JP2017147895A - ケーブルキャリアの取付構造および取付方法 - Google Patents

ケーブルキャリアの取付構造および取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 保持するケーブルの耐久性を良好に維持しつつ、構成のコンパクト化を図ることができるケーブルキャリアの取付構造を提供する。
【解決手段】 ケーブル12を保持するケーブルキャリア10を折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体30に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体20に取り付けたケーブルキャリアの取付構造1であって、移動体20に固定されたケーブルキャリア10の折り返し部Rに向けた延出方向が、移動体20の移動方向に対して支持体30側に傾斜するように、ケーブルキャリア10を案内するガイド部材25を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力ケーブルや信号ケーブル等の各種ケーブルを保持するケーブルキャリアの取付構造および取付方法に関する。
往復動する移動体に設けられた各種アクチュエータに対して電力、信号、流体等を供給するケーブルを湾曲可能に保持するため、従来からケーブルキャリアが用いられている(例えば、特許文献1および2)。図9に示すように、特許文献1に開示されたケーブル・ホースの案内支持装置50は、U字状に湾曲するケーブルキャリア51の一端が、水平方向に往復動する移動体52に固定され、ケーブルキャリア51の他端が、チャネル53後方の固定部に固定されている。チャネル53の床部の前方側には傾斜部53aが形成されており、移動体52が前方に移動したときに、傾斜部53aでケーブルキャリア51の撓みを吸収することで、ケーブルキャリア51の移動体52近傍位置での破損を防止できるとされている。
特開平9−68259号公報 特開2013−198224号公報
上記特許文献1に開示された装置50は、チャネル53の床部の後方側が水平部53bとされており、ケーブルキャリア51は、水平部53bにおいて移動体52の移動方向と同じ水平方向に配置されるため、移動体52が後方に移動した場合には、図9に二点鎖線で示すように、ケーブルキャリア51の湾曲部Wが移動体52の上方に膨らんだ状態になる。特に、ケーブルキャリア51に保持されるケーブルの剛性が高い場合や、移動体52の加減速により大きな反動が生じる場合には、ケーブルキャリア51の湾曲部Wの膨らみがより大きくなったり、湾曲部Wの跳ね上がりが生じることがあるため、このようなケーブルキャリア51の変形を許容する大きなスペースを確保する必要があるという問題があった。
また、チャネル53の前方側である傾斜部53aにおいて、ケーブルキャリア51の傾斜部53aに沿った延出方向は、移動体52の移動方向に対して移動体52とは反対側に拡がる方向であるため、ケーブルキャリア51の湾曲部Wが自由に変形し易く、やはり跳ね上がりが発生する。このように、ケーブルキャリア51の湾曲部Wの跳ね上がりが繰り返し生じると、ケーブルがケーブルキャリア51と擦れて摩耗や破損が生じ易くなるという問題があった。
そこで、本発明は、保持するケーブルの耐久性を良好に維持しつつ、構成のコンパクト化を図ることができるケーブルキャリアの取付構造および取付方法の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けたケーブルキャリアの取付構造であって、前記移動体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向が、前記移動体の移動方向に対して前記支持体側に傾斜するように、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を備えるケーブルキャリアの取付構造により達成される。前記支持体は、折り返された前記ケーブルキャリアの外側が当接する当接面を有することが好ましい。
あるいは、本発明の前記目的は、ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けたケーブルキャリアの取付構造であって、 前記支持体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向が、前記移動体の移動方向に対して前記移動体側に傾斜するように、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を備えるケーブルキャリアの取付構造により達成される。前記移動体は、折り返された前記ケーブルキャリアの外側が当接する当接面を有する支持レールに沿って移動可能に支持されていることが好ましい。
また、前記ガイド部材は、前記ケーブルキャリアの上方に配置されて前記ケーブルキャリアを案内することが好ましい。
また、前記ケーブルキャリアを挟んで両側に一対の側板を備え、一対の前記側板は、互いに対向するように長孔がそれぞれ形成されることで、前記ガイド部材は、棒状の両端部が前記各長孔に挿通されて固定されるように構成することができる。
また、本発明の前記目的は、ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けるケーブルキャリアの取付方法であって、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を設けることにより、前記移動体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向を、前記移動体の移動方向に対して前記支持体側に傾斜させるケーブルキャリアの取付方法により達成される。
あるいは、本発明の前記目的は、ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けるケーブルキャリアの取付方法であって、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を設けることにより、前記支持体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向を、前記移動体の移動方向に対して前記移動体側に傾斜させるケーブルキャリアの取付方法により達成される。
本発明によれば、保持するケーブルの耐久性を良好に維持しつつ、構成のコンパクト化を図ることができるケーブルキャリアの取付構造および取付方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るケーブルキャリアの取付構造を示す側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の作動を説明するための側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の変形例を示す要部側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の他の変形例を示す要部側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の更に他の変形例を示す側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の更に他の変形例を示す側面図である。 図1に示すケーブルキャリアの取付構造の更に他の変形例を示す側面図である。 本発明の実施例の測定結果を示す図である。 従来のケーブルキャリアの取付構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るケーブルキャリアの取付構造を示す側面図である。図1に示すように、ケーブルキャリアの取付構造1は、ケーブルキャリア10の一端側を支持体30に固定し、他端側を移動体20に取り付けて構成されている。
ケーブルキャリア10は、複数のリンク部材11を屈曲可能となるように直線状に連結してなる公知の部材であり、電力、信号、流体等を供給するケーブル12を内部に保持することができる。ケーブルキャリア10は、移動体20に固定された端部13から直線状に延出して、折り返し部RにおいてU字状に湾曲して折り返され、反対側の端部14が支持体30に取り付けられている。
移動体20は、水平な台板40上に設置された支持体30に移動可能に支持された本体21と、本体21の上部に設けられた固定板22と、固定板22の上方に配置された押さえ板23とを備えており、不図示の駆動機構によって、水平方向に往復移動するように配置されている。固定板22および押さえ板23は、互いに対向するように水平に配置され、ボルト・ナット等の連結具24により、ケーブルキャリア10の端部13を水平な状態で挟持する。
押さえ板23の下面側には、ガイド部材25が固定されている。ガイド部材25は、楔状に形成されており、下面側がケーブルキャリア10の延出方向に向けて斜め下方に傾斜する傾斜面とされている。ケーブルキャリア10は、上方に配置されたガイド部材25により上部が押圧されることで、折り返し部Rに向けて斜め下方に案内される。ガイド部材25の形状は、特に限定されるものではなく、平板状など他の形状であってもよい。また、本実施形態ではガイド部材25を押さえ板23に固定しているが、ケーブルキャリア10を案内可能な位置であればよく、ガイド部材25の設置位置は特に限定されない。
支持体30は、水平に配置された支持レールからなり、移動体20を一方向に沿って往復動可能に支持すると共に、ケーブルキャリア10の端部14が固定される。支持体30の上部には、水平な当接面31が形成されており、折り返し部Rで折り返されたケーブルキャリア10の外側(下側)が当接面31に当接する。本実施形態においては、ケーブルキャリア10の端部14が固定される支持体30が、移動体20の移動方向を案内する支持レールにより構成されているが、ケーブルキャリア10の端部14が、支持レールとは別の部材からなる支持体に固定されてもよい。また、移動体20を一方向に往復動させるための構成は、本実施形態のような支持レールに沿って駆動される構成に限定されるものではなく、例えば、ロボットアームの先端に移動体20を取り付けて、ロボットアームの駆動により移動体20を往復動させる構成であってもよい。
上述したケーブルキャリアの取付構造1は、ケーブルキャリア10を案内するガイド部材25によって、移動体20に固定されたケーブルキャリア10の折り返し部Rに向けた延出方向が、移動体20の移動方向(すなわち、水平方向)に対して支持体30側(すなわち、下側)に傾斜している。このため、ケーブルキャリア10の折り返し部Rには、斜め下方に抑え込もうとする力が生じる。この力は、移動体20が往復移動している間、折り返し部Rに対して常時作用するため、移動体20が図1の矢示方向に移動しても、折り返し部Rの上方への膨らみや跳ね上がりを防止することができ、図2に示すように、折り返し部Rの曲率を略一定に維持することができる。
したがって、支持体30の上方空間は、ケーブルキャリア10の折り返しに必要な最小限の空間を確保するだけでよく、省スペース化を図ることができる。また、ケーブルキャリア10に保持されたケーブル12の跳ね上がりが抑制されることで、ケーブルキャリア10とケーブル12との間に生じる摩擦が軽減されるため、ケーブル12の摩耗による発塵や破損などを生じ難くして、良好な耐久性を得ることができる。
支持体30を構成する支持レールは、ケーブルキャリア10の外側が当接する当接面31を備えているため、上述した折り返し部Rに作用する斜め下方の力が仮に大きくなり過ぎた場合でも、当接面31がケーブルキャリア10を支持することで、折り返し部Rの形状を確実に維持することができる。当接面31は、対向するケーブルキャリア10の外側全体と当接する必要はなく、一部のみと当接してもよい。この場合、ケーブルキャリア10の当接面31との当接位置は、折り返し部Rになるべく近いことが好ましい。
移動体20の移動方向に対するケーブルキャリア10の延出方向の傾斜角は、大きすぎるとケーブルキャリア10の設置に必要なスペースが大きくなり、ケーブルキャリア10の負荷も大きくなるため、折り返し部Rの膨らみや跳ね上がりを確実に防止できる範囲でなるべく小さいことが好ましい。具体的には、図1に示すように、移動体20が折り返し部Rから最も離れた状態で、移動体20の移動方向とケーブルキャリア10の延出方向とのなす角度θが、0度を超える場合に、従来の構成と比較して、保持するケーブルの耐久性を良好に維持しつつ、構成のコンパクト化を図ることができる。上記の角度θは、3〜10度であることが好ましく、後述する実施例に示すように、3.5〜4.0度であることがより好ましい。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、本実施形態の移動体20は、ケーブルキャリア10の端部13を挟持して固定する固定板22および押さえ板23とは別に、ケーブルキャリア10を案内するガイド部材25を備えているが、図3に要部側面図で示すように、ガイド部材25を平板状に形成し、ケーブルキャリア10の端部13を固定板22およびガイド部材25により傾斜した状態で挟持することにより、ガイド部材25がケーブルキャリア10の案内と共に固定を行うように構成してもよい。なお、図3において、図1と同様の機能を有する構成部分には同一の符号を付している(以下の図面においても同様)。
また、図1において、端部13から折り返し部Rに向けて延出するケーブルキャリア10を挟んで両側に、一対の側板を設けてもよい。図4は、一方の側板26を示す側面図である。各側板26は、上下に延びる長孔26aが互いに対向するように形成されている。各側板26の長孔26aには、ボルトからなる棒状のガイド部材25の両端部が挿通され、ナット(図示せず)により固定される。この構成によれば、ケーブルキャリア10を上方から押圧して案内するガイド部材25の位置を、長孔26aの長手方向に沿って調整することができるので、ケーブルキャリア10の延出方向を所望の角度に容易に設定することができる。
また、図1に示す構成においては、ケーブルキャリア10の上方に配置されたガイド部材25が、ケーブルキャリア10の延出方向を斜め下方に案内することで、ケーブルキャリア10やケーブル12の自重も利用して、折り返し部Rに抑え込む力を生じさせることができる。但し、図5に示すように、支持体30が、水平方向に往復動する移動体20よりも上方でケーブルキャリア10を支持し、ケーブルキャリア10の下方に配置されたガイド部材25が、ケーブルキャリア10の延出方向を斜め上方に案内する構成であってもよい。支持レールからなる支持体30は、下部に当接面31を有することにより、折り返し部Rで折り返されたケーブルキャリア10の外側(上側)が当接面31と当接するため、図1に示す構成と同様に、折り返し部Rの形状を確実に維持することができる。
また、上記各実施形態のガイド部材25は、移動体20に固定されたケーブルキャリア10の折り返し部Rに向けた延出方向が、移動体20の移動方向に対して支持体30側に傾斜するように、ケーブルキャリア10を案内するようにしているが、図6に示すように、支持体30に固定されたケーブルキャリア10の折り返し部Rに向けた延出方向が、移動体20の移動方向(すなわち、水平方向)に対して移動体20側(すなわち、下側)に傾斜するように、ケーブルキャリア10を案内するガイド部材36を備える構成であってもよい。
支持体30は、水平な台板40上に設置される本体32の上部に設けられた固定板33と、押さえ板34とを備えており、ボルト・ナット等の連結具35により、ケーブルキャリア10の端部を固定板33と押さえ板34との間に挟持する。ガイド部材36は、押さえ板34の下面に固定されており、図1に示すガイド部材25と同様に、下面側がケーブルキャリア10の延出方向に向けて斜め下方に傾斜する傾斜面とされている。ケーブルキャリア10は、上部がガイド部材36により押圧されることで、折り返し部Rに向けて斜め下方に案内される。この構成における好ましい傾斜角度は、図1に示す構成と同様であり、支持体30が折り返し部Rから最も離れた状態で、移動体20の移動方向と支持体30からのケーブルキャリア10の延出方向とのなす角度が、0度を超える必要があり、3〜10度であることが好ましく、3.5〜4.0度であることがより好ましい。
移動体20は、不図示の駆動機構によって、支持レール26に沿って水平方向に往復移動するように配置されている。支持レール26は、上部に水平な当接面27を有しており、折り返し部Rで折り返されたケーブルキャリア10の外側(下側)が、移動体20の移動により当接面27に当接する。
図6に示すガイド部材36は、ケーブルキャリア10の上方に配置されてケーブルキャリア10を斜め下方に案内しているが、図7に示すように、ガイド部材36がケーブルキャリア10の下方に配置されて、ケーブルキャリア10を斜め上方に案内する構成であってもよい。
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
図1に示す構成のケーブルキャリアの取付構造において、まず、従来と同様に、移動体20の移動方向とケーブルキャリア10の延出方向とのなす角度(傾斜角)θを0度に設定し、移動体高さをパラメータとして、それぞれに対して折り返し部Rの湾曲部高さをビデオ撮影により測定した。移動体高さは、移動体20の移動面に対するケーブルキャリア10の端部13の高さである。また、湾曲部高さは、移動体20の往復動作中における湾曲状の折り返し部Rの高さの最大値である。移動体20のストロークは1100mmに設定した。測定結果を、図8の比較例1から3に示す。
比較例1から3は、移動体高さが、それぞれ110mm、115mm、117mmである。いずれの場合も、湾曲部高さは130mmであり、移動体高さに比べて湾曲部高さがはるかに大きくなった。
次に、移動体高さは117mmで一定とし、上記と同様の条件で傾斜角θをパラメータとしたときの折り返し部Rの湾曲部高さを測定した。この結果を図8の実施例1から12に示す。
傾斜角θが0度(比較例3)の場合には湾曲部高さが130mmであるのに対し、傾斜角θが0度から大きくなるにつれて湾曲部高さは急激に低下し、傾斜角θが0.9度(実施例1)において、折り返し部Rの高さ抑制効果が確認された。すなわち、折り返し部Rの高さ抑制は、単に移動体高さを高くするだけでは実現することができず、ガイド部材がケーブルキャリアを押圧して傾斜させることで実現可能であることが明らかになった。
傾斜角θがある程度大きくなると、高さ抑制効果は徐々に小さくなり、傾斜角θが5.1度以上(実施例11,12)で、湾曲部高さは117mmで移動体高さと同じになった。上記の傾斜角θは、移動体20の移動に伴うケーブルキャリア10への負荷を抑制するため、良好な高さ抑制効果が得られる範囲でなるべく小さいことが望ましいことから、3.5〜4.0度が最適であると考えられる。
1 ケーブルキャリアの取付構造
10 ケーブルキャリア
12 ケーブル
20 移動体
25 ガイド部材
26 支持レール
27 当接面
30 支持体
31 当接面
36 ガイド部材
R 折り返し部

Claims (8)

  1. ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けたケーブルキャリアの取付構造であって、
    前記移動体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向が、前記移動体の移動方向に対して前記支持体側に傾斜するように、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を備えるケーブルキャリアの取付構造。
  2. 前記支持体は、折り返された前記ケーブルキャリアの外側が当接する当接面を有する請求項1に記載のケーブルキャリアの取付構造。
  3. ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けたケーブルキャリアの取付構造であって、
    前記支持体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向が、前記移動体の移動方向に対して前記移動体側に傾斜するように、前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を備えるケーブルキャリアの取付構造。
  4. 前記移動体は、折り返された前記ケーブルキャリアの外側が当接する当接面を有する支持レールに沿って移動可能に支持されている請求項3に記載のケーブルキャリアの取付構造。
  5. 前記ガイド部材は、前記ケーブルキャリアの上方に配置されて前記ケーブルキャリアを案内する請求項1から4のいずれかに記載のケーブルキャリアの取付構造。
  6. 前記ケーブルキャリアを挟んで両側に一対の側板を備え、
    一対の前記側板は、互いに対向するように長孔がそれぞれ形成されており、
    前記ガイド部材は、棒状の両端部が前記各長孔に挿通されて固定される請求項1から5のいずれかに記載のケーブルキャリアの取付構造。
  7. ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けるケーブルキャリアの取付方法であって、
    前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を設けることにより、前記移動体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向を、前記移動体の移動方向に対して前記支持体側に傾斜させるケーブルキャリアの取付方法。
  8. ケーブルを保持するケーブルキャリアを折り返すようにU字状に湾曲させて、一端側を支持体に固定し、他端側を一方向に往復移動可能な移動体に取り付けるケーブルキャリアの取付方法であって、
    前記ケーブルキャリアを案内するガイド部材を設けることにより、前記支持体に固定された前記ケーブルキャリアの折り返し部に向けた延出方向を、前記移動体の移動方向に対して前記移動体側に傾斜させるケーブルキャリアの取付方法。
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