JP2017148093A - ボディドライヤー装置 - Google Patents

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広大 横山
Kodai Yokoyama
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Abstract

【課題】浴室内で身体を乾かすために使用されるボディドライヤー装置であって、室内外の空気を選択的に利用して身体を乾かすことができるボディドライヤー装置を提供することを目的とする。
【解決手段】浴室の内部の空気または前記浴室の外部の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記浴室内に吹き出す複数の吹出口と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記吸込口から前記吹出口まで前記風路を介して空気を導く送風部と、前記吸込口が吸い込む空気を前記浴室の内部の空気と前記浴室の外部の空気とから選択する制御部と、を備えたボディドライヤー装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室で人の身体を乾かすために使用されるボディドライヤー装置に関するものである。
従来、この種のボディドライヤー装置は、浴室の内部の空気を吸込口から吸い込み、吸い込んだ空気を、風路を介して浴室内に設けられた吹出口から吹き出すことで、入浴後の身体に付着している水滴を吹き飛ばす。これにより、例えば冬季でも入浴者が寒さを感じることを抑制しながら身体を乾かすことができるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのボディドライヤー装置について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、ボディドライヤー装置101は浴室102の壁パネル103のドア枠等に取り付けられた吹出口ボックス104と、この吹出口ボックス104に接続された送風装置105と、この送風装置105等を制御する制御装置106を有している。
吹出口ボックス104は、浴室102内から見た正面視で下部が開口した略コ字状に形成され、ドア枠に取り付けられたドア107の左右幅と略同一の間隔を有して対向配置された左右吹出部108と、左右吹出部108の上部を連結するように配置された上部吹出部109とを有している。この上部吹出部109内に設けた空気通路を介して左右吹出部108の空気通路が連通状態とされている。
送風装置105は、一端開口部が上部吹出部109の接続口に接続され、他端開口部が浴室102の天井に設けられた吸気口に接続された送風ダクト110を有し、この送風ダクト110内の所定位置には、コンプレッサー111が配置されている。このコンプレッサー111の作動で浴室102内の空気を吸引して吹出口ボックス104に供給し、吸引した空気を左右吹出部108及び上部吹出部109から吹き出す。
特開2006−122420号公報
このような従来のボディドライヤー装置においては、浴室の内部の空気を吹出口から吹き出す構成となっていたので、浴室の内部の比較的暖かい空気を吹出口から吹き出すことから、例えば夏季には不向きであるという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、周囲の温度環境を利用して吹き出す空気の温度を変更できるボディドライヤー装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係るボディドライヤー装置は、浴室の内部の空気または前記浴室の外部の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記浴室内に吹き出す複数の吹出口と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記吸込口から前記吹出口まで前記風路を介して空気を導く送風部と、前記吸込口が吸い込む空気を前記浴室の内部の空気と前記浴室の外部の空気とから選択する制御部と、を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、周囲の温度環境を利用して吹き出す空気の温度を変更できるという効果を得ることができる。
実施の形態1に係るボディドライヤー装置の斜視図 実施の形態1に係るボディドライヤー装置を上下方向に切断した際の断面図 実施の形態1に係る制御部の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るボディドライヤー装置の運転動作の流れを示すフロー図 従来のボディドライヤー装置の構成を示す斜視図
本発明に係るボディドライヤー装置は、浴室の内部の空気または前記浴室の外部の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記浴室内に吹き出す複数の吹出口と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記吸込口から前記吹出口まで前記風路を介して空気を導く送風部と、前記吸込口が吸い込む空気を前記浴室の内部の空気と前記浴室の外部の空気とから選択する制御部と、を備えるという構成を有する。
これにより、浴室の内部の空気と、浴室の外部の空気とから、吸込口が吸い込む空気を選択できるので、周囲の温度環境を利用して効率よく乾燥に利用する空気の温度を変更できるという効果が得られる。
また、前記浴室の外部の空気は、前記浴室の内部の空気以外の屋内の空気または屋外の空気であるとしてもよい。
これにより、浴室の内部の空気と、浴室の内部の空気以外の屋内の空気と、屋外の空気とから、吸込口が吸い込む空気を選択できるので、周囲の温度環境の選択肢が広がる。特に屋外の空気は屋内の空気との温度差が大きい可能性が高く、これを利用した場合には省エネルギーに寄与することができる。
また、前記外部の空気の温度を検知する外部温度検知部と、前記内部の空気の温度を検知する内部温度検知部とを備え、前記制御部は、前記外部温度検知部が検知した前記外部の空気の温度と前記内部温度検知部が検知した前記内部の空気の温度とに基づいて前記吸込口が吸い込む空気を選択できるという構成にしてもよい。
これにより、浴室の内部の空気と、浴室の外部の空気のうち、例えば使用する季節に応じて最適な空気を選択することができるという効果が得られる。
また、夏季とそれ以外の季節を判定する季節判定部を備え、制御部は、季節判定部が判定した判定結果に基づいて吸込口が吸い込む空気を選択できるという構成にしてもよい。
また、前記外部の空気の温度を検知する外部温度検知部と、前記内部の空気の温度を検知する内部温度検知部と、夏季とそれ以外の季節を判定する季節判定部とを備え、
前記制御部は、前記季節判定部による判定結果が夏季である場合、前記外部温度検知部が検知した前記外部の空気の温度と前記内部温度検知部が検知した前記内部の空気の温度とを比較し、前記比較結果において低い温度の空気を前記吸込口が吸い込むことができるという構成にしてもよい。
これにより、使用者の指示無く、たとえば夏季には温度の低い空気を利用でき、夏季以外では温かい空気を、乾燥に利用できるという効果が得られる。
また、前記吹出口から吹き出す空気の温度及び/または風量の変更を受け付ける入力受付部を備え、前記制御部は、前記入力受付部に入力された入力情報に基づいて前記吹出口から吹き出す空気の温度及び/または風量を変更できるという構成にしてもよい。
これにより、使用者が使用状況に応じて、乾燥に利用する空気の温度及び/または風量を変更できるという効果が得られる。
また、前記吹出口から吹き出す空気の向きを変更する向き変更部を備えるという構成にしてもよい。
これにより、使用者が使用状況に応じて、前記吹出口から吹き出す空気の向きを変更できるという効果が得られる。
また、前記吹出口から吹き出す空気を加熱する加熱部を備え、前記制御部は、前記吸込口が吸い込む空気の温度及び/または前記入力情報に基づいて加熱部を動作させるようにしてもよい。
これにより、前記吹出口から吹き出す空気の温度を上げることができるという効果が得られる。
また、マイナスイオンを発生させるイオン発生部と、前記送風部から送り出す空気と前記イオン発生部が発生するマイナスイオンとを混合する混合部とを備え、前記吹出口は、前記混合部にて混合された空気とマイナスイオンとを吹き出すという構成にしてもよい。
これにより、使用者の希望に応じてマイナスイオンを含んだ空気を提供可能となる。
また、前記吹出口は、浴室内の上部及び/または側面に設置してもよい。
これにより、入浴後の身体全体に付着した水滴を吹き飛ばして、身体全体を乾かすことができるという効果が得られる。
また、前記吹出口は、浴室内の上部及び側面に設置し、前記制御部は、浴室内の上部に設置された前記吹出口から吹き出る風量を、前記浴室内の側面に設置された前記吹出口から吹き出る風量よりも多くしてもよい。
これにより、他の部位に比べて乾燥に時間を要する頭部を重点的に乾かすことができるという効果が得られる。
また、前記浴室内における人の頭の位置を検知する位置検知部を備え、前記制御部は、前記位置検知部が検知した頭の位置に基づいて、前記複数の吹出口から吹き出る風の風量をそれぞれ変更するという構成にしてもよい。
これにより、例えば、使用者が座っている場合、浴室内の側面に設置された吹出口から人の頭の検知位置に向けて吹き出る空気の風量を多くするなど、効率的に装置を運転することができるという効果が得られる。
また、前記浴室内における人の頭の位置を検知する位置検知部を備え、前記制御部は、前記位置検知部が検知した頭の位置に基づいて、前記複数の吹出口を選択的に開閉するという構成にしてもよい。
これにより、例えば、使用者が座っている場合、浴室内の側面に設置された複数の吹出口のうち上部に位置する前記吹出口を閉じるなど、運転時の省エネルギー効果が得られる。
また、前記制御部は、前記浴室内の上部に設置された前記吹出口から空気を吹き出す時間を、前記浴室内の側面に設置された前記吹出口から空気を吹き出す時間に比べて長くしてもよい。
これにより、他の部位に比べて乾燥に時間を要する頭部を重点的に乾かすことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のボディドライヤー装置の斜視図である。
図1に示すように、ボディドライヤー装置1は、浴室2と脱衣室7とを人が行き来する通路上であって、浴室2の内部のドア3側に設置される。なおドア3は、浴室2内側に向けて開閉可能であり、浴室2と脱衣室7との通路上に設けられる。ドア3は、閉状態では浴室2と脱衣室7とを空間的に隔て、開状態では使用者が浴室2と脱衣室7とを往来可能となる。
ボディドライヤー装置1は、第一の吸込口4と、第二の吸込口5と、第三の吸込口6と、入力受付部20とを備えている。
第一の吸込口4は、浴室の内部の空気を吸い込む吸込口であり、例えば天井裏を介してボディドライヤー装置1と浴室の内部とを連通している。
第二の吸込口5は、脱衣室7の空気を吸い込む吸込口であり、例えば天井裏を介してボディドライヤー装置1と脱衣室7とを連通している。なお脱衣室7は、浴室2の外部の屋内に該当する。つまり、第二の吸込口5は、浴室2の内部の空気以外の屋内の空気を吸込む吸込口である。
第三の吸込口6は、屋外の空気を吸い込む吸込口であり、例えば天井裏を介してボディドライヤー装置1と屋外とを連通している。なお屋外は、浴室2の外部の屋外に該当する。つまり、第三の吸込口6は、浴室2の内部の空気以外の屋外の空気を吸込む吸込口である。
なお、第一の吸込口4、第二の吸込口5、及び第三の吸込口6は、それぞれ独立して開閉を制御可能な開閉弁を備えており、後述の制御部からの指令に基づいてそれぞれ開閉可能である。つまり、ボディドライヤー装置1は、第一の吸込口4、第二の吸込口5、及び第三の吸込口6のいずれか1つから選択的に吸気することが可能である。
入力受付部20は、ボディドライヤー装置1とは別体のリモートコントローラであり、使用者のボディドライヤー装置1に対する風量や温度の命令を受け付け、あるいはボディドライヤー装置1の現在の設定などを表示する。具体的には、運転状態の変更と、吹出口から吹き出す空気の温度及び風量の変更と、吹出口の開閉の変更と、イオン発生の有無の変更とを受け付ける。入力受付部20は、浴室2の内部に設置され、壁内部を通じてボディドライヤー装置1の後述する制御部に接続される。
また、ボディドライヤー装置1は、内部温度検知部15と、第一の外部温度検知部16と、第二の外部温度検知部17と、複数の吹出口8と、位置検知部19とを備えている。
内部温度検知部15は、浴室2の内部の温度を検知する例えばサーミスタであり、第一の吸込口4の内部であって、浴室2から空気を吸い込む開口により近い所に設けられる。
第一の外部温度検知部16は、脱衣室7の温度を検知する例えばサーミスタであり、第二の吸込口5の内部であって脱衣室7から空気を吸い込む開口により近い所に設けられる。
第二の外部温度検知部17は、屋外の温度を検知する例えばサーミスタであり、第三の吸込口6の内部であって、例えば屋外の壁面に設けられた空気を吸込む開口により近い所に設けられる。
なお、吹出口8と、位置検知部19の詳細については後述する。
続いて、図2を用いてボディドライヤー装置1の詳細構成を説明する。なお図2は本発明の実施の形態1に係るボディドライヤー装置1を上下方向に切断した際の断面図である。また図2に示す断面は、脱衣室7側から見た際の断面であり、同方向から見た際のボディドライヤー装置1の面をボディドライヤー装置1の正面と定義する。
ボディドライヤー装置1は、さらに送風部9と、風路10と、加熱部11と、イオン発生部12と、混合部13と、制御部14とを備えている。
送風部9は、例えばターボファンと当該ターボファンを回転駆動するモーターとで構成される。送風部9は、回転駆動することで第一の吸込口4、第二の吸込口5、または第三の吸込口6から空気を吸い込み、風路10を介して吹出口8に向かう気流を生成する。
風路10は、正面視において、下部が開口したコの字状に形成された中空筒型の筐体内に設けられる。つまり、この筐体が、内部に風路10を備えたボディドライヤー装置1の外郭を構成する。風路10は、鉛直上方において送風部9と接続されることで、送風部9から下方に設けられた吹出口8まで空気を導くことができる。
吹出口8は、筐体における鉛直方向上部に3つ、及び両側部に各5つ、すなわち複数設置され、送風部9から送り出された空気を、風路10を介して吹き出す。吹出口8は、筐体の上部及び筐体の両側部から通路方向に向けて風が吹き出すように設けられており、すなわちボディドライヤー装置1は、コの字形状における内部空間に、乾燥空間24を備えている。吹出口8は、ノズル形状を有しており、送風部9にて加圧されることにより空気の吹き出し速度を増加させる。また、ボディドライヤー装置1は、向き変更部を備えている。
向き変更部は、ノズルの先端部に突起として設けられる。例えば使用者は、この突起をつまんで所定の方向に付勢することで、ノズルの先端部が付勢方向に向けられる。向き変更部を介して吹出口8の向きを自由に変更可能な構成にすることで、吹出口8から吹き出す空気の向きを変更できる。当然ながら、ノズルにノズル駆動用モーターを設けて当該モーターを、入力受付部20を介して動作させることで、ノズルの方向を変更してもよい。
加熱部11は、ヒーターであり、吹出口8から暖かい空気を吹き出す場合には、必要に応じて送風部9から送り出す空気を加熱する。
イオン発生部12は、マイナスイオンを発生させる装置であり、具体的には、例えばナノイー(登録商標)イオンの発生器が該当する。なおナノイー(登録商標)イオンとは、水が高電圧を受けて、ナノサイズにまで分裂を繰り返したイオンを指す。
混合部13は、送風部9から送り出す空気とイオン発生部12が発生させるマイナスイオンとを混合する空間であり、風路10上に設けられる。
位置検知部19は、乾燥空間24内での人の頭の位置を検知する位置センサーであり、筐体における片側部において鉛直上下方向に4つ、すなわち複数設けられる。鉛直上下方向に複数設け、各位置センサーのオン・オフ信号を個別に検知することで、人の頭のおおよその位置を特定することができる。位置検知部19が人の頭の位置を検知すると、その旨が制御部14に送信される。
制御部14は、ボディドライヤー装置1の上方に、マイクロコンピュータとして設けられているがその詳細については後述する。
続いて、図3を用いて制御部14の構成について説明する。なお図3は実施の形態1に係る制御部の構成を示すブロック図である。
制御部14は、マイクロコンピュータであり、内部温度検知部15と、第一の外部温度検知部16と、第二の外部温度検知部17と、位置検知部19と、入力受付部20とからの入力等に基づいてそれぞれアクチュエータを制御する。アクチュエータは、第一の吸込口4と、第二の吸込口5と、第三の吸込口6と、吹出口8と、送風部9と、加熱部11と、イオン発生部12が該当する。
制御部14は、内部温度検知部15と第一の外部温度検知部16と第二の外部温度検知部17による温度の検知結果に基づいて空気の吸込口を第一の吸込口4または第二の吸込口5または第三の吸込口6から選択する。
また、制御部14は、内部構成として季節判定部18と比較部21と吸込口選択部22と吹出口選択部23とを備えている。内部構成とは、例えばマイコンにて実行されるプログラムが該当する。
季節判定部18は、入力受付部20に記憶された日付の情報から、夏季とそれ以外の季節を判定する。具体的には、入力受付部20は、例えば日時を含むカレンダー情報を有し、季節判定部18は、入力受付部20から現在の日時を取得することにより、現在の季節が夏季であるかまたはそれ以外の春秋冬であるかを判定する。例えば日付が6月〜9月であれば夏季と判定し、10月〜11月であれば秋季と判定し、12月〜2月であれば冬季と判定し、3月〜5月であれば春季と判定する。
比較部21は、内部温度検知部15と第一の外部温度検知部16と第二の外部温度検知部17が検知した温度を比較する。
吸込口選択部22は、比較部21の比較結果と季節判定部18により判定された季節とに基づいて第一の吸込口4または第二の吸込口5または第三の吸込口6のうち、最も適した空気を吸い込む吸込口を選択する。具体的には、例えば季節判定部18にて夏季と判定された場合、吸込口選択部22は、最も温度の低い空気を吸い込む吸込口を選択する。また夏季以外と判定された場合、吸込口選択部22は、最も温度の高い空気を吸い込む吸込口を選択する。
吹出口選択部23は、位置検知部19による人の頭の位置の検知結果に基づいて吹出口8の開閉を選択する。例えば位置検知部19である下から2つ目の位置センサーが人の頭の位置であると特定したとする。この場合、吹出口選択部23は、筐体における鉛直方向上部3つの吹出口8と、及び両側部5つの吹出口8のうち上2つの吹出口8とを閉じる。
このような構成によれば、人が座っている場合、身体を乾かすために必要の無い吹出口8を閉じることでき、これを利用した場合には省エネルギーに寄与することができる。
また、位置検知部19が人の頭の位置を検知すると、制御部14は、頭部に向けて吹き出す風量を他の位置に向けて吹き出す風量より多くする。つまり吹出口8から吹き出す空気の風量を変更する。また、鉛直方向上部に設置された吹出口8から空気を吹き出す時間を、両側部に設置された吹出口8から空気を吹き出す時間に比べて長くする。
このような構成によれば、他の部位に比べて乾燥に時間を要する頭部を重点的に乾かすことができる。
入力受付部20は、運転状態の変更と、吹出口から吹き出す空気の温度及び風量の変更と、吹出口の開閉の変更と、イオン発生の有無の変更を受け付ける。受け付けた設定は、制御部14によって以下のように処理される。
例えば入力受付部20による設定温度が50度であり、浴室の内部の温度が30度である場合、制御部14からの命令によって加熱部11は、第一の吸込口4から吸い込んだ浴室の内部の30度の空気を設定温度の50度になるまで加熱する。
また例えば風量状態に強、中、弱があるとし、入力受付部20による設定風量が強である場合、制御部14からの命令によって送風部9は強運転をする。ここで風量状態の初期設定は弱とする。
また例えば入力受付部20による吹出口の開閉状態の設定が、上部吹出口がすべて閉であり、側部吹出口がすべて開である場合、制御部14は、上部吹出口をすべて閉じて、側部吹出口がすべて開くように制御する。入力受付部20は、複数の吹出口のひとつひとつに開閉状態を設定できる。
また例えば入力受付部20によるイオン発生の有無の設定が有の場合、制御部14は、イオン発生部12を駆動する。ここでイオン発生の有無の初期設定は有であるとする。
続いて、図4を用いて本発明に係るボディドライヤー装置1の運転動作について説明する。なお図4は本発明の実施の形態1のボディドライヤー装置の運転動作の流れを示すフロー図である。ここで図4における「S」はステップ処理を意味する。
まず使用者が、入力受付部20によりボディドライヤー装置1に、運転開始の信号を送信する。これによりボディドライヤー装置1が運転を開始する。
ボディドライヤー装置1が運転を開始すると、制御部14は、内部温度検知部15により、浴室の内部の温度T1を検知する。また第一の外部温度検知部16により、脱衣室7の温度T2を検知する。さらに第二の外部温度検知部17により、屋外の温度T3を検知する(S1)。
比較部21は、S1での検知結果に基づいて、浴室の内部の温度T1と脱衣室7の温度T2と屋外の温度T3とを比較する(S2)。
季節判定部18は、夏季かそれ以外の季節かを判定する(S3)。
吸込口選択部22は、季節判定部18による判定結果が夏季以外の場合、温度T1、T2、T3の比較結果のうち最も高い温度の空気を吸い込む吸込口を駆動する(S3YES→S4)。ここで吸込口を駆動するとは、当該吸込口に対応する開閉弁を開状態にし、他の吸込口に対応する開閉弁を閉状態にすることを意味する。このとき送風部9は、駆動された吸込口から空気を吸い込み、風路10を介して吹出口8に向かう気流を生成する。つまり吹出口8からは周囲温度の中で比較的高い温度の空気を吹き出すことになる。このような構成によれば、夏季以外の場合には暖かい空気で身体を乾かすことができる。
吸込口選択部22は、季節判定部18による判定結果が夏季の場合、温度T1、T2、T3の比較結果のうち最も低い温度の空気を吸い込む吸込口を駆動する(S3NO→S5)。このとき送風部9は、駆動された吸込口から空気を吸い込み、風路10を介して吹出口8に向かう気流を生成する。つまり吹出口8からは周囲温度の中で比較的低い温度の空気を吹き出すことになる。このような構成によれば、夏季には涼しい空気で身体を乾かすことができる。
つまりこのような構成によれば、周囲の温度環境の選択肢が広がる。特に屋外の空気は屋内の空気との温度差が大きい可能性が高く、これを利用した場合には省エネルギーに寄与することができる。
制御部14は、S4で選択された吸込口が吸い込む空気の温度T’を記憶する(S6)。
比較部21は、入力受付部20により設定された温度TとS6で記憶された温度T’とを比較する(S7)。
制御部14は、S7での比較結果がT>T’の場合、加熱処理に移行させる(S7YES→S8)。
制御部14は、S7での比較結果がT<T’の場合、入力受付変更処理に移行させる(S7NO→S10)。
制御部14は、T=T’になるまで加熱部11を駆動させる(S9)。つまり吸込口から吸い込んだ空気の温度が設定温度に達するまで空気を加熱する。また、S4で温度T1、T2、T3の比較結果のうち最も高い温度の空気を吸い込む吸込口を駆動することで、設定温度Tに達するまでの加熱部11の駆動時間を短縮できる。このような構成によれば、省エネルギーに寄与することができる。
制御部14は、T=T’の場合、入力受付変更処理に移行させる(S9YES→S10)。このとき温度Tの空気が吹出口8から吹き出されることになる。
制御部14は、T>T’の場合、加熱処理に移行させる(S9NO→S8)。つまり吸込口が吸い込む空気の温度T’が設定温度にTに達するまで加熱処理を繰り返す。
制御部14は、入力受付部20による運転状態の設定情報に基づいて入力受付変更処理をさせる(S10)。
最後に使用者が、入力受付部20によりボディドライヤー装置1に、運転停止の信号を送信する。これによりボディドライヤー装置1の運転が停止する。
本発明に係るボディドライヤー装置は、吸込口の選択を可能とするものであり、浴室内で身体に付着した水滴を効率的に乾燥させるために使用される人体用のボディドライヤー装置等として有用である。
1 ボディドライヤー装置
2 浴室
3 ドア
4 第一の吸込口
5 第二の吸込口
6 第三の吸込口
7 脱衣室
8 吹出口
9 送風部
10 風路
11 加熱部
12 イオン発生部
13 混合部
14 制御部
15 内部温度検知部
16 第一の外部温度検知部
17 第二の外部温度検知部
18 季節判定部
19 位置検知部
20 入力受付部
21 比較部
22 吸込口選択部
23 吹出口選択部
24 乾燥空間
101 ボディドライヤー装置
102 浴室
103 壁パネル
104 吹出口ボックス
105 送風装置
106 制御装置
107 ドア
108 左右吹出部
109 上部吹出部
110 送風ダクト
111 コンプレッサー

Claims (14)

  1. 浴室の内部の空気または前記浴室の外部の空気を吸い込む吸込口と、
    前記吸込口から吸い込まれた空気を前記浴室内に吹き出す複数の吹出口と、
    前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、
    前記吸込口から前記吹出口まで前記風路を介して空気を導く送風部と、
    前記吸込口が吸い込む空気を前記浴室の内部の空気と前記浴室の外部の空気とから選択する制御部と、を備えたボディドライヤー装置。
  2. 前記浴室の外部の空気は、
    前記浴室の内部の空気以外の屋内の空気または屋外の空気である請求項1記載のボディドライヤー装置。
  3. 前記外部の空気の温度を検知する外部温度検知部と、
    前記内部の空気の温度を検知する内部温度検知部とを備え、
    前記制御部は、
    前記外部温度検知部が検知した前記外部の空気の温度と前記内部温度検知部が検知した前記内部の空気の温度とに基づいて前記吸込口が吸い込む空気を選択する請求項1または2記載のボディドライヤー装置。
  4. 夏季とそれ以外の季節を判定する季節判定部を備え、
    前記制御部は、
    前記季節判定部が判定した判定結果に基づいて前記吸込口が吸い込む空気を選択する請求項1から3いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  5. 前記外部の空気の温度を検知する外部温度検知部と、
    前記内部の空気の温度を検知する内部温度検知部と、
    夏季とそれ以外の季節を判定する季節判定部とを備え、
    前記制御部は、
    前記季節判定部による判定結果が夏季である場合、
    前記外部温度検知部が検知した前記外部の空気の温度と前記内部温度検知部が検知した前記内部の空気の温度とを比較し、
    前記比較結果において低い温度の空気を前記吸込口が吸い込む請求項1または2に記載のボディドライヤー装置。
  6. 前記吹出口から吹き出す空気の温度及び/または風量の変更を受け付ける入力受付部を備え、
    前記制御部は、
    前記入力受付部に入力された入力情報に基づいて前記吹出口から吹き出す空気の温度及び/または風量を変更する請求項1から5いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  7. 前記吹出口から吹き出す空気の向きを変更する向き変更部を備える請求項1から6いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  8. 前記吹出口から吹き出す空気を加熱する加熱部を備え、
    前記制御部は、
    前記吸込口が吸い込む空気の温度及び/または前記入力情報に基づいて加熱部を動作させる請求項1から7いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  9. マイナスイオンを発生させるイオン発生部と、
    前記送風部から送り出す空気と前記イオン発生部が発生するマイナスイオンとを混合する混合部とを備え、
    前記吹出口は、
    前記混合部にて混合された空気とマイナスイオンとを吹き出す請求項1から8いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  10. 前記吹出口は、浴室内の上部及び/または側面に設置される請求項1から9いずれかに記載のボディドライヤー装置。
  11. 前記吹出口は、浴室内の上部及び側面に設置され、
    前記制御部は、
    浴室内の上部に設置された前記吹出口から吹き出る風量を、前記浴室内の側面に設置された前記吹出口から吹き出る風量よりも多くした請求項10記載のボディドライヤー装置。
  12. 前記浴室内における人の頭の位置を検知する位置検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記位置検知部が検知した頭の位置に基づいて、前記複数の吹出口から吹き出る風の風量をそれぞれ変更する請求項11記載のボディドライヤー装置。
  13. 前記浴室内における人の頭の位置を検知する位置検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記位置検知部が検知した頭の位置に基づいて、前記複数の吹出口を選択的に開閉する請求項11記載のボディドライヤー装置。
  14. 前記制御部は、
    前記浴室内の上部に設置された前記吹出口から空気を吹き出す時間を、前記浴室内の側面に設置された前記吹出口から空気を吹き出す時間に比べて長くした請求項11から13いずれかに記載のボディドライヤー装置。
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