JP2017146891A - 医療機器の遠隔監視システム、医療機器の遠隔監視方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】在宅患者の治療データを複数の医療機関で共有でき、医師、看護師等が複数の患者の治療データを容易に確認できる医療機器の遠隔監視システム等を提供する。
【解決手段】複数の医療従事者側端末装置と、複数の医療機器と、中継手段とが通信ネットワーク介して接続された医療機器の遠隔監視システムであって、中継手段は治療データの送信を許可する医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶し、資格情報に基づいて治療データを送信する。資格情報には、かかりつけ医療機関と他の医療機関の登録が可能であり治療データの共有を可能とする。また、中継手段はグループ化した治療データを作成し、医療従事者側端末に患者一覧表を表示し、閾値を超えたデータをハイライト表示させる。患者一覧表により医療従事者は複数の在宅患者の治療データを効率良く確認できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔で医療機器を使用する患者の状態を監視する遠隔監視システム、医療機器の遠隔監視方法、およびプログラムに関する。
在宅で治療または療養を受ける在宅患者に対して、在宅医療機器が提供されることがある。たとえば、患者の鼻部に取り付けられた鼻マスクに陽圧の空気を送気し、在宅患者の呼吸を補助する陽圧式人工呼吸補助装置もその1つである。
従来、この陽圧式人工呼吸補助装置を使用している在宅患者は、かかりつけ医療機関の外来受診時に体調、陽圧式人工呼吸補助装置の使用状況、陽圧式人工呼吸補助装置の不具合等を医師に知らせていた。また、特許文献1、2には陽圧式人工呼吸補助装置を通信ネットワークに接続し、在宅患者の治療データを送信する医療機器の遠隔監視システムが開示されている。このような遠隔監視システムを利用することにより、医師、看護師等の医療従事者は、在宅患者の治療データをより詳細に知ることが可能となる。
しかし、従来の医療機器の遠隔監視システムでは、在宅患者が転院または一時的に他の医療機関を受診する場合、かかりつけ医療機関と他の医療機関で治療データを共有することが難しく、また医師、看護師等の医療従事者は、自らが担当する複数の在宅患者の中から、効率的な治療のために指導が必要な患者と指導内容を容易に把握することが困難である等の問題があった。
特開2002−301156号公報 特開2002−291889号公報
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、その目的は在宅患者がかかりつけ医療機関以外の他の医療機関を受診する際、かかりつけ医療機関と他の医療機関で治療データを共有することを可能とし、また医師、看護師等の医療従事者が複数の患者の治療データを効率良く確認し、指導が必要な患者と指導内容を容易に把握することができる医療機器の遠隔監視システム等を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明による医療機器の遠隔監視システムは、複数の医療従事者側端末装置と、複数の医療機器と、少なくとも1つの中継手段とが通信ネットワークを介して接続された医療機器の遠隔監視システムであって、前記複数の医療機器は取得した患者の治療データを前記中継手段に送信し、前記中継手段は、前記治療データを受信する受信手段と、前記治療データを記憶する治療データ記憶手段と、前記治療データを前記医療従事者側端末装置へ送信する治療データ提供手段とを備え、前記治療データ提供手段は、前記複数の医療機器の各々について前記治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶し、前記治療データ提供手段は、前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する前記医療従事者側端末装置に前記治療データを送信することを特徴とする。
また、前記治療データ提供手段は、前記医療機器を使用する患者ごとに前記医療従事者側端末装置から入力された他の医療機関または医療従事者に付与されたアカウントを、前記治療データの送信を許可する医療機関または医療従事者のアカウントとして前記資格情報に登録されていることを特徴とする。
また、前記治療データ提供手段は、前記複数の医療機器から受信した前記治療データを、前記資格情報に基づいてグループ化した治療データを作成し、前記医療従事者側端末装置に前記グループ化した治療データを送信し、治療データの一覧として表示させることを特徴とする。
また、前記治療データ提供手段は、前記治療データに対する閾値を記憶し、前記医療機器から送信された前記治療データの中から、前記閾値を超える治療データを抽出し、前記治療データの一覧において、前記抽出された閾値を超える治療データを強調して表示させることを特徴とする。
また、前記強調した表示は、前記閾値を超えた治療データのハイライト表示、太字表示、色分けした表示、または点滅表示等であることを特徴とする。
また、前記治療データの一覧として表示させる項目は、無呼吸低呼吸指数、鼻マスクからの空気漏れ量、および使用率のうち1以上の項目を含むことを特徴とする。
また、前記医療機器は、陽圧式人工呼吸補助装置であることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明による医療機器の遠隔監視方法は、複数の医療従事者側端末装置と、複数の医療機器と、少なくとも1つの中継手段とが通信ネットワークを介して接続された医療機器の遠隔監視方法であって、前記複数の医療機器は取得した患者の治療データを前記中継手段に送信し、前記中継手段は、前記複数の医療機器の各々について前記治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶し、前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する前記医療従事者側端末装置に該治療データを送信することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、複数の医療機器の各々について、治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶する手順、前記複数の医療機器が取得した患者の治療データを受信する手順、前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する医療従事者側端末装置に該治療データを送信する手順、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
なお、本発明の医療機器の遠隔監視方法およびプログラムには、複数の手順が記載されているが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。本発明の医療機器の遠隔監視方法およびプログラムの実施に際し、複数の手順の順番は支障のない範囲で適宜変更が可能である。また、本発明の医療機器の遠隔監視方法およびプログラムの複数の手順は、個々に相違するタイミングで実行されるものに限定されない。ある手順の実行中に他の手順が実行されるとしてもよい。
本発明によれば、在宅患者がかかりつけ医療機関以外の他の医療機関を受診する際、かかりつけ医療機関と他の医療機関とで治療データを共有することを可能とし、また医師、看護師等の医療従事者は複数の患者の治療データを効率良く確認し、指導が必要な患者と指導内容を容易に把握することができる。
医療機器の遠隔監視システムの全体構成を示す図である。 複数のサーバ装置により中継手段を構成した一例を示す図である。 患者ごとに管理された治療データを示す図である。 資格情報リストを示す図である。 治療データのグループ化を示す図である。 患者一覧の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
1.医療機器の遠隔監視システムの構成
図1は、本発明の一実施形態である医療機器の遠隔監視システムの全体構成を示したものである。医療機器の遠隔監視システムは、通信ネットワーク1に接続された複数の医療機器である陽圧式人工呼吸補助装置2、中継手段3、複数の医療従事者側端末装置4を備える。
通信ネットワーク1は、インターネット、公衆電話回線ネットワーク、移動通信ネットワーク、または専用回線ネットワークのいずれであってもよいし、これらのネットワークが組み合わされた通信ネットワークであってもよい。
陽圧式人工呼吸補助装置2には、装置ごとに異なるシリアル番号等の装置識別情報が付与されている。中継手段3には各陽圧式人工呼吸補助装置2の装置識別情報に対応して、陽圧式人工呼吸補助装置2を使用して治療または療養を受ける在宅患者(以下、単に「患者」という。)の情報、例えば患者ID、氏名、住所、かかりつけ医療機関等の患者情報が登録されている。中継手段3は登録された患者情報を参照することにより、陽圧式人工呼吸補助装置2から受信した装置識別情報から、受信した治療データがどの患者のものであるのか識別可能である。
陽圧式人工呼吸補助装置2は、在宅医療機器の1つであり、患者の鼻マスクに陽圧の空気を送気して、患者の呼吸を補助するものである。このため、陽圧式人工呼吸補助装置2は、在宅医療を受けている患者の近く(たとえば患者宅等)に設置される。この陽圧式人工呼吸補助装置2には、2相圧式のものと、持続陽圧式のものとが含まれる。
2相圧式のものは、患者の吸気時には相対的に高い陽圧(吸気圧:IPAP)の空気を、呼気時には相対的に低い陽圧(呼気圧:EPAP)の空気を、それぞれ患者に送気するものである。持続陽圧式(CPAP)のものは、常に一定の陽圧の空気を患者に送気するものと、患者の気道閉塞状態に応じて上限圧と下限圧の間で自動調整された陽圧の空気を患者に送気するものである。IPAP、EPAPおよびCPAPの各圧力は、医師により処方された圧力(処方圧)に設定される。
陽圧式人工呼吸補助装置2は通信手段を備え、定期的または中継手段3からの要求に応じて装置識別情報と治療データを中継手段3に送信する。陽圧式人工呼吸補助装置2から送信される患者の治療データには、例えば、患者の呼吸状態(無呼吸、低呼吸等)、陽圧式人工呼吸補助装置2の稼働時間等のデータが含まれる。さらに、患者の換気量、鼻マスクからの空気漏れ量、鼻マスクの内圧、分時呼吸数、吸入酸素濃度、およびこの陽圧式人工呼吸補助装置2の運転状況(鼻マスクが外れた場合のアラーム等)のデータが含まれてもよい。また、脈拍数・酸素飽和度測定器が設けられた場合には、この脈拍数・酸素飽和度測定器により測定された脈拍数や酸素飽和度のデータが治療データに含まれてもよい。
中継手段3は、陽圧式人工呼吸補助装置2を提供する企業内、訪問看護ステーション等に設置され、陽圧式人工呼吸補助装置2から送信されたデータを受信し、その全部または一部を医療従事者側端末装置4に送信するものである。中継手段3の詳細は後述する。
医療従事者側端末装置4は、医療機関(病院、医院、診療所、クリニック等)が使用するサーバ装置、コンピュータ等であり、ワイヤレス通信の機能を備えた携帯端末として医療従事者が所持するものであってもよい。医療従事者側端末装置4は、中継手段3と通信ネットワーク1を介してデータの送受信を行う。
中継手段3には、医療機関と医療従事者に付与されたアカウントの対応表が登録されており、中継手段3は医療従事者側端末装置4から前記医療機関または医療従事者のアカウントを受信することにより、前記アカウントを特定することができる。
医師、看護師等の医療従事者は医療従事者側端末装置4を使用して、中継手段3から陽圧式人工呼吸補助装置2が送信した治療データの全部または一部を受信できる。また、医療従事者は、医療従事者側端末装置4を操作して、治療データのダウンロード要求を中継手段3に送信し、医療従事者側端末装置4に必要なデータをダウンロードすることもできる。さらに、医療従事者は、医療従事者側端末装置4を操作して、陽圧式人工呼吸補助装置2に必要な処方情報を設定することもできる。
2.中継手段の構成および医療機器の監視方法
中継手段3は、コンピュータ、サーバ装置等によって構成することができる。また複数のサーバ装置をネットワークによって接続して構築しても構わない。図2は複数のサーバ装置により中継手段3を構成した例である。
図2に示した中継手段3は、基本情報サーバ31、受信サーバ32、外部閲覧用サーバ33を備え、それぞれが記憶部を有し、相互に通信可能に接続されている。
基本情報サーバ31には、患者の患者ID、氏名、住所、かかりつけ医療機関、使用中の陽圧式人工呼吸補助装置2の装置識別情報等が患者情報として登録されている。また、医療機器の遠隔監視システムを利用する医療機関の名称、所在地、医療機関および医療従事者のアカウント等が医療機関情報として登録されている。登録された患者情報および医療機関情報は、中継手段3の管理者によって適宜更新可能である。
受信サーバ32は、通信ネットワーク1を介して陽圧式人工呼吸補助装置2から装置識別情報、治療データ等を受信する受信手段である。受信した患者の治療データは、陽圧式人工呼吸補助装置2の装置識別情報から、基本情報サーバ31に保管された患者情報等と結合されて、外部閲覧用サーバ33に記憶される。外部閲覧用サーバ33の記憶部には図3に模式的に示すように、個々の患者の治療データとして記憶される。
外部閲覧用サーバ33は患者の治療データを医療従事者側端末装置4に送信する治療データ提供手段である。外部閲覧用サーバ33に記憶された患者の治療データは、外部閲覧用サーバ33により治療データへのアクセス権限を有する医療機関または医療従事者が使用する医療従事者側端末装置4に送信される。外部閲覧用サーバ33は、患者ごとに治療データの送信を許可する医療機関または医療従事者に付与されたアカウントのリストを資格情報として記憶し、リストに登録された医療機関の医療従事者側端末装置4にのみ患者の治療データの送信を許可する。
医療従事者が医療従事者側端末装置4から本システムにログインする際、外部閲覧用サーバ33は、医療従事者側端末装置4から送信された医療機関または医療従事者のアカウントが、資格情報に登録されたアカウント情報であるかを確認する。外部閲覧用サーバ33は、前記アカウントが資格情報に登録されているものであると判断しログインを許可した場合、治療データを送信可能な患者一覧を、医療従事者側端末装置4に送信する。医療従事者側端末装置4が受信した患者一覧から医療従事者が特定の患者を選択することで、医療従事者側端末装置4は治療データの送信要求を外部閲覧用サーバ33に送信する。外部閲覧用サーバ33は要求された患者の治療データを医療従事者側端末装置4に送信する。
外部閲覧用サーバ33の記憶部には、これらの処理を行うプログラムが記憶され、外部閲覧用サーバ33の制御部が記憶部からプログラムを読み出して実行することにより、患者の治療データは医療従事者側端末装置4に送信される。
(1)治療データの共有
外部閲覧用サーバ33に保存される資格情報には、図4に示すように患者ごとに、かかりつけ医療機関と共有医療機関がそれぞれ登録される。外部閲覧用サーバ33は、患者ごとに資格情報を参照し、その患者の資格情報に登録されたかかりつけ医療機関の医療従事者側端末装置4と、共有医療機関の医療従事者側端末装置4に対して治療データの送信を許可する。
資格情報に登録されるかかりつけ医療機関は、予め基本情報サーバ31に患者情報として登録されているかかりつけ医療機関である。かかりつけ医療機関は、患者が医療機器、例えば、陽圧式人工呼吸補助装置2を用いた在宅治療開始後に定期的に外来受診し、医師、看護師等の医療従事者から在宅治療の指導を受ける医療機関である。基本情報サーバ31には、1人の患者に対して1つの医療機関が、かかりつけ医療機関として登録される。基本情報サーバ31に登録された、かかりつけ医療機関が中継手段3の管理者によって変更されると、外部閲覧用サーバ33に保存されている資格情報に登録されたかかりつけ医療機関も自動的に変更される。
資格情報に登録される共有医療機関は、何らかの事情により患者が転院または一時的に他の医療機関を受診する必要があるときに登録される医療機関である。患者が転院または一時的に他の医療機関を受診する場合、かかりつけ医療機関の医師、看護師等の医療従事者は、医療機器の遠隔監視システムに登録している医療機関または医療従事者のリストの中から、患者が転院または一時的に受診する他の医療機関または医療従事者を選択する。そして、選択した他の医療機関を資格情報の共有医療機関として登録し、患者の治療データを共有する。
資格情報への共有医療機関の登録は、かかりつけ医療機関の医療従事者が、医療従事者側端末装置4を操作して行うことができる。医療従事者は医療従事者側端末装置4から外部閲覧用サーバ33にアクセスし、医療機器の遠隔監視システムに登録している医療機関または医療従事者のリストを受信する。そして、リストの中から患者が転院または一時的に受診する他の医療機関または医療従事者を選択し、選択した他の医療機関または医療従事者を共有医療機関として資格情報に登録するように要求する。外部閲覧用サーバ33は、登録要求に基づいて、資格情報へ登録を許可する。
例えば、図4の資格情報において医療機関Aをかかりつけ医療機関として登録している患者aが、何らかの事情により医療機関Bを受診することになると、医療機関Aの医療従事者は、医療機関Aが使用する医療従事者側端末装置4から外部閲覧用サーバ33にアクセスし、共有医療機関として医療機関Bを登録する。図4に示すように、外部閲覧用サーバ33の資格情報に医療機関Bが共有医療機関として登録されると、外部閲覧用サーバ33は医療機関Bが使用する医療従事者側端末装置4に対して患者の治療データの送信を許可する。医療機関Bの医療従事者は患者aの治療データを外部閲覧用サーバ33から受信することができ、医療機関Aと医療機関Bは患者aの治療データを共有することができる。なお、共有医療機関は複数の医療機関が登録されてもよい。
(2)治療データのグループ化
外部閲覧用サーバ33は、患者の治療データを記憶する記憶部5と、資格情報に登録されたかかりつけ医療機関ごとに、患者の治療データをグループ化する治療データ処理手段6を有する(図5)。
治療データ処理手段6は、図5に示すように定期的に、または医療従事者側端末装置4からの要求に応じて、記憶部5に記憶された治療データから、資格情報に登録されたかかりつけ医療機関が同一である患者の治療データを抽出し、かかりつけ医療機関ごとにグループ化した患者一覧データを作成する。外部閲覧用サーバ33は、定期的または医療従事者側端末装置4の要求に応じてグループ化した患者一覧データを送信し、患者一覧にした治療データを医療従事者側端末装置4に表示させる。図6にその一例を示す。医師、看護師等の医療従事者は、医療従事者側端末装置4から患者一覧を参照することにより、担当する複数の患者の治療データを短時間で確認できる。
外部閲覧用サーバ33はさらに閾値記憶手段7を備える。かかりつけ医療機関の医師、看護師等の医療従事者は、治療データのすべてまたは一部のデータについて予め決めた閾値を閾値記憶手段7に記憶させる。閾値の入力は医療従事者側端末装置4から外部閲覧用サーバ33にアクセスして行うこともできるし、中継手段3の入力装置を用いて行うこともできる。
図5に示すように、治療データ処理手段6は閾値記憶手段7を参照して、患者の治療データの中に閾値記憶手段7に設定された閾値を超えるデータの有無を調べる。そして、外部閲覧用サーバ33は閾値を越えたデータを、医師、看護師等の医療従事者の注意を惹くように、医療従事者側端末装置4に表示される患者一覧の表中でハイライト表示等とすることにより強調して表示させる。
強調して表示することで、医療従事者は閾値を越えたデータを患者一覧の表の中から容易に識別することが可能となる。なお、閾値を越えたデータの表示は、医師、看護師等の医療従事者の注意を惹く表示方法であれば、ハイライト表示の他に、太字表示、他のデータとは色分けした表示、点滅表示等であっても良い。
医療従事者側端末装置4に患者一覧として表示させるデータは、無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)、鼻マスクからの空気漏れ量、使用率等が好ましいが、医療従事者側端末装置4を操作して他のデータを適宜選択して患者一覧に表示させることもできる。
医師、看護師等の医療従事者は、医療従事者側端末装置4を操作して患者の治療データの中から必要なデータを選択し、患者一覧の表として表示させることができる。また、閾値を越えるデータがハイライト表示等により強調して表示され、容易に識別できるため、データの見落としを防ぎつつ複数の患者の治療データを効率良く確認し、指導が必要な患者と指導内容を容易に把握することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 通信ネットワーク
2 陽圧式人工呼吸補助装置
3 中継手段
4 医療従事者側端末装置
32 受信サーバ
33 外部閲覧用サーバ

Claims (9)

  1. 複数の医療従事者側端末装置と、複数の医療機器と、少なくとも1つの中継手段とが通信ネットワークを介して接続された医療機器の遠隔監視システムであって、
    前記複数の医療機器は取得した患者の治療データを前記中継手段に送信し、
    前記中継手段は、前記治療データを受信する受信手段と、前記治療データを記憶する治療データ記憶手段と、前記治療データを前記医療従事者側端末装置へ送信する治療データ提供手段とを備え、
    前記治療データ提供手段は、前記複数の医療機器の各々について前記治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶し、
    前記治療データ提供手段は、前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する前記医療従事者側端末装置に該治療データを送信する
    ことを特徴とする医療機器の遠隔監視システム。
  2. 前記治療データ提供手段は、前記医療機器を使用する患者ごとに前記医療従事者側端末装置から入力された他の医療機関または医療従事者に付与されたアカウントを、前記治療データの送信を許可する医療機関または医療従事者のアカウントとして前記資格情報に登録されていることを特徴とする請求項1に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  3. 前記治療データ提供手段は、前記複数の医療機器から受信した前記治療データを、前記資格情報に基づいてグループ化した治療データを作成し、
    前記医療従事者側端末装置に前記グループ化した治療データを送信し、治療データの一覧として表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  4. 前記治療データ提供手段は、前記治療データに対する閾値を記憶し、
    前記医療機器から送信された前記治療データの中から、前記閾値を超える治療データを抽出し、
    前記治療データの一覧において、前記抽出された閾値を超える治療データを強調して表示させることを特徴とする請求項3に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  5. 前記強調した表示は、前記閾値を超えた治療データのハイライト表示、太字表示、色分けした表示、または点滅表示であることを特徴とする請求項4に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  6. 前記治療データの一覧として表示させる項目は、無呼吸低呼吸指数、鼻マスクからの空気漏れ量、および使用率のうち1以上の項目を含むことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  7. 前記医療機器は、陽圧式人工呼吸補助装置であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の医療機器の遠隔監視システム。
  8. 複数の医療従事者側端末装置と、複数の医療機器と、少なくとも1つの中継手段とが通信ネットワークを介して接続された医療機器の遠隔監視方法であって、
    前記複数の医療機器は取得した患者の治療データを前記中継手段に送信し、
    前記中継手段は、前記複数の医療機器の各々について前記治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶し、
    前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する前記医療従事者側端末装置に該治療データを送信することを特徴とする医療機器の遠隔監視方法。
  9. 複数の医療機器の各々について、治療データの送信先としての資格が与えられた医療機関または医療従事者を表す情報を資格情報として記憶する手順、
    前記複数の医療機器が取得した患者の治療データを受信する手順、
    前記資格情報に基づいて、前記治療データの前記送信先としての資格が与えられた前記医療機関または医療従事者が使用する医療従事者側端末装置に該治療データを送信する手順、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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