JP2017145550A - 戸当たり装置及び戸当たり装置を備えた引戸装置 - Google Patents

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【課題】回動部材の縦位置及び横位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ簡単に回動操作することができる戸当たり装置及びこの戸当たり装置を備えた引戸装置を提供する。【解決手段】戸当たり装置は、奥面と両側壁とを有し、両側壁の互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔が設けられ、奥面に少なくとも1つの凹部又は凸部が設けられた取り付け部材と、両端部が取り付け部材の貫通孔に嵌入されて支持された回動軸と、回動軸が挿通された長穴を一端部に有し、回動軸により回動可能に支持されると共に長穴に沿ってこの一端部の方向及びその反対方向にスライド可能な棒状の回動部材と、一端が回動軸に連結され、他端が回動部材の途中に連結されて回動部材を回動軸の方向へ付勢する付勢部材とを備え、回動部材の回動軸により支持される側の端面に少なくとも1つの凹部又は凸部に嵌合可能な少なくとも1つの凸部又は凹部が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、引戸の開閉停止位置、即ち引き残しを制限かつ調整可能な戸当たり装置及びこの戸当たり装置を備えた引戸装置に関する。
一般的に、引戸の戸先付近の両側に凹形の引手が取り付けられており、いずれか一方の引手に指を掛けてスライドさせることにより、引戸を開けることができるようになっている。このような引戸において、壁(又は他の引戸)の先端面と引手の凹部側面との間に指などを挟む事故を防止するために、引戸用ストッパ(戸当たり装置)が用いられる。引戸用ストッパは、引戸の枠体の側枠に設置され、戸尻がこの側枠に当接する手前で引戸の移動を抑止するように構成されている。引戸用ストッパにより引戸の引き残し量を大きくする場合、引戸表面に設けられた凹形の引手が壁の木口面まで入れなくなり、壁の先端面と引手の凹部側面との間に指等を挟む事故を防止することができる。
特許文献1に記載の引戸用ストッパは、引戸の先端面と枠体との間に指などを挟む事故を防止するためのものであり、引戸の戸先や戸尻に装着され、少なくとも一対の対向する面を有する基部と、その基部の一対の対向する面に形成された凹み内に両端が嵌め込まれて支持された1本の軸と、その軸により一方の端が支持されてなる棒状の回動部材とを有する。回動部材が、軸を中心として所定の角度回動するように支持されている。
また、回動部材が意図せずに回動することを防ぐために、回動部材に形成された係合孔に係合する金属製の係合片を基部の固定面に設けている。
実用新案登録第3129320号公報
しかしながら、従来の一般的な引戸用ストッパは、回動部材が縦位置(起こした状態)にあるとき、又は横位置(倒した状態)にあるときには、この回動部材をその状態に保持する機能がない、もしくはあっても確実性に欠け、誤動作する可能性があった。そのため、引戸操作中に、回動部材が立ち上がって引き残しがなくなり、指挟みにつながる恐れがあった。
また、特許文献1に記載の引戸用ストッパは、回動部材が縦位置にあるときのみ回動部材をその状態に保持する機能があるが、横位置にあるときは保持機能がなく、誤動作の可能性があった。また、回動部材が基部に収納されるように構成されているため、縦位置における保持機能が強すぎると回動操作が困難になり、弱すぎると保持の確実性が欠けるという問題点があった。
従って、本発明の目的は、回動部材の縦位置及び横位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ簡単に回動操作することができる戸当たり装置及びこの戸当たり装置を備えた引戸装置を提供することにある。
本発明によれば、戸当たり装置は、奥面と両側壁とを有し、両側壁の互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔が設けられ、奥面に少なくとも1つの凹部又は凸部が設けられた取り付け部材と、両端部が取り付け部材の貫通孔に嵌入されて支持された回動軸と、回動軸が挿通された長穴を一端部に有し、回動軸により回動可能に支持されると共に長穴に沿ってこの一端部の方向及びその反対方向にスライド可能な棒状の回動部材と、一端が回動軸に連結され、他端が回動部材の途中に連結されて回動部材を回動軸の方向へ付勢する付勢部材とを備え、回動部材の回動軸により支持される側の端面に少なくとも1つの凹部又は凸部に嵌合可能な少なくとも1つの凸部又は凹部が設けられている。
取り付け部材の奥面に少なくとも1つの凹部又は凸部が設けられ、回動部材の回動軸により支持される側の端面に、この少なくとも1つの凹部又は凸部に嵌合可能な少なくとも1つの凸部又は凹部が設けられ、かつ付勢部材により回動部材を回動軸の方向へ付勢することにより、回動部材の横位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ回動部材を引っ張ることで少なくとも1つの凸部又は凹部が少なくとも1つの凹部又は凸部から抜け出し回動可能な状態になり、簡単に回動操作することができる。なお、本明細書において、「横位置」とは、回動部材を取り付け部材の奥面と垂直となる方向に回動させた状態(引戸又は側枠に取り付けた場合に引戸の側枠表面と垂直となるように回動させた状態)、「縦位置」とは、回動部材を取り付け部材の奥面と平行となる方向に回動させた状態(引戸又は側枠に取り付けた場合に引戸の側枠表面と平行となるように回動させた状態)をそれぞれ意味している。
回動部材が取り付け部材の奥面と平行な位置にあるときに少なくとも1つの凸部又は凹部に係合し回動部材の回動を規制する回動規制部がこの取り付け部材に設けられていることが好ましい。これにより、回動部材の縦位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ回動部材を引っ張ることで回動規制部による回動規制が解除され回動可能な状態になり、簡単に回動操作することができる。
回動部材の他端の表面の少なくとも一部を覆う第1の緩衝部材をさらに備えていることも好ましい。
取り付け部材に嵌装され、この取り付け部材の引戸が当接する表面の少なくとも一部を覆う第2の緩衝部材をさらに備えていることも好ましい。
本発明によれば、さらに、引戸装置は、上述した戸当たり装置と、枠体内で開閉可能な引戸とを備えており、この戸当たり装置は、枠体の側枠に、又は引戸の戸先若しくは戸尻の端面に取り付けられている。
本発明の戸当たり装置によれば、回動部材の横位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ回動部材を引っ張ることで少なくとも1つの凸部又は凹部が少なくとも1つの凹部又は凸部から抜け出し回動可能な状態になり、簡単に回動操作することができる。また、回動規制部を設けることにより、回動部材の縦位置における姿勢も確実に保持することができ、かつ回動部材を引っ張ることで回動規制部による回動規制が解除され回動可能な状態になり、簡単に回動操作することができる。即ち、付勢バネに抗して引っ張る操作を加えることで、誤動作を防止することができ、指挟み等の危険性がなくなる。
本発明の一実施形態に係る戸当たり装置の全体の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の戸当たり装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の戸当たり装置の後方から見た構成を概略的に示す斜視図である。 図1の戸当たり装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図1の戸当たり装置の構成を概略的に示す図3のA−A線断面図である。 図1の戸当たり装置の動作状態を概略的に示す図3のB−B線断面図である。 取り付け部材の他の構成例を概略的に示す斜視図である。 取り付け部材及び回動部材の他の構成例を概略的に示す斜視図である。 図1の戸当たり装置を備えた引戸装置の構成例を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明に係る戸当たり装置及び引戸装置の実施形態を、図を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態に係る戸当たり装置100の全体の構成を示している。図1は戸当たり装置100の回動部材20が横位置の状態にあり、図2は戸当たり装置100の回動部材20が縦位置の状態にある。図3は戸当たり装置100の後方から見た状態を示している。図4は戸当たり装置100の各部を分解した構成を示しており、図5は戸当たり装置100の図3のA−A線断面を示しており、図6は戸当たり装置100の回動状態を示しており、同図において、戸当たり装置100の図3のB−B線断面を示している。
図1〜図6に示すように、本実施形態に係る戸当たり装置100は、取り付け部材10と、回動部材20と、回動軸30と、第1の緩衝材40と、第2の緩衝材50と、係止部材60と、付勢部材としての付勢バネ70とを備えている。なお、以下は、戸当たり装置100が枠体の側枠Wに取り付けられており、引戸Pがこの戸当たり装置100に当接して引戸Pが停止する構成を説明しているが、戸当たり装置100が引戸Pの戸先又は戸尻に取り付けられ、枠体の側枠Wがこの戸当たり装置100に当接して引戸Pが停止する構成であっても良いことはもちろんである。
取り付け部材10は、奥面11と両側壁12とを有する凹形状の部材からなり、両側壁12の互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔13が設けられ、奥面11に2つの凹部14が設けられている。この2つの凹部14の各々は、本実施形態では、その中心が、貫通孔13の中心線を通りかつ奥面11と垂直に交差する平面内に設けられた角状貫通穴である。また、取り付け部材10の奥面11には、回動部材20が縦位置にあるときに凸部21の側面に当接して回動部材20の回動を規制する回動規制部15が設けられている。この回動規制部15は、より具体的には、奥面11から突出する突出部から構成されている。さらに、取り付け部材10の奥面11には、この取り付け部材10を引戸P又は戸枠に固着するための取り付けネジ80が挿通する取り付け用孔16が設けられている。
回動部材20は、例えば、矩形断面を有する棒状材から形成され、その一端部に、回動軸30が挿通された長穴21を有している。この長穴21は、回動部材20の軸に沿った方向に伸長している(即ちその長さ方向を有している)。回動部材20は、この長穴21に挿通された回動軸30により回動可能に支持されていると共に、この長穴21に沿ってその軸に沿った方向、即ち一端部の方向及びその反対の他端部の方向にスライド可能に構成されている。また、回動部材20の回動軸30により支持される側の端面には、取り付け部材10の奥面11に設けられた2つの凹部14にそれぞれ嵌合可能な2つの凸部22が設けられている。さらに、回動部材20の回動軸30により支持される側の部分には、付勢バネ70を挿入配置するための中空部23が形成されている。回動部材20の軸に沿った方向の途中(本実施形態ではその中央部)の両側面には、係止部材60を装着するための装着孔24が設けられている。
回動軸30は、例えば、金属板を巻き加工して形成された中空の円筒状のロッドである。この回動軸30が回動部材20の長穴21に挿通し、その両端が取り付け部材10の貫通孔13に嵌入されることにより、回動部材20はこの回動軸30を中心として回動可能に支持されると共に、長穴21の長さ方向にスライド可能となる。なお、回動軸30は、中実の円柱状のロッドであっても良い。
第1の緩衝材40は、回動部材20の先端部(引戸と当接する側)の表面の少なくとも一部(本実施形態では、先端面と4つの側面の一部分)を覆うゴム材等から形成された緩衝部材である。本実施形態において、第1の緩衝材40は、回動部材20の先端部を覆うように着脱可能に装着されている。なお、第1の緩衝材40として使用可能な材料は、弾力のある材料であれば特に限定されない。
第2の緩衝材50は、取り付け部材10に着脱可能に嵌装され、引戸Pに当接する面の一部を覆うゴム材等から形成された緩衝部材である。この第2の緩衝材50は、回動部材20が縦位置にある際に、引戸Pの取り付け部材10への衝突の衝撃を緩和するためのものである。なお、第2の緩衝材50として使用可能な材料は、弾力のある材料であれば特に限定されない。
係止部材60は、例えば、金属板を巻き加工して形成された中空の円筒状のロッドである。この係止部材60の両端が回動部材20の装着孔24に嵌入され、その中央部に付勢バネ70の一端が係止されるように構成されている。
付勢バネ70は、一端が回動軸30に連結され、他端が係止部材60に連結されて回動部材20を回動軸30の方向へ付勢するように構成されている。なお、付勢部材としてゴム等の材料から形成されたものを用いても良い。
本実施形態の戸当たり装置100は、引戸Pの側枠Wに取り付けられている。図6(a)に示すように、回動部材20が横位置にあるとき、付勢バネ70の付勢により回動部材20の端面20aが取り付け部材10の奥面11に押し当たると共に、その端面20aに設けられた2つの凸部22が、取り付け部材10の2つの凹部14に嵌入した状態となり、回動部材20の回動が制限される。回動部材20を横位置から縦位置に回動させる際は、回動部材20を先端方向(矢印方向)へ引っ張って凸部22を凹部14から抜き出し、図6(b)に示すように、この状態(凸部22を凹部14から抜き出した状態)で矢印方向へ回動させる。回動部材20が縦位置まで回動した際に、図6(c)に示すように、引っ張る力を解除すると、付勢バネ70の付勢により回動部材20の端面20aが取り付け部材10の奥面11から突出する突出部(回動規制部)15の側面15aに押し当たると共に、その端面20aに設けられた2つの凸部22の側面が突出部(回動規制部)15の頂面15bに押し当たり、回動部材20の回動が制限される。逆に、回動部材20を縦位置から横位置まで回動させる操作も同様に、回動部材20を先端方向へ引っ張って回動規制を解除し、回動させる。回動部材20が横位置になると、上述した通り、付勢バネ70の付勢により回動部材20の端面20aが取り付け部材10の奥面11に押し当たると共に、その端面20aに設けられた2つの凸部22が、取り付け部材10の2つの凹部14に嵌入した状態となり、回動部材20の回動が制限される。
以上説明したように、本実施形態の戸当たり装置100は、取り付け部材10と、回動部材20と、回動軸30と、第1の緩衝材40と、第2の緩衝材50と、係止部材60と、付勢バネ70とを備え、回動部材20の回動軸30により支持される側の端面には2つの凸部22が設けられ、取り付け部材10の奥面11には回動部材20が横位置にあるときに2つの凸部22がそれぞれ嵌入する2つの凹部14が設けられると共に、回動部材20が縦位置にあるとき2つの凸部22の側面に押し当たり回動部材20の回動を規制する回動規制部15が設けられている。
これにより、回動部材20の横位置及び縦位置における姿勢を確実に保持することができ、かつ横位置にあるとき、回動部材20を引っ張ることで凸部22が嵌合凹部14から抜け出し回動可能な状態になり、縦位置にあるとき、回動部材20を引っ張ることで回動規制部15による回動規制が解除され回動可能な状態になり、簡単に回動操作することができる。即ち、引っ張る操作を加えることで、誤動作を防止することができ、指挟み等の危険性がなくなる。
また、回動部材20の先端の表面の一部を覆う第1の緩衝部材40が設けられていることで、回動部材20の先端により引戸を傷つけることを防止することができる。
また、取り付け部材10に第2の緩衝部材50が嵌装され、引戸Pに当接する面の一部を覆うようにすることで、取り付け部材10により引戸Pを傷つけることを防止することができる。
なお、上述した実施形態の戸当たり装置100において、取り付け部材10に2つの凹部14が設けられ、回動部材20に2つの凸部22が設けられている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、取り付け部材10に1つの凹部14を設け、回動部材20に1つの凸部22を設けるように構成しても良い。また、3つ以上の凹部14及び3つ以上の凸部22を設けても良い。
また、上述した実施形態の戸当たり装置100において、係止部材60には中空の円筒状のロッドを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、回動部材20の中空部23に回動部材20と一体に形成された突起部を用いても良い。なお、係止部材60の代わりに、付勢バネ70の一端を成形時に予め回動部材20に埋め込み、又は接着剤を用いて回動部材20に固定するようにしても良い。
また、上述した実施形態の戸当たり装置100において、凹部14は、角状の貫通穴である例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、丸状の貫通穴、又は非貫通の角状又は丸状の凹部であっても良い。
また、上述した実施形態の戸当たり装置100において、取り付け部材10の回動規制部15は、奥面11から突出する突出部から構成されている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、取り付け部材10Aに回動部材20が縦位置になる際に回動部材20の凸部22が嵌入可能な凹部15Aを形成して構成するようにしても良い。
また、上述した実施形態の戸当たり装置100において、取り付け部材10の奥面に凹部14が設けられ、回動部材20に凸部22が設けられている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、取り付け部材10Bの奥面に凸部14Bを設け、回動部材20Bに凹部22Bを設けても良い。
さらに、上述した実施形態の戸当たり装置100において、回動部材20は、矩形断面を有する棒状材から形成された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。円形断面を有する棒状材であっても良い。
本発明の引戸装置は、例えば、上枠又は下枠に固着したレールに沿って開閉可能な引戸Pと、戸尻側(又は戸先側)の側枠Wに設けられて引戸Pの停止位置を調整可能な上述した実施形態に係る戸当たり装置100とを備えて構成される。前述したように、戸当たり装置100が引戸Pの戸先又は戸尻に取り付けられ、側枠Wがこの戸当たり装置100に当接して引戸Pの停止位置を調整可能としても良い。
図9は本発明に係る戸当たり装置100を備えた引戸装置200の構成例を示しており、同図(a)は引き残し量を大きくした状態(回動部材20を横位置に回動させた状態)を示しており、同図(b)は引き残し量を小さくした状態(回動部材20を縦位置に回動させた状態)を示している。図9中のD及びdは側枠Wに対する引き残し量である。
図9(a)に示すように、引戸Pを開ける際に、戸当たり装置100により引手が壁の木口面まで入れなくなり、壁(又は他の引戸)の先端面と引手の凹部側面との間に指等を挟む事故を防止することができる。一方、図9(b)に示すように、引戸Pの開口部を大きく取りたい場合、回動部材20を縦位置に回動させた状態にすることで、引き残し量を小さくすることができる。また、引戸装置200において、本発明に係る戸当たり装置100を用いることで、回動部材の誤動作を防止することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
10、10A、10B 取り付け部材
11、11B 奥面
12、12B 側壁
13、13B 貫通孔
14、15A 凹部
14B 凸部
15、15B 回動規制部
15a 側面
15b 頂面
16 取り付け用孔
20、20B 回動部材
20a 端面
21、21B 長穴
22 凸部
22B 凹部
23 中空部
24 装着孔
30 回動軸
40 第1の緩衝材
50 第2の緩衝材
60 係止部材
70 付勢バネ
80 取り付けネジ
100 戸当たり装置
200 引戸装置
d、D 引き残し量
P 引戸
W 側枠

Claims (5)

  1. 奥面と両側壁とを有し、前記両側壁の互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔が設けられ、前記奥面に少なくとも1つの凹部又は凸部が設けられた取り付け部材と、
    両端部が前記取り付け部材の前記貫通孔に嵌入されて支持された回動軸と、
    前記回動軸が挿通された長穴を一端部に有し、前記回動軸により回動可能に支持されると共に前記長穴に沿って前記一端部の方向及びその反対方向にスライド可能な棒状の回動部材と、
    一端が前記回動軸に連結され、他端が前記回動部材の途中に連結されて前記回動部材を前記回動軸の方向へ付勢する付勢部材とを備え、
    前記回動部材の前記回動軸により支持される側の端面に前記少なくとも1つの凹部又は凸部に嵌合可能な少なくとも1つの凸部又は凹部が設けられていることを特徴とする戸当たり装置。
  2. 前記回動部材が前記取り付け部材の前記奥面と平行な位置にあるときに前記少なくとも1つの凸部又は凹部に係合し前記回動部材の回動を規制する回動規制部が前記取り付け部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の戸当たり装置。
  3. 前記回動部材の他端の表面の少なくとも一部を覆う第1の緩衝部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の戸当たり装置。
  4. 前記取り付け部材に嵌装され、該取り付け部材の引戸が当接する表面の少なくとも一部を覆う第2の緩衝部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の戸当たり装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の戸当たり装置と、枠体内で開閉可能な引戸とを備えており、前記戸当たり装置は、前記枠体の側枠に、又は前記引戸の戸先若しくは戸尻の端面に取り付けられていることを特徴とする引戸装置。
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