JP6768091B2 - 担当情報共有用のコミュニケーションシステム、方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

担当情報共有用のコミュニケーションシステム、方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、担当情報共有用のコミュニケーションシステム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
医療や介護のように、24時間365日、サービスを提供することが要求される業態がある。このような業態の場合、切れ目のないサービスを提供するため、時間や日などをずらした変則的な勤務体制(シフト勤務)が採用されていることが多い。
一方、医療や介護の現場では、患者の容態が刻々と変化し得るものであり、また、看護師や介護者が病欠等の理由で事前の業務シフト通りに勤務できないことがある。また、各看護師の専門や熟練度もそれぞれ異なることが多い。このような環境において、主任看護士等は、例えば朝のミーティングの際に、当日の入院患者の状況や看護師の人数・能力に応じて、当日の各看護師の担当決めを行っている。当日に決まった担当決めの情報は、ナースステーションの掲示板等で共有されている。
また、従来のナースコールシステムでは、患者と担当看護師の対応関係を登録して、呼出の順序等に反映する機能を有するものがある(特許文献1参照)。
特開2005−210482号公報
上述のように、主任看護士等は、例えば朝のミーティングの際に、当日の入院患者の状況や看護師の人数・能力に応じて、各看護師の担当決めを行う。しかし、当日に決まった担当決めの情報は、日々更新される情報であり、その都度、ナースコールシステムや電子カルテシステムに反映する作業は、負荷が大きい。また、時間的余裕もないため、患者と担当看護師の当日の対応関係をシステムにその都度反映する作業は行われないことが多い。
このため、例えば医師がある患者の当日の担当看護師が誰であるかを即座に分からない状況が生じてしまっており、その場合、医師はまず主任看護士に確認する等の間接的なコミュニケーションをとる必要があった。また、介護の現場でも同様の課題が生じていた。
このように、医療や介護の現場では、チーム内の間接的なコミュニケーションが多くなってしまっており、改善の余地があった。
そこで、本発明は、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することが可能な担当情報共有用のコミュニケーションシステム、方法、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムは、
複数の携帯端末と、
前記複数の携帯端末と通信可能なサーバと、
を備え、
前記複数の携帯端末の各々は、
表示部と、
ケア担当者を特定可能な識別情報を入力するための入力部と、
を有し、
前記サーバは、
前記識別情報に基づいて特定されたケア対象者の中から、前記ケア担当者が担当するケア対象者を選択するための選択画面データを生成する第一生成部と、
前記選択画面データに基づいて前記表示部に表示された選択画面を介して前記携帯端末で選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とを関連付ける関連付け情報を記憶する記憶部と、
前記関連付け情報に基づいて、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者を一覧的に表示するための担当一覧画面データを生成する第二生成部と、
を有し、
前記担当一覧画面データに基づいて、前記表示部に担当一覧画面が表示される。
上記構成によれば、携帯端末に、当日のその時点で、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される。このため、例えば医師は当日の担当看護師に直接連絡しやすくなり、医師がチームの主任看護師に当日の担当者を確認する等の間接的なコミュニケーションが発生することを抑制することができる。上記構成によれば、このようにして、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
また、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムにおいて、
前記担当一覧画面データは、前記関連付け情報が更新される度に、表示内容が更新されてもよい。
上記構成によれば、最新の担当一覧画面が確認しやすくなり、更に、チーム内のコミュニケーションの効率が改善する。
また、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムは、
さらに、
前記複数の携帯端末の位置情報を取得して記憶する位置情報サーバを備え、
前記表示部に、前記ケア担当者の氏名とともに当該ケア担当者の位置情報が表示されてもよい。
上記構成によれば、当日のその時点で、特定のケア対象者を担当しているケア担当者の氏名と位置情報とを併せて確認することができるため、システムの利便性が更に向上する。
また、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムにおいて、
前記記憶部には、前記関連付け情報の更新履歴情報が記憶されてもよい。
上記構成によれば、特定のケア対象者に関する過去の担当看護師の履歴を確認することができる。例えば、医師は、過去のある時点での患者の容態等を、直接、その当時の担当看護師に確認しやすくなる。
また、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムは、
前記担当一覧画面に表示されたケア担当者の中から特定のケア担当者が選択されたことに応じて、前記表示部に、選択された当該ケア担当者の連絡先が表示されてもよい。
上記構成によれば、例えば医師は、当日の担当看護師に更に直接連絡しやすくなる。
また、本発明の担当情報共有用のコンピュータプログラムは、
ケア担当者を特定可能な識別情報に基づいてケア対象者を特定し、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、前記ケア対象者を一覧的に表示させる第一表示ステップと、
一覧的に表示させた前記ケア対象者から、前記ケア担当者が担当するケア対象者が選択されて、選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とが関連付けられた関連付け情報を記憶させる記憶ステップと、
前記関連付け情報に基づいて、前記携帯端末に、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者を一覧的に表示させる第二表示ステップと、
をコンピュータに実行させるためのものである。
上記プログラムによれば、ケア担当者が携帯している携帯端末に、当日のその時点で、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される。このため、例えば医師は当日の担当看護師に直接連絡しやすくなり、医師がチームの主任看護師に当日の担当者を確認する等の間接的なコミュニケーションが発生することを抑制することができる。上記プログラムによれば、このようにして、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
また、本発明の方法は、
担当情報共有用のコミュニケーションシステムを構成するコンピュータを制御する方法において、
ケア担当者を特定可能な識別情報が入力される入力ステップと、
前記識別情報に基づいてケア対象者を特定し、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、前記ケア対象者が一覧的に表示される第一表示ステップと、
一覧的に表示された前記ケア対象者から、前記ケア担当者が担当するケア対象者が選択されて、選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とが関連付けられた関連付け情報が記憶される記憶ステップと、
前記関連付け情報に基づいて、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される第二表示ステップと、
を有する。
上記方法によれば、ケア担当者が携帯している携帯端末に、当日のその時点で、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される。このため、例えば医師は当日の担当看護師に直接連絡しやすくなり、医師がチームの主任看護師に当日の担当者を確認する等の間接的なコミュニケーションが発生することを抑制することができる。上記方法によれば、このようにして、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
また、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムは、
複数の携帯端末と、
前記複数の携帯端末と通信可能なサーバと、
を備え、
前記複数の携帯端末の各々は、
表示部と、
担当者を特定可能な識別情報を入力するための入力部と、
を有し、
前記サーバは、
前記識別情報に基づいて特定された対象タスクの中から、前記担当者が担当する対象タスクを選択するための選択画面データを生成する第一生成部と、
前記選択画面データに基づいて前記表示部に表示された選択画面を介して前記携帯端末で選択された前記対象タスクと前記担当者とを関連付ける関連付け情報を記憶する記憶部と、
前記関連付け情報に基づいて、特定の対象タスクを担当している全ての担当者を一覧的に表示するための担当一覧画面データを生成する第二生成部と、
を有し、
前記担当一覧画面データに基づいて、前記表示部に担当一覧画面が表示される。
上記構成によれば、携帯端末に、当日のその時点で、特定の対象タスク(作業)を担当している全ての担当者が一覧的に表示される。このため、例えば連続操業を行う工場における工場管理者は当日の特定の対象タスクの担当者(作業員、エンジニア)に直接連絡しやすくなり、工場管理者が生産ライン(チーム)の管理者に当日の担当者を確認する等の間接的なコミュニケーションが発生することを抑制することができる。上記構成によれば、このようにして、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステム、方法、およびコンピュータプログラムによれば、チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
本発明の実施形態に係る担当情報共有用のコミュニケーションシステムの構成図である。 電話帳サーバの機能ブロック図である。 患者情報テーブルを示す図である。 看護師情報テーブルを示す図である。 更新履歴情報テーブルを示す図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明するシーケンス図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 コミュニケーションシステムの動作を説明する図である。 位置情報システムの構成図である。 位置情報システムの動作を説明する図である。 担当情報共有用のコミュニケーションシステムを地域医療ネットワークに適用した図である。 担当情報共有用のコミュニケーションシステムを工場に適用した図である。
以下、本発明に係る担当情報共有用のコミュニケーションシステムの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の担当情報共有用のコミュニケーションシステム1を示す構成図である。図1に示すように、コミュニケーションシステム1は、例えば、病院のように入院患者等に対して24時間365日体制でサービスを提供する施設等において適用されうる。コミュニケーションシステム1は、患者(ケア対象者の一例)をケアするケア担当者によって携帯される携帯端末Xと、携帯端末Xと通信可能に接続される電話帳サーバ2と、携帯端末Xの位置情報が記憶される位置情報サーバ5と、を備えている。
携帯端末Xは、表示部11と、入力部12とを有し、無線通信(例えば、「WiFi」)可能なスマートフォン等が用いられる。表示部11は、例えば、タッチパネル式の画面として構成され、画面の一部が入力部12になっている。なお、入力部12は物理的なボタンで構成してもよい。携帯端末Xは、各病棟(内科、整形外科、産婦人科等)に出勤しているケア担当者に、当日、貸与される端末である。ケア担当者とは、医師、医療従事者(例えば、看護師など)、介護士などが含まれる概念であるが、本例では、看護師を例に説明する。携帯端末Xは、病棟毎に複数台(例えば、整形外科でいうと携帯端末X1〜X6)が準備されている。
携帯端末Xは、インターネット(公衆ネットワーク)を介して電話帳サーバ2と通信可能に接続されている。また、携帯端末Xは、病院内に構築されるローカル通信網(院内ネットワーク)を介して携帯端末X同士、位置情報サーバ5、あるいは図示を省略する院内のナースコール親機、ナースコール子機等と通信可能に接続されている。各携帯端末Xは、通常の電話番号の他に、院内ネットワーク上で用いられる個別の携帯番号(携帯端末ID)を有する。
携帯端末Xは、インターネットを介して、認証を経て電話帳サーバ2に保存されているデータを閲覧可能である。携帯端末Xには、電話帳サーバ2に保存されているデータの内容を確認するために実行される専用のアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションは、例えば、電話帳サーバ2に保存されており、電話帳サーバ2から携帯端末Xにダウンロードすることが可能である。
電話帳サーバ2は、例えば、インターネット回線を介して利用可能なクラウドサーバである。電話帳サーバ2には、システムのコミュニケーションに関する一連のデータが保存されている。
位置情報サーバ5は、病院内に設置されている位置情報システム100(図21で後述する)に接続されている。位置情報サーバ5は、位置情報システム100によって取得される携帯端末Xの位置情報をサーバ内の記憶部に記憶するサーバである。
次に、電話帳サーバ2の機能について図2を参照して説明する。図2に示すように、電話帳サーバ2は、サーバCPU21と、記憶部24、およびサーバインターフェース回路(以下、サーバI/Fと称す)25とを備えている。サーバCPU21は、後述する第一生成部22や第二生成部23の機能を実行処理する。記憶部24には、サーバCPU21と協働して各種の情報処理を実行するためのプログラムが記憶されている。記憶部24には、患者情報テーブル24aと、看護師情報テーブル24bと、更新履歴情報テーブル24cと、が記憶されている。また、記憶部24には、各テーブルに基づいて生成される画面データが記憶され、例えば、第一生成部22で生成される画面データや、第二生成部23で生成される担当一覧画面データが記憶される。
第一生成部22は、例えば、患者情報テーブル24aに基づいて、各病棟(内科、整形外科、産婦人科等)がケアしている患者を特定する。また、第一生成部22は、患者情報テーブル24aを用いて特定された所定の病棟の患者情報と、看護師情報テーブル24bとに基づいて、看護師がその当日に担当する患者を選択するための「選択画面データ」を生成する。
第二生成部23は、例えば、看護師と患者とを関連付ける関連付け情報に基づいて、特定の患者を担当している全ての看護師を一覧的に表示するための「担当一覧画面データ」を生成する。
サーバCPU21は、例えば、携帯端末Xの操作に基づくインターネットを介した携帯端末Xと電話帳サーバ2との間の通信処理等を行う。サーバCPU21は、記憶部24に記憶されたプログラムと協働して、図6に示される電話帳サーバ側で実行される各ステップ、例えば、ケア担当者が携帯している携帯端末にケア対象者を一覧的に表示させる第一表示ステップや、携帯端末に特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者を一覧的に表示させる第二表示ステップ等を実行する。サーバI/F25は、インターネットとの信号伝送路を形成するための通信部を構成する。
図3は、患者情報テーブル24aの一例を示す。図3に示すように、患者情報テーブル24aには、患者名、患者ID、診療科目、年齢、血液型、部屋番号、ベッド番号、患者を担当する看護チームのID、担当医師、主担当看護師、緊急連絡先、および当日の担当看護師等の患者情報が相互に対応付けて記憶されている。
患者情報テーブル24aにおける「患者名」から「緊急連絡先」までの欄24a1の情報は、病院側の管理サーバで管理される患者情報が更新される度に定期的にインターネットを介して電話帳サーバ2に送信されて最新の情報へと更新される。
患者情報テーブル24aにおける「当日の担当看護師」の欄24a2の情報、すなわち当日の担当看護師(関連付け情報の一例)を構成するメンバーは、各看護師によって選択される担当患者が更新される度に更新される。
図4は、看護師情報テーブル24bの一例を示す。図4に示すように、看護師情報テーブル24bには、看護師名、看護師ID、所属する組織、看護チームのID、携帯する端末のID等の看護師情報が相互に対応付けて記憶されている。
看護師情報テーブル24bにおける「看護師名」から「チームID」までの欄24b1の情報は、病院側の管理サーバで管理される看護師情報が更新される度に定期的にインターネットを介して電話帳サーバ2に送信されて最新の情報へと更新される。
看護師情報テーブル24bにおける「携帯端末ID」の欄24b2の情報は、看護師が出勤した日に貸与される携帯端末によって決まり、その携帯端末を操作してこのシステムの利用を開始する度に更新される。
図5は、更新履歴情報テーブル24cの一例である担当看護師履歴テーブル24c1を示す。図5に示すように、担当看護師履歴テーブル24c1には、各患者における過去の担当看護師の履歴情報が記憶されている。なお、図5には、整形外科の患者「赤坂太郎」を2018年5月20日から2018年5月14日の各日において看護にあたった担当看護師の名前が示されている。同様の履歴情報が整形外科の他の患者、および他病棟(内科、産婦人科、神経内科、外科)の各患者に関しても記憶されている。また、図示を省略するが、更新履歴情報テーブル24cとしては、この他に例えば、各看護師における過去の担当患者の履歴情報が記憶される担当患者履歴テーブル等がある。更新履歴情報テーブル24cの情報は日々更新されていく。
次に、担当情報共有用のコミュニケーションシステム1の動作について図6に示すフローチャート、および図7〜図20に示す携帯端末Xの表示画面を参照しつつ説明する。
ここでは、整形外科(看護師が属する組織の一例)の看護チーム(チームID:B16)における本システムの利用を例として説明する。
看護師が携帯する携帯端末Xは、例えば、朝のミーティングの際に、本日使用する携帯端末として、出勤している各看護師に対し病院側から貸与される。携帯端末Xを貸与された各看護師は、コミュニケーションシステム1を利用するための専用アプリケーションを立ち上げる(ステップS10)。
これにより、携帯端末Xの表示部11には、図7に示すように、例えば、所属組織、携帯端末ID等が示された「立上げ画面」31が表示される。
看護師は、この立上げ画面において、自分の「看護師ID」(識別情報の一例)をID入力領域32に入力した後、ログインボタン33を押してログインする(ステップS11:入力ステップ)。
図7には、看護師IDが「92116」(図4参照)である「川村水子」看護師がログインしている際の画面が示されている。ログインすることにより、その携帯端末の携帯端末ID(2056)が看護ID(92116)と共に電話帳サーバ2に送信される。これにより、看護師情報テーブル24bにおける携帯端末IDの欄24b2の情報が更新されて、携帯端末(携帯端末ID:2056)とそれを携帯する看護師(看護師ID:92116)とが対応付けられる(図4参照)。以下の説明では、川村水子看護師が携帯している携帯端末(携帯端末ID:2056)を「携帯端末X1」と称する。
電話帳サーバ2の第一生成部22は、携帯端末X1から入力された看護師ID:92116と、看護師情報テーブル24bとに基づいて、ログインした川村水子看護師が所属する組織が整形外科であると特定する。続いて、第一生成部22は、特定した川村水子看護師の組織(整形外科)と、患者情報テーブル24aとに基づいて、整形外科に入院している全ての患者を特定する。第一生成部22は、特定された入院患者の中から川村水子看護師がその当日に担当する患者を選択するための選択画面データを生成する(ステップS12)。生成された選択画面データは、記憶部24に記憶される。
携帯端末X1の表示部11には、電話帳サーバ2で生成された選択画面データに基づいて、図8に示すように、整形外科に入院している患者が一覧的に表示された「選択画面」34が表示される(ステップS13:第一表示ステップ)。
川村水子看護師は、その選択画面34において、自分がその当日に担当する患者を選択する(ステップS14)。選択された患者名の欄には、図9に示すように、レ点印35が付されて確認できるようになる。図9には、川村水子看護師が担当する患者として「東京花子」、「赤坂太郎」、「西本二郎」を選択した画面が示されている。患者選択後にOKボタン36が押されることでコミュニケーションシステム1の利用が開始される。川村水子看護師によって選択された担当患者(東京花子、赤坂太郎、西本二郎)の情報は、携帯端末X1から電話帳サーバ2に送信される。
電話帳サーバ2は、川村水子看護師によって選択された担当患者の情報に基づいて、患者情報テーブル24aにおける当日の担当看護師の欄24a2の情報を更新する。この更新により、患者「東京花子」、「赤坂太郎」、「西本二郎」における当日の担当看護師の欄24a2に看護師「川村水子」の名前が記憶される(図3参照)(ステップS15:記憶ステップ)。図3には、患者「赤坂太郎」における当日の担当看護師の欄24a2に看護師「川村水子」の名前が記憶されているテーブルが表示されている。
同様にして、他の看護師も貸与された携帯端末を操作し自分がその当日に担当する患者を選択する。
以下、整形外科の看護チーム(B16)においてこの日に出勤している看護師が6人(「秋山紅葉」「赤坂花子」「岸本海」「中島船子」「奄美海子」「川村水子」)であるとして説明する。各看護師の患者選択により、看護師情報テーブル24bにおける携帯端末IDの欄24b2の情報がその度に更新されて、携帯端末とそれを携帯する看護師、例えば、携帯端末ID:2007と看護師ID:92001、2029と92018、2033と92041、2045と92063、2048と92089とが対応付けられる(図4参照)。以下において、秋山紅葉看護師の携帯端末(携帯端末ID:2007)を「携帯端末X2」、赤坂花子看護師の携帯端末(携帯端末ID:2029)を「携帯端末X3」、岸本海看護師の携帯端末(携帯端末ID:2033)を「携帯端末X4」、中島船子看護師の携帯端末(携帯端末ID:2045)を「携帯端末X5」、奄美海子看護師の携帯端末(携帯端末ID:2048)を「携帯端末X6」と称する。
電話帳サーバ2は、各看護師によって選択された担当患者の情報に基づいて、患者情報テーブル24aにおける当日の担当看護師の欄24a2の情報を更新する。この更新により、各看護師が選択した各患者における当日の担当看護師の欄24a2に各看護師の名前が記憶される(図3参照)。図3のテーブルから、川村水子看護師の他に、赤坂花子看護師、秋山紅葉看護師、岸本海看護師、中島船子看護師が患者「赤坂太郎」を担当患者として選択したことが分かる。
第二生成部23は、患者情報テーブル24aに記憶されている各患者に対する当日の担当看護師の情報(関連付け情報)に基づいて、特定の患者を担当している全ての看護師を一覧的に表示するための担当一覧画面データを生成する(ステップS16)。生成された担当一覧画面データは、記憶部24に記憶される。
電話帳サーバ2は、関連付け情報の更新履歴情報として、昨日の各患者における担当看護師の履歴情報を更新履歴情報テーブル24cの担当看護師履歴テーブル24c1(図5参照)に記憶する(ステップS17)。また、電話帳サーバ2は、同様に各看護師における昨日の担当患者の履歴情報を担当患者履歴テーブルに記憶する。
このように設定された状態のコミュニケーションシステム1において、システムにログインしている各看護師(「秋山紅葉」「赤坂花子」「岸本海」「中島船子」「奄美海子」「川村水子」)は、表示部11を画面操作することで各種の情報を閲覧等することが可能である。
例えば、図10に示す「メニュー画面」37において利用看護師ボタン37Aを押すと、看護師情報テーブル24b(図4参照)に記憶されている情報に基づいて、携帯端末X1の表示部11には、図11に示すように、現在このシステムを利用している看護師の一覧を確認可能な「利用看護師画面」38が表示される(ステップS18)。なお、図11は、川村水子看護師の携帯端末X1を示しており、自分(川村水子)の顔写真等の情報が一番上に表記されている。
また、図11に示す利用看護師画面38において、各看護師名の横に表示されているiボタン39を押すと、図12に示すように、その看護師が本日担当している患者の一覧を確認可能な「担当患者画面」40が表示される(ステップS19)。なお、図12は、川村水子看護師が担当している患者が列記された担当患者画面40を表示している。
また、図12に示す担当患者画面40において、各患者名の横に表示されているiボタン41を押すと、図13に示すように、その患者(特定の患者)を本日担当している看護師の一覧を確認可能な「担当一覧画面」44が表示される(ステップS20:第二表示ステップ)。なお、図13は、患者「赤坂太郎」を担当している看護師(「赤坂花子」「秋山紅葉」「岸本海」「中島船子」「川村水子」)が列記された担当一覧画面44を表示している。
また、図12に示す担当患者画面40において、時計ボタン42を押すと、更新履歴情報テーブル24cの担当患者履歴テーブルに基づいて、図14に示すように、その看護師(本例では「川村水子」)における過去の担当患者履歴を確認可能な「担当患者履歴画面」47が表示される。
また、図12に示す担当患者画面40において、電話ボタン43を押すと、その看護師(本例では「川村水子」)に電話をかけることができる。
また、図13に示す担当一覧画面44において、時計ボタン45を押すと、図15に示すように、その患者(本例では「赤坂太郎」)を担当した過去の担当看護師履歴を確認可能な「担当看護師履歴画面」49が表示される。
また、図13に示す担当一覧画面44において、各看護師名の横に表示されているiボタン46を押すと、その看護師の担当患者を一覧表示する図12の担当患者画面40に戻る。
また、図14に示す担当患者履歴画面47において、矢印ボタン48を押すと、図16に示すように、押した矢印ボタンの日の「担当患者履歴画面」51が表示される。なお、図16は、川村水子看護師が昨日に担当した患者の担当患者履歴画面51を表示している。
また、図15に示す担当看護師履歴画面49において、矢印ボタン50を押すと、図17に示すように、押した矢印ボタンの日の「担当看護師履歴画面」52が表示される。なお、図17は、患者赤坂太郎を昨日に担当していた看護師が「秋山紅葉」「岸本海」「中島船子」「川村水子」「森佑果」であることを示している。
また、図13に示す担当一覧画面44あるいは図17に示す担当看護師履歴画面52において、各看護師の名前が表示されている領域を押すと、その看護師に電話をかけることができる。例えば、名前が表示されている領域を押すと、図18に示すように、その看護師(本例では「秋山紅葉」)の連絡先である携帯端末ID(「2007」)53が表示部11に表示されて呼出が開始される。なお、連絡先は、通常の電話番号(090−xxxx−xxxx)、あるいは電子メール等であってもよい。
また、例えば、図10に示すメニュー画面37において患者一覧ボタン37Bを押すと、携帯端末X1の表示部11には、図19に示すように、整形外科の入院患者を一覧的に確認可能な「患者一覧画面」54が表示される。図19に示す患者一覧画面54において、各患者名の横に表示されているiボタン55を押すと、図13に示すように、その患者を本日担当している看護師の一覧を確認可能な「担当一覧画面」44が表示される(ステップS20:第二表示ステップ)。図13における各ボタン45,46を押したときの動作は上記した通りである。
また、このシステムを利用(ログイン)している看護師、例えば、図11に示す6人の看護師の中から奄美海子看護師がログアウトした場合、図20に示す利用看護師画面56のように、ログアウトした看護師「奄美海子」の名前が利用看護師名から消される。また、奄美海子看護師がログアウトしたことにより、患者情報テーブル24aの当日の担当看護師の欄24a2の情報が更新されて、看護師「奄美海子」の名前が消される。また、奄美海子看護師がログアウトしたことにより、看護師情報テーブル24bの携帯端末IDの欄24b2の情報が更新されて、奄美海子看護師に対応付けられていた携帯端末ID:2048が消される。
次に、看護チーム内でコミュニケーションを取る場合の動作例を説明する。
例えば、現在、患者「赤坂太郎」に対して処置を行っている看護師「川村水子」が他の担当看護師に患者「赤坂太郎」の今日の具合(体調)について聞きたいような場合、以下のようにして使用することができる。
川村水子看護師は、携帯端末X1のメニュー画面37(図10参照)において患者一覧ボタン37Bを押して患者一覧画面54(図19参照)を表示させる。続いて、患者一覧画面54において、「赤坂太郎」の横に表示されるiボタン55を押して担当一覧画面44(図13参照)を表示させて、本日の現段階において患者「赤坂太郎」を担当している看護師名を一覧表示させる。そして、担当一覧画面44において、自分以外の担当看護師である例えば秋山紅葉看護師を選んで電話する。
また、例えば、現在、患者「赤坂太郎」に対して処置を行っている看護師「川村水子」が、昨日に患者「赤坂太郎」に対して行った処置の内容、あるいはその時の患者の様子等を他の担当看護師に聞きたいような場合、以下のようにして使用することができる。
川村水子看護師は、上記と同様にメニュー画面37で患者一覧ボタン37Bを押して患者一覧画面54(図19参照)を表示させた後、「赤坂太郎」の横に表示されるiボタン55を押して担当一覧画面44(図13参照)を表示させる。続いて、担当一覧画面44において、時計ボタン45を押して担当看護師履歴画面49(図15参照)を表示させ、担当看護師履歴の日付の中から昨日の担当看護師履歴の欄を選んでその欄に付される矢印ボタン50を押す。これにより、昨日の担当看護師履歴画面52(図17参照)が表示されるので、表示された担当看護師名の中から例えば中島船子看護師を選んで電話する。
このような使用は、例えば、患者「赤坂太郎」の主治医が患者赤坂太郎に対して診療を行う際にも適用することができる。主治医も携帯端末から本システムにログインすることにより、各種の情報を閲覧等することが可能であり、上記と同様な携帯端末の画面操作により特定の患者を担当する看護師に直接連絡することが可能である。
次に、位置情報システム100の動作について、図21を参照して説明する。
位置情報システム100は、位置信号を発信可能な発信機と、発信機から発信される位置信号を受信可能な複数の受信機101と、を備えている。位置情報システム100は、院内ネットワークに接続されている。位置情報サーバ5は、院内ネットワークを介して位置情報システム100に接続されている。
本位置情報システム100において、位置信号を発信する発信機は、看護師等が携帯する携帯端末Xである。看護師等が携帯する各携帯端末Xには、位置信号を発信するためのアプリケーションがインストールされている。位置信号には、発信した携帯端末Xを識別可能な携帯端末IDが含まれている。
位置信号を受信する受信機101は、病院の各病室、ナースステーション、廊下、トイレ、手術室、減菌室、浴室、器材庫等に設置されている。
携帯端末Xから発信された位置信号は、病院内に設置されている最寄りの受信機101によって受信される。受信された位置信号は、その受信機101から院内ネットワークを介して位置情報サーバ5に送信される。受信機101から送信される位置信号には、その受信機101を識別可能な受信機IDが含まれている。位置信号を受信した位置情報サーバ5は、位置信号に含まれる受信機ID、携帯端末ID等の位置情報をサーバ内の記憶部に記憶する。
位置情報サーバ5は、位置情報をインターネットを介して電話帳サーバ2に送信する。電話帳サーバ2に送信された位置情報は、各患者を担当している全ての看護師を一覧的に表示するための担当一覧画面データの一部として用いられる。これにより、例えば、患者の担当看護師を一覧表示する担当一覧画面44には、図22に示すように、各看護師名が表示される欄にその看護師によって携帯される携帯端末X(X2,X3,X4)の位置情報(ナースステーション、303号室、浴室)102が追加されて表示される。図22には、携帯端末X2を携帯している秋山紅葉看護師がナースステーションに、携帯端末X3を携帯している赤坂花子看護師が303号の病室に、携帯端末X4を携帯している岸本海看護師が浴室に居ることが示されている。この携帯端末Xの位置情報102は、例えば、利用看護師画面38(図11参照)における各看護師名の欄等に表示されるようにしてもよい。
上記のような担当情報共有用のコミュニケーションシステム1によれば、ケア担当者が携帯する携帯端末Xに、当日のその時点で、特定の患者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される。このため、当日のその時点における担当看護師間で直接連絡することができるようになるので、例えば、看護師がナースステーションに戻って当日の担当看護師を電子カルテシステム等を介して確認するような効率的でない作業を抑制することができる。また、医師は当日の担当看護師に直接連絡しやすくなり、例えば、医師が看護チームの主任看護師に当日の担当者を確認する等の間接的なコミュニケーションが発生することを抑制することができる。よって、看護チーム内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
また、特定の患者を担当している全ての看護師を一覧的に表示するための担当一覧画面データは、例えば、各看護師が携帯端末Xを介して担当する患者を更新する度に更新される。このため、最新の担当一覧画面44を確認しやすくなり、看護チーム内のコミュニケーションの効率が更に改善する。
また、携帯端末Xの表示部11に看護師の氏名と共にその看護師の位置情報が表示されるので、当日のその時点で、特定の患者を担当している看護師の氏名と位置情報とを併せて確認することができ、システムの利便性が更に向上する。
また、特定の患者に関する過去の担当看護師の履歴を確認することができるので、例えば、現在、患者に処置を行っている看護師あるいは医師は、過去のある時点での患者の容態等を、直接、その当時の担当看護師に確認しやすくなる。
担当情報共有用のコミュニケーションシステムを構成するコンピュータを制御する方法、および各ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいても、担当情報共有用のコミュニケーションシステム1と同様の効果を得ることができる。
(第一変形例)
上述した担当情報共有用のコミュニケーションシステム1は、図23に示すような、地域医療ネットワークに適用してもよい。なお、第一変形例の説明で上記実施形態と重複する内容については、その説明を省略する。
図23における「地域医療ネットワーク」200が上記実施形態の「病院」に相当する。また、「介護施設」201の介護者A1,A2,A3、「地域クリニック」202の医師B1,B2,B3、および「薬局」203の訪問薬剤師C1,C2,C3が地域医療ネットワークの構成員であり、上記実施形態のケア担当者(「看護師」「医師」)に相当する。また、電話帳サーバ204は、上記実施形態の「電話帳サーバ」2に相当する。また、「被介護者情報テーブル」205には、各被介護者(ケア対象者の一例)がどのような介護を必要としているか等の情報が記憶されており、上記実施形態の「患者情報テーブル」24aに相当する。また、「ケア担当者情報テーブル」206には、介護者、医師、および薬剤師の情報が記憶されており、上記実施形態の「看護師情報テーブル」24bに相当する。
このような環境下において、構成員である介護者、医師、および薬剤師は、それぞれ携帯する携帯端末Xの専用アプリケーションを立ち上げて、本日担当する所定の地域、例えば、ある市を区分した第一地域か第二地域か第三地域を入力してログインする。これにより、入力した担当地域(例えば、第二地域)に居住する被介護者の全名簿が携帯端末Xの表示部に一覧表示される。介護者、医師、および薬剤師が、それぞれ今日訪問する被介護者を携帯端末上で選択し、インターネットを介してその情報を電話帳サーバ204に送信することでコミュニケーションシステム1の利用が開始される。
これにより、本日における、被介護者と、介護者、医師、および訪問薬剤師とが対応付けられる。そして、上記実施形態の場合と同様に、携帯端末Xの画面操作により電話帳サーバ204の各種の情報を閲覧等することができる。また、本例では、GPS(Global Positioninng System)を利用して各構成員(携帯端末)の位置情報(居場所)を得ることができる。
このように、担当情報共有用のコミュニケーションシステム1を地域医療ネットワークに適用した場合も、上記病院の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述の例では、本発明の担当情報共有用のコミュニケーションシステムを、病院や地域医療ネットワークに適用する例を説明したが、本発明の適用例はこれらの例に限られない。他には、保育所(社会福祉施設)、幼稚園、介護施設、高齢者福祉施設、刑務所などが例として挙げられる。これらの場合、ケアとは、保育所(社会福祉施設)の保育士が保育所の園児を保育する行為、幼稚園の幼稚園教諭が幼稚園児を保育する行為、介護施設の介護担当者が被介護者を介護する行為、高齢者福祉施設の施設スタッフが高齢者を介助等する行為、刑務所の刑務官が受刑者を監視する行為等の、各ケア担当者が担当するケア対象者に行う行為が含まれる。
(第二変形例)
上述した担当情報共有用のコミュニケーションシステム1は、医療や介護の現場以外、例えば連続操業を行うためにシフト勤務を採用する工場にも適用されうる。図24は、担当情報共有用のコミュニケーションシステム1を工場300に適用した図である。なお、第二変形例の説明で上記実施形態と重複する内容については、その説明を省略する。
図24における「工場300」が上記実施形態の「病院」に相当する。また、工場300は、搬入ライン301、複数の生産ライン302〜307及び搬出ライン308を含んでいる。以下、「搬入ライン301、複数の生産ライン302〜307及び搬出ライン308」の全体を単に「ライン301〜308」ともいう。ライン301〜308における作業員301a,302a,303a,304a,307a,308a、エンジニア305a,306a、生産ライン302〜307の管理者303b…(以下、単に担当者300aともいう)は工場300における担当者であり、上記実施形態のケア担当者(「看護師」「医師」)に相当する。また、「電話帳サーバ」320は上記実施形態の「電話帳サーバ」2に相当する。
電話帳サーバ320には、タスク情報テーブルと、担当者情報テーブルと、が記憶されている。「タスク情報テーブル」には、ライン301〜308においてどのような作業(対象タスクの一例)を必要としているか等の情報が記憶されている。このタスク情報テーブルは、上記実施形態の「患者情報テーブル」24aに相当する。
また、「担当者情報テーブル」には、担当者300aの情報が記憶されている。担当者300aの情報は、例えば、作業員301aの氏名等である。担当者300aの情報には、担当者300aが当日担当する対象タスク(関連付け情報の一例)が含まれている。この担当者情報テーブルは、上記実施形態の「看護師情報テーブル」24bに相当する。
また、工場300における各担当者が携帯する携帯端末Xには、タスク選択画面と、担当タスク画面と、が表示される。「タスク選択画面」は、各担当者300aが本日担当する可能性のある全ての作業(対象タスク)を一覧的に表示する画面であり、上記実施形態の「患者選択画面」34(図8参照)に相当する。また、「担当タスク画面」は、表示部11に表示された担当者が本日担当している作業の全てを一覧的に表示する画面であり、上記実施形態の「担当患者画面」40(図12参照)に相当する。
このような環境下において、担当者300aは、それぞれ携帯する携帯端末Xの専用アプリケーションを立ち上げて、自分の「利用者ID」(識別番号の一例)を入力してログインする。
例えば、ライン303を担当する予定の作業員303aが、当日貸与された携帯端末XのID入力領域32(図7参照)に自分の利用者IDを入力してログインする。電話帳サーバ320の第一生成部22は、作業員303aの利用者IDと担当者情報テーブルに基づいて、作業員303aの本日担当するラインが生産ライン303であると特定する。
続いて、第一生成部22は、担当者情報テーブルに基づいて、作業員303aが本日担当する作業(対象タスク)を選択するための選択画面データを生成する。作業員303aの携帯端末Xの表示部11には、選択画面データに基づいて、タスク選択画面が表示される。
タスク選択画面には、作業員303aが本日担当する生産ライン303が表示されるとともに、生産ライン303に関する全ての作業が一覧的に表示される。作業員303aにより本日担当される作業が選択されてOKボタン36(図9参照)が押されることにより、コミュニケーションシステム1の利用が開始される。
これにより、各担当者300aの携帯端末Xには、当日のその時点で、特定の作業を担当している全ての担当者が担当タスク画面に一覧的に表示される。そして、上記実施形態の場合と同様に、携帯端末Xの画面操作により電話帳サーバ320の各種の情報を閲覧等することができ、担当者が相互に直接連絡を取ることができる。
ところで、例えば、鉄鋼・化学産業等の工場では、生産装置を一度止めてしまうと立ち上げに多くの時間が必要となるため、連続操業を行うことが多い。このような工場の作業員等には、シフト勤務が採用されている。このシフト勤務は作業員等からの事前申請等により予め定められている。また、このシフト勤務の予定に合わせて、各作業員等に、生産ライン等の担当作業が予め割り当てられている。このような工場現場において、生産状況の変化や作業員数の増加に応じて、生産ラインの管理者が、当日の生産ラインの作業(対象タスク)の担当者を、予め定められた担当者から変更する場合がある。このような場合、工場管理者は、当日の作業担当者が誰であるかが即座に分からず、当日の生産ラインの管理者に作業担当者を確認する等の組織的に間接的なコミュニケーションをとる必要がある。このように、工場においても、生産ライン(チーム)内のコミュニケーションの効率を改善する余地があった。
本変形例における担当情報共有用のコミュニケーションシステム1によれば、生産ライン302〜307の管理者303bにより当日の担当者が変更されると、タスク情報テーブルが更新される。各担当者300aが携帯する携帯端末Xの担当一覧画面44(図13参照)には、当日のその時点で、特定の作業(対象タスク)を担当している全ての担当者が一覧的に表示される。このように、同じ作業(対象タスク)を担当している担当者を担当一覧画面44で確認できるため、当日のその時点における担当者間で直接連絡することができる。
このように、本変形例の工場300においても、上記病院の実施形態と同様の効果を得ることができ、チーム(ライン301〜308)内のコミュニケーションの効率を改善することができる。
なお、本例において、工場300内に、図21と同様の位置情報システムを設置するとともに、この位置情報システムによって取得される携帯端末Xの位置情報を位置情報サーバ5に記憶させてもよい。または、第一変形例と同様に、GPS(図示省略)を利用して、工場300の各担当者300aの位置情報(居場所)を得てもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1:コミュニケーションシステム、2,204,320:電話帳サーバ、5:位置情報サーバ、11:表示部、12:入力部、22:第一生成部、23:第二生成部、24:記憶部、24a:患者情報テーブル、24a2:当日の担当看護師の欄、24b:看護師情報テーブル、24c:更新履歴情報テーブル、34:選択画面、37:メニュー画面、38,56:利用看護師画面、40:担当患者画面、44:担当一覧画面、47,51:担当患者履歴画面、49,52:担当看護師履歴画面、54:患者一覧画面、100:位置情報システム、101:受信機、102:位置情報、200:地域医療ネットワーク、201:介護施設、202:地域クリニック、203:薬局、205:被介護者情報テーブル、206:ケア担当者情報テーブル、300:工場、300a:担当者、301:搬入ライン、302,303,304,305,306,307:生産ライン、308:搬出ライン、301a,302a,303a,304a,307a,308a:作業員、303b:管理者、X,X1,X2,X3,X4:携帯端末

Claims (8)

  1. 複数の携帯端末と、
    前記複数の携帯端末と通信可能なサーバと、
    を備え、
    前記複数の携帯端末の各々は、
    表示部と、
    ケア担当者を特定可能な識別情報を入力するための入力部と、
    を有し、
    前記サーバは、
    前記識別情報に基づいて特定されたケア対象者の中から、前記ケア担当者が担当するケア対象者を選択するための選択画面データを生成する第一生成部と、
    前記選択画面データに基づいて前記表示部に表示された選択画面を介して前記携帯端末で選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とを関連付ける関連付け情報を記憶する記憶部と、
    前記関連付け情報に基づいて、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者を一覧的に表示するための担当一覧画面データを生成する第二生成部と、
    を有し、
    前記担当一覧画面データに基づいて、前記表示部に担当一覧画面が表示される、
    担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
  2. 前記担当一覧画面データは、前記関連付け情報が更新される度に、表示内容が更新される、
    請求項1に記載の担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
  3. さらに、
    前記複数の携帯端末の位置情報を取得して記憶する位置情報サーバを備え、
    前記表示部に、前記ケア担当者の氏名とともに当該ケア担当者の位置情報が表示される、
    請求項1または請求項2に記載の担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
  4. 前記記憶部には、前記関連付け情報の更新履歴情報が記憶される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
  5. 前記担当一覧画面に表示されたケア担当者の中から特定のケア担当者が選択されたことに応じて、前記表示部に、選択された当該ケア担当者の連絡先が表示される、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
  6. ケア担当者を特定可能な識別情報に基づいてケア対象者を特定し、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、前記ケア対象者を一覧的に表示させる第一表示ステップと、
    一覧的に表示させた前記ケア対象者から、前記ケア担当者が担当するケア対象者が選択されて、選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とが関連付けられた関連付け情報を記憶させる記憶ステップと、
    前記関連付け情報に基づいて、前記携帯端末に、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者を一覧的に表示させる第二表示ステップと、
    をコンピュータに実行させるための担当情報共有用のコンピュータプログラム。
  7. 担当情報共有用のコミュニケーションシステムを構成するコンピュータを制御する方法において、
    ケア担当者を特定可能な識別情報が入力される入力ステップと、
    前記識別情報に基づいてケア対象者を特定し、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、前記ケア対象者が一覧的に表示される第一表示ステップと、
    一覧的に表示された前記ケア対象者から、前記ケア担当者が担当するケア対象者が選択されて、選択された前記ケア対象者と前記ケア担当者とが関連付けられた関連付け情報が記憶される記憶ステップと、
    前記関連付け情報に基づいて、前記ケア担当者が携帯している携帯端末に、特定のケア対象者を担当している全てのケア担当者が一覧的に表示される第二表示ステップと、
    を有する方法。
  8. 複数の携帯端末と、
    前記複数の携帯端末と通信可能なサーバと、
    を備え、
    前記複数の携帯端末の各々は、
    表示部と、
    担当者を特定可能な識別情報を入力するための入力部と、
    を有し、
    前記サーバは、
    前記識別情報に基づいて特定された対象タスクの中から、前記担当者が担当する対象タスクを選択するための選択画面データを生成する第一生成部と、
    前記選択画面データに基づいて前記表示部に表示された選択画面を介して前記携帯端末で選択された前記対象タスクと前記担当者とを関連付ける関連付け情報を記憶する記憶部と、
    前記関連付け情報に基づいて、特定の対象タスクを担当している全ての担当者を一覧的に表示するための担当一覧画面データを生成する第二生成部と、
    を有し、
    前記担当一覧画面データに基づいて、前記表示部に担当一覧画面が表示される、
    担当情報共有用のコミュニケーションシステム。
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