JP2017144783A - 乗員検知方法及び乗員検知装置 - Google Patents

乗員検知方法及び乗員検知装置 Download PDF

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貴裕 伊津野
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宏行 藤井
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Abstract

【課題】適切に、シート上に設置されたチャイルドシートに子供の乗員が着座していると判定することのできる乗員検知方法を提供すること。【解決手段】シートECUは、シート荷重の検出値Wが、シートに大人の乗員が着座していると判定可能な最小値(W1)以上であるかを判定し、及びシート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値(W2)以下であるかを判定する。更に、シートECUは、シート荷重の検出値Wが、上記大人判定最小値W1以上、特定子供判定最大値W2以下である場合(W1≦W≦W2)には、着座センサを構成するメンブレンスイッチがオン状態であるかを判定する。そして、シートECUは、メンブレンスイッチがオフ状態である場合、即ち着座面の検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、乗員検知方法及び乗員検知装置に関するものである。
従来、車両用の乗員検知装置には、シート荷重を検出する荷重センサと、そのシートの着座面に検知領域を形成する着座センサと、を用いるものがある。例えば、特許文献1に記載の乗員検知装置は、荷重センサにより検出されるシート荷重の検出値と閾値との比較に基づいて、そのシートにおける乗員の着座検知を実行する。また、この乗員検知装置において、着座センサには、メンブレンスイッチが用いられている。そして、この乗員検知装置は、着座センサのオン/オフ状態に基づき乗員検知に用いられるシート荷重の閾値を変更することにより、シートに着座する乗員の姿勢に偏向(位置ズレや片側もたれ等)がある場合においても、精度よく、その乗員検知を行うことが可能になっている。
また、上記のようなシート荷重の検出値に基づき車両の乗員検知を行う構成においては、判定閾値の設定により、併せて、そのシートに着座する乗員がエアバッグを展開することのできる大人であるか否かの確認が行われることが多い。そして、シートの乗員が大人であると判定できない場合には、空席又は子供が着座している状態、或いは、シート上にチャイルドシート(CRS)が設置されているものとして、そのエアバッグの展開を行わない構成が一般的になっている。
尚、例えば、特許文献2には、荷重センサにより検出されるシート荷重に基づいて、そのエアバッグ装置の展開圧を変更する構成が開示されている。そして、これにより、例えば、そのシートに着座する乗員が小柄な大人(女性やチャイルドシートを必要としない児童等)であると判定される場合等には、エアバッグ装置の展開圧を弱くすることで、その展開したエアバッグが乗員に与える負荷を小さく抑えることが可能になっている。
特開2010−195358号公報 特開平11−1153号公報
しかしながら、チャイルドシートに大柄な子供が着座した場合には、そのシート荷重の検出値が、小柄な大人が着座した場合の値と略変わらないという状況が起こり得る。そして、上記のような従来技術では、このような状況を適切に切り分けることが難しいという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、適切に、シート上に設置されたチャイルドシートに子供の乗員が着座していると判定することのできる乗員検知方法及び乗員検知装置を提供することにある。
上記課題を解決する乗員検知方法は、車両のシートに設けられた荷重センサを用いてシート荷重を検出する工程と、前記シートの着座面に検知領域を形成する着座センサのセンサ出力を監視する工程と、前記シート荷重の検出値が、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する工程と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートの多くは、着座面に形成される着座センサの検知領域に荷重が加わらない状態でシート上に設置される。そして、このような検知領域に荷重が加わらない状態でシート上に大人の体重と同等の重い荷物が載置されることは稀である。従って、上記構成によれば、適切に、そのシート上に設置されたチャイルドシートに子供の乗員が着座していると判定することができる。加えて、その着座センサについてもまた、シートの着座面上の検知領域に対して乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定可能な程度の簡素な構成でよいという利点がある。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、前記シートに対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する工程を備えることが好ましい。
即ち、着座センサのセンサ出力が、その検知領域に乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合には、シートの着座面に対して乗員が直接的に着座する状態にあると推定される。そして、このとき、そのシート荷重の検出値に示される乗員の体重(着座荷重)が、大人であることを否定するものではないならば、そのシートに着座する乗員が小柄な大人であると判定することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記シート荷重の検出値が、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも大きい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定する工程を備えることが好ましい。
即ち、チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも重い荷物がシート上に載置されることは極めて稀である。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、迅速に、シートに対して大人の乗員が着座していると判定することができる。
上記課題を解決する乗員検知方法は、前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値よりも小さい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員は着座していないと判定する工程を備えることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、迅速に、シートに対して大人の乗員は着座していないと判定することができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、車両のシートに設けられた荷重センサを用いてシート荷重を検出するシート荷重検出部と、前記シートの着座面に検知領域を形成する着座センサのセンサ出力を監視する着座検知部と、前記シート荷重の検出値が、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する特定子供着座状態判定部と、を備えることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、前記シートに対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する特定大人着座状態判定部を備えることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記シート荷重の検出値が、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも大きい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定する大人着座判定部を備えることが好ましい。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値よりも小さい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員は着座していないと判定する非大人判定部を備えることが好ましい。
本発明によれば、適切に、シート上に設置されたチャイルドシートに子供の乗員が着座していると判定することができる。
車両用のシートに設けられた乗員検知装置の概略構成図(側面視)。 車両用のシートに設けられた乗員検知装置の概略構成図(平面視)。 着座センサを構成するメンブレンスイッチの断面図。 (a)は、シートに対して大人の乗員が着座していると判定可能な最小値を示す図、(b)は、シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値を示す図。 乗員検知判定の処理手順を示すフローチャート。 エアバッグ制御におけるモード変更の処理手順を示すフローチャート。 別例の乗員検知判定の処理手順を示すフローチャート。
以下、乗員検知方法及び乗員検知装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3と、を備えている。そして、そのシートバック3の上端には、ヘッドレスト4が設けられている。
本実施形態では、車両の床部Fには、車両前後方向に延びる左右一対のロアレール5が設けられている。また、これら各ロアレール5には、それぞれ、その延伸方向に沿って当該ロアレール5上を相対移動可能なアッパレール6が装着されている。そして、本実施形態のシート1は、これらの各ロアレール5及びアッパレール6が形成するシートスライド装置7の上方に支持される構成となっている。
図1及び図2に示すように、本実施形態のシート1において、シートクッション2の下方には、そのシート荷重Ws(検出値W)を検出するための荷重センサ10が設けられている。また、このシート1には、その着座面11に検知領域αを形成する着座センサ20が設けられている。更に、これら荷重センサ10及び着座センサ20の各出力信号S1,S2は、シートECU21に入力される。そして、本実施形態では、これにより、そのシート1の乗員検知を行う乗員検知装置30が形成されている。
詳述すると、本実施形態の荷重センサ10には、周知の歪みセンサが用いられている。また、本実施形態のシート1においては、アッパレール6と当該アッパレール6の上方に支持されたシートクッション2との間、詳しくは、シート幅方向車両内側(図2中、下側)に位置するアッパレール6aの前端部近傍及び後端部近傍の二箇所に、その荷重センサ10(10f,10r)が設けられている。更に、シート荷重検出部としてのシートECU21は、前側に配置された荷重センサ10fにより検出されるシート1の前方荷重Wf、及び後側に配置された荷重センサ10rにより検出されるシート1の後方荷重Wrの合計値を、そのシート荷重の検出値Wとする(W=Ws=Wf+Wr)。そして、シート荷重検出部としての乗員検知装置30は、これにより、そのシート荷重Wsの検出精度を高める構成になっている。
また、本実施形態のシート1において、シートクッション2の内側には、その着座面11を構成するシート表皮2aが押圧されることによりオン/オフ状態が切り替わるメンブレンスイッチ31が設けられている。更に、着座検知部としてのシートECU21は、このメンブレンスイッチ31のオン/オフ状態を監視する。そして、本実施形態の乗員検知装置30は、これにより、そのメンブレンスイッチ31を感圧式の着座センサ20として用いる構成になっている。
図3に示すように、本実施形態のメンブレンスイッチ31は、スペーサとなる中間フィルム40を挟んで積層(貼り合わせ)された第1フィルム41及び第2フィルム42を備えた周知の構成を有している。具体的には、第1フィルム41及び第2フィルム42には、それぞれ、中間フィルム40に形成された連通部(貫通孔)44を介して互いに対向する接点部45,46を有した回路パターン47,48が形成されている。尚、本実施形態では、これらの回路パターン47,48は、例えば、導電インクを用いた印刷等により形成されている。そして、本実施形態のメンブレンスイッチ31は、その第1フィルム41が上側となる状態で、シートクッション2の内側、詳しくは、その着座面11を構成するシート表皮2aの内側に設けられたクッションパッド(図示略)の下方に配置される構成となっている。
即ち、本実施形態のメンブレンスイッチ31は、上方に位置するシート表皮2aが押圧されることにより、その第1フィルム41が下側に撓められる態様で弾性変形する。また、これにより、その第1フィルム41に形成された接点部45と第2フィルム42に形成された接点部46とが接触する。そして、本実施形態のメンブレンスイッチ31は、これにより、その上下方向に対向配置された第1フィルム41の接点部45及び第2フィルム42の接点部46が、感圧スイッチ部(セル)50を形成する構成になっている。
さらに詳述すると、図2に示すように、本実施形態のシート1において、メンブレンスイッチ31は、シート1の着座面11に設定された正規の着座位置P、即ちシート1に対して標準的な体格を有した大人の乗員が着座した場合において、その着座姿勢に偏りがないとした場合にヒップポイントとなる位置の下方に設けられている。
つまり、本実施形態の乗員検知装置30において、着座センサ20としてのメンブレンスイッチ31は、シート1の着座面11に設定された正規の着座位置Pに、その検知領域αを形成する。そして、この検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態となった場合に、その感圧スイッチ部50が導通状態となる、即ち、そのセンサ出力となる出力信号S2がオン状態となるように構成されている。
(乗員検知判定)
次に、本実施形態のシートECU21が行う乗員検知判定の態様について説明する。
図4(a)(b)に示すように、シートECU21は、記憶領域21a(図2参照)に、シート1に大人の乗員が着座していると判定可能なシート荷重Ws(検出値W)の最小値(大人判定最小値W1)及びシート1上に設置されたチャイルドシート55に対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値(特定子供判定最大値W2)を保持する。そして、これら大人判定最小値W1及び特定子供判定最大値W2と上記荷重センサ10により検出されるシート荷重の検出値Wとを比較することにより、そのシート1の乗員検知判定を実行する構成になっている。
詳述すると、本実施形態の乗員検知装置30において、特定子供判定最大値W2は、大人判定最小値W1よりも大きな値に設定されている。このため、シート荷重の検出値Wが、大人判定最小値W1以上、特定子供判定最大値W2以下である場合(W1≦W≦W2)には、シート1に対し、大人の乗員が着座していると判定可能な状態と、そのチャイルドシート55に子供の乗員が着座していると判定可能な状態と、が重複することになる。
本実施形態のシートECU21は、このような場合、着座センサ20を構成するメンブレンスイッチ31がオン状態となっているか否か、即ち着座センサ20のセンサ出力(出力信号S2)が、その着座面11上の検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態を示すか否かを判定する。
即ち、チャイルドシート55の多くは、その着座面11に設定された正規の着座位置Pに対して荷重が加わらない状態でシート1上に設置される。そして、このような着座センサ20の検知領域αに荷重が加わらない状態でシート1上に大人の体重と同等の重い荷物が載置されることは稀である。
このため、着座センサ20のセンサ出力が、その検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合には、シート1の着座面11に対して乗員が直接的に着座する状態にあると推定される。そして、本実施形態の乗員検知装置30は、これにより、適切に、そのシート1上に設置されたチャイルドシート55に子供の乗員が着座している状態を、シート1に大人の乗員が着座している状態から切り分けて判定することが可能になっている。
さらに詳述すると、図5のフローチャートに示すように、本実施形態のシートECU21は、先ず、シート荷重の検出値Wが、上記大人判定最小値W1以上であるか否かを判定する(ステップ101)。そして、シート荷重の検出値Wが、大人判定最小値W1以上である場合(W≧W1、ステップ101:YES)には、続いて、そのシート荷重の検出値Wが、特定子供判定最大値W2以下であるか否かを判定する(ステップ102)。
また、シートECU21は、上記ステップ102において、シート荷重の検出値Wが、特定子供判定最大値W2以下であると判定した場合(W≦W2、ステップ102:YES)には、続いて、着座センサ20を構成するメンブレンスイッチ31がオン状態となっているか否かを判定する(ステップ103)。そして、メンブレンスイッチ31がオフ状態にある場合(ステップ103:NO)、即ち着座センサ20のセンサ出力が、その着座面11上の検知領域αに乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、シート1上に設置されたチャイルドシート55に対して子供の乗員が着座していると判定する(特定子供着座状態、ステップ104)。
尚、この場合、併せて、そのチャイルドシート55に着座する子供の乗員は「大柄な子供」であると推定することができる。そして、本実施形態のシートECU21は、上記ステップ103において、メンブレンスイッチ31がオン状態にある場合(ステップ103:YES)、即ち着座センサ20のセンサ出力が、その検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、シート1に小柄な大人の乗員が着座していると判定する(特定大人着座状態、ステップ105)。
また、シートECU21は、上記ステップ102において、シート荷重の検出値Wが特定子供判定最大値W2よりも大きいと判定した場合(W>W2、ステップ102:NO)には、着座センサ20を構成するメンブレンスイッチ31のオン/オフ状態に依らず、シート1に対して大人の乗員が着座していると判定する(大人着座状態、ステップ106)。そして、上記ステップ101において、シート荷重の検出値Wが、大人判定最小値W1よりも小さい場合(W<W1、ステップ101:NO)には、メンブレンスイッチ31のオン/オフ状態に依らず、シート1に対して大人の乗員は着座していないと判定する構成になっている(非大人着座状態、ステップ107)。
尚、本実施形態では、「小柄な大人」としては、例えば、女性やチャイルドシート55を必要としない児童等が想定されている。そして、「非大人着座状態」には、シート1が空席である場合、シート1上にチャイルドシート55が設置されている場合、更にチャイルドシート55に子供(普通の子供)が着座している場合、或いはチャイルドシート55を使わずに子供(例えば、チャイルドシート55が必要な児童等)がシート1に着座している場合が含まれている。
(エアバッグの展開制御)
次に、本実施形態の乗員検知装置30が設けられた車両におけるエアバッグ60の展開制御について説明する。
図2に示すように、本実施形態のシートECU21は、上記のように実行される乗員検知判定の結果を外部出力信号Exとして、エアバッグECU61に出力する。そして、本実施形態の乗員検知装置30が設けられた車両では、これにより、そのシートECU21による乗員検知判定の結果に基づいて、エアバッグ60の展開制御が実行される構成になっている。
詳述すると、図6のフローチャートに示すように、本実施形態のエアバッグECU61は、先ず、外部出力信号Exとして取得したシートECU21による乗員検知判定の結果に基づいて、シート1に着座する乗員が大人であるかを判定する(ステップ201)。そして、シート1の乗員が大人である場合(ステップ201:YES)には、そのシート1の乗員に対してエアバッグ60が展開され得ることを示すインジケータ(図示略)を点灯(オン作動)させる(ステップ202)。
次に、本実施形態のエアバッグECU61は、シート1の乗員が小柄な大人であるか否かを判定し(ステップ203)、小柄な大人でない場合(ステップ203:NO)には、そのエアバッグ60の制御モードを、所定の展開力を有した第1展開モードに設定する(展開力:強、ステップ204)。そして、シート1の乗員が小柄な大人である場合(ステップ203:YES)には、そのエアバッグ60の制御モードを、上記第1展開モードよりも展開力の弱い第2展開モードに設定する構成になっている(展開力:弱、ステップ205)。
また、本実施形態のエアバッグECU61は、上記ステップ201において、シート1の乗員が大人ではないと判定した場合(ステップ201:NO)には、上記インジケータを非点灯(オフ作動)にする(ステップ206)。そして、そのエアバッグ60の制御モードを、当該エアバッグ60の展開を行わない非展開モードに設定する構成になっている(ステップ207)。
即ち、本実施形態のエアバッグECU61は、シート1に着座する乗員が小柄な大人であると判定された場合には、展開力を弱めた上で、そのエアバッグ60の展開を実行する。そして、これにより、高い衝突安全性能を確保しつつ、その展開したエアバッグ60がシートに着座する小柄な大人の乗員に与える負荷を小さく抑える構成になっている。
また、エアバッグECU61は、シート1の乗員が大人ではない場合、つまり「非大人着座状態」又は「特定子供着座状態」である場合には、エアバッグ60の展開を実行しない。そして、これにより、そのシート1に着座する子供の乗員に対してエアバッグ60の展開による負荷を与えないように構成されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)特定子供着座状態判定部としてのシートECU21は、シート荷重の検出値Wが、シート1に大人の乗員が着座していると判定可能な最小値(大人判定最小値W1)以上であるか否かを判定する。また、シートECU21は、シート荷重の検出値Wが、シート1上に設置されたチャイルドシート55に対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値(特定子供判定最大値W2)以下であるか否かを判定する。更に、シートECU21は、シート荷重の検出値Wが、上記大人判定最小値W1以上、特定子供判定最大値W2以下である場合には、着座センサ20を構成するメンブレンスイッチ31がオン状態であるか否かを判定する。そして、シートECU21は、メンブレンスイッチ31がオフ状態である場合、即ち着座面11の検知領域αに乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、シート1上に設置されたチャイルドシート55に対して子供の乗員が着座していると判定する。
即ち、チャイルドシート55の多くは、着座面11に形成される着座センサ20の検知領域αに荷重が加わらない状態でシート1上に設置される。そして、このような検知領域αに荷重が加わらない状態でシート1上に大人の体重と同等の重い荷物が載置されることは稀である。従って、上記構成によれば、適切に、そのシート1上に設置されたチャイルドシート55に子供の乗員が着座している状態を、シート1に大人の乗員が着座している状態から切り分けて判定することができる。加えて、着座センサ20についてもまた、シート1の着座面11上の検知領域αに対して乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定可能な程度の簡素な構成でよいという利点がある。
(2)特定大人着座状態判定部としてのシートECU21は、シート荷重の検出値Wが、上記大人判定最小値W1以上、特定子供判定最大値W2以下であり、且つメンブレンスイッチ31がオン状態である場合に、シート1に対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する。
即ち、着座センサ20のセンサ出力が、その検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合には、シート1の着座面11に対して乗員が直接的に着座する状態にあると推定される。そして、このとき、そのシート荷重の検出値Wに示される乗員の体重(着座荷重)が、大人であることを否定するものではないならば、そのシート1に着座する乗員が小柄な大人であると判定することができる。
(3)大人着座判定部としてのシートECU21は、シート荷重の検出値Wが、特定子供判定最大値W2よりも大きい場合(W>W2)には、着座センサ20のセンサ出力に依らず、シート1に対して大人の乗員が着座していると判定する。
即ち、チャイルドシート55に対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも重い荷物がシート1上に載置されることは極めて稀である。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、迅速に、シート1に対して大人の乗員が着座していると判定することができる。
(4)非大人着座判定部としてのシートECU21は、シート荷重の検出値Wが、大人判定最小値W1よりも小さい場合(W<W1)には、着座センサ20のセンサ出力に依らず、シート1に対して大人の乗員は着座していないと判定する。これにより、簡素な構成にて、迅速に、シート1に対して大人の乗員は着座していないと判定することができる。
(5)着座センサ20は、着座面11に設定された正規の着座位置Pに検知領域αを形成する。即ち、チャイルドシート55の多くは、着座面11に設定された正規の着座位置Pに対して荷重が加わらない状態でシート1上に設置される。従って、このような構成を採用することで、様々な型式のチャイルドシートに対応することができる。そして、その検知領域αを限定的な範囲に留めることで、着座センサ20の簡素化及び小型化を図ることができる。
(6)着座センサ20には、着座面11を構成するシート表皮2aの下方に設けられたメンブレンスイッチ31が用いられる。これにより、簡素な構成にて、シート1の着座面11に検知領域αを形成して当該検知領域αに対して乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定することができる。
(7)エアバッグECU61は、シート1に着座する乗員が小柄な大人であると判定された場合には、展開力を弱めた上で、そのエアバッグ60の展開を実行する。そして、シート1の乗員が大人ではない場合、つまり「非大人着座状態」又は「特定子供着座状態」にある場合には、エアバッグ60の展開を実行しない。
上記構成によれば、高い衝突安全性能を確保しつつ、その展開したエアバッグ60がシートに着座する小柄な大人の乗員に与える負荷を小さく抑えることができる。そして、そのシート1に着座する子供の乗員にエアバッグ60の展開による負荷を与えないようにすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、荷重センサ10(10f,10r)は、シート幅方向車両内側に位置するアッパレール6aの前端部近傍及び後端部近傍の二箇所に設けられることとした。しかし、これに限らず、シート幅方向車両外側、或いはシート幅方向両側に設ける等、その配置及び数は任意に変更してもよい。そして、歪みセンサ以外の構成によって、その荷重センサ10が形成されるものであってもよい。
・また、着座センサ20を構成するメンブレンスイッチ31について、例えば、その形状や数、及びセル数等は、任意に変更してもよい。更に、シート1に着座した乗員を検知可能であり、且つ当該シート1上に設置されたチャイルドシート55の荷重が加わらない位置に検知領域αを形成するものであれば、そのメンブレンスイッチ31の配置についてもまた、任意に変更してもよい。また、その検知領域αは、必ずしも正規の着座位置Pを含むものでなくともよい。そして、シート1の着座面11に検知領域αを形成し、その検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定可能な構成であれば、メンブレンスイッチ31以外の感圧センサ(例えば、歪みセンサを用いたもの等)、或いは近接センサ(例えば、静電容量センサ等)を用いて着座センサ20が形成される構成であってもよい。
・上記実施形態では、エアバッグECU61は、シート1の乗員が大人ではない場合、つまり「非大人着座状態」又は「特定子供着座状態」にある場合には、エアバッグ60の展開を実行しない。そして、シート1に着座する乗員が小柄な大人であると判定された場合には、展開力を弱めた上で、そのエアバッグ60の展開を実行することとした。しかし、これに限らず、乗員検知判定の結果に基づくエアバッグ60の展開制御の内容については、任意に変更してもよい。
例えば、エアバッグ60が展開圧の調整機能を有しない場合等には、その体格に依らず、乗員が大人であることをもって、そのエアバッグ60の展開を許容する構成としてもよい。そして、エアバッグ60の展開圧を多段階で調整可能な場合には、例えば、法制上の要請等に基づいて、シート1上に設置されたチャイルドシート55に着座する子供の乗員を検知している場合にも、その展開力を弱めた上でエアバッグ60の展開を許容する構成であってもよい。
・図7のフローチャートに示すように、シート荷重の検出値Wが第1の閾値THaよりも大きい場合(W>THa、ステップ301:YES)に、シート1に対して大人の乗員が着座していると判定する(大人着座状態、ステップ302)。また、シート荷重の検出値Wが上記第1の閾値THaよりも低い値に設定された第2の閾値THbよりも小さい場合(W<THb、ステップ303:YES)に、シート1に対して大人の乗員は着座していないと判定する(ステップ304、非大人着座状態)。更に、シート荷重の検出値Wが、第1の閾値THa以下、且つ第2の閾値THb以上である場合(THb≦W≦THa、ステップ303:NO)には、メンブレンスイッチ31がオン状態となっているか、即ちその着座面11上の検知領域αに乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定する(ステップ305)。そして、メンブレンスイッチ31がオフ状態となっている場合(ステップ305:NO)に、シート1上に設置されたチャイルドシート55に子供の乗員が着座していると判定する構成としてもよい(特定子供着座状態、ステップ307)。
尚、この場合にも、シート荷重の検出値Wが、第1の閾値THa以下、且つ第2の閾値THb以上である場合(ステップ303:NO)であって、メンブレンスイッチ31がオン状態となっている場合(ステップ305:YES)には、シート1に小柄な大人の乗員が着座していると判定される(特定大人着座状態、ステップ306)。そして、このような構成を採用しても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、上記実施形態における特定子供判定最大値W2を上記第1の閾値THaとし、大人判定最小値W1を上記第2の閾値THbとする。これにより、シート1に対して大人の乗員が着座している状態(大人着座状態)と、シート1に対して大人の乗員は着座していない状態(非大人着座状態)と、を重複しないかたちで切り分けて検知することができる。そして、これら2つの状態の何れにも該当しない場合には、その着座センサ20が着座面11に形成する検知領域αに対して乗員の着座荷重が加わらない状態、即ち直接的に乗員が着座面11に着座する状態にはないことを確認することで、適切に、シート1上に設置されたチャイルドシートに子供の乗員が着座していると判定することができる。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記着座センサは、前記着座面に設定された正規の着座位置に前記検知領域を形成するものであること、を特徴とする。即ち、チャイルドシートの多くは、着座面に設定された正規の着座位置に対して荷重が加わらない状態でシートに設置される。従って、このような構成を採用することで、様々な型式のチャイルドシートに対応することができる。そして、その検知領域を限定的な範囲に留めることで、着座センサの簡素化及び小型化を図ることができる。
(ロ)前記着座センサは、前記着座面を構成するシート表皮の下方に設けられたメンブレンスイッチであること、を特徴とする。これにより、簡素な構成にて、シートの着座面に検知領域を形成して当該検知領域に対して乗員の着座荷重が加わる状態にあるか否かを判定することができる。
(ハ)車両のシートに設けられた荷重センサを用いてシート荷重を検出する工程と、前記シートの着座面に検知領域を形成する着座センサのセンサ出力を監視する工程と、前記シート荷重の検出値が第1の閾値よりも大きい場合に、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定する工程と、前記シート荷重の検出値が前記第1の閾値よりも低い値に設定された第2の閾値よりも小さい場合に、前記シートに対して大人の乗員は着座していないと判定する工程と、前記シート荷重の検出値が、前記第1の閾値以下、且つ前記第2の閾値以上であって、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、前記シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する工程と、を備える乗員検知方法。
(ニ)前記シート荷重の検出値が、前記第1の閾値以下、且つ前記第2の閾値以上であって、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に対して乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、前記シートに対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する工程を備えること、を特徴とする乗員検知方法。
1…シート、2…シートクッション、2a…シート表皮、6,6a…アッパレール、7…シートスライド装置、10(10f,10r)…荷重センサ、11…着座面、20…着座センサ、21…シートECU、21a…記憶領域、30…乗員検知装置、31…メンブレンスイッチ、55…チャイルドシート、60…エアバッグ、61…エアバッグECU、S1,S2…出力信号、Ws…シート荷重、Wf…前方荷重、Wr…後方荷重、W…検出値、W1…大人判定最小値、W2…特定子供判定最大値、P…正規の着座位置、α…検知領域、THa…第1の閾値、THb…第2の閾値、Ex…外部出力信号。

Claims (8)

  1. 車両のシートに設けられた荷重センサを用いてシート荷重を検出する工程と、
    前記シートの着座面に検知領域を形成する着座センサのセンサ出力を監視する工程と、
    前記シート荷重の検出値が、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する工程と、を備える乗員検知方法。
  2. 請求項1に記載の乗員検知方法において、
    前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、前記シートに対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する工程を備えること、を特徴とする乗員検知方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗員検知方法において、
    前記シート荷重の検出値が、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも大きい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定する工程を備えること、
    を特徴とする乗員検知方法。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の乗員検知方法において、
    前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値よりも小さい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員は着座していないと判定する工程を備えること、を特徴とする乗員検知方法。
  5. 車両のシートに設けられた荷重センサを用いてシート荷重を検出するシート荷重検出部と、
    前記シートの着座面に検知領域を形成する着座センサのセンサ出力を監視する着座検知部と、
    前記シート荷重の検出値が、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記シート上に設置されたチャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わらない状態を示す場合に、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定する特定子供着座状態判定部と、
    を備える乗員検知装置。
  6. 請求項5に記載の乗員検知装置において、
    前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値以上、且つ前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値以下である場合において、前記着座センサのセンサ出力が、前記検知領域に乗員の着座荷重が加わる状態を示す場合に、前記シートに対して小柄な大人の乗員が着座していると判定する特定大人着座状態判定部を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の乗員検知装置において、
    前記シート荷重の検出値が、前記チャイルドシートに対して子供の乗員が着座していると判定可能な最大値よりも大きい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員が着座していると判定する大人着座判定部を備えること、
    を特徴とする乗員検知装置。
  8. 請求項5〜請求項7の何れか一項に記載の乗員検知装置において、
    前記シート荷重の検出値が、前記大人の乗員が着座していると判定可能な最小値よりも小さい場合に、前記着座センサのセンサ出力に依らず、前記シートに対して大人の乗員は着座していないと判定する非大人判定部を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
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