JPS62162814A - 表面燃焼バ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃焼表面を形成する１ｌｌｌ気性のセラミッ
クスを、給気室に連通させた状態で設けたに面燃焼バー
ナに関する。

〔従来の技術〕

従来、燃料ガスの供給路及び燃焼用酸素含有ガスの供給
路の両方を給気室に接続し、給気室において燃料ガスと
燃焼用酸素含有ガスを混合して、混合ガスをセラミック
スから噴出させて燃焼させるよう構成していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、混合ガスがセラミックスを通過するため逆火の
危険性があり、逆火を生じると、加熱不良を生じると共
にバーナが焼損するため、実際上、燃焼用酸素含有ガス
の酸素濃度を余り高くできず、炎温度が低くなり、例え
ば１８００〜２０００°Ｃもの高温放射を必要とする用
途には適用できない欠点があった。

本発明の目的は、燃焼用酸素含有ガスとして酸素又は酸
素富化空気を供給して、１８００〜２０００°Ｃもの高
温が得られるよう’ｉ二　しかも、逆火が生じないよう
に、かつ、表面燃焼バーナの加熱特性及び耐久性は良好
に維持できるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、多数の加工孔を有するジルコニア
焼結体の燃焼表面に沿って噴出ガスを流動させるノズル
を設け、燃料ガスの供給路及び燃焼用酸素又は酸素富化
空気の供給路の一方のみを前記ジルコニア焼結体の裏面
に臨む給気室にかつ他方のみを前記ノズルに接続し、前
記ジルコニア焼結体の前記給気室側全体にわたって断熱
ウールを設けたことにあり、その作用効果は次の通りで
ある。

〔作　用〕

つまり、燃料ガスと燃焼用酸素又は酸素富化空気を、そ
の一方を加工孔から噴出させると同時に他方をノズルか
ら燃焼表面に沿うように噴出させて混合しかつ燃焼させ
、１８００〜２０００℃もの高温を得られるのである。

したがって、加工孔及びノズルの内部への逆火を完全に
無くせ、また、ジルコニア焼結体は耐熱性が極めて優れ
ているために、高温燃焼にかかわらず耐久性に優れたバ
ーナが得られる。

また、給気室から加工孔へのガス供給を断熱ウールによ
り均等に行え、かつ、断熱ウールによりジルコニア焼結
体が高温になって、高温燃焼を助長できる。

〔発明の効果〕

その結果、逆火によるトラブルの無い状態で、かつ、表
面燃焼バーナとして要求される加熱特性及び耐久性を十
分に備えさせた状態で、高温放射伝熱を広範囲にわたっ
て均等に行えるようになり、従来の表面燃焼バーナでは
適用できなかった高温加熱分野での利用が可能な表面燃
焼バーナを提供できるようになった。

〔実施例〕

次に、第１図により実施例を示す。

金属性ケース（１ａ）に不定形耐火断熱材（１ｂ）を内
張すして成るバーナ本体（１）の内部に、多数の加工孔
（２ａ）を有するジルコニア焼結体（２）を設け、ジル
コニア焼結体（２）の上面に燃焼表面（２ｂ）を形成し
、加工孔（２ａ）に連通ずる給気室（４）を形成し、ジ
ルコニア焼結体（２）の給気室（４）側全体にわたって
通気性の断熱ウール（８）を設け、酸素又は酸素富化空
気の給気設（１！　（９）からの供給路（５）を給気室
（４）に接続しである。そして、都市ガス、プロパンガ
ス、その他の燃料ガスの供給路（６）に接続したノズル
（７）を設け、ノズル（７）の噴出口（７ａ）を、燃焼
表面（２ｂ）の中央側で外側近くに配置し、噴出ガスが
燃焼表面（２ｂ）に沿って流動する方向に向かわせ、か
つ、燃焼表面（２ｂ）の全体に均等にガス供給するよう
にノズル（７）の周方向に並設し、もって、燃料ガスと
燃焼用酸素又は酸素富化空気を燃焼表面（２ｂ）の近く
で混合して完全燃焼させる表面燃焼バーナを形成しであ
る。

；別実施例］ 次に別実施例を説明する。

ジルコニア焼結体（２）は、ジルコニアファイバーを成
型したプレートが有効であるが、原料、製法、加工孔（
２ａ）の形成法や寸法や密度、その他において適宜選択
が可能である。また、燃焼表面（２ｈ）の形状は円形で
も角形でもよい。

ノズル（７）は形状、配置、その他において適当に変更
でき、例えば、第２図に示すように、燃焼表面（２ｂ）
の外周側に全周にわたってノズル（７）を配置して、多
数の噴出口（７ａ）を燃焼表面（２ｂ）の中央に向かわ
せたり、あるいは、第３図に示すように、燃焼表面（２
ｂ）に沿う渦流を生しるように噴出口（７ａ）夫々の向
きを設定したりできる。

燃料ガスの供給路（６）を給気室（４）にかつ燃焼用酸
素又は酸素富化空気の供給路（５）をノズル（７）に接
続してもよい。

断熱ウール（８）は、例えばガラスへ維や石綿、その他
適当に選択できる。

バーナの全体構成、用途、使用形態、その他は不問であ
るが、−ｍに多数のバーナを並べて、大きな加熱面を形
成する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例を示す断面図、第２図及び第
３図は、本発明の各別の実施例を示す正面図である。 （２）・・・・・・ジルコニア焼結体、（２ａ）・・・
・・・加工孔、（２ｂ）・・・・・・燃焼表面、（４）
・・・・・・給気室、（５）・・・・・・燃焼用酸素又
は酸素富化空気の供給路、（６）・・・・・・燃料ガス
の供給路、（７）・・・・・・ノズル、（８）・・・・
・・断熱ウール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼表面（２ｂ）を形成する通気性のセラミックスを、
   給気室（４）に連通させた状態で設けた表面燃焼バーナ
   であって、噴出ガスを前記燃焼表面（２ｂ）に沿って流
   動させるノズル（７）を設け、燃料ガスの供給路（６）
   及び燃焼用酸素又は酸素富化空気の供給路（５）の一方
   のみを前記給気室（４）にかつ他方のみを前記ノズル（
   ７）に接続し、前記セラミックスを、多数の加工孔（２
   ａ）を有するジルコニア焼結体（２）にし、そのジルコ
   ニア焼結体（２）の前記給気室（４）側全体にわたって
   断熱ウール（８）を設けてある表面燃焼バーナ。