以下、添付図面を参照して、本発明に係る表示情報生成装置、表示情報生成プログラム及びその方法について詳細に説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理の概要)
図1は、実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理の概要を説明するための図であり、図1(a)は第1状態を示す図であり、図1(b)は第1状態に続く第2状態を示す図であり、図1(c)は第2状態に続く第3状態を示す図である。図1に示す例では、第1状態において、第1期間に亘って測定装置101によって患者に関連する治療情報が測定され、測定装置101は、第1期間の最終日に測定装置102に交換される。次いで、第2状態において、第2期間に亘って測定装置102によって患者に関連する治療情報が測定される。そして、第3状態において、第1期間及び第2期間に亘って測定された治療情報を含む表示情報が医療機関端末110に表示され、担当医によって患者の症状が確認される。
図1(a)に示す第1状態では、表示情報生成システム100は、測定装置101と、医療機関端末110と、表示情報生成装置1とを有し、測定装置101等が測定した患者に関連する治療情報を、表示情報生成装置1を介して医療機関端末110に表示する。測定装置101及び表示情報生成装置1は携帯電話網120を介して接続され、医療機関端末110及び表示情報生成装置1はインターネット等の通信ネットワーク130を介して接続される。
測定装置101は、CPAP装置等の患者に関連する治療情報を測定する測定装置であり、測定した治療情報、及び測定した測定日を、測定装置101を識別する機種識別子に関連付けて携帯電話網120を介して表示情報生成装置1に出力する。機種識別子は、測定装置101を製造した製造業者を示す製造業者情報、測定装置101の機種を示す機種情報、測定装置101のロット番号を示すロット番号情報、及び機種固有の番号であるシリアル番号を示すシリアル番号情報等を含む。なお、機種識別子は、製造業者情報、機種情報、ロット番号情報、及びシリアル番号情報以外の情報を含んでもよく、製造業者情報、機種情報、ロット番号情報、及びシリアル番号情報の全てを含んでいなくてもよい。測定装置101は、測定した治療情報を所定の周期毎に表示情報生成装置1に出力する。例えば、測定装置101は、1日に1回、所定の出力時刻に治療情報を出力する。図1では、単一の測定装置101のみが記載されるが、表示情報生成システム100は、複数の患者のそれぞれに関連する治療情報が測定され、治療情報を測定する複数の測定装置が接続される。測定装置101は、第1期間に亘って患者に関連する治療情報を測定した後に、測定装置102に交換される。
医療機関端末110は、パーソナルコンピュータ、及びタブレット端末等の表示情報生成装置1が生成した表示情報を表示可能な電子機器であり、病院等の医療機関に設置され、患者の治療を担当する担当医によって操作される。
表示情報生成装置1は、記憶部及び処理部を有するサーバ等の電子計算機であり、測定装置101等から入力された治療情報から医療機関端末110に表示される表示情報を生成する。表示情報生成装置1は、測定装置101から入力された治療情報を、機種識別子と共に入力された日時を示す入力日時情報に関連付けて記憶する。また、表示情報生成装置1は、測定装置101を識別する機種識別子を、測定装置101から入力された患者識別子に関連付けて記憶する。
図1(b)に示す第2状態では、測定装置101は、測定装置102に交換される。測定装置102以外の表示情報生成システム100の構成要素は、既に説明しているので、ここでは詳細な説明は省略する。
測定装置102は、第1期間の経過後に測定装置101から交換された装置であり、測定装置101が測定する治療情報と同様な治療情報を測定する装置であるが、機種が測定装置101と相違する。一例では、測定装置102は、測定装置101と製造業者が相違する。他の例では、測定装置102は、測定装置101と製造業者は同一であるが、測定装置101と機種が相違する。例えば、測定装置102は、測定装置101の後継機種である。測定装置102は、測定装置101と同様に、測定した治療情報を測定装置102を識別する機種識別子に関連付けて通信ネットワーク130を介して表示情報生成装置1に出力する。測定装置102は、測定装置101から交換された後、第2期間に亘って患者に関連する治療情報を測定する。第2期間の最終日は、担当医が患者を診療する日の前日又は当日等の担当医が患者の治療情報を確認するために、表示情報生成装置1が表示情報を生成する日にちである。
図1(c)に示す第3状態では、表示情報生成装置1が生成した表示情報は、医療機関端末110に表示される。患者を診断する担当医は、医療機関端末110に表示された表示情報140に基づいて、患者の症状を診断する。
まず、医療機関端末110は、第1期間及び第2期間に亘って測定された治療情報を含む表示情報を表示することを示す表示指示を表示情報生成装置1に出力する。表示情報生成装置1は、医療機関端末110から表示指示が入力されると、第1期間及び第2期間に亘って治療情報を測定した測定装置の機種が単一であるか否かを判定する。第1期間では測定装置101が治療情報を測定し、第2期間では測定装置102が治療情報を測定するので、表示情報生成装置1は、第1期間及び第2期間に亘って治療情報を測定した測定装置の機種が単一ではないと判定する。表示情報生成装置1は、単一の測定装置によって治療情報が測定されたと判定されたときに生成する第1表示形式と異なる第2表示形式によって表示される第2表示情報を表示情報140として生成する。
表示情報生成装置1は、第1期間において測定装置101によって測定された治療情報141の表示態様と、第2期間において測定装置102によって測定された治療情報142の表示態様とが異なるように第2表示情報を生成する。表示情報生成装置1は、例えば、最新の治療情報を測定した測定装置102によって測定された治療情報を表示し、且つ測定装置101によって測定された治療情報を表示しないように、第2表示情報を生成する。また、表示情報生成装置1は、担当医が確認するために選択した治療情報を表示し、且つ担当医が選択しなかった治療情報を表示しないように、第2表示情報を生成する。さらに、表示情報生成装置1は、測定装置101によって測定された治療情報141を第1形式で表示し、且つ測定装置102によって測定された治療情報142を第1形式と異なる第2形式で表示するように、第2表示情報を生成する。
表示情報生成装置1は、測定装置101によって測定された治療情報141の表示態様と、測定装置102によって測定された治療情報142の表示態様とが異なるように第2表示情報を表示情報140として生成する。表示情報生成装置1は、交換した前後の測定装置のそれぞれで測定された治療情報を表示態様が異なるように表示情報を生成するので、測定装置を交換することによる治療情報の変化が患者の症状の変化と誤認されるおそれを低くすることができる。
(第1実施形態に係る表示情報生成装置の構成及び機能)
図2は第1実施形態に係る表示情報生成装置を有する表示情報生成システム100のブロック図であり、図2(a)は第1状態を示す図であり、図2(b)は第1状態に続く第2状態を示す図である。
表示情報生成システム100は、複数の測定装置101a〜101nと、医療機関端末110a〜110mと、表示情報生成装置1とを有する。表示情報生成システム100において、測定装置101bは、第1期間の経過後に測定装置102bに交換される。測定装置102bは、測定装置101bと交換された後に、測定装置101bが治療情報を測定していた患者の治療情報を第2期間に亘って測定する。複数の測定装置101a〜101n及び測定装置102のそれぞれは、基地局121a〜121nを介して携帯電話網120に接続される。
複数の測定装置101a〜101n及び102bのそれぞれは、CPAP装置であり、患者に関連する治療情報を測定する。複数の測定装置101a〜101n及び102bのそれぞれによって測定される治療情報は、合計使用時間、圧力、リーク、及びAHI等の種々の指標である。治療情報に含まれる合計使用時間は、患者が測定装置を使用した1日当たりの合計時間を示し、圧力は呼吸用気体の圧力を示し、リークはCPAP装置のマスクからの漏れ量を示し、AHIは無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index)を示す。
複数の測定装置101a〜101n及び102bのそれぞれは、測定した治療情報を所定の周期毎に表示情報生成装置1に携帯電話網120を介して出力する。例えば、複数の測定装置101a〜101n及び102bのそれぞれは、1日に1回、所定の出力時刻に治療情報を出力する。複数の測定装置101a及び101c〜101nのそれぞれは、第1期間及び第2期間に亘って患者に関連する治療情報を測定する。測定装置101bは、第1期間に亘って患者に関連する治療情報を測定した後に、測定装置102bに交換される。測定装置102bは、第2期間に亘って患者に関連する治療情報を測定する。
図3は、表示情報生成装置1のブロック図である。
表示情報生成装置1は、電話網通信部11と、通信網通信部12と、サーバ記憶部13と、サーバ入力部14と、サーバ出力部15と、サーバ処理部20とを有するサーバである。電話網通信部11、通信網通信部12、サーバ記憶部13、サーバ入力部14、サーバ出力部15、及びサーバ処理部20は、バス16を介して互いに接続される。
電話網通信部11は、SLIP及びPPOP等のデータリンクプロトコルを実行可能な通信インターフェース回路を有する。電話網通信部11は、携帯電話網120を介して複数の測定装置101a〜101n及び102b等と通信を行う。
通信網通信部12は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。通信網通信部12は、通信ネットワーク130を介して医療機関端末110a〜110m等と通信を行う。
サーバ記憶部13は、例えば、半導体記憶装置、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。サーバ記憶部13は、サーバ処理部20での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部13は、複数の測定装置101a〜101n及び102bのそれぞれから取得した治療情報から表示情報を生成する表示情報生成処理をサーバ処理部20に実行させるための表示情報生成プログラム等を記憶する。表示情報生成プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部13にインストールされてもよい。また、サーバ記憶部13は、治療情報テーブル131等の表示情報生成処理で使用される種々のデータを記憶する。また、サーバ記憶部13は、患者の氏名と、患者が使用する測定装置を識別する機種識別子とを患者を識別する患者識別子に関連付けて記憶する。
図4は、治療情報テーブル131を示す図である。
治療情報テーブル131は、患者の指名、患者が使用する測定装置を識別する機種識別子、治療情報を測定した測定日、並びに合計使用時間、圧力、リーク、及びAHI等の指標である治療情報を、患者を識別する患者識別子に関連付けて記憶する。患者識別子「Pxxxx1」に対応する患者の氏名は「加藤一郎」であり、治療情報は2017年3月5日から2018年7月30日まで取得されている。患者識別子「Pxxxx2」に対応する患者の氏名は「小林三子」であり、治療情報は2016年12月23日から2018年7月30日まで取得されている。
患者識別子「Pxxxx1」に関連付けられる機種IDは機種「A01」、シリアル番号「SAxxx1」のみであるので、患者識別子「Pxxxx1」に対応する患者「加藤一郎」の治療情報は、単一の測定装置により測定されている。一方、患者識別子「Pxxxx2」に関連付けられる機種IDは機種「B01」、シリアル番号「SBxxx2」及び機種「A01」、シリアル番号「SAxxx2」の2つである。患者識別子「Pxxxx2」に対応する患者「小林三子」の治療情報は、機種「B01」、シリアル番号「SBxxx2」及び機種「A01」、シリアル番号「SAxxx2」のそれぞれで識別される2つの測定装置により測定される。患者識別子「Pxxxx2」に対応する患者「小林三子」の治療情報は、2016年12月23日から2018年7月19日までの間、機種「B01」、シリアル番号「SBxxx2」で識別される測定装置により測定される。また、患者識別子「Pxxxx2」に対応する患者「小林三子」の治療情報は、2018年7月20日から2018年7月30日までの間、機種「A01」、シリアル番号「SAxxx2」で識別される測定装置により測定される。
治療情報テーブル131は、測定装置から送信される機種識別子、測定日及び治療情報と、サーバ記憶部13に記憶される患者識別子及び機種識別子とを、機種識別子を介して結合することで生成される。
サーバ入力部14は、データの入力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル、キーボード等である。オペレータは、サーバ入力部14を用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。サーバ入力部14は、オペレータにより操作されると、その操作に対応する信号を生成する。そして、生成された信号は、オペレータの指示として、サーバ処理部20に供給される。
サーバ出力部15は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。サーバ出力部15は、サーバ処理部20から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。また、サーバ出力部15は、紙などの表示媒体に、映像、画像又は文字等を印刷する出力装置であってもよい。
サーバ処理部20は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。サーバ処理部20は、表示情報生成装置1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ処理部20は、サーバ記憶部13に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部20は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行できる。
サーバ処理部20は、表示指示取得部21と、機種情報取得部22と、機種判定部23と、表示情報生成部24と、表示情報出力部25とを有する。表示情報生成部24は、情報判定部240と、第1表示情報生成部241と、機種抽出部242と、最新機種決定部243と、第2表示情報生成部244とを有する。これらの各部は、サーバ処理部20が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして表示情報生成装置1に実装されてもよい。
図5は、医療機関端末110aのブロック図である。医療機関端末110b〜医療機関端末110mのそれぞれは、医療機関端末110aと同様の構成及び機能を有するので、ここでは詳細な説明は省略する。
医療機関端末110aは、端末通信部111と、端末記憶部112と、端末入力部113と、端末出力部114と、端末処理部115とを有する端末装置である。端末通信部111、端末記憶部112、端末入力部113、端末出力部114、及び端末処理部115は、バス119を介して互いに接続される。
端末通信部111は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。端末通信部111は、通信ネットワーク130を介して表示情報生成装置1等と通信を行う。
端末記憶部112は、例えば、半導体記憶装置、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。端末記憶部112は、端末処理部115での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部112は表示情報生成装置1から取得した表示情報を表示する表示処理を端末処理部115に実行させるための表示プログラム等を記憶する。表示プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部112にインストールされてもよい。
端末入力部113は、データの入力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル、キーボード等である。担当医は、端末入力部113を用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。端末入力部113は、担当医により操作されると、その操作に対応する信号を生成する。そして、生成された信号は、担当医の指示として、端末処理部115に供給される。
端末出力部114は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。端末出力部114は、サーバ処理部20から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。また、端末出力部114は、紙などの表示媒体に、映像、画像又は文字等を印刷する出力装置であってもよい。
端末処理部115は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。端末処理部115は、医療機関端末110aの全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。端末処理部115は、端末記憶部112に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部115は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行できる。
端末処理部115は、指示出力部116と、情報取得部117と、表示指示部とを有する。これらの各部は、端末処理部115が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして医療機関端末110aに実装されてもよい。
(第1実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理)
図6は、表示情報生成システム100による表示情報生成処理のシーケンス図である。図6に示す表示情報生成処理は、表示情報生成装置1と医療機関端末110aとの間で実行される場合を示すが、表示情報生成装置1と医療機関端末110b〜110mとの間で実行される場合も、同様な処理が実行される。
まず、指示出力部116は、担当医による端末入力部113による入力に応じた表示指示を表示情報生成装置1に出力する(S101)。表示指示は、複数回に亘って測定された治療情報を含む表示情報を表示することを示すものであり、種々の指示を含む。表示指示は、表示情報に含まれる治療情報が何れの指標であるかを示す指示を含む。また、表示指示は、表示情報に含まれる治療情報が何れの患者識別子に関連付けられたものであるかを示す指示を含む。また、表示指示は、表示情報が、複数の日にちに亘る治療情報を示す期間比較情報、複数の患者に関連する治療情報を示す患者比較情報、及び所定の期間に亘って測定された治療情報を演算した指標の何れかであるかを示す指示を含む。また、表示指示は、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間、及び治療情報に関連付けられた患者に対応する患者識別子を含む。また、表示指示は、表示情報が、所定の期間に亘って測定された指標の平均値、標準偏差等の測定された指標を演算した指標を表示することを示す指示を含む。
次いで、表示指示取得部21は、S101の処理によって指示出力部116から出力された表示指示を取得する(S102)。次いで、機種情報取得部22は、機種テーブル131を参照して、表示指示において表示することが指示された治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する(S103)。例えば、表示情報に含まれる治療情報が患者識別子「Pxxxx1」に関連付けられたものであるとき、機種情報取得部22は、機種識別子「A01」を示す機種情報を取得する。また、表示情報に含まれる治療情報が患者識別子「Pxxxx2」に関連付けられたものであるとき、機種情報取得部22は、機種識別子「A01」及び機種識別子「B01」を示す機種情報を取得する。また、表示情報に含まれる治療情報が患者識別子「Pxxxx2」及び機種識別子「A01」を示す機種情報に関連付けられたものであるとき、機種情報取得部22は、機種識別子「A01」を示す機種情報を取得する。
機種判定部23は、表示指示が期間比較情報を含むとき、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する。また、機種判定部23は、表示指示が患者比較情報を含むとき、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する。また、機種判定部23は、表示指示が治療情報を演算した指標を含むとき、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する。
次いで、機種判定部23は、S103の処理で取得された機種情報に対応する機種が単一であるか否かを判定する(S104)。表示情報に含まれる治療情報が患者識別子「Pxxxx1」に関連付けられたものであるとき、機種判定部23は、S103の処理で取得された機種情報に対応する機種は、「A01」のみであり、単一であると判定する。一方、表示情報に含まれる治療情報が患者識別子「Pxxxx2」に関連付けられたものであるとき、機種判定部23は、S103の処理で取得された機種情報に対応する機種は、「A01」及び「B01」であり、単一ではないと判定する。
機種判定部23は、S103の処理で取得された機種情報に応じた測定日及び患者等の範囲で、機種情報に対応する機種が単一であるか否かを判定する。例えば、機種判定部23は、表示指示が期間比較情報を含むとき、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において治療情報を測定した測定装置の機種が単一であるか否かを判定する。また、機種判定部23は、表示指示が患者比較情報を含むとき、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であるか否かを判定する。また、機種判定部23は、表示指示が治療情報を演算した指標を含むとき、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であるか否かを判定する。
次いで、表示情報生成部24は、S104の処理における機種判定部23の判定結果に応じて、表示情報を生成する(S105)。表示情報生成部24は、S104の処理において機種判定部23によって機種が単一であると判定されたときに、第1表示形式によって表示される第1表示情報を表示情報として生成する。一方、表示情報生成部24は、S104の処理において機種判定部23によって機種が単一ではないと判定されたときに、第1表示形式と異なる第2表示形式によって表示される第2表示情報を表示情報として生成する。
次いで、表示情報出力部25は、S105の処理において表示情報生成部24によって生成された表示情報を出力する(S106)。すなわち、表示情報出力部25は、表示情報を医療機関端末110aに送信する。次いで、情報取得部117は、S106の処理によって表示情報出力部25から出力された表示情報を取得する(S107)。そして、表示指示部118は、S107の処理によって情報取得部117によって取得された表示情報を含む表示指示を端末出力部114に出力する(S108)。端末出力部114は、表示情報に対応する画像を表示する。
図7は、S105のより詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、情報判定部240は、S102の処理において取得された表示指示に、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S201)。情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S201−YES)と、S104の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S202)。情報判定部240は、S104の処理における機種判定部23による判定結果が、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において治療情報を測定した測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する。
S202の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S202−YES)と、第1表示情報生成部241は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S203)。次いで、処理はS207に進む。
S202の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S202−NO)と、機種抽出部242は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S204)。次いで、最新機種決定部243は、機種抽出部242によって抽出された機種の中で、最新の治療情報を測定した測定装置の機種である最新機種を決定する(S205)。次いで、第2表示情報生成部244は、機種抽出部242によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S206)。具体的には、第2表示情報生成部244は、最新機種によって測定された治療情報を表示し、且つ最新機種以外の機種によって測定された治療情報を表示しないように、第2表示情報を生成する。次いで、処理はS207に進む。
図8(a)はS203の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図8(b)はS206の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報801は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。第1表示情報801は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報802は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。機種抽出部242は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの治療情報のそれぞれを測定した機種を、「圧力」と関連付けて抽出する。機種抽出部242は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「B01」を2018年7月1日から2018年7月19日までの「圧力」に関連付けて抽出する。併せて、機種抽出部242は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「A01」を2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」に関連付けて抽出する。最新機種決定部243は、最新の日にちである2018年7月30日に関連付けられて抽出された機種識別子「A01」に対応する測定装置102bを最新機種に決定する。第2表示情報生成部244は、機種識別子「A01」に対応する測定装置102bによって測定された2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」を表示するように、第2表示情報802を生成する。
情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S201−NO)と、S102の処理において取得された表示指示に、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S207)。情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S207−YES)と、S104の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S208)。情報判定部240は、S104の処理における機種判定部23による判定結果が、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する。
S208の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S208−YES)と、第1表示情報生成部241は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S209)。次いで、処理はS211に進む。
S208の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S208−NO)と、第2表示情報生成部244は、治療情報を空白とした第2表示情報を生成する(S210)。次いで、処理はS211に進む。
図9(a)はS209の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図9(b)はS210の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報901は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」及び患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月30日の「圧力」を示す。第1表示情報901は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
2018年7月1日の時点では、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」が使用する測定装置の機種「A01」と、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」が使用する測定装置の機種「B01」とは、相違する。第2表示情報生成部244は、異なる機種で測定された「圧力」が含まれるため、「圧力」を空白とした第2表示情報を生成する。
情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S207−NO)と、S102の処理において取得された表示指示に、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S211)。情報判定部240は、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S211−YES)と、S104の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S212)。情報判定部240は、S104の処理における機種判定部23による判定結果が、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する。
S212の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S212−YES)と、第1表示情報生成部241は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S213)。そして、処理は終了する。
S212の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S212−NO)と、機種抽出部242は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S214)。次いで、最新機種決定部243は、機種抽出部242によって抽出された機種の中で、最新の治療情報を測定した測定装置の機種である最新機種を決定する(S215)。次いで、第2表示情報生成部244は、最新機種決定部243によって最新機種に決定された機種に対応する測定装置によって測定された治療情報に第2表示情報を生成する(S216)。具体的には、第2表示情報生成部244は、最新機種によって測定された治療情報から演算された指標を含むように、第2表示情報を生成する。そして、処理は終了する。
図10(a)はS213の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図10(b)はS216の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報1001は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。第1表示情報1001は、S102の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報1002は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。機種抽出部242は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの治療情報のそれぞれを測定した機種を、「圧力」と関連付けて抽出する。機種抽出部242は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「B01」を2018年7月1日から2018年7月19日までの「圧力」に関連付けて抽出する。併せて、機種抽出部242は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「A01」を2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」に関連付けて抽出する。最新機種決定部243は、最新の日にちである2018年7月30日に関連付けられて抽出された機種識別子「A01」に対応する測定装置102bを最新機種に決定する。第2表示情報生成部244は、機種識別子「A01」に対応する測定装置102bによって測定された2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を表示するように、第2表示情報1002を生成する。
情報判定部240によって表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていないと判定される(S211−NO)と、処理は終了する。
(表示情報生成装置1の作用効果)
表示情報生成装置1は、交換された測定装置101bで測定された治療情報を表示しないように表示情報を生成するので、測定装置101bを測定装置102bへ交換することによる治療情報の変化が患者の症状の変化と誤認されるおそれを低くすることができる。
(第2実施形態に係る表示情報生成装置の構成及び機能)
図11は、第2実施形態に係る表示情報生成装置のブロック図である。表示情報生成装置2は、表示情報生成システム100において、第1実施形態に係る表示情報生成装置1の代わりに配置される。表示情報生成装置2は、携帯電話網120を介して複数の測定装置101a〜101n及び測定装置102等に通信可能に接続される。また、表示情報生成装置2は、通信ネットワーク130を介して医療機関端末110a〜110m等に通信可能に接続される。
表示情報生成装置2は、サーバ処理部30をサーバ処理部20の代わりに有することが表示情報生成装置1と相違する。サーバ処理部30以外の表示情報生成装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された表示情報生成装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
サーバ処理部30は、表示情報生成部34を表示情報生成部24の代わりに有することがサーバ処理部20と相違する。表示情報生成部34以外のサーバ処理部30の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたサーバ処理部20の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
表示情報生成部34は、情報判定部340と、第1表示情報生成部341と、機種抽出部342と、選択確認情報出力部343と、選択指示取得部344と、第2表示情報生成部345とを有する。これらの各部は、サーバ処理部30が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして表示情報生成装置2に実装されてもよい。
(第2実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理)
図12は、表示情報生成装置2を表示情報生成装置1の代わりに有する第2実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理のシーケンス図である。図12に示す表示情報生成処理は、表示情報生成装置2と医療機関端末110aとの間で実行される場合を示すが、表示情報生成装置2と医療機関端末110b〜110mとの間で実行される場合も、同様な処理が実行される。
まず、指示出力部116は、担当医による端末入力部113による入力に応じた表示指示を表示情報生成装置2に出力する(S301)。次いで、表示指示取得部21は、S301の処理によって指示出力部116から出力された表示指示を取得する(S302)。次いで、機種情報取得部22は、機種テーブル131を参照して、表示指示において表示することが指示された治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する(S303)。次いで、機種判定部23は、S303の処理で取得された機種情報に対応する機種が単一であるか否かを判定する(S304)。機種判定部23によって機種情報に対応する機種が単一であると判定される(S304−YES)と、処理はS310に進む。
機種判定部23によって機種情報に対応する機種が単一ではないと判定される(S304−NO)と、選択確認情報出力部343は、何れの機種に関連付けられた治療情報を表示するかを選択する表示を示す選択確認情報を出力する(S305)。選択確認情報出力部343は、選択確認情報を医療機関端末110aに送信する。
次いで、情報取得部117は、S305の処理において選択確認情報出力部343によって出力された選択確認情報を取得する(S306)。次いで、表示指示部118は、S206の処理によって情報取得部117によって取得された選択確認情報を含む表示指示を端末出力部114に出力する(S307)。端末出力部114は、選択確認情報に対応する画像を表示する。
次いで、指示出力部116は、何れの機種に関連付けられた治療情報を表示するかを示す選択指示を表示情報生成装置2に出力する(S308)。選択指示は、選択確認情報に対応する画像を視認した担当医による端末入力部113による入力に応じた指示である。次いで、選択指示取得部344は、S308の処理によって指示出力部116から出力された選択指示を取得する(S309)。
次いで、表示情報生成部34は、S304の処理における機種判定部23の判定結果に応じて、表示情報を生成する(S310)。表示情報生成部34は、S304の処理において機種判定部23によって機種が単一であると判定されたときに、第1表示形式によって表示される第1表示情報を表示情報として生成する。第1表示情報は、S309の処理において取得した選択指示に応じて変化しない情報である。一方、表示情報生成部34は、S304の処理において機種判定部23によって機種が単一ではないと判定されたときに、第1表示形式と異なる第2表示形式によって表示される第2表示情報を表示情報として生成する。第2表示情報は、選択指示に応じた情報である。
次いで、表示情報出力部25は、S310の処理において表示情報生成部24によって生成された表示情報を出力する(S311)。すなわち、表示情報出力部25は、表示情報を医療機関端末110aに送信する。次いで、情報取得部117は、S311の処理によって表示情報出力部25から出力された表示情報を取得する(S312)。そして、表示指示部118は、S312の処理によって情報取得部117によって取得された表示情報を含む表示指示を端末出力部114に出力する(S313)。端末出力部114は、表示情報に対応する画像を表示する。
図13は、S310のより詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、情報判定部240は、S302の処理において取得された表示指示に、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S401)。情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S401−YES)と、S304の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S402)。
S402の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S402−YES)と、第1表示情報生成部341は、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S403)。次いで、処理はS406に進む。
S402の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S402−NO)と、機種抽出部342は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S404)。次いで、第2表示情報生成部244は、機種抽出部342によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S405)。具体的には、第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された治療情報を表示し、且つ選択指示によって表示されることが示されなかった治療情報を表示しないように、第2表示情報を生成する。次いで、処理はS406に進む。
図14(a)は、S403の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図である。図14(b)はS405の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。図14(c)はS405の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の他の例を示す図である。
第1表示情報1401は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。第1表示情報1401は、第1実施形態における第1表示情報801と同様に、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報1402は、選択指示が、機種識別子「A01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「A01」に関連付けられた治療情報を表示するように、第2表示情報1402を生成する。一方、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「B01」に関連付けられた治療情報を表示しないように、第2表示情報1402を生成する。
第2表示情報1403は、選択指示が、機種識別子「B01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「B01」に関連付けられた治療情報を表示するように、第2表示情報1403を生成する。一方、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「A01」に関連付けられた治療情報を表示しないように、第2表示情報1403を生成する。
情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S401−NO)と、S302の処理において取得された表示指示に、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S406)。情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S406−YES)と、S304の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S407)。
S406の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S407−YES)と、第1表示情報生成部341は、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S408)。次いで、処理はS411に進む。
S407の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S407−NO)と、機種抽出部342は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S409)。次いで、第2表示情報生成部345は、機種抽出部342によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S410)。具体的には、第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された治療情報を表示し、且つ選択指示によって表示されることが示されなかった治療情報を表示しないように、第2表示情報を生成する。次いで、処理はS411に進む。
図15(a)は、S408の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図である。図15(b)はS410の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図15(c)はS410の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の他の例を示す図である。
第1表示情報1501は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」及び患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月30日の「圧力」を示す。第1表示情報1501は、第1実施形態における第1表示情報901と同様に、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報1502は、選択指示が、機種識別子「A01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの「加藤一郎」及び「小林三子」の2018年7月1日の「圧力」を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「A01」に関連付けられた「加藤一郎」の治療情報を表示するように、第2表示情報1502を生成する。一方、第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「B01」に関連付けられた「小林三子」の治療情報を表示しないように、第2表示情報1502を生成する。
第2表示情報1503は、選択指示が、機種識別子「B01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの「加藤一郎」及び「小林三子」の2018年7月1日の「圧力」を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「B01」に関連付けられた「小林三子」の治療情報を表示するように、第2表示情報1503を生成する。一方、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「A01」に関連付けられた「加藤一郎」の治療情報を表示しないように、第2表示情報1503を生成する。
情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S406−NO)と、S302の処理において取得された表示指示に、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S411)。情報判定部240は、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S411−YES)と、S304の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S412)。情報判定部240は、S304の処理における機種判定部23による判定結果が、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する。
S412の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S412−YES)と、第1表示情報生成部341は、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S413)。そして、処理は終了する。
S412の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S412−NO)と、機種抽出部342は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S414)。次いで、第2表示情報生成部244は、機種抽出部342によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S415)。具体的には、第2表示情報生成部244は、選択指示によって表示されることが示された治療情報から演算された指標を含むように、第2表示情報を生成する。そして、処理は終了する。
図16(a)は、S413の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図である。図16(b)はS415の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図16(c)はS415の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の他の例を示す図である。
第1表示情報1601は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。第1表示情報1601は、S302の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報1602は、選択指示が、機種識別子「B01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「B01」に関連付けられた2018年7月1日から2018年7月19日までの「小林三子」の「圧力」の平均値を表示するように、第2表示情報1602を生成する。一方、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「A01」に関連付けられた2018年7月20日から2018年7月30日までの「小林三子」の「圧力」は、平均値の演算に使用されない。
第2表示情報1603は、選択指示が、機種識別子「A01」に関連付けられた治療情報を表示することを示すときの「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。第2表示情報生成部345は、選択指示によって表示されることが示された機種識別子「A01」に関連付けられた2018年7月20日から2018年7月30日までの「小林三子」の「圧力」の平均値を表示するように、第2表示情報1602を生成する。一方、選択指示によって表示されることが示されなかった機種識別子「B01」に関連付けられた2018年7月1日から2018年7月19日までの「小林三子」の「圧力」は、平均値の演算に使用されない。
情報判定部240によって表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていないと判定される(S411−NO)と、処理は終了する。
(表示情報生成装置2の作用効果)
表示情報生成装置2は、選択指示に応じた治療情報を表示するように表示情報を生成するので、測定装置101bを測定装置102bへ交換することによる治療情報の変化が患者の症状の変化と誤認されるおそれを低くすることができる。
(第3実施形態に係る表示情報生成装置の構成及び機能)
図17は、第3実施形態に係る表示情報生成装置のブロック図である。表示情報生成装置3は、表示情報生成システム100において、第1実施形態に係る表示情報生成装置1の代わりに配置される。表示情報生成装置3は、携帯電話網120を介して複数の測定装置101a〜101n及び測定装置102等に通信可能に接続される。また、表示情報生成装置3は、通信ネットワーク130を介して医療機関端末110a〜110m等に通信可能に接続される。
表示情報生成装置3は、サーバ処理部40をサーバ処理部20の代わりに有することが表示情報生成装置1と相違する。サーバ処理部40以外の表示情報生成装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された表示情報生成装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
サーバ処理部40は、表示情報生成部44を表示情報生成部24の代わりに有することがサーバ処理部20と相違する。表示情報生成部44以外のサーバ処理部40の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたサーバ処理部20の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
表示情報生成部44は、情報判定部440と、第1表示情報生成部441と、機種抽出部442と、第2表示情報生成部443とを有する。これらの各部は、サーバ処理部40が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして表示情報生成装置3に実装されてもよい。
(第3実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理)
図18は、表示情報生成装置3を表示情報生成装置1の代わりに有する第2実施形態に係る表示情報生成システムによる表示情報生成処理のシーケンス図である。図18に示す表示情報生成処理は、表示情報生成装置3と医療機関端末110aとの間で実行される場合を示すが、表示情報生成装置3と医療機関端末110b〜110mとの間で実行される場合も、同様な処理が実行される。
まず、指示出力部116は、担当医による端末入力部113による入力に応じた表示指示を表示情報生成装置3に出力する(S501)。次いで、表示指示取得部21は、S501の処理によって指示出力部116から出力された表示指示を取得する(S502)。次いで、機種情報取得部22は、機種テーブル131を参照して、表示指示において表示することが指示された治療情報を測定した測定装置の機種を示す機種情報を取得する(S503)。次いで、機種判定部23は、S503の処理で取得された機種情報に対応する機種が単一であるか否かを判定する(S504)。
次いで、表示情報生成部44は、S504の処理における機種判定部23の判定結果に応じて、表示情報を生成する(S505)。表示情報生成部44は、S504の処理において機種判定部23によって機種が単一であると判定されたときに、第1表示形式によって表示される第1表示情報を表示情報として生成する。一方、表示情報生成部44は、S504の処理において機種判定部23によって機種が単一ではないと判定されたときに、第1表示形式と異なる第2表示形式によって表示される第2表示情報を表示情報として生成する。
次いで、表示情報出力部25は、S505の処理において表示情報生成部24によって生成された表示情報を出力する(S506)。すなわち、表示情報出力部25は、表示情報を医療機関端末110aに送信する。次いで、情報取得部117は、S311の処理によって表示情報出力部25から出力された表示情報を取得する(S507)。そして、表示指示部118は、S507の処理によって情報取得部117によって取得された表示情報を含む表示指示を端末出力部114に出力する(S508)。端末出力部114は、表示情報に対応する画像を表示する。
図13は、S505のより詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、情報判定部240は、S502の処理において取得された表示指示に、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S601)。情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S601−YES)と、S504の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S602)。
S602の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S602−YES)と、第1表示情報生成部441は、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S603)。次いで、処理はS606に進む。
S602の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S602−NO)と、機種抽出部442は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S604)。次いで、第2表示情報生成部244は、機種抽出部442によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S605)。次いで、処理はS606に進む。
図20(a)は、S603の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図20(b)はS605の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報2001は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。第1表示情報2001は、第1実施形態における第1表示情報801と同様に、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報2002は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の「圧力」の2018年7月1日から2018年7月30日までの経時変化を示す。機種抽出部442は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの治療情報のそれぞれを測定した機種を、「圧力」と関連付けて抽出する。機種抽出部442は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「B01」を2018年7月1日から2018年7月19日までの「圧力」に関連付けて抽出する。併せて、機種抽出部442は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「A01」を2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」に関連付けて抽出する。第2表示情報生成部443は、2018年7月1日から2018年7月19日までの「圧力」を示すグラフを黒塗りにし、2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」を示すグラフを白塗りにして第2表示情報2002を生成する。
情報判定部240は、表示情報が期間比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S601−NO)と、S502の処理において取得された表示指示に、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S606)。情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S606−YES)と、S504の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S607)。
S607の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S607−YES)と、第1表示情報生成部341は、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S608)。次いで、処理はS611に進む。
S607の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S607−NO)と、機種抽出部442は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S609)。次いで、第2表示情報生成部443は、機種抽出部442によって抽出された機種毎に、治療情報を表示する表示態様が異なるように第2表示情報を生成する(S610)。次いで、処理はS611に進む。
図21(a)はS608の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図21(b)はS610の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報2101は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」及び患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月30日の「圧力」を示す。第1表示情報1501は、第1実施形態における第1表示情報901と同様に、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報2102は、患者識別子「Pxxxx1」及び「Pxxxx2」で識別される「加藤一郎」及び「小林三子」の2018年7月1日の「圧力」を示す。第2表示情報生成部443は、機種識別子「A01」に関連付けられた「加藤一郎」の治療情報をゴシック形式の書体で表示するように、第2表示情報2102を生成する。一方、第2表示情報生成部443は、機種識別子「B01」に関連付けられた「小林三子」の治療情報をイタリック形式の書体で表示するように、第2表示情報2102を生成する。
情報判定部240は、表示情報が患者比較情報を含むことを示す指示が含まれていないと判定する(S606−NO)と、S502の処理において取得された表示指示に、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれているか否かを判定する(S611)。情報判定部240は、表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていると判定する(S611−YES)と、S504の処理における機種判定部23の判定結果が測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する(S611)。情報判定部240は、S504の処理における機種判定部23による判定結果が、表示情報に含まれる治療情報が測定された期間において、表示情報に含まれる患者に関連付けられた治療情報を測定した測定装置の機種が単一であることを示すか否かを判定する。
S612の処理において測定装置の機種が単一であることを示すと判定される(S612−YES)と、第1表示情報生成部341は、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、第1表示情報を生成する(S613)。そして、処理は終了する。
S612の処理において測定装置の機種が単一ではないことを示すと判定される(S612−NO)と、機種抽出部442は、治療情報のそれぞれを測定した機種を、治療情報と関連付けて抽出する(S614)。次いで、第2表示情報生成部443は、機種抽出部442によって抽出された機種毎に演算した指標を表示するように第2表示情報を生成する(S615)。そして、処理は終了する。
図22(a)はS613の処理により生成される第1表示情報に対応する画像の一例を示す図であり、図22(b)はS615の処理により生成される第2表示情報に対応する画像の一例を示す図である。
第1表示情報2201は、患者識別子「Pxxxx1」で識別される「加藤一郎」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。第1表示情報2201は、S502の処理において取得された表示指示に基づいて、生成される。
第2表示情報2202は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの「圧力」の平均値を示す。機種抽出部442は、患者識別子「Pxxxx2」で識別される「小林三子」の2018年7月1日から2018年7月30日までの治療情報のそれぞれを測定した機種を、「圧力」と関連付けて抽出する。機種抽出部442は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「B01」を2018年7月1日から2018年7月19日までの「圧力」に関連付けて抽出する。併せて、機種抽出部442は、機種テーブル131を参照して、機種識別子「A01」を2018年7月20日から2018年7月30日までの「圧力」に関連付けて抽出する。第2表示情報生成部443は、測定装置101bによって測定された「圧力」の平均値、及び測定装置102bによって測定された「圧力」の平均値の双方を表示するように、第2表示情報1002を生成する。
情報判定部240によって表示指示が治療情報を演算した指標を含むことを示す指示が含まれていないと判定される(S611−NO)と、処理は終了する。
(表示情報生成装置3の作用効果)
表示情報生成装置3は、異なる測定装置で測定された治療情報を異なる表示態様で表示するように表示情報を生成するので、測定装置101bを測定装置102bへ交換することによる治療情報の変化が患者の症状の変化と誤認されるおそれを低くすることができる。また、表示情報生成装置3が生成する表示情報は、担当医が異なる機種のデータと認識しながらデータを比較することが出来るため、機種による使用状況の変化、すなわちコンプライアンスを比較して、患者に合った機種を選択し易くなる。
(実施形態に係る表示情報生成システムの変形例)
表示情報生成装置1〜3は、期間比較情報、患者比較情報及び治療情報を演算した指標を別個に表示する表示情報を生成する。しかしながら、実施形態に係る表示情報生成装置は、期間比較情報、患者比較情報及び治療情報を演算した指標を併せて表示する表示情報を生成してもよい。表示情報は、例えば、複数の患者の7日間又は30日間に亘る複数の指標を表示する患者一覧情報、並びに単一の患者の30日に亘る複数の指標及び指標の演算値を表示するサマリグラフ及びグラフレポートであってもよい。また、表示情報は、単一の患者の1年間に亘る複数の指標の変化を示す療養グラフ、複数の患者の1月当たりの複数の患者の複数の指標を表示する月次レポートであってもよい。実施形態に係る表示情報生成装置は、例えば、複数の患者の所定の期間に亘る複数の指標を表示する患者一覧情報において、交換前の測定装置によって測定された治療情報を示す欄を「旧機台」と表示してもよい。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、交換された後に測定装置が未使用であるとき、未使用な期間における治療情報を示す欄を「×」と表示してもよい。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、交換された後に測定装置から治療情報が送信されていないとき、治療情報が送信されていない期間における治療情報を示す欄を「−」と表示してもよい。
また、実施形態に係る表示情報生成装置は、複数の指標を含む第2表示情報を表示情報として生成するときに、交換する前後の測定装置で同一の指標であり、且つ同一の演算アルゴリズムで演算される指標は、測定装置によらず同一の表示形式で表示してもよい。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、製造業者が同一であり、且つ機種が異なる測定装置を同一の機種として表示情報を生成してもよい。
また、実施形態に係る表示情報生成装置は、機種が異なる測定装置が測定した治療情報を換算可能な換算値を使用して第2表示情報を生成してもよい。実施形態に係る表示情報生成装置は、例えば、期間比較情報において、選択された機種に対応する測定装置が測定した治療情報を換算した換算値を表示するように、第2表示情報を生成してもよい。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、期間比較情報において、機種が異なる測定装置が測定した治療情報を換算した換算値を、表示態様を変えて同時に表示するように、第2表示情報を生成してもよい。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、所定の期間に亘って測定された治療情報を演算した指標を演算するときに、機種が異なる測定装置が測定した治療情報を換算した換算値を使用して指標を演算してもよい。例えば、一方の測定装置の利用率を示す指標が特定期間における使用時間の合計を特定期間の日数で割った数値〔時間/日〕であり、他方の測定装置の利用率を示す指標が特定期間における使用時間が4時間以上の日数を特定期間の日数で割った数値〔日/日〕であるとき、指標は、双方の指標が換算可能なパラメータを介して換算した数値を使用して演算される。同様に、マスクリーク及び圧力値等の一方が数値で示され且つ他方が割合で示される等の同一の情報で指標が異なる2つの指標は、双方の指標が換算可能なパラメータを介して換算した数値を使用して演算される。また、例えば、無呼吸低呼吸指数(AHI)の計算では、無呼吸および低呼吸状態の判定が必要となり、無呼吸および低呼吸状態は、気道閉塞により、呼吸時の気流が通常時よりも小さくなることから判定できる。しかしながら、無呼吸または低呼吸であると判断する閾値(通常時からの気流量の減衰度合)は、機種ごとに判断の基準が異なることがありうる。このような場合でも、それぞれの機種のAHIにあらかじめ算出した相関係数を乗じて、ある特定の機種のAHIに換算することで、同一の指標として一元化することが出来る。相関係数は、例えば、同じ呼吸波形の入力に対して閾値設定の異なるアルゴリズムでAHIを解析し、その際の閾値設定とAHIの数値の関係性から算出することができる。この算出方法は、同じ入力に対する解析結果を必要とするため、実験での算出が必要となるが、別の手法により、実測定データから算出しても良い。例えば、異なる患者の異なる呼吸波形の入力をランダムに扱うことで、2つの異なる機種に対する入力が統計的には均等化されていると考え、出力であるAHIの実測定データの平均値から、2つの機種の出力するAHI間の相関係数を統計的に算出することもできる。また、実施形態に係る表示情報生成装置は、1日又は1月等の間に異なる測定装置によって測定された治療情報を演算した指標を含む表示情報を生成するとき、治療情報を換算可能なパラメータを介して換算した数値を使用して指標を演算してもよい。
表示情報生成装置3は、第2表示情報において、異なる測定装置で測定された指標を示すグラフの色及び指標の書体を相違させているが、実施形態に係る表示情報生成装置は、異なる測定装置で測定された指標の表示形式を他の方法で相違させてもよい。実施形態に係る表示情報生成装置は、異なる測定装置で測定された指標を示す文字及び文字の背景の色並びにグラフのデータを示す指標の形状を相違させて表示してもよく、異なる測定装置で測定された指標を異なる単位で表示してもよい。
表示情報生成装置1〜3は、異なる測定装置で測定された指標を含むとき、異なる測定装置で測定された指標から第2表示情報に含まれる指標を演算しているが、実施形態に係る表示情報生成装置は、治療情報を空白とした第2表示情報を生成してもよい。
また、実施形態に係る表示情報生成装置は、測定装置によって測定された治療情報に加えて、圧設定等の測定装置の設定値を含むように、表示情報を生成してもよい。