JP2015035036A - 在宅診療連携システム及びデータ管理サーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の医療施設間で、各医療施設に所属する医療従事者の基本スケジュール情報を共有する。【解決手段】在宅診療に関わる複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理するデータ管理サーバーと、各医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介して接続された在宅診療連携システムにおいて、データ管理サーバーは、複数の医療施設毎に、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む基本スケジュール情報と、基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報と、を記憶し、端末装置から当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、参照要求された医療施設の基本スケジュール情報を、参照要求があった端末装置に対して公開する。【選択図】図8

Description

本発明は、在宅診療連携システム及びデータ管理サーバーに関する。
近年、医療の分野においては、在宅診療・介護の重要性が増してきており、在宅療養支援診療所(在支診)の数も年々増加してきている。在宅診療には、在支診の他、訪問看護ステーション、訪問介護事業所、薬局等、複数の医療施設・医療従事者が関係している。
在支診が在宅診療を始めるためには、患者の医療情報だけでなく、介護情報(患者の住居環境、生活状況等)を把握しておくことが有効であり、医療情報と介護情報を、その患者の診療に携わる医療従事者間で共有化できる仕組みが望まれる。
例えば、在宅介護に関わる多職種間で情報を共有する統合型在宅介護サービス支援システムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、介護サービス事業者のスケジュールを公開・参照する情報共有機能が記載されている。
特開2002−215800号公報
しかしながら、従来の情報共有機能において公開されるスケジュールは、患者に対して実際に行われる看護・介護のスケジュール情報であり、ケアマネージャーが作成したケアプラン等にしたがって決められた基本スケジュール情報ではなかった。実際の運用においては、患者の事情等により、基本スケジュール情報に対して各施設での微調整が施されるため、ケアプランと実際の予定とでは異なる場合があった。
また、新しい患者を登録する場合、ケアマネージャーは、患者が希望する日程で各医療施設に所属する医療従事者が空いている日時を探すことになる。通常、在宅診療のスケジュールは、週の特定の曜日と時間に毎回同じ医療従事者が割り当てられる等、週単位で決定されることが多い。この際、重要となるのは、患者の特別な事情により微調整された後のスケジュール情報ではなく、ケアマネージャー等によって定められた基本スケジュール情報である。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複数の医療施設間で、各医療施設に所属する医療従事者の基本スケジュール情報を共有することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理するデータ管理サーバーと、前記複数の医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、前記データ管理サーバーは、前記複数の医療施設毎に、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む基本スケジュール情報と、当該基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報と、を記憶する記憶手段と、前記端末装置から前記複数の医療施設のうち当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報を、前記参照要求があった端末装置に対して公開する制御手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記基本スケジュール情報は、ケアプランに基づいて作成されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記端末装置は、当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設の前記基本スケジュール情報をコピーするコピー手段と、当該コピーされた前記基本スケジュール情報を変更して前記カスタマイズスケジュール情報を作成する作成手段と、を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記制御手段は、前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報に含まれる医療従事者の個人名を仮の名称に置き換えて、前記参照要求があった端末装置に対して公開する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記端末装置は、当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設に所属する各医療従事者の予定の空きを示す空き情報を入力するための操作手段と、前記入力された空き情報を前記データ管理サーバーに送信する送信手段と、を備え、前記基本スケジュール情報には、前記端末装置から送信された空き情報が含まれる。
請求項6に記載の発明は、在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理し、前記複数の医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたデータ管理サーバーであって、前記複数の医療施設毎に、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む基本スケジュール情報と、当該基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報と、を記憶する記憶手段と、前記端末装置から前記複数の医療施設のうち当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報を、前記参照要求があった端末装置に対して公開する制御手段と、を備える。
本発明によれば、複数の医療施設間で、各医療施設に所属する医療従事者の基本スケジュール情報を共有することができる。
本発明に係る実施の形態における在宅診療連携システムのシステム構成図である。 データ管理サーバーの機能的構成を示すブロック図である。 基本スケジュール情報の例を示す図である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 データ管理サーバーと端末装置により実行される基本スケジュール情報登録処理を示すラダーチャートである。 患者訪問予定入力画面の表示例である。 データ管理サーバーと端末装置により実行されるカスタマイズスケジュール情報作成処理を示すラダーチャートである。 基本スケジュール情報表示画面の表示例である。 基本スケジュール情報の調整を説明するための図である。 カスタマイズスケジュール情報表示画面の表示例である。 データ管理サーバーにより実行されるスケジュール公開処理を示すフローチャートである。 変形例1における基本スケジュール情報表示画面の表示例である。 変形例2における基本スケジュール情報表示画面の表示例である。 変形例3における基本スケジュール情報表示画面の表示例である。
以下、図面を参照して本発明に係る在宅診療連携システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔在宅診療連携システムの構成〕
図1に、本実施の形態における在宅診療連携システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、在宅診療連携システム100は、地域のデータセンターに設置されたデータ管理サーバー10と、複数の医療施設としての在宅療養支援診療所20A、訪問看護ステーション20B、訪問介護事業所20C、薬局20D、後方支援病院20Eに所属する医療従事者が使用可能な端末装置30と、を備えて構成されている。データ管理サーバー10と端末装置30とは、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。なお、在宅診療連携システム100を構成する医療施設の数は、特に限定されない。
在宅療養支援診療所20Aは、在宅患者を診断する医師が所属する医療施設である。訪問看護ステーション20Bは、在宅患者の訪問看護を行う看護師が所属する医療施設である。訪問介護事業所20Cは、在宅患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、在宅患者の訪問介護を行う訪問介護員(ホームヘルパー)が所属する医療施設である。薬局20Dは、在宅患者に処方された薬を扱う薬剤師が所属する医療施設である。後方支援病院20Eは、在宅患者の緊急時の受け入れ先となる医療施設である。
在宅患者の在宅診療に携わる医療従事者は、端末装置30から患者に対して行った処置内容や在宅診療に関する情報を入力する。入力された情報は、データ管理サーバー10に保存され、チーム内の医療従事者に公開される。医療従事者として、例えば、医師、看護師、ケアマネージャー、訪問介護員、薬剤師等が挙げられる。
データ管理サーバー10は、各医療施設に所属する医療従事者により入力された情報を蓄積し管理する。
〔データ管理サーバーの構成〕
図2に、データ管理サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、データ管理サーバー10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成されており、各部はバス17により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、データ管理サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM15に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM15は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部16から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部16には、端末装置30に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して端末装置30のユーザーに在宅診療連携サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
また、記憶部16には、ユーザー管理テーブル160、患者基本情報161、チーム対応テーブル162、基本スケジュール情報163、カスタマイズスケジュール情報164等が記憶されている。
ユーザー管理テーブル160には、在宅診療連携システム100内の各医療施設に所属する医療従事者それぞれに対応するユーザーIDに対して、パスワードと、医療従事者が所属する医療施設と、が予め登録されている。
患者基本情報161は、患者毎の患者に関する情報である。患者基本情報161には、例えば、患者の氏名、年齢、生年月日、性別、住所、医療施設の患者ID、介護機能の利用者ID、傷病、病状、投与中の薬剤、介護情報(要介護度等)等が含まれる。
チーム対応テーブル162は、在宅診療の連携を行うチーム毎に、複数の医療施設が予め対応付けられているテーブルである。データ管理サーバー10は、在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理している。
基本スケジュール情報163は、医療施設毎に保存されており、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む情報である。
図3に、基本スケジュール情報163の例を示す。図3に示すように、各医療施設の基本スケジュール情報163には、その医療施設に所属する医療従事者毎に、患者訪問予定、休暇情報、その他の予定、勤務時間等が含まれる。
患者訪問予定には、該当する医療従事者が在宅患者を訪問する日時、患者名、患者ID、件名(看護・介護のサービス内容)等が含まれる。日時として、特定の日(○年○月○日)における訪問開始時刻と訪問終了時刻とが含まれていてもよいし、曜日毎にスケジュールが組まれている場合には、各曜日における訪問開始時刻と訪問終了時刻とが含まれていてもよい。
休暇情報には、該当する医療従事者の休暇の日時が含まれる。休暇の日時として、患者訪問予定の日時と同様、特定の日の時間帯が含まれていてもよいし、各曜日における時間帯が含まれていてもよい。
その他の予定には、該当する医療従事者の患者訪問予定及び休暇を除く予定について、日時、件名等が含まれる。その他の予定として、例えば、医師の場合には、学会の予定や、医療施設の休診予定等が含まれる。
勤務時間には、該当する医療従事者の勤務開始時刻と勤務終了時刻とが含まれる。
カスタマイズスケジュール情報164は、医療施設毎に保存されており、基本スケジュール情報163を変更したものである。カスタマイズスケジュール情報164のデータの構成については、図3に示した基本スケジュール情報163と同様である。
制御部11は、端末装置30からデータ管理サーバー10にアクセスがあった際、チーム対応テーブル162に基づいて、ログインユーザーが所属する医療施設と同じチームに属する他の医療施設の基本スケジュール情報163の参照を許可する。
具体的には、制御部11は、端末装置30から同じチームに属する複数の医療施設のうち当該端末装置30を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、記憶部16に記憶されている参照要求された医療施設の基本スケジュール情報163を、参照要求があった端末装置30に対して公開する。
〔端末装置の構成〕
端末装置30は、各医療従事者により使用されるものであり、Webラウザーを搭載した一般的なPC等から構成されている。端末装置30は、通信ネットワークNを介してデータ管理サーバー10にアクセスし、データ管理サーバー10へのデータの送信や、データ管理サーバー10に保存されているデータの閲覧を行うために用いられる。例えば、端末装置30は、スケジュールの入力・参照を行う際に用いられる。
図4に、端末装置30の機能的構成を示す。
図4に示すように、端末装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36等を備えて構成されており、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU等から構成され、端末装置30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、記憶部36に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM35に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
端末装置30がタブレット型端末である場合には、操作部32は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部33に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部34は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN、WAN、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM35は、制御部31により実行制御される各種処理において、記憶部36から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部36は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部36には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔在宅診療連携システムにおける動作〕
次に、在宅診療連携システム100における動作について説明する。
図5は、データ管理サーバー10と端末装置30により実行される基本スケジュール情報登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内の訪問看護ステーション20Bや訪問介護事業所20C等の医療施設に所属する医療従事者が所属施設の基本スケジュール情報を登録する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置30における処理は、制御部31と記憶部36に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、端末装置30において、操作部32によりWebブラウザー上からデータ管理サーバー10が提供する在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが入力されると、入力されたURLが通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30から在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが受信されると、端末装置30に対し、ログイン画面を表示するための表示用データが送信される。なお、データ管理サーバー10のWebサーバー機能により端末装置30に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、端末装置30で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
端末装置30では、通信部34によりログイン画面の表示用データが受信されると、表示部33にログイン画面が表示される。ログイン画面は、ユーザーID及びパスワードの入力欄が表示された画面である。ログイン画面からユーザーID及びパスワードが入力されると、入力されたユーザーID及びパスワードが通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS1)。
データ管理サーバー10では、通信部14によりユーザーID及びパスワードが受信されると、制御部11により、端末装置30を使用するユーザーのユーザー認証が行われる(ステップS2)。具体的には、ユーザー管理テーブル160から、受信されたユーザーIDと一致するレコードが検索され、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致する場合には、ユーザー認証がOKであると判断される。受信されたユーザーIDがユーザー管理テーブル160にない場合、又は、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致しない場合には、ユーザー認証はNGであると判断される。ユーザー認証がOKであると判断されると、端末装置30のWebブラウザーにおける操作に従って在宅診療連携サービスが提供される。ユーザー認証がNGである場合、端末装置30にユーザー認証がNGである旨が通信部14を介して通知される。
また、データ管理サーバー10では、制御部11により、ユーザー管理テーブル160から、受信されたユーザーIDに対応する医療施設が取得され、ログインユーザーが所属する医療施設が特定される(ステップS3)。
次に、端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報の登録が指示されると、基本スケジュール情報の登録要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS4)。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30から基本スケジュール情報の登録要求が受信されると、制御部11により、端末装置30に対し、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報を入力するための表示用データが通信部を14を介して送信される(ステップS5)。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、表示部33に基本スケジュール情報の入力画面が表示される(ステップS6)。端末装置30のユーザーは、自分が所属する医療施設に関わる在宅患者のケアプランを参照し、基本スケジュール情報の入力画面において、操作部32により、医療従事者毎の患者訪問予定、休暇情報、その他の予定、勤務時間等を入力する(ステップS7)。すなわち、基本スケジュール情報は、ケアプランに基づいて作成される。ケアプランは、ケアマネージャーから送付された週間予定表(例えば、ケアプラン様式第3表)等である。入力された情報は、通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30において入力された情報が受信されると、制御部11により、受信された情報が、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報163として記憶部16に記憶される(ステップS8)。
以上で、基本スケジュール情報登録処理が終了する。
図6は、端末装置30の表示部33に表示される患者訪問予定入力画面40の表示例である。患者訪問予定入力画面40には、患者名入力領域41、件名入力領域42、訪問日選択領域43、訪問開始時刻入力領域44、訪問終了時刻入力領域45、滞在時間入力領域46、担当者入力領域47、保存ボタンB1、キャンセルボタンB2が含まれる。
患者名入力領域41は、患者名を入力するための領域である。件名入力領域42は、件名(サービス内容)を入力するための領域である。訪問日選択領域43は、訪問日を選択するための領域である。訪問開始時刻入力領域44は、訪問開始時刻を入力するための領域である。訪問終了時刻入力領域45は、訪問終了時刻を入力するための領域である。滞在時間入力領域46は、滞在時間(訪問開始時刻から訪問終了時刻までの時間)を入力するための領域である。なお、滞在時間は、訪問開始時刻と訪問終了時刻とから自動的に算出されることとしてもよい。担当者入力領域47は、看護・介護等のサービスを行う担当者(医療従事者)を入力するための領域である。保存ボタンB1は、患者訪問予定入力画面40における入力内容の保存を指示するためのボタンである。キャンセルボタンB2は、患者訪問予定入力画面40における入力内容のキャンセルを指示するためのボタンである。
図7は、データ管理サーバー10と端末装置30により実行されるカスタマイズスケジュール情報作成処理を示すラダーチャートである。この処理は、患者又は医療従事者の予定変更等による日程の微調整があった場合に、在宅診療連携システム100内の訪問看護ステーション20Bや訪問介護事業所20C等の医療施設に所属する医療従事者が所属施設の基本スケジュール情報を変更する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置30における処理は、制御部31と記憶部36に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS11〜ステップS13の処理は、基本スケジュール情報登録処理(図5)のステップS1〜ステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報のコピーが指示されると、基本スケジュール情報のコピー要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS14)。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30から基本スケジュール情報のコピー要求が受信されると、制御部11により、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報163が記憶部16から読み出され、端末装置30に対し、読み出された基本スケジュール情報163が通信部を14を介して送信される(ステップS15)。
端末装置30では、通信部34によりログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報が受信されると、制御部31により、表示部33に基本スケジュール情報が表示される(ステップS16)。すなわち、表示部33には、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報がコピーされる。
次に、端末装置30において、操作部32により表示部33に表示されている基本スケジュール情報が変更され、カスタマイズスケジュール情報が作成される(ステップS17)。そして、制御部31により、変更された内容が反映されたカスタマイズスケジュール情報が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。例えば、基本スケジュール情報に対し、看護・介護を担当する医療従事者の変更、患者訪問の日時の変更、患者訪問予定の削除・追加等が行われる。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30からカスタマイズスケジュール情報が受信されると、制御部11により、受信されたカスタマイズスケジュール情報が、ログインユーザーが所属する医療施設のカスタマイズスケジュール情報164として記憶部16に記憶される(ステップS18)。
以上で、カスタマイズスケジュール情報作成処理が終了する。
図8は、端末装置30の表示部33に表示される基本スケジュール情報表示画面50の表示例である。基本スケジュール情報表示画面50では、表示対象の医療施設に所属する複数の医療従事者について、医療従事者毎の患者訪問予定、休暇が示されている。
例えば、担当者Aについては、4月1日(月)に、患者Aに対する訪問予定(10:00−11:00)、患者Bに対する訪問予定(12:00−13:00)、患者Cに対する訪問予定(15:00−16:00)が計画されている。担当者Bについては、4月1日(月)に、休暇が予定されている。
ここで、4月4日(木)のスケジュールにおいて、担当者Cの都合が悪くなった場合を例にして説明する。図9に示すように、担当者Cは、4月4日(木)の10:00−11:00に患者Vに対する訪問予定51、14:00−15:00に患者Wに対する訪問予定52、16:00−17:00に患者Xに対する訪問予定53が入っている。そこで、患者Vに対する訪問予定51を、担当者Bの4月5日(金)の13:00−14:00の訪問予定54に変更し、患者Wに対する訪問予定52を、担当者Cの4月5日(金)の15:00−16:00の訪問予定55に変更し、患者Xに対する訪問予定53を、担当者Bの4月5日(金)の16:00−17:00の訪問予定56に変更する。
具体的には、図9に示す基本スケジュール情報表示画面50において、操作部32からの操作により、患者Vに対する訪問予定51を選択すると、図6に示した患者訪問予定入力画面40と同様の入力画面が表示部33に表示される。ここで、この入力画面には、患者Vに対する訪問予定51の内容が予め入力されている。端末装置30のユーザーが、操作部32からの操作により、変更すべき箇所を変更し、変更内容の保存を指示すると、基本スケジュール情報表示画面50において、患者Vに対する訪問予定51が表示されなくなるとともに、変更後の患者Vに対する訪問予定54が表示されるようになる。
また、基本スケジュール情報表示画面50において、患者訪問予定を削除したり、追加したりすることも可能である。
図10は、基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報に基づいて表示されるカスタマイズスケジュール情報表示画面60の表示例である。カスタマイズスケジュール情報表示画面60を見ると、4月4日(木)に、担当者Cに空き(患者訪問予定を追加可能な時間)61があるように見える。しかし、実際は、4月4日(木)についてのみ予定が変更されただけであって、担当者Cが毎週木曜日に空いているわけではない。図8に示すように、通常は、金曜日の担当者Bや、水曜日の担当者Cの方に空きが多いといえる。
次に、在宅診療連携システム100内のいずれかの医療施設に所属する医療従事者が所属施設(医療従事者本人が所属する医療施設)又は他施設(同一チーム内において医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設)のスケジュール情報を参照する際に実行される処理について説明する。
図11は、データ管理サーバー10により実行されるスケジュール公開処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、端末装置30からデータ管理サーバー10に対してアクセスがあった場合に行われるステップS21及びステップS22の処理は、基本スケジュール情報登録処理(図5)のステップS2及びステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、データ管理サーバー10では、制御部11により、端末装置30からスケジュール情報の参照要求があったか否かが判断される(ステップS23)。端末装置30において、操作部32によりスケジュール情報の参照が指示されると、スケジュール情報の参照要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
スケジュール情報の参照要求には、端末装置30のユーザーが指定した医療施設(どの医療施設のスケジュール情報を参照するか)を示す情報が含まれる。また、指定された医療施設が端末装置30のユーザーが所属する医療施設である場合、スケジュール情報の参照要求には、さらに、基本スケジュール情報を参照するか、カスタマイズスケジュール情報を参照するかを示す情報が含まれる。
端末装置30からスケジュール情報の参照要求があった場合には(ステップS23;YES)、制御部11により、端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報に関するものであるか否かが判断される(ステップS24)。
端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報に関するものである場合には(ステップS24;YES)、制御部11により、端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、基本スケジュール情報に関するものであるか否かが判断される(ステップS25)。
端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、基本スケジュール情報に関するものである場合には(ステップS25;YES)、制御部11により、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報163が記憶部16から読み出され、読み出された基本スケジュール情報163が、参照要求があった端末装置30に対して公開される(ステップS26)。具体的には、制御部11により、端末装置30に対し、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報163が通信部を14を介して送信される。
端末装置30では、通信部34によりログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報が受信されると、制御部31により、表示部33に基本スケジュール情報が表示される(図8参照)。ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報が表示される場合には、医療従事者の個人名についてもそのまま表示される。
ステップS25において、端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、カスタマイズスケジュール情報に関するものである場合には(ステップS25;NO)、制御部11により、ログインユーザーが所属する医療施設のカスタマイズスケジュール情報164が記憶部16から読み出され、読み出されたカスタマイズスケジュール情報164が、参照要求があった端末装置30に対して公開される(ステップS27)。具体的には、制御部11により、端末装置30に対し、ログインユーザーが所属する医療施設のカスタマイズスケジュール情報164が通信部を14を介して送信される。
端末装置30では、通信部34によりログインユーザーが所属する医療施設のカスタマイズスケジュール情報が受信されると、表示部33にカスタマイズスケジュール情報が表示される(図10参照)。カスタマイズスケジュール情報は、各医療施設内のみで公開されるものであるから、医療従事者の個人名についてもそのまま表示される。
ステップS24において、端末装置30からのスケジュール情報の参照要求が、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュールに関するものでない場合(ステップS24;NO)、すなわち、ログインユーザーが所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報に関するものである場合には、制御部11により、表示対象として指定された医療施設の基本スケジュール情報163が記憶部16から読み出され、基本スケジュール情報163に含まれる医療従事者の個人名のそれぞれが仮の名称に置き換えられる(ステップS28)。仮の名称としては、担当者A、担当者B等が用いられる。仮の名称は、個人名を伏せることできるものであれば何でもよいが、複数の医療従事者について相互の区別はつくようにする。
次に、制御部11により、医療従事者の個人名を仮の名称に置き換えた状態の基本スケジュール情報が、参照要求があった端末装置30に対して公開される(ステップS29)。具体的には、制御部11により、端末装置30に対し、表示対象として指定された医療施設の基本スケジュール情報(個人名を置き換えたもの)が通信部を14を介して送信される。
端末装置30では、通信部34により他の医療施設の基本スケジュール情報(個人名を置き換えたもの)が受信されると、表示部33に基本スケジュール情報が表示される(図8参照)。ログインユーザーが所属する医療施設以外の医療施設の基本スケジュール情報が表示される場合には、担当者の個人名が伏せられた状態で表示される。
ステップS23において、スケジュール情報の参照要求がない場合(ステップS23;NO)、ステップS26、ステップS27又はステップS29の後、スケジュール公開処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の医療施設間で、各医療施設に所属する医療従事者の基本スケジュール情報を共有することができる。これにより、例えば、ケアマネージャーは、各医療施設において予定の微調整を行う前の基本的な日程を把握することができ、空きのある医療従事者を探すことが容易になる。
また、ケアプランに基づいて作成された元々の基本スケジュール情報を公開するので、他の医療施設に所属する医療従事者が、何らかの事情により変更されたカスタマイズスケジュール情報ではなく、基本スケジュール情報を参照することができる。
また、基本スケジュール情報をコピーし、変更することにより、カスタマイズスケジュール情報を作成することができるので、カスタマイズスケジュール情報の作成が容易となる。
また、他の医療施設の基本スケジュール情報を公開する際に、医療従事者の個人名を伏せた状態で公開することで、表示対象の医療施設内で空きがある(新たな患者訪問予定を入れることが可能な)医療従事者がいるか否かを確認することができるとともに、他施設の人には医療従事者の個人名を明かさずに済む。
〔変形例1〕
次に、変形例1について説明する。変形例1における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例1において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例1に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例1では、データ管理サーバー10の記憶部16に記憶される医療施設毎の基本スケジュール情報163に、さらに、当該医療施設に所属する医療従事者毎の予定の空きを示す空き情報が含まれる。空き情報には、該当する医療従事者が空いている日時が含まれる。医療従事者が空いている日時として、特定の日における空き開始時刻と空き終了時刻とが含まれていてもよいし、各曜日における空き開始時刻と空き終了時刻とが含まれていてもよい。
変形例1では、図5に示す基本スケジュール情報登録処理のステップS7において、端末装置30のユーザーは、基本スケジュール情報の入力画面にて、さらに、操作部32により、医療従事者毎の空き情報を入力する。具体的には、どの日のいつからいつまでは空いているという情報を入力する。空き情報の入力は、予定に空きがある医療従事者本人が行うことが望ましいが、同じ医療施設に所属する他の医療従事者が行うこととしてもよい。入力された空き情報を含む情報は、通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により、端末装置30において入力された空き情報を含む情報が受信されると、制御部11により、受信された情報が、ログインユーザーが所属する医療施設の基本スケジュール情報163として記憶部16に記憶される(ステップS8)。すなわち、基本スケジュール情報163には、端末装置30から送信された空き情報が含まれる。
また、変形例1では、図11に示すスケジュール公開処理のステップS26又はステップS29において、端末装置30に対し、基本スケジュール情報163が公開される際に、医療従事者毎の空き情報も公開される。
図12は、空き情報を含む基本スケジュール情報を表示した基本スケジュール情報表示画面70の表示例である。例えば、担当者Aには、4月2日(火)の15:00以降に空き71がある。また、担当者Bには、4月2日(火)の14:00以降に空き72がある。また、担当者Cには、4月3日(水)の11:00以降に空き73,74がある。担当者Cの空き73,74は、それぞれ別々に空き情報として登録されていてもよいし、空き73の開始時刻と空き74の終了時刻が登録されている状況で、空き73の開始時刻から空き74の終了時刻までの時間(空き時間)を、予め定められた訪問標準時間(在宅患者一人当たりの訪問にかかる平均時間)で割った「空き数」に応じて、表示される空き73,74の数が決定されることとしてもよい。空き数は、空き時間内に訪問可能な患者の数である。空き数は、整数で求めることとし、空き時間を訪問標準時間で割った値の小数点以下は切り捨てる。
変形例1によれば、基本スケジュール情報に各医療従事者の予定の空きを示す空き情報が含まれるので、患者訪問予定を入れることが可能な日時を明確に示すことができる。
また、スケジュールに空きがある場合に、積極的に空きがあることを表示することで、スケジュールの公開相手に対し、仕事を依頼してくれるようアピールすることが可能となる。
〔変形例2〕
次に、変形例2について説明する。変形例2における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例2において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例2に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例2においても、変形例1と同様、データ管理サーバー10の記憶部16に記憶される医療施設毎の基本スケジュール情報163に、さらに、当該医療施設に所属する医療従事者毎の空き情報が含まれる。
端末装置30における医療従事者毎の空き情報の入力、空き情報のデータ管理サーバー10への送信については、変形例1と同様である。
変形例2では、図11に示すスケジュール公開処理のステップS26又はステップS29において、端末装置30に対し、基本スケジュール情報163が公開される際に、医療従事者毎の空き数が公開される。
変形例1と同様、空き開始時刻から空き終了時刻までの時間を、予め定められた訪問標準時間で割った値を「空き数」としてもよい。あるいは、端末装置30において、操作部32から入力される空き情報に、「空き数」が含まれることとしてもよい。
図13は、医療従事者毎、1日毎の空き数を表示した基本スケジュール情報表示画面80の表示例である。例えば、担当者Aには、第1週の月曜日に、空き数「2」81が表示されている。また、担当者Bには、第1週の日曜日に、空き数「1」82が表示されている。また、図13に示すように、空き数が「0」の場合、空き数が「1」の場合、空き数が「2」の場合のそれぞれについて、表示色やパターンを変えることとしてもよい。
変形例2によれば、1日毎に各医療従事者の空き数を表示するので、患者訪問予定を入れることが可能な日を明確に示すことができる。医療従事者毎の空き数が明確となるので、どの程度空きがあるかを認識しやすくなる。
〔変形例3〕
次に、変形例3について説明する。変形例3における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例3において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例3に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例3においても、変形例1と同様、データ管理サーバー10の記憶部16に記憶される医療施設毎の基本スケジュール情報163に、さらに、当該医療施設に所属する医療従事者毎の空き情報が含まれる。
端末装置30における医療従事者毎の空き情報の入力、空き情報のデータ管理サーバー10への送信については、変形例1と同様である。
変形例3では、図11に示すスケジュール公開処理のステップS26又はステップS29において、端末装置30に対し、基本スケジュール情報163が公開される際に、医療従事者毎の空き情報も公開される。
図14は、患者訪問予定、空き情報、その他の予定を含む基本スケジュール情報を表示した基本スケジュール情報表示画面90の表示例である。基本スケジュール情報表示画面90では、医療従事者毎、第1週の曜日毎に、横軸に時刻をとって、1日に含まれる予定がグラフで表示される。患者訪問予定91、空き92、その他の予定93は、それぞれ異なる色やパターンで区別される。
変形例3によれば、患者訪問予定、空き情報、その他の予定を、それぞれ異なる色やパターンで表示するので、各医療従事者について、どの程度患者訪問予定が入っているか、どの程度空き時間があるか、を把握しやすい。
なお、上記実施の形態及び変形例1〜3における記述は、本発明に係る在宅診療連携システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態及び変形例1〜3における在宅診療連携システムに特徴的な構成を複数組み合わせてもよい。
10 データ管理サーバー
11 制御部
14 通信部
16 記憶部
20A 在宅療養支援診療所
20B 訪問看護ステーション
20C 訪問介護事業所
20D 薬局
20E 後方支援病院
30 端末装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
36 記憶部
40 患者訪問予定入力画面
50 基本スケジュール情報表示画面
60 カスタマイズスケジュール情報表示画面
70 基本スケジュール情報表示画面
80 基本スケジュール情報表示画面
90 基本スケジュール情報表示画面
100 在宅診療連携システム
163 基本スケジュール情報
164 カスタマイズスケジュール情報
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理するデータ管理サーバーと、前記複数の医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、
    前記データ管理サーバーは、
    前記複数の医療施設毎に、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む基本スケジュール情報と、当該基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報と、を記憶する記憶手段と、
    前記端末装置から前記複数の医療施設のうち当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報を、前記参照要求があった端末装置に対して公開する制御手段と、
    を備える在宅診療連携システム。
  2. 前記基本スケジュール情報は、ケアプランに基づいて作成されたものである請求項1に記載の在宅診療連携システム。
  3. 前記端末装置は、
    当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設の前記基本スケジュール情報をコピーするコピー手段と、
    当該コピーされた前記基本スケジュール情報を変更して前記カスタマイズスケジュール情報を作成する作成手段と、
    を備える請求項1又は2に記載の在宅診療連携システム。
  4. 前記制御手段は、前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報に含まれる医療従事者の個人名を仮の名称に置き換えて、前記参照要求があった端末装置に対して公開する請求項1〜3のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  5. 前記端末装置は、
    当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設に所属する各医療従事者の予定の空きを示す空き情報を入力するための操作手段と、
    前記入力された空き情報を前記データ管理サーバーに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記基本スケジュール情報には、前記端末装置から送信された空き情報が含まれる請求項1〜4のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  6. 在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理し、前記複数の医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたデータ管理サーバーであって、
    前記複数の医療施設毎に、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む基本スケジュール情報と、当該基本スケジュール情報を変更したカスタマイズスケジュール情報と、を記憶する記憶手段と、
    前記端末装置から前記複数の医療施設のうち当該端末装置を使用する医療従事者が所属する医療施設以外の医療施設のスケジュール情報の参照要求があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記参照要求された医療施設の前記基本スケジュール情報を、前記参照要求があった端末装置に対して公開する制御手段と、
    を備えるデータ管理サーバー。
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