JP2016103204A - 制御装置、情報共有システム、情報共有プログラム及び情報共有方法 - Google Patents

制御装置、情報共有システム、情報共有プログラム及び情報共有方法 Download PDF

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素子 原田
浩成 大田
Kosei Ota
浩成 大田
藤田 幸子
Sachiko Fujita
幸子 藤田
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Abstract

【課題】自宅で療養している患者に対して、より効率よく必要な情報を共有することができる制御装置、情報共有システム、情報共有プログラム及び情報共有方法を提供する。【解決手段】医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、患者に関する情報を共有する技術に関する。
従来、自宅で療養している患者に対して、医師、看護師、ヘルパーなどの複数職種の担当者が関わり、医療行為、ケアサービスなどが行われている。このような医療現場においては、複数職種の担当者の間で、各患者についての診断結果、観察結果、報告などの情報を共有する必要がある。
従来、特定の患者を担当する複数職種の担当者が、特定の患者に関する情報を共有するための情報共有システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−233676号公報
特定の患者に関する情報の共有は、SNS(Social Networking Service)などの電子掲示板機能を利用して行われることが一般的であった。このような情報共有システムにおいては、複数職種の担当者のいずれかによって入力された特定の患者に関する情報は、例えば時系列順に表示されることが一般的であった。そのため、情報共有システムの利用者は、表示された情報の中から、必要な情報を探す必要があった。特に、特定の患者を担当する医師がこのような情報共有システムを利用する場合、医師は、表示された多数の情報について、診断に必要な情報であるか否かを選別する必要があった。すなわち、利用者が必要な情報を効率よく取得できない可能性があった。さらに言い換えれば、利用者が、効率よく必要な情報を共有することができない場合があった。
上記事情に鑑み、本発明は、より効率よく必要な情報を共有することができる制御装置、情報共有システム、情報共有プログラム及び情報共有方法の提供を目的としている。
本発明の一態様は、医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示する制御部を備える、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置であって、前記制御部は、前記医師によって指示される前記認知症患者の観察項目に関する情報であるオーダ情報を前記利用者に提示し、前記患者状況情報は、前記利用者に提示された前記オーダ情報に対応する情報を含む、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置であって、認知症の医療行為に関する情報である専門的情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記専門的情報に基づいて、前記認知症患者に対する医療行為に関する情報である推奨情報を前記医師又は前記利用者に対して提示する、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置であって、前記推奨情報は、認知症の薬剤に対する副作用に関する情報を含み、前記制御部は、前記医師によって入力される前記認知症患者に対する投薬に関する情報に基づいて、前記医師に前記推奨情報を提示する、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置であって、前記制御部は、前記患者状況情報に基づいて、前記推奨情報を提示する、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置と、認知症患者を診断する医師によって操作される第1端末装置と、医師を除く利用者によって操作される第2端末装置と、を備える、情報共有システムである。
本発明の一態様は、医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示するステップをコンピュータに実行させるための情報共有プログラムである。
本発明の一態様は、医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示するステップを有する、情報共有方法である。
本発明により、より効率よく必要な情報を共有することが可能となる。
実施形態に係る情報共有システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。 端末装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。 サーバ20の機能構成を表す概略ブロック図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるポータル画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される患者ポータル画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される患者ポータル画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される患者ポータル画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるトリアージ画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるトリアージ画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される認知症薬剤に関する診断の画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される認知症薬剤に関する診断の画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるトリアージ画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される物盗られ妄想に関する診断の画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される物盗られ妄想に関する診断の画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される適用薬剤の選択画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される他疾病に関する診断画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるモニタリング報告詳細画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示されるBPSD暫定対応の応答設定画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示される担当者用患者ポータル画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面の表示例を表す図である。 端末装置10−2の表示部12に表示される中核症状進行状況報告画面の表示例を表す図である。 端末装置10−1の表示部12に表示される薬剤レコメンド情報の表示例を表す図である。
図1は、実施形態に係る情報共有システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。情報共有システム1は、複数台の端末装置10−1〜10−N(Nは1以上の整数)及びサーバ20を備える。複数台の端末装置10−1〜10−N(Nは1以上の整数)及びサーバ20は、ネットワーク30を介して互いに通信可能である。以下、複数台の端末装置10−1〜10−Nのうち、いずれの端末装置であるかを区別しないときは、単に端末装置10と表記する。
端末装置10−1は、第1端末装置の具体例の一つである。端末装置10−1は、特定の患者(以下、「対象患者」という。)を担当する医師によって操作される装置である。端末装置10−1は、例えば携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、テレビ受像機、固定電話機等の通信可能な情報端末装置である。特定の患者(対象患者)とは、認知症であると医師によって診断がなされた患者をいう。
端末装置10−1は、サーバ20及び端末装置10−2〜10−Nのうちいずれかと情報を送受信する。医師は、端末装置10−1を使用することによって、端末装置10−2〜10−Nの利用者と、対象患者に関する情報を共有する。端末装置10−2〜10−Nの利用者とは、ケアマネージャ、看護師、薬剤師、ヘルパー等の複数職種のうちのいずれかであって、対象患者を担当する者(担当者)である。また、利用者には、対象患者を介護する家族が含まれてもよい。対象患者に関する情報には、医師から利用者に指示される対象患者の観察項目に関する情報が含まれる。対象患者に関する情報には、利用者から報告される対象患者の状況に関する患者状況情報が含まれる。
端末装置10−2は、第2端末装置の具体例の一つである。端末装置10−2は、医師を除く利用者によって操作される装置である。端末装置10−2は、例えば、対象患者を担当するヘルパーによって操作される。
端末装置10−2は、サーバ20、医師によって操作される端末装置10−1及び端末装置10−3〜10−Nのうちいずれかと情報を送受信する。担当者は、端末装置10−2を使用することによって、対象患者を担当する医師又は対象患者を担当する他の担当者と、対象患者に関する情報を共有する。
サーバ20は、制御装置の具体例の一つである。サーバ20は、端末装置10に対しサービスを提供する情報処理装置である。サーバ20は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。サーバ20は、クラウド上に設けられていてもよい。
例えば、サーバ20は、端末装置10から対象患者に関する情報を受信する。対象患者に関する情報には、対象患者の状況を示す患者状況情報が含まれる。
例えば、サーバ20は、端末装置10から受信した対象患者に関する情報を記憶する。また、サーバ20は、認知症の医療行為に関する専門的情報(以下、「ナレッジ」という。)を記憶する。ナレッジは、例えば、認知症専門医によって監修された認知症に関する情報、認知症専門医の事例に基づく情報、又は書籍に基づく情報を含んでいてもよい。
ネットワーク30は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク30は、インターネットVPN(Virtual Private Network)、広域イーサネット(登録商標)等を用いて構成されてもよい。
図2は、端末装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。
端末装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)、メモリ、補助記憶装置などを備える。端末装置10は、プログラムを実行することによって、入力部11、表示部12、通信部13及び制御部14を備える装置として機能する。
入力部11は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部11は、利用者が対象患者に関する情報を端末装置10に入力する際に利用者によって操作される。入力部11は、入力装置を端末装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部11は、入力装置において利用者の入力に応じ生成された入力信号を端末装置10に入力する。
表示部12は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部12は、画像表示装置を端末装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部12は、画像を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
通信部13は、サーバ20と通信する。サーバ20との通信の一部又は全部は、無線通信で行われてもよいし、有線通信で行われてもよい。例えば、通信部13は、入力部11を介して利用者によって入力された対象患者に関する情報をサーバ20に送信する。
制御部14は、端末装置10の各機能部を制御する。例えば、制御部14は、対象患者に関する情報を表示するポータル画面を表示部12に表示させる。例えば、制御部14は、利用者によって入力された情報を、通信部13を介してサーバ20に送信する。
図3は、サーバ20の機能構成を表す概略ブロック図である。
サーバ20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。サーバ20は、プログラムを実行することによって、通信部21、制御部22及び記憶部23を備える装置として機能する。
通信部21は、端末装置10と通信を行う。端末装置10との通信の一部又は全部は、無線通信で行われてもよいし、有線通信で行われてもよい。例えば、通信部21は、医師から担当者に指示される指示項目を端末装置10−1から受信する。例えば、通信部21は、担当者によって入力された対象患者に関する情報を端末装置10−2から受信する。例えば、通信部21は、端末装置10−1又は端末装置10−2にナレッジ等の情報を送信する。
制御部22は、サーバ20の各機能部を制御する。例えば、制御部22は、通信部21を介して受信された対象患者に関する情報に基づいて、端末装置10−1にナレッジを送信する。
記憶部23は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部23は、ナレッジを記憶する。また、記憶部23は、端末装置10から受信された対象患者に関する情報を記憶する。
情報共有システム1において、医師が端末装置10−1の入力部11を操作することによって入力された操作情報は、制御部14によってサーバ20に送信される。サーバ20は、端末装置10−1から受信した操作情報に基づいて、処理を行う。
例えば、端末装置10−1の表示部12に表示されるリンクが選択された場合、サーバ20は、選択されたリンクに対応する画面の情報を端末装置10−1に送信する。端末装置10−1は、サーバ20から受信した画面の情報を表示部12に表示させる。画面の情報は、記憶部23に予め記憶されていてもよい。
例えば、端末装置10−1に対象患者に関する情報が入力された場合、サーバ20は、入力された情報を記憶部23に記憶する。
図4は、端末装置10−1の表示部12に表示されるポータル画面の表示例を表す図である。ポータル画面は、医師が端末装置10−1を用いて、情報共有システム1にログインした際に表示部12に表示される画面である。ポータル画面には、担当患者モニタリング情報領域101と、担当患者一覧領域102と、個別メッセージ一覧領域103とが表示される。
担当患者モニタリング情報領域101には、医師が担当する担当患者の状況を示すモニタリング情報が表示される。モニタリング情報は、患者状況情報の具体例の一つである。モニタリング情報は、端末装置10の利用者によって入力されるモニタリング報告の内容に基づいて表示される。なお、モニタリングとは、モニタリング対象(対象患者)の状況を観察して把握することである。
担当患者モニタリング情報領域101には、担当患者に関するモニタリング情報のうち、異常あり又は変化ありを示す情報が含まれるものが表示される。
担当患者モニタリング情報領域101には、モニタリング情報として、複数のレコードが表示される。各レコードには、医師確認、トリアージ、異常あり、報告日時、報告者及び対象患者名の項目が表示される。
医師確認の項目は、レコードに対応するモニタリング情報を医師が確認したか否かを表す。図4に示す例では、モニタリング情報を医師が確認した場合、チェックマークが表示される。
トリアージの項目は、レコードに対応するモニタリング情報について、トリアージが行われたか否かを示す。図4に示す例では、トリアージが行われた場合、チェックマークが表示される。トリアージとは、対象患者の担当者によって報告されたモニタリング情報に基づいて、診断を行うことをいう。トリアージは、医師によって行われる。また、トリアージは、看護師によって行われてもよい。また、トリアージは、対象患者のADLに関する情報を入力するヘルパー等によって行われてもよい。
異常ありの項目は、レコードに対応するモニタリング情報が、異常ありの情報又は変化ありの情報を含むか否かを表す。図4に示す例では、複数種類の顔のマーク(フェイスバッチ)のうちのいずれかによって表示される。図4に示すように、異常ありの場合又は変化ありの場合には、赤色のフェイスバッチが表示される。
報告日時の項目は、レコードに対応するモニタリング情報が報告された日時を表す。
報告者の項目は、レコードに対応するモニタリング情報を報告した報告者を表す。図4に示す例では、報告者の氏名及び職種が表示される(例えば、「那須 華子(看護師)」)。
対象患者名の項目は、レコードに対応するモニタリング情報の対象患者名を表示する(例えば、「赤坂 肇」)。
担当患者一覧領域102には、医師が担当する患者の一覧が表示される。図4に示す例では、氏名、住所等の担当患者に関する情報が表示される。医師が、担当患者の氏名を表示する部分を選択することで、その患者の患者ポータル画面へ遷移する。
個別メッセージ一覧領域103には、医師の担当患者を担当する他職種の担当者及び医師の間で送受信される個別メッセージの一覧が表示される。
次に、患者ポータル画面について、図5〜図7を用いて説明する。図5〜図7は、端末装置10−1の表示部12に表示される患者ポータル画面の表示例を表す図である。
図5に示すように、患者ポータル画面には、リンク表示領域201と、基本情報領域202と、現在状況領域203と、薬剤処方状況領域204と、サマリ領域205と、中核症状進行度領域206と、モニタリング情報領域207と、連絡帳領域208と、リンク表示209とが表示される。
基本情報領域202、現在状況領域203、薬剤処方状況領域204、サマリ領域205、中核症状進行度領域206、モニタリング情報領域207及び連絡帳領域208の各領域は、タイトル部分が選択されることによって、領域の開閉状態が変更される。図5に示す例では、基本情報領域202と、現在状況領域203と、薬剤処方状況領域204と、サマリ領域205と、中核症状進行度領域206とは、初期画面において閉じた状態で表示される。
リンク表示領域201には、トリアージ画面へのリンク221と、診断の確認画面へのリンク222と、月次レポート画面へのリンク223と、個別メッセージを送る画面へのリンク224とが表示される。
基本情報領域202には、図6に示すように、患者の基本情報が表示される。基本情報とは、氏名、性別、生年月日、担当医、認知症の診断名等の患者に関する基本的な情報である。
現在状況領域203には、図6に示すように、BPSD診断状況、投薬による副作用発現状況及び他疾病状況が表示される。BPSD診断状況及び投薬による副作用発現状況は、担当者によって、患者の状況について観察された結果として報告される。
BPSD診断状況とは、対象患者のBPSD(例えば、物盗られ妄想、被害妄想等の妄想、徘徊行為、興奮と暴力行為等)の有無に関する状況である。
投薬による副作用発現状況とは、対象患者において投薬による副作用の症状が発現しているか否かを示す。
他疾病状況とは、対象患者について診断されている認知症以外の疾病に関する情報が表示される。
薬剤処方状況領域204には、対象患者に処方されている薬剤に関する情報が表示される。より具体的には、薬剤処方状況領域204には、抗認知症処方薬剤に関する情報(例えば、アリセプト)、BPSD関連処方薬剤に関する情報及び他疾病処方薬剤に関する情報(例えば、インスリン及びその用法)が表示される。
サマリ領域205には、対象患者に関する報告の概要が表示される。対象患者に関する報告の概要は、報告者の職種ごとに分類されて表示されてもよい。
中核症状進行度領域206には、対象患者における認知症の中核症状の進行度に関する情報が表示される。
モニタリング情報領域207には、複数のレコードが表示される。各レコードには、報告日時、報告者、服薬状況、副作用、ADL、水分(cc)、IADL、BPSD兆候、BPSD暫定、BPSD対応、医師確認及びトリアージの項目が表示される。
報告日時の項目は、レコードに対応するモニタリング情報が報告された日時を表す。
報告者の項目は、レコードに対応するモニタリング情報を報告した報告者を表す。図5に示す例では、報告者の氏名及び職種が表示される(例えば、「家尼 律子(ケアマネ)」)。
服薬状況の項目は、対象患者の服薬状況に関する情報を表す。図5に示す例では、複数の種類のフェイスバッチのうちのいずれかが表示される。複数の種類のフェイスバッチは、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む。第1フェイスバッチは、問題なしと報告されたことを示す緑色の顔のマークである。問題なしと報告される場合とは、異常あり又は変化ありを示す情報が報告に含まれていない場合をいう。第2フェイスバッチは、問題ありと報告されたことを示す赤色の顔のマークである。問題ありと報告される場合とは、異常あり又は変化ありを示す情報が報告に含まれている場合をいう。第3フェイスバッチは、医師、看護師又はケアマネージャによって問題なしと再判断されたことを示す灰色のフェイスバッチである。図5に示す例では、服薬状況に異常がある場合に第1フェイスバッチが表示され、服薬状況に異常がない場合に第2フェイスバッチが表示される。
副作用の項目は、対象患者における処方薬剤に対する副作用に関する情報を表す。副作用の項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。図5に示す例では、異常がある場合に第1フェイスバッチが表示され、異常がない場合に第2フェイスバッチが表示される。ここで、異常がある場合とは、対象患者に処方薬剤に対する副作用が疑われる症状が観察された場合である。
ADLの項目は、対象患者における日常生活動作(ADL;activities of daily living)に関する情報を表す。ADLの項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。
水分(cc)の項目は、対象患者が摂取した水分量に関する情報を表す。
IADLの項目は、対象患者における手段的日常生活動作(IADL;instrumental activities of daily living)に関する情報を表す。IADLの項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。
BPSD兆候の項目は、対象患者における認知症のBPSDの兆候に関する情報を表す。BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)とは、認知症の周辺症状である。BPSD兆候の項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。
BPSD暫定の項目は、担当者によって対象患者に対してBPSDに対する暫定対応が行われたか否かに関する情報を表す。BPSD暫定の項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。
BPSD対応の項目は、担当者によって対象患者に対してBPSDに対する対応が行われたた否かに関する情報を表す。BPSD対応の項目には、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ及び第3フェイスバッチを含む複数の種類のフェイスバッチのうちいずれかが表示される。
医師確認の項目は、レコードに対応するモニタリング情報を医師が確認したか否かを表す。図5に示すように、モニタリング情報が医師又は看護師によって確認されていない場合、確認ボタンが表示される。医師によって確認ボタンが選択されると、医師確認の項目には、モニタリング情報を確認した医師の氏名が表示される。
トリアージの項目は、レコードに対応するモニタリング情報について、トリアージが行われたか否かを表す。図5に示す例では、トリアージが行われた場合、トリアージを行った担当者名が表示される。
モニタリング情報領域207に表示されたレコードの服薬状況、副作用、ADL、IADL、BPSD兆候、BPSD暫定及びBPSD対応の項目に表示されるフェイスバッチが選択されると、対応するレコードの詳細な内容が表示されるモニタリング報告詳細画面に遷移する。また、レコードの報告日時の項目に表示される報告日時の表示部分が選択されることによって、対応するレコードの詳細な内容が表示されるモニタリング報告詳細画面に遷移してもよい。
連絡帳領域208には、対象患者を担当する医師又は担当者によって投稿されたメッセージが一覧表示される。図7に示す例では、連絡帳領域208には、メッセージの内容、メッセージの投稿者及び投稿日時が投稿された日時順に一覧表示される。
リンク表示209には、BPSD暫定対応の応答設定の画面へのリンクが表示される。
図5〜図7に示すように、患者ポータル画面の表示が1画面に収まらない場合には、スクロール操作に応じて、順次、患者ポータル画面の一部が表示されてもよい。
次に、医師によって端末装置10−1が操作されて対象患者の診断情報が入力(登録)される場合に表示される画面について、図8〜図16を参照しながら説明する。
図8及び図9は、端末装置10−1の表示部12に表示されるトリアージ画面の表示例を表す図である。トリアージ画面は、図5に示す患者ポータル画面のトリアージ画面へのリンク221が選択されることによって、患者ポータル画面から遷移する画面である。トリアージ画面には、基本情報領域230と、診断入力ボタン231と、診断確定ボタン232と、リンク表示233とが表示される。基本情報領域230に表示される内容は、図6に示す基本情報領域202に表示される内容と同一であり、その詳細な説明を省略する。
診断入力ボタン231が選択されると、図9に示すように、ポップアップ領域234がトリアージ画面に重畳して表示される。ポップアップ領域234には、診断の種類の選択肢が表示される。図9に示す例では、診断の種類の選択肢として、認知症薬剤に関する診断と、BPSD対応に関する診断と、BPSD薬物療法に関する診断と、他疾病に関する診断とが表示される。
診断の種類の選択肢のうちのいずれかが選択されると、選択された診断を行うための画面に遷移する。例えば、認知症薬剤に関する診断の表示部分が選択されると、認知症薬剤に関する診断の画面に遷移する。例えば、BPSD対応に関する診断の表示部分が選択されると、BPSD対応に関する診断の画面に遷移する。例えば、BPSD薬物療法に関する診断の表示部分が選択されると、BPSD薬物療法に関する診断の画面に遷移する。例えば、他疾病に関する診断の表示部分が選択されると、他疾病に関する診断の画面に遷移する。
診断確定ボタン232は、医師によって入力された診断の内容を確定するために選択されるボタンである。診断確定ボタン232が選択されると、医師によって診断された対象患者の診断情報がサーバ20に送信される。
リンク表示233には、BPSD暫定対応の応答設定の画面へのリンクが表示される。リンク表示233が選択されると、BPSD暫定対応の応答設定の画面に遷移する。
次に、医師によって認知症薬剤に関する診断情報が登録される場合に表示される画面について、図10及び図11を参照しながら説明する。
図10及び図11は、端末装置10−1の表示部12に表示される認知症薬剤に関する診断の画面の表示例を表す図である。認知症薬剤に関する診断の画面は、図10に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されてもよい。
認知症薬剤に関する診断の画面には、患者ステータスタブ241、薬剤処方状況タブ242、薬剤選択タブ243、情報表示領域244、ロジックツリー表示ボタン245、入力完了ボタン246及びキャンセルボタン247が表示される。
患者ステータスタブ241、薬剤処方状況タブ242及び薬剤選択タブ243は、情報表示領域244に表示される情報の種類を選択するためのタブである。
患者ステータスタブ241が選択されると、情報表示領域244には、対象患者のステータスに関する情報が表示される。対象患者のステータスに関する情報とは、例えば、認知症進行度、内服の可否、BPSDの有無を示す情報である。
薬剤処方状況タブ242が選択されると、情報表示領域244には、対象患者に現在処方されている薬剤に関する情報が表示される。
薬剤選択タブ243が選択されると、情報表示領域244には、薬剤選択に関する情報が表示される。図10に示す例では、情報表示領域244には、薬剤選択に関する情報として、薬剤選択領域248、用法・用量領域249、モニタリング項目指定領域250及びモニタリング期間入力領域251が表示される。
薬剤選択領域248には、対象患者に対する処方薬剤として薬剤を選択するための入力枠が設けられている。図10に示す例では、薬剤1及び薬剤2の2種類の薬剤についての入力枠が表示される。図10に示す例では、各薬剤について、薬剤の種類を選択するための入力枠248a及び薬剤の剤型を選択するための入力枠248bが設けられている。
薬剤の種類を選択するための入力枠248aが選択されると、図11に示すように、ポップアップ領域252が認知症薬剤に関する診断の画面に重畳して表示される。ポップアップ領域252には、処方薬剤の種類の選択肢が表示される。ポップアップ領域252に表示される処方薬剤の種類は、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。図11に示す例では、処方薬剤の種類の選択肢として、アリセプト、ドネペジル塩酸塩_ジェネリック品、レミニール、メマリー等の薬剤の種類が表示される。入力枠248aにおいて、ポップアップ領域252に表示された選択肢のうちのいずれかが選択されると、選択された薬剤の種類に基づいて、選択された薬剤に対応する剤型が入力枠248bに表示されてもよい。入力枠248bに表示される薬剤に対応する剤型の選択肢は、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。
用法・用量領域249には、入力枠249a及び入力枠249bが、薬剤選択領域248において選択された薬剤のそれぞれに対して設けられている。図10に示す例では、入力枠249aは、対応する薬剤の用法を入力するための入力枠である。入力枠249bは、対応する薬剤の用法及び用量を入力するための入力枠である。
図10に示す例は、薬剤1の種類としてアリセプトが選択され、剤型としてドライシロップが選択され、用法として「1日1回」が選択され、用法及び用量として「10mg、午前中」が入力された場合を示す。
モニタリング項目指定領域250は、医師が対象患者に関するモニタリング項目を指示するための入力枠が設けられる。モニタリング項目は、医師によって指示される対象患者の観察項目に関する情報であるオーダ情報の具体例の一つである。
モニタリング項目指定領域250には、薬剤選択領域248において医師によって選択された薬剤のそれぞれに対する副作用の候補が表示される。モニタリング項目指定領域250に表示される副作用の候補は、薬剤選択領域248において選択された処方薬剤の種類と、サーバ20に記憶されるナレッジとに基づいて表示される。すなわち、医師によって入力された対象患者に対する投薬に関する情報に基づいて、推奨情報として薬剤の副作用の候補が提示される。
図10に示す例では、薬剤1のアリセプトに対する副作用の候補として、食欲不振、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、興奮及び不穏が表示される。モニタリング項目指定領域250に表示される副作用のうち、ナレッジに基づいて特に懸念される副作用については、表示領域の色を変えることによって強調して表示されてもよい。図10に示す例では、薬剤1のアリセプトに対する副作用のうち、食欲不振、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛、興奮及び不穏が懸念される副作用として、表示領域の色を変えることによって強調して表示される。
モニタリング項目指定領域250に表示される副作用の表示領域が医師によって選択されることによって、薬剤の副作用に関するモニタリング項目が指定される。図10に示す例では、食欲不振及び腹痛がモニタリング項目として指定される。このように医師によって指定されたモニタリング項目の内容は、対象患者の担当者に対するモニタリング指示事項として、対象患者の担当者に通知される。
モニタリング期間入力領域251には、モニタリング項目指定領域250において指定されたモニタリング項目について、担当者が対象患者に対するモニタリングを行う期間を入力するための入力枠が設けられる。
次に、医師によってBPSD対応に関する診断情報が登録される場合に表示される画面について、図12〜図14を参照しながら説明する。
図12は、端末装置10−1の表示部12に表示されるトリアージ画面の表示例を表す図である。図12に示すように、トリアージ画面において、ポップアップ領域234におけるBPSD対応に関する診断の表示部分が選択されると、ポップアップ領域235がトリアージ画面に重畳して表示されてもよい。ポップアップ領域235には、BPSD兆候の種類の選択肢が表示される。図12に示す例では、BPSD兆候の種類の選択肢として、兆候検知一覧、物盗られ妄想、被害妄想、嫉妬妄想、その他の妄想、徘徊、せん妄及び興奮と暴力が表示される。
ポップアップ領域235に表示されたBPSD兆候の種類の選択肢のうちのいずれかが選択されると、選択されたBPSD兆候に対する診断を行うための画面に遷移する。例えば、BPSD兆候の種類の選択肢のうちの物盗られ妄想の表示部分が選択されると、物盗られ妄想に関する診断の画面に遷移する。
図13及び図14は、端末装置10−1の表示部12に表示される物盗られ妄想に関する診断の画面の表示例を表す図である。物盗られ妄想に関する診断の画面は、図13及び図14に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されてもよい。
物盗られ妄想に関する診断の画面には、患者情報タブ261、診断タブ262、表示領域263及び入力完了ボタン264が表示される。
患者情報タブ261及び診断タブ262は、表示領域263に表示される情報の種類を選択するためのタブである。表示領域263に表示される情報は、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。
患者情報タブ261が選択されると、表示領域263には、患者に関する情報が表示される。診断タブ262が選択されると、表示領域263には、物盗られ妄想に関する診断の種類の選択肢が表示される。
図13及び図14に示すように、診断タブ262が選択されると、表示領域263には、物盗られ妄想に関する診断の種類の選択肢が表示される。物盗られ妄想に関する診断の種類の選択肢は、診断しない(表示領域265)、物盗られ妄想に関連する除外項目(表示領域266)及び物盗られ妄想に関連する要因分析と打ち手(表示領域267)が表示される。
例えば、物盗られ妄想に関する診断を行わない場合、医師は、表示領域265に表示されるラジオボタンを選択する。
例えば、物盗られ妄想に関連する除外項目について診断する場合、医師は、表示領域266に表示されるラジオボタン266aを選択し、さらに、表示領域266bに表示されるチェックポイントのうちのいずれかに対応するラジオボタンを選択する。
例えば、物盗られ妄想に関連する要因分析と打ち手について診断する場合、医師は、表示領域267に表示されるラジオボタン267aを選択し、さらに、表示領域267bに表示される物盗られ妄想の対処方法のうちのいずれかに対応するラジオボタンを選択する。表示領域267bにおいて選択された物盗られ妄想の対処方法の内容は、対象患者の担当者に対する指示事項として、担当者に通知される。
入力完了ボタン264は、物盗られ妄想に関する診断の画面における診断の入力が完了した場合に選択されるボタンである。入力完了ボタン264が選択されると、表示領域263において入力された診断情報がサーバ20に送信される。また、入力完了ボタン264が選択されると、物盗られ妄想に関する診断の画面からトリアージ画面に遷移する。
次に、医師によってBPSD薬物療法に関する診断が行われる場合に表示される画面について、図15を参照しながら説明する。
図15は、端末装置10−1の表示部12に表示される適用薬剤の選択画面の表示例を表す図である。適用薬剤の選択画面は、図9に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されたポップアップ領域234におけるBPSD薬物療法に関する診断の表示部分が選択されることによって表示される画面である。適用薬剤の選択画面は、図15に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されてもよい。
図15に示す例では、適用薬剤の選択画面には、適用薬剤名の入力枠、用法・用量の入力枠、注意事項の入力枠及びその他の指示事項の入力枠が設けられている。適用薬剤名の入力枠、用法・用量の入力枠及び注意事項の入力枠は、薬剤1から薬剤4までの薬剤ごとに設けられている。
次に、医師によって他疾病に関する診断が行われる場合に表示される画面について説明する。図16は、端末装置10−1の表示部12に表示される他疾病に関する診断画面の表示例を表す図である。他疾病に関する診断画面は、図9に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されたポップアップ領域234における他疾病に関する診断の表示部分が選択されることによって表示される画面である。他疾病に関する診断画面は、図16に示すように、トリアージ画面に重畳して表示されてもよい。
他疾病に関する診断画面には、他疾病に関する情報が表示される。他疾病とは、対象患者の疾病であって認知症以外の疾病である。図16に示す例では、他疾病に関するレコードが表示される。各レコードには、他疾病名、関連薬剤名及び用法・用量の項目が表示される。また、他疾病に関する診断画面には、他疾病の指示事項を入力するための入力枠が設けられていてもよい。
次に、担当者によって報告されたモニタリング情報の詳細を医師が確認する場合に表示される画面について説明する。図17は、端末装置10−1の表示部12に表示されるモニタリング報告詳細画面の表示例を表す図である。
モニタリング報告詳細画面は、図5に示す患者ポータル画面のモニタリング情報領域207に表示されるレコードにおいて、フェイスバッチ又は報告日時の表示部分が選択されることによって表示される画面である。図17に示すように、モニタリング報告詳細画面は、患者ポータル画面に重畳して表示されてもよい。
また、モニタリング報告詳細画面は、図4に示すポータル画面の担当患者モニタリング情報領域101に表示されるレコードにおいて、フェイスバッチが選択されることによって表示されてもよい。
モニタリング報告詳細画面には、表示領域280、タブ表示領域281、詳細表示領域282、報告内容を設定ボタン283、個別メッセージを送るボタン284、及び患者ポータルへ戻るボタン285が表示される。
表示領域280には、患者ポータル画面において選択されたフェイスバッチ又は報告日時の表示部分に対応するモニタリング報告に関する情報が表示される。図17に示す例では、表示領域280には、モニタリング報告の報告日時、報告者、対象患者名及び報告内容が表示される。報告内容には、服薬状況、副作用、ADL、IADL、BPSD兆候、BPSD暫定及びBPSD対応の項目が表示される。各項目は、第1フェイスバッチ、第2フェイスバッチ、又は第3フェイスバッチのうちのいずれかによって表示される。
タブ表示領域281には、服薬状況タブ、副作用タブ、ADLタブ等の複数のタブが表示される。タブ表示領域281に表示される複数のタブは、詳細表示領域282に表示される情報の種類を選択するためのタブである。例えば、服薬状況タブが選択されると、詳細表示領域282には、服薬状況に関する詳細な情報が表示される。
報告内容を設定ボタン283は、詳細表示領域282に表示されている内容について、問題なしと再判断する場合に選択されるボタンである。詳細表示領域282に表示されている内容についての再判断は、医師、看護師又はケアマネージャによって行われる。また、報告内容を設定ボタン283は、詳細表示領域282に表示されている内容について対応済みである場合に選択されてもよい。図17に示すように、詳細表示領域282に服薬状況に関する詳細な情報が表示されている状態において、報告内容を設定ボタン283が選択された場合、表示領域280の報告内容の服薬状況の項目に、第3フェイスバッチが表示される。
個別メッセージを送るボタン284は、個別メッセージを送る場合に選択されるボタンである。
患者ポータルへ戻るボタン285は、モニタリング報告詳細画面から患者ポータル画面に遷移する場合に選択されるボタンである。
次に、医師によってBPSD暫定対応の応答設定が行われる場合に表示される画面について説明する。図18は、端末装置10−1の表示部12に表示されるBPSD暫定対応の応答設定画面の表示例を表す図である。BPSD暫定対応の応答設定画面は、図8に示すように、トリアージ画面に表示されるリンク表示233が選択されることによって表示される画面である。
BPSD暫定対応の応答設定画面には、医師メッセージの入力枠、物盗られ妄想の対処方法の入力枠、その他の指示事項の入力枠等が設けられる。図18に示すように、物盗られ妄想の対処方法の入力枠には、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて物盗られ妄想の対処方法の選択肢が表示されてもよい。BPSD暫定対応の応答設定画面において医師によって入力された情報は、対象患者がBPSD兆候を示した場合におけるBPSD暫定対応の指示として、担当者に通知される。
次に、対象患者の担当者が情報共有システム1にログインして、端末装置10−2を用いて対象患者に関する情報を共有する場合に表示される画面について説明する。
まず、対象患者の担当者が端末装置10−2を用いて情報共有システム1にログインした際に、端末装置10−2の表示部12には、担当者用のポータル画面が表示される。担当者用のポータル画面は、担当患者一覧領域102に、医師が担当する患者の一覧にかわって担当者が担当する患者の一覧が表示される点を除けば、上記図4に示したポータル画面と同一である。そのため、担当者用のポータル画面の詳細な説明を省略する。担当者用のポータル画面の担当患者一覧領域102における担当患者の氏名を表示する部分が選択されると、選択された患者の担当者用患者ポータル画面へ遷移する。
図19は、端末装置10−2の表示部12に表示される担当者用患者ポータル画面の表示例を表す図である。図19に示すように、担当者用患者ポータル画面には、リンク表示領域301と、基本情報領域302と、現在状況領域303と、薬剤処方状況領域304と、サマリ領域305と、中核症状進行度領域306と、モニタリング情報領域307と、連絡帳領域308と、リンク表示309とが表示される。
基本情報領域302には、図5に示す基本情報領域202と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
現在状況領域303には、図5に示す現在状況領域303と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
薬剤処方状況領域304には、図5に示す薬剤処方状況領域304と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
サマリ領域305には、図5に示すサマリ領域205と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
中核症状進行度領域306には、図5に示す中核症状進行度領域306と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
モニタリング情報領域307には、図5に示すモニタリング情報領域307と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
連絡帳領域308には、図5に示す連絡帳領域308と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
リンク表示309には、緊急連絡先画面へのリンクが表示される。リンク表示309が選択されると、対象患者の緊急連絡先に関する情報が表示される。
リンク表示領域301には、診断の確認画面へのリンク311、モニタリング報告画面へのリンク312、中核症状進行状況報告画面へのリンク313及び個別メッセージを送る画面へのリンク314が表示される。
診断の確認画面へのリンク311が選択されると、対象患者に対してなされた診断に関する情報が表示される。
モニタリング報告画面へのリンク312が選択されると、モニタリング報告画面に遷移する。
中核症状進行状況報告画面へのリンク313が選択されると、中核症状進行状況報告画面に遷移する。
個別メッセージを送る画面へのリンク314が選択されると、個別メッセージを送る画面に遷移する。
次に、担当者が端末装置10−2を操作して、対象患者に対するモニタリング報告を登録する場合に表示される画面について、図20〜図23を参照しながら説明する。図20〜図23は、端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面の表示例を表す図である。モニタリング報告画面は、担当者用患者ポータル画面のモニタリング報告画面へのリンク312が選択されることによって、担当者用患者ポータル画面から遷移する画面である。モニタリング報告画面には、モニタリング報告領域400、基本情報領域410、リンク表示411、報告内容確認ボタン412及び患者ポータルへ戻るボタン413が表示される。
モニタリング報告領域400には、バイタルサイン領域401、服薬状況領域402、投薬による副作用発現状況領域403、ADL領域404、IADL領域405、BPSD兆候検知領域406、BPSD兆候に対する暫定対応領域407、BPSD対応領域408及び連絡帳に投稿する領域409が表示される。モニタリング報告領域400に表示される情報は、サーバ20に記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。モニタリング報告領域400に表示される情報は、端末装置10−1において医師によって登録された対象患者の診断情報に基づいて表示されてもよい。
バイタルサイン領域401には、対象患者のバイタルサインに関する情報の入力枠が設けられる。図20に示す例では、対応、心拍数、呼吸、血圧等に関する情報の入力枠が設けられる。
服薬状況領域402には、対象患者に処方されている薬剤の服薬状況に関する情報の入力枠として、服薬問題無ボタン、対象患者に処方されている薬剤名(例えば、アリセプト)のボタン及び特記事項入力枠が設けられる。対象患者の服薬状況に問題が無い場合、服薬問題無ボタンが選択される。対象患者の服薬状況に問題が有る場合、服薬状況に問題のある薬剤名のボタンが選択される。図20に示すように、アリセプトの服薬状況に問題がある場合、アリセプトのボタンが選択される。
投薬による副作用発現状況領域403には、対象患者における投薬による副作用の発現状況に関する入力枠として、問題無ボタン、副作用のモニタリング項目ボタン及び特記事項入力枠が設けられる。図20に示す例では、副作用のモニタリング項目ボタンとして、食欲不振、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛、興奮及び不穏のボタンが設けられる。副作用のモニタリング項目ボタンは、図10に示す認知症薬剤に関する診断の画面におけるモニタリング項目指定領域250において、医師によって指定された薬剤の副作用に関するモニタリング項目の内容に基づいて表示される。また、副作用のモニタリング項目ボタンは、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。図20に示すように、対象患者の状況に食欲不振及び不穏が観察された場合、副作用のモニタリング項目ボタンにおける食欲不振及び不穏のボタンが選択される。
ADL領域404には、対象患者におけるADLに関する情報の入力枠として、変化なしボタン、変化ありボタン及び領域404aが設けられる。図21に示すように、対象患者のADLに変化がある場合、変化ありボタンが選択され、領域404aにADLの変化に関する情報が入力される。入力は、直接入力であってもよいし、領域404aに表示されるボタンを選択することによる入力であってもよい。また、領域404aは、初期状態では表示されずに、ADL領域404の変化ありボタンが選択された場合に表示されてもよい。
IADL領域405には、対象患者におけるIADLに関する情報の入力枠として、変化なしボタン及び変化ありボタンが設けられる。変化ありボタンは、対象患者におけるIADLについて変化がある場合に選択される。変化なしボタンは、対象患者におけるIADLについて変化がない場合に選択される。
BPSD兆候検知領域406には、対象患者に観察されるBPSDの兆候に関する情報の入力枠が設けられる。対象患者に観察されるBPSDの兆候に関する情報は、BPSD兆候検知領域406に表示された内容のうち該当するものが選択されることによって入力されてもよい。
BPSD兆候検知領域406には、ヘルプボタン406a、ヘルプボタン406b及びボタン406cが表示される。ヘルプボタン406a及びヘルプボタン406bのうちいずれかが選択されると、選択されたボタンに対応づけられたヘルプが表示される。
ボタン406cが選択されると、BPSDに関する情報(例えば、具体的症例やTIPS)が表示される。表示されるBPSDに関する情報は、例えば、サーバ20に記憶されるナレッジに基づく情報であってもよい。
BPSD兆候に対する暫定対応領域407には、医師によってBPSD兆候に対する暫定対応として指示された指示事項が表示される。図23に示す例では、物盗られ妄想に関連する対応の指示事項として、「本人の言うことを否定しないようにしましょう。」、「安心感や生きがいを大切にしましょう。」等が表示される。図23に示すように、担当者が対象患者に対して指示事項の対応を行った場合、対応した指示事項の表示領域にあるラジオボタンが選択される。
BPSD兆候に対する暫定対応領域407には、ヘルプボタン407a及びヘルプボタン407bが表示される。ヘルプボタン407a及びヘルプボタン407bのうちいずれかが選択されると、選択されたボタンに対応づけられたヘルプが表示される。
BPSD兆候に対する暫定対応領域407は、通常では表示されなくてもよい。BPSD兆候に対する暫定対応領域407は、対象患者にBPSD兆候が観察されたことを示す情報が入力された場合に表示されてもよい。
BPSD対応領域408には、医師によって指示されたBPSD対応に関する指示事項が表示される。担当者が対象患者に対して指示事項の対応を行った場合、対応した指示事項の表示領域にあるラジオボタンが選択される。
BPSD対応領域408には、ヘルプボタン408a及びヘルプボタン408bが表示される。ヘルプボタン408a及びヘルプボタン408bのうちいずれかが選択されると、選択されたボタンに対応づけられたヘルプが表示される。
連絡帳に投稿する領域409には、担当者が連絡帳に投稿するためのメッセージ入力枠が設けられる。連絡帳に投稿する領域409の入力枠に入力された投稿メッセージは、対象患者を担当する医師又は担当者のポータル画面に表示される連絡帳領域208に表示される。
基本情報領域410には、図6に示す基本情報領域202と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
リンク表示411には、緊急連絡先画面へのリンクが表示される。リンク表示411が選択されると、対象患者の緊急連絡先に関する情報が表示される。
報告内容確認ボタン412が選択されると、報告内容確認画面に遷移する。報告内容確認画面では、モニタリング報告領域400において入力されたモニタリング報告の内容が表示される。報告内容確認画面において、担当者によってモニタリング報告の内容が確認されると、モニタリング報告の内容がサーバ20に送信される。すなわち、モニタリング報告が登録される。
モニタリング報告において、対象患者にBPSD兆候が観察されたことを示す情報が含まれる場合、モニタリング報告の内容がサーバ20に送信された後にBPSD暫定対応の指示が端末装置10−2の表示部12に表示されてもよい。表示されるBPSD暫定対応の指示は、図18に示すBPSD暫定対応の応答設定画面において医師によって入力された情報である。
患者ポータルへ戻るボタン413が選択されると、担当者用患者ポータル画面に遷移する。
図20〜図23に示すように、モニタリング報告画面の表示が1画面に収まらない場合には、スクロール操作に応じて、順次、モニタリング報告画面の一部が表示されてもよい。
次に、担当者が端末装置10−2を操作して、対象患者に対する中核症状進行状況の報告を行う場合に表示される画面について説明する。図24は、端末装置10−2の表示部12に表示される中核症状進行状況報告画面の表示例を表す図である。
中核症状進行状況報告画面は、図19に示す中核症状進行状況報告へのリンク313が選択されることによって、担当者用患者ポータル画面から遷移する画面である。
中核症状進行状況報告画面には、基本情報領域420、報告内容表示領域421、報告ボタン422及び患者ポータルへ戻るボタン423が表示される。
基本情報領域420には、図6に示す基本情報領域202と同一の内容が表示される。そのため、その詳細な説明を省略する。
報告内容表示領域421には、中核症状進行状況を報告するための入力枠が設けられる。図24に示す例では、中核症状進行状況を報告するための入力枠として、「年月日の感覚が不確か(だいたいわかる)」、「季節や場所がわからないことがあるが、ヒントがあれば答えられる」等の内容が表示される。報告内容表示領域421に表示される内容は、サーバ20に予め記憶されるナレッジに基づいて表示されてもよい。表示される内容が対象患者に該当する状況である場合、表示部分におけるラジオボタンが担当者によって選択される。
報告ボタン422は、担当者が中核症状進行状況報告の内容をサーバ20に送信する際に選択されるボタンである。報告ボタン422が選択されると、報告内容表示領域421において入力された情報がサーバ20に送信される。
患者ポータルへ戻るボタン423は、中核症状進行状況報告画面から担当者用患者ポータル画面に遷移するためのボタンである。
このように構成された情報共有システム1は、認知症患者である対象患者をケアする利用者(担当者)によって入力される対象患者の状況に関する情報を、対象患者を担当する医師に提示する。さらに、情報共有システム1は、対象患者の状況に関する情報の優先度に基づいて、異なる態様で対象患者の状況に関する情報を医師に提示する。そのため、情報共有システム1の利用者(医師)は、より効率よく必要な情報を共有することができる。
以下、このような効果について、詳細に説明する。
情報共有システム1では、端末装置10−1の表示部12に表示される担当患者モニタリング情報領域101には、担当患者に関するモニタリング情報(患者状況情報)のうち、異常あり又は変化ありを示す情報が含まれるもののみが表示される。すなわち、情報共有システム1では、患者状況情報の内容の優先度に基づいて、異なる態様で患者状況情報を医師に提示する。そのため、医師は、担当患者の状況を示す情報のうち、必要な情報をより効率よく取得することができる。すなわち、医師は、より効率よく必要な情報を共有することが可能となる。
情報共有システム1では、端末装置10−1の表示部12に表示される患者ポータル画面のモニタリング情報領域207には、モニタリング情報がフェイスバッチとともに表示される。モニタリング情報領域207に表示されるフェイスバッチは、モニタリング情報に問題あり(異常あり又は変化あり)を示す情報が含まれるか否かを示す。そのため、医師は、問題ありを示す情報をより効率よく取得することができる。すなわち、医師は、より効率よく必要な情報を共有することが可能となる。
情報共有システム1では、医師によって対象患者について診断が行われる際に端末装置10−1の表示部12に表示される画面(認知症薬剤に関する診断の画面)において、ナレッジに基づいて薬剤の副作用の候補が表示される。すなわち、認知症の医療行為に関する専門的情報に基づいて、医療行為に関する情報である推奨情報が提示される。そのため、医師は、より適切に対象患者に対する診断を行うことができる。
情報共有システム1では、利用者によってモニタリング報告が行われる際に端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面において、医師によって指定されたモニタリング項目を含む入力枠が表示される。すなわち、医師によって指示される対象患者の観察項目に関する情報(オーダ情報)が利用者に提示される。そのため、利用者は、医師によって指示されたモニタリング項目に基づいてモニタリング報告を行うことによって、より適切にモニタリング報告を行うことができる。
また、医師は、利用者のモニタリング報告に基づいて、より適切に対象患者に対する診断を行うことができる。
また、医師は、利用者のモニタリング報告を確認することによって、より高い頻度で患者の状況を把握することができる。より具体的には、医師は、医師が対象患者と対面して直接診察する場合に加えて、利用者が患者を観察して報告する場合においても患者の状況を把握することができる。
情報共有システム1では、端末装置10−2の表示部12に表示されるモニタリング報告画面において、ヘルプボタン等が選択されることによって、認知症に関する情報がナレッジに基づいて表示される。そのため、利用者は、ナレッジに基づく認知症に関する情報を参考にすることができ、より適切にモニタリング報告を行うことができる。
上述した実施形態における端末装置10又はサーバ20をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
<変形例>
本実施形態において、端末装置10−1の表示部12に表示される認知症薬剤に関する診断の画面において、対象患者について登録されている情報(例えば、認知症進行度、内服可否、服薬回数、BPSDの有無)に基づいて、推奨される薬剤の情報を示す薬剤レコメンド情報が表示されてもよい。薬剤レコメンド情報は、認知症患者に対する医療行為に関する情報であり、推奨情報の具体例の一つである。
薬剤レコメンド情報は、サーバ20に記憶されるナレッジに基づいて表示される。
図25は、端末装置10−1の表示部12に表示される薬剤レコメンド情報の表示例を表す図である。図25に示す例では、薬剤レコメンド情報として、推奨される薬剤の種類、剤型、効能が表示される。また、薬剤レコメンド情報は、認知症薬剤に関する診断の画面の患者ステータスタブ241が選択された際に、情報表示領域244に対象患者のステータスに関する情報とともに表示されてもよい。図25に示す例では、認知症進行度が中等度の患者に対する薬剤レコメンド情報として、レコメンド薬剤の種類(例えば、メマンチン)、及びレコメンド薬剤の剤形(例えば、錠剤)が表示される。
このように構成された情報共有システムでは、認知症の医療行為に関する専門的情報に基づいて、医療行為に関する情報である推奨情報(薬剤レコメンド情報)が提示される。そのため、医師は、より適切に対象患者に対する診断を行うことができる。
また、本実施形態において、端末装置10−1の表示部12に表示される認知症薬剤に関する診断の画面において、サーバ20に記憶されるナレッジに基づいて、認知症進行度と薬剤に関するロジックツリーが表示されてもよい。ロジックツリーには、認知症進行度、内服可否、服薬希望回数、BPSD有無等の条件に応じて推奨される薬剤の種類が表示されてもよい。
また、本実施形態において、端末装置10−3〜10−Nは、ケアマネージャ、看護師、薬剤師、ヘルパー等の複数職種のうちのいずれかであって、対象患者を担当する者、医師、又は患者の家族によって利用されてもよい。
また、本実施形態において、情報共有システム1はサーバ20を1台備えるとしたが、情報共有システム1はサーバ20を複数台備えてもよい。
また、本実施形態において、一人の患者に対して、患者を担当する医師が一人であるとしたが、一人の患者を担当する医師が複数人いてもよい。
また、本実施形態において、一台のサーバ20に対して患者が一人であるとしたが、一台のサーバ20に対して、複数の患者又は複数の医師が対応付けられていてもよい。
また、本実施形態において、端末装置10の表示部に表示されるモニタリング報告画面には、端末装置10の利用者の職種に基づいて、異なる内容が表示されてもよい。例えば、利用者が看護師である場合、モニタリング報告画面において、さらに、看護師の日報を入力するための入力枠が設けられていてもよい。
また、本実施形態において、情報を入力するための入力枠における入力は、どのような形式であってもよい。例えば、直接入力であってもよいし、プルダウンによる入力であってもよいし、表示部分のラジオボタンを選択することによる入力であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…情報共有システム, 10−1〜10−N…端末装置, 20…サーバ, 30…ネットワーク, 11…入力部, 12…表示部, 13…通信部, 14…制御部, 21…通信部, 22…制御部, 23…記憶部, 101…担当患者モニタリング情報領域, 244…情報表示領域, 263…表示領域, 400…モニタリング報告領域

Claims (8)

  1. 医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示する制御部を備える、
    制御装置。
  2. 前記制御部は、前記医師によって指示される前記認知症患者の観察項目に関する情報であるオーダ情報を前記利用者に提示し、
    前記患者状況情報は、前記利用者に提示された前記オーダ情報に対応する情報を含む、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 認知症の医療行為に関する情報である専門的情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記専門的情報に基づいて、前記認知症患者に対する医療行為に関する情報である推奨情報を前記医師又は前記利用者に対して提示する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記推奨情報は、認知症の薬剤に対する副作用に関する情報を含み、
    前記制御部は、前記医師によって入力される前記認知症患者に対する投薬に関する情報に基づいて、前記医師に前記推奨情報を提示する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記患者状況情報に基づいて、前記推奨情報を提示する、
    請求項3又は4に記載の制御装置。
  6. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の制御装置と、
    認知症患者を診断する医師によって操作される第1端末装置と、
    医師を除く利用者によって操作される第2端末装置と、
    を備える、情報共有システム。
  7. 医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示するステップ
    をコンピュータに実行させるための情報共有プログラム。
  8. 医師を除く利用者によって入力される認知症患者の状況を示す患者状況情報の優先度に基づいて、異なる態様で前記患者状況情報を前記認知症患者を診断する医師に対して提示するステップ
    を有する、情報共有方法。
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