JP2017144443A - 結束バンド処理装置および結束バンド処理方法 - Google Patents

結束バンド処理装置および結束バンド処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の小型化・省電力化を図りつつ、それでいてバンドの持ち替えなども不要で簡易・迅速にバンドを処理できる結束バンド処理装置および結束バンド処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明における結束バンド処理装置は、コイル状の圧延鋼帯に用いられる結束バンドを処理する結束バンド処理装置であって、フレームと、前記フレームに搭載される第1回動ロールと、前記第1回動ロールの上方に配置されるとともに、前記第1回動ロールとの間で前記結束バンドを狭み込む第2回動ロールと、前記第1回動ロールと前記第2回動ロールから押し出された前記結束バンドをガイドする第3回動ロールと、前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを回動させる駆動機構と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイル状等に巻かれた圧延鋼帯の結束用のストラップあるいはフープバンド(これらを総称して結束バンドと称する)の処理技術に関し、より詳細には結束バンドの厚みが変化しても処理可能であり圧延鋼帯に傷がつくことなどが抑制された結束バンド処理装置および結束バンド処理方法に関する。
工業上において様々な用途に用いられる圧延鋼帯は、輸送上の制約などの理由からコイル状に巻かれた状態で搬送される。このときコイル状の圧延鋼帯は、搬送中などにおいて巻きつきが解けないように結束バンドにより拘束される。
一方、工場など搬送された先では、まず上述した結束バンドが切断された後で各種の処理工程へとコイル状の圧延鋼帯が送られることになる。
従来では人手により行われていた結束バンドの切断は、近年においては自動化の流れを受けて様々な結束バンド切断機が導入されている。
また、コイル状の圧延鋼帯から結束バンドを切断した後は、例えば特許文献1〜特許文献4に示すごとき結束バンド処理装置によって切断後の結束バンドを処理する技術も知られている。
まず特許文献1では、受容器を配したフレーム上に、包装に使用されたバンドを差込む導入口と、バンドを強制的に引き込む上下一対のロールと、引き込まれたバンドを直線状にガイドする固定刃と、固定刃と協働してバンド突出端を切断する回転刃を設けた構成が開示されている。
また、特許文献2では、巻き取りロボットハンドがフープバンドを渦巻き状に巻き取り、さらに、巻き取りロボットハンドが巻き取った渦巻き状のフープバンドをフープバンド押し潰し機構によって側方から押し潰して薄くする構成が開示されている。
さらに特許文献3および特許文献4では、結束バンドの巻縮時におけるガイドにも着目した構成が開示されている。
すなわち特許文献3では、回転ヘッドと、結束バンドの一端を把持する手段と、巻き付け時に結束バンドをガイドするガイド手段とが開示され、当該ガイド手段は開および閉位置の間を移動可能なガイドセクションを備えることが開示されている。
また、特許文献4では、駆動ナールロール101と従動ナールロール121の間に噛み込まれたストラップ2が、ストラップ配向辺30の接当部130Aに当たることでコイル状にカールされる構成が開示されている。
実開平1−170450号公報 特開平11−245925号公報 US2007/0063090A1 米国公開公報 特開昭59−189014号公報
しかしながら、上述した各特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、上記各手法では以下に述べるごとき課題が存在する。
すなわち、例えば特許文献1では固定刃と協働してバンド突出端を切断する回転刃は有しているものの、その機構ではバンドの持ち替えが必要であり、さらにはシール部など厚みがあるバンドに対する処理が困難である。
また、特許文献2の構成では、バンドの切断位置と把持位置とが分かれているため、装置構成が大型化してしまう。
また、特許文献3の構成では、バンドの巻き取り後にプレスが必要であり、そのための矯正ガイドが必要となり、さらにはプレスを行うため消費電力が大きくなってしまう。
一方、特許文献4の構成では比較的簡易な構成でバンドの処理が行えるものの、巻き取り時に接当部130Aを介してカールする構成であることから大きな動力を必要としてしまう点は特許文献3と同様である。
このように既存の技術においては、装置の小型化・省電力化を図りつつバンドの持ち替えなども不要で迅速にバンドを処理可能なものはなく、未だに改善の余地がある。
本発明は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、装置の小型化・省電力化を図りつつ、それでいてバンドの持ち替えなども不要で簡易・迅速にバンドを処理できる結束バンド処理装置および結束バンド処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド処理装置は、(1)コイル状の圧延鋼帯に用いられる結束バンドを処理する結束バンド処理装置であって、フレームと、前記フレームに搭載される第1回動ロールと、前記第1回動ロールの上方に配置されるとともに、前記第1回動ロールとの間で前記結束バンドを狭み込む第2回動ロールと、前記第1回動ロールと前記第2回動ロールから押し出された前記結束バンドをガイドする第3回動ロールと、前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを回動させる駆動機構と、を備えることを特徴とする。
なお、前記(1)に記載の結束バンド処理装置においては、(2)前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールを搭載する移動フレームをさらに有し、前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールは、前記移動フレームを介して前記第1回動ロールに対して接近または離間可能であることが好ましい。
また、前記(2)に記載の結束バンド処理装置においては、(3)前記移動フレームは押付圧調整装置を介して前記フレームに搭載され、前記押付圧調整装置は、前記結束バンドにおける厚みの変化に起因して前記結束バンドに対する回動ロールの押付圧が変化した際に、当該押圧力が一定となるように当該押付力の調整を行うことが好ましい。
また、前記(1)〜(3)に記載の結束バンド処理装置においては、(4)前記駆動機構は、モータと、前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに接続して前記モータからの動力を前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに伝達する第1駆動機構と、前記駆動チェーンと接続されて、当該駆動チェーンを介して前記モータから動力を前記第1回動ロールに伝達する第2駆動機構と、を有することが好ましい。
また、前記(4)に記載の結束バンド処理装置においては、(5)前記第1駆動機構は、第2回動ロールおよび前記第3回動ロールにそれぞれ設けられるギアと、前記移動フレームに搭載され、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの移動に追従して移動する従動ギアと、固定して配置される第1固定ギアと、前記ギア、前記従動ギアおよび前記固定ギアを介して、前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに前記モータからの動力を伝達する第1駆動チェーンと、を含んでなることが好ましい。
また、前記(4)または(5)に記載の結束バンド処理装置においては、(6)前記第2駆動機構は、前記第1回動ロールに設けられたギアと、固定して配置される第2固定ギアと、前記ギアおよび前記第2固定ギアを介して、前記モータからの動力を前記第1回動ロールに伝達する第2駆動チェーンと、を含むことが好ましい。
また、前記(1)〜(6)に記載の結束バンド処理装置においては、(7)前記第2回動ロールと前記第3回動ロールの間に配置され、前記第1回動ロールと前記第2回動ロールにより押し出された前記結束バンドの移動をガイドするガイド部材を更に有することが好ましい。
また、前記(1)〜(7)に記載の結束バンド処理装置においては、(8)前記結束バンドの先端を検出するバンド検出センサーを更に有し、前記バンド検出センサーの検出結果に基づいて、前記駆動機構を介した前記回動ロールの回転方向が切り替えられることが好ましい。
さらに上記した課題を解決するため、本実施形態に係る結束バンド処理方法は、コイル状の圧延鋼帯から切断された結束バンドの先端をロボットハンドで把持するステップと、前記ロボットハンドが通過可能なように、第1回動ロールから第2回動ロールおよび第3回動ロールを離間させるステップと、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールが前記第1回動ロールから離間した状態で、前記ロボットハンドで把持された結束バンドを配置するステップと、第2回動ロールおよび第3回動ロールを、前記第1回動ロールに近接させて前記結束バンドを挟持するステップと、前記回動ロールを回転駆動させて前記挟持された結束バンドを巻縮させるステップと、を備えることを特徴とする。
なお、上記した結束バンド処理方法においては、前記挟持された結束バンドの先端を検出するステップを更に有し、前記挟持された結束バンドを巻縮させるステップでは、前記回動ロールを逆転させつつ前記結束バンドの先端を検出し、当該先端が検出された後は前記回動ロールを正転させて前記結束バンドを巻縮させることが好ましい。
本発明によれば、装置の小型化・省電力化を図りつつ、それでいてバンドの持ち替えなども不要で簡易・迅速に結束バンドを処理することができる。また、処理する際には矯正ガイドやプレスも不要であるので、メンテナンスの頻度も抑制することができ装置寿命も高めることができる。
実施形態にかかる結束バンド処理装置100を示す斜視図である。 実施形態にかかる結束バンド処理装置100のうち移動フレームが上昇した場合を示す斜視図である。 実施形態にかかる結束バンド処理装置100を示す正面図、側面図、背面図である。 図3における結束バンド処理装置100のA‐A断面図である。 図3における結束バンド処理装置100のB‐B断面図である。 図3における結束バンド処理装置100のC‐C断面図である。 図4における結束バンド処理装置100のE‐E断面図である。 図4における結束バンド処理装置100のF‐F断面図である。 実施形態にかかる結束バンド処理方法を説明するフローチャートである。 実施形態にかかる結束バンド処理方法における動作遷移を説明する図である。 結束バンドBDの一例を示す模式図である。 結束バンドBDのシールSがロールを乗り越える際の動作を示す模式図である。 実施形態にかかるロールを回転させる駆動機構の構成を説明する模式図である。 変形例1にかかる結束バンド処理装置200の構成を説明する模式図である。 変形例2〜4にかかる結束バンド処理装置300〜500の構成を説明する模式図である。
本発明を実施するための実施形態について説明する。なお、以下の説明では、便宜的に、後述する結束バンドBDが結束バンド処理装置100に対して挿入または押し出される方向をX方向、このX方向と直交する平面方向であって回動ロールの回転軸と平行な方向をY方向とし、これらX方向およびY方向と直交する高さ方向をZ方向と定義して説明する。しかしながら本発明は上述した方向の定義付けに左右されるものではなく、特許請求の範囲を不当に減縮するものでないことは言うまでもない。
<結束バンド処理装置>
まず本発明の実施形態にかかる結束バンド処理装置100について、図1〜図8を適宜参照しながら説明する。
図1および図3に示すとおり、実施形態にかかる結束バンド処理装置100は、コイル状に巻かれた圧延鋼帯を結束する結束バンドを処理する機能を備えている。より具体的に結束バンド処理装置100は、フレーム10、第1回動ロール11、第2回動ロール21、第3回動ロール22、および駆動機構30を含んで構成されている。
フレーム10は、例えば機械構造用炭素鋼などの金属で形成されている。フレーム10には、後述する第1回動ロール11や移動フレーム20が搭載されるとともに、移動フレーム20の動力源としての押付調整装置23や駆動機構30の動力源としてのモータMが搭載されている。
第1回動ロール11は、上述したとおりフレーム10に搭載されている。本実施形態では、第1回動ロール11は公知の軸受(不図示)を介してフレーム10に固定されている。また、図6および図8に示すとおり、第1回動ロール11の他端側にはギア39が取り付けられており、後述するモータMからの動力がギア39を介して第1回動ロール11に伝達されることで、第1回動ロール11は回転運動を行うことができる。
なお、第1回動ロール11の表面は、後述する結束バンドBDが圧接されることから、ローレット加工などが施されて摩擦力が高まっている。なお、ローレット加工としては、斜めローレット、平目ローレット、綾目ローレットのいずれでもよい。
また、摩擦力を高める上記処理としては、ローレット加工に限られず、例えばサンドブラストなど他の公知の粗面加工を施してもよい。
また、第1回動ロール11の表面に、硬質ラバーなどの樹脂を巻き付けてもよい。これによっても上記した摩擦力を確保することが可能となる。
第2回動ロール21は、第1回動ロール11の上方に配置されるとともに、第1回動ロール11との間で結束バンドBDを狭み込む機能を有している。第2回動ロール21は、本実施形態では移動フレーム20に搭載されて高さ(Z)方向に昇降自在とされている。第2回動ロール21は、公知の軸受(不図示)を介して移動フレーム20に取り付けられている。また、図6および図7に示すとおり、第2回動ロール21の他端側にはギア33が取り付けられており、後述するモータMからの動力がギア33を介して第2回動ロール21に伝達されることで、第2回動ロール21は回転運動を行うことができる。
なお、第2回動ロール21の表面は、第1回動ロール11と同様に、ローレット加工などが施されて摩擦力が高まっている。なお、ローレット加工としては、斜めローレット、平目ローレット、綾目ローレットのいずれでもよい。
また、摩擦力を高める上記処理としては、ローレット加工に限られず、例えばサンドブラストなど他の公知の粗面加工を施してもよい。
また、第2回動ロール21の表面に、硬質ラバーなどの樹脂を巻き付けてもよい。これによっても上記した摩擦力を確保することが可能となる。
第3回動ロール22は、第1回動ロール11と第2回動ロール21から押し出された結束バンドBDをガイドする機能を備えている。また、第3回動ロール22は、結束バンドBDの巻縮処理時に第1回動ロール11及び第2回動ロール21と隣接して配置される。第3回動ロール22は、公知の軸受(不図示)などを介して移動フレーム20に搭載され、高さ(Z)方向に昇降自在とされている。また、図6および図7に示すとおり、第3回動ロール22の他端側にはギア32が取り付けられており、後述するモータMからの動力がギア32を介して第3回動ロール22に伝達されることで、第3回動ロール22は回転運動を行うことができる。
なお、第3回動ロール22の表面は、第1回動ロール11や第2回動ロール21と同様に、ローレット加工などが施されて摩擦力が高まっている。なお、ローレット加工としては、斜めローレット、平目ローレット、綾目ローレットのいずれでもよい。
また、摩擦力を高める上記処理としては、ローレット加工に限られず、例えばサンドブラストなど他の公知の粗面加工を施してもよい。
また、第3回動ロール22の表面に、硬質ラバーなどの樹脂を巻き付けてもよい。これによっても上記した摩擦力を確保することが可能となる。
また、上記した第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22はすべて同じ形態でもよいが、少なくとも1つを他と異ならせてもよい。例えば、第1回動ロール11および第2回動ロール21の表面はローレット加工しつつ、第3回動ロール22の表面は硬質ラバーなどの樹脂で覆うようにしてもよい。また、第1回動ロール11、第2回動ロール21及び第3回動ロール22の直径は互いに等しくしてもよいが、例えば第3回動ロール22だけ他よりも大きい直径としてもよい。
図2および図3にも示されるとおり、本実施形態の第2回動ロール21と第3回動ロール22は、移動フレーム20に搭載されて昇降するのでZ方向の位置が可変とされている。換言すれば、本実施形態の第2回動ロール21及び第3回動ロール22は、移動フレーム20を介して第1回動ロール11に対して接近または離間が可能となっている。
なお図3〜図5に示すとおり、移動フレーム20は、フレーム10に対して昇降する部位を指し、本実施形態では押付圧調整装置23および昇降台24を介してフレーム10に搭載されている。なお移動フレーム20の材質に特に限定はないが例えばフレーム10と同様の金属が好適である。
押付圧調整装置23は、移動フレーム20をZ方向に沿って移動させる機能を備え、本実施形態では例えばエアシリンダが好適である。しかしながら押付圧調整装置23はエアシリンダに限られず、例えば油圧式シリンダーや電動モータなどを適用してもよい。
そして後述するとおり、本実施形態の押付圧調整装置としてのエアシリンダ23は、結束バンドBDのシールSなど厚みの変化に起因して結束バンドBDに対する回動ロールの押付圧が変化した際に、当該押圧力が一定となるように当該押付力の調整を行うことが可能となっている。
昇降台24は、移動フレーム20を支持するとともにエアシリンダ23によってZ方向に移動(昇降)可能なように構成されている。なお昇降台24の材質に特に限定はないが例えばフレーム10や移動フレーム20と同様の金属が好適である。
駆動機構30は、上述した第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22の少なくとも1つを回動させる機能を有している。より具体的に本実施形態の駆動機構30は、図1および図2にも示されるとおり、モータM、第1駆動機構および第2駆動機構を含んで構成されている。
モータMは、本実施形態では電動モータが例示でき、工場内の商用電源から電力の供給を受けて動力を発生させる。また、モータMの駆動軸にはギア31が設けられており、上記した電力を受けてギア31を回転駆動させる。
第1駆動機構は、第2回動ロール21及び第3回動ロール22に接続してモータMからの動力(回転)を第2回動ロール21及び第3回動ロール22に伝達する機能を有している。より具体的に第1駆動機構は、モータMのギア31、第2回動ロール21の一端に設けられたギア33、第3回動ロール22の一端に設けられたギア32、移動フレームに搭載されてギア32およびギア33のZ方向への移動に追従して移動する従動ギア(ギア34、ギア35)、位置が固定して配置される第1固定ギア(第1ギア36、ギア37)、これらをつなぐ第1駆動チェーン38aを含んで構成されている。
また図1や図3に示されるとおり、第1駆動機構は、第1駆動チェーン38aの弛みを取るテンショナー(弛み取り機構)40を備えている。
一方で第2駆動機構は、第2駆動チェーン38bと接続されて、当該第2駆動チェーン38bを介してモータMから動力を第1回動ロール11に伝達する機能を有している。より具体的に第2駆動機構は、モータMのギア31、第1回動ロール11の一端に設けられたギア39、固定して配置される第2ギア36(第2固定ギア)、これらをつなぐ第2駆動チェーン38bを含んで構成されている。なお図8にも示されるとおり、第2ギア36と上記した第1ギア36は、軸を共通にした互いに異なるギアとなっている。
ここで図1、図7および図8を参照して、本実施形態の第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22の位置関係について詳述する。
まず平面(XY平面と平行な面)方向の位置関係に関して、移動フレーム20に搭載された第2回動ロール21と第3回動ロール22は、その中心間の距離はPとされている。なお本実施形態では、第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22は、すべて同じ直径Dを有している。
したがって、第2回動ロール21および第3回動ロール22の間には間隙が形成されるため、上記した中心間の距離PはDよりも大きな値となっている(P>D)。
そして平面方向に関し(Z方向上方から俯瞰した場合)、上記した中心間の距離Pのちょうど中点に、第1回動ロール11の中心軸が位置するようになっている。これにより、ロボットハンドRHで結束バンドBDの先端を把持して結束バンド処理装置100へ搬送する形態に限られず、従来のように結束バンドBDの先端を回動ロールの間に押し込む形態にも対応することが可能となる。
一方、高さ(Z)方向の位置関係に関しては、移動フレーム20に搭載された第2回動ロール21と第3回動ロール22は、その中心軸が同じ高さとなるように位置付けられている。
また、図1に示すような、移動フレーム20が下端にある位置(すなわち第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22が互いに最も近接した位置)となるとき、第1回動ロール11の上端部(Z方向で最も高い箇所)は、第2回動ロール21及び第3回動ロール22の下端部(Z方向で最も低い箇所)よりも高い位置に配置される。これにより後述する結束バンドBDの処理時において適切に結束バンドBDが巻縮(カール)される。
なお、第2回動ロール21と第3回動ロール22は、その中心軸の位置が同じ高さとならないように配置されていてもよい。例えば平面方向に関して第1回動ロール11が第3回動ロール22側に偏心して配置される場合、第3回動ロール22の中心軸のZ位置は、第2回動ロール21の中心軸のZ位置よりも高くなるように配置されることが好ましい。逆に第1回動ロール11が第2回動ロール21側に偏心して配置される場合、第3回動ロール22の中心軸のZ位置は、第2回動ロール21の中心軸のZ位置よりも低くなるように配置されることが好ましい。
<結束バンドの処理方法>
次に図9〜図11を用いて本実施形態に係る結束バンド処理方法を説明する。
本実施形態の結束バンド処理方法は、回動ロールを回転駆動させることによって結束バンドBDを巻縮させる処理であって、ロール状等の圧延鋼帯を結束する結束バンドBDが切断された後から開始される。
まず、圧延鋼帯のロールから切断された結束バンドBDの先端をロボットハンドRHで把持する。
このとき、切断された結束バンドBDの先端をロボットハンドRHで把持するため、従来の装置では結束バンドBDの先端が露出するように持ち替える動作が必要であった。しかしながら本実施形態では後述のとおり結束バンドBDの先端を把持しながら結束バンド処理装置100へ搬送が可能なため非常に処理効率が高くなっている。
すなわち、結束バンド処理装置100へ結束バンドBDが搬送される際には、図10(a)に示すとおり、移動フレーム20が上昇して第1回動ロール11との間に空間が形成され、結束バンドBDの先端を把持したロボットハンドRHがこの空間内を通過する。換言すれば、ロボットハンドRHが通過可能なように、第1回動ロール11から第2回動ロール21および第3回動ロール22を離間させる。
ここで、ロール状の圧延鋼帯から離間した結束バンドBDは、必ずしも真っ直ぐな状態となっているわけではなく、例えば図11に示すような折り目がついた状態の場合も多い。さらに同図に示すとおり、結束バンドBDにはシールSが設けられているので、結束バンドBDの長さ方向においても厚みが均一ではない。
このような場合、従来の結束バンド処理装置では、そもそも結束バンドBDを適切に装置内へ導入することすら困難であり、仮に装置内へ導入できたとしてもシールSを乗り越えられず適切に結束バンドの処理ができないといった課題があった。
これに対して本実施形態では、図10(a)に示すとおり、折り目がある結束バンドBDであっても適切に結束バンド処理装置100内へ導入することが可能となっている。
次いで、第2回動ロール21および第3回動ロール22が離間した状態で、ロボットハンドで把持された結束バンドBDを第1回動ロール11上に配置する。この動作の後又はこの動作と並行して、図9のステップ1に示すとおり移動フレーム20を下降させることで、第2回動ロール21および第3回動ロール22を第1回動ロール11に近接させて結束バンドBDを挟持する。
このとき、図9のステップ2に示すとおり、第1回動ロール11上に結束バンドBDが配置されたか否かが検出される。具体的には、図1及び図2に示されるバンド検出センサー12の検出結果に基づいて結束バンドBDの有無が検知される。
なおバンド検出センサー12としては、例えば公知の光学センサーや押ボタン式スイッチなど適宜用いることができる。
そしてロボットハンドによる把持が解除された後、図9のステップ3及び図10(b)に示されるように、回動ロール(本例では、第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22のすべて)を逆転させる。
なお、これら回動ロールを逆転させるとき、押付圧調整装置としてのエアシリンダ23は、回動ロールが第1の押圧力によって結束バンドBDを押圧するように調整する。この第1の押圧力としては、巻き戻しに必要な比較的低圧の圧力であって、結束バンドBDが回動ロール上でスリップしない程度の圧力をいう。
その後、図9のステップ4及びステップ5並びに図10(c)及び(d)で示されるとおり、結束バンドBDの先端がバンド検出センサー12で検出されるまで回動ロールが上記した逆転を継続し、結束バンドBDの先端がバンド検出センサー12で検出されたら回動ロールの逆転が停止される。
このとき、図10(d)のように、当初は第2回動ロール21側に位置していた結束バンドBDの先端は、第3回動ロール22側に移動している状態となっていることが好ましい。
次いで、図9のステップ6に示すとおり、移動フレーム20を下降して回動ロールが第2の押圧力によって結束バンドBDを挟持する。より具体的には、押付圧調整装置としてのエアシリンダ23は、上記した第1の押圧力とは異なる第2の押圧力によって結束バンドBDを押圧するように調整する。この第2の押圧力としては、結束バンドBDを巻縮める為の比較的高い圧力をいう。
次いで、図9のステップ7および図10(e)〜(h)で示されるとおり、回動ロールを正転させることで、挟持された結束バンドBDを巻縮させる。
このように本実施形態では、回動ロールで挟持された結束バンドBDを巻縮させるに際し、まず回動ロールを逆転させつつ結束バンドBDの先端を検出し、当該先端が検出された後は回動ロールを正転させて結束バンドBDを巻縮させることに特徴がある。
かような特徴を実現するため、本実施形態ではバンド検出センサー12の検出結果に基づいて、駆動機構30を介した回動ロールの回転方向が切り替えられている。
これにより、ロボットハンドRHで結束バンドBDの持ち替えを行わず迅速に結束バンドBDの巻縮処理に移行することができる。
なお、上記した図10(b)から(c)の過程や図10(f)においては、結束バンドBDのシールSが回動ロールの間を通過する。このとき従来の処理装置では、例えば結束バンドBDの上側に位置する回動ロールに対してZ方向上向きの圧力が加わるので、最悪の場合には装置内の部品破損や損傷も起こり得た。
これに対して本実施形態では、図12に示すとおり移動フレーム20によって第2回動ロール21と第3回動ロール22はZ方向上側に移動することができるようになっている。換言すれば、結束バンドBDにおける厚みの変化(シールの乗り越えなど)に起因して結束バンドBDに対する回動ロールの押付圧が変化した際でも、エアシリンダ23によって当該押圧力が一定となるように当該押付力の調整が行われる。
また、移動フレーム20によって第2回動ロール21と第3回動ロール22はZ方向上側に移動したとしても、駆動機構30によって第2回動ロール21と第3回動ロール22の回動は維持されることにも特徴がある。
この駆動機構30による駆動力伝達の原理について、図13を用いて説明する。
すなわち、図13に示すとおり、本実施形態では上記したギア31、ギア36(第1固定ギア36、第2固定ギア36)、ギア37およびギア39はその位置が固定となっている。一方で、ギア32、ギア33、ギア34及びギア35は昇降台24に搭載されてZ方向への移動が可能となっている。
そしてギア39を除くギア31、第1ギア36、ギア37およびギア32〜35が第1駆動チェーン38aで接続されることで、ギア32〜35のZ方向における位置に依らずモータMからの動力が伝達され、その結果として第2回動ロール21(ギア33)や第3回動ロール22(ギア32)における回動の維持が可能となっている。
また、ギア39と第2ギア36(第2固定ギア)とが第2駆動チェーン38bで接続されることで、モータMからの動力が第1回動ロールへ伝達される仕組みとなっている。
そして図9のステップ8に示すとおり、不図示の光学センサーなどを用いて、結束バンドBDの巻縮処理が完了したか否かが検出される。この光学センサーの配置箇所は種々考えられるが、例えば第1回動ロール11の近傍などが好適である。あるいは、モータMの負荷をモニタリングしていて、この負荷の変動に基づいて回動ロール内における結束バンドBDの有無を判定してもよい。
このステップ8で結束バンドBDの巻縮処理が未だ完了していなければ、ステップ7で示した回動ロールの正転が続けられる。
一方でステップ8において結束バンドBDの巻縮処理が完了したと判定された場合には、ステップ9に移行して移動フレーム20が上昇して次の結束バンドBDの受け入れを待つための待機状態となる。
以上説明した本発明の実施形態によれば、3本の回動ロールを駆動機構30によって駆動することで、装置の小型化・省電力化を図りつつ、それでいて結束バンドBDの持ち替えなども不要で簡易・迅速に結束バンドを処理することが可能となっている。
なお上記した実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、上述した実施形態に適用が可能な変形例について説明する。なお、以下の変形例においては、既述の構成と同じ機能・作用を奏するものは同じ参照番号を付し、その説明は適宜省略する。
<変形例1>
図14は、本発明の変形例1にかかる結束バンド処理装置200を示す模式図である。
変形例1にかかる結束バンド処理装置200は、上記した実施形態の結束バンド処理装置100に対して更に巻縮ガイド25を具備する点に特徴がある。
すなわち、本変形例1の巻縮ガイド25は、第2回動ロール21と第3回動ロール22の間に配置される。本変形例1の巻縮ガイド25は、第1回動ロール11と対向して配置されて結束バンドBDの移動を規制する機能を有している。
これにより、上記した結束バンドBDの巻縮処理において、回動ロール内部で結束バンドBDが巻縮ガイド25にガイドされるため、最終的に綺麗な形状で結束バンドBDを巻縮処理することができる。
なお、巻縮ガイド25の材質は特に制限はないが、例えばフレーム10などと比べ特に表面が硬い金属が好適である。また、巻縮ガイド25の幅(図14の紙面奥行方向)は、結束バンドBDが適切にガイドされる限り特に制限はないが、例えば結束バンドBDの幅以上であることが望ましい。
<変形例2〜4>
図15は、本発明の変形例2〜4にかかる結束バンド処理装置を示す模式図である。
上記した実施形態では、ギア32とギア33に対して同数のギア(ギア34、ギア35)を従動ギアとして用いていたが、異なる数のギアを従動ギアとしてもよい。すなわち図15(a)に示す変形例2の結束バンド処理装置300では、ギア32とギア33に対して1つのギアG1が従動ギアとして昇降台24に搭載されている。
また上記した実施形態では、駆動機構30によって第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22の全てを回転駆動(回動)させていた。しかしながら本発明はこの態様に限られず、第1回動ロール11、第2回動ロール21および第3回動ロール22の少なくとも1つを駆動する形態であってもよい。
すなわち、図15(b)に示す変形例3の結束バンド処理装置400では、駆動機構30によって第1回動ロール11と第3回動ロール22が回動可能となっている。また、本変形例3では、ギア32に対してギアG2が従動ギアとして昇降台24に搭載されている。一方で第2回動ロール21は、駆動機構30による動力は伝達されないが自由に回動が可能となっている。
なお、変形例3では第1回動ロール11と第3回動ロール22を回動可能としたが、これに代えて第1回動ロール11と第2回動ロール21を回動可能としてもよいし、第2回動ロール21と第3回動ロール22を回動可能としてもよい。このうち第2回動ロール21と第3回動ロール22を回動可能とする場合には、単に第2駆動チェーン38bを省くだけでよいので変更が容易というメリットもある。
一方、図15(c)に示す変形例4の結束バンド処理装置500では、駆動機構30によって第1回動ロール11のみが回動可能となっている。一方で、第2回動ロール21および第3回動ロール22は、駆動機構30による動力は伝達されないが自由に回動が可能となっている。
なお変形例4では第1回動ロール11のみを回動可能としたが、これに代えて第2回動ロール21のみ、又は第3回動ロール22のみを回動可能としてもよい。
<その他の変形例>
上記した実施形態および変形例では、移動フレーム20に2本の回動ロール(第2回動ロール21と第3回動ロール22)を搭載しつつ、フレーム10に1本の回動ロールを設置する形態であった。しかしながら本発明はこの形態に限られず、移動フレーム20に1本の回動ロール(第2回動ロール21又は第3回動ロール22)を搭載しつつ、フレーム10に残り2本の回動ロールを設置する形態であってもよい。
よい。
なお上記した実施形態や変形例は一例であって、本願の趣旨を逸脱しない限りにおいて、実施形態および変形例の要素を適宜組み合わせて新たな結束バンド処理装置やそのシステムを構成してもよい。
以上説明したように、本発明の結束バンド処理装置および結束バンド処理方法は、装置の小型化・省電力化を図りつつ、簡易で迅速に結束バンドの処理を実行するのに適している。
100〜500 結束バンド処理装置
10 フレーム
11 第1回動ロール
12 バンド検出センサー
20 移動フレーム
21 第2回動ロール
22 第3回動ロール
23 押付圧調整装置
24 昇降台
25 巻縮ガイド
30 駆動機構
31〜39、G1、G2 ギア
40 テンショナー(弛み取り機構)
BD 結束バンド
S シール
M モータ
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド処理装置は、(1)コイル状の圧延鋼帯に用いられる結束バンドを処理する結束バンド処理装置であって、フレームと、前記フレームに搭載される第1回動ロールと、前記第1回動ロールの上方に配置されるとともに、前記第1回動ロールとの間で前記結束バンドを狭み込む第2回動ロールと、前記第1回動ロールと前記第2回動ロールから押し出された前記結束バンドをガイドする第3回動ロールと、前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを回動させる駆動機構と、前記結束バンドが前記フレーム内を通ってその先端が前記フレーム外に出た状態となるように、前記結束バンドを把持して当該結束バンドを前記第1回動ロール上に配置するロボットハンドと、前記フレームのうち前記結束バンドの先端が出た側に配置されて、前記結束バンドの先端を検出するバンド検出センサーと、を備え、前記結束バンドの把持を前記ロボットハンドが解除した後で、前記駆動機構は、前記結束バンドが第1方向に移動して当該結束バンドの先端が前記フレーム内に進入するように前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを逆転させ、前記逆転によって移動する前記結束バンドの先端を前記バンド検出センサーが検出した場合、前記駆動機構は、前記第1方向への前記結束バンドの移動を停止させ、前記逆転させた回動ロールを前記逆転とは反対きに正転させることで前記結束バンドを前記第1方向とは反対側の方向に沿って移動させながら巻縮させることを特徴とする。
また、前記(4)または(5)に記載の結束バンド処理装置においては、(6)前記第2駆動機構は、前記第1回動ロールに設けられたギアと、固定して配置される第2固定ギアと、前記ギアおよび前記第2固定ギアを介して、前記モータからの動力を前記第1回動ロールに伝達する第2駆動チェーンと、を含むことが好ましい。
また、前記(1)〜(6)に記載の結束バンド処理装置においては、(7)前記第2回動ロールと前記第3回動ロールの間に配置され、前記第1回動ロールと前記第2回動ロールにより押し出された前記結束バンドの移動をガイドするガイド部材を更に有することが好ましい。
さらに上記した課題を解決するため、本実施形態に係る結束バンド処理方法は、コイル状の圧延鋼帯から切断された結束バンドの先端をロボットハンドで把持するステップと、前記ロボットハンドが通過可能なように、フレームに搭載された第1回動ロールから第2回動ロールおよび第3回動ロールを離間させるステップと、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールが前記第1回動ロールから離間した状態で、前記ロボットハンドで把持された結束バンドを、前記結束バンドが前記フレーム内を通ってその先端が前記フレーム外に出た状態となるように前記第1回動ロール上に配置するステップと、第2回動ロールおよび第3回動ロールを、前記第1回動ロールに近接させて前記結束バンドを挟持するステップと、前記結束バンドが第1方向に移動して当該結束バンドの先端が前記フレーム内に進入するように、前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを逆転させるステップと、前記フレームのうち前記結束バンドの先端が出た側に配置されたバンド検出センターを用いて、前記逆転によって移動する前記結束バンドの先端を検出するステップと、前記先端が検出された場合に、前記第1方向への前記結束バンドの移動を停止させ、次いで前記逆転させた回動ロールを前記逆転とは反対きに正転させることで前記結束バンドを前記第1方向とは反対側の方向に沿って移動させながら巻縮させるステップと、を備えることを特徴とする

Claims (10)

  1. コイル状の圧延鋼帯に用いられる結束バンドを処理する結束バンド処理装置であって、
    フレームと、
    前記フレームに搭載される第1回動ロールと、
    前記第1回動ロールの上方に配置されるとともに、前記第1回動ロールとの間で前記結束バンドを狭み込む第2回動ロールと、
    前記第1回動ロールと前記第2回動ロールから押し出された前記結束バンドをガイドする第3回動ロールと、
    前記第1回動ロール、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの少なくとも1つを回動させる駆動機構と、
    を備えることを特徴とする結束バンド処理装置。
  2. 前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールを搭載する移動フレームをさらに有し、
    前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールは、前記移動フレームを介して前記第1回動ロールに対して接近または離間可能である請求項1に記載の結束バンド処理装置。
  3. 前記移動フレームは押付圧調整装置を介して前記フレームに搭載され、
    前記押付圧調整装置は、前記結束バンドにおける厚みの変化に起因して前記結束バンドに対する回動ロールの押付圧が変化した際に、当該押圧力が一定となるように当該押付力の調整を行う請求項2に記載の結束バンド処理装置。
  4. 前記駆動機構は、
    モータと、
    前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに接続して前記モータからの動力を前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに伝達する第1駆動機構と、
    前記駆動チェーンと接続されて、当該駆動チェーンを介して前記モータから動力を前記第1回動ロールに伝達する第2駆動機構と、
    を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の結束バンド処理装置。
  5. 前記第1駆動機構は、
    第2回動ロールおよび前記第3回動ロールにそれぞれ設けられるギアと、
    前記移動フレームに搭載され、前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールの移動に追従して移動する従動ギアと、
    固定して配置される第1固定ギアと、
    前記ギア、前記従動ギアおよび前記固定ギアを介して、前記第2回動ロール及び前記第3回動ロールに前記モータからの動力を伝達する第1駆動チェーンと、
    を含んでなる請求項4に記載の結束バンド処理装置。
  6. 前記第2駆動機構は、
    前記第1回動ロールに設けられたギアと、
    固定して配置される第2固定ギアと、
    前記ギアおよび前記第2固定ギアを介して、前記モータからの動力を前記第1回動ロールに伝達する第2駆動チェーンと、を含む請求項4または5に記載の結束バンド処理装置。
  7. 前記第2回動ロールと前記第3回動ロールの間に配置されるとともに、前記第1回動ロールと対向して配置されて前記結束バンドの移動を規制する巻縮ガイドを更に有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の結束バンド処理装置。
  8. 前記結束バンドの先端を検出するバンド検出センサーを更に有し、
    前記バンド検出センサーの検出結果に基づいて、前記駆動機構を介した前記回動ロールの回転方向が切り替えられる請求項1〜7のいずれか一項に記載の結束バンド処理装置。
  9. コイル状の圧延鋼帯から切断された結束バンドの先端をロボットハンドで把持するステップと、
    前記ロボットハンドが通過可能なように、第1回動ロールから第2回動ロールおよび第3回動ロールを離間させるステップと、
    前記第2回動ロールおよび前記第3回動ロールが前記第1回動ロールから離間した状態で、前記ロボットハンドで把持された結束バンドを配置するステップと、
    第2回動ロールおよび第3回動ロールを、前記第1回動ロールに近接させて前記結束バンドを挟持するステップと、
    前記回動ロールを回転駆動させて前記挟持された結束バンドを巻縮させるステップと、
    を備えることを特徴とする結束バンド処理方法。
  10. 前記挟持された結束バンドの先端を検出するステップを更に有し、
    前記挟持された結束バンドを巻縮させるステップでは、前記回動ロールを逆転させつつ前記結束バンドの先端を検出し、当該先端が検出された後は前記回動ロールを正転させて前記結束バンドを巻縮させる請求項9に記載の結束バンド処理方法。
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