JP2003308389A - 医療支援システム、医療支援方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム用記録媒体 - Google Patents

医療支援システム、医療支援方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム用記録媒体

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JP2003308389A
JP2003308389A JP2002113221A JP2002113221A JP2003308389A JP 2003308389 A JP2003308389 A JP 2003308389A JP 2002113221 A JP2002113221 A JP 2002113221A JP 2002113221 A JP2002113221 A JP 2002113221A JP 2003308389 A JP2003308389 A JP 2003308389A
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Takayuki Ishizaki
多嘉之 石崎
Takeshi Nagai
剛 長井
Kojiro Yano
康二郎 矢野
Ryoji Maekura
亮治 前倉
Atsushi Hiroya
淳 廣谷
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基幹病院と地域医療機関とが、より強固に連
携して在宅治療を実行可能とする構成を提供する。 【解決手段】 在宅医療機器5aの運転情報、患者5b
のコンプライアンス情報、患者5bの生体情報、あるい
は各医療機関3、4における診療情報を蓄積記録し、基
幹病院3の基幹病院端末3c及び地域医療機関4の地域
医療機関端末4c双方から閲覧を可能とするサーバ装置
7aを備えた医療支援システム1を構築することによ
り、在宅治療に関わる情報の共有化と、医療従事者間の
情報伝達の迅速化、容易化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療支援システ
ム、医療支援方法、コンピュータプログラム、コンピュ
ータプログラム用記録媒体に係り、特に、酸素濃度を高
めた空気を患者が吸引する在宅酸素療法に代表される在
宅治療の実行支援に最適な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、呼吸器疾患の患者に対して酸素ボ
ンベから供給する酸素療法が行われており、最近では空
気中の酸素を分離濃縮して酸素濃縮気体を得るための呼
吸用気体供給装置(以下、酸素濃縮器ともいう)が開発
され、それを用いた酸素療法が次第に普及するようにな
ってきた。
【0003】斯かる酸素療法は患者が医療機関に入院し
つつ実施される場合もあるが、患者の呼吸器疾患が慢性
症状を呈し、長期に渡ってこの酸素療法を実行して症状
の平静化、安定化を図る必要がある場合には、患者の自
宅に上記の酸素濃縮器を設置し、この酸素濃縮器が供給
する酸素富化された気体をカニューラと呼ぶ管部材を用
いて患者の鼻腔付近まで導いて、患者が吸引を行う治療
方法も行われている。この種の在宅酸素療法をHOT(Hom
e Oxygen Therapy)とも称する。
【0004】患者に対して上記の在宅酸素療法を導入し
て治療を継続するまでの過程を順に説明する。
【0005】まず、患者が自覚症状を有するなどして医
療機関に来診し、医師の診察を受ける。医療機関には、
患者の居住地域に密着した診療所等(所謂かかりつけ医
院)や、広域エリアのセンター的機能を担う基幹病院等
様々な形態あるが、ここではまず、上記のかかりつけ医
院(以下では地域医療機関と呼ぶ)に患者が来診した場
合について説明する。
【0006】上記の地域医療機関に患者が来診して医師
の診察を受けた結果、この患者は上記の在宅酸素療法が
必要であり、且つ、この在宅酸素療法のこの患者への導
入と初期の医学的指導の実行は、設備面などを考慮して
上記の基幹病院にて行うべきであることをこの医師が判
断すると、医師は患者を基幹病院に紹介するための書面
である紹介状を作成する。医師は患者を紹介する基幹病
院を選定するに際して、地域性や、この患者の症状に関
する過去の経験、及び医療機関同士のコネクション等を
考慮して選定を行う。
【0007】次に患者は、上記の紹介状を携えて、紹介
先の基幹病院を来診する。基幹病院の医師は、紹介状の
記載内容と自己の診察の結果等に基いて、この患者に対
し在宅酸素療法を実施するかどうかを判断する。在宅酸
素療法の実施を決定すると、多くの場合、この基幹病院
に短期間、患者が入院し、在宅酸素療法の導入と初期の
医学的指導を受ける。
【0008】上記の導入と初期の医学的指導を行った結
果、経過が良好である場合、基幹病院の医師は患者を紹
介元の地域医療機関に逆紹介し(このために基幹病院の
医師は地域医療機関に患者を逆紹介するための書面であ
る逆紹介状を作成する)、以後の在宅酸素療法に関わる
医学的指導は上記した地域医療機関に定期的に(例えば
月に一度)患者が通院して、この地域医療機関の医師か
ら受ける場合が多い。上記のように地域医療機関に患者
を逆紹介するのは、基幹病院に過度に患者が集中して医
療の効率が下がるのを避け、基幹病院と地域医療機関と
の機能の分担を明確化しようとする厚生労働省の方針に
沿う処置である。
【0009】例えば、公知の資料である厚生労働省発保
第0220001号「諮問書」に答えた「答申書」(中
央社会保険医療協議会、平成14年2月20日付け)の
第2頁中の第3節には、「医療機関の機能分担と連携に
配慮しつつ、診療所と病院の診療実態に即した診療報酬
上の評価の在り方について考察すること。」との記載が
ある。この答申に応じた診療報酬の改定では、平均在院
日数の低減(外来診療、在宅医療の促進)と紹介率の向
上(地域医療機関への患者の誘導)とが推奨されている
のである。
【0010】更に又、入院による酸素療法ではなく、患
者の自宅にて在宅酸素療法を受けることが出来れば、患
者の通院時間短縮や通院に伴う経済負担の低減、あるい
は地域医療機関なので曜日に拘らずに通院が出来、医師
の往診もより容易となるなど、患者のQOL(Quality of L
ife)を大きく向上させる効果も期待できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に説
明した在宅酸素療法の実施手順に代表される、従来技術
に係る在宅治療の実施に関わる構成では、下記する如く
の本質的に解決が困難な問題が存在した。
【0012】(1)在宅治療を行う在宅医療機器の運転
情報など、この在宅治療に関わる重要な情報を医師が直
接、容易に知ることができないので、これら重要な情報
を直接確認出来ない状態で医師は患者に対する在宅治療
の医学的指導を行わねばならない点。
【0013】すなわち上記した酸素濃縮器は患者宅に設
置されているので、この酸素濃縮器の運転情報(機器の
機能は正常であるか、供給気体中の酸素濃度、供給流
量、運転履歴情報等の情報)を医師は容易に直接的に知
ることが出来ない。従って医師は、酸素濃縮器が正常に
作動しているか否か、処方通りに患者は酸素濃縮器を使
用しているのか(患者のコンプライアンス情報)等の重
要な情報を直接知ること無しに在宅治療の指導を行わね
ばならず、確実な医学的指導の実行と、在宅治療の確実
な遂行が行えなかった。
【0014】上記した酸素濃縮器の運転情報等は、この
酸素濃縮器の供給業者(営業マン、サービスマン等)が
実際に患者宅に出向いて酸素濃縮器を調べて、調べた結
果を電話、ファクシミリ、電子メール等の通信手段を用
いて医師のもとに報告する方法もあるが、この方法では
医師が所望するタイミングで随時に情報を入手すること
は困難であるので本質的な解決とはならなかった。
【0015】また患者の生体情報(バイタル情報)の一
種である血中飽和酸素濃度等の情報は、患者宅で在宅治
療を行いつつある患者から随時、採取することはできな
かったので、この点からも医師は確実な医学的指導を実
行できなかった。
【0016】(2)地域医療機関の医師と、基幹病院の
医師とが在宅治療に関わる情報を共有化することが困難
であるので、在宅治療を遂行するための地域医療機関と
基幹病院との確実な連携が困難である点。
【0017】上述の如く、酸素濃縮器の運転情報等は医
師が容易に直接的に知ることが出来ないので、当然これ
らの情報を地域医療機関の医師と基幹病院の医師とは共
有することは出来ない。また地域医療機関と基幹病院と
は互いに独立した医療機関であるので各患者についての
カルテは医療機関ごとに別個に作成され別個に保管され
ている。
【0018】従って例えば、基幹病院から逆紹介状を用
いて患者を紹介された地域医療機関の医師は、逆紹介状
に添付されている、一般的に乏しい内容の医療情報のみ
を助けとして、今後の診療を行わなくてはならない。一
方、上記の基幹病院にはこの患者の診療情報が多数記録
保存されているはずであるが、地域医療機関の医師はこ
の多数保存されているはずの診療情報を容易、迅速に利
用できない。
【0019】また、地域医療機関に通院して在宅治療を
続ける患者の症状が急変して、地域医療機関の医師が対
応する際に、基幹病院の医師にこの患者の容態や在宅治
療に係る診療歴等を示して意見を求めようとすると、地
域医療機関に保管されたこの患者のカルテを電話で読み
上げて基幹病院側に知らせるかファクシミリ送信するほ
か無く、迅速、確実、簡便な操作で情報の送達が出来な
い。また地域医療機関の医師が基幹病院に保管されてい
るこの患者のカルテの内容を知ろうとする場合も同様に
容易には実行できない。
【0020】更に又、患者を地域医療機関に逆紹介した
基幹病院の医師の立場からは、逆紹介で地域医療機関の
担当に移った患者の、その後の治療経過や容態を容易
に、迅速に知ることが出来ない。担当責任が地域医療機
関に移ったとはいえ、基幹病院の医師はかつて担当した
患者のその後の情報を知りたい場合もあり、これが困難
であれば、基幹病院の医師は患者を地域医療機関に逆紹
介することをためらう恐れも有り、その結果この患者は
在宅治療を受ける機会を損失し、入院治療を不必要に長
く継続する不都合も生じ得る。
【0021】以上のように地域医療機関の医師と基幹病
院の医師とは、患者の在宅治療に関わる情報を容易に共
有化できないので、患者の容態が急変するなど緊急時に
迅速、確実に対応することが出来ない、地域医療機関の
医師は基幹病院での診察履歴を参考にして在宅治療の医
学的指導を行うことが出来ない、基幹病院の医師は地域
医療機関に移った患者の治療状況を確認することが出来
ない、この結果患者が在宅治療を受ける機会を損失する
恐れもあり、各医療機関の医師相互の連携が充分に出来
ず、在宅治療の確実な実施が困難であった。
【0022】尚、近年、診察履歴等を電子的に記録保存
する電子カルテが提唱され、また複数の医療機関間で相
互に電子カルテに記載された情報を利用しあう構成も提
案されているが、これらの電子カルテには従来の紙のカ
ルテと同様に当該医療機関における診療記録等が記録さ
れているのみであり、上記した酸素濃縮器の運転情報、
在宅治療を受ける患者の生体情報等、在宅治療の重要情
報が含まれていないので上記の問題の本質的な解決とは
ならなかった。
【0023】上述の如く、本発明は、特に在宅の患者に
対し所定の在宅医療機器を用いて治療を行う在宅治療の
実行を支援するための医療支援システムであって、患者
に対する在宅治療の導入と初期の医学的指導とを担う第
1の医療機関に配置された第1の医療機関端末と、在宅
治療の導入と初期の医学的指導とが済んだ患者を第1の
医療機関から紹介され、この患者に対する後続の医学的
指導を担う第2の医療機関に配置された第2の医療機関
端末と、(1)(a)在宅治療中の在宅医療機器の運転
情報、(b)在宅治療を受ける患者のコンプライアンス
情報、及び(c)当該患者の生体情報、の内の少なくと
も1の情報を患者宅側の所定送信手段から通信路経由で
受信して蓄積し、且つ、(2)第1の医療機関端末と第
2の医療機関端末との少なくとも一方から、医療機関に
て患者に対して実行がなされた、医学的指導を含む診療
行為に関する診療情報を通信路経由で受信して蓄積し、
且つ、(3)蓄積した各情報を、第1の医療機関端末及
び第2の医療機関端末がそれぞれ表示可能なように通信
路経由で各端末へ送信するサーバ装置とを備えたことに
より、このサーバ装置に蓄積がなされた各情報に基き第
1の医療機関の医療従事者と第2の医療機関の医療従事
者とが相互に連携しつつ在宅治療の実行を可能としたこ
とを特徴とする医療支援システムとすることにより、在
宅治療を行う在宅医療機器の運転情報など在宅医療に関
わる重要な情報を医師が容易に知ることが出来、又、地
域医療機関の医師と基幹病院の医師とがこの患者の診療
情報を含む在宅治療に関わる情報を共有化することが容
易で在宅治療を遂行するための地域医療機関と基幹病院
との連携が容易であることから、在宅治療を行うための
医師による医学的指導がより確実、より迅速、より容易
に実行できて、この結果従来より確実な在宅治療の実行
が可能になるとともに患者のQOLの向上が図れる、医
療支援システム、医療支援方法、コンピュータプログラ
ム、コンピュータプログラム用記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、下記する1)〜23)の各構成を有す
る、医療支援システム、医療支援方法、コンピュータプ
ログラム、コンピュータプログラム用記録媒体を提供す
る。
【0025】1)在宅の患者に対し所定の在宅医療機器
を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための医
療支援システムであって、前記患者に対する前記在宅治
療の導入と初期の医学的指導とを担う第1の医療機関に
配置された第1の医療機関端末と、前記在宅治療の導入
と前記初期の医学的指導とが済んだ患者を前記第1の医
療機関から紹介され、この患者に対する後続の医学的指
導を担う第2の医療機関に配置された第2の医療機関端
末と、(1)(a)前記在宅治療中の在宅医療機器の運転情
報、(b)前記在宅治療を受ける患者のコンプライアンス
情報、(c)当該患者の生体情報の内の少なくとも1の情
報を前記患者宅側の所定送信手段から通信路経由で受信
して蓄積し、且つ、(2)前記第1の医療機関端末と前記
第2の医療機関端末との少なくとも一方から、前記医療
機関にて前記患者に対して実行がなされた、前記医学的
指導を含む診療行為に関する診療情報を通信路経由で受
信して蓄積し、且つ、(3)前記蓄積した各情報を、前記
第1の医療機関端末及び前記第2の医療機関端末がそれ
ぞれ表示可能なように通信路経由で前記各端末へ送信す
るサーバ装置とを備えたことにより、このサーバ装置に
蓄積がなされた各情報に基き前記第1の医療機関の医療
従事者と前記第2の医療機関の医療従事者とが相互に連
携しつつ前記在宅治療の実行を可能としたことを特徴と
する医療支援システム。
【0026】2) 前記サーバ装置は、前記第1の医療
機関端末と前記第2の医療機関端末とが相互に電子メー
ルを送受するためのメールサーバ手段を有して、前記電
子メールを用いて送受した情報に基いて前記相互の連携
を実現可能としたことを特徴とする前記1)に記載の医
療支援システム。
【0027】3) 在宅の患者に対し所定の在宅医療機
器を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための
医療支援システムであって、前記患者に対する前記在宅
治療の導入と初期の医学的指導とを担う第1の医療機関
に配置された第1の医療機関端末と、前記在宅治療の導
入と前記初期の医学的指導とが済んだ患者を前記第1の
医療機関から紹介され、この患者に対する後続の医学的
指導を担う第2の医療機関に配置された第2の医療機関
端末と、前記在宅の患者を訪問して前記在宅治療に関す
る医学的指導を行う訪問医療従事者の下に配置された訪
問医療従事者端末と、サーバ装置とを備え、且つ、前記
サーバ装置は、(1)(a)前記在宅治療中の前記在宅医療機
器の運転情報、(b)前記在宅治療を受ける患者のコンプ
ライアンス情報、及び(c)当該患者の生体情報、の内の
少なくとも1の情報を前記患者宅側の所定送信手段から
通信路経由で受信して蓄積し、且つ、(2)前記第1の医
療機関端末と前記第2の医療機関端末と前記訪問医療従
事者端末との内の少なくとも1の端末から、前記医療機
関及び前記患者宅にて前記患者に対して実行がなされ
た、前記医学的指導を含む診療行為に関する診療情報を
通信路経由で受信して蓄積し、且つ、(3)前記蓄積した
各情報を前記第1の医療機関端末、前記第2の医療機関
端末、及び前記訪問医療従事者端末がそれぞれ表示可能
なように通信路経由で前記各端末へ送信するよう構成し
たことにより、このサーバ装置に蓄積がなされた各情報
に基き前記第1の医療機関の医療従事者と、前記第2の
医療機関の医療従事者と、前記訪問医療従事者とが相互
に連携しつつ前記在宅治療を実行可能としたことを特徴
とする医療支援システム。
【0028】4) 前記サーバ装置は、前記第1の医療
機関端末と、前記第2の医療機関端末と、前記訪問医療
従事者端末との内の少なくとも2の端末が相互に電子メ
ールを送受するためのメールサーバ手段を有して、前記
電子メールを用いて送受した情報に基いて前記相互の連
携を実現可能としたことを特徴とする前記3)に記載の
医療支援システム。
【0029】5) 前記訪問医療従事者端末は、前記訪
問医療従事者が携帯して前記在宅の患者を訪問し、訪問
先で前記相互の連携を実現するための各操作を実行可能
に構成した、携帯情報端末にてなることを特徴とする前
記3)又は前記4)に記載の医療支援システム。
【0030】6) 前記第1の医療機関端末、前記第2
の医療機関端末、及び前記訪問医療従事者端末の内の少
なくとも1の端末は、前記サーバ装置から送信されて表
示を行うべき前記各情報中に重要情報が含まれていると
きに、(1)前記各情報をページ単位で表示する際に最初
のページに前記重要情報を表示する処理、(2)前記重要
情報が送信されたことを明示するアラーム処理、及び
(3)当該端末に対応付けられた医療従事者が携行する携
行通信機器に対し、前記重要情報の送信が有ったことを
通知する通知処理、の各処理の内の少なくとも1の処理
を実行するよう構成したことを特徴とする前記3)乃至
前記5)のいずれか1に記載の医療支援システム。
【0031】7) 前記第1の医療機関端末及び前記第
2の医療機関端末の内の少なくとも1の端末は、前記医
療従事者の操作に応じて、前記訪問医療従事者が前記患
者宅を訪問して所定の医学的処置を実行すべき旨の指示
を記載した指示書データを生成可能であり、且つ、前記
生成された指示書データを前記サーバ装置経由で受信し
て前記訪問医療従事者が知得可能なように表示又は印字
を行う、受信装置を有することを特徴とする前記3)乃
至前記6)のいずれか1に記載の医療支援システム。
【0032】8) 前記生成された指示書データに基づ
く指示書の発行に関わる診療報酬を計算する診療報酬計
算手段を有することを特徴とする前記7)に記載の医療
支援システム。
【0033】9) 前記サーバ装置は、前記患者が前記
医療機関に通院して前記医学的指導を受けるべき予定日
を記憶する通院予定日記憶手段と、前記通院をこの患者
が実際に実行した実行日を記憶する通院実行日記憶手段
と、前記通院予定日記憶手段と前記通院実行日記憶手段
それぞれの記憶内容を照合して、前記通院が前記予定日
を過ぎても実行されていない場合に、前記第1の医療機
関端末、前記第2の医療機関端末、及び前記訪問医療従
事者端末の内の少なくとも1の端末にアラーム情報を表
示するよう制御する表示制御手段とを備えたことを特徴
とする前記3)乃至前記8)のいずれか1に記載の医療
支援システム。
【0034】10) 前記第1の医療機関端末、前記第2
の医療機関端末、及び前記訪問医療従事者端末の内の少
なくとも1の端末は、前記在宅の患者から採取したデー
タに基づき前記医療従事者が入力操作した結果に応じ
て、前記患者のADL(Activities of Daily Living:
日常生活動作)に関するデータを生成して前記サーバ装
置へ送信し、前記サーバ装置は、この生成送信されたA
DLに関するデータを蓄積して、前記第1の医療機関端
末、前記第2の医療機関端末、及び前記訪問医療従事者
端末がそれぞれ表示可能なように通信路経由で前記各端
末へ送信するよう構成したことを特徴とする前記1)乃
至9)のいずれかに記載の医療支援システム。
【0035】11) 前記第1の医療機関端末、前記第2
の医療機関端末、及び前記訪問医療従事者端末の内の少
なくとも1の端末は、在宅治療を実行するために必要と
なる前記在宅医療機器の使用に関する前記患者の理解度
をチェックした情報である患者理解度チェック情報を生
成して前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置は、前
記端末より送信された前記患者理解度チェック情報を蓄
積して、前記第1の医療機関端末、前記第2の医療機関
端末、及び前記訪問医療従事者端末がそれぞれ表示可能
なように通信路経由で前記各端末へ送信するよう構成し
たことを特徴とする前記1)乃至前記10)のいずれか1
に記載の医療支援システム。
【0036】12) 前記第1の医療機関端末、及び前記
第2の医療機関端末の内の少なくとも一方は、前記一方
が配置された医療機関から他方が配置された医療機関へ
前記患者を紹介するための紹介状データを生成可能であ
り、前記生成された紹介状データを前記サーバ装置を経
由して前記他方へ送信されるよう構成したことを特徴と
する前記1)乃至前記11)のいずれか1に記載の医療支
援システム。
【0037】13) 前記サーバ装置は、所定のシステム
管理者の操作に応じて、予め登録されてある複数の医療
機関中から任意の複数の医療機関を選択し、選択したこ
れらの医療機関をそれぞれ前記第1の医療機関と、前記
第2の医療機関として設定する設定部を有することを特
徴とする前記1)乃至前記12)のいずれか1項に記載の
医療支援システム。
【0038】14) 前記サーバ装置は、前記第1の医療
機関の医療従事者の操作に応じて、予め登録されてある
複数の医療機関中から任意の医療機関を選択し、選択し
たこの医療機関を前記第2の医療機関として設定する設
定部を有することを特徴とする前記1)乃至前記13)の
いずれか1に記載の医療支援システム。
【0039】15) 前記第1の医療機関端末と前記第2
の医療機関端末との一方の端末を用いて、他方の端末が
配置された医療機関への前記患者の入院予約を実行する
為の予約手段を備えたことを特徴とする前記1)乃至請
前記14)のいずれか1に記載の医療支援システム。
【0040】16) 前記一方の端末を用いて前記他方の
端末が配置された医療機関への前記入院予約を実行する
と、この入院予約の実行結果を前記他方の端末が配置さ
れた医療機関が具備するファクシミリ装置へ自動的にフ
ァクシミリ送信する、ファクシミリ送信手段を有するこ
とを特徴とする前記15)に記載の医療支援システム。
【0041】17) 前記サーバ装置は、前記患者宅に配
置された複数の異なる種類の在宅医療機器それぞれに関
する、前記各情報の蓄積と送信とを行うよう構成したこ
とを特徴とする前記1)乃至前記16)のいずれか1に記
載の医療支援システム。
【0042】18) 前記サーバ装置は、XML言語に代
表される汎用言語を用いて前記各情報を蓄積することに
より、前記蓄積した各情報の2次利用を可能としたこと
を特徴とする前記1)乃至前記17)のいずれか1に記載
の医療支援システム。
【0043】19) 前記サーバ装置は、前記診療情報と
して、前記医療機関において採取がなされた当該患者の
心肺機能検査データ及び/又は前記医療機関において実
行がなされた当該患者のリハビリデータを含む情報を蓄
積するよう構成したことを特徴とする前記1)乃至前記
18)のいずれか1に記載の医療支援システム。
【0044】20) 在宅の患者に対し所定の在宅医療機
器を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための
医療支援方法であって、(1)サーバ装置が、(a)前記在宅
治療中の在宅医療機器の運転情報、(b)前記在宅治療を
受ける患者のコンプライアンス情報、(c)当該患者の生
体情報の内の少なくとも1の情報を前記患者宅側の所定
送信手段から通信路経由で受信して蓄積するステップ
と、(2)前記サーバ装置が、前記患者に対する前記在宅
治療の導入と初期の医学的指導とを担う第1の医療機関
に配置された第1の医療機関端末と、前記在宅治療の導
入と前記初期の医学的指導とが済んだ患者を前記第1の
医療機関から紹介され、この患者に対する後続の医学的
指導を担う第2の医療機関に配置された第2の医療機関
端末と、の少なくとも一方から、前記医療機関にて前記
患者に対して実行がなされた、前記医学的指導を含む診
療行為に関する診療情報を通信路経由で受信して蓄積す
るステップと、(3)前記サーバ装置が、前記蓄積した各
情報を、前記第1の医療機関端末及び前記第2の医療機
関端末がそれぞれ表示可能なように通信路経由で前記各
端末へ送信するステップとを備えたことにより、このサ
ーバ装置に蓄積がなされた各情報に基き前記第1の医療
機関の医療従事者と前記第2の医療機関の医療従事者と
が相互に連携しつつ前記在宅治療の実行を可能としたこ
とを特徴とする医療支援方法。
【0045】21) 前記20)に記載の医療支援方法の各
ステップをコンピュータ及び/又はコンピュータシステ
ムが実行するためのコンピュータプログラム。
【0046】22) 前記20)に記載の医療支援方法の各
ステップをコンピュータ及び/又はコンピュータシステ
ムが実行するためのコンピュータプログラムを記録した
コンピュータプログラム用記録媒体。
【0047】23) 在宅の患者に対し所定の在宅医療機
器を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための
医療支援方法であって、通院する前記患者に対して前記
在宅治療を実行するための医学的指導を行う医療機関に
配置された医療機関端末が、医療従事者の操作に応じ
て、前記在宅治療を行う患者宅に予め仮置きされた薬剤
の前記患者への投与を指示する処方箋データを生成する
ステップと、受信手段が、前記生成された処方箋データ
をサーバ装置経由で受信し、且つ、前記患者宅を訪問し
て医学的指導を行う訪問医療従事者が知得可能なように
表示又は印字して、この結果前記訪問医療従事者が前記
患者宅を訪問して前記予め仮置きされ且つ前記投与を指
示された薬剤の投薬指導を実行可能とするステップと、
前記サーバ装置が、前記生成された処方箋データに関わ
る診療報酬の計算を行うステップとを備えて、前記在宅
の患者が処方された前記薬剤を入手するために実行すべ
き行動負担を軽減可能としたことを特徴とする医療支援
方法。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
好ましい実施例である、医療支援システム(開発呼称、
eHOTシステム:electronic Home Oxygen Therapy s
ystem)の説明を図1及び図2を適宜援用して行う。
【0049】図1は、本実施例の医療支援システム(以
下、eHOTシステムともいう)の構成図、図2は図1
のシステムが有するサーバ装置の構成図である。 (医療支援システムの構成) 図1において、本実施例
の医療支援システム1は、その主要な構成が基幹病院
3、診療所(以下、地域医療機関ともいう)4、患者宅
5、訪問看護ステーション6、及び管理センタ7の各所
にそれぞれ分散して配置されている。尚、上記の基幹病
院3、地域医療機関4、患者宅5、訪問看護ステーショ
ン6、及び管理センタ7は、ひとつの医療支援システム
1中にそれぞれが単数、或いは複数が含まれるように構
成することが出来る。図1に示す構成は、上記各構成が
それぞれ1つ含まれる場合を示している。
【0050】すなわち広域エリア医療の基幹としての機
能を担う基幹病院3には、基幹病院端末3cと、基幹病
院の医師3bが携行する基幹病院医師携帯電話3aとが
配置されている。
【0051】ここで基幹病院端末3cは汎用のパーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンともいう)に本システ
ム専用のアプリケーションプログラムをインストールし
て構成され、又、インターネット公衆通信網2に接続し
ている。斯かる構成を有することにより基幹病院端末3
cは、後に説明するサーバ装置7aに記録蓄積された在
宅治療に関わる種々の情報を読み出して、付属する表示
部(モニター部)の表示画面上に表示し、又、付属する
キイボード部やマウス等を操作することにより基幹病院
の医師3bが在宅治療に関わる診察情報を入力し、入力
された診察情報はインターネット公衆通信網2を経てサ
ーバ装置7a内の所定記録手段に記録されるよう構成が
なされている。又、基幹病院医師携帯電話3aは電子メ
ールの送受機能を有する汎用の携帯電話である。
【0052】尚、本実施例の医療支援システム1は公衆
通信網を経由して各情報の送受を行うものの、扱う情報
が患者の治療に関する情報であるので患者のプライバシ
ーを保護するために、(1)送受する情報の暗号化(S
SL等)、(2)サーバ装置7a内への不正侵入防止
(Firewall)、(3)サーバ装置7aの情報管
理者規定の遵守、(4)予め登録された端末(パーソナ
ルコンピュータ)のみが通信接続して情報を送受できる
端末の認証確認の実施等が行われて情報の漏洩を防止す
るよう構成してあることはいうまでもない。又、情報の
送受を公衆通信網経由ではなく専用線、仮想専用線を経
由して行う構成としてもよい。これらの情報漏洩防止の
仕組みは本実施例システムの各所で用いられているもの
であって、今後いちいち断らないこととする。
【0053】次に、患者宅5に、より近い位置にあって
患者5bにより密着した医療を行う診療所(地域医療機
関)4には、地域医療機関端末4cと、地域医療機関の
医師4bが携行する地域医療機関医師携帯電話4aとが
配置されている。
【0054】ここで地域医療機関端末4cは、汎用のパ
ーソナルコンピュータに本システム専用のアプリケーシ
ョンプログラムをインストールして構成され、又、イン
ターネット公衆通信網2に接続している点、サーバ装置
7aに記録蓄積された在宅治療に関わる種々の情報を読
み出して、付属する表示部(モニター部)の表示画面上
に表示し、又、付属するキイボード部を操作することに
より地域医療機関の医師4bが在宅治療に関わる診察情
報を入力し、入力された診察情報はインターネット公衆
通信網2を経てサーバ装置7a内の所定記録手段に記録
される点、又、地域医療機関医師携帯電話4aは電子メ
ールの送受機能を有する汎用の携帯電話である点は、上
記した基幹病院3における各構成と同様である。
【0055】又、患者5bが在宅治療を行う居所である
患者宅5には、患者宅端末5cと、酸素濃縮器5aと、
パルスオキシメータ5dとが配置されている。上記の酸
素濃縮器5aの内部には、インターネット公衆通信網2
との間で情報の送受を行う酸素濃縮器送受信部5a1が
具備されている。又、酸素濃縮器5aには酸素富化され
た気体を患者5bの鼻腔付近まで導く管状の部材である
カニューラ(鼻カニューラ)5a2が付属している。
【0056】酸素濃縮器5aにおける酸素富化機能(患
者5bが吸入する空気の酸素濃度を例えば90%にまで
高める機能、すなわち酸素濃縮機能)を発揮するための
構成部分は公知であって、その典型的な構成及び動作の
概要は、(1)空気中の窒素を選択的に吸着することが
出来る吸着剤を充填した1基又は2基以上の吸着筒が酸
素濃縮器5a内に配置されており、(2)コンプレッサ
から流路切替弁を介してこの吸着筒に圧縮空気が供給さ
れ、(3)吸着筒で吸着されなかった酸素を含むガス、
即ち酸素富化空気、は、サージタンクに貯留され、
(4)流量設定器により酸素供給量を一定に調整した
後、(5)加湿器で加湿され、(5)カニューラ5a2
を介して患者5bに供給される(これらの構成はいずれ
も図示しない)ものである。
【0057】又、上記の酸素濃縮器送受信部5a1は上
述の如くインターネット公衆通信網2に接続して主にサ
ーバ装置7aとの間で情報の送受を行う為の構成であっ
て、送受を行う情報は(1)酸素濃縮器5aの運転情報
(酸素濃度情報、設定流量(酸素濃縮器5aの設定手段
によって設定された酸素富化空気の流量)情報、吸着筒
内圧情報、コンプレッサ吸気/排気温情報、実測流量情
報、の一部又は全部の情報、及びその他の酸素濃縮気5
aの運転に関わる情報)、(2)在宅治療を受ける患者
のコンプライアンス情報(医師の処方した通りに患者5
bが在宅酸素療法を実行しているか、の情報であって、
酸素濃度、酸素流量等が医師の処方どおりの設定である
か、実際に酸素濃縮器5aを稼動させているか、酸素濃
縮器5aが供給する酸素富化空気を実際に患者5aが吸
入しているか、等の情報)、及び(3)患者5bの生体
情報(バイタル情報、後述する血中酸素飽和濃度情報
等)であり、またその他の情報でもよい。
【0058】更に又、上述のパルスオキシメータ5d
は、患者5dの血液中における酸素の飽和濃度を測定
し、生体情報として上記の酸素濃縮器送受信部5a1を
介して送信するための構成であって、例えば、本出願人
が先に開発して市販を行っている「プリンター対応携帯
用パルスオキシメーター」(商品名:PULSOX−S
P、医療用具製造承認番号(04B)第0918号)と
同様な構成とすることも考えられる(図示しない)。
【0059】上記のPULSOX−SPは、公知資料た
るその販売用パンフレット「プリンター対応携帯用パル
スオキシメーター PULSOX−SP」(帝人株式会
社在宅医療事業部門発行)にも記載されているように、
動脈血の酸素化レベルと脈拍数を、非侵襲的に、連続的
に計るための装置である。すなわち測定に際しては洗濯
バサミ状のセンサ部を患者の指先に挟んで指先に光をあ
てるだけで測定ができるので、採血の必要が無く、操作
も簡単ですぐに結果が判明し、又、校正の必用もないも
のである。その測定原理は、波長の異なる2種類の光を
指に当てて透過した光の量を測定することにより動脈血
酸素飽和度を算出するものであって、動脈血の識別は脈
拍に一致して変化する成分に着目することにより行わ
れ、酸素飽和度の算出は、酸素ヘモグロビンの、2種類
の光に対する透過度が異なることを利用している。
【0060】ところで、本実施例の医療支援システム
は、上記及び後記する各構成を有することによって酸素
濃縮器5aを用いた在宅酸素療法(HOT)の実施をよ
り確実なものとするよう支援を行うことを目的とした構
成である点は既に説明した通りである。
【0061】一方、上記の酸素濃縮器5a以外の在宅医
療機器を用いる在宅治療の支援を行うよう、本実施例の
医療支援システムとは詳細な構成を異にするシステムを
実現することも可能である。すなわち、喘息疾患、心臓
疾患、糖尿病等の慢性症状を有する疾患を患う患者が所
定の在宅医療機器を用いて在宅で治療を行う在宅治療の
支援を行うためのシステムもまた本実施例の構成に基け
ば容易に構成することが出来て、その場合、上記の酸素
濃縮器5aは各在宅治療に適合する他の在宅医療機器に
置換されるとともに、上記のパルスオキシメータ5dも
また各在宅治療に適合する他の生体情報センシング装置
に置換されることは言うまでもない。そして、これら在
宅酸素療法以外の在宅治療を支援する医療支援システム
もまた、本実施例の医療支援システムと同一の技術的思
想のもとに構成されているのであって、本発明が包含す
るものである。
【0062】又、患者宅端末5cは、汎用のパーソナル
コンピュータに本システム専用のアプリケーションプロ
グラムをインストールして構成され、又、インターネッ
ト公衆通信網2に接続している点、サーバ装置7aに記
録蓄積された在宅治療に関わる種々の情報を読み出し
て、付属する表示部(モニター部)の表示画面上に表示
し、又、付属するキイボード部等を操作することにより
患者5bが在宅治療に関する近況報告や質問や意見等の
情報を入力し、入力されたこれらの情報はインターネッ
ト公衆通信網2を経てサーバ装置7a内の所定記録手段
に記録される点は、上記した基幹病院端末3c、地域医
療機関端末4cに準じた構成となっている。
【0063】次に、在宅治療を受ける患者宅5を訪問し
て、在宅治療に係る医学的指導を患者5bに対して行う
訪問看護婦(一般的には訪問看護士、以下では単に訪問
看護婦という)6bが待機するステーションである訪問
看護ステーション6には、訪問看護婦6bが患者宅5へ
の訪問の際に携行するモバイルコンピュータ6d、プリ
ンタ装置6a、及び訪問看護ステーション端末6cが配
置されている。
【0064】モバイルコンピュータ6dは、汎用の携帯
型パーソナルコンピュータに本実施例の医療支援システ
ム専用のコンピュータプログラムをインストールした構
成であって、無線通信路を介して図示しない無線親機と
の間で情報の送受を行う無線子機としての機能も有して
いる。更にこの無線親機はインターネット公衆通信網2
に接続して情報の送受が可能である。従ってこのモバイ
ルコンピュータ6dを携行して患者宅5を訪問した訪問
看護婦6bは、訪問先である患者宅5から図示しない無
線親機、インターネット公衆通信網2を介して主にサー
バ装置7aに接続して、種々の情報の送受と、受信した
情報の表示とを行うことが出来る。
【0065】尚、下記するモバイルコンピュータ6dの
各機能の内、携帯移動に関わらない種々の機能は、他の
情報機器手段、例えばデスクトップ型パーソナルコンピ
ュータを用いても実現することが出来、従って下記する
モバイルコンピュータ6dを用いた各操作をこのような
デスクトップ型パーソナルコンピュータを用いて行うこ
ともまた可能である。この場合、訪問看護婦6bは、患
者宅5にある患者宅端末5cを用いて情報の送受を行っ
たり、あるいは患者宅5への訪問が終了し訪問看護ステ
ーション6に帰還した後に、訪問看護ステーション端末
6cを用いて情報の送受を行うようにしてもよい。
【0066】又、訪問看護ステーション端末6cは、汎
用のパーソナルコンピュータに本システム専用のアプリ
ケーションプログラムをインストールして構成され、
又、インターネット公衆通信網2に接続している点、サ
ーバ装置7aに記録蓄積された在宅治療に関わる種々の
情報を読み出して、付属する表示部(モニター部)の表
示画面上に表示し、又、付属するキイボード部を操作す
ることにより訪問看護婦6bが在宅治療に関する診療情
報を入力し、入力されたこれらの情報はインターネット
公衆通信網2を経てサーバ装置7a内の所定記録手段に
記録される点は、上記した基幹病院端末3c、地域医療
機関端末4cに準じた構成となっている。
【0067】更に又、プリンタ装置6aは、訪問看護ス
テーション端末6cがインターネット公衆通信網2を介
してサーバ装置7aから印字用情報を受信した後にこの
印字用情報の転送を受け、訪問看護の指示書等を書面と
して印字する機能を有する。
【0068】[サーバ装置の構成]次に、管理センタ7
に配置されたサーバ装置7aの構成を、図2の構成図に
従い説明する。
【0069】図2において、本実施例の医療支援システ
ム1が有する上述のサーバ装置7aは、インターネット
公衆通信網2に接続して情報の送受を実行する入出力部
7a1、入出力部7a1が行う情報送受の制御と、サー
バ装置7a全体の動作制御とを行う制御部7a2、基幹
病院3と地域医療機関4との間で一方から他方へ患者5
bを紹介するための紹介状(逆紹介状を含む)のデータ
を生成するための紹介状データ生成部7a3、基幹病院
3又は地域医療機関4の医師が在宅治療を行う患者5b
に対し訪問看護を行うよう訪問看護ステーション6に対
して指示を行う為の指示書や患者5bへの投薬を処方し
た処方箋のデータを作成するための指示書/処方箋デー
タ生成部7a4、上記した指示書や処方箋を発行したこ
とに対して生じる診療報酬を計算するための診療報酬計
算部7a5、制御部7a2と各構成要素間の通信路であ
るデータバス7a6、在宅治療に関わる医療機関を予め
登録して保持しておくためのデータベース手段である医
療機関DB(7a7)、在宅治療を行う患者5bを予め
登録して保持しておくためのデータベース手段である患
者DB(7a8)、互いに連携して在宅治療を実行する
医療機関を相互に関連付けた病診連携の関係を登録して
保持するためのデータベース手段である病診連携DB
(7a9)、及び在宅治療を行う際に生じる様々な情
報、例えば在宅医療機器の運転情報、在宅治療を受ける
患者5bのコンプライアンス情報、患者5bの生体情
報、或いは患者5bが医療機関に通院した際に医師によ
る診察を受けた結果の情報である診察情報、訪問看護婦
6bが患者宅5を訪問して訪問看護を実行した際の記録
である訪問看護情報、等の情報を蓄積し、又読み出しに
応じるための在宅治療情報記録部7a10とを有してい
る。尚、上記したサーバ装置7aの各構成要素は、ハー
ドウェアブロックあるいはソフトウェアブロックとして
実現することが可能である。
【0070】上記したサーバ装置7aが有する各構成の
より詳細な機能は、後記する本システム1の動作の説明
の中でより詳細に開示することとする。 (医療支援システムの動作) 次に、上述の如くの構成
を有する本実施例の医療支援システム1の動作を上記の
図1及び図2を援用しつつ説明する。尚、本システム1
は在宅治療の実行を支援するために様々な機能を有する
よう構成されており、その各機能を順を追って説明する
こととする。 (病診連携関係の設定) 上述のように在宅治療を行う
にあたっては、患者5bに在宅治療の導入と初期段階の
医学的指導を行う医療機関(その多くは、基幹病院3)
と、後期段階の医学的指導を行う医療機関(その多く
は、地域医療機関4)とが連携して在宅治療の実行を推
進すれば、よりよい治療結果が得られるものである。
【0071】そこで本システムにおいては、サーバ装置
7a内の医療機関DB(7a7)には、これら連携関係
(以下、病診連携ともいう)を取り得る医療機関を予め
登録しておき、例えばサーバ装置7aの管理者(すなわ
ち医療支援システム1の運営者)が、導入と初期指導を
行うべき特定医療機関と後記指導を行うべき特定医療機
関とを関連付けて病診連携関係を設定し、設定の結果を
病診連携DB(7a9)に記録保持しておくことが出来
る。またこれらの設定は医療支援システム1のシステム
管理者以外にも、予め権限を与えられた他の者が行なう
ようにしてもよい。
【0072】例えば基幹病院3の医師3bが基幹病院端
末3cを用いて、この基幹病院3と連携を行う医療機関
4を多数登録された中から選択して登録するようにして
もよいし、逆に、地域医療機関4の医師4bが地域医療
機関端末4cを用いてこの地域医療機関4と連携する基
幹病院3を選択するように構成してもよい。
【0073】この病診連携関係は、一度設定することに
よりあらゆる疾病、あらゆる患者に対して固定的に適用
してもよいし、あるいは疾病別に異なる関係付けを可能
としたり、患者毎に異なる関係付けを行い得るように構
成してもよい。
【0074】上記の如く病診連携の関係を設定可能とし
たことにより、在宅治療を行う基幹病院と地域医療機関
との関連付けがより確実、強固なものとなり、医師や患
者がより安心して在宅治療に取り掛かれると共に、余分
な事務手続き工数が削減出来る。
【0075】[紹介状の発行]次に、患者5bの初診通
院から在宅治療の継続まで順を追って本実施例システム
の動作を説明する。
【0076】まず、この在宅治療に関わる症状を訴える
患者5bが地域医療機関4に来診して医師4bの診察を
受け、診察の結果在宅治療が必用であるとの判断がなさ
れると、まずこの患者5bに関する種々の情報、例えば
診察情報、医療保険の加入情報、居住地の情報等が地域
医療機関端末4cから入力されて送信され、サーバ装置
7a内の患者DB(7a8)に蓄積される。また患者5
bの診療記録は、医師4bの操作に応じて地域医療機関
端末4cから入力されてサーバ装置7a内の在宅治療情
報記録部7a10に記録される。記録はXML言語に代
表される汎用言語を用いて行われるので、記録された情
報の他のシステム、例えば電子カルテシステム、診療報
酬計算システム等による再利用も容易に実行出来る。情
報が汎用言語により記録される点は、その他の情報、及
びサーバ装置7a内の他の構成においても共通である。
【0077】次に、地域医療機関4の医師4bは、患者
5bを基幹病院3に紹介して在宅治療の導入と初期の指
導が実行されるようにするために基幹病院3あての紹介
状を作成すべく、地域医療機関端末4cを用いて必要な
情報の入力を行う。入力された情報はインターネット公
衆通信網2経由でサーバ装置7aに送信され、サーバ装
置7a内部の紹介状データ生成部7a3により紹介状と
しての書面を印字可能な印字用データに変換された上、
先に説明した病診連携が関係付けられた医療機関、この
説明の例では図1における基幹病院3に配置された基幹
病院端末3cへ送信される。
【0078】紹介状データの送信を受けた基幹病院3で
は、紹介状データを所定の印字手段(図示しない)で印
字して紹介状を書面の形で入手し、基幹病院3における
診療に用いる。
【0079】尚、電子データによる紹介状データの送信
と受信とを行う方法の他に、例えば地域医療機関4で作
成された紹介状データを同じ地域医療機関4にある印字
手段(図示しない)で印字し医師4bが署名して書面の
紹介状として、患者5bがこの紹介状を携行し基幹病院
3を来診するようにしてもよい。 (逆紹介状データの生成) 上記の如く紹介状の送付を
受けた基幹病院3では患者5bの診察を行ない、必要な
ら在宅酸素療法の実施決定を行なう。そして基幹病院の
医師3bは、患者5bに対する在宅酸素療法の導入と、
初期の医学的指導とを、多くの場合患者5bが基幹病院
3に入院しつつ行なう。これら基幹病院3における診療
記録や入院記録は医師3b等の医療従事者が操作して基
幹病院端末3cからサーバ装置7aへ送信され、在宅治
療情報記録部7a10内に蓄積記録される。
【0080】初期の医学的指導の経過が良好であり、在
宅にて在宅酸素療法の実行継続が可能であると医師3b
が判断すると、医師3bは患者5bを地域医療機関4に
紹介する(逆紹介と呼ぶ)逆紹介状のデータを基幹病院
端末3cを用いて生成する。この逆紹介状データには基
幹病院3における入院の診療記録を要約した退院サマリ
を含めても良いし、この退院サマリは在宅治療情報記録
部7a10に既に記録されてある入院時の診療情報から
自動生成してもよい。
【0081】生成された逆紹介状のデータはサーバ装置
7aに送信されて紹介状データ生成部7a3で印字デー
タにされた後に地域医療機関端末4cに送信されても良
いし、あるいは基幹病院3内で印字、医師3bが署名し
た後患者5bが携行して地域医療機関4に来診しても良
い。 (患者宅における在宅酸素療法の実行) その後、患者
5bは地域医療機関4に定期的に(例えば月に1度)通
院して医師4bにより処方と医学的指導とを受けつつ患
者宅5にて在宅酸素療法を受けることとなる。
【0082】酸素濃縮器5aを酸素濃縮器メーカに発注
して患者宅5に設置するために、地域医療機関4側の事
務スタッフが所定の端末を用いて発注データを生成し、
管理センタ7のサーバ装置7aに送信し、発注がなされ
るよう構成してもよい。また、在宅酸素療法に関わる毎
月の請求金額(診療報酬点数)が、患者毎にサーバ装置
7aにて集計され、地域医療機関4側へ送信するように
してもよく、いずれも地域医療機関4の事務処理工数を
削減する効果が有る。診療報酬の請求にあたっては、指
示書や処方箋等を紙の媒体で残しておくと都合が良く、
後に説明するように本システム1はこれらの要請にも適
合することが出来る。
【0083】更に、患者5bが地域医療機関4に通院す
る予定日を予めサーバ装置7a内に記録しておき、実際
に患者5bが予定日に通院できなかった場合には、その
ことをシステム1が有する各端末の表示画面上に明示的
に表示して、通院忘れを防止することも可能である。
【0084】上述の如く、在宅酸素療法を行なうために
患者宅5に設置された酸素濃縮機5aには、上記の酸素
濃縮器送受信部5a1が設けられてインターネット公衆
通信網2に接続して主にサーバ装置7aとの間で情報の
送受を行い、送受を行う情報は(1)酸素濃縮器5aの
運転情報(酸素濃度情報、設定流量(酸素濃縮器5aの
設定手段によって設定された酸素富化空気の流量)情
報、吸着筒内圧情報、コンプレッサ吸気/排気温情報、
実測流量情報、の一部又は全部の情報、及びその他の酸
素濃縮気5aの運転に関わる情報)、(2)在宅治療を
受ける患者のコンプライアンス情報(医師の処方した通
りに患者5bが在宅酸素療法を実行しているか、の情報
であって、酸素濃度、酸素流量等が医師の処方どおりの
設定であるか、実際に酸素濃縮器5aを稼動させている
か、酸素濃縮器5aが供給する酸素富化空気を実際に患
者5aが吸入しているか、等の情報)、及び(3)患者
5bの生体情報(バイタル情報、後述する血中酸素飽和
濃度情報等)であり、またその他の情報でもよい。これ
らサーバ装置7aに送信された情報は、内部の在宅治療
情報記録部7a10に記録保持されて、所定の端末(地
域医療機関端末4c、患者宅端末5c、訪問看護ステー
ション端末6c、携帯情報端末6d、及び基幹病院端末
3c)からの読み出しに応じて送信され、各端末の表示
画面上に表示したり、必要に応じて印字を行なうことが
可能である。
【0085】従って地域医療機関の医師4bは通院時の
患者5bに対する診察と医学的指導とを行なう際に、こ
れらサーバ装置7aに蓄積された情報を調べることによ
り、より確実に指導等を実行することが出来る。
【0086】また、管理センタ7で医療支援システム1
全般の管理を行なうシステム管理者は、同様に各情報の
内容を調べて、酸素濃縮機5aの動作に万一異常が発生
した場合には即座に対応することができ、また酸素濃縮
機5aの運転情報から、この装置が6ヶ月後には点検を
行なうべきである、等の情報を得ることも出来る。
【0087】[患者5bに対する診療情報の開示]上述
の如く、患者5bは患者宅端末5cを用いて自己の診療
記録を閲覧することができるので、自己の疾病の状態や
在宅治療に関する理解が深まり、より確実に在宅治療の
実行が可能となる。一方、患者5bに対して開示するこ
とが適当ではない情報については医療従事者が不開示の
設定を行なうことも可能である。
【0088】[簡易電子メール機能]また本システム1
は簡易的な電子メール機能を有しており、例えば地域医
療機関4の医師4bが患者5bに宛てて電子メールデー
タを作成し、サーバ装置7aへ送信して在宅治療情報記
録部7a10に蓄積しておくことも出来る。蓄積された
電子メールデータは宛先である患者宅端末5cからの読
み出しに応じてこの端末へ送信され、患者5bが内容を
知得することが出来る。多忙や不在などで電話による連
絡が難しい場合でも確実に連絡を取ることが出来る。
【0089】これら電子メールの送受は、システム1が
有する各端末間で相互に実行が可能である。そして診療
情報を含む在宅治療関連情報や、各種のコメントを基幹
病院の医師3cと地域医療機関の医師4cとの間で相互
に送受してやり取りを行うことによって、患者5cの在
宅治療を実行するための病診連携がより確実、強固に実
現するのである。
【0090】ところで、基幹病院端末3c、地域医療機
関端末4c等の本システム1が有する各端末は汎用のパ
ソコンに専用アプリケーションプログラムをインストー
ルすることにより実現される点は先に説明した通りであ
る。一方、パソコンの基本的なアーキテクチャー、及び
パソコンのOS(オペレーション・システム)は現時点
で複数種類構成が販売され流通している。すなわちマイ
クロソフト社製のOSであるWINDOWS(登録商
標、以下同じ)を搭載した所謂WINDOSマシンや、
Apple社製のMac(登録商標、以下同じ)などで
ある。
【0091】オフィスや家庭用のパソコン市場では上記
のWINDOWSマシンが優勢であるものの、その普及
の歴史的経緯から医師、特に開業医の間では上記のMa
cが広く普及していることが報告されている。
【0092】このように異なる動作環境のパソコンに対
しても対応可能とするためには、各OS毎に異なる設計
のアプリケーションプログラムを実現しなければなら
ず、これは開発費用、メンテ費用等が実現の障害とな
る。本システム1を実現するアプリケーションプログラ
ムが上記WINDOWSマシンのみに対応し、Macに
対応していない場合には、Macを例えば自宅で使用す
る医療従事者は上記した本システム1が提供する各情報
を閲覧することが出来ないばかりではなく、本システム
1が有する各端末から発信された電子メールも受信でき
ない不具合が生じることとなる。
【0093】そこで、本システム1では、各端末から送
受が行なわれる電子メールは、サーバ装置7aを経由し
て直接に相手先端末との送受が実行される構成の他に、
一旦インターネット公衆通信網2上にある一般的なメー
ルサーバ(図示しない)に配信され、更にこのメールサ
ーバ経由で相手先に配信される構成(逆方向のメール送
信も同様である)とすることも可能である。斯かる構成
とすることにより、パソコンの機種に依存することなく
電子メールの送受が可能となり、また本システム1に含
まれない外部のパソコンとの電子メールの送受も可能と
なる。
【0094】[掲示板機能]また在宅医療情報蓄積部7
a10内に情報を蓄積することによって、このシステム
1に接続可能な不特定のユーザから読み出し可能なよう
に掲示板上に情報を表示することが出来る。掲示板に書
き込まれる情報は、一般的なお知らせや、在宅治療を続
けるためのヒント等様々である。
【0095】[重要情報の通知機能]患者5bの容態変
化など重要性の高い情報は、通常の情報とはことなり医
療従事者がその重要性、緊急性を知得しやすいように処
理を行なうことにより、緊急の事態にも即座に対応する
ことが出来る。
【0096】すなわち、例えば患者宅5bにある酸素濃
縮器が動作の不調を来し、それを知らせる情報が酸素濃
縮器送受信部5a1を発してサーバ装置7aの在宅治療
情報記録部7a10に達したとする。機器の動作不調情
報は重要性が高いので予め重要フラグが付されており、
制御部7a2はこの重要フラグを見て、所定の端末、例
えば地域医療機関端末4cに対して、重要な情報の送信
があったことを知らせる通知を行なう。通知を受けた地
域医療機関端末4cは、端末に付属するアラーム手段、
例えば赤いランプを点灯させて重要情報の送信を医師4
bへ知らせたり、あるいはシステム1の各端末に表示さ
れる通常の医療支援システムの表示画面の最初の頁にこ
の重要情報(機器の故障情報)を掲載して確実に医師4
bが知得できるようにする。
【0097】あるいはまた、制御部7a2は、携帯電話
基地局(図示しない)に対して通信文を送り、この通信
文は地域医療機関の医師4bが携帯する携帯電話4aに
電子メールとして配信されるようにしてもよいし、ある
いは上記の携帯電話4aに直接、音声で重要情報到着を
知らせる呼を発してもよい。
【0098】[病診連携による情報の共有化]本システ
ム1によれば、在宅治療を行なう地域医療機関の医師4
bが、基幹病院の医師3bに意見を求めたり、アドバイ
スを受けることも容易、かつ迅速に行なうことが出来
る。すなわち、患者5bの診療の記録や、先に説明した
在宅治療に関わる諸情報はサーバ装置7aの在宅治療情
報記録部7a10に蓄積記録され、この蓄積記録された
情報は地域医療機関の医師4bと基幹病院の医師3bと
がそれぞれ自己の端末を用いて知得することが出来るの
で、実情報に基いた真の意味での病診連係がここに実現
し、より確実な在宅治療の実行が可能となると共に、基
幹病院3を含めた大きなシステムのもとで治療が行われ
ることから患者5bに安心感を与え、また地域医療機関
の医師4bは基幹病院3との連係が確実にかつ正確に実
行されることから、在宅治療を行なうことについての障
壁が低くなって在宅治療が実行されることが多くなり、
これらの点からも患者5bのQOL(Quality Of Lif
e)向上に多大な貢献を行なうことが出来る。又、上記
の各情報を既述の電子メール機能を用いて相手の医師等
に送達して、病診連携を実現するように構成してもよ
い。
【0099】尚、医療機関の各端末からサーバ装置に送
られて蓄積される診療情報には、例えば患者が基幹病院
に入院して在宅治療の導入を行った際の検査データであ
る、心肺機能データ、あるいはそこで実行したリハビリ
データを含めることにより、その後の診療に利用するこ
ともまた可能である。
【0100】[入院予約機能]また、患者5bの診察を
地域医療機関の医師4bが行なったところ、容態が思わ
しくなく基幹病院3に再入院が必要であると判断された
場合に、この入院の予約手続も本システム1を用いて容
易、迅速に実行することが出来る。
【0101】すなわち、サーバ装置7aの医療機関DB
(7a7)には各医療機関の入院予約カレンダーデータ
が蓄積記録されており、地域医療機関の医師4bは、患
者5bの入院を行なおうとしている基幹病院4の入院予
約カレンダーデータを読み出して表示し、空きのある日
に入院を行なうべく入院予約データを生成してサーバ装
置7aへ送信する。サーバ装置7aは送信された入院予
約データを基幹病院3に転送し、基幹病院3より了承の
通信があった場合に、基幹病院4入院予約カレンダーデ
ータにこの患者5bの入院予約を書き込んで、入院予約
の動作を完了する。
【0102】尚、入院予約を実行すると入院先の医療機
関(上記例では基幹病院3)に予め設置されたファクシ
ミリ装置へ入院予約がなされたことを知らせるファクシ
ミリ送信がサーバ装置7a経由で実行されるようにして
もよい。
【0103】[訪問看護の実行]また、地域医療機関の
医師4bは、患者宅5にて在宅治療を受ける患者5bに
対し訪問看護の実行を指示すべく、訪問看護婦6bが居
る訪問看護ステーション6に宛てて、訪問看護実行の旨
の指示書を発行する為に、指示書のデータを地域医療機
関端末4cで作成し、サーバ装置7aへ送信する。
【0104】送信を受けたサーバ装置7aの指示書/処
方箋データ生成部7a4では、このデータを印字用デー
タとして訪問看護ステーション端末6cへ送信する。訪
問看護ステーション6に居る訪問看護婦6bは受信した
指示書の印字データを用いてプリンタ装置6aによって
印字して書面の指示書を作成する。
【0105】また、指示書データを受信したサーバ装置
7aでは、診療報酬計算部7a5がこの指示書発行によ
り発生した診療報酬を計算して、算出した点数を地域医
療機関4側に送信する。地域医療機関4の例えば事務ス
タッフは、この診療報酬点数に基き診療報酬の請求を実
行する。外部へ発行する指示書は、診療報酬の計算が見
過ごされがちであったのが、本システム1によれば確実
に診療報酬が請求できると共に、事務処理量が軽減され
るメリットがある。
【0106】上記の指示書に従って患者宅5を訪問した
訪問看護婦6bは、患者5bに問診するなどして患者5
bの在宅治療の実行状況を把握する点は従来と同様であ
るが、更に本システム1では、更に訪問看護婦6bが携
行する携帯情報端末6dから図示しない無線基地局を経
由してサーバ装置7aにアクセスし、この患者5bの在
宅治療に係る諸情報(先にその内容を説明した)を閲覧
し、実情報に基き、より確実に患者の容態や在宅治療の
実施状況を把握し、より確実な医学的指導を実行するこ
とが出来る。
【0107】訪問看護の結果は上記の携帯情報端末6d
を用いて訪問看護婦6bが訪問看護実行報告書を作成
し、サーバ装置7a内の在宅治療情報記録部7a10に
蓄積した後、地域医療機関の医師4b等へ送付がなされ
る。
【0108】[ADLデータの蓄積]また、上記の訪問
看護の一環として、患者5bの日常生活動作(Activiti
es of Daily Living:ADL)に関するデータを訪問看
護婦6bが採取し、携帯情報端末6d等を用いて入力
し、各医療従事者が閲覧可能として在宅治療の指導と患
者容態の観察に用いるようにしてもよい。
【0109】すなわちADLデータとして、(1)安静
時、(2)食事時、(3)排泄時、(4)入浴時、
(5)更衣時、(6)歩行時のそれぞれについて、
(a)設定酸素流量(リットル)、(b)血中飽和酸素
濃度(%)、(c)脈拍数、(d)呼吸数、(e)医療
従事者のコメントを採取又は記入し、これらのデータや
コメントを端末を用いて入力する操作を行うと、入力さ
れたデータ等がサーバ装置7a内に蓄積され、医療機関
の端末等から要求があれば送信して表示を行い、各医療
機関の医療従事者がこのデータ等を知得することが出来
る。
【0110】その他、ADLデータには、(A)疾病経
過として、(A1)安定した状態を維持できるか、(A
2)合併症の増悪が無いか、(A3)上気道感染の兆候
が無いか、のデータや、(B)薬剤治療の状況として、
(B1)薬剤の自己管理が出来るか、等のデータや、
(C)セルフケアの状況として、(C1)療養日誌をつ
け、自己管理が出来ているか、(C2)塩分制限を実行
しているか、(C3)禁煙しているか、(C4)心肺機
能に負担をかけない日常生活動作を身につけているか、
などのデータや、(D)日常生活の状況として、(D
1)困難なく日常生活を送ることが出来るか、(D2)
息切れ無く入浴が出来るか、などのデータや、(E)安
全の状況として、(E1)安全に在宅酸素療法を実行で
きるか、(E2)酸素供給器(酸素濃縮器)より2m以
内火気厳禁確認されているか、(E3)起床時に頭痛が
無いか、などのデータや、(F)社会資源の状況とし
て、(F1)社会資源の必要性があり、対応が済んでい
るか、(F2)酸素業者への連絡方法を理解している
か、などのデータを含んでもよい。
【0111】[患者理解度チェックデータの蓄積]更に
又、同様に訪問看護実施時において、患者5bが酸素濃
縮器を5aを規定どおりに正しく操作したり、あるいは
但しく保守することが出来るように、酸素濃縮器5aの
使用に関する理解度が充分であるか否かをチェックする
ことも可能である。
【0112】すなわち、(1)在宅酸素濃縮器の動作の
確認、警報の理解が出来るか、(2)酸素濃縮器に付属
する空気流通路のフィルターの清掃が出来るか、(3)
供給気体に湿度を付加する加湿器の取り外しや、水交換
が出来るか、(4)主に外出時に酸素濃縮器の変わりに
用いる携帯用酸素ボンベの酸素残量確認、ボンベ交換が
出来るか、(5)酸素ボンベの流量を設定すると共に、
患者の吸気時にのみ酸素を供給して供給時間を延長する
ための弁であるサンソセーバの操作が出来るか、等の情
報を、医療従事者の操作に応じて生成してサーバ装置5
aに蓄積し、各医療従事者が閲覧可能とすることが出来
る。
【0113】尚、上記のADLデータや患者理解度チェ
ック情報は、在宅の患者の訪問看護を行った訪問看護婦
が入力操作する他に、患者宅を往診した医師により入力
がなされてもよい。
【0114】或いは又、患者宅の患者の家族が、患者を
観察し、この観察結果に基づいて上記のADLデータや
患者理解度チェック情報を入力してもよいし、在宅医療
機器にセンサ手段を設けて、遠隔でこのセンサ手段の出
力をモニタリングして、たとえばフィルタの詰まりを検
知するなどして、遠隔にあるモニタリングセンタの所定
監視員が患者宅の状況を検知して上記のADLデータや
患者理解度チェック情報を入力したり、所定の装置がこ
れらの情報を自動生成するように構成してもよい。
【0115】[処方箋の発行と投薬指導の実行]在宅治
療の実行にあたっては患者5bに対して医師4bの処方
に基く薬剤の投与が行われることもある。薬剤を投与す
るに際して一般的な手順は、まず、医師4bが発行した
処方箋を患者5bが地域医療機関4で受領し、薬局にこ
の処方箋を提出して調剤された薬剤を受け取り、その後
持ち帰った患者宅5で、訪問してきた訪問看護婦6bに
よる投薬指導のもとで服薬する、というものであった。
しかしこの手順によれば、地域医療機関4への通院に加
えて、薬局から薬剤を入手するための行動を患者5bが
実行しなければならず、患者5bの負担も大きい点も事
実である。
【0116】そこで本システム1では、下記する手順に
て薬剤の投与が実行可能であるように構成することによ
り、患者5bの行動負担を軽減すると共に、処方箋発行
に伴う診療報酬の請求が確実に実行出来るようにしてい
る。
【0117】すなわち、まず患者宅5には予め、今後発
生しうる処方に応ずるための薬剤が配置されている。こ
の配置された薬剤(所謂置き薬)は処方がまだなされて
いないので、患者5bが服薬することはない。
【0118】次に、上記の薬剤の投与が必要であると地
域医療機関の医師4bが判断すると、医師4bは、地域
医療機関端末4cを操作して処方箋のデータと、投薬指
導の実行を訪問看護婦6bに対して指示する指示書のデ
ータとを作成してサーバ装置7aへ送信する。
【0119】送信を受けたサーバ装置7aは、指示書/
処方箋データ生成部7a4がそれぞれを印字するための
印字用データを生成して訪問看護ステーション端末6c
へ送信すると共に、診療報酬計算部7a5が上記の処方
箋、及び指示書の発行に伴う診療報酬を計算して地域医
療機関4側へ送信する。
【0120】この結果、従来は往々にして計算漏れが合
った処方箋の診療報酬計算が、確実に実行される効果が
ある。
【0121】一方、訪問看護ステーション6では、送信
を受けた処方箋及び指示書を印字して書面となし、訪問
看護婦6bが患者宅5を訪問して、そこに予め配置され
てある薬剤の投与を指導するものである。
【0122】[複数種類の在宅医療機器への対応機能]
また本システム1は、上記した酸素濃縮器5aに関わる
各情報の蓄積等を行なう一方で、酸素濃縮器5a以外の
在宅医療機器に関する各情報の蓄積することも可能であ
るし、又、本システム1の運営管理を行なう酸素濃縮器
メーカ以外の多メーカの酸素濃縮器に関わる各情報を蓄
積等実行することが可能である。このように構成したの
で、在宅医療機器の種類毎に異なる複数種類の医療支援
システムを構築する必要がなく、又、メーカ毎に異なる
複数種類の医療支援システムを構築する必要が無くなる
ので、各医療機関や在宅医療機器メーカは重複投資を避
けて経営資源の効率化が図れるとともに、患者宅5に設
置が必要となる機器の導入も低減出来て、患者5bはよ
り広い住環境のもとでQOLの向上を図ることが出来
る。
【0123】[通院忘れの通知機能]更に、本システム
1では、患者5bが地域医療機関4へ通院して在宅治療
のための医学的指導を受けるべき予定日を予め登録して
おくための記憶手段と、実際に通院した日を登録する記
憶手段とをサーバ装置7a内に備え、予定日を過ぎてい
るにもかかわらず患者5bが実際に通院をしていない場
合には、上記の2つの記憶手段の記憶内容を照合して確
実に検知し、通院が予定日を過ぎてもまだなされていな
いことを各端末に表示するように構成することも可能で
ある。
【0124】上記の構成とすることにより、端末の表示
を見て患者5bの通院が予定通りになされていないこと
を知った医療従事者が患者5bに通院を促すことによ
り、患者5bの通院が正しくなされて適切な在宅治療の
効果が発揮されると共に、医療機関が経済的損失を被る
ことも防止できる。
【0125】上述の如く本実施例の医療支援システム1
は、上記の各構成を有することによって、地域医療機関
の医師4bは、自己が作成した診療情報ばかりでなく他
の医療機関、即ち基幹病院の医師3bが作成した診療情
報をも参照して、患者5bに対する在宅治療実行に関わ
る医学的指導を実行できる。同様に基幹病院の医師3b
は、自己が作成した診療情報ばかりではなく、地域医療
機関の医師4bが作成した診療情報をも参照して、患者
5bに対する在宅治療に関わる医学的指導を実行でき
る。
【0126】換言すれば、基幹病院の医師3bと地域医
療機関の医師4bとは相互に他の医療機関の診療情報を
参照しつつ、即ち相互に連携しつつ、在宅の患者5bに
対する在宅治療に関わる医学的指導を実行することが出
来、この結果、在宅治療の効果、確実性、安全性が従来
よりも向上する。
【0127】更に本システム1では、在宅医療機器5a
からサーバ装置7aへ送信蓄積された、在宅医療機器5
aの運転情報、及び患者5bのコンプライアンス情報と
を、基幹病院の医師3bと地域医療機関の医師4bの双
方が参照可能として、参照情報の共有化により上記の各
医師3b、4b相互の連携をより強固にすることが出来
る。
【0128】更に又、本システム1では、基幹病院の医
師3bと地域医療機関の医師4bとが相互にコメントや
情報を送受できる電子メール機能を有するので、医師間
で在宅治療に関わる情報交換や迅速な意思疎通が可能と
なり、上記した相互の連携が更に強固なものとなる。
【0129】本システム1は、上記に記した如く診療情
報の共有化と、在宅医療機器情報、患者のコンプライア
ンス情報の利用等がはかれて在宅治療の効果、確実性、
安全性が向上する点はいうまでもないが、更に、正確、
迅速に情報が伝達されるシステムとして在宅治療が実行
される構成であるので、患者、地域医療機関の医師、基
幹病院の医師等、関係者がいずれも大きな安心感、信頼
の下で在宅治療を実行できるので、従来のように不備な
構成の下で在宅治療の導入をためらうことが無く、在宅
治療実行の機会損失が無くなって、より多くの患者が在
宅治療を受けることが出来、この結果、患者の通院時間
短縮や通院に伴う経済負担の低減、あるいは地域医療機
関なので曜日に拘らずに通院が出来、医師の往診もより
容易となるなど、患者のQOLを大きく向上させる格別な
効果が発揮されるのである。
【0130】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、在宅の患
者に対し所定の在宅医療機器を用いて治療を行う在宅治
療の実行を支援するための医療支援システムであって、
患者に対する在宅治療の導入と初期の医学的指導とを担
う第1の医療機関に配置された第1の医療機関端末と、
在宅治療の導入と初期の医学的指導とが済んだ患者を
第1の医療機関から紹介され、この患者に対する後続の
医学的指導を担う第2の医療機関に配置された第2の医
療機関端末と、(1)(a)在宅治療中の在宅医療機器
の運転情報、(b)在宅治療を受ける患者のコンプライ
アンス情報、及び(c)当該患者の生体情報、の内の少
なくとも1の情報を患者宅側の所定送信手段から通信路
経由で受信して蓄積し、且つ、(2)第1の医療機関端
末と第2の医療機関端末との少なくとも一方から、医療
機関にて患者に対して実行がなされた、医学的指導を含
む診療行為に関する診療情報を通信路経由で受信して蓄
積し、且つ、(3)蓄積した各情報を、第1の医療機関
端末及び第2の医療機関端末がそれぞれ表示可能なよう
に通信路経由で各端末へ送信するサーバ装置とを備えた
ことにより、このサーバ装置に蓄積がなされた各情報に
基き第1の医療機関の医療従事者と第2の医療機関の医
療従事者とが相互に連携しつつ在宅治療の実行を可能と
したことを特徴とする医療支援システムとすることによ
り、在宅治療を行う在宅医療機器の運転情報など在宅医
療に関わる重要な情報を医師が容易に知ることが出来、
又、地域医療機関の医師と基幹病院の医師とがこの患者
の診療情報を含む在宅治療に関わる情報を共有化するこ
とが容易で在宅治療を遂行するための地域医療機関と基
幹病院との連携が容易であることから、在宅治療を行う
ための医師による医学的指導がより確実、より迅速、よ
り容易に実行できて、この結果従来より確実な在宅治療
の実行が可能になるとともに患者のQOLの向上が図れ
る、医療支援システム、医療支援方法、コンピュータプ
ログラム、コンピュータプログラム用記録媒体を提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る好ましい実施例であ
る医療支援システムの構成図である。
【図2】図1のシステムが有するサーバ装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 医療支援システム 2 インターネット公衆通信網(通信路) 3 基幹病院(第1の医療機関) 3a 基幹病院医師携帯電話(携帯通信機器) 3b 基幹病院の医師(医療従事者) 3c 基幹病院端末(第1の医療機関端末) 4 地域医療機関(第2の医療機関) 4a 地域医療機関医師携帯電話(携帯通信機器) 4b 地域医療機関の医師(医療従事者) 4c 地域医療機関端末(第2の医療機関端末) 5 患者宅 5a 酸素濃縮器(在宅医療機器) 5a1 酸素濃縮器送受信部(所定送信手段) 5a2 カニューラ 5b 患者 5c 患者宅端末 5d パルスオキシメータ 6 訪問看護ステーション 6a プリンタ装置(受信装置) 6b 訪問看護婦(訪問医療従事者) 6c 訪問看護ステーション端末 6d 携帯情報端末 7 管理センタ 7a サーバ装置 7a1 入出力部 7a2 制御部 7a3 紹介状データ生成部 7a4 指示書/処方箋データ生成部 7a5 新療報酬計算部(診療報酬計算手段) 7a6 データバス 7a7 医療機関DB(予約手段) 7a8 患者DB 7a9 病診連携DB(設定部) 7a10 在宅治療記録部
フロントページの続き (72)発明者 矢野 康二郎 大阪府豊中市新千里東町1丁目4番2号 帝人在宅医療関西株式会社内 (72)発明者 前倉 亮治 大阪府豊中市刀根山5−1−1 国立療養 所刀根山病院内 (72)発明者 廣谷 淳 大阪府豊中市刀根山5−1−1 国立療養 所刀根山病院内 Fターム(参考) 4C341 LL30

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 在宅の患者に対し所定の在宅医療機器を
    用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための医療
    支援システムであって、 前記患者に対する前記在宅治療の導入と初期の医学的指
    導とを担う第1の医療機関に配置された第1の医療機関
    端末と、 前記在宅治療の導入と前記初期の医学的指導とが済んだ
    患者を前記第1の医療機関から紹介され、この患者に対
    する後続の医学的指導を担う第2の医療機関に配置され
    た第2の医療機関端末と、 (1)(a)前記在宅治療中の在宅医療機器の運転情報、(b)
    前記在宅治療を受ける患者のコンプライアンス情報、
    (c)当該患者の生体情報の内、少なくとも1の情報を前
    記患者宅側の所定送信手段から通信路経由で受信して蓄
    積する手段、(2)前記第1の医療機関端末と前記第2の
    医療機関端末との少なくとも一方から、前記医療機関に
    て前記患者に対して実行がなされた、前記医学的指導を
    含む診療行為に関する診療情報を通信路経由で受信して
    蓄積する手段、(3)前記蓄積した各情報を、前記第1の
    医療機関端末及び前記第2の医療機関端末がそれぞれ表
    示可能なように通信路経由で前記各端末へ送信する手段
    を備えたサーバ装置とを備え、 かかるサーバ装置に蓄積がなされた各情報に基き前記第
    1の医療機関の医療従事者と前記第2の医療機関の医療
    従事者とが相互に連携しつつ前記在宅治療の実行を可能
    としたことを特徴とする医療支援システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバ装置は、前記第1の医療機関
    端末と前記第2の医療機関端末とが相互に電子メールを
    送受するためのメールサーバ手段を有し、前記電子メー
    ルを用いて送受した情報に基いて前記相互の連携を実現
    可能としたことを特徴とする請求項1に記載の医療支援
    システム。
  3. 【請求項3】 在宅の患者に対し所定の在宅医療機器を
    用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための医療
    支援システムであって、 前記患者に対する前記在宅治療の導入と初期の医学的指
    導とを担う第1の医療機関に配置された第1の医療機関
    端末と、 前記在宅治療の導入と前記初期の医学的指導とが済んだ
    患者を前記第1の医療機関から紹介され、この患者に対
    する後続の医学的指導を担う第2の医療機関に配置され
    た第2の医療機関端末と、 前記在宅の患者を訪問して前記在宅治療に関する医学的
    指導を行う訪問医療従事者の下に配置された訪問医療従
    事者端末と、 (1)(a)前記在宅治療中の前記在宅医療機器の運転情報、
    (b)前記在宅治療を受ける患者のコンプライアンス情
    報、(c)当該患者の生体情報の内、少なくとも1の情報
    を前記患者宅側の所定送信手段から通信路経由で受信し
    て蓄積する手段、(2)前記第1の医療機関端末と前記第
    2の医療機関端末と前記訪問医療従事者端末との内の少
    なくとも1の端末から、前記医療機関及び前記患者宅に
    て前記患者に対して実行がなされた、前記医学的指導を
    含む診療行為に関する診療情報を通信路経由で受信して
    蓄積する手段、(3)前記蓄積した各情報を前記第1の医
    療機関端末、前記第2の医療機関端末、及び前記訪問医
    療従事者端末がそれぞれ表示可能なように通信路経由で
    前記各端末へ送信する手段を備えたサーバ装置とを備
    え、かかるサーバ装置に蓄積がなされた各情報に基き前
    記第1の医療機関の医療従事者と、前記第2の医療機関
    の医療従事者と、前記訪問医療従事者とが相互に連携し
    つつ前記在宅治療を実行可能としたことを特徴とする医
    療支援システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバ装置は、前記第1の医療機関
    端末と、前記第2の医療機関端末と、前記訪問医療従事
    者端末との内の少なくとも2の端末が相互に電子メール
    を送受するためのメールサーバ手段を有し、前記電子メ
    ールを用いて送受した情報に基いて前記相互の連携を実
    現可能としたことを特徴とする請求項3に記載の医療支
    援システム。
  5. 【請求項5】 前記訪問医療従事者端末が、前記訪問医
    療従事者が携帯して前記在宅の患者を訪問し、訪問先で
    前記相互の連携を実現するための各操作を実行可能に構
    成した携帯情報端末にてなることを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載の医療支援システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の医療機関端末、前記第2の医
    療機関端末、及び前記訪問医療従事者端末の内の少なく
    とも1の端末は、前記サーバ装置から送信されて表示を
    行うべき前記各情報中に重要情報が含まれているとき
    に、(1)前記各情報をページ単位で表示する際に最初の
    ページに前記重要情報を表示する処理、(2)前記重要情
    報が送信されたことを明示するアラーム処理、または
    (3)当該端末に対応付けられた医療従事者が携行する携
    行通信機器に対し、前記重要情報の送信が有ったことを
    通知する通知処理、の各処理の内の少なくとも1の処理
    を実行するよう構成したことを特徴とする請求項3乃至
    請求項5のいずれか1項に記載の医療支援システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の医療機関端末及び前記第2の
    医療機関端末の内の少なくとも1の端末は、前記医療従
    事者の操作に応じて、前記訪問医療従事者が前記患者宅
    を訪問して所定の医学的処置を実行すべき旨の指示を記
    載した指示書データを生成する機能を備え、且つ、前記
    生成された指示書データを前記サーバ装置経由で受信し
    て前記訪問医療従事者が知得可能なように表示又は印字
    を行う受信装置を有することを特徴とする請求項3乃至
    請求項6のいずれか1項に記載の医療支援システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の医療機関端末及び前記第2の
    医療機関端末の内の少なくとも1の端末は、前記生成さ
    れた指示書データに基づく指示書の発行に関わる診療報
    酬を計算する診療報酬計算手段を有することを特徴とす
    る請求項7に記載の医療支援システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバ装置は、前記患者が前記医療
    機関に通院して前記医学的指導を受けるべき予定日を記
    憶する通院予定日記憶手段と、前記通院をこの患者が実
    際に実行した実行日を記憶する通院実行日記憶手段と、
    前記通院予定日記憶手段と前記通院実行日記憶手段それ
    ぞれの記憶内容を照合して、前記通院が前記予定日を過
    ぎても実行されていない場合に、前記第1の医療機関端
    末、前記第2の医療機関端末、前記訪問医療従事者端末
    の内の少なくとも1の端末にアラーム情報を表示するよ
    う制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項3乃至請求項8のいずれか1項に記載の医療支援シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記第1の医療機関端末、前記第2の
    医療機関端末、前記訪問医療従事者端末の内の少なくと
    も1の端末は、前記在宅の患者から採取したデータに基
    づき前記医療従事者が入力操作した結果に応じて、前記
    患者のADL(Activities of Daily Living:日常生活
    動作)に関するデータを生成して前記サーバ装置へ送信
    する手段を備え、且つ、前記サーバ装置は、この生成送
    信されたADLに関するデータを蓄積して、前記第1の
    医療機関端末、前記第2の医療機関端末、及び前記訪問
    医療従事者端末がそれぞれ表示可能なように通信路経由
    で前記各端末へ送信する手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の医療支援
    システム。
  11. 【請求項11】 前記第1の医療機関端末、前記第2の
    医療機関端末、前記訪問医療従事者端末の内の少なくと
    も1の端末は、在宅治療を実行するために必要となる前
    記在宅医療機器の使用に関する前記患者の理解度をチェ
    ックした情報である患者理解度チェック情報を生成して
    前記サーバ装置へ送信する手段を備え、且つ、前記サー
    バ装置は、前記端末より送信された前記患者理解度チェ
    ック情報を蓄積して、前記第1の医療機関端末、前記第
    2の医療機関端末、および前記訪問医療従事者端末がそ
    れぞれ表示可能なように通信路経由で前記各端末へ送信
    する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    10のいずれか1項に記載の医療支援システム。
  12. 【請求項12】 前記第1の医療機関端末、前記第2の
    医療機関端末の内の少なくとも一方は、前記一方が配置
    された医療機関から他方が配置された医療機関へ前記患
    者を紹介するための紹介状データを生成する手段を備
    え、前記生成された紹介状データを前記サーバ装置を経
    由して前記他方へ送信する手段を備えることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の医療
    支援システム。
  13. 【請求項13】 前記サーバ装置が、所定のシステム管
    理者の操作に応じて、予め登録されてある複数の医療機
    関中から任意の複数の医療機関を選択し、選択したこれ
    らの医療機関をそれぞれ前記第1の医療機関と、前記第
    2の医療機関として設定する設定部を有することを特徴
    とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の
    医療支援システム。
  14. 【請求項14】 前記サーバ装置が、前記第1の医療機
    関の医療従事者の操作に応じて、予め登録されてある複
    数の医療機関中から任意の医療機関を選択し、選択した
    この医療機関を前記第2の医療機関として設定する設定
    部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項13の
    いずれか1項に記載の医療支援システム。
  15. 【請求項15】 前記サーバ装置が、各医療機関の入院
    予約カレンダーデータを蓄積する機能を備え、前記第1
    の医療機関端末、前記第2の医療機関端末の内少なくと
    も一方の端末が、前記サーバ装置から他方の端末が配置
    された医療機関の入院予約カレンダーデータを読み出し
    表示する機能を備え、前記患者の入院予約を実行する為
    の予約手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項14のいずれか1項に記載の医療支援システム。
  16. 【請求項16】 前記サーバ装置が、前記一方の端末か
    らの前記他方の端末が配置された医療機関への前記入院
    予約の実行データに基づいて、入院予約の実行結果を前
    記他方の端末が配置された医療機関が具備するファクシ
    ミリ装置へ自動的にファクシミリ送信する、ファクシミ
    リ送信手段を有することを特徴とする請求項15に記載
    の医療支援システム。
  17. 【請求項17】 前記サーバ装置が、前記患者宅に配置
    された複数の異なる種類の在宅医療機器それぞれに関す
    る前記各情報の蓄積と送信とを行うよう構成したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記
    載の医療支援システム。
  18. 【請求項18】 前記サーバ装置が、XML言語に代表
    される汎用言語を用いて前記各情報を蓄積し、前記蓄積
    した各情報の2次利用を可能としたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の医療支援
    システム。
  19. 【請求項19】 前記サーバ装置が、前記診療情報とし
    て、前記医療機関において採取がなされた当該患者の心
    肺機能検査データ及び/又は前記医療機関において実行
    がなされた当該患者のリハビリデータを含む情報を蓄積
    するよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項
    18のいずれか1項に記載の医療支援システム。
  20. 【請求項20】 在宅の患者に対し所定の在宅医療機器
    を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための医
    療支援方法であって、 (1)サーバ装置が、(a)前記在宅治療中の在宅医療機器の
    運転情報、(b)前記在宅治療を受ける患者のコンプライ
    アンス情報、(c)当該患者の生体情報の内の少なくとも
    1の情報を前記患者宅側の所定送信手段から通信路経由
    で受信して蓄積するステップと、 (2)前記サーバ装置が、前記患者に対する前記在宅治療
    の導入と初期の医学的指導とを担う第1の医療機関に配
    置された第1の医療機関端末と、前記在宅治療の導入と
    前記初期の医学的指導とが済んだ患者を前記第1の医療
    機関から紹介され、この患者に対する後続の医学的指導
    を担う第2の医療機関に配置された第2の医療機関端末
    と、の少なくとも一方から、前記医療機関にて前記患者
    に対して実行がなされた、前記医学的指導を含む診療行
    為に関する診療情報を通信路経由で受信して蓄積するス
    テップと、 (3)前記サーバ装置が、前記蓄積した各情報を、前記第
    1の医療機関端末及び前記第2の医療機関端末がそれぞ
    れ表示可能なように通信路経由で前記各端末へ送信する
    ステップとを備え、 かかるサーバ装置に蓄積がなされた各情報に基き前記第
    1の医療機関の医療従事者と前記第2の医療機関の医療
    従事者とが相互に連携しつつ前記在宅治療の実行を可能
    としたことを特徴とする医療支援方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の医療支援方法の各
    ステップをコンピュータ及び/又はコンピュータシステ
    ムが実行するためのコンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の医療支援方法の各
    ステップをコンピュータ及び/又はコンピュータシステ
    ムが実行するためのコンピュータプログラムを記録した
    コンピュータプログラム用記録媒体。
  23. 【請求項23】 在宅の患者に対し所定の在宅医療機器
    を用いて治療を行う在宅治療の実行を支援するための医
    療支援方法であって、 (1)通院する前記患者に対して前記在宅治療を実行する
    ための医学的指導を行う医療機関に配置された医療機関
    端末が、医療従事者の操作に応じて、前記在宅治療を行
    う患者宅に予め仮置きされた薬剤の前記患者への投与を
    指示する処方箋データを生成するステップと、 (2)受信手段が、前記生成された処方箋データをサーバ
    装置経由で受信し、且つ、前記患者宅を訪問して医学的
    指導を行う訪問医療従事者が知得可能なように表示又は
    印字して、この結果前記訪問医療従事者が前記患者宅を
    訪問して前記予め仮置きされ且つ前記投与を指示された
    薬剤の投薬指導を実行可能とするステップと、 (3)前記サーバ装置が、前記生成された処方箋データに
    関わる診療報酬の計算を行うステップとを備えて、 前記在宅の患者が処方された前記薬剤を入手するために
    実行すべき行動負担を軽減可能としたことを特徴とする
    医療支援方法。
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