JP6303716B2 - 高炉大樋の乾燥装置 - Google Patents
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Description
[1−1.乾燥装置の構成]
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る高炉大樋の乾燥装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る高炉大樋の乾燥装置100を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る高炉大樋の乾燥装置100を示す部分断面側面図である。図3は、本実施形態に係る燃料ガスヘッダー110および燃焼空気ヘッダー120を示す側面図である。図4は、図3のA−A切断線における断面図である。なお、図1および図2では、説明のため、一部の構成部材の大きさを誇張して表現している。
燃料ガスヘッダー110は、燃料ガスを不定形耐火物の乾燥空間に供給する燃料ガス供給部である。燃料ガスヘッダー110は、図1および図2に示すように、大樋5の底面付近に長手方向(y方向)に延設される。本実施形態では、大樋5の底面側から乾燥させるようにするため、燃料ガスヘッダー110はなるべく大樋5の底面に近接して配置すると共に、該燃料ガスヘッダー110と大樋5の底面との間を燃料ガスが流通可能となるようにしている。例えば図2に示すように、大樋5の底面に支持部材102、102を設け、その上に燃料ガスヘッダー110を載置させることで、燃料ガスヘッダー110を大樋5の底面近くに安定して設置することができる。
燃焼空気ヘッダー120は、燃焼空気を不定形耐火物の乾燥空間に供給する燃焼空気供給部である。燃焼空気ヘッダー120は、図1および図2に示すように、燃料ガスヘッダー110の直上に、燃料ガスヘッダー110と同様に長手方向(y方向)に延設される。このような構成とする場合、燃焼空気ヘッダー120は燃料ガスヘッダー110に固定され一体構造としてもよい。
仕切板132、134は、不定形耐火物の施工された領域を挟むように大樋5の長手方向の上流側と下流側に設けられる板状の仕切部材である。仕切板132、134は、大樋5の長手方向の断面開口部分を長手方向の上流側と下流側とで塞ぐ。これにより、大樋5の長手方向について、不定形耐火物が施工された領域を外部と遮断される。
上板140は、仕切板132、134で仕切られた不定形耐火物が施工されている領域の上方を覆う部材である。上板140は、例えば図1に示すように、大樋5の幅方向(x方向)両端上面に架け渡して設けられる。上板140には、耐熱性のある軽量の板状部材を用いるのがよい。本実施形態では、2枚の波板でセラミックファイバーブランケットを挟み積層して構成された板状部材を上板140として用いる。このような構成の上板140は、軽量であり、大樋5に簡単に敷設することができる。上板140の形状はかかる例に限定されず、例えば波のない平板であってもよい。
煙突150は、燃料ガスの燃焼により乾燥空間内で発生した排ガスを乾燥空間外に排出する筒状部材である。煙突150は、上板140に対して略垂直に設けられ、乾燥空間の内部と外部とを連通させる。上板140の設置位置は特に限定されないが、例えば乾燥空間の長手方向の中央部付近に設けてもよい。煙突150は、排ガスが乾燥空間から排出される程度の長さ、例えば2m程度の長さを有する。また、煙突150は、容易に設置できるよう、軽量の材質から形成するのがよい。
観察窓160は、乾燥空間内の火炎状態を観察するために上板140の一部に設けられる。観察窓160は、例えば上板140の一部を開口し、その開口部分に耐熱ガラス等の耐熱性のある透明部材を設けることで形成される。これにより、乾燥空間内の火炎状態を観察することができるとともに、乾燥空間をほぼ密閉した状態に維持することができる。
本実施形態に係る乾燥装置100は、以下のように大樋5に設置して使用される。まず、大樋5に不定形耐火物が施工された領域に、乾燥バーナを構成する燃料ガスヘッダー110および燃焼空気ヘッダー120が大樋5の底面に設置される。燃料ガスヘッダー110および燃焼空気ヘッダー120は、例えば燃料ガス噴射孔112と燃焼空気噴射孔122との位置を調整して、予め一体にしてもよい。
以上、本実施形態に係る乾燥装置100の構成とその機能について説明した。本実施形態によれば、燃料ガスヘッダー110を大樋5の底面付近に設け、長手方向に所定の間隔で燃料ガスを供給し、燃料ガスヘッダー110の上方から燃焼空気ヘッダー120より燃焼空気を供給する。これにより、燃料ガスは、予め燃料ガスと混合される一次空気を用いず、燃料ガス噴射孔112から噴射された後に乾燥空間に供給された燃焼空気(すなわち、二次空気)から、燃焼に必要な酸素をすべて得て燃焼する。このように、燃料ガスヘッダー110と燃焼空気ヘッダー120とからいわゆる赤火式の燃焼バーナを構成することで、燃料ガスヘッダー110の長手方向に軟らかい火炎を形成できる。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係る高炉大樋の乾燥装置200の構成について説明する。図5は、本実施形態に係る高炉大樋の乾燥装置200を示す部分断面側面図である。なお、図5では、説明のため、一部の構成部材の大きさを誇張して表現している。
102 支持部材
110 燃料ガスヘッダー
112 燃料ガス噴射孔
114 燃料ガス配管
120 燃焼空気ヘッダー
122 燃焼空気噴射孔
124 燃焼空気配管
132、134 仕切板
140 上板
150 煙突
160 観察窓
Claims (3)
- 高炉の大樋の内表面に施工された不定形耐火物を乾燥させる乾燥装置であって、
前記大樋の底部の不定形耐火物上に長手方向に延設され、長手方向に所定の間隔で複数の燃料ガス噴射孔が形成された、燃料ガスを供給する燃料ガス供給部と、
前記燃料ガス供給部の上方から燃焼空気を供給する燃焼空気供給部と、
前記大樋の長手方向の上流側と下流側に設けられ、乾燥させる不定形耐火物が施工されている乾燥対象領域を他の領域と仕切る仕切部材と、
前記仕切部材で仕切られた前記乾燥対象領域の上方を覆う上板と、
前記大樋に施工された不定形耐火物、前記仕切部材および前記上板により形成された乾燥空間の内部と外部とを連通させ、前記乾燥空間内部で発生した排ガスを外部へ排出する排出部と、
を備える、高炉大樋の乾燥装置。 - 前記燃焼空気供給部は、前記燃料ガス供給部の直上に、前記大樋の長手方向に沿って配置され、長手方向に所定の間隔で複数の燃焼空気噴射孔が形成されている、請求項1に記載の高炉大樋の乾燥装置。
- 前記燃料ガス供給部から供給される燃料ガス供給量は、形成される火炎が前記大樋の内側面に直接当たらないように調整される、請求項1または2に記載の高炉大樋の乾燥装置。
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JP2014069872A JP6303716B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 高炉大樋の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014069872A JP6303716B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 高炉大樋の乾燥装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015190034A JP2015190034A (ja) | 2015-11-02 |
JP6303716B2 true JP6303716B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
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Family Applications (1)
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