JP2002301156A - 鼻マスク式人工呼吸装置 - Google Patents

鼻マスク式人工呼吸装置

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JP2002301156A
JP2002301156A JP2001108066A JP2001108066A JP2002301156A JP 2002301156 A JP2002301156 A JP 2002301156A JP 2001108066 A JP2001108066 A JP 2001108066A JP 2001108066 A JP2001108066 A JP 2001108066A JP 2002301156 A JP2002301156 A JP 2002301156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鼻マスク式人工呼吸装置の使用時における患
者の状態または鼻マスク式人工呼吸装置の状態を確認可
能とする。 【解決手段】 鼻マスク式人工呼吸装置2は,該装置を
使用する患者の治療データとして,鼻マスクと患者の鼻
部との間からの空気漏れ量,STモード動作時における
モード,酸素飽和度および二酸化炭素濃度を求め,求め
られた治療データを通信ネットワーク1を介してサーバ
3に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,鼻マスク式人工呼
吸装置に関し,特に,該装置の使用時における治療デー
タを送信することができる鼻マスク式人工呼吸装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】在宅で治療ないし療養を受ける在宅患者
に対して,在宅医療機器が提供されることがある。たと
えば,患者の鼻部に取り付けられた鼻マスクに陽圧の空
気を送気し,在宅患者の呼吸を補助する鼻マスク式人工
呼吸装置もその1つである。
【0003】従来,この鼻マスク式人工呼吸装置を使用
している在宅患者は,通常,外来受診時にのみ医師とコ
ミュニケーションをとり,体調,鼻マスク式人工呼吸装
置の使用状況,鼻マスク式人工呼吸装置の不具合等を医
師に知らせていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,たとえば,鼻
マスクが患者の鼻部にフィットしているかどうかや(フ
ィットしていないと,空気が漏れ,十分な治療効果が得
られなかったり,あるいは,その漏れ音や空気流の感触
により患者に不快感を与える),鼻マスク式人工呼吸装
置による治療が患者に有効かどうかは,鼻マスク式人工
呼吸装置の使用時における患者の状態や鼻マスク式人工
呼吸装置の状態を確認しなければ,適正な判断はできな
い。
【0005】このため,医師は,在宅での詳細な治療状
況,特に実際に使用している時の患者の状態や鼻マスク
式人工呼吸装置の状況を十分に知り得ないことが多かっ
た。
【0006】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,その目的は,鼻マスク式人工呼吸装置の使
用時における患者の状態または鼻マスク式人工呼吸装置
の状態を確認可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明による鼻マスク式人工呼吸装置は,陽圧の大
気,または,酸素を大気より多く含む空気を大気と混合
した陽圧の空気を患者の鼻部に取り付けられた鼻マスク
に送気して患者の呼吸を補助し,患者の自発呼吸と同調
して,あらかじめ設定された呼気圧および吸気圧を交互
に繰り返す自発モードと,自発呼吸を検出しない場合に
はあらかじめ設定された分時呼吸数と吸気時間に従い呼
気圧および吸気圧を交互に繰り返す時限モードとを兼ね
備える自発/時限動作モードを少なくとも有する鼻マス
ク式人工呼吸装置において,前記鼻マスクにおける前記
患者の鼻部の取り付け部と該鼻部との間の間隙からの空
気の漏れ量を測定する空気漏れ量測定手段と,前記自発
/時限動作モードによる動作時には,前記自発モードで
作動しているのか,前記時限モードで作動しているのか
を検出するモード検出手段と,前記患者の血液中の酸素
飽和度を測定する酸素飽和度測定手段と,前記空気漏れ
量測定手段により測定された空気漏れ量,前記モード検
出手段により検出されたモード,および前記酸素飽和度
測定手段により測定された酸素飽和度を送信する送信手
段と,を備えていることを特徴とする。
【0008】好ましくは,本発明による鼻マスク式人工
呼吸装置は,患者の血液中の二酸化炭素濃度を測定する
二酸化炭素濃度測定手段をさらに備え,前記送信手段
が,前記二酸化炭素濃度測定手段により測定された二酸
化炭素濃度をさらに送信する。
【0009】
【発明の実施の形態】1.遠隔医療システムの構成 図1は,本発明による鼻マスク式人工呼吸装置を含む遠
隔医療(テレメディスン)システムの全体構成を示すブ
ロック図である。この遠隔医療システムは,通信ネット
ワーク1に接続されたn個(nは正の整数)の鼻マスク
式人工呼吸装置21〜2nおよびサーバ3を備えている。
【0010】通信ネットワーク1は,公衆電話回線ネッ
トワーク,インターネット,移動通信ネットワーク,専
用回線ネットワーク等のいずれであってもよいし,これ
らのネットワークが組み合わされたものであってもよ
い。
【0011】鼻マスク式人工呼吸装置21〜2n(以下
「鼻マスク式人工呼吸装置2」と総称する。)は,在宅
医療機器の1つであり,在宅患者(以下,単に「患者」
という。)の鼻マスクに陽圧の空気を送気して,患者の
呼吸を補助するものである。このため,各鼻マスク式人
工呼吸装置2は,在宅医療を受けている各患者の近く
(たとえば患者宅の患者の就寝ベッド近く等)に設置さ
れる。
【0012】患者に送気される「空気」は,患者の状態
に応じて,大気そのものである場合もあるし,酸素濃縮
器との併用により,酸素含有量が大気よりも高い空気
(酸素を大気より多く含む酸素濃縮器からの空気を大気
と混合したもの)である場合もある。以下では,両者を
合わせて単に「空気」と呼ぶ。
【0013】この鼻マスク式人工呼吸装置2は,S(Sp
ontaneous)モード,T(Timed)モード,ST(Sponta
neous/Timed)モード,およびCPAP(持続陽圧)モ
ードの4つの動作モードを有する。そして,鼻マスク式
人工呼吸装置2は,医師等によって設定されたモードで
動作する。
【0014】Sモードは,患者の自発呼吸に同調して,
患者の吸気時には相対的に高い陽圧(吸気圧:IPA
P)の空気を,呼気時には相対的に低い陽圧(呼気圧:
EPAP)の空気を,それぞれ送気するモードである。
Tモードは,あらかじめ設定された分時呼吸数と吸気時
間に従い吸気圧および呼気圧を交互に繰り返すモードで
ある。STモードは,患者の自発呼吸に同調したSモー
ド運転に加え,自発呼吸を検出しない場合には,Tモー
ドでバックアップし,さらにその後自発呼吸を検出する
と,再びSモードに切り換えるモードである。CPAP
モードは,常に一定の陽圧の空気を患者に送気するモー
ドである。
【0015】Sモード,TモードおよびSTモードは,
呼気圧と吸気圧との2つの相の圧力を有するので,2相
圧式とも呼ばれる。
【0016】2相圧式の各モードは,主として,自発呼
吸能力が弱まった患者に設定されるモードであり,CP
APモードは,主として,睡眠時無呼吸症候群の患者の
ように,自発呼吸能力はあるものの,睡眠時に呼吸が一
時的に停止するおそれのある患者に設定されるモードで
ある。
【0017】IPAP,EPAPおよびCPAPの各圧
力は,医師により処方された圧力(処方圧)に設定され
る。また,Tモードにおける分時呼吸数および吸気時間
も,医師により処方された値にそれぞれ設定される。
【0018】サーバ3は,たとえば鼻マスク式人工呼吸
装置2の営業所,訪問看護ステーション,または医療機
関(病院,医院,診療所,クリニック等)に設置され,
鼻マスク式人工呼吸装置2から送信されたデータ(後
述)を受信し,記憶する。
【0019】2.鼻マスク式人工呼吸装置の構成および
動作 図2は,鼻マスク式人工呼吸装置2の詳細な構成を示す
ブロック図である。鼻マスク式人工呼吸装置2は,本体
装置20,患者の鼻部に取り付けられる鼻マスク21,
エアチューブ22,パルスオキシメータ30,および経
皮CO2モニタ31を有する。本体装置20は,圧力計
23,流量計24,制御装置25,流路26,ブロア2
7,および入力装置28を有する。
【0020】エアチューブ22は,本体装置20と鼻マ
スク21とに接続される。本体装置20からは,エアチ
ューブ22を介して陽圧の空気が,鼻マスク21に送気
される。鼻マスク21には,患者の呼気を鼻マスク21
の外部に排出するための呼気排出孔210が設けられて
いる。
【0021】パルスオキシメータ30は,波長の異なる
2種類の光を患者の指に照射し,透過した光の量を測定
することにより,患者の動脈血中の酸素飽和度(SpO2
を測定する酸素飽和度測定器である。酸素ヘモグロビン
の,2種類の光に対する透過度が異なることが利用され
ている。パルスオキシメータ30により測定された酸素
飽和度は,本体装置20の制御装置25に与えられる。
【0022】経皮CO2モニタ31は,患者の血中の二
酸化炭素濃度を測定するものである。経皮CO2モニタ
31により測定された二酸化炭素濃度は,本体装置20
に制御装置25に与えられる。
【0023】パルスオキシメータ30および経皮CO2
モニタ31は,鼻マスク式人工呼吸装置2と一体化され
たものとして提供されることもあるし,別体のものが鼻
マスク式人工呼吸装置2に取り付けられることもある。
【0024】本体装置20内に設けられた流路26は,
鼻マスク21に送気される空気をブロア27からエアチ
ューブ22に案内するガイド用空気路である。
【0025】ブロア27は,回転することにより,空気
を流路26に送気するものである。ブロア27の回転数
によって,送気される空気の圧力が調整される。ブロア
27の回転および回転数は,制御装置25により制御さ
れる。
【0026】入力装置28は,患者または医師が操作す
る,たとえば操作パネル,入力ボタン,本体装置28か
ら分離可能な入力端末(たとえば換気条件設定器)等に
より構成される。入力装置28により,電源のオン/オ
フ,モード(Sモード,Tモード,STモード,CPA
Pモード)の設定,処方圧の設定,TモードまたはST
モードにおける分時呼吸数および吸気時間の設定等が行
われる。設定された値またはモードは,制御装置25に
与えられ,その内部メモリ(RAM,ディスクメモリ
等)に記憶される。
【0027】処方圧,分時呼吸数,および呼気時間(な
らびにモードの設定)の値(処方値)は,医師または医
師の指示を受けた看護婦により入力装置28を使用して
設定されるが,患者が誤った値(モード)に設定しない
ように,パスワードの入力後でなければ設定できない構
成とされる。あるいは,医師が所持する,本体装置20
と分離可能な入力端末によって設定することもできる。
【0028】圧力計23は,流路26内の空気圧を検出
/測定するものである。測定された空気圧は,制御装置
25に与えられる。流量計24は,たとえば差圧式流量
計により構成され,流路20内を流れる空気の流量,す
なわち本体装置20から鼻マスク21に送気される空気
の流量を検出/測定するものである。測定された流量
は,制御装置25に与えられる。
【0029】制御装置25は,前述したように,ブロア
27の回転および回転数を制御する。この制御は,設定
されたモードおよび処方圧,ならびに圧力計23から入
力された圧力値に基づいて行われる。たとえば,Sモー
ドまたはSTモードにおけるSモード動作時には,吸気
時には設定されたIPAPに,呼気時には設定されたE
PAPに,それぞれなるように,ブロア27の回転数が
制御される。
【0030】また,制御装置25は,その内部にモデ
ム,携帯通信またはPHSによる無線通信装置等を有
し,送信データ(後述)を通信ネットワーク1を介して
サーバ3に送信する。
【0031】この送信データには,患者の治療データと
して,鼻マスク21からの空気漏れ量Fb,パルスオキ
シメータ30により測定された酸素飽和度,経皮CO2
モニタ31により測定された血中二酸化炭素濃度,ST
モード動作時におけるモード(Sモードで作動している
かTモードで作動しているか),Tモードにおける分時
呼吸数,IPAP,EPAP,および鼻マスク式人工呼
吸装置2の使用時間が含まれる。
【0032】ここで,空気漏れ量Fbは,呼気排出孔2
10以外の部分,すなわち鼻マスク21と患者の鼻部の
皮膚との間に形成される間隙からの漏れ量であり,次の
ようにして求められる。
【0033】すなわち,流量計24により測定された流
量値をFt,呼気排出孔210から外部へ流出される空
気の流量(以下「呼気排出孔流量」という。)をFaと
すると,空気漏れ量Fbは,流量値Ftから呼気排出孔
流量Faを差し引いた値〔Ft−Fa〕を,1回の呼吸
に亘って,または,数回の呼吸に亘って積分することに
より求められる。
【0034】なお,呼気排出孔流量Faは,呼気排出孔
210の空気の通過面積(一定値)および鼻マスク21
の内圧Pから定まる値であり,これらの値を所定の計算
式に代入することにより求められる。これらの通過面積
および計算式は,制御装置25にあらかじめ設定/記憶
されている。また,内圧Pは,圧力計23により測定さ
れる圧力値とほぼ同じであるので,この圧力値が用いら
れる。制御装置25は,これらのあらかじめ設定された
計算式および通過面積と,圧力計23の圧力値に基づい
て呼気排出孔流量Faを求め,求められたFaと,流量
計24により測定された流量値Ftとに基づいて空気漏
れ量Fbを求める。
【0035】また,STモード動作時におけるモードに
ついては,制御装置25がSTモードにおけるSモード
またはTモードの切り換えを自ら行っているので,作動
させているモードがサンプリングされ,送信データとし
て送信されることとなる。
【0036】Tモードにおける分時呼吸数,IPAP,
およびEPAPは,医師等により設定され,制御装置2
5の内部メモリに記憶された値が,送信データとして送
信される。
【0037】鼻マスク式人工呼吸装置2の使用時間は,
制御装置25の内部に設けられたタイマが,鼻マスク式
人工呼吸装置2に電源が投入され,使用されている時間
を計時することにより計測され,計測された時間が送信
データとして送信される。
【0038】送信データのサンプリングは,ほぼリアル
タイムで行われてもよいし,3分から10分間隔で行わ
れてもよい。また,患者の様態に応じて,患者ごと(す
なわち鼻マスク式人工呼吸装置2ごと)にサンプリング
間隔が定められてもよい。
【0039】送信データの送信も,ほぼリアルタイムで
行われてもよいし,一定時間間隔(たとえば1時間おき
ごと,1日おきごと等)に行われてもよい。また,制御
装置25がサーバ3からの送信要求を受信することによ
り行うこともできる。さらに,患者が入力装置28を操
作して送信を指示した場合に,送信が行われてもよい。
【0040】3.サーバの構成および動作 サーバ3は,たとえばコンピュータにより構成すること
ができ,通信ネットワーク1と通信を行うためのモデ
ム,無線通信装置等を有する。
【0041】サーバ3は,鼻マスク式人工呼吸装置2か
ら送信された送信データを受信し,受信された送信デー
タを,送信した鼻マスク式人工呼吸装置2(すなわち患
者)に対応させて記憶する。
【0042】サーバ3の操作者(営業マン,看護婦,医
師等)は,サーバ3を操作することによって,記憶され
た送信データを,サーバ3の表示装置(CRTディスプ
レイ装置,液晶ディスプレイ装置等)に表示することも
できるし,プリンタにより印刷用紙に印刷することもで
きる。印刷されたデータは,営業マンまたは看護婦によ
り担当医師に渡されることとなろう。あるいは,医師が
所持するコンピュータがサーバ3に接続されている場合
には,このコンピュータにサーバ3の送信データを転送
することもできる。
【0043】医師は,担当する患者(鼻マスク式人工呼
吸補助装置2)からの送信データを検討し,鼻マスク式
人工呼吸装置2の使用時における鼻マスクのフィッティ
ング(マスクフィッティング)が良好に行われている
か,患者の呼吸に対する同調が行われているかどうか,
鼻マスク式人工呼吸装置2の使用の効果があるかどうか
を送信データから知ることができる。
【0044】たとえば,医師は,空気漏れ量Fbの値が
所定の値より大きい場合には,マスクフィッティングが
良好に行われていないと判断することができる。そし
て,医師は,訪問看護婦または営業マンを患者の自宅に
赴かせ,マスクフィッティングの調整を行わせることが
できる。
【0045】また,医師は,STモードにおけるモード
を検討することにより,呼気圧および吸気圧が患者の呼
吸に同調しているかどうかを知ることができる。たとえ
ば,Tモードで動作している時間が多い場合には,呼気
圧および吸気圧が患者の呼吸に同調していないことを知
ることができる。
【0046】さらに,医師は,酸素飽和度および二酸化
炭素濃度の双方またはいずれか一方の値から,これらの
値が適正でない場合には,鼻マスク式人工呼吸補助装置
の治療の効果が十分でないことを知ることができる。そ
して,医師は,鼻マスク式人工呼吸補助装置2の現在の
処方圧を検討し,処方圧を現在の処方圧から上げたり,
酸素濃縮器との併用等の処置を患者に施すことができ
る。
【0047】また,医師は,鼻マスク式人工呼吸装置2
の使用時間を検討することにより,患者が鼻マスク式人
工呼吸装置2を適切に使用しているかどうかを確認する
ことができる。
【0048】このように本発明による実施の形態による
と,医師等は,鼻マスク式人工呼吸補助装置2の使用時
における患者の状態または鼻マスク式人工呼吸装置2の
状態を送信データを介して確認することができる。その
結果,患者に適切な処置を施すことができる。
【0049】なお,制御装置25は,これまで説明した
制御装置25の処理を記述したプログラムと,このプロ
グラムを実行するCPUまたはマイクロコンピュータ
(および周辺回路)とにより構成することもできるし,
上記処理を実行するハードウェア回路により構成するこ
ともできる。また,このプログラムは,記録媒体(フロ
ッピディスク,ハードディスク,半導体メモリ等)に記
録(記憶)されて提供されてもよい。
【0050】4.付記 (付記1) 陽圧の大気,または,酸素を大気より多く
含む空気を大気と混合した陽圧の空気を患者の鼻部に取
り付けられた鼻マスクに送気して患者の呼吸を補助し,
患者の自発呼吸と同調して,あらかじめ設定された呼気
圧および吸気圧を交互に繰り返す自発モードと,自発呼
吸を検出しない場合にはあらかじめ設定された分時呼吸
数と吸気時間に従い呼気圧および吸気圧を交互に繰り返
す時限モードとを兼ね備える自発/時限動作モードを少
なくとも有する鼻マスク式人工呼吸装置において,前記
鼻マスクにおける前記患者の鼻部の取り付け部と該鼻部
との間の間隙からの空気の漏れ量を測定する空気漏れ量
測定手段と,前記自発/時限動作モードによる動作時に
は,前記自発モードで作動しているのか,前記時限モー
ドで作動しているのかを検出するモード検出手段と,前
記患者の血液中の酸素飽和度を測定する酸素飽和度測定
手段と,前記空気漏れ量測定手段により測定された空気
漏れ量,前記モード検出手段により検出されたモード,
および前記酸素飽和度測定手段により測定された酸素飽
和度を送信する送信手段と,を備えていることを特徴と
する鼻マスク式人工呼吸装置。
【0051】(付記2) 付記1において,前記患者の
血液中の二酸化炭素濃度を測定する二酸化炭素濃度測定
手段をさらに備え,前記送信手段が,前記二酸化炭素濃
度測定手段により測定された二酸化炭素濃度をさらに送
信する,ことを特徴とする鼻マスク式人工呼吸装置。
【0052】(付記3) 付記1または2において,患
者の自発呼吸と同調して,あらかじめ設定された呼気圧
および吸気圧を交互に繰り返す自発動作モードをさらに
有し,前記送信手段が,前記自発動作モードまたは前記
自発自発/時限動作モードにおける,あらかじめ設定さ
れた呼気圧および吸気圧をさらに送信する,ことを特徴
とする鼻マスク式人工呼吸装置。
【0053】(付記4) 付記1から3のいずれか1つ
において,あらかじめ設定された分時呼吸数と吸気時間
に従い呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す時限動作モ
ードをさらに有し,前記送信手段が,前記時限動作モー
ドまたは前記自発/時限動作モードにおける,あらかじ
め設定された分時呼吸数および呼気時間をさらに送信す
る,ことを特徴とする鼻マスク式人工呼吸装置。
【0054】(付記5) 付記1から4のいずれか1つ
において,該鼻マスク式人工呼吸装置の使用時間を計時
する計時手段をさらに備え,前記送信手段が,前記計時
手段により計時された使用時間をさらに送信する,こと
を特徴とする鼻マスク式人工呼吸装置。
【0055】(付記6) 通信ネットワークに接続さ
れ,陽圧の大気,または,酸素を大気より多く含む空気
を大気と混合した陽圧の空気を患者の鼻部に取り付けら
れた鼻マスクに送気して患者の呼吸を補助し,患者の自
発呼吸と同調して呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す
自発モードと,自発呼吸を検出しない場合にはあらかじ
め定められた分時呼吸数と吸気時間に従い呼気圧および
吸気圧を交互に繰り返す時限モードとを兼ね備える自発
/時限動作モードを少なくとも有する鼻マスク式人工呼
吸装置と,前記通信ネットワークに接続されたサーバと
を有する遠隔医療システムであって,前記鼻マスク式人
工呼吸装置は,前記鼻マスクにおける前記患者の鼻部の
取り付け部と該鼻部との間の間隙からの空気の漏れ量を
測定する空気漏れ量測定手段と,前記自発/時限動作モ
ードによる動作時には,前記自発モードで作動している
のか,前記時限モードで作動しているのかを検出するモ
ード検出手段と,前記患者の血液中の酸素飽和度を測定
する酸素飽和度測定手段と,前記空気漏れ量測定手段に
より測定された空気漏れ量,前記モード検出手段により
検出されたモード,および前記酸素飽和度測定手段によ
り測定された酸素飽和度を前記サーバに前記通信ネット
ワークを介して送信する送信手段と,を備え,前記サー
バは,前記送信手段により送信された空気漏れ量,モー
ド,および酸素飽和度を前記通信ネットワークを介して
受信する受信手段と,前記受信手段により受信された空
気漏れ量,モード,および酸素飽和度を記憶する記憶手
段と,を備えている遠隔医療システム。
【0056】(付記7) 陽圧の大気,または,酸素を
大気より多く含む空気を大気と混合した陽圧の空気を患
者の鼻部に取り付けられた鼻マスクに送気して患者の呼
吸を補助し,患者の自発呼吸と同調して呼気圧および吸
気圧を交互に繰り返す自発モードと,自発呼吸を検出し
ない場合にはあらかじめ定められた分時呼吸数と吸気時
間に従い呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す時限モー
ドとを兼ね備える自発/時限動作モードを少なくとも有
する鼻マスク式人工呼吸装置が行う治療データ送信方法
であって,前記鼻マスクにおける前記患者の鼻部の取り
付け部と該鼻部との間の間隙からの空気の漏れ量を測定
し,前記自発/時限動作モードによる動作時には,前記
自発モードで作動しているのか,前記時限モードで作動
しているのかを検出し,前記患者の血液中の酸素飽和度
を測定し,前記測定された空気漏れ量,前記検出された
モード,および前記測定された酸素飽和度を送信する,
治療データ送信方法。
【0057】(付記8) 陽圧の大気,または,酸素を
大気より多く含む空気を大気と混合した陽圧の空気を患
者の鼻部に取り付けられた鼻マスクに送気して患者の呼
吸を補助し,患者の自発呼吸と同調して呼気圧および吸
気圧を交互に繰り返す自発モードと,自発呼吸を検出し
ない場合にはあらかじめ定められた分時呼吸数と吸気時
間に従い呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す時限モー
ドとを兼ね備える自発/時限動作モードを少なくとも有
し,かつ,前記患者の血液中の酸素飽和度を測定する酸
素飽和度測定手段を有する鼻マスク式人工呼吸装置に設
けられたコンピュータに,前記鼻マスクにおける前記患
者の鼻部の取り付け部と該鼻部との間の間隙からの空気
の漏れ量を測定する手順と,前記自発/時限動作モード
による動作時には,前記自発モードで作動しているの
か,前記時限モードで作動しているのかを検出する手順
と,前記酸素飽和度測定手段を用いて患者の酸素飽和度
を測定する手順と,前記測定された空気漏れ量,前記検
出されたモード,および前記測定された酸素飽和度を送
信する手順と,を実行させるためのプログラム。
【0058】(付記9) 通信ネットワークに接続さ
れ,陽圧の大気,または,酸素を大気より多く含む空気
を大気と混合した陽圧の空気を患者の鼻部に取り付けら
れた鼻マスクに送気して患者の呼吸を補助し,患者の自
発呼吸と同調して呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す
自発モードと,自発呼吸を検出しない場合にはあらかじ
め定められた分時呼吸数と吸気時間に従い呼気圧および
吸気圧を交互に繰り返す時限モードとを兼ね備える自発
/時限動作モードを少なくとも有する鼻マスク式人工呼
吸装置と,前記通信ネットワークに接続されたサーバと
を有する遠隔医療システムにおける治療データ送受信方
法であって,前記鼻マスク式人工呼吸装置は,前記鼻マ
スクにおける前記患者の鼻部の取り付け部と該鼻部との
間の間隙からの空気の漏れ量を測定し,前記自発/時限
動作モードによる動作時には,前記自発モードで作動し
ているのか,前記時限モードで作動しているのかを検出
し,前記患者の血液中の酸素飽和度を測定し,前記測定
された空気漏れ量,前記検出されたモード,および前記
測定された酸素飽和度を前記サーバに前記通信ネットワ
ークを介して送信し,前記サーバは,前記送信された空
気漏れ量,モード,および酸素飽和度を前記通信ネット
ワークを介して受信し,前記受信された空気漏れ量,モ
ード,および酸素飽和度を記憶する,治療データ送受信
方法。
【0059】
【発明の効果】本発明によると,医師等は,鼻マスク式
人工呼吸補助装置の使用時における患者の状態または鼻
マスク式人工呼吸装置の状態を送信データを介して確認
することができる。その結果,患者に適切な処置を施す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鼻マスク式人工呼吸装置を含む遠
隔医療(テレメディスン)システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】鼻マスク式人工呼吸装置の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク 2 鼻マスク式人工呼吸装置 3 サーバ 20 本体装置 21 鼻マスク 23 圧力計 24 流量計 25 制御装置 30 パルスオキシメータ 31 経皮CO2モニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽圧の大気,または,酸素を大気より多
    く含む空気を大気と混合した陽圧の空気を患者の鼻部に
    取り付けられた鼻マスクに送気して患者の呼吸を補助
    し,患者の自発呼吸と同調して,あらかじめ設定された
    呼気圧および吸気圧を交互に繰り返す自発モードと,自
    発呼吸を検出しない場合にはあらかじめ設定された分時
    呼吸数と吸気時間に従い呼気圧および吸気圧を交互に繰
    り返す時限モードとを兼ね備える自発/時限動作モード
    を少なくとも有する鼻マスク式人工呼吸装置において,
    前記鼻マスクにおける前記患者の鼻部の取り付け部と該
    鼻部との間の間隙からの空気の漏れ量を測定する空気漏
    れ量測定手段と,前記自発/時限動作モードによる動作
    時には,前記自発モードで作動しているのか,前記時限
    モードで作動しているのかを検出するモード検出手段
    と,前記患者の血液中の酸素飽和度を測定する酸素飽和
    度測定手段と,前記空気漏れ量測定手段により測定され
    た空気漏れ量,前記モード検出手段により検出されたモ
    ード,および前記酸素飽和度測定手段により測定された
    酸素飽和度を送信する送信手段と,を備えていることを
    特徴とする鼻マスク式人工呼吸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記患者の血液中の
    二酸化炭素濃度を測定する二酸化炭素濃度測定手段をさ
    らに備え,前記送信手段が,前記二酸化炭素濃度測定手
    段により測定された二酸化炭素濃度をさらに送信する,
    ことを特徴とする鼻マスク式人工呼吸装置。
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