JP2017146028A - 表面燃焼バーナ - Google Patents

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【課題】通気性部材の耐久性を向上させ、燃料ガスの濃度の偏りが生じにくくすることができる表面燃焼バーナを提供すること。【解決手段】表面燃焼バーナ1は、空気管3、燃料管4、燃焼用ヘッダー2及び通気性部材26を備える。燃焼用ヘッダー2には、通気性部材26が設けられたテーパ外周面201が形成されている。燃焼用ヘッダー2には、ガス通路21と、ガス通路21とテーパ外周面201とを連通する複数のガス噴出口221と、燃焼用ヘッダー2の基端面202とテーパ外周面201とを連通する複数の第1空気噴出口23と、外周側に突出するフランジ部24と、フランジ部24を貫通する複数の第2空気噴出口241とが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ガスと燃焼用空気とを通気性部材の表面で混合燃焼させる表面燃焼バーナに関する。
燃料ガスと燃焼用空気との燃焼により火炎を形成するバーナとしては、種々のものがある。その中でも、燃料ガスと燃焼用空気とを通気性部材の表面で混合燃焼させる表面燃焼バーナとしては、特許文献1に記載されたものがある。この表面燃焼バーナにおいては、燃焼用ヘッダーから噴出されて通気性部材の内側から外側へ流れる燃料ガスと、燃焼用ヘッダーの外側を通過して通気性部材の内側から外側へ流れる燃焼用空気とを、通気性部材の表面で混合燃焼させ、筒状の障壁内で火炎を形成する。これにより、燃焼用ヘッダーの局所的な過熱、及び燃焼用ヘッダーの内部への逆火を防止し、かつ、障壁の軸方向に沿って安定した火炎を形成することができる。
特許第5475374号公報
しかしながら、従来の表面燃焼バーナにおいては、燃焼用ヘッダーの形状に特別な工夫はなされていない。そのため、燃焼用ヘッダーの外側面に設けられた通気性部材の表面において燃焼が行われる際に、燃焼用ヘッダー及び通気性部材は、燃焼用空気及び燃焼ガスの流れの下流側に行くに連れて激しく加熱される。特に、通気性部材と障壁との間隔が狭くなる場合には、通気性部材の耐久性が悪化するおそれがある。また、通気性部材の表面において燃料ガスと燃焼用空気とが十分に混合されず、この混合気における燃料ガスの濃度に偏りが生じ、火炎の形成が不安定になるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、通気性部材の耐久性を向上させ、燃料ガスの濃度の偏りが生じにくくすることができる表面燃焼バーナを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、燃焼用空気が通過する空気管と、
該空気管内に配置され、燃料ガス、又は燃料ガスと燃焼用空気との混合気が通過する燃料管と、
該燃料管の先端側に接続されるとともに上記空気管内に配置され、上記燃焼用空気、及び上記燃料ガス又は上記混合気を噴出させるための燃焼用ヘッダーと、
該燃焼用ヘッダーの外側面に設けられた繊維材又は多孔質材からなる通気性部材と、を備え、
上記燃焼用ヘッダーの外周面における、上記通気性部材が設けられた部位には、上記燃焼用ヘッダーの先端側に行くに連れて外形が縮小するテーパ外周面が形成されており、
上記通気性部材は、上記テーパ外周面に沿って設けられており、
上記燃焼用ヘッダーには、該燃焼用ヘッダーの中心軸線に沿って形成されたガス通路と、該燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所において、上記ガス通路と上記テーパ外周面とを連通する複数のガス噴出口と、該燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所において、該燃焼用ヘッダーの基端面と上記テーパ外周面とを連通する複数の第1空気噴出口と、該燃焼用ヘッダーの基端部において外周側に突出するフランジ部と、該フランジ部を貫通する複数の第2空気噴出口とが形成されている、表面燃焼バーナにある。
上記表面燃焼バーナにおいては、通気性部材は、燃焼用ヘッダーの先端側に行くに連れて外形が縮小するテーパ外周面に沿って設けられている。これにより、空気管と通気性部材との間隔は、燃焼用ヘッダーの先端側に行くに連れて広くなる。そのため、通気性部材の外側には、燃焼用空気及び燃焼ガスの流れの下流側に行くに連れて広くなるスペースを確保することができる。そして、通気性部材の表面における燃料ガス又は混合気と燃焼用空気との燃焼は、このスペースを利用して行われ、通気性部材が、燃焼用ヘッダーの先端側(又は燃焼用空気及び燃焼ガスの流れの下流側)に行くに連れて激しく加熱されることを回避することができる。その結果、通気性部材の耐久性を向上させることができる。
また、上記表面燃焼バーナにおいては、燃焼用ヘッダーは、複数のガス噴出口及び複数の第1空気噴出口の他に、複数の第2空気噴出口を有している。そして、複数のガス噴出口から噴出される燃料ガス又は混合気は、通気性部材の内側から外側へ通過する。また、複数の第1空気噴出口から噴出される燃焼用空気は、通気性部材の内側から外側へ通過し、複数の第2空気噴出口から噴出される燃焼用空気は、燃焼用ヘッダーの先端側へ通過する。そして、通気性部材の表面(外側)において、複数のガス噴出口から噴出された燃料ガス又は混合気と、複数の第1空気噴出口から噴出された燃焼用空気とが混合されるときには、この混合ガスには、複数の第2空気噴出口から噴出される燃焼用空気も混合される。これにより、通気性部材の表面(外側)において、燃料ガスと燃焼用空気との混合が十分に行われ、この混合気における燃料ガスの濃度に偏りが生じにくくし、安定して火炎を形成することができる。
それ故、上記表面燃焼バーナによれば、通気性部材の耐久性を向上させ、燃料ガスの濃度の偏りが生じにくくすることができる。
実施形態1にかかる、表面燃焼バーナを示す図で、図3におけるI−I線矢視断面図。 実施形態1にかかる、表面燃焼バーナを示す図で、図3におけるII−II線矢視断面図。 実施形態1にかかる、表面燃焼バーナを示す図で、図1におけるIII矢視図。 実施形態2にかかる、表面燃焼バーナを示す断面図。 実施形態3にかかる、表面燃焼バーナを示す断面図。 実施形態3にかかる、他の表面燃焼バーナを示す断面図。
上述した表面燃焼バーナにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本形態の表面燃焼バーナ1は、図1〜図3に示すように、燃焼用空気Aが通過する空気管3と、空気管3内に配置され、燃料ガスFが通過する燃料管4と、燃料管4の先端側L1に接続されるとともに空気管3内に配置され、燃焼用空気A及び燃料ガスFを噴出させるための燃焼用ヘッダー2と、燃焼用ヘッダー2の外側面に設けられた繊維材からなる通気性部材26とを備える。燃焼用ヘッダー2の外周面における、通気性部材26が設けられた部位には、燃焼用ヘッダー2の先端側L1に行くに連れて外形が縮小するテーパ外周面201が形成されている。通気性部材26は、テーパ外周面201に沿って設けられている。なお、図3においては、通気性部材26等を省略して示す。
燃焼用ヘッダー2は、ガス通路21、複数のガス噴出口221、複数の第1空気噴出口23、フランジ部24及び複数の第2空気噴出口241を有している。ガス通路21は、図1に示すように、燃焼用ヘッダー2の中心軸線に沿って形成されている。複数のガス噴出口221は、燃焼用ヘッダー2の中心軸線の周りの複数個所において、ガス通路21とテーパ外周面201とを連通する状態で形成されている。複数の第1空気噴出口23は、図2に示すように、燃焼用ヘッダー2の中心軸線の周りの複数個所において、燃焼用ヘッダー2の基端面202とテーパ外周面201とを連通する状態で形成されている。フランジ部24は、図1に示すように、燃焼用ヘッダー2の基端部において外周側に突出して形成されている。複数の第2空気噴出口241は、フランジ部24を貫通する状態で形成されている。
本形態の表面燃焼バーナ1は、加熱炉等に配設され、炉内の雰囲気ガスを加熱するために用いられる。
図1、図2に示すように、空気管3と燃料管4とは、互いに平行に配置されており、二重管構造を有している。空気管3の先端は、燃焼用ヘッダー2の先端よりもさらに先端側L1に位置する。そして、燃焼用ヘッダー2の外周の全体は、空気管3によって覆われている。燃焼用ヘッダー2が空気管3内に配置された状態において、燃焼用ヘッダー2のフランジ部24と空気管3との間には、若干の隙間Mが形成されている。
燃焼用ヘッダー2の中心軸線は、空気管3及び燃料管4の中心軸線と平行である。燃焼用ヘッダー2のガス通路21は、燃焼用ヘッダー2の中心軸線を含む中心部に形成されている。ガス通路21の先端は、燃焼用ヘッダー2に設けられた閉塞部材27によって閉塞されている。本形態の燃焼用ヘッダー2は、ガス通路21、複数のガス噴出口221及び複数の第1空気噴出口23が形成された第1ヘッダー部品2Aと、フランジ部24及び複数の第2空気噴出口241が形成された第2ヘッダー部品2Bとを組み合わせて構成されている。第2ヘッダー部品2Bは、第1ヘッダー部品2Aの基端部の外周に装着されており、第1ヘッダー部品2Aに溶接等を行って固定されている。
図3に示すように、第1ヘッダー部品2Aの外周面には、その中心軸線の周りの周方向Cに向けて、第1空気噴出口231を形成する複数の凹部230と、凸部22とが交互に並んで形成されている。各凹部230は、第1ヘッダー部品2Aの外周面から陥没し、中心軸線に沿って形成されており、中心軸線に平行な状態で形成されている。図1、図3に示すように、複数のガス噴出口221は、第1ヘッダー部品2Aの周方向Cにおける複数の凸部22の形成箇所において、ガス通路21から第1ヘッダー部品2Aの径方向Rに向けて形成されている。そして、ガス噴出口221と第1空気噴出口23とは、燃焼用ヘッダー2の周方向Cの複数個所において、交互に並んで形成されている。
図1〜図3に示すように、第2ヘッダー部品2Bは、円環形状を有しており、第1ヘッダー部品2Aの外周に装着される装着部25と、装着部25から径方向Rの外方に突出するフランジ部24とを有する。各第1空気噴出口231の一部は、凹部230と装着部25とに囲まれた貫通穴として形成されている。複数の第2空気噴出口241は、フランジ部24の周方向Cに等間隔に並んで形成されている。また、フランジ部24には、着火用のスパークロッド281を挿通させるための挿通口242も形成されている。スパークロッド281の先端部は、第1ヘッダー部品2Aの外周面に設けられた着火用のアース棒282と対向して配置されている。
第2ヘッダー部品2Bの装着部25は、第1ヘッダー部品2Aの基端側部分の外周に装着され、第1ヘッダー部品2Aのテーパ外周面201は、第1ヘッダー部品2Aの先端側部分に形成されている。
本形態の通気性部材26は、繊維材としての耐熱金属繊維からなるメタルニットである。通気性部材26は、メタルニットの他にも、気体を通過させる複数の気孔又は空隙を有する金属又はセラミックスから構成することができる。通気性部材26は、例えば、ガラスの繊維によって形成されたグラスウール等によって構成することもできる。また、通気性部材26は、耐熱性を有するとともに通気性を有し、かつ不燃性である種々の材料によって構成することができる。通気性部材26は、第1ヘッダー部品2A及び第2ヘッダー部品2Bに溶接等によって固定されている。
表面燃焼バーナ1においては、燃焼用ヘッダー2によって、通気性部材26の直前まで燃料ガスFと燃焼用空気Aとが別経路で導かれ、燃料ガスFと燃焼用空気Aとが通気性部材26の表面において混合燃焼される。
表面燃焼バーナ1において燃焼を行うに当たっては、燃料ガスFは、燃料管4内を通過して燃焼用ヘッダー2のガス通路21を通過し、ガス通路21から複数のガス噴出口221に分岐して流れ、テーパ外周面201における、各ガス噴出口221の開口先端から噴出されて、通気性部材26の内側から外側へ通過する。
一方、燃焼用空気Aは、空気管3内を通過して、燃焼用ヘッダー2内の複数の第1空気噴出口23と燃焼用ヘッダー2のフランジ部24の複数の第2空気噴出口241とに分岐して流れる。そして、燃焼用空気Aは、テーパ外周面201における、複数の第1空気噴出口23の開口先端から噴出されて、通気性部材26の内側から外側へ通過するとともに、フランジ部24に衝突しつつ、複数の第2空気噴出口241から噴出されて、燃焼用ヘッダー2の先端側L1へ通過する。
そして、複数のガス噴出口221から噴出される燃料ガスFと、複数の第1空気噴出口23から噴出される燃焼用空気Aとは、通気性部材26の表面(外側)において、周方向Cに移動しつつ互いに混ざり合う。また、通気性部材26の表面(外側)において、複数のガス噴出口221から噴出される燃料ガスFと、複数の第1空気噴出口23から噴出される燃焼用空気Aとには、複数の第2空気噴出口241から噴出される燃焼用空気Aが混合される。これにより、通気性部材26の表面(外側)において、燃料ガスFと燃焼用空気Aとの混合が十分に行われ、この混合気における燃料ガスFの濃度に偏りが生じにくくすることができる。そして、燃料ガスFと燃焼用空気Aとの混合ガスは、スパークロッド281とアース棒282との間に生じるスパークによって着火されて、通気性部材26の表面において燃焼し、空気管3内に火炎Hを形成する。このとき、混合気における燃料ガスFの濃度に偏りが生じにくいことにより、安定して火炎Hを形成することができる。
また、本形態においては、複数の第2空気噴出口241がフランジ部24の周方向Cに等間隔に並んで形成されている。これにより、燃焼用ヘッダー2の周方向Cの各部位において、複数のガス噴出口221から噴出される燃料ガスFと、複数の第1空気噴出口23から噴出される燃焼用空気Aとに、複数の第2空気噴出口241から噴出される燃焼用空気Aがより均等に混合される。そして、燃焼用ヘッダー2の周方向Cの各部位における空気比(空気過剰率)の偏りを少なくし、火炎Hをより安定して形成することができる。
また、複数のガス噴出口221と凹部230による複数の第1空気噴出口23とが燃焼用ヘッダー2における周方向Cの異なる位置にあることにより、通気性部材26の表面において、燃料ガスFと燃焼用空気Aとが急激に混合されず、緩やかに混合される。これにより、通気性部材26の略全域において緩慢燃焼が行われ、形成される火炎Hの温度が低く維持される。
また、通気性部材26は、燃焼用ヘッダー2の先端側L1に行くに連れて外形が縮小するテーパ外周面201に沿って設けられている。これにより、図1、図2に示すように、空気管3と通気性部材26との径方向Rの間隔は、燃焼用ヘッダー2の先端側L1に行くに連れて広くなる。そのため、通気性部材26の外側には、燃焼用空気A及び燃焼ガスの流れの下流側に行くに連れて広くなるスペースSを確保することができる。そして、通気性部材26の表面における燃料ガスFと燃焼用空気Aとの燃焼は、このスペースSを利用して行われ、通気性部材26が、燃焼用ヘッダー2の先端側L1(又は燃焼用空気A及び燃焼ガスの流れの下流側)に行くに連れて激しく加熱されることを回避することができる。言い換えれば、燃焼による熱が、燃焼用ヘッダー2の径方向に重なりにくくし、燃焼用ヘッダー2の先端側L1に向かって逃げやすくすることができる。その結果、通気性部材26の耐久性を向上させることができる。
それ故、本形態の表面燃焼バーナ1によれば、通気性部材26の耐久性を向上させ、燃料ガスFの濃度の偏りが生じにくくすることができる。
(実施形態2)
本形態は、排熱回収を行う表面燃焼バーナ1のバリエーションの一つを示す。
本形態の表面燃焼バーナ1は、直火式(直接加熱式)の自己排熱回収バーナを構成する。具体的には、図4に示すごとく、表面燃焼バーナ1の空気管3の外周側には、燃焼後の排ガスGを回収するための排気管5が設けられている。排気管5には、排ガスGが排気される排気口51が設けられている。また、空気管3には、燃焼用空気Aが導入される給気口31が設けられている。
本形態の表面燃焼バーナ1は、火炎Hによって被加熱物の直接加熱を行う加熱炉等に用いることができる。そして、燃焼用ヘッダー2における燃焼が行われ、筒状の空気管3の先端側L1へ向けて火炎Hが形成され、この火炎Hによって加熱炉等の炉内が加熱された後、燃焼後の排ガスGが排気管5から回収される。このとき、排気管5を通過する排ガスGと、空気管3を通過する燃焼用空気Aとの熱交換が行われ、燃焼用空気Aへの排ガスGの排熱回収が行われる。
本形態においては、排ガスGの排熱回収を行うことにより、排気損失を抑えた高効率燃焼を行うことができる。本形態においても、その他の構成及び図中の符号が示す構成要素は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施形態3)
本形態も、排熱回収を行う表面燃焼バーナ1のバリエーションの他の一つを示す。
本形態の表面燃焼バーナ1は、間接加熱式の自己排熱回収バーナを構成する。具体的には、図5に示すごとく、表面燃焼バーナ1の空気管3の外周側には、燃焼後の排ガスGを回収するための排気管5と、排気管5の先端側L1に接続され、先端部が閉塞された筒状のラジアントチューブ6とが設けられている。ラジアントチューブ6は、伝熱性及び耐熱性に優れたセラミックス、鋳物等から構成することができる。
本形態の表面燃焼バーナ1は、火炎Hによって被加熱物の間接加熱を行う加熱炉、溶湯の溶解保持炉、雰囲気熱処理炉等に用いることができる。表面燃焼バーナ1は、溶湯の溶解保持炉に用いる場合には、溶湯内に浸漬させて用いることができる。そして、燃焼用ヘッダー2における燃焼が行われて火炎Hが形成されたときには、ラジアントチューブ6を介して、炉内が火炎Hの輻射熱によって間接的に加熱され、燃焼後の排ガスGが排気管5から排気される。このとき、排気管5を通過する排ガスGと、空気管3を通過する燃焼用空気Aとの熱交換が行われ、排ガスGの排熱回収が行われる。
本形態の表面燃焼バーナ1においては、図5に示すように、燃焼用ヘッダー2によって形成された火炎Hは、空気管3内において、空気管3の先端側L1に向けて形成される。一方、表面燃焼バーナ1においては、図6に示すように、燃焼用ヘッダー2におけるテーパ外周面201を空気管3よりも先端側L1に位置させることもできる。この場合、燃焼用ヘッダー2によって形成された火炎Hは、ラジアントチューブ6内において、基端側L2に向けて形成される。
本形態においても、排ガスGの排熱回収を行うことにより、排気損失を抑えた高効率燃焼を行うことができる。本形態においても、その他の構成及び図中の符号が示す構成要素は実施形態1,2と同様であり、実施形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態に適用することが可能である。例えば、燃料管4においては、燃料ガスFの代わりに、燃料ガスFと燃焼用空気Aとの混合気が通過し、燃焼用ヘッダー2の複数のガス噴出口221からは、燃料ガスFの代わりに、混合気が噴出されてもよい。
1 表面燃焼バーナ
2 燃焼用ヘッダー
201 テーパ外周面
21 ガス通路
22 凸部
221 ガス噴出口
23 第1空気噴出口
230 凹部
24 フランジ部
241 第2空気噴出口
26 通気性部材
3 空気管
4 燃料管
F 燃料ガス
A 燃焼用空気

Claims (3)

  1. 燃焼用空気が通過する空気管と、
    該空気管内に配置され、燃料ガス、又は燃料ガスと燃焼用空気との混合気が通過する燃料管と、
    該燃料管の先端側に接続されるとともに上記空気管内に配置され、上記燃焼用空気、及び上記燃料ガス又は上記混合気を噴出させるための燃焼用ヘッダーと、
    該燃焼用ヘッダーの外側面に設けられた繊維材又は多孔質材からなる通気性部材と、を備え、
    上記燃焼用ヘッダーの外周面における、上記通気性部材が設けられた部位には、上記燃焼用ヘッダーの先端側に行くに連れて外形が縮小するテーパ外周面が形成されており、
    上記通気性部材は、上記テーパ外周面に沿って設けられており、
    上記燃焼用ヘッダーには、該燃焼用ヘッダーの中心軸線に沿って形成されたガス通路と、該燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所において、上記ガス通路と上記テーパ外周面とを連通する複数のガス噴出口と、該燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所において、該燃焼用ヘッダーの基端面と上記テーパ外周面とを連通する複数の第1空気噴出口と、該燃焼用ヘッダーの基端部において外周側に突出するフランジ部と、該フランジ部を貫通する複数の第2空気噴出口とが形成されている、表面燃焼バーナ。
  2. 上記ガス噴出口と上記第1空気噴出口とは、上記燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所に交互に形成されている、請求項1に記載の表面燃焼バーナ。
  3. 上記第1空気噴出口の一部は、上記燃焼用ヘッダーの中心軸線の周りの複数個所に、該中心軸線に平行な状態で上記テーパ外周面から陥没する凹部として形成されており、
    上記ガス噴出口は、上記凹部同士の間の凸部に形成されている、請求項1又は2に記載の表面燃焼バーナ。
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