JP2017145875A - 連結ボルトセット及びそれを用いた朝顔ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】通常のボルトと同様にボルトを回すことができると共に、簡単な構成でボルトの落下を防止することのできる連結ボルトセットを提供する。
【解決手段】連結ボルトセット10は、二つのボルト11を紐状部材30で連結した連結ボルトセット10において、ボルト11は、頭部12の下方に頭部12と所定の間隔を空けて形成された第一フランジ15と、頭部12と第一フランジ15との間に形成された環状溝17と、第一フランジ15の下に形成されたネジ部13とを備え、紐状部材30の両端は、ボルト11に対して周方向に回動自在に環状溝17において括り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルトを連結した連結ボルトセットに関する。
建築現場の仮設足場には、作業時等に誤って落下してしまった資材や工具等が下に居る人に当たったりするのを防ぐために、落下物を受け止めるための防護柵である落下防止朝顔が設置されている。例えば、下記特許文献1,2に落下防止朝顔が開示されている。
また、近年、落下防止朝顔の持ち運びを容易にするために、フレーム等を容易に分解可能であって小型の梱包状態で持ち運び可能な落下防止用朝顔も提供されている。このような落下防止用朝顔は、設置場所である足場高所で組み立てる必要があるため、組立時にフレームを連結するためのボルト等を誤って落とさないように注意する必要がある。
一方、従来、建築現場等での高所作業時に、ボルト等の落下を防止するための落下防止機構が提供されており、例えば、下記特許文献3,4に開示されている。
特開2015−203184号公報 特開2014−84594号公報 特許第5756243号公報 特開2010−25302号公報
しかし、特許文献3,4に開示された落下防止機構では、ボルトを回す度に落下防止機構をボルトに着脱する必要があるため、非常に手間がかかったり、ボルトの頭部からワイヤが延びているため、落下防止機構をセットした状態ではメガネレンチやラチェットレンチ等でボルトを回すのが困難になったりしてしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、通常のボルトと同様にボルトを回すことができると共に、簡単な構成でボルトの落下を防止することのできる連結ボルトセットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る連結ボルトセットは、二つのボルトを紐状部材で連結した連結ボルトセットにおいて、前記ボルトは、頭部の下方に前記頭部と所定の間隔を空けて形成された第一フランジと、前記頭部と前記第一フランジとの間に形成された環状溝と、前記第一フランジの下に形成されたネジ部とを備え、前記紐状部材の両端は、前記ボルトに対して周方向に回動自在に前記環状溝において括り付けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る朝顔ユニットは、建築現場の足場に設置されて落下物を受け止めるための朝顔ユニットにおいて、二つのボルトを紐状部材で連結した連結ボルトセットであって、前記ボルトは、頭部の下方に前記頭部と所定の間隔を空けて形成された第一フランジと、前記頭部と前記第一フランジとの間に形成された環状溝と、前記第一フランジの下に形成されたネジ部とを備え、前記紐状部材の両端は、前記ボルトに対して周方向に回動自在に前記環状溝において括り付けられている連結ボルトセットと、一対の縦枠と、一対の横枠と、前記一対の横枠又は前記一対の縦枠との間に張られたシートと、前記縦枠を固定するためのボルト用雌ネジと、前記横枠を固定するためのボルト用雌ネジが形成された、隣接する前記縦枠と前記横枠とを連結するための連結金具と、を備え、前記連結ボルトセットの一方の前記ボルトが前記縦枠を固定するための前記ボルト用雌ネジにネジ留めされ、他方の前記ボルトが前記横枠を固定するための前記ボルト用雌ネジにネジ留めされることを特徴とする。
本発明に係る連結ボルトセットによれば、通常のボルトと同様に回すことができると共に、簡単な構成でボルトの落下や紛失を防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る連結ボルトセットの斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るボルトの構成を示すである。 図3は、本発明の実施形態に係る朝顔ユニットの斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る朝顔ユニットの分解斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る朝顔ユニットの一部を拡大して示す分解斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係る落下防止朝顔の設置状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る連結ボルトセットについて説明する。図1は、本実施形態に係る連結ボルトセットの斜視図である。図2は、本実施形態に係るボルトの構成を示す図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は垂直断面図を示している。
連結ボルトセット10は、二つのボルト11と、二つのボルト11を連結する紐状部材である連結ワイヤ30とを備えている。ボルト11は、頭部12の下方に二段のフランジ15,16が形成されているのが特徴であり、六角柱形状の頭部12と、雄ネジが形成されたネジ部13と、第一フランジ15と、第二フランジ16と、環状溝17とを備えている。ボルト11は、全体が一体成形により製造される。
第二フランジ16は、円板形状であり、頭部12と環状溝17との間において、頭部12の下側に頭部12と一体に連続して形成されている。第二フランジ16は、上方から見た平面視の場合に、六角形である頭部12を包含する外接円となる。第一フランジ15は、第二フランジ16の下方に所定の間隔を空けて設置されている。第一フランジ15は、第二フランジ16と同じ円板形状であり、上方から見た場合に、同じく頭部12を包含する大きさの外接円である。
環状溝17は、第一フランジ15と第二フランジ16との間に形成された、ボルト11の軸回りに水平に一周する環状の周回溝であり、環状溝17の部分の軸17aは、ネジ部13と略同じ径である。
連結ワイヤ30は、二つのボルト11を連結する線状部材であり、その両端には、溝周回部31が形成されている。溝周回部31は、連結ワイヤ30の端部を環状溝17に回したうえで、その先端を折り返して固定具であるスリーブ33で連結ワイヤ30に固定することで構成されている。
連結ワイヤ30の溝周回部31の長さ(周長)は、ボルト11の第一フランジ15及び第二フランジ16の円周長よりも短く構成されており、スリーブ33により強固に固定された溝周回部31は、環状溝17から抜けることはない。
また、溝周回部31の長さは、環状溝17部分の軸17aの軸回りの長さよりも長く、溝周回部31は、軸17a(ボルト11)に対して回動自在に括り付けられている。
このように、連結ボルトセット10においては、二つのボルト11が連結ワイヤ30により連結されているため、二つのボルト11が離れ離れになることなく、常につながった状態となっている。よって、一方のボルト11を紛失することを防止できる。
また、一方のボルト11がどこかにネジ留めされていれば、他方のボルト11は常にこの固定されたボルト11につながっているため、高所作業時に手がすべる等して他方のボルト11を落としてしまっても、他方のボルト11は下方に落下することがなく、非常に安全である。
また、連結ワイヤ30は、ボルト11の環状溝17に対して連結されており、連結状態において、頭部12が連結ワイヤ30によって邪魔されることなく上方に開放されている。よって、ボルト11をネジ留めするために、ラチェットレンチ等の工具を頭部12に嵌める際に、連結ワイヤ30が邪魔になることなく、連結ワイヤ30でつないだまま、ボルト11をねじ留めしたり外したりすることができる。
また、ボルト11において、頭部12の下方に設置された第二フランジ16は、平面視において頭部12の六角形を包含する外接円であるため、頭部12に嵌めた工具の頭部は、第二フランジ16の上面にあたって、頭部12よりも下方に移動することはできない。
よって、勢いよく工具を頭部12に嵌めた場合であっても、工具の頭部が、頭部12を通過して環状溝17に括り付けられた連結ワイヤ30に当たり、連結ワイヤ30を傷付けたりすることがない。
以上、連結ボルトセット10の構成について説明したが、続いて、連結ボルトセット10の使用態様として、建築現場の仮設足場5に設置される落下防止朝顔を構成する部材である朝顔ユニット60に連結ボルトセット10を用いる場合について説明する。もちろん、連結ボルトセット10の適用場所は、朝顔ユニット60に限らず、種々の場所で使用することができる。
図3は、本実施形態に係る朝顔ユニットの斜視図である。図4は、本実施形態に係る朝顔ユニットの分解斜視図である。図5は、本実施形態に係る朝顔ユニットの一部を拡大して示す分解斜視図である。
朝顔ユニット60は、右縦枠61と、左縦枠66と、上横枠70と、下横枠75と、シート80と、連結ボルトセット10とを備えている。朝顔ユニット60は、容易に分解可能なフレーム構造であり、持ち運ぶ際には枠61,66,70,75を束ねて小さく梱包することができる。
組み立てた状態では、右縦枠61、左縦枠66、上横枠70及び下横枠75は、全体として長方形状の枠(フレーム)を構成するように互いに連結され、右縦枠61の上端部と上横枠70の右端部とが右上連結部分において、右縦枠61の下端部と下横枠75の右端部とが右下連結部分において、左縦枠66の上端部と上横枠70の左端部とが左上連結部分において、左縦枠66の下端部と下横枠75の左端部とが左下連結部分において、連結ボルトセット10により連結固定されている。
足場5に落下防止朝顔を設置する場合、朝顔ユニット60は、足場5の高所設置場所まで小さく梱包された状態で運ばれた後、そこで組み立てられて設置される。また、足場5を撤去する際には、朝顔ユニット60を足場5の高所で分解してから小さな梱包状態で持ち運ぶことができ、次の現場でも同様に梱包状態のまま設置場所まで持ち運ぶことができる。これにより、組み立て後の大きな朝顔ユニット60を足場5の上層まで上げ下ろしする必要がなく、落下防止朝顔の設置作業効率を大きく向上させることができる。
まず、組立前の朝顔ユニット60の分解状態について説明する。図4に示すように、分解状態では、朝顔ユニット60は、上横枠70と、下横枠75と、一体に連結された右縦枠61、左縦枠66及びシート80の連結体との3つの部材に分かれている。
シート80は、落下物を受け止める長方形状の網目ネットであり、後述するように、その左右の辺部が右縦枠61と左縦枠66にそれぞれ固定されている(図4参照)。固定は、後述する縦枠61,66の丸パイプ62,67に巻き付けることで実現されている。
図5は、左縦枠66の下端部と下横枠75の左端部との左下連結部分の拡大図を示している。左縦枠66は、上端から下端まで内部を縦方向に延在する丸パイプ67を備えており、左縦枠66の下端部側面には、ボルト11のネジ部13の外径よりも若干大きく、第一フランジ15は通過できないボルト挿通穴68が二つ形成されている。
下横枠75は、左端部において、L型連結金具76と、丸パイプ67に対向する位置に上方に向けて立設された所定の長さの角パイプ78とを備えている。下横枠75の左端部のフレーム下面には、ボルト11のネジ部13の外径よりも若干大きく、第一フランジ15は通過できないボルト挿通穴77(図示せず)が二つ形成されている。
図5に示すように、L型連結金具76の二つの面には、左縦枠66をネジ留めするためのボルト用雌ネジ761と、下横枠75をネジ留めするためのボルト用雌ネジ761とが、それぞれ二つずつ形成されている。各面の二つのボルト用雌ネジ761の間隔は、二つのボルト挿通穴68の間隔及び二つのボルト挿通穴77の間隔と同じである。L型連結金具76は、一方の面のボルト用雌ネジ761がボルト挿通穴77に対して対向する位置で、下横枠75のフレーム内側の下面上にボルト11によりネジ留め固定されている。
より詳細には、連結ボルトセット10の一方のボルト11を下横枠75の下方外側からボルト挿通穴77を通してボルト用雌ネジ761にネジ込むことで、L型連結金具76の一方の面が下横枠75にネジ留め固定されている。ボルト用雌ネジ761は二つ形成されており、L型連結金具76の下横枠75への固定には、二つの連結ボルトセット10が使用される。
なお、二つの連結ボルトセット10は、それぞれ一方のボルト11のみが下横枠75に固定され、もう一方のボルト11はフリーである。但し、フリーのボルト11は、連結ワイヤ30を介して固定されもう一方のボルト11に連結されているため、動ける範囲が制限され、紛失することもない。
以上、左下連結部分における組立前の朝顔ユニット60の構成について説明したが、朝顔ユニット60の構成は、その他の連結部分である右上連結部分、右下連結部分及び左上連結部分においても同じである。
すなわち、図示は省略するが、右縦枠61は、丸パイプ62と、上端部側面と下端部側面にそれぞれ形成されたボルト挿通穴63とを備え、左縦枠66は、上端部側面にもボルト挿通穴68を備えている。
また、上横枠70は、左右両端部にそれぞれ設置された、ボルト用雌ネジ711が形成されたL型連結金具71と、角パイプ73とを備え、左右両端部のフレーム上面にはそれぞれ二つのボルト挿通穴72が形成されている。また、下横枠75は、右端部に設置されたL型連結金具76と、角パイプ78とを備え、右端部のフレーム下面にも二つのボルト挿通穴77が形成されている。
続いて、足場5の現場で朝顔ユニット60を組み立てる作業について説明する。組立時には、上述した3つの部材を連結ボルトセット10で互いに連結固定する。連結ボルトセット10は、右上連結部分、右下連結部分、左上連結部分、左下連結部分にそれぞれ二つずつ設置され、縦枠61,66と横枠70,75とを連結固定する。
図5を参照しながら、左下連結部分について説明すると、左縦枠66と下横枠75とを連結固定する際には、まず、角パイプ78を丸パイプ67の中に挿入することで、左縦枠66と下横枠75とが上述した所定の相対連結位置となるようにガイドされる。相対連結位置においては、左縦枠66のボルト挿通穴68とL型連結金具76のボルト用雌ネジ761とは対向する位置関係となる。
この状態で、連結ボルトセット10の二つのボルト11のうち、下横枠75に固定されていないフリーのボルト11を左縦枠66の外側からボルト挿通穴68を通してボルト用雌ネジ761にネジ込むことで、L側連結金具76の残りの面が左縦枠66にネジ留め固定される。これにより、L型連結金具76を介して、左縦枠66と下横枠75とが強固に連結固定される。
引き続き、同じように、右上連結部分、右下連結部分、左上連結部分においても縦枠61,66と横枠70,75を連結固定することで、図3に示す朝顔ユニット60が完成する。
上述したように、L型連結金具71,76の横枠70,75へのボルト11によるネジ留め固定は、足場5の高所での組立前に予め行っておくのが望ましく、初回は予め地上で固定すれば良い。また、使用後に朝顔ユニット60を次の現場に運ぶために分解する場合には、L型連結金具71,76を横枠70,75に固定するためのボルト11は外さないで、縦枠61,66と連結するための他方のボルト11のみを外せば良い。
このように、本実施形態では、足場5での組立作業時に、朝顔ユニット60の枠61,66,70,75を連結するためのボルト11として、既に横枠70,75にネジ留め固定されたボルト11に連結ワイヤ30で連結されたボルト11を使用することになるため、作業者の手からボルト11が滑り落ちたとしても連結ワイヤ30を介して横枠70,75からぶら下がるだけで、下方への落下を確実に防ぐことができる。
続いて、朝顔ユニット60の足場5への設置態様について説明する。図6は、朝顔ユニットの足場への設置態様を示す斜視図である。同図に示すように、組み立てられた朝顔ユニット60は、下横枠75の連結金具79を介して、足場5に対して回動自在に連結されると共に、斜材91により足場5に対して下方から支えられ、さらに、上横枠70の連結金具74を介して足場5に対してロープ92で吊り上げられて設置される。
このとき、朝顔ユニット60は、足場5との連結部分から斜め上方に延在するように、足場5からはみ出した状態で設置され、上方からの資材等の落下物が下方に落ちないように受け止める防護柵として機能する。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、連結ボルトセット10によれば、頭部12とネジ部13の間に位置する環状溝17に連結ワイヤ30を括り付けることで、二つのボルト11を連結しており、ボルト11単体の紛失を防ぐことができると共に、連結ワイヤ30を括り付けたままで、ボルト11の頭部12が上方からアクセス自在であり、工具によるボルト11の回転を自在に行うことができる。
また、連結ボルトセット10の一方のボルト11を何かしらの部材に固定しておけば、他方のボルト11のネジ留め作業時に手を滑らせたとしても、他方のボルト11の落下を防止することができる。
また、朝顔ユニット60によれば、縦枠61,66と横枠70,75との連結に連結ボルトセット10を用いており、足場5の高所で朝顔ユニット60を組み立てたり、分解したりする際に、工具によって締めたり外したりするボルト11(縦枠61,66にネジ留めされるボルト11)ではない方のボルト11が常時横枠70,75にネジ留め固定されているため、手が滑ったりしてボルト11が落ちそうになっても連結ワイヤ30にぶら下がるだけで、下方へと落下して事故につながることを確実に防ぐことができる。
また、このように、連結ボルトセット10の一方のボルト11が横枠70,75に常時ネジ留め固定されているため、朝顔ユニット60を足場5の高所で分解し、次の現場に運んで組み立てる場合にも、組立用のボルト11が紛失することがない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、連結ボルトセットや朝顔ユニットを構成する部材のサイズや形状、素材等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、ボルトに二段のフランジを設置し、二つのフランジの間に環状溝を形成しているが、フランジは一つだけ(第一フランジだけ)でも良く、この場合には、頭部と第一フランジとの間に環状溝を形成すれば良い。
また、上記実施形態では、ボルトに設置した二段のフランジを同じ形状としたが、異なる形状であっても良い。また、上記実施形態では二つのフランジの形状を、平面視において、六角形の頭部の外接円としているが、適宜変更可能であり、円形に限らず、多角形や楕円形等であっても良い。
環状溝を挟んで頭部と反対側の下方に位置する第一フランジは、環状溝に括り付けられている連結ワイヤの溝周回部が環状溝から抜けないような大きさや形状であれば良い。また、環状溝を挟んで頭部側の上方に位置する第二フランジも、環状溝に括り付けられている連結ワイヤの溝周回部が環状溝から抜けないような大きさや形状であれば良い。
さらに、第二フランジは、工具の頭部がボルトの頭部よりも下方にすり抜けないように、平面視において頭部の外側に突出する部分を有する形状であれば良く、工具のすり抜けを確実に防止するためには、上記実施形態に開示した外接円を包含する、外接円よりも大きな形状であるのが望ましい。
また、上記実施形態では、縦枠と横枠を連結するためのL型連結金具を常時横枠に固定しておく構成を採用したが、縦枠に固定しておく構成でも良いし、横枠及び縦枠と別体ではなく、連結金具を横枠又は縦枠と一体に形成しておいても良い。もちろん、連結金具の形状もL型に限らず、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、連結ボルトセットの二つのボルトの双方を、朝顔ユニットの縦枠と横枠とを連結するための連結用ボルトとして用いているが、連結ボルトセットを連結用ボルトとして用いる場合であっても、一方のボルトは、連結用ボルトとして兼用しなくても良い。
例えば、連結ボルトセットの一方のボルトを横枠と連結金具とをネジ留めする連結用ボルトとして用いる場合、他方のボルトを同じく横枠に形成された他の雌ネジにネジ留め固定しておいても良い。
また、上記実施形態では、
10 連結ボルトセット
11 ボルト
12 頭部
13 ネジ部
15 第一フランジ
16 第二フランジ
17 環状溝
17a 軸
30 連結ワイヤ
31 溝周回部
33 スリーブ
60 朝顔ユニット
61 右縦枠
62 丸パイプ
63 ボルト挿通穴
66 左縦枠
67 丸パイプ
68 ボルト挿通穴
70 上横枠
71 L型連結金具
711 ボルト用雌ネジ
72 ボルト挿通穴
73 角パイプ
74 連結金具
75 下横枠
76 L型連結金具
761 ボルト用雌ネジ
77 ボルト挿通穴
78 角パイプ
79 連結金具
80 シート
5 足場
91 斜材
92 ロープ

Claims (4)

  1. 二つのボルトを紐状部材で連結した連結ボルトセットにおいて、
    前記ボルトは、頭部の下方に前記頭部と所定の間隔を空けて形成された第一フランジと、前記頭部と前記第一フランジとの間に形成された環状溝と、前記第一フランジの下に形成されたネジ部とを備え、
    前記紐状部材の両端は、前記ボルトに対して周方向に回動自在に前記環状溝において括り付けられていることを特徴とする連結ボルトセット。
  2. 前記頭部と前記環状溝との間に形成された、平面視で前記頭部の外側に突出する部分を有する第二フランジをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の連結ボルトセット。
  3. 前記第二フランジは、平面視において前記頭部を包含する大きさであることを特徴とする請求項2記載の連結ボルトセット。
  4. 建築現場の足場に設置されて落下物を受け止めるための朝顔ユニットにおいて、
    二つのボルトを紐状部材で連結した連結ボルトセットであって、前記ボルトは、頭部の下方に前記頭部と所定の間隔を空けて形成された第一フランジと、前記頭部と前記第一フランジとの間に形成された環状溝と、前記第一フランジの下に形成されたネジ部とを備え、前記紐状部材の両端は、前記ボルトに対して周方向に回動自在に前記環状溝において括り付けられている連結ボルトセットと、
    一対の縦枠と、
    一対の横枠と、
    前記一対の横枠又は前記一対の縦枠との間に張られたシートと、
    前記縦枠を固定するためのボルト用雌ネジと、前記横枠を固定するためのボルト用雌ネジが形成された、隣接する前記縦枠と前記横枠とを連結するための連結金具と、
    を備え、
    前記連結ボルトセットの一方の前記ボルトが前記縦枠を固定するための前記ボルト用雌ネジにネジ留めされ、他方の前記ボルトが前記横枠を固定するための前記ボルト用雌ネジにネジ留めされることを特徴とする朝顔ユニット。
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