前記取付部のアンダーカット部の周囲に供給する第5工程と、を備える。
この構成によれば、キャビティの底面の内蔵部品取付位置には凹部が形成されている。また、凹部に対して進退自在にされたロッドの先端に中央部が固定された弾性体入子は、周端部が凹部の外周部に固定され、凹部を閉塞している。
先ず、ロッドが凹部から後退させられることにより、弾性体入子が弾性変形して凹部に密着する。この状態でキャビティ及び凹部に溶融樹脂からなるシート体が賦形されることにより、シート体がキャビティ及び凹部に密着する。シート体の凹部内(の弾性体入子)に賦形された部分が余長部分となる。
ここで、底面にアンダーカット形状部が形成された内蔵部品の取付部を凹部上に賦形されたシート体上に配置する。
次に、シート体と弾性体入子の密着状態を維持しつつ、弾性体入子と凹部との間に空気を供給することで、凹部内から後退しているロッドの先端に固定された弾性体入子の周端部が膨張変形し、取付部の底面の外周部側にシート体が密着させられる。
この後、ロッドが凹部内に前進することにより、既に取付部の底面と密着していた外周側の内側にあるアンダーカット形状部にシート体を構成する溶融樹脂が供給される。この際、取付部の底面に形成されたアンダーカット形状部の裏側までシート体の余長部分を構成する溶融樹脂が回り込んで充填される。この結果、アンダーカット形状部の両面が溶融樹脂で挟持されることになり、取付部(内蔵部品)が樹脂燃料タンクに固定される。
このように、本発明の製造方法では、シート体を凹部に賦形することでシート体に余長部分を設け、この余長部分を構成する溶融樹脂を、内蔵部品の取付部に形成したアンダーカット形状部に供給することにより、内蔵部品を取り付けているので、燃料タンクの板厚が局部的に変化することを抑制できる。
また、ロッドを凹部から後退させた状態で、凹部と弾性体入子の間に空気を供給することによって、弾性体入子に密着されたシート体を取付部の外周部側から密着させてシールしているため、アンダーカット形状部に溶融樹脂を供給する際に溶融樹脂が凹部の外側に流出すること等が防止され、燃料タンクの板厚が局部的に変化することを一層抑制できる。
さらに、シート体に内蔵部品の取付部を取り付けるのに、凹部に対するロッドの進退と、弾性体入子と凹部の間への空気の供給によって弾性体入子を変形させるだけで良いので、分割金型間の中子にアクチュエータで駆動される入子を設ける必要がなく、装置構成が簡略化される。
請求項1記載の発明の樹脂燃料タンクの製造方法は、上記構成としたので、複雑な機構を要することなく、しかも燃料タンクの肉厚の局部的な変化を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂燃料タンクを示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂燃料タンクのカシメ部を示す要部斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、初期状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、シート体賦形前状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、シート体賦形状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、内蔵部品のセット状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、外周部シール状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取付機構の要部縦断面図であり、アンダーカット形状部に対する溶融樹脂供給状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係る樹脂燃料タンクの製造方法について図1〜図8を参照して説明する。なお、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。
先ず、本実施形態に係る樹脂燃料タンク10(以下、「燃料タンク10」という)について簡単に構造について説明した後、その製造装置40について説明する。
燃料タンク10は、図1に示すように、底面12と、底面12の端部から上方に延在する側面14と、側面14の上端から幅方向に延在する上面16とを備えている。燃料タンク10の内部には、例えば、底面12に内蔵部品18が固定されている。内蔵部品18は、図1及び図2に示すように、内蔵部品本体20と、底面12に固定される取付座22と、取付座22と内蔵部品本体20とを連結する連結部材24とを備えている。取付座22は、図2に示すように、円板状の取付座本体26と、取付座本体26の下面(底面)中央から下方に突出形成されたアンダーカット形状部28とを備えている。アンダーカット形状部28は、取付座本体26の下面中央から下方に突出形成された円柱状の首部30と、首部30の下端から径方向に突出形成された取付座本体26よりも小径の円板状のツバ部32とを備えている。
なお、アンダーカット形状部28が底面12を構成する樹脂体の内部に挿入(係止)された部分をカシメ部38という。また、内蔵部品18は、後述するシート体100(溶融樹脂)に融着しないように、溶融樹脂よりも融点の高い材料から形成されている。
次に、製造装置40について説明する。図3に示すように、製造装置40は、複数の分割金型42(1つの分割金型の一部のみを図示している。)を備え、分割金型42にはキャビティ(凹部)44が形成されている。キャビティ44の底面44Aにおける内蔵部品18(取付座22)の取付位置には、逆円錐形状の凹部46が形成されている。
分割金型42において、凹部46の下方には、上下方向に延在する孔部50が形成されている。また、孔部50の先端側は縮径しており、縮径した孔部52によって凹部46と連通している。この凹部46と孔部50、52にカシメ部成形ユニット48が配設されている。なお、孔部50は、図示しない空気供給源に連通されており、凹部46に空気を供給可能とされている。
カシメ部成形ユニット48は、孔部50の内部に配設され、孔部52を挿通可能で凹部46に対して進退自在に構成されているロッド54と、ロッド54の先端に装着された略円板状の弾性体入子56とを備えている。.
ロッド54は、孔部52の内径と略同径に形成されており、内部に軸方向に延在する真空通路58が形成されている。真空通路58は、図示しない負圧供給源と連通しており、後述する弾性体入子56の真空通路62を介して凹部46に負圧を供給可能とされている。
また、弾性体入子56は、略円板状の円板部59と、円板部59の下面中央に形成されロッド54に取り付けられる略円錐台形状の取付部60とを備え
ている。
取付部60には、下面中心部に上部が拡径された凹部61が形成されている。一方、ロッド54の先端には、頭部が拡径された係止部63が形成されており、この係止部63が凹部61に嵌合されている。これにより、弾性体入子56がロッド54の先端に固定されている。また、取付部60には、ロッド54に形成された真空通路58に連通する真空通路62が形成されており、その先端が円板部59の上面に開口している。
一方、円板部59の下面の外周側には、周回する嵌合用の凸部64が突出形成されており、分割金型42の凹部46の外周部に形成された周回する凹部66に嵌合されている。これにより、弾性体入子56の外周側が分割金型42に固定されている。
また、図3に示すように、分割金型42において、凹部66の外周側に、さらに周回する凹部68が形成されており、断面が略L字形の固定リング70が凹部68に嵌合されている。固定リング70の内周側に突出形成されたフランジ部72が弾性体入子56(円板部59)の上面周端部をシールすることにより、弾性体入子56の凸部64が凹部66から脱落することが防止されている。このように、弾性体入子56の周端部が分割金型42に固定されることにより、弾性体入子56が凹部46を閉塞することになる。
なお、キャビティ44の底面44Aには、シート体100を賦形するためにキャビティ44に負圧を供給する真空通路74が形成されている。
続いて、このように構成された製造装置40を用いた樹脂燃料タンクの製造方法について説明する。
図3に示すように、カシメ部成形ユニット48は、初期状態において、ロッド54を凹部46内に前進させておくことにより、弾性体入子56が円板状の形状とされている。
次に、図4に示すように、ロッド54を凹部46内から下降(後退)させ、ロッド54を孔部52に収容する。これにより、ロッド54の先端に固定された弾性体入子56の取付部60も孔部52に収容される。この結果、周端部が分割金型42に固定されている弾性体入子56の円板部59が凹部46に沿うように弾性変形して、凹部46に密着する。
続いて、図5に示すように、真空通路74からキャビティ44に、真空通路62から弾性体入子56とシート体100との空間にそれぞれ負圧を供給することにより、分割金型42に供給された溶融樹脂からなるシート体100をキャビティ44の底面44A及び凹部46(弾性体入子56の円板部59)に密着(真空賦形)させる。ここで、シート体100のうち、凹部46(円板部59)に密着した部分が余長部分102となる。
さらに、内蔵部品18をキャビティ44の底面44Aに賦形されたシート体100の所定位置に設置する。この際、図6に示すように、内蔵部品18の取付座22を凹部46上(のシート体100上)に設置する。
また、取付座本体26の下面には、アンダーカット形状部28が突出形成されているが、凹部46に弾性体入子56を介して密着されたシート体100は、キャビティ44の底面44Aから下側に窪んでいる(底面44Aよりも低く形成されている)ので、アンダーカット形状部28がシート体100と干渉することはない。
このように内蔵部品18の設置が終了した後、図7に示すように、図示しない空気供給源から孔部50、孔部52とロッド54との隙間を介して凹部46と弾性体入子56の円板部59の間に空気が供給される(図7、破線矢印参照)。この場合、弾性体入子56の取付部60は孔部52に収容されているため、円板部59の中央側の変形は抑制され、周端部側が膨張変形する。しかも、凹部46は逆円錐形状であるため、外周側ほど取付座本体26の下面との距離が短い。したがって、シート体100は、図7に示すように、取付座本体26の下面の外周部側から密着(シール)されていく。この結果、最後までシート体100から離間しているのは、取付座本体26の下面の中央側に形成されたアンダーカット形状部28となる。
さらに、図8に示すように、凹部46と弾性体入子56の間に空気を供給した状態のまま(図8、破線矢印参照)、ロッド54を前進させることにより、弾性体入子56に密着していたシート体100(余長部分102)は、ロッド54の前進により変形した弾性体入子56に押圧されて取付座本体26の下面に押し付けられる。この結果、シート体100は、取付座本体26の下面に密着させられると共に、取付座本体26の下面から突出形成されていたアンダーカット形状部28に密着される。この際、アンダーカット形状部28を構成するツバ部32の裏面側まで溶融樹脂(シート体100)が回り込み、首部30の周囲まで充填される。
これにより、アンダーカット形状部28(ツバ部32)は、両側から溶融樹脂に挟持され、シート体100に内蔵部品18(取付座22)が固定される。内蔵部品18がシート体100に取り付けられた状態で、分割金型42を型閉じし、賦形されたシート体同士を接合することで、燃料タンク10が製造される。
このように、本実施形態に係る燃料タンク10の製造方法では、図8に示すように、取付座本体26の下部に形成されたアンダーカット形状部28(ツバ部32)の上側と下側に溶融樹脂が充填され、ツバ部32を挟持した状態で溶融樹脂が固化されてカシメ部38が形成されるため、燃料タンク10に内蔵部品18を簡単に固定することができる。
また、シート体100を変形させてアンダーカット形状部を形成するのではなく、内蔵部品18(取付座22)にアンダーカット形状部28を形成し、シート体100を凹部46に賦形することによって形成された余長部分102の溶融樹脂をアンダーカット形状部28に充填することによってカシメ部38を形成しているため、燃料タンク10の肉厚が局部的に大きく変化することを防止又は抑制できる。
特に、シート体100がキャビティ44に賦形される際、キャビティ44の底面44Aに形成された凹部46にも賦形させるだけで、シート体100に簡単に余長部分102を形成することができる。
さらに、シート体100を取付座本体26の下面に密着させる際、ロッド54を凹部46から後退させた状態で弾性体入子56と凹部46の間に空気を供給することによって、取付座本体26の下面の外周側からシート体100を密着させてシールしているため、最後にアンダーカット形状部28に溶融樹脂を供給する際、溶融樹脂が凹部46からキャビティ44側に流出することが防止される。すなわち、燃料タンク10の肉厚が局部的に大きく変化することが抑制されると共に、カシメ部38を形成するために用いられる溶融樹脂(余長部分102)の量を最小限に抑制することができる。
また、シート体100を取付座本体26の下面に密着させるのに、弾性体入子56と凹部46の間に空気を供給することによって弾性体入子56を膨張変形させているため、シート体100に対する当接部分(円板部59)が段差のない連続的な形状のまま変形する。したがって、シート体100を取付座本体26の下面に密着させる際に、シート体100に段差が形成されることが防止又は抑制される。すなわち、燃料タンク10に応力が集中するおそれがある段差が形成されることが防止又は抑制できる。
さらに、ロッド54及び弾性体入子56に真空通路58、62を設けると共に、空気供給源から孔部50、孔部52とロッド54との隙間を介して凹部46と弾性体入子56の間に空気を供給可能としているため、シート体100を弾性体入子56に密着させたまま、弾性体入子56を変形させて、取付座本体26の下面の外周部にシート体100を密着させることができる。
また、カシメ部38を形成するためのカシメ部成形ユニット48は、キャビティ44の底面44Aに形成された凹部46に対して進退自在とされたロッド54の先端に弾性体入子56を取り付け、弾性体入子56と凹部46の間に空気を供給する構成なので、分割金型間の中子にカシメ部38形成用の入子等を設ける必要がなく、装置構成が簡略化される。
なお、本実施形態では、取付座本体26を円形に形成したが、これに限定されるものではない。ただし、シート体100(溶融樹脂)の伸展性において、取付座本体26を円板状にすることが好ましい。
また、本実施形態では、取付座22にアンダーカット形状部28を設けたが、内蔵部品本体20の底面にアンダーカット形状部を設けても良い。
10 樹脂燃料タンク
18 内蔵部品
22 取付座(取付部)
28 アンダーカット形状部
42 分割金型
44 キャビティ
44A 底面
46 凹部
54 ロッド
56 弾性体入子
100 シート体

Claims (1)

  1. 樹脂燃料タンクに対して内蔵部品を取り付ける樹脂燃料タンクの製造方法であって、
    分割金型のキャビティの底面の内蔵部品取付位置に形成された凹部の外周部に周端部が固定され、中央部が前記凹部に対して進退自在なロッドの先端に固定されて前記凹部を閉塞している、弾性変形可能な弾性体入子を用い、前記ロッドを前記凹部内から後退させて前記弾性体入子を前記凹部に密着させる第1工程と、
    前記第1工程の後で、前記キャビティと前記凹部に溶融樹脂からなるシート体を賦形する第2工程と、
    前記第2工程の後で、底面にアンダーカット形状部が突出形成された内蔵部品の取付部を前記凹部上に配置する第3工程と、
    前記第3工程の後で、前記シート体と前記弾性体入子との密着状態を維持しつつ、前記凹部と前記弾性体入子の間に空気を供給することで前記弾性体入子を変形させ、前記シート体を前記取付部の外周部に当接させる第4工程と、
    前記第4工程の後で前記ロッドを前記凹部内に前進させることで前記弾性体入子をさらに変形させ、前記シート体を構成する溶融樹脂を前記取付部のアンダーカット部の周囲に供給する第5工程と、
    を備える樹脂燃料タンクの製造方法。
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