JP2019207308A - 教室システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 教員志望者によって行われる模擬授業の様子を多角的・多面的に観察することができる教室システム提供する。【解決手段】 平面視において前後左右が壁W1,W2,W3,W4で囲まれた四角形状の教室Aと、教室Aの後方の壁W2と左右いずれか一方の壁W3とを挟んで教室Aに隣接して設けられた平面視においてL字状の観察室Bと、を備え、教室Aの後方の壁W2と一方の壁W3とが、観察室Bから教室A内を目視可能なように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、教師養成のための模擬授業に利用される教室システムに関する。
近年、教師による授業の質の向上を図ることが望まれている。特許文献1には、複数人からなる集団の集団的感情を認識することを支援するシステムであって、集団に属する個人の感情を表す情報を取得する感情情報取得部と、感情情報取得部が取得した情報を統合して集団の集団的感情を解析する集団感情解析部と、集団感情解析部の解析結果を出力する出力部と、を備えるシステムが記載されている。さらに、特許文献1には、このシステムを用いて、学校や学習塾において、生徒の授業に対する感情を集団感情として取扱い、生徒が授業内容について抱いている感情を認識し、これに基づいて教師の授業進行を支援することが考えられることが記載されている。
一方、教師の指導力向上のために、教員志望の学生等が教授者役(教師役)と学習者役(生徒役)とに分かれて模擬授業を行う場合がある。このような模擬授業が行われる教室では、教室の後方の壁にマジックミラーが設置され、このマジックミラーが設置された壁を挟んで観察室が設けられている。観察室から他の学生やベテランの教師が模擬授業を観察することができる。そして、模擬授業中には、観察室の教師からマイクで教授者役の学生に対して助言等を与えることができるようになっている。
特開2008−272019号公報
前述の模擬授業を行うための教室と観察室とは、いずれも平面視において四角形状の部屋が隣接して配置されて構成されており、教室で行われる模擬授業の様子を観察室から観察する観察者は、教室の後方から視る角度でしか直接観察することができなかった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、教員志望者によって行われる模擬授業の様子を多角的・多面的に観察することができる教室システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る教室システムは、平面視において前後左右が壁で囲まれた四角形状の教室と、前記教室の後方の前記壁と左右いずれか一方の前記壁とを挟んで前記教室に隣接して設けられた平面視においてL字状の観察室と、を備え、前記教室の前記後方の壁と前記一方の壁とが、前記観察室から前記教室内を目視可能なように構成されている。
この構成によれば、観察室が教室と隣接してL字状に構成されている。これにより、教室で教員志望者によって行われる模擬授業中に、観察室に居る観察者は、教室の後方から授業風景を見るだけでなく、教室の側方からも見ることができる。よって、模擬授業の様子を様々な角度から観察することができ、観察者個人が個別かつ主体的に見たい角度からリアルタイムでの観察が可能になる。
また、前記教室に設けられ、前記教室内を前方から撮影する第1カメラと、前記観察室に設けられ、前記第1カメラで撮影される画像を表示する表示装置と、をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、模擬授業中に、観察室の表示装置に、第1カメラの撮影画像がリアルタイムで表示されることにより、教室の後方側の観察室に居る観察者は、教室内の様子を後方から目視できるとともに、前方から見た様子を表示装置の映像で確認することができる。
また、前記第1カメラで撮影される画像を録画する第1録画装置と、前記教室に設けられ、前記教室内を後方から撮影する第2カメラと、前記第2カメラで撮影される画像を録画する第2録画装置と、をさらに備え、前記表示装置は、前記第1録画装置及び前記第2録画装置で録画された映像を再生して表示可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、例えば、模擬授業終了後に、録画されている第1,第2カメラの撮影画像を表示装置に表示させることにより、模擬授業を行った教員志望者や観察者は、模擬授業中の教室内を前方から見た様子と後方から見た様子の両方を確認することができる。
また、前記教室の前記一方の壁と対向する壁に、プロジェクタから投射される映像を映し出す投射面が設けられていてもよい。
この構成によれば、模擬授業中に、プロジェクタを用いて授業が行われる場合には、観察者は、教室の一方の壁に隣接する観察室の領域へ移動あるいはそこに居ることで、投射面に映し出される映像を視認することができる。
また、前記教室において、教授者役の人物と学習者役の人物とによって模擬授業が行われるときに、前記教授者役の人物に装着されるマイクロホンと、前記マイクロホンから入力される音声を音声データとして記憶する音声記憶部と、前記音声記憶部で記憶されている音声データを文字データに変換する音声文字変換部と、さらに備え、前記表示装置は、前記音声文字変換部で変換された文字データを文字に再生して表示可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、表示装置の画面に教授者役の発話内容が文字(文字列)として表示される。指導教員は、表示された文字を見ながら、教授者役となった教員志望者の教授行為を分析し、効果的な教授内容とその方法についての助言や指導を行うことができる。よって、教員志望者に授業における適確な指導方法・技術を学習させることができる。
また、前記教室に設けられ、前記教室内を後方から撮影するカメラと、前記教室において、教授者役の人物と学習者役の人物とによって模擬授業が行われるときに、前記教授者役の人物に装着されるマイクロホンと、前記模擬授業が行われるときに前記カメラで撮影される画像データと前記マイクロホンから入力される音声データとを含む動画コンテンツを生成し記憶する動画コンテンツ生成記憶部と、コメント情報を記憶するコメント記憶部と、前記動画コンテンツに前記コメント情報を重畳してネット配信するサーバと、前記サーバは、前記動画コンテンツを受信した通信端末から送信される前記コメント情報を受信し、前記コメント記憶部に記憶するよう構成されていてもよい。
このようにして、教員志望者は、通信端末を操作して、模擬授業が記録された動画コンテンツを視聴することにより復習等の反復学習を行うことができる。また、指導教員が動画コンテンツの模擬授業に対して注意点等のコメントを投稿しておくことで、全ての教員志望者にとってより効果的な反復学習が可能になる。また、教員志望者が質問等のコメントを投稿し、指導教員から質問に対する回答(返信)のコメントが投稿されることにより、効果的な復習ないし補講が可能になる。また、投稿されたコメントは、各自の通信端末を用いて視聴する全ての教員志望者に共有されるので、より有意義な反復学習用の教材として配信できる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、教員志望者によって行われる模擬授業の様子を多角的・多面的に観察することができる教室システムを提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態の教室システムの概略を示す平面図である。 図2は、図1に示す教室システムに用いられる機器の一例を示すブロック図である。 図3は、文字データがディスプレイに再生表示された画面の一例を示すイメージ図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態の教室システムの概略を示す平面図であり、図2は、図1に示す教室システムに用いられる機器の一例を示すブロック図である。なお、便宜上、図1に示すように、前、後、左、右を決めて説明する。
本実施形態の教室システムは、図1に示すように、平面視において、四角形状の教室AとL字状の観察室Bとを備えている。
教室Aは、前後左右が垂直な壁W1〜W4で囲まれている。観察室Bは、教室Aの後方の壁W2と左右いずれか一方の壁(本例では左側の壁W3)とを挟んで教室Aに隣接してL字状に設けられている。教室Aと観察室Bとの間の壁W2,W3は、観察室B内にいる人物から教室A内を目視可能なように構成されている。例えば、壁W2,W3は、その一部または略全部が透明なガラス板、またはマジックミラーで形成されている。
教室Aの内部には、机4a及び椅子4bが複数配置され、前方に教卓3が配置されている。また、前方の壁W1にはホワイトボード1が取り付けられている。そして、ホワイトボード1に映像を投射するためのプロジェクタ16と、プロジェクタ16を操作するためのプロジェクタ用操作端末17とが適宜な位置に配置されている。
また、右側の壁W4にもホワイトボード2が取り付けられている。そして、ホワイトボード2に映像を投射するためのプロジェクタ18と、プロジェクタ18を操作するためのプロジェクタ用操作端末19とが適宜な位置に配置されている。
また、教室Aの前方の天井には、教室A内を前方から撮影するための前方カメラ11が取り付けられ、後方の天井には、教室A内を後方から撮影するための後方カメラ12が取り付けられている。これらのカメラ11,12は動画を撮影可能なカメラであって、例えばウェブカメラを用いてもよい。
また、教室Aの天井には、教室A内の音を集音するためのマイクロホン13が適宜な位置に取り付けられている。
また、教室Aの前方の天井には、観察室B内のマイクロホン23に向かって話した音声が出力されるスピーカ14が取り付けられている。
次に、観察室Bでは、その内部の領域G1に、観察者が使用する机5aと椅子5bとが複数配置されている。これらの机5aと椅子5bが設置されている床は、後方の観察者が教室A内を見やすいように、矢印S1の方向に向かうほど高くなった階段状に形成されている。
また、観察室Bの内部の領域G2には、机6aと椅子6bとが適宜配置され、領域G3には、机7aと椅子7bとが適宜配置されている。
また、観察室Bの領域G1内の前方には、大型のディスプレイ21が天井から吊り下げられるようにして設置されている。ここでは、ディスプレイ21は2個設置されているが、1個あるいは3個以上でもよい。また、スピーカ22が適宜な位置に設置されている。
また、観察室B内では、指導教員(例えば、ベテランの教師)等がマイクロホン23と情報処理端末24とを使用することができる。マイクロホン23には、例えばワイヤレスマイクロホンが用いられる。情報処理端末24は、例えば図2に示すように、制御器24a、ディスプレイ24b及びキーボード等の入力器24cを備えており、これらは一体化されて構成されていてもよく、例えばタブレット端末やノート型パソコンを用いることができる。制御器24aには、CPUと、CPUが実行するプログラムや各種データを記憶するメモリ(RAM、ROM等)とが内蔵されており、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することで、情報処理端末24の動作(制御)が行われる。
また、観察室Bの領域G2内の左側の壁にはホワイトボード27が取り付けられている。そして、ホワイトボード27に映像を投射するためのプロジェクタ28と、プロジェクタ28を操作するためのプロジェクタ用操作端末29とが適宜な位置に配置されている。
教室A及び観察室Bに配置されたホワイトボード1,2,27は、所望の事項を書くことに使用されるとともに、プロジェクタ16,18,28のスクリーン(投射面)として使用される。また、プロジェクタ16,18,28は、投影場所を変更できるように可動式であることが好ましい。プロジェクタ16,18,28のスクリーン(投射面)としてホワイトボード1,2,27を用いることにより、映像に重ねて書き込みやマーキングを行うことができる。
本実施形態では、教室A内で模擬授業が行われる。模擬授業は、大学生等の教員志望者が教授者役(教師役)の人物と学習者役(生徒役)の人物とに分かれて行われる。このとき、教授者役の人物には、胸元にピンマイク(マイクロホン)15が装着される。
また、本実施形態の教室システムには、図2に示すように、サーバコンピュータ等からなる処理装置25及び記憶装置26が備えられている。記憶装置26はハードディスク等の記憶媒体を有しており、第1,第2録画装置、及び音声記憶部等として機能する。処理装置25及び記憶装置26は、図1では、観察室Bに配置されているが、適宜な場所に配置されていればよく、配置場所は限定されるものではない。なお、処理装置25及び記憶装置26は、それぞれ複数の装置によって構成されていてもよい。
処理装置25は、各機器(11〜15及び21〜24)と無線通信及び/又は有線通信により通信可能に接続されている。
模擬授業が行われる際、前方及び後方カメラ11,12の撮影画像は、処理装置25を介して記憶装置26に記憶されるとともに、リアルタイムでディスプレイ21に表示させることができる。通常は、前方カメラ11の撮影画像がリアルタイムでディスプレイ21に表示される。これにより、観察室Bの領域G1に居る観察者は、教室A内の様子を後方から直接目視できるとともに、前方から見た映像をディスプレイ21で確認することができる。
なお、情報処理端末24(入力器24c)を操作して、処理装置25を介してディスプレイ21に表示される映像を後方カメラ12の撮影画像に切り替えたり、画面分割(表示画面を分割)して両方のカメラ11,12の撮影画像をディスプレイ21に表示させることもできる。また、情報処理端末24のディスプレイ24bの画面には、処理装置25から送信されるディスプレイ21と同じ表示映像を表示させることができる。
また、天井のマイクロホン13及び教授者役のピンマイク15から入力される音声は、処理装置25を介して記憶装置26に音声データとして記憶されるとともに、リアルタイムで観察室Bのスピーカ22から出力される。また、処理装置25は、ピンマイク15からの音声データを音声認識技術を用いて文字データに変換し(音声文字変換部としての機能)、記憶装置26に記憶する。
また、観察室Bに居る指導教員が、教授者役の人物に対して助言や指導を行うために話した音声は、マイクロホン23から入力されて処理装置25を介して記憶装置26に音声データとして記憶されるとともに、リアルタイムで教室A内のスピーカ14から出力される。
上述の模擬授業中において、カメラ11,12で撮影された画像データと、ピンマイク15からの音声データ及びそれを変換した文字データと、マイクロホン13,23からの音声データとを、処理装置25が記憶装置26に記憶させる際、全て同時に再生可能なように時間軸に同期させて記憶させている。このようにして模擬授業が行われるたびに、画像データ、音声データ及び文字データが記憶装置26に記憶される。各回の模擬授業中に記憶された記憶装置26の記憶データは、ネット配信用のデータ(後述の動画コンテンツ)としても利用される。
本実施形態では、図1のように観察室Bが教室Aと隣接してL字状に構成されている。これにより、模擬授業中に、観察者は、教室Aの後方から授業風景を見るだけでなく、教室Aの側方からも見ることができる。よって、模擬授業の様子を様々な角度から観察することができ、観察者個人が個別かつ主体的に見たい角度からリアルタイムでの多面的観察が可能になる。
また、模擬授業中に、観察室Bの領域G1に設置されたディスプレイ21に、前方カメラ11の撮影画像がリアルタイムで表示されることにより、教室Aの後方側の領域G1に居る観察者は、教室A内の様子を後方から目視できるとともに、前方から見た様子をディスプレイ21の映像で確認することができる。
また、模擬授業中に、教室A内の右側のプロジェクタ18を用いて模擬授業が行われる場合には、観察者は観察室Bの領域G3へ移動あるいはそこに居ることで、ホワイトボード2に映し出される映像を視認することができる。
また、観察室BがL字状に構成されているので、模擬授業が行われていないときに、教員志望者が小グループに分かれてディスカッション等の活動を行う際に、観察室Bの各領域G1,G2,G3に分かれてグループ活動を行うこともできる。
本実施形態では、模擬授業が行われているときに、観察室Bに居る教員志望者は、教室Aでの模擬授業そのものを教材としてとらえ、教授者役の教員志望者の授業の教授行為について観察するとともに、教授者役が受けるマイクロホン23で話す指導教員の助言や指導を聴くことで、授業の質の向上を図るための学習を行うことができる。
また、本実施形態では、模擬授業の終了後には、情報処理端末24を操作して、ディスプレイ21及び/又はディスプレイ24bに、模擬授業中にカメラ11,12で撮影された撮影画像(カメラ撮影画像)及び教授者役のピンマイク15の音声が変換された文字データを再生表示するとともに、天井のマイクロホン13、ピンマイク15及びマイクロホン23から入力された音声をスピーカ22から再生出力することができる。
この場合、情報処理端末24では、制御器24aが入力器24cからの入力信号に応じた制御信号を処理装置25へ出力する。処理装置25では、制御器24aからの制御信号に応じて、記憶装置26に記憶されているカメラ撮影画像データ及び文字データを読み出してディスプレイ21や制御器24aへ出力(送信)することで、ディスプレイ21及び/又はディスプレイ24bでカメラ撮影画像及び音声変換文字(再生された文字データ)が再生表示され、記憶装置26に記憶されているマイクロホン13、ピンマイク15及びマイクロホン23の音声データを読み出してスピーカ22へ出力(送信)することで、スピーカ22から音声が再生出力される。スピーカ22は複数設けられてあってもよい。
ここで、模擬授業終了後に、録画されているカメラ11,12の撮影画像をディスプレイ21,24bに表示させることにより、模擬授業を行った教員志望者や観察者は、模擬授業中の教室A内を前方から見た様子と後方から見た様子の両方を確認することができる。また、模擬授業の終了後に、記憶装置26に記憶されている模擬授業中のカメラ撮影画像、音声変換文字及び音声を再生して視聴できるので、反復学習が可能になる。また、模擬授業を行った教員志望者も、再生された模擬授業中のカメラ撮影画像、音声変換文字及び音声を視聴することで、授業の質の向上を図るための反復学習を行うことができる。
図3は、文字データがディスプレイ(21,24b)に再生表示された画面Scの一例を示すイメージ図である。なお、画面Scには、模擬授業中のカメラ11,12の撮影画像(図3では不図示)が再生表示され、所定領域に文字(音声変換文字)が表示される。この場合、画面分割によって、2つのカメラ11,12の撮影画像をディスプレイ21,24bに表示させるようにしてもよい。また、2つのカメラ11,12のいずれか一方の撮影画像を選択して、また切替えて画面Scに表示させるようにしてもよい。画面Sc上において、文字の表示領域は、撮影画像の表示領域と分離されてもよいし、重なるようにしてもよい。
指導教員は、画面Scに表示された文字を見ながら、教授者役となった教員志望者の発話内容を多面的に分析し、効果的な教授内容とその方法についての助言や指導を行うことができる。よって、教員志望者に授業に適確な指導方法・技術を学習させることができる。
また、例えば情報処理端末24をプロジェクタ28と通信接続し、画面Scに表示される映像(カメラ撮影画像及び音声変換文字)をプロジェクタ28から投射させてホワイトボード27に表示させるようにしてもよい。この場合、模擬授業の分析等を観察室Bで行う際、観察室Bのプロジェクタ28でホワイトボード27に映像を投射した状態で、その映像に重ねて書き込みやマーキングを行うことができ、それによる学習効果も見込める。
また、情報処理端末24を教室Aのプロジェクタ16,18とも通信接続可能に構成し、画面Scに表示される映像(カメラ撮影画像及び音声変換文字)をプロジェクタ16,18から投射させてホワイトボード1,2に表示させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、処理装置25は、動画配信サーバとしても機能し、動画コンテンツ(データ)にコメント情報を重畳してネット配信することができる。ここで、処理装置25及び記憶装置26は動画コンテンツ生成記憶部となり、記憶装置26はコメント記憶部でもある。本実施形態の場合、動画コンテンツは、前述のカメラ撮影画像、音声変換文字及び音声情報を含む。コメント情報は、後述の視聴者から投稿されたコメントの情報である。
前述の教員志望者や指導教員等が視聴者となり、各々が所有する通信端末を用いて、処理装置25が提供する所定の学習動画サイトにログインし、動画コンテンツを視聴することができる。ここで、各通信端末は、インターネット等の通信網を介して処理装置25に通信接続することができる。各通信端末には、パソコン、スマートフォン、タブレット端末等が用いられる。
視聴者は、通信端末を操作して、上記学習動画サイトにログイン後に、処理装置25に対して動画コンテンツの再生を要求すると、処理装置25は動画コンテンツにコメント情報を重畳して通信端末へ送信する。これにより、視聴者は、動画及び動画に付加されたコメントを視聴することができる。また、通信端末を操作して、視聴している動画に対してコメントを新たに投稿することができる。新たに投稿されたコメントは、処理装置25へ送信される。処理装置25は、新たに投稿されたコメントを含むコメント情報を動画コンテンツとともに、通信端末へ送信する。
このようにして、教員志望者は、通信端末を操作して、模擬授業が記録された動画コンテンツを視聴することにより復習等の反復学習を行うことができる。また、授業者役の教員志望者にとっては、自身の映像を確認しながら分析・学習が可能となる。
また、指導教員が動画コンテンツの模擬授業に対して注意点等のコメントを投稿しておくことで、全ての教員志望者にとってより効果的な反復学習が可能になる。また、教員志望者が質問等のコメントを投稿し、指導教員から質問に対する回答(返信)のコメントが投稿されることにより、効果的な復習ないし補講が可能になる。また、投稿されたコメントは、視聴する全ての教員志望者に共有されるので、より有意義な反復学習用の教材として配信できる。
なお、動画コンテンツ(データ)は、少なくとも、後方カメラ12の撮影画像データと、教授者役のピンマイク15の音声データとが含まれるものであればよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、教員志望者によって行われる模擬授業の様子を様々な角度から観察することができる教室システム等として有用である。
A 教室
B 観察室
W1〜W4 壁
1,2,27 ホワイトボード
11,12 カメラ
15 ピンマイク
16,18,28 プロジェクタ
21,24b ディスプレイ
24 情報処理端末
25 処理装置
26 記憶装置

Claims (6)

  1. 平面視において前後左右が壁で囲まれた四角形状の教室と、
    前記教室の後方の前記壁と左右いずれか一方の前記壁とを挟んで前記教室に隣接して設けられた平面視においてL字状の観察室と、
    を備え、
    前記教室の前記後方の壁と前記一方の壁とが、前記観察室から前記教室内を目視可能なように構成された、
    教室システム。
  2. 前記教室に設けられ、前記教室内を前方から撮影する第1カメラと、
    前記観察室に設けられ、前記第1カメラで撮影される画像を表示する表示装置と、
    をさらに備えた、
    請求項1に記載の教室システム。
  3. 前記第1カメラで撮影される画像を録画する第1録画装置と、
    前記教室に設けられ、前記教室内を後方から撮影する第2カメラと、
    前記第2カメラで撮影される画像を録画する第2録画装置と、
    をさらに備え、
    前記表示装置は、前記第1録画装置及び前記第2録画装置で録画された映像を再生して表示可能に構成された、
    請求項2に記載の教室システム。
  4. 前記教室の前記一方の壁と対向する壁に、プロジェクタから投射される映像を映し出す投射面が設けられた、
    請求項1〜3のいずれかに記載の教室システム。
  5. 前記教室において、教授者役の人物と学習者役の人物とによって模擬授業が行われるときに、前記教授者役の人物に装着されるマイクロホンと、
    前記マイクロホンから入力される音声を音声データとして記憶する音声記憶部と、
    前記音声記憶部で記憶されている音声データを文字データに変換する音声文字変換部と、
    をさらに備え、
    前記表示装置は、前記音声文字変換部で変換された文字データを文字に再生して表示可能に構成された、
    請求項2〜4のいずれかに記載の教室システム。
  6. 前記教室に設けられ、前記教室内を後方から撮影するカメラと、
    前記教室において、教授者役の人物と学習者役の人物とによって模擬授業が行われるときに、前記教授者役の人物に装着されるマイクロホンと、
    前記模擬授業が行われるときに前記カメラで撮影される画像データと前記マイクロホンから入力される音声データとを含む動画コンテンツを生成し記憶する動画コンテンツ生成記憶部と、
    コメント情報を記憶するコメント記憶部と、
    前記動画コンテンツに前記コメント情報を重畳してネット配信するサーバと、
    前記サーバは、前記動画コンテンツを受信した通信端末から送信される前記コメント情報を受信し、前記コメント記憶部に記憶するよう構成された、
    請求項1に記載の教室システム。
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