JP2017145689A - 燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ポンプの外郭を覆う大型の円筒部材を不要とできる安価で軽量化が可能な燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法を提供する。
【解決手段】燃料ポンプ100の固定子22及び回転子21は、コップ状のエンドカバーに1収納されてモータ室20を形成し、ポンプ室30は、エンドカバー1の軸方向外側の開口を塞ぐポンプベース31と、ポンプベース31と対になってポンプ室30を形成する、ポンプベース31より反モータ室20側に配設されたポンプカバー32と、ポンプベース31とポンプカバー32との間にインペラ33とを備え、ポンプベース31とポンプカバー32とは、相互に固定され、ポンプ室30とエンドカバー1とは、軸方向に固定されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料ポンプ及びこの燃料ポンプの製造方法に関するものである。
従来、燃料タンク内の燃料を、昇圧して内燃機関に圧送する燃料ポンプが用いられている。この燃料ポンプは、ケーシングと、ケーシング内部に設けられたモータ室と、このモータで駆動されるケーシング内に設けられたポンプ室とを備えている。つまりこのケーシングは、モータ室の外周部とポンプ室の外周部の双方に接する1つの円筒部材である。この円筒部材の軸方向端部の一方をモータ室の軸方向端部にカシメ、軸方向の他方をポンプ部の軸方向端部にカシメることで各部品を相互に固定し、燃料ポンプを構成している。このように燃料ポンプを構成することで、燃料のシール性を高めている。
また、燃料ポンプの駆動源であるモータには、別に燃料の流路を設けることなく、モータ内に燃料を通過させることができる流路(例えば、固定子と回転子の間のギャップ)を設けたブラシレスモータが用いられている。
ブラシレスモータは、ブラシ付きモータのような整流子とブラシとの摺動がなく、接触抵抗の変動によるモータ特性への影響を受けにくいとともに、整流子やブラシ部の電圧降下も生じないので、モータとしての効率が優れており、小型高効率化が要求される燃料ポンプに用いられている。特許文献1に示されるようなブラシレスモータでは、ハウジングをモータ室とポンプ室の同軸を取るための構成部品として使用することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−86804号公報
ところで、燃料ポンプの小型高効率化を図る目的でブラシレスモータを使用しようとしても、燃料ポンプの外郭を覆う大型の円筒部材が必要であり、材料使用量が増加してしまい、これが低コスト化や軽量化の課題となっていた。また、ブラシレスモータでは、永久磁石が回転子にあり、固定子の鉄心で、磁路をまかなうことができ、ハウジングを磁路の一部として構成しなくても良いが、モータ室とポンプ室の同軸性を確保しようとすると燃料ポンプの外郭を覆う大型の円筒部材が必要になるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、気密性が高く、燃料ポンプの外郭を覆う大型の円筒部材を不要とできる安価で軽量化が可能な燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る燃料ポンプは、
外部から燃料を吸入し、昇圧して前記燃料を外部に吐出する燃料ポンプであって、
前記燃料ポンプは、
ポンプ室と、前記ポンプ室の軸方向に隣接して配設され、前記ポンプ室のインペラを駆動するモータ室とを備え、
前記モータ室は、固定子と前記固定子の内周面と所定の間隙を設けて回転可能に配設され、前記インペラの回転軸と共用されるシャフトを有する回転子とを備え、
前記固定子及び前記回転子は、コップ状のエンドカバーに収納され、
前記ポンプ室は、前記エンドカバーの軸方向外側の開口を塞ぐポンプベースと、前記ポンプベースと対になって前記ポンプ室を形成する、前記ポンプベースより反前記モータ室側に配設されたポンプカバーと、前記ポンプベースと前記ポンプカバーとの間に前記インペラとを備え、
前記ポンプベースと前記ポンプカバーとは、相互に固定され、
前記ポンプ室と前記エンドカバーとは、軸方向に固定されているものである。
また、この発明に係る燃料ポンプの製造方法は、
上記燃料ポンプにおいて、
前記ポンプカバーと前記ポンプベースの外周面の一方は、前記外周面の外径が、軸方向に次第に小さくなるように傾斜するテーパ加工部を有し、
前記ポンプカバーと前記ポンプベースの他方は、前記テーパ加工部を押圧して固定する固定部を有し、
前記ポンプカバーと前記ポンプベースの一方の内周面と他方の外周面を嵌合する嵌合工程を有するものである。
本発明に係る燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法によれば、ポンプ室と、モータ室の外郭を覆う共通の円筒部材が不要となるため、燃料ポンプの軽量化、材料使用量低減によって安価な燃料ポンプを提供することができる。
さらに、燃料ポンプの吐出流量を変えようとして軸方向寸法の異なったモータを製造する場合でも、モータ室のみを変更するだけで良く、ポンプ室を共用できるので容易に異種製品の製造に対応できる。これにより、複数種類の燃料ポンプを製造する際に、複数種類の円筒部材を用意しなくて良く、管理費用の低減となる。また、複数種類の燃料ポンプの製造台数が大きく異なる場合、その円筒部材のコストが大きく異なる場合があるが、本発明を適用することで機種別の燃料ポンプの製造コストの変動を抑制できる。
この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプの縦断面模式図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプのインペラを示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプのインペラ側から見たポンプベースの平面図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプのインペラ側から見たポンプカバーの平面図である。 この発明の実施の形態1に係るポンプカバー側壁部と固定部の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプの製造方法の一部を説明する縦断面模式図であり、シャフトを把持するシャフト把持工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプの製造方法の一部を説明する縦断面模式図であり、ポンプベース、エンドカバー組立工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る燃料ポンプの製造方法の一部を説明する縦断面模式図であり、ポンプベースとポンプカバーの嵌合工程とカシメ工程を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る燃料ポンプの縦断面模式図である。 この発明の実施の形態2に係るポンプカバー側壁部と固定部の要部拡大図である。 この発明の実施の形態3に係る燃料ポンプの縦断面模式図である。 この発明の実施の形態3に係るポンプカバーの、カバー側壁部と固定部の要部拡大図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法を図を用いて説明する。本明細書において、周方向、径方向、軸方向の各々は、特に指定しない限り、燃料ポンプに用いられているモータの、周方向、径方向、軸方向の各々を示すものとする。また、軸方向内側とは、軸方向に燃料ポンプの中心側を示し、軸方向外側とは、燃料ポンプの中心が有る側と反対側を示す。
図1は、燃料ポンプ100の縦断面模式図である。
図1に示すように、燃料ポンプ100は、ポンプ室30と、ポンプ室30を駆動するモータ室20とで構成されている。モータ室20は、燃料ポンプ100の軸方向の端部の一方側(図1における上方側)に配設されており、軸方向の一方が開口するコップ状のエンドカバー1と、エンドカバー1に固定子22がモールドされたモータ2とで構成されている。そして、ポンプ室30は、燃料ポンプ100の軸方向の端部の他方側(図1における下方側)に配設されている。
ポンプ室30は、エンドカバー1の軸方向外側の開口を塞ぐポンプカバー32と、ポンプカバー32と対になってポンプ室30を形成するポンプベース31と、ポンプベース31とポンプカバー32との間に回転自在に収納されているインペラ33とを備えている。インペラ33は、ポンプベース31に設けられた軸受71を貫通して軸支されている回転子21のシャフト21sに接続されており、ブラシレスモータ2で駆動されて回転する。モータ室20には、ブラシレスモータ2が用いられており、モータ2は、固定子22と固定子22の内周面と所定の間隙を設けて回転可能に配設されている回転子21とを備える。
回転子21は、シャフト21sと、シャフト21s内に挿通された円筒状の永久磁石21jを有する。本実施の形態で使用する永久磁石21jは、磁石材料(例えば、フェライトやネオジウム・鉄・ボロン系)に樹脂材料(例えば、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等)が混合された、いわゆるプラスチックマグネットであり、成形により製造可能なものである。
また、モータ室20は、燃料ポンプ100のポンプ室30側とは反対側の開口を塞ぐエンドカバー1と一体になっている。このエンドカバー1は、燃料ポンプ100の、ポンプ室30側とは反対側の開口を塞ぐ本体部11と、モータ2の固定子22とを封止している固定子モールド部12とで構成されている。
そして、エンドカバー1の材料としては、例えば、絶縁性があり、本体部11と固定子モールド部12とを、一体に形成可能なモールド樹脂(例えば、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等)が用いられる。
エンドカバー1の本体部11には、シャフト21sの一端を回転可能に保持する軸受72と、燃料ポンプ100から燃料を吐出する吐出口81と、固定子22に電力を供給する電源端子82とを備えている。そして、吐出口81には逆止弁83が設けられている。
逆止弁83は、蓋83aとバネ83bとから構成されており、ポンプ室30で昇圧された燃料が所定圧力以上になるとバネ83bが収縮することにより蓋83aが図1における上方向に動き、吐出口81から燃料が外部に吐出される。
モータ2の固定子22は、磁極部が環状に配列して形成された鉄心22aと、絶縁材22zと、絶縁材22zを介して鉄心22aに巻かれるコイル22bとを備えている。鉄心22aは、バックヨーク(図示無し)とバックヨークから径方向の内側に突出するティース(図示無し)と、ティースの先端において、ティースから、周方向の両側に突出する磁気吸引部(図示無し)とを備えている。コイル22bは、各ティースに絶縁材22zを介して巻回されている。このコイル22bを覆うようにエンドカバー1の固定子モールド部12が成形されて、本体部11と固定子モールド部12とが固定子22と一体化されている。
さらに、エンドカバー1は、本体部11とは軸方向に反対側(ポンプベース31に近い側であり、図1の下方)の端面から、シャフト21sの軸心と同軸に、軸方向に立設された円筒状の環状凸部12tを有する。
また、固定子モールド部12は、エンドカバー1の本体部11と軸方向反対側(ポンプベース31に近い側であり、図1の下方)の端面に、ポンプ室30とエンドカバー1とを締結するための締結部12pを有する。締結部12pは、軸方向に延びるピン部12p1と頭部12p2とを有する。
次に、ポンプ室30について説明する。
図2は、インペラ33を軸方向から見た平面図である。
図3は、インペラ33側から見たポンプベース31の平面図である。
図4は、インペラ33側から見たポンプカバー32の平面図である。
ポンプベース31は、円盤状の金属部材から成り、本実施の形態ではアルミニウム材料を使って、ダイカストで成形される。ポンプベース31は、シャフト21sの軸心を通る平面で切断した断面が有底形状(コ字形状)をしており、シャフト21sのポンプ室30側の端部から見ると、軸方向外側にはインペラ33が収納される凹部31rを有する皿形状である。
凹部31rはシャフト21sの軸心と同軸に凹部31rの内周面31r1が筒状になるように刳り抜かれている。すなわち、シャフト21sのポンプ室30側の端部から見ると、中央部が丸く刳り抜かれ、中心に軸受71用の穴が開いた、縁の分厚い皿のように見える。内周面31r1は、インペラ33の外周部と対向する。
凹部31rの底面(シャフト21sに垂直な面)が、インペラ33と対向するポンプベースインペラ対向面31r2である。さらに、ポンプベース31の凹部31rより外周側側の、軸方向、反モータ室20側端面が、ポンプカバー32に圧着されるポンプカバー対向面31pである。ポンプベース31は、ポンプベースインペラ対向面31r2に、燃料の圧力を高めるために、円を描くように形成された溝31ruを有し、この溝31ruに軸方向に連通し、ポンプ室30からモータ室20に燃料を吐出するポンプ室吐出口31aが設けられている。
ポンプベース31の外周面31gの、モータ室20側(図1の上方)には、ポンプベース31の外径が、モータ室20側(軸方向内側)に向かって次第に小さくなる円錐台状に加工されたテーパ加工部31tを有する。先行技術のようにテーパ加工部の外径寸法を、ポンプカバー対向面31pの外径寸法と同じにする場合に比べ、ポンプベース31の材料使用量を低減することができ、より安価で軽量化が可能な燃料ポンプ100を提供できる。また、ポンプベース31は、ダイカストで成形されるので、より使用材料量を低減できる。
ポンプベース31は、溝31ruの外周側に、周方向等間隔に形成された締結部31hを有する。締結部31hは、エンドカバー1とポンプベース31とポンプカバー32を固定するために使用する。本実施の形態では、締結部31hは貫通穴である。
また、ポンプベース31は、軸方向のモータ室20側の面に、シャフト21sの軸心と同軸に環状に軸方向に凹んで形成された環状凹部31mを有する。エンドカバー1の環状凸部12tの内周面12tinは、環状凹部31mの内周面31minに沿って当接している。環状凹部31mの径方向の幅は、環状凸部12tの径方向の幅よりも大きいので、環状凸部12tの外周側には、リング状に空隙kが形成されている。この空隙kの中に環状凸部12tと環状凹部31mとの間を密閉するシール材sが封入されている。なお、本実施の形態でのシール材sはOリングである。
ポンプカバー32は、フライホイル状の金属部材から成り、本実施の形態ではアルミニウム材料を使って、ダイカストで成形される。ポンプカバー32は、シャフト21sの軸心を通る平面で切断した断面が有底形状(コ字形状)をしている。軸方向に垂直な円盤状の部分が、ポンプカバー本体部32bであり、その軸方向内側の面がインペラ33と対向するポンプカバーインペラ対向面32iである。また、ポンプカバー本体部32bの外周部から、フランジ状に、即ち、軸方向に平行に、円筒状のポンプカバー側壁部32sが、ポンプベース31の外周面31gに沿って立ち上がっている。すなわち、ポンプカバー32は、モータ室20側から見ると、内径が、ポンプベース31の外径と同一寸法のポンプカバー側壁部32sを有する縁の薄い皿形状である。そして、ポンプカバー側壁部32sのモータ室20側の所定の範囲に設けられた固定部32k(カシメ部)は、テーパ加工部31tの外周面に沿って径方向内側に折り曲げられている。
さらに、ポンプカバー32は、ポンプカバーインペラ対向面32iに、燃料の圧力を高めるために、円を描くように形成された溝32iuを有し、この溝32iuに軸方向に連通し、外部から燃料ポンプ100に燃料を導入するための吸入口32aを備える。
ポンプカバー本体部32bには、エンドカバー1とポンプベース31とポンプカバー32とを固定するための締結部32hを備える。本実施の形態における締結部32hは軸方向に設けた貫通穴である。また、ポンプカバーインペラ対向面32iの中心の、回転子21のシャフト21sの端部が当たる位置には平軸受73を配置する凹部を備える。
図5は、ポンプカバー側壁部32sと固定部32kの要部拡大図である。図5に示すように、ポンプカバー側壁部32sの固定部32kとなる部分の根元(折り曲げられる部分)には、周方向に切り欠き32cを設けている。切り欠き32cは、モータ室20側に向かうほど浅くなる形状となっている。切り欠き32cの深さを変化させることにより、一番深く切り欠かれた部分から確実に折り曲げることができる。
次に、インペラ33について説明する。
図2に示すように、インペラ33は略円盤状である。インペラ33には、外周壁から所定の距離を隔てて、周方向に連続する羽根溝33mが環状に形成されている。インペラ33の中心部には、軸方向に貫通し、軸方向に垂直な断面がD字状の係合孔33hが形成されている。係合孔33hにはシャフト21sが挿通されている。固定子22のコイル22bに通電すると、シャフト21sが回転し、これによってインペラ33が回転する。
ポンプカバー32とポンプベース31とエンドカバー1は、ポンプベース31がポンプカバー32の内側に径方向に嵌合され、さらに、軸方向にもカシメて固定され、ポンプベース31を間に挟んで、ポンプカバー32をエンドカバー1に固定することにより、相互に固定されている。
次に、本実施の形態の燃料ポンプ100の製造方法を図6〜図8を用いて説明する。
まず、固定子22の鉄心22aに対して、絶縁材22zを取り付け、導電性のワイヤを巻回すことでコイル22bを製造する(コイル巻回工程)。このとき、鉄心22aのティースの1つに対して集中的にワイヤを巻き回してコイル22bを製造する。複数のティースを渡ってワイヤを巻き回す分布巻きでは、コイルの軸方向寸法が長くなる。これに対して、本実施の形態では集中巻きのコイル22bを使用するため、コイル22bの軸方向寸法を短くでき、ワイヤ使用量を低減することができる。
次に、コイル22bを巻回した鉄心22aごと絶縁性の樹脂でモールドすることで、固定子モールド部12と本体部11を有するコップ状のエンドカバー1を形成する(エンドカバー形成工程)。本実施の形態では、分布巻きに比べ、コイル22bの軸方向寸法が短い集中巻きを採用したことで、エンドカバー1で覆う面積が減り、エンドカバー1の材料使用量を低減することができる。
次に、エンドカバー1の閉塞された端部、中央の内側に軸受72を圧入する。次に、吐出口81に蓋83aとバネ83bを入れ、吐出口81の軸方向上側(図1の上方)のエンドカバー1の一部を熱で溶着することで、これらをエンドカバー1内に固定する(吐出口固定工程)。
回転子21は、シャフト21sと永久磁石21jとを一体に成形することで製造する(回転子製造工程)。次に、ポンプベース31の中央に軸受71を圧入する。この軸受71の内側に、図6に示すように回転子21のシャフト21sを挿入した状態とする(回転子、ポンプベース組立工程)。
図6は、回転子、ポンプベース組み立て工程におけるシャフト把持工程を説明する図である。
回転子、ポンプベース組み立て工程においては、ポンプベース31側に突出したシャフト21sをシャフト把持治具9で把持し、回転子21が軸方向に軸受から抜けないようにする(シャフト把持工程)。このとき、図6に示すように、シャフト把持治具9は、永久磁石21jのポンプベース31側の端面と、ポンプベース31の永久磁石21j側の端面とを接触させた位置でシャフト21sを把持している。つまり、燃料ポンプ100として構成されたときの永久磁石21jの軸方向の位置に比べて、図6の永久磁石21jの位置は、ポンプベース31側に移動した位置となり、同時にシャフト21sの図6に示す下側の端部が、ポンプベース31を突き抜けて軸方向下側に突出した状態となる。
燃料ポンプ100として構成される位置と同じ位置関係でシャフト21sを把持しようとすると、ポンプベース31のインペラ33が挿入される凹部31r内にシャフト把持治具9を入れる必要がある。ところで、シャフト把持治具9は、図6の矢印Xの方向に駆動することで、シャフト21sを把持する。このため、燃料ポンプ100として構成される位置と同じ位置で把持しようとすると、シャフト把持治具9を小さくしないとポンプベース31と干渉してしまう。
本実施の形態のように回転子21のシャフト21sの把持位置をポンプベース31側に引き出した位置とすることで、シャフト把持治具9とポンプベース31との干渉がなくなり、治具の制約が少なくなる。また、一般的に燃料ポンプのシャフトは、丸径部とDカット部から構成される。軸方向の端部側をDカットとすることで、インペラにロス無く動力を伝える。シャフト21sを下方向に引き出すことで、シャフト把持治具9で把持可能なシャフト21sの部分が長くなる。これにより、強固に、また、シャフト21sのDカット部21sdだけでなく、丸径部も把持できるので、シャフト21sの傾きを抑制して、容易にシャフト21sを把持できる。
図7は、ポンプベース、エンドカバー組立工程を示す図である。
次に、図7に示すように、ポンプベース31の環状凹部31mにシール材sを入れる(シール材装着工程)。このシール材sによって、ポンプ室30とモータ室20の境界面から漏洩する燃料を抑制することができ、燃料の吐出量の向上、ひいては燃料ポンプ100の効率向上を図ることができる。
次に、ポンプベース31の環状凹部31mに、固定子22をモールドしたエンドカバー1の環状凸部12tを挿入する(ポンプベース、エンドカバー組立工程)。環状凸部12tと環状凹部31mは、相互に嵌合寸法(圧入寸法もしくは隙間嵌め寸法)となっている。このため、モータ室20とポンプ室30の同軸ずれを抑制することができる。このとき、エンドカバー1と一体成形されている締結部12pのピン部12p1を、ポンプベース31の締結部31h(貫通穴)に通す。
図7の状態では、永久磁石21jの磁力によって、回転子21が、固定子22の鉄心22aに引きつけられるような吸引力が発生する。シャフト21sを把持しない場合は、この吸引力によって回転子21の外周(永久磁石21jの外周面)と固定子22の鉄心22aの内周面が接触し、固定子22の内側に回転子21を上手く挿入できないということが懸念される。
しかし、シャフト把持治具9で把持しているため、このような接触を防止することができ、回転子21の固定子22内への挿入が容易となる。なお、ポンプカバー、エンドカバー組立工程を実施すると、シャフト21sの、反ポンプベース31側の端部は、エンドカバー1の軸受72内に部分的に挿入された状態となっている。
次に、シャフト把持治具9を取り外す(シャフト把持治具開放工程)。このとき、上述の回転子21と固定子22の磁気的なバランスによって回転子21が軸方向に図1に示す位置まで移動する。図7の状態において、シャフト21sは、既にポンプベース31の軸受71とエンドカバー1の軸受72に挿入された状態となっているので、回転子21は、軸方向に平行に移動する。これにより、回転子21の外周面と固定子22の内周面とが接触することを防止しつつ、回転子21を軸方向に、所定の位置まで移動させることができる。
次に、インペラ33をシャフト21sの端部から挿入する(インペラ取付工程)。
図8は、ポンプベース外周嵌合工程とポンプカバーカシメ工程を説明する図である。
まず、平軸受73をポンプカバー32の中央、内側の凹部に圧入する。
次に、ポンプカバー32単体の状態で(ポンプベース31に挿入する前に)ポンプカバー32のポンプカバー側壁部32sを加熱手段によって加熱する(加熱工程)。本実施の形態における加熱手段としては、電磁誘導コイルを有する電磁誘導ヒータを用いる。ポンプカバー32は、導電性のアルミニウムであるため、電磁誘導ヒータであっても容易に加熱することができる。また、電気炉で加熱する方法でも良いが、所定の温度まで加熱するために要する時間は電磁誘導ヒータに比べ一般的に長くなる。
また、ポンプベース31とインペラ33との間の隙間や、ポンプカバー32とインペラ33との間の隙間(以下、クリアランスと表記)は、大きすぎると燃料昇圧性能が著しく低下し、小さすぎるとインペラ33とポンプベース31、又はインペラ33とポンプカバー32が接触して燃料ポンプ100の回転数の低下により燃料吐出量が低下してしまう。よって、これらの隙間は、数十μm程度の精度で管理する必要がある。電気炉でポンプカバー32を加熱する場合、ポンプカバー32全体が加熱されるため、冷却される時に全体が収縮し、これによりインペラ33と対向するポンプカバーインペラ対向面32iの変形をおこし易く、クリアランスを一定に管理することが難しい。これに比べ、電磁誘導ヒータであれば、ポンプカバー側壁部32sの部分のみを加熱できるため、上記のクリアランスを構成する各部材の過剰な熱変形を抑制することができ、クリアランスの管理が容易となる。
ポンプカバー側壁部32sを加熱した状態で、ポンプカバー32の内側にポンプベース31を挿入する(ポンプベース外周嵌合工程、特許請求の範囲では嵌合工程という)。本実施の形態の嵌合手段は、焼嵌めである。つまり、ポンプカバー側壁部32sの内周面32sinとポンプベース31の外周面31gは、相互に嵌合寸法(焼嵌め寸法)となっている。このため、ポンプベース31とポンプカバー32の同軸性のずれを抑制することができると同時に、ポンプベース31とポンプカバー32の密着性が増し、燃料のシール性を向上でき、燃料がポンプ室30から外部に燃料が漏出することを抑制することができる。
次に、ポンプカバー側壁部32sのモータ室20側の固定部32kが冷えない内(加熱した状態のまますぐに)に、図8に示すカシメツール8を、固定部32kに矢印Y方向に押し付けることにより固定部32kを曲げて(カシメて)、ポンプベース31のテーパ加工部31tに当接させる(ポンプカバーカシメ工程、特許請求の範囲ではカシメ工程という)。これにより、ポンプベース31とポンプカバー32との相互の固定をより強固なものにでき、燃料の圧力変動によって、たとえポンプベース31とポンプカバー32が軸方向に離れる方向に大きな力を受けても、固定部32kが軸方向に開く力を阻害し、クリアランスを適正範囲に維持できる。
また、ポンプカバーカシメ工程は、固定部32kの温度が、燃料ポンプ100の使用時における通常の温度よりも高い温度となるように管理してカシメる。通常、金属同士のカシメ工程では、曲げられた側を、所定の位置まで曲げても、材料のスプリングバック効果によって元の形状に戻ろうとする。こうなると、ポンプベース31とポンプカバー32を締結する力(軸力)が小さくなり、燃料のシール性向上が難しくなる。
しかし、固定部32kが加熱された状態で曲げることで、スプリングバックはあるものの、固定部32k及びポンプカバー側壁部32sは、冷却される際に、熱収縮によって軸方向に縮む。これにより、通常の曲げ工程に比べ、固定部32kが、テーパ加工部31tを軸方向に加圧する力が増し、更に強固な固定ができる。これにより、クリアランスを適正範囲に維持できる。このように、加熱しておいてポンプカバーカシメ工程を実施することにより、燃料ポンプ100の性能を向上することができる。
ポンプカバーカシメ工程は、ポンプカバー側壁部32sの内周面32sinと、ポンプベース31の外周面31gとの嵌合工程(ポンプベース外周嵌合工程)と同時に固定部32kの加熱処理ができるため、2度加熱する場合に比べて、工程数を少なくすることができ、より安価な燃料ポンプ100を提供することができる。
また、ポンプベース外周嵌合工程とポンプカバーカシメ工程を経ることで、ポンプベース31のポンプカバー対向面31pとポンプカバー32のポンプベース対向面32p(軸方向端面)とが強力に密着される。また、ポンプベース31とポンプカバー32が、径方向にも、軸方向にも密着されるので、ポンプカバー32とポンプベース31相互の接触面積が広がり、燃料のシール性をさらに高めることができる。
また、ポンプカバーカシメ工程において、カシメをする力を、ポンプベース31のポンプカバー対向面31pと、ポンプカバー32のポンプベース対向面32pとが接触する広い範囲で受け止めることができるので、カシメによるポンプ室30の変形を抑制でき、クリアランスを最適に保持できる。
さらに、ポンプカバー32の固定部32kの根本(固定部32kが折れ曲がる部分)の内側には、切り欠き32cを設けている。この切り欠き32cによって、折れ曲がる部分が正確に決まり、燃料のシール性能の、製品による個体差を小さくすることができる。
次に、エンドカバー1のピン部12p1の先端を熱溶融させ、ピン部12p1の径よりも大きな径を有する頭部12p2を形成する(ポンプ室、エンドカバー固定工程)。このようにすることで、頭部12p2が抜け止めとなり、モータ室20(固定子)を含むエンドカバー1とポンプ室30を軸方向に容易に固定することができる。
次に、燃料ポンプ100の動作について説明する。まず、固定子22のコイル22bに電源を投入すると、シャフト21sが回り、シャフト21sによりインペラ33が回転して、吸入口32aから燃料が吸い込まれる。燃料は、溝32iu、インペラ33の羽根溝、溝31ruで昇圧されて、ポンプ室吐出口31aからモータ室20に送られる。次に、モータ室20に送られてきた燃料は、固定子22と回転子21との間の隙間を通過して、吐出口81から、例えばエンジンへ送り出される。
本発明の実施の形態1に係る燃料ポンプ100及び燃料ポンプ100の製造方法によれば、ポンプ室30と、モータ室20の外郭を覆う共通の円筒部材が不要となるため、燃料ポンプ100の軽量化、材料使用量低減によって安価な燃料ポンプ100を提供することができる。
さらに、燃料ポンプ100の吐出流量を変えようとして軸方向又は径方向寸法の異なった燃料ポンプを製造する場合でも、モータ室20のみを変更するだけで良く、ポンプ室30を共用できるので容易に異種製品の製造に対応できる。これにより、複数種類の燃料ポンプ100を製造する際に、複数種類の円筒部材を用意しなくて良く、管理費用の低減となる。また、複数種類の燃料ポンプの製造台数が大きく異なる場合、その円筒部材のコストが大きく異なる場合があるが、本発明を適用することで機種別の燃料ポンプの製造コストの変動を抑制できる。
また、ポンプカバー32の軸方向の全長に対して、固定部32kの軸方向の全長の割合を大きく取れるので、固定部32kの熱収縮を利用して、燃料ポンプ100の気密性を向上でき、信頼性の高い燃料ポンプ100を提供できる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法を図を用いて説明する。
図9は、燃料ポンプ200の縦断面模式図である。
図10は、ポンプカバー側壁部232sと固定部232kの要部拡大図である。
燃料ポンプ200は、モータ室20とポンプ室30の締結手段とポンプカバー32の切り欠き232cの位置が、実施の形態1の燃料ポンプ100と異なる。その他の構成は、実施の形態1の燃料ポンプ100と同様であるので説明を省略する。
実施の形態1において、ポンプ室30とモータ室20の締結手段として用いた締結部12pは、燃料ポンプ200では採用していない。燃料ポンプ200では、ポンプカバー232の固定部232kの軸方向の長さを、実施の形態1の固定部32kの軸方向長さより長くし、エンドカバー201のポンプ室230側端部の外周面に、ポンプベース231のテーパ加工部231tと面一となる、モータ室220側に向かって外径が小さくなる円錐台状のテーパ加工部201t(第二テーパ加工部)を設けている。そして、ポンプカバー232の固定部232kにより、ポンプカバー232と、ポンプベース231及びエンドカバー201を同時にカシメることにより、ポンプ室230を形成すると同時にモータ室220とポンプ室230を含むエンドカバー1とを軸方向に固定する。
さらに、実施の形態1では固定部32kの根元の内周側に設けていた切り欠きを、ポンプカバー232の固定部232kの根本の外周側に、切り欠き232cとして設けている。
次に燃料ポンプ200の製造方法を説明する。
ポンプベース外周嵌合工程までは、実施の形態1の燃料ポンプの製造工程と同じである。次に、ポンプカバー232の固定部232kが冷えない内(加熱した状態のまますぐに)に、カシメツールを固定部232kに押し付けることで固定部232kを曲げて(カシメて)、ポンプベース231のテーパ加工部231tとエンドカバー201のテーパ加工部201tに当接させる(第二ポンプカバーカシメ工程)。
このようにすることで、実施の形態1のポンプカバーカシメ工程と、ポンプ室、エンドカバー固定工程とを1工程に集約することができ、安価な燃料ポンプ200を提供することができる。
また、実施の形態1では、ポンプ室、エンドカバー固定工程において、締結部12pを熱溶着するための設備(部品の位置決め機構、電源、溶着ツール等)が必要となるが、本実施の形態では、ポンプカバー232を加圧するためのカシメツールの面積を若干大きくするだけで良い。このため、設備投資を抑制でき、より安価な燃料ポンプ200を提供することができる。
さらに、エンドカバー1の締結部12pを無くすことで、エンドカバー1の材料使用量を抑制することができ、より安価な燃料ポンプ200を提供することができる。また、ポンプカバー232の固定部232kを外周面に設けたことにより、折れ曲がる部分が正確に決まり、燃料のシール性の製品による個体差を小さくすることができる。実施の形態1とは、切り欠き32cの位置が異なるが、どちらでも良く、都合が良い側に配置すれば良い。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3に係る燃料ポンプ及び燃料ポンプの製造方法を図を用いて説明する。
図11は、燃料ポンプ300の縦断面模式図である。
図12は、ポンプカバー332と、ポンプベース331の固定部331kの要部拡大図である。
図11に示すように、燃料ポンプ300は、実施の形態1とモータ室20は同一であり、ポンプ室330が異なる。実施の形態1、2においては、ポンプカバー32、232側に固定部32k、232kを設けていたが、本実施の形態では、ポンプベース331側に固定部331kを設け、ポンプカバー332側にテーパ加工部332tを設けている。また、固定部331kの根元部分に切り欠き331cを設けている。また、ポンプベース331は、直接、エンドカバー1に固定されている。実施の形態1の燃料ポンプ100と同様である部分は、説明を省略する。
実施の形態1のポンプベース31の凹部31rの軸方向の深さは、インペラ33の軸方向の幅と、インペラ33とポンプベース31との間のクリアランス及び、インペラ33とポンプカバー32との間のクリアランスの和としていた。本実施の形態では、ポンプベース331は、実施の形態1と同様の深さの凹部331rが刳り抜かれ、凹部331rに連続して、反モータ室20側に、階段部331Bが刳り抜かれている。階段部331Bの内周面331gの内径は、凹部331rの内径より大きいことになる。
ポンプカバー332の、インペラ33側の端部の外周面332gは、円筒状である。この外周面332gが、ポンプベース331の階段部331Bの内周面331gに圧入される。ポンプカバー332の外周面の、反モータ室20側(図1の下方)端部には、ポンプカバー332の外径が、反モータ室20側(軸方向外側)に向かって小さくなる円錐台状に加工されたテーパ加工部332tを有する。テーパ加工部332tの外径寸法は、上述の外周面332gの外径寸法よりも小さい。
ポンプベース331は、階段部331Bの内周壁から、軸方向、反モータ室20側に向かって連続して立設された円筒状の固定部331kを備える。固定部331kの根元部分、内周面に切り欠き331cを設けている。ポンプカバー332を階段部331Bに圧入後、固定部331kを内側にカシメて、テーパ加工部332tを押圧してポンプカバーを固定する。
本実施の形態では、ポンプカバー332の外周面332gと、階段部331Bの内周面331gの嵌合を圧入により行えるので、作業工程が少ないという利点がある。
なお、本実施の形態では、固定部331kとポンプカバー332の間に隙間が残っているが、密着面積を増やして、シール性能をさらに向上させても良いし、当該隙間に、シール材sと同様のシール材を追加することによって、ポンプベース331とポンプカバー332との間のシール性能を向上させることもできる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200,300 燃料ポンプ、1,201 エンドカバー、11 本体部、
12 固定子モールド部、12p 締結部、12p1 ピン部、12p2 頭部、
12t 環状凸部、12tin 内周面、2 モータ、20,220 モータ室、
21 回転子、21j 永久磁石、21s シャフト、21sd カット部、
22 固定子、22a 鉄心、22b コイル、22z 絶縁材、
32c,232c,331c 切り欠き、30,230,330 ポンプ室、
31,231,331 ポンプベース、31a ポンプ室吐出口、31g 外周面、
31h 締結部、31m 環状凹部、31min 内周面、
31p ポンプカバー対向面、31r,331r 凹部、31r1 内周面、
31r2 ポンプベースインペラ対向面、31ru 溝、
31t,201t,231t,332t テーパ加工部、
32,232,332 ポンプカバー、32a 吸入口、32b ポンプカバー本体部、32h 締結部、32i ポンプカバーインペラ対向面、32iu 溝、
32k,232k,331k 固定部、32p ポンプベース対向面、
32s,232s ポンプカバー側壁部、32sin 内周面、331B 階段部、
331g 内周面、332g 外周面、33 インペラ、33h 係合孔、
33m 羽根溝、71,72 軸受、73 平軸受、81 吐出口、82 電源端子、
83 逆止弁、83a 蓋、83b バネ、8 カシメツール、9 シャフト把持治具、s シール材。

Claims (15)

  1. 外部から燃料を吸入し、昇圧して前記燃料を外部に吐出する燃料ポンプであって、
    前記燃料ポンプは、
    ポンプ室と、前記ポンプ室の軸方向に隣接して配設され、前記ポンプ室のインペラを駆動するモータ室とを備え、
    前記モータ室は、固定子と前記固定子の内周面と所定の間隙を設けて回転可能に配設され、前記インペラの回転軸と共用されるシャフトを有する回転子とを備え、
    前記固定子及び前記回転子は、コップ状のエンドカバーに収納され、
    前記ポンプ室は、前記エンドカバーの軸方向外側の開口を塞ぐポンプベースと、前記ポンプベースと対になって前記ポンプ室を形成する、前記ポンプベースより反前記モータ室側に配設されたポンプカバーと、前記ポンプベースと前記ポンプカバーとの間に前記インペラとを備え、
    前記ポンプベースと前記ポンプカバーとは、相互に固定され、
    前記ポンプ室と前記エンドカバーとは、軸方向に固定されている燃料ポンプ。
  2. 前記ポンプカバーが、前記エンドカバーに固定されている請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記ポンプベースが、前記エンドカバーに固定されている請求項1に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記ポンプベースは、前記シャフトの前記ポンプ室側の端部から見ると、中央部に円筒状に刳り抜かれた前記インペラを収納する凹部を有する皿形状であり、
    前記ポンプカバーは、前記モータ室側から見ると、内径が、前記ポンプベースの外径と同一寸法のポンプカバー側壁部を有する皿形状であり、
    前記ポンプベースは、前記ポンプカバー側壁部の内側に密着保持されている請求項1又は請求項2に記載の燃料ポンプ。
  5. 前記ポンプベースは、前記シャフトの前記ポンプ室側の端部から見ると、中央部に円筒状に刳り抜かれた前記インペラを収納する凹部と、前記凹部の反前記モータ室側に連続して設けられ、内径が前記凹部の内径より大きく刳り抜かれた、内周面が円筒状の階段部を有する皿形状であり、
    前記ポンプカバーは、円筒形状であり、
    前記ポンプカバーは、前記階段部の内周面に密着して固定されている請求項1又は請求項3に記載の燃料ポンプ。
  6. 前記ポンプカバーと前記ポンプベースは、一方の内周面と他方の外周面同士が密着し、
    前記ポンプカバーと前記ポンプベースは、それぞれの、前記シャフトに垂直な軸方向端面同士が密着している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。
  7. 前記ポンプカバーと前記ポンプベースの一方の外周面は、前記外周面の外径が、軸方向に次第に小さくなるように傾斜するテーパ加工部を有し、
    前記ポンプカバーと前記ポンプベースの他方は、前記テーパ加工部を押圧して固定する固定部を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。
  8. 前記ポンプベースの外周面は、前記外周面の外径が、軸方向内側に次第に小さくなるように傾斜するテーパ加工部を有し、
    前記エンドカバーは、前記ポンプ室側端部の外周面に、前記ポンプベースの前記テーパ加工部と面一となる、軸方向内側に向かって外径が小さくなる第二テーパ加工部を有し、
    前記ポンプカバーは、前記テーパ加工部と前記第二テーパ加工部を押圧して固定する固定部を有する請求項1、請求項2、請求項4のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。
  9. 前記固定部の根元に切り欠きを有する請求項7又は請求項8に記載の燃料ポンプ。
  10. 前記エンドカバーは、少なくとも前記ポンプカバー又は前記ポンプベースの一方を固定する、軸方向に延出する、前記エンドカバーと同材質の樹脂からなるピンを備える請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。
  11. 請求項7又は請求項8に記載の燃料ポンプの製造方法であって、
    前記ポンプカバーと前記ポンプベースの一方の内周面と他方の外周面を嵌合する嵌合工程を有する燃料ポンプの製造方法。
  12. 前記ポンプカバーと前記ポンプベースの一方の外周面に設けた前記テーパ加工部に、他方に設けた前記固定部としてのカシメ部をカシメるカシメ工程を有する請求項11に記載の燃料ポンプの製造方法。
  13. 前記ポンプカバーの側壁部の内周面を、前記ポンプベースの外周面に密着させる場合は、前記嵌合工程は、焼嵌め工程であり、
    前記ポンプカバーの外周面を、前記ポンプベースの内周面に密着させる場合は、前記嵌合工程は、圧入工程である請求項12に記載の燃料ポンプの製造方法。
  14. 前記嵌合工程と、前記カシメ工程とを同時に実施する請求項13に記載の燃料ポンプの製造方法。
  15. 前記回転子の前記シャフトを前記ポンプベースに挿入し、前記燃料ポンプが完成したときの前記シャフトの位置よりも、軸方向、前記ポンプベース側に、前記回転子を移動させ、前記シャフトを把持するシャフト把持工程を有する請求項10から請求項14のいずれか1項に記載の燃料ポンプの製造方法。
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