JP2017143978A - ゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】HMDを採用した業務用ゲーム装置において、安全に配慮しながらも、ギャラリーにゲームプレイを勧誘する効果をもたらすことのできる技術を提供する。
【解決手段】プレーヤは、完全没入型のVR向けHMD12を装着してプレイエリアユニット2の座席16に座ってプレイする。プレイエリアユニット2の正面には、大型モニタである表示部4があり、ギャラリーは筐体部6の主観察窓部50からプレーヤ越しにプレーヤとともに表示部4を一緒に見ることができる。表示部4には、プレイ前は、ゲーム説明などのプレーヤ向け映像を表示し、プレイ中は、HMD12に表示される映像や解説などを含むギャラリー向け映像を表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プレーヤがHMD(Head Mounted Display)を装着してプレイするゲームを実行するゲーム装置に関する。
従来、ゲームセンターなどに設置される業務用ゲーム装置は、基本的に解放型のレイアウトを有しており、プレーヤは主にビデオディスプレイに表示されるゲーム画像を見ながらプレイするも、その周囲の状況にも目配せすることができた。例えば、プレイする様子を眺めるギャラリーの様子を見ることもできるので、プレーヤはプレイ中の安全について自ら気を配ることができた(例えば、特許文献1を参照)。
一方、頭部装着型ディスプレイであるヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:以下「HMD」)は、臨場感と迫力の有る映像体験を提供するためのキーデバイスとして利用されるようになった。
なかでも、両眼を被い、使用中に周囲の視界を遮って映像のみをユーザに表示して見せる没入型(非透過型)のゴーグルタイプのHMDは、映像とともに外環境の様子も見ることができる透過型のHMDに比べてその没入感の高さが特徴であり、ましてや解放型の業務用ゲーム装置でプレイするのに比べると圧倒的な没入感が得られるのでゲームショーなどで注目を集めている。
しかし、没入型のHMDを使用すると、プレイ中は周囲の様子を見ることができなくなるのでプレイ中の安全対策が求められるところである。安全対策の内容は様々であるが、例えば、没入型のHMDを採用した業務用ゲーム装置の設置区画をフェンスで囲うことで、ゲームプレイ中はプレーヤ以外の人間が侵入できないように安全配慮がなされたゲームシステムも考案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2013−20366号公報 特開2015−150064号公報
さて、特許文献1で開示されているような解放型レイアウトの業務用ゲーム装置では、ビデオディスプレイで表示されるゲーム画面は、プレーヤに見えるのは勿論のこと、ギャラリーにも見える。ギャラリーは、プレーヤ越しにゲーム画面を間近に見ることができるので、そのゲームがどのような内容で、どのようにプレイし、どのように楽しむかを直ぐに理解できる。つまり、プレイする様子そのものがゲームプレイを勧誘する効果をもたらしていた。
一方、特許文献2のように、没入型のHMDを採用し、業務用ゲーム装置が設置されている区画を囲ってしまうと、ギャラリーは、解放型レイアウトの業務用ゲーム装置のようにプレーヤ越しにゲーム画面を間近に見ることができなくなる。そのため、プレイする様子そのものがゲームプレイを勧誘する効果をもたらさなくなってしまう恐れがある。
仮に、没入型のHMDを採用して、プレーヤがゲームプレイしている様子をギャラリーが見られるとしても、プレーヤ自身はHMDに表示されたゲーム画面を見て没入体験を得てゲームプレイしているが、ギャラリーはHMDを装着しているわけではないので、どのような内容のゲームであるか、どのように楽しんでいるかを理解し難い。かといって、プレイ中はプレーヤが周囲の様子を見ることができなくなるので、安全対策が求められるところである。
本発明は、こうした背景に基づいて考案されたものである。
上述した課題を解決するための第1の発明は、プレーヤが没入型のHMD(Head Mounted Display)を装着してプレイするゲームを実行するゲーム装置であって、プレイエリアを部屋状に画成する筐体部と、前記プレイエリアにいるプレーヤが前記HMDの装着前に視認可能な位置に設けられた表示部と、非装着時の前記HMDを置いておくためのHMD置き場と、を備えたゲーム装置である。
また、ギャラリーが表示部を確実に視認可能とするための具体的な構成として、第2の発明として、前記ゲーム装置の外にいるギャラリーが前記表示部を視認可能とするために前記筐体部に設けられた観察窓部を更に備えた第1の発明のゲーム装置を構成してもよい。
更には、第3の発明として、前記表示部に、ゲーム開始前に前記プレーヤに向けたゲーム説明を含む第1映像を表示させる制御と、ゲームプレイ中に前記ギャラリーに向けた第2映像を表示させる制御とを実行する表示制御部(例えば図2の制御基板90)と、を備えた第2の発明のゲーム装置を構成してもよい。
第1〜第3の発明によれば、没入型のHMDを装着してプレイするプレーヤの周りを筐体部で部屋状に囲うことでプレイ中の安全を確保できる。また、非装着時のHMDを置いておくためのHMD置き場があるため、新たにプレイしようとするプレーヤがHMDを装着する際や、プレイし終わったプレーヤがHMDを外して置いておく際に困ることがない。また、ゲームプレイ中に表示部にゲーム内容等を示す画像を表示させることで、ギャラリーが表示部を見れば、ゲーム内容を把握することが可能となる。特に、第2の発明のように、筐体部に、装置外のギャラリーが、プレーヤと表示部とを一緒に見ることができる観察窓部を設けると好適である。加えて、第3の発明のように、表示部に、ゲーム開始前にはプレーヤに向けたゲーム説明の映像(第1映像)を表示させ、プレイ中はギャラリー向けの映像(第2映像)を表示させるとより好適である。すなわち、ギャラリーに、プレーヤ越しに第2映像を間近に見せることで、そのゲームがどのような内容で、どのようにプレイし、どのように楽しむかを理解するための情報を提供して、ゲームプレイを勧誘することができる。
第4の発明は、前記HMDが、ヘッドトラッキング式のVR(Virtual Reality)型HMDであり、前記観察窓部は、前記HMDを装着した前記プレーヤと、前記表示部とを、前記ギャラリーが視認可能な位置に設けられた、第3の発明のゲーム装置である。
第4の発明によれば、プレーヤが頭を向けた方向のゲーム空間の映像がHMDで表示され、あたかもプレーヤ自身が仮想空間の中にいるかのような映像を提供するVR型のゲームを実行するのに好適となる。また、ギャラリーは、観察窓部を介してプレーヤと表示部とを一緒に見ることができるため、映像を見ながら、実際にどのようにしてゲームプレイするのかを把握することができる。
第5の発明は、前記表示制御部が、前記第2映像として、前記HMDに表示されている画像を表示させる、第4の発明のゲーム装置である。
第5の発明によれば、ギャラリーは、観察窓部を介してプレーヤと表示部とを一緒に見ることができるため、プレーヤの動きと当該プレーヤが見ている映像とを一緒に見ることができる。ギャラリーは、ゲーム世界での出来事とそれに対するプレーヤのアクション及びリアクションを一緒に見ることで、VR型のゲームがどのようなものであるか、どれだけゲームが体感的なものであるか想像しやすくなり、ゲームの宣伝・勧誘効果を一層高めることができる。
第6の発明は、前記表示制御部が、前記プレーヤが操作するゲーム空間中のキャラクタを含んだ前記ゲーム空間の3人称視点画像を前記第2映像として表示させる、第4の発明のゲーム装置である。
第6の発明によれば、ギャラリーは、観察窓部を介してプレーヤと表示部とを一緒に見ることができるため、プレーヤの動きと当該プレーヤの代理的な存在であるプレーヤが操作するキャラクタの動きとを一緒に見ることができる。ギャラリーは、VR型のゲームがどのようなものであるか、客観的な視点で観察し易くなり、ゲームの宣伝・勧誘効果を一層高めることができる。
第7の発明は、前記表示制御部が、前記プレーヤによる所定の指示操作、又は、ゲーム開始に応じて、前記第1映像から前記第2映像に切り替える(例えば、図11のステップS56〜S58)第3〜第6の何れかの発明のゲーム装置である。
第7の発明によれば、ギャラリーは、観察窓部を介してプレーヤと表示部とを一緒に見ることができるが、プレーヤの動きと当該プレーヤが見ている映像とを一緒に見るか、プレーヤの動きと当該プレーヤの代理的な存在であるプレーヤが操作するキャラクタの動きとを一緒に見るか、が切り替え可能となる。
よって、ギャラリーは、時にプレーヤと同じ視点でゲーム世界での出来事を一緒に見て感じ、時に客観的な視点でどのようなゲームであるかを観察することで、ゲーム内容とプレイしたときに自分が体験できるであろうことを想像し易くなる。よって、ゲームの宣伝・勧誘効果を一層高めることができる。
第8の発明は、前記観察窓部が、前記ゲーム装置の内外を隔てる光透過性の板体を有する、第3〜第7の何れかの発明のゲーム装置である。
第8の発明によれば、観察窓部に光透過性の板体を設けることで、観察窓部越しにプレイ中のプレーヤへ干渉する行為がなされないように安全性を高めることができる。
第9の発明は、前記ゲーム装置の入口と前記プレイエリア間に通路部を設けて備えた、第1〜第8の何れかの発明のゲーム装置である。
第9の発明によれば、侵入者が、プレイ中のプレーヤに干渉行為をしようとしても、装置の入口から入って直ぐには行為には及べず、通路を通っていかなければならない。通路を通る間に、観察窓部からギャラリーに見つかるかもしれないと思わせることが侵入者への心的プレッシャーとなり、侵入行為を抑止する効果をもたらす。
第10の発明は、人が前記通路部に入ったことを検知するための検知部(例えば、図2の人感センサ44)と、ゲームプレイ中に前記検知部の検知が有った場合に、所定の警告制御を行う警告制御部(例えば、図1の制御基板90、図6のステップS50〜S54)と、を更に備えた第9の発明のゲーム装置である。
第10の発明によれば、プレイ中の侵入者を検知して警告を行うことができる。よって、安全性を向上できる。
第11の発明は、前記警告制御部が、前記HMDに所定の警告表示を表示させる、第10の発明のゲーム装置である。
第11の発明によれば、侵入者の存在をプレーヤに報せることができる。
第12の発明は、前記検知部が、検知高さが人の足下の高さに設定されている、第10又は第11の発明のゲーム装置である。
第12の発明によれば、侵入者を確実に検知できる。
第13の発明は、前記プレーヤの手荷物を収納するためのロッカー(例えば、図4の手荷物ロッカー28)と、少なくともゲームプレイ中は前記ロッカーを自動的に施錠状態とする施錠部(例えば、図4のオートロック32)と、を更に備えた第1〜第12の何れかの発明のゲーム装置である。
第13の発明によれば、ゲームプレイ中、プレーヤの手荷物を安全に保管できる。
第14の発明は、ゲームプレイ終了後に前記ロッカー内の忘れ物を検知して所与の警告を発する忘れ物警告部(例えば、図2の制御基板90、図4の忘れ物検知センサ34、図6のステップS70〜S72)、を更に備えた第13の発明のゲーム装置である。
第14の発明によれば、プレーヤの忘れ物を防止できる。
第15の発明は、前記HMD置き場に、滅菌のための所定の電磁波を照射する照射部(例えば、図2の滅菌装置30として採用され得る紫外線ランプなど)を備えた、第1〜第14の何れかの発明のゲーム装置である。
第15の発明によれば、HMDの衛生を保つことができる。
第16の発明は、前記筐体部が、上面視において角部を面取りした面取り部を有しており、前記面取り部と、同型の他の前記ゲーム装置の前記面取り部とを付き合わせるようにして隣接設置することで一体的に構成することが可能なユニット構造を有する、第1〜第16の何れかの発明のゲーム装置である。
第16の発明によれば、同型のゲーム装置を複数連結することで、あたかも最初から一体的にデザインされたかのような多人数参加型の大型ゲーム装置を簡単に用意できる。
業務用ゲーム装置の構成例を示す斜め前方上から見た斜視外観図。 業務用ゲーム装置の構成例を示す図であって、背面部分をカットして内部構造を見えるようにした図。 業務用ゲーム装置の構成例を示す平面図。 手荷物ロッカーの構成例を示す正面拡大図。 業務用ゲーム装置の動作について説明するためのフローチャート。 図5より続くフローチャート。 ゲーム空間画像を生成するための視点位置の例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その1」における構成例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その1」における構成例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その1」の動作について説明するためのフローチャート。 図10より続くフローチャート。 業務用ゲーム装置の変形例「その2」における構成例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その2」を用いた連結例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その3」における構成例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その3」を用いた連結例を示す図。 業務用ゲーム装置の変形例「その3」を用いた連結例を示す図。
本発明を適用した実施形態として、ヘッドトラッキング式のHMDを使用して、1人称視点で立体視できる仮想現実ゲームをマルチプレイ可能に業務用ゲーム装置で実行する例を説明する。すなわち、各プレーヤがそれぞれ装着したHMDで、各プレーヤの頭部の向きと姿勢とをトラッキングし、ゲーム空間内に配置された各プレーヤに対応するプレーヤキャラクタの頭部の向きや姿勢をトラッキングに同期させ、各プレーヤキャラクタから見たゲーム空間の景色を、対応するプレーヤのHMDで立体視可能に表示させる。つまり、各プレーヤは、それぞれが3次元仮想空間(ゲーム空間内)にいるような仮想現実立体視映像(VR映像)を見ながらゲームプレイする。なお、ゲームジャンルやゲーム内容は適宜設定可能である。
図1〜図3は、本実施形態の業務用ゲーム装置1300の構成例を示す図である。
図1は斜め前方上から見た斜視外観図、図2は背面部分をカットして内部構造を見えるようにした図、図3は内部の様子を見えるようにした平面図である。なお、図1では、HMDとゲームコントローラは図示を省略している。
図1〜図3に示すように、業務用ゲーム装置1300は、プレイエリアユニット2(図2参照)と、表示部4(図1参照)と、筐体部6(図1参照)と、外部スピーカユニット8(図1参照)と、電飾部10(図1参照)と、制御基板90(図2参照)と、を備えた個室様の設置型ゲーム装置である。
プレイエリアユニット2は、HMDを装着したプレーヤがゲームプレイする主たる場所であるプレイエリアに設置される設備である。
図2及び図3に示すように、本実施形態のプレイエリアユニット2は、HMD12と、HMD置き場14と、座席16と、固定式の操作スティック18と、ゲームコントローラ20と、ゲームコントローラ置き場24と、プレイ対価支払部26と、手荷物ロッカー28と、をプレーヤ1名につき1セットずつ、合計2セット備える。
HMD12は、ヘッドホン一体型で頭部の向きと方向とがトラッキング可能なヘッドトラッキング式のVR型のヘッドマウントディスプレイである。本実施形態では、装着すると両眼が被われて周囲の様子が見えなくなる没入型(非透過型)とするが、透過制御により透過/非透過を制御できるタイプでもよい。その場合、非常時を除くゲームプレイ中は基本的に非透過に制御されるものとする。
HMD置き場14は、非使用時のHMD12を載置・収容しておくスペースである。HMD置き場14には滅菌装置30が設けられており、滅菌装置30が客待ちの間に収容されているHMD12を滅菌する。
滅菌装置30は適宜選定可能である。例えば、滅菌ランプ(滅菌のための所定の電磁波を照射する照射部)や殺菌剤噴霧器などを用いることができる。本実施形態では前者を採用する。
本実施形態のHMD置き場14は、取り出し/収容が容易なように解放型のスペースとしてデザインされているが、滅菌装置30の効果を高めるために開閉式のケースで被ったデザインとしてもよい。
本実施形態の座席16は、一人掛け用である。ゲーム内容によっては、二人掛けのベンチタイプとしてもよい。また、もしゲーム内容により立位がプレイスタイルとして好適である場合には、座席16を省略して、例えば、腰回りを取り巻くリング状補助具や、前のめりにして腹部にあてながら使用するバー状補助具を設置したり、腰高のカウンターや棚等の設置のみとしたりして、適宜置き換えることができる。すなわち、座席16は、必ずしも業務用ゲーム装置1300における必須構成要素であるわけではない。
操作入力のためのデバイスの数や種類はゲーム内容に応じて適宜選定可能である。本実施形態では、固定式の操作スティック18と、手に持つタイプのゲームコントローラ20とを備える。
ゲームコントローラ置き場24は、非使用時のゲームコントローラ20を載置・収容しておくスペースである。ゲームコントローラ置き場24には滅菌装置30が設けられており、滅菌装置30が客待ちの間に収容されているゲームコントローラ20を滅菌する。本実施形態のゲームコントローラ置き場24は、取り出し/収容が容易なように解放型のスペースとしてデザインされているが、滅菌装置30の効果を高めるために開閉式のケースで被ったデザインとしてもよい。
プレイ対価支払部26は、ゲームプレイの対価の支払いを受け付け、支払操作の検知信号を制御基板90へ出力する。プレイ対価支払部26は、例えば硬貨投入装置や、クレジットカード・プリペイドカード・電子マネーカード・ユーザカードなどの読み取り装置で実現され、現金やクレジット、仮想通貨による支払いに対応する。
手荷物ロッカー28は、プレーヤの手荷物を収納することのできるスペースである。本実施形態では、座席16の肘掛け下に設けられているが、座席16の座面下などのその他の場所であってもよい。
図4は、手荷物ロッカー28の構成例を示す正面拡大図である。本実施形態の手荷物ロッカー28は、オートロック32と、忘れ物検知センサ34とを有する。
オートロック32は、制御基板90の動作制御により少なくともゲームプレイ中は自動施錠される。
忘れ物検知センサ34は、手荷物ロッカー28内の忘れ物を検知するセンサである。本実施形態では、ロッカー内を上方から撮影する照明付きのカメラモジュールとし、使用前/使用後でそれぞれ撮影した画像を画像処理で比較し忘れ物を検知する。勿論、忘れ物検知センサ34は、距離センサや荷重センサなどその他の種類のセンサで実現するとしてもよい。
図1〜図3に示すように、表示部4は、プレイエリアユニット2の正面位置に設置された映像表示手段である。例えば、フラットパネルディスプレイや、プロジェクターなどの映像表示装置で実現できる。本実施形態の表示部4は、プレイエリアユニット2の正面横幅を1台で占める程度に大型の表示面積を有し、複数プレーヤで1つの表示部4を使用する。
筐体部6は、プレイエリアユニット2と表示部4とを囲い部屋状の空間を画成する。本実施形態では、プレイエリアユニット2の左側又は右側の何れか(図示の例では、業務用ゲーム装置1300の前側から見て右側)に装置内への入口を形成しつつ、当該入口からプレイエリアユニット2の正面へ回り込むようにデザインされた通路部40を形成する(図3参照)。
図2及び図3に示すように、本実施形態の通路部40には、プレイ中のプレーヤ以外の侵入者対策として、間仕切り板42と、人感センサ44とが設けられている。
間仕切り板42は、透明な板材であって、プレイエリアユニット2と通路部40との入口付近の境界に立設されており、プレイ中の侵入者が入口から入っても直ぐにはプレーヤに接触できないようにしている。
人感センサ44は、通路部40に人が入ったことを検知するための検知部であり、人の存在を検知する度に検知信号を制御基板90へ出力する機能を有する。
具体的には、人感センサ44は、通路部40を通行する人の足下位置に、入口側と奥側とで2つ設けられている。入口側と奥側の何れの人感センサ44が先に検知するかによって、プレイエリアへの入退場の区別ができるようになっている。また、人感センサ44は、入口付近の検知免除エリア46(図3参照;入口寄りの第1エリア)を検知対象外とし、検知免除エリア46とプレイエリア41との間に設けられている。これにより、ゲームに興味を持ったギャラリーがプレイ中に検知免除エリア46に入って首を回して中を覗くことを許容する一方で、プレイエリア41に近づく侵入は確実に検知することができる。
プレイエリア41は、プレーヤがゲームプレイをするためのエリアであり、ゲームプレイするためのいわゆるプレイポジション(本実施形態の場合、プレイエリアユニット2への着座位置)を含む。業務用ゲーム装置1300を、装置内でプレーヤが立位でゲームプレイする装置としたり、装置内を歩き回りながらゲームプレイする装置とするならば、プレイエリア41は、そのゲームプレイ中のプレーヤの想定位置を含むエリアとなる。
また、図1〜図3に示すように、筐体部6は、装置外部にいるギャラリーがプレイエリアユニット2内のプレーヤ越しに、プレーヤ(少なくともHMDを装着したプレーヤの頭部)と表示部4とを一緒に視認可能とする主観察窓部50と補助観察窓部52とを有する。
主観察窓部50及び補助観察窓部52は、筐体部6の開口枠に、透明樹脂パネルや透明ガラスといったゲーム装置の内外を隔てる光透過性の板体を開閉不可に固定した所謂フィックス窓である。本実施形態では、座席16の各背面に相当する位置にそれぞれ1つずつ合計2つの主観察窓部50を備える。また、正面から見て右側面に補助観察窓部52を備える。
主観察窓部50は、装置外部にいるギャラリーに対して、プレイエリアユニット2内のプレーヤ越し(より詳しくはHMD12を装着したプレーヤの頭越し)に表示部4を見せる。主観察窓部50から装置内を見る位置そのものが、プレーヤ越しに表示部4を見ることできるギャラリー推奨ポジションと言うことができる。ギャラリーは、主観察窓部50から装置内を見ることで、プレーヤ(より具体的には、HMDを装着したプレーヤの頭部)と、表示部4とを同時に視認することができる。
補助観察窓部52は、装置外部にいるギャラリーに対して、プレイエリアユニット2内のプレーヤと表示部4とを一緒に見せることができるが、主としてプレイ中に入口から侵入しようとする者の様子を外から見えるようにして侵入を抑止する働きをする。
図1及び図3に示すように、外部スピーカユニット8は、装置外のギャラリー向けの音声を放音するための手段である。本実施形態では、筐体部6の前面外側、主観察窓部50の下側に設置され、その上部には電飾部10を備える。
図2に示すように、制御基板90は、CPU(Central Processing Unit)91やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ92、通信モジュール93、入出力インターフェース回路97、などを搭載する。
通信モジュール93は、有線及び/又は無線の通信回線に接続して、対象機器に所定の信号を送信することができる。本実施形態では、業務用ゲーム装置1300の管理者への各種報知信号を送信することができる。
入出力インターフェース回路97は、
1)表示部4のドライバ回路、
2)操作スティック18やゲームコントローラ20等の操作入力デバイスとの信号送受信回路、
3)HMD12へ映像信号や音声信号を出力するための出力回路、
4)オートロック32へ動作制御信号を出力するための出力回路、
5)忘れ物検知センサ34から撮影信号を入力するための入力回路、
6)人感センサ44からの検知信号を入力するための入力回路、
7)滅菌装置30へ作動/停止の制御信号を出力するための出力回路、
などを含む。図2の例では、入出力インターフェース回路97を単品で図示しているが、適宜これらの回路毎のICチップや回路部を設けるとしてもよい。
制御基板90に搭載されているこれらの要素は、バス回路などを介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。そして、制御基板90は、ICメモリ92に記憶されているプログラムや各種データを読み出してCPU91で演算処理することによって、業務用ゲーム装置1300を統合的に制御する。
制御や処理内容として、本実施形態の制御基板90は、
1)ゲーム開始前、表示部4にプレーヤに向けたゲーム説明を含む第1映像を表示させる制御と、
2)ゲームプレイ中、HMD12の向きや傾きをトラッキングして、プレーヤが操作するゲーム空間中のプレーヤキャラクタの視点の向きや傾きを連動させた1人称視点による立体視用のゲーム空間画像を生成し、HMD12に表示する表示制御と、
3)ゲームプレイ中、HMD12の向きや傾きをトラッキングして、プレーヤが操作するゲーム空間中のキャラクタを含んだゲーム空間の3人称視点画像を生成する画像生成制御と、
4)ゲームプレイ中、表示部4に、HMD12に表示されている映像や3人称視点画像を含むギャラリーに向けた第2映像を表示させる制御と、
5)ゲームプレイ中に人感センサ44で検知が有った場合に、HMD12及び表示部4に所定の警告表示を表示させる所定の警告制御を含む侵入者対応処理と、
6)ゲームプレイ終了後、手荷物ロッカー28内の忘れ物を検知して所与の警告を発する忘れ物警告制御と、
7)プレーヤが不在であるにもかかわらず手荷物ロッカー28内に物体を検知した場合に管理者へ所与の報知(例えば不審物対応依頼の報知)を行うなどの制御を含む不審物対応処理と、
8)ゲーム終了後、暫くしても全プレーヤの退出がカウントされない場合に、居残り者又は要救護者の可能性を管理者へ通知するなどの制御を含む居残り対応処理と、
を行う。勿論、ゲーム実行に係るこれら以外の制御も適宜行うことができる。
なお、制御基板90の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(field-programmable gate array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。
図5〜図6は、本実施形態の業務用ゲーム装置1300の動作について説明するためのフローチャートである。ここで説明する処理の流れは、制御基板90のCPU91が制御基板90の記憶部に記憶された所定のプログラムを実行することにより実行される。
電源が入れられた業務用ゲーム装置1300は、先ず初期化を実行する(ステップS2)。具体的には、プレイエリアにいる人数を示すプレイエリア内人数を「0」とし、手荷物ロッカー28のオートロック32を解錠させ、忘れ物検知センサ34で手荷物ロッカー28内に何も入っていない状態を撮影・記憶する。当該撮影データは、最新の撮影データと比較することで忘れ物とおぼしき物品の検出に使用される。また、業務用ゲーム装置1300は、滅菌装置30を作動させる。
次に、業務用ゲーム装置1300は、客待ちの状態であるアトラクトモードに入る(ステップS4)。アトラクトモードでは、業務用ゲーム装置1300は、表示部4にてゲーム紹介やゲーム画面例、手荷物を手荷物ロッカー28へ入れるように促す映像、などを含むアトラクト映像を表示させる。また、HMD12は何も表示させないか、HMD12を装着しないように促す案内を表示させたり機能確認用の映像を表示させる。
次いで、業務用ゲーム装置1300は、人感センサ44の検知結果を利用してプレイエリアへ入った人数(プレイエリア内人数)の自動カウントを開始する(ステップS6)。具体的には、入口側の人感センサ44で先に検知した後に奥側の人感センサ44で検知する毎にプレイエリア内人数を「1」加算し、奥側の人感センサ44で先に検知した後に入口側の人感センサ44で検知する毎にプレイエリア内人数を「1」減算する。
もし、アトラクトモード中に、プレイ対価の支払いが検知されていないにもかかわらず(ステップS10のNO)、手荷物ロッカー28内に忘れ物を検知し、且つプレイエリアのプレイエリア内人数が「0」のままである場合には(ステップS12のYES)、手荷物ロッカー28内に不審物が置かれた可能性有りと判断し、通信モジュール93を使用して管理者に不審物対応を依頼する報知制御を含む不審物対応処理を実行し(ステップS14)、一連の処理を終了して管理者によるチェック・再起動を待つ。
一方、アトラクトモード中に、プレイ対価の支払いが検知されたならば(ステップS10のYES)、業務用ゲーム装置1300は、滅菌装置30を停止させ(ステップS16)、プレーヤ向けのプレイ案内や注意事項説明などを含む第1映像を表示部4にて表示させる制御を開始する(ステップS18)。なお、第1映像の表示制御中は、HMD12には何も表示させない、又はHMD12を装着しないように促す案内を表示させたり機能確認用の映像を表示させたりする。
ただし、第1映像の表示中に所定のプレイ開始操作入力を検出すると(ステップS30のYES)、業務用ゲーム装置1300は、第1映像の途中であってもその表示を中断させる(ステップS32)。
第1映像の表示終了後は、業務用ゲーム装置1300は、手荷物ロッカー28のオートロック32を作動させて施錠し、表示部4及びHMD12にて施錠された旨の通知を表示する(ステップS34)。表示部4での当該通知は、プレイ中に装置内に侵入して物品を盗む窃盗を抑止する効果を生み、HMD12での当該通知はプレーヤへの安心感を提供する効果を生む。
そして、第1映像表示の終了後、業務用ゲーム装置1300は、ゲームプレイを実現するための各種制御を開始する(ステップS36)。具体的には、図7の例に示すように、ゲームプレイ制御では、HMD12のヘッドトラッキングにゲーム空間内のプレーヤキャラクタ5の視線方向を同期・連動させた1人称視点P1による1人称画像と、当該プレーヤキャラクタの背後の所定相対位置に設けられた3人称視点P3による3人称視点画像との生成を開始する。なお、1人称画像については、HMD12で立体視を実現させるための右眼用・左眼用の2次元の1人称画像の2種類を生成する。3人称画像については、ギャラリー向けの使用を前提としているので2次元画像の1種類を生成する。
図6に移って、業務用ゲーム装置1300は、1人称画像を含むプレーヤ向け映像の生成と、当該プレーヤ向け映像をHMD12で表示させる制御とを開始する(ステップS38)。また、業務用ゲーム装置1300は、右眼用又は左眼用の何れかの1人称画像及び3人称画像を素材として含むギャラリー向け映像(第2映像)の生成と、当該ギャラリー向け映像を表示部4で表示させる制御とを開始する(ステップS40)。
ゲームプレイ中に人感センサ44で人の存在を検知すると、業務用ゲーム装置1300は侵入検知と判断し(ステップS50のYES)、侵入者対応処理を開始する(ステップS54)。
本実施形態の業務用ゲーム装置1300、侵入者対応処理としては、1)HMD12に、プレイ中に侵入者があった旨の通知を表示する第1警告制御と、2)表示部4に、ギャラリー及び侵入者向けに侵入警告を表示する第2警告制御と、3)通信モジュール93を介して管理者へ侵入者対処を依頼する信号を送信する対処依頼制御と、の少なくとも何れか1つを実行する。なお、開始された侵入者対応処理は、人感センサ44にて人の存在が検知されなくなるまで継続されるものとする。
ゲームが終了すると(ステップS60のYES)、業務用ゲーム装置1300は手荷物ロッカー28のオートロック32を解錠し(ステップS62)、表示部4とHMD12にて退場案内映像を表示する(ステップS64)。
退場案内映像では、ゲームが終了したことの通知と、HMD12をHMD置き場14へ戻すように促す通知と、ゲームコントローラ20をゲームコントローラ置き場24へ戻すように促す通知と、手荷物の置き忘れを注意する通知と、退場を促す通知と、含む。
もし、ゲーム終了後に、手荷物ロッカー28内に忘れ物が検知された場合には(ステップS70のYES)、業務用ゲーム装置1300は表示部4とHMD12にて忘れ物がある旨を報知する忘れ物警告映像を表示する(ステップS72)。
また、もしゲーム終了後、所定時間内にプレーヤ全員が退出したならば、すなわちプレイエリア内人数が「0」になったならば(ステップS74のYES)、業務用ゲーム装置1300は滅菌装置30の作動を開始して(ステップS76)、ステップS2に戻り、初期化の後に再び客待ち状態すなわちアトラクトモードに入る。
一方、もしゲーム終了後から所定時間内にプレーヤ全員が退出しない場合には(ステップS74のNO)、業務用ゲーム装置1300は不審な居残り者がいる、或いは、気分を悪くして自力で退場できないような要救護者がいると判断して、居残り対応処理を実行する(ステップS78)。居残り対応処理としては、通信モジュール93を利用して管理者に居残り者又は要救護者がいる可能性を告げる通知を行う。
以上、本実施形態によれば、没入型のHMDを使用したゲームを実行するにあたり、HMDを装着することによりプレーヤがプレイ中は周囲の状況を視認し自ら安全確保できなくなる分を業務用ゲーム装置1300側で担保することができる。
すなわち、プレイ中にプレエリアに侵入しようとする者があれば、HMD12や表示部4に警告表示をすることができる。加えて、侵入者対応を業務用ゲーム装置1300の管理者に依頼することができる。また、手荷物ロッカー28内への不審物の設置や、ゲーム終了後の居残りや要救護者への対応依頼も可能である。
そして、こうした安全対策を講じつつも、従来の解放型レイアウトの業務用ゲーム装置と同様に、ギャラリーに、プレーヤ越しにゲーム内容を知ることが出来る映像を見せることが可能になり、ゲームへの勧誘効果を発揮させることができる。
特に、ギャラリーは、主観察窓部50や補助観察窓部52を通して、表示部4と、プレーヤ(プレーヤのうちの少なくとも頭部)とを一緒に視認することができるため、表示部4に表示された映像を見ながら、実際にどのようにしてゲームプレイするのかを把握することができる。
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明の上記実施形態に限定されるものではなく、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
[その1]
例えば、上記実施形態では、ゲームプレイ中に装置外からプレイエリアに侵入しようとする者を検知して警告する構成としたが、プレイ中に一のプレーヤが他のプレーヤに接触しようとした場合にも警告を発する構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、ギャラリー向け映像(第2映像)は業務用ゲーム装置1300が生成して表示制御するものでありギャラリーが関与できる余地がなかったが、ギャラリー自身がギャラリー向け映像として表示される画像を1人称視点P1と3人称視点P3(図7参照)とから選択できる構成としてもよい。
具体的には、図8に示す業務用ゲーム装置1300Bのように、上記実施形態をベースにして、プレイエリアユニット2の座席16の間に間仕切り板42とシート間人感センサ44Bとを追加する。また、図9に示すように、外部スピーカユニット8の上方に、装置外にいるギャラリーが操作可能は視点切り換えスイッチ9を設ける。
そして、業務用ゲーム装置1300Bを、図10〜図11のフローチャートに示すように動作させる。すなわち、基本的には上記実施形態と同様であるが、装置外からプレイエリアへの侵入が検知されなくとも(ステップS50のNO)、シート間人感センサ44Bで検知が有った場合には、業務用ゲーム装置1300Bはシート間で不適当なプレーヤ移動を検知したと見なし(ステップS52のYES)、侵入者対応処理を実行する(ステップS54)。
また、ゲームプレイ中に、視点切り換えスイッチ9への操作を検知すると(ステップS56のYSE)、業務用ゲーム装置1300Bは、その時ギャラリー向け映像(第2映像)に使用しているゲーム空間の画像を1人称画像/3人称画像で切り換える(ステップS58)。切り換えは、再度視点切り換えスイッチ9が操作されるまで固定としても良いし、切り換え後所定時間はそれを維持するが、所定時間経過後は1人称画像と3人称画像のどちらを使用するか業務用ゲーム装置1300Bによる自動選択に戻すとしてもよい。
[その2]
また、上記実施形態及び上記変形例では、通路部40を上面視L字型の構成としたが、これに限らず、入口からプレイエリアに直線的に入れない様にするならばその他のレイアウトでもよい。
また、上記実施形態及び上記変形例の業務用ゲーム装置を、同型の他業務用ゲーム装置を隣接設置して一体的な装置に見せるための連結或いは隣接可能なユニット構造の構成としてもよい。
具体的には、例えば上記実施形態をベースとすると、図12の業務用ゲーム装置1300Cにて示すように(ただし、HMD12と、ゲームコントローラ20は図示省略)、通路部40を上面視T字型とし、これに伴い、表示部4を2台とし、プレイエリアユニット2を第1ユニット2Rと第2ユニット2Lの分割構成としてもよい。
そして、通路部40の構成に係わらず、筐体部6の前側左右角部に、上面視においてそれら角部を面取りした面取り部62を設けることができる。面取り部62を設けることで生じる余剰スペースには、コートなどの長尺物でも収容できる第2手荷物ロッカー28Cを設けると好適である。
すると、図13(HMD12と、ゲームコントローラ20は図示省略)に示すように、2名以上のマルチプレイに対応させるために同型複数の業務用ゲーム装置1300C(1300C1〜1300C3)を通信接続して連結使用する際、互いの面取り部62で突き合わせるようにして隣接配置すると、あたかもそれらが元々一体的にデザインされたかのような多人数同時プレイ用の大型ゲーム装置を、別途専用設計の筐体部を用意しなくとも用意できる。
[その3]
また、上記実施形態及び上記変形例では、業務用ゲーム装置1300,1300B,1300Cは、マルチプレイを前提とした2名1室様のデザインを有しているが、シングルプレイを前提としたデザインとしてもよい。また、主観察窓部50は、ギャラリーにプレーヤ越しに表示部4を見せる位置に設けられていたが、これに限らない。
例えば、図14の業務用ゲーム装置1300Dに示すように(ただし、HMD12と、ゲームコントローラ20は図示省略)、プレイエリアユニット2は、HMD12と、HMD置き場14と、座席16と、固定式の操作スティック18と、ゲームコントローラ20と、ゲームコントローラ置き場24と、プレイ対価支払部26と、手荷物ロッカー28と、を1セットのみ備えることとしてもよい。
また、業務用ゲーム装置1300Dの筐体部6Dは、装置外から観察するギャラリーが、プレーヤ(少なくともプレーヤの頭部)と表示部4とを同時に視界内に捉えられる位置に、主観察窓部50を配置して備えている。
そして、図15に示すように、業務用ゲーム装置1300Dと、業務用ゲーム装置1300Dの筐体部6Dと左右対称形の筐体部6Eを有する同型の業務用ゲーム装置1300Eと、を用意すれば、業務用ゲーム装置1300を連結してマルチプレイ用大型業務用ゲーム装置を簡単に構成できる。
また、図16に示すように、業務用ゲーム装置1300D(1300D1〜1300D3)と業務用ゲーム装置1300E(1300E1、1300E2)とを組み合わせれば、更に大人数向けのマルチプレイ用大型業務用ゲーム装置を構成することもできる。
2…プレイエリアユニット
2L…第2ユニット
2R…第1ユニット
4…表示部
5…プレーヤキャラクタ
6,6D,6E…筐体部
9…視点切り換えスイッチ
12…HMD
14…HMD置き場
16…座席
18…操作スティック
20…ゲームコントローラ
24…ゲームコントローラ置き場
26…プレイ対価支払部
28…手荷物ロッカー
30…滅菌装置
32…オートロック
34…忘れ物検知センサ
40…通路部
41…プレイエリア
42…間仕切り板
44…人感センサ
46…検知免除エリア
50…主観察窓部
52…補助観察窓部
62…面取り部
90…制御基板
91…CPU
92…ICメモリ
93…通信モジュール
97…入出力インターフェース回路
1300〜1300E…業務用ゲーム装置

Claims (16)

  1. プレーヤが没入型のHMD(Head Mounted Display)を装着してプレイするゲームを実行するゲーム装置であって、
    プレイエリアを部屋状に画成する筐体部と、
    前記プレイエリアにいるプレーヤが前記HMDの装着前に視認可能な位置に設けられた表示部と、
    非装着時の前記HMDを置いておくためのHMD置き場と、
    を備えたゲーム装置。
  2. 前記ゲーム装置の外にいるギャラリーが前記表示部を視認可能とするために前記筐体部に設けられた観察窓部、
    を更に備えた請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記表示部に、ゲーム開始前に前記プレーヤに向けたゲーム説明を含む第1映像を表示させる制御と、ゲームプレイ中に前記ギャラリーに向けた第2映像を表示させる制御とを実行する表示制御部、
    を更に備えた請求項2に記載のゲーム装置。
  4. 前記HMDは、ヘッドトラッキング式のVR(Virtual Reality)型HMDであり、
    前記観察窓部は、前記HMDを装着した前記プレーヤと、前記表示部とを、前記ギャラリーが視認可能な位置に設けられた、
    請求項3に記載のゲーム装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第2映像として、前記HMDに表示されている画像を表示させる、
    請求項4に記載のゲーム装置。
  6. 前記表示制御部は、前記プレーヤが操作するゲーム空間中のキャラクタを含んだ前記ゲーム空間の3人称視点画像を前記第2映像として表示させる、
    請求項4に記載のゲーム装置。
  7. 前記表示制御部は、前記プレーヤによる所定の指示操作、又は、ゲーム開始に応じて、前記第1映像から前記第2映像に切り替える、
    請求項3〜6の何れか一項に記載のゲーム装置。
  8. 前記観察窓部は、前記ゲーム装置の内外を隔てる光透過性の板体を有する、
    請求項3〜7の何れか一項に記載のゲーム装置。
  9. 前記ゲーム装置の入口と前記プレイエリア間に通路部を設けて備えた、
    請求項1〜8の何れか一項に記載のゲーム装置。
  10. 人が前記通路部に入ったことを検知するための検知部と、
    ゲームプレイ中に前記検知部の検知が有った場合に、所定の警告制御を行う警告制御部と、
    を更に備えた請求項9に記載のゲーム装置。
  11. 前記警告制御部は、前記HMDに所定の警告表示を表示させる、
    請求項10に記載のゲーム装置。
  12. 前記検知部は、検知高さが人の足下の高さに設定されている、
    請求項10又は11に記載のゲーム装置。
  13. 前記プレーヤの手荷物を収納するためのロッカーと、
    少なくともゲームプレイ中は前記ロッカーを自動的に施錠状態とする施錠部と、
    を更に備えた請求項1〜12の何れか一項に記載のゲーム装置。
  14. ゲームプレイ終了後に前記ロッカー内の忘れ物を検知して所与の警告を発する忘れ物警告部、
    を更に備えた請求項13に記載のゲーム装置。
  15. 前記HMD置き場に、滅菌のための所定の電磁波を照射する照射部を備えた、
    請求項1〜14の何れか一項に記載のゲーム装置。
  16. 前記筐体部は、上面視において角部を面取りした面取り部を有しており、前記面取り部と、同型の他の前記ゲーム装置の前記面取り部とを付き合わせるようにして隣接設置することで一体的に構成することが可能なユニット構造を有する、
    請求項1〜15の何れか一項に記載のゲーム装置。
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