JP2017143020A - 燃料電池システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアコンプレッサを備えた燃料電池システムにおいて、サージの発生を未然に回避する。
【解決手段】燃料電池20と、空気供給流路33を介して燃料電池20に空気を供給するエアコンプレッサ32と、空気供給流路33を介してエアコンプレッサ32から供給される空気を燃料電池20を経由させずに流通させるバイパス流路35と、バイパス流路35内の空気の流量を調整するバイパス弁A3と、エアコンプレッサ32及びバイパス弁A3を制御する制御部60と、を備える燃料電池システム1である。制御部60は、エアコンプレッサ32の現在の動作点PPがサージ近傍運転領域ACS内にあるか否かを所定のマップに基づいて判断し、現在の動作点PPがサージ近傍運転領域ACS内にある場合に、バイパス弁A3を開くように制御して空気供給流路33の圧力を低減させ、その後、エアコンプレッサ32の回転数を低減させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システム及びその制御方法に関する。
従来より、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電を行う燃料電池を備える燃料電池システムが提案され、実用化されている。燃料電池は、燃料を電気化学プロセスによって酸化させることにより、酸化反応に伴って放出されるエネルギを電気エネルギに直接変換する発電システムである。
かかる燃料電池システムには、酸化ガスとしての空気を燃料電池に供給するエアコンプレッサが設けられている。エアコンプレッサとしては、インペラと呼ばれる回転式羽根車が筐体の内部で回転して空気を圧縮するように構成された遠心式のものが実用化されているが、この遠心式エアコンプレッサでは、運転状態によって送り出した空気が逆流すること等に起因してエアコンプレッサが正常に機能しなくなるサージと呼ばれる現象が発生することが明らかとなっている。サージは、サージ近傍の運転領域において回転数を急激に減少させたときに生じ易い。サージ近傍の運転領域においては、エアコンプレッサの入口側の圧力に対して出口側の圧力が高いため、空気の逆流が発生してインペラが空転し、自励振動が発生するためである。
近年においては、このようなサージを回避するための技術が種々提案されている。例えば、燃料電池に空気を供給する空気供給流路に圧力センサを設けるとともに、空気供給流路に連通するバイパス流路に排出弁を設け、圧力センサで検出した圧力の変動に基づいてサージを検出し、サージが検出された場合に排出弁を開放して空気供給流路の圧力を低下させることによりサージを解消する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−076243号公報
しかし、特許文献1に記載されたような従来の技術においては、サージを検出してから空気供給流路の圧力を低下させることから、サージの発生を未然に回避することができず、サージに起因した種々の問題(騒音振動の発生、インペラの耐久性低下、極間差圧発生による燃料電池スタックの耐久性低下、等)が依然として解決されていなかった。このため、サージの発生を未然に回避する技術が待望されていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エアコンプレッサを備えた燃料電池システムにおいて、サージの発生を未然に回避することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、空気供給流路を介して燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、空気供給流路を介してエアコンプレッサから供給される空気を燃料電池を経由させずに流通させるバイパス流路と、バイパス流路内の空気の流量を調整するバイパス弁と、エアコンプレッサ及びバイパス弁を制御する制御部と、を備える燃料電池システムであって、制御部は、エアコンプレッサの回転数を低減させる際に、エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあるか否かを所定のマップに基づいて判断し、現在の動作点がサージ近傍運転領域内にある場合に、バイパス弁を開くように制御して空気供給流路の圧力を低減させ、その後、エアコンプレッサの回転数を低減させるものである。
また、本発明に係る制御方法は、燃料電池と、空気供給流路を介して燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、空気供給流路を介してエアコンプレッサから供給される空気を燃料電池を経由させずに流通させるバイパス流路と、バイパス流路内の空気の流量を調整するバイパス弁と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、エアコンプレッサの回転数を低減させる際に、エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあるか否かを所定のマップに基づいて判定する動作点判定工程と、動作点判定工程で現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあると判定した場合に、バイパス弁を開くように制御して空気供給流路の圧力を低減させる圧力低減工程と、圧力低減工程を経た後にエアコンプレッサの回転数を低減させる回転数制御工程と、を含むものである。
かかる構成及び方法を採用すると、エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にある場合に、バイパス弁を開くように制御して空気供給流路の圧力を低減させ、その後、エアコンプレッサの回転数を低減させることができる。従って、現在の動作点から次の動作点へと移行する過程で、動作点がサージ運転領域に突入することを未然に回避することができるため、エアコンプレッサへの負荷を抑制することができる。
本発明に係る燃料電池システムにおいて、現在の動作点がサージ近傍運転領域内にある場合において、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサの圧力比、供給流量及び回転数の少なくとも一つの差を算出し、この差が所定の閾値以下の場合に、バイパス弁を開くように制御することなく現在の動作点を次の動作点に移行させる制御部を採用することができる。
本発明に係る制御方法において、動作点判定工程で現在の動作点がサージ近傍運転領域内にある場合において、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサの圧力比、供給流量及び回転数の少なくとも一つの差を算出する変化量算出工程と、変化量算出工程で算出した差が所定の閾値以下の場合に、バイパス弁を開くように制御することなく現在の動作点を次の動作点に移行させる通常制御工程と、を含むことができる。
かかる構成及び方法を作用すると、エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にある場合において、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサの圧力比、供給流量及び回転数の少なくとも一つの差が所定の閾値以下の場合(すなわち、次の動作点がサージ領域に突入する可能性が低い場合)には、バイパス弁を開くように制御することなく現在の動作点を次の動作点に移行させることができる。従って、サージ領域突入回避制御(先行してバイパス弁を開く制御)を行わない分だけ、エアコンプレッサの応答速度を高めることができる。
本発明に係る燃料電池システムにおいて、現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあってバイパス弁を開くように制御した場合において、エアコンプレッサの回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時にバイパス弁を閉じるように制御して現在の動作点を次の動作点に移行させる制御部を採用することができる。
本発明に係る制御方法において、回転数制御工程においてエアコンプレッサの回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時に、バイパス弁を閉じるように制御して現在の動作点を次の動作点に移行させる圧力回復工程を含むことができる。
かかる構成及び方法を採用すると、エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にありバイパス弁を開くように制御した場合において、エアコンプレッサの回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時にバイパス弁を閉じるように制御して現在の動作点を次の動作点に移行させることができる。従って、サージ領域突入回避制御(先行してバイパス弁を開く制御)を行った後、空気供給流路の圧力を回復させつつ速やかに次の動作点へと移行させることができる。
本発明によれば、エアコンプレッサを備えた燃料電池システムにおいて、サージの発生を未然に回避することが可能となる。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの構成の概略を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池システムで使用される流量/圧力比マップの一例である。 本発明の実施形態に係る燃料電池システムの制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、各図を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、図面の上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
まず、図1を用いて、本実施形態に係る燃料電池システム10の構成について説明する。燃料電池システム10は、例えば移動体としての燃料電池車両に搭載される車載電源システムとして機能するものであり、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電する燃料電池20と、酸化ガスとしての空気を燃料電池20に供給するための酸化ガス供給系30と、燃料ガスとしての水素ガスを燃料電池20に供給するための燃料ガス供給系40と、電力の充放電を制御するための電力系50と、システム全体を統括制御するコントローラ60と、を備えている。
燃料電池20は、多数のセルを直列に積層してなる固体高分子電解質型セルスタックである。燃料電池20では、アノード電極において(1)式の酸化反応が生じ、カソード電極において(2)式の還元反応が生じる。燃料電池20全体としては(3)式の起電反応が生じる。
2 → 2H++2e- …(1)
(1/2)O2+2H++2e- → H2O …(2)
2+(1/2)O2 → H2O …(3)
燃料電池20を構成するセルは、高分子電解質膜と、アノード電極と、カソード電極と、セパレータと、から構成されている。アノード電極及びカソード電極は、高分子電解質膜を両側から挟んでサンドイッチ構造を形成している。セパレータは、ガス不透過の導電性部材から構成され、アノード電極及びカソード電極を両側から挟みつつ、アノード電極及びカソード電極との間に各々燃料ガス及び酸化ガスの流路を形成している。
アノード電極及びカソード電極は、各々、触媒層と、ガス拡散層と、を有している。触媒層は、触媒として機能する例えば白金系の貴金属粒子を担持した触媒担持カーボンと、高分子電解質と、を有している。貴金属粒子の白金系の材料として、例えば金属触媒(Pt、Pt−Fe、Pt−Cr、Pt−Ni,Pt−Ru等)を用いることができる。触媒担持カーボンとしては、例えばカーボンブラックを用いることができる。高分子電解質としては、プロトン伝導性のイオン交換樹脂などを用いることができる。ガス拡散層は、触媒層の表面に形成され通気性と電子導電性とを併せ持ち、炭素繊維から成る糸で織成したカーボンクロス、カーボンペーパー又はカーボンフェルトにより形成されている。
高分子電解質膜は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を発揮する。高分子電解質膜、アノード電極及びカソード電極によって膜−電極アセンブリが形成されている。
図1に示すように、燃料電池20には、燃料電池20の出力電圧(FC電圧)を検出するための電圧センサ71と、出力電流(FC電流)を検出するための電流センサ72と、が取り付けられている。
酸化ガス供給系30は、燃料電池20のカソード電極に供給される酸化ガス(空気)を流通させる酸化ガス流路33と、燃料電池20から排出される酸化オフガスを流通させる酸化オフガス流路34と、酸化ガス流路33を介して供給される酸化ガスを燃料電池20を経由させずに酸化オフガス流路34へと流通させるバイパス流路35と、を有している。酸化ガス流路33は、本発明における空気供給流路に相当するものである。
酸化ガス流路33には、フィルタ31を介して大気中から酸化ガスを取り込むエアコンプレッサ32と、燃料電池20への酸化ガス供給を遮断するための遮断弁A1と、が設けられている。酸化オフガス通路34には、燃料電池20からの酸化オフガスの排出を遮断するための遮断弁A2が設けられている。バイパス流路35には、バイパス流路35内における酸化ガスの流量を調整するためのバイパス弁A3が設けられている。
燃料ガス供給系40は、燃料ガス供給源41と、燃料ガス供給源41から燃料電池20のアノード電極に供給される燃料ガスが流れる燃料ガス流路43と、燃料電池20から排出される燃料オフガスを燃料ガス流路43に還流させるための循環流路44と、循環流路44内の燃料オフガスを燃料ガス流路43に圧送する循環ポンプ45と、循環流路44に分岐接続される排気排水流路46と、を有している。
燃料ガス供給源41は、例えば高圧水素タンクや水素吸蔵合金などで構成され、高圧(例えば、35MPa乃至70MPa)の水素ガスを貯留する。遮断弁H1を開くと、燃料ガス供給源41から燃料ガス流路43に燃料ガスが流出する。燃料ガスは、レギュレータH2やインジェクタ42により、例えば、200kPa程度まで減圧されて、燃料電池20に供給される。
循環流路44には、燃料電池20からの燃料オフガス排出を遮断するための遮断弁H4と、循環流路44から分岐する排気排水流路46と、が接続されている。排気排水流路46には、排気排水弁H5が配設されている。排気排水弁H5は、コントローラ60からの指令によって作動することにより、循環流路44内の不純物を含む燃料オフガスと水分とを外部に排出する。
排気排水弁H5を介して排出される燃料オフガスは、酸化オフガス流路34を流れる酸化オフガスと混合され、図示していない希釈器によって希釈される。循環ポンプ45は、循環系内の燃料オフガスをモータ駆動により燃料電池20に循環供給する。
電力系50は、DC/DCコンバータ51と、バッテリ52と、トラクションインバータ53と、トラクションモータ54と、補機類55と、を有している。DC/DCコンバータ51は、バッテリ52から供給される直流電圧を昇圧してトラクションインバータ53に出力する機能と、燃料電池20が発電した直流電力又は回生制動によりトラクションモータ54が回収した回生電力を降圧してバッテリ52に充電する機能と、を有する。
バッテリ52は、余剰電力の貯蔵源、回生制動時の回生エネルギ貯蔵源、燃料電池車両の加速又は減速に伴う負荷変動時のエネルギーバッファ、等として機能する。バッテリ52としては、例えば、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池、リチウム二次電池等の二次電池が好適である。バッテリ52には、その残容量であるSOC(State of charge)を検出するためのSOCセンサ73が取り付けられている。
トラクションインバータ53は、例えばパルス幅変調方式で駆動されるPWMインバータであり、コントローラ60からの制御指令に従って、燃料電池20又はバッテリ52から出力される直流電圧を三相交流電圧に変換して、トラクションモータ54の回転トルクを制御する。トラクションモータ54は、例えば、三相交流モータであり、燃料電池車両の動力源を構成する。
補機類55は、燃料電池システム10内の各部に配置されている各モータや、これらのモータを駆動するためのインバータ類、更には各種の車載補機類(例えば、エアコンプレッサ32、インジェクタ42、循環ポンプ45、ラジエータ、冷却水循環ポンプ等)を総称するものである。
コントローラ60は、CPU、ROM、RAM及び入出力インタフェースを備えるコンピュータシステムであり、燃料電池システム10の各部を制御する。例えば、コントローラ60は、イグニッションスイッチから出力される起動信号IGを受信すると、燃料電池システム10の運転を開始し、アクセルセンサから出力されるアクセル開度信号ACCや車速センサから出力される車速信号VC等に基づいて、システム全体の要求電力を求める。システム全体の要求電力は、車両走行電力と補機電力との合計値である。
補機電力には、車載補機類(エアコンプレッサ32、循環ポンプ45、冷却水循環ポンプ等)で消費される電力、車両走行に必要な装置(変速機、車輪制御装置、操舵装置、懸架装置等)で消費される電力、乗員空間内に配設される装置(空調装置、照明器具、オーディオ等)で消費される電力等が含まれる。
コントローラ60は、燃料電池20とバッテリ52とのそれぞれの出力電力の配分を決定し、燃料電池20の発電量が目標電力に一致するように、酸化ガス供給系30及び燃料ガス供給系40を制御するとともに、DC/DCコンバータ51を制御して、燃料電池20の出力電圧を調整することにより、燃料電池20の運転動作点(出力電圧、出力電流)を制御する。
燃料電池システム10の運転時には、燃料電池20において、上述の(1)式に示すように、アノード電極で生成された水素イオンが電解質膜を透過してカソード電極に移動し、カソード電極に移動した水素イオンは、上述の(2)式に示すように、カソード電極に供給されている酸化ガス中の酸素と電気化学反応を起こし、酸素の還元反応を生じさせ、水を生成する。
また、コントローラ60は、エアコンプレッサ32の現在の動作点(供給流量、圧力比)がサージ近傍運転領域内にあるか否かを、所定のマップに基づいて判断する。本実施形態におけるコントローラ60は、図2に示すような流量/圧力比マップに基づいて、エアコンプレッサ32の現在の動作点がサージ近傍運転流域ACS内にあるか否かを判断している。ここで、サージ近傍運転領域ACSとは、図2に示すサージラインLS(サージ運転領域ASと非サージ運転領域ANSとを隔てる境界線)に接しかつ非サージ運転領域ANS側に存在する所定幅の運転領域である。サージ近傍運転領域ACSの幅は、エアコンプレッサ32の仕様、エアコンプレッサ32から燃料電池20までの配管の径や容量等に応じて適宜設定することができる。
そして、コントローラ60は、エアコンプレッサ32の現在の動作点がサージ近傍運転領域ACS内にあると判断した場合に、バイパス弁A3を開くように制御して酸化ガス流路33の圧力を低減させ、その後、エアコンプレッサ32の回転数を低減させる。すなわち、コントローラ60は、本発明における制御部に相当するものである。コントローラ60は、このようにエアコンプレッサ32の回転数を低減させた後(又は回転数を低減させると同時に)、バイパス弁A3を閉じるように制御して現在の動作点を次の動作点に移行させることもできる。
例えば、図2のサージ近傍運転領域ACS内にある初期動作点PPから、非サージ運転領域ANS内にある目標動作点PTへと移行させる場合において、従来の制御(単にエアコンプレッサ32の回転数を低減させる制御)を採用すると、動作点は、図2において破線で示すように移行し、途中でサージ運転領域ASに突入する可能性がある。
これに対し、本実施形態においては、コントローラ60がまずバイパス弁A3を開いて酸化ガス流路33の圧力を低減させることにより、初期動作点PPはサージ近傍運転領域ACSから遠ざかる中間動作点PIへと移行する。その後、コントローラ60がエアコンプレッサ32の回転数を低減させることにより、中間動作点PIは目的動作点PTへと移行する。従って、本制御を採用することにより、動作点は、サージ運転領域ASに突入することなく、初期の位置(初期動作点PP)から目標の位置(目標動作点PT)へと移行することとなる。
また、本実施形態におけるコントローラ60は、現在の動作点がサージ近傍運転領域ACS内にある場合において、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサ32の状態量(例えば圧力比及び供給流量の少なくとも一方)の差を算出する。そして、コントローラ60は、算出した状態量の差(状態変化量)が所定の閾値以下の場合に、バイパス弁A3を開くように制御することなくエアコンプレッサ32の回転数を低減させる等して現在の動作点を次の動作点に移行させる。このようにすると、サージ領域突入回避制御(バイパス弁A3を開く制御)を行わない分だけ、エアコンプレッサ32の応答速度を高めることができる。ここで採用される閾値は、エアコンプレッサ32の仕様、エアコンプレッサ32から燃料電池20までの配管の径や容量等に応じて適宜設定することができる。
次に、図3のフローチャートを用いて、本実施形態に係る燃料電池システム10の制御方法(サージ領域突入回避制御)について説明する。
燃料電池システム10の通常運転時においては、燃料ガス供給源41から燃料ガスが燃料ガス流路43を介して燃料電池20のアノード電極に供給されるとともに、酸化ガスが酸化ガス流路33を介して燃料電池20のカソード電極に供給されることにより、発電が行われる。この際、燃料電池20から引き出すべき電力(要求電力)がコントローラ60で演算され、その発電量に応じた量の燃料ガス及び酸化ガスが燃料電池20内に供給されるようになっている。
この通常運転時において、コントローラ60は、エアコンプレッサ32の現在の動作点(初期動作点PP)がサージ近傍運転領域ACS内にあるか否かを図2の流量/圧力比マップに基づいて判定する(動作点判定工程:S1)。そして、コントローラ60は、動作点判定工程S1において現在の動作点(初期動作点PP)がサージ近傍運転領域ACS内にあると判定した場合に、現在の動作点(初期動作点PP)及び次の動作点(目標動作点PT)におけるエアコンプレッサ32の状態量(圧力比及び/又は供給流量)の差を算出する(変化量算出工程:S2)。
コントローラ60は、変化量算出工程S2において算出した差が所定の閾値を超えるか否かを判定し(変化量判定工程:S3)、この差が閾値を超える場合には、バイパス弁A3を開くように制御して酸化ガス流路33の圧力を低減させる(圧力低減工程:S4)。本実施形態においては、圧力低減工程S4において調整されるバイパス弁A3の開度を、次の動作点の情報に基づいて所定のマップを用いて決定するようにしている。
圧力低減工程S4を経た後、コントローラ60は、エアコンプレッサ32の回転数を低減させて動作点を次の動作点(目標動作点PT)に移行させる(回転数制御工程:S5)。なお、回転数制御工程S5においてエアコンプレッサ32の回転数を低減させた後(又は回転数を低減させると同時に)、バイパス弁A3を閉じるように制御して酸化ガス流路33の圧力を回復させつつ次の動作点(目標動作点PT)に移行させてもよい(圧力回復工程)。
一方、コントローラ60は、変化量算出工程S2において算出した差が所定の閾値以下であると判定した場合に、バイパス弁A3を開くように制御することなく、エアコンプレッサ32の回転数を低減させる等して現在の動作点(初期動作点PP)を次の動作点(目標動作点PT)に移行させる(通常制御工程:S6)。
以上説明した実施形態に係る燃料電池システム10においては、エアコンプレッサ32の現在の動作点がサージ近傍運転領域ACS内にある場合に、バイパス弁A3を開くように制御して酸化ガス流路33の圧力を低減させ、その後、エアコンプレッサ32の回転数を低減させることができる。従って、現在の動作点から次の動作点へと移行する過程で、動作点がサージ運転領域ASに突入することを未然に回避することができるため、エアコンプレッサ32への負荷を抑制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る燃料電池システム10においては、エアコンプレッサ32の現在の動作点がサージ近傍運転領域ACS内にある場合において、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサ32の圧力比及び/又は供給流量の差が所定の閾値以下の場合(すなわち、次の動作点がサージ運転領域ASに突入する可能性が低い場合)には、バイパス弁A3を開くように制御することなく現在の動作点を次の動作点に移行させることができる。従って、サージ領域突入回避制御(先行してバイパス弁A3を開く制御)を行わない分だけ、エアコンプレッサ32の応答速度を高めることができる。
また、以上説明した実施形態に係る燃料電池システム10においては、エアコンプレッサ32の現在の動作点がサージ近傍運転領域ACS内にありバイパス弁A3を開くように制御した場合において、エアコンプレッサ32の回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時にバイパス弁A3を閉じるように制御して現在の動作点を次の動作点に移行させることもできる。従って、サージ領域突入回避制御(先行してバイパス弁A3を開く制御)を行った後、酸化ガス流路33の圧力を回復させつつ速やかに次の動作点へと移行させることができる。
なお、本実施形態においては、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサ32の状態量(圧力比及び/又は供給流量)の差(変化量)を算出し、この変化量が所定の閾値を超える場合にサージ領域突入回避制御を行う例を示したが、このような手法とは異なる手法を採用することもできる。例えば、次の動作点における状態量(例えば圧力比及び供給流路の双方)が現在の動作点における状態量の1/2以下になった場合にサージ領域突入回避制御を行うことにしてもよい。
また、本実施形態においては、サージ領域突入回避制御を行うか否かを判断する際に参照するエアコンプレッサ32の状態量として、「圧力比」及び「供給流量」を採用した例を示したが、これらの状態量に代えて(又はこれらの状態量とともに)、エアコンプレッサ32の「回転数」を採用することもできる。例えば、現在の動作点及び次の動作点におけるエアコンプレッサ32の「圧力比」、「供給流量」及び「回転数」の少なくとも一つの差(変化量)を算出し、この変化量が所定の閾値を超える場合にサージ領域突入回避制御を行うことができる。
また、本実施形態においては、一つのコントローラ60によってエアコンプレッサ32及びバイパス弁A3の双方を制御した例を示したが、複数のコントローラを用いてエアコンプレッサ32とバイパス弁A3とを別々に制御することもできる。かかる場合には、これら複数のコントローラが、本発明における制御部に相当する。
また、本実施形態においては、移動体として「燃料電池車両」を例示したが、燃料電池車両以外の各種移動体(ロボット、船舶、航空機等)に本発明に係る燃料電池システムを搭載することもできる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、この実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10…燃料電池システム
20…燃料電池
32…エアコンプレッサ
33…酸化ガス流路(空気供給流路)
35…バイパス流路
60…コントローラ(制御部)
A3…バイパス弁
CS…サージ近傍運転領域
P…初期動作点(現在の動作点)
T…目標動作点(次の動作点)
S1…動作点判定工程
S2…変化量算出工程
S4…圧力低減工程
S5…回転数制御工程
S6…通常制御工程

Claims (6)

  1. 燃料電池と、空気供給流路を介して前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、前記空気供給流路を介して前記エアコンプレッサから供給される空気を前記燃料電池を経由させずに流通させるバイパス流路と、前記バイパス流路内の空気の流量を調整するバイパス弁と、前記エアコンプレッサ及び前記バイパス弁を制御する制御部と、を備える燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記エアコンプレッサの回転数を低減させる際に、前記エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあるか否かを所定のマップに基づいて判断し、前記現在の動作点が前記サージ近傍運転領域内にある場合に、前記バイパス弁を開くように制御して前記空気供給流路の圧力を低減させ、その後、前記エアコンプレッサの回転数を低減させる、燃料電池システム。
  2. 前記制御部は、前記現在の動作点が前記サージ近傍運転領域内にある場合において、前記現在の動作点及び次の動作点における前記エアコンプレッサの圧力比、供給流量及び回転数の少なくとも一つの差を算出し、前記差が所定の閾値以下の場合に、前記バイパス弁を開くように制御することなく前記現在の動作点を前記次の動作点に移行させる、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御部は、前記現在の動作点が前記サージ近傍運転領域内にあって前記バイパス弁を開くように制御した場合において、前記エアコンプレッサの回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時に前記バイパス弁を閉じるように制御して前記現在の動作点を次の動作点に移行させる、請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 燃料電池と、空気供給流路を介して前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、前記空気供給流路を介して前記エアコンプレッサから供給される空気を前記燃料電池を経由させずに流通させるバイパス流路と、前記バイパス流路内の空気の流量を調整するバイパス弁と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記エアコンプレッサの回転数を低減させる際に、前記エアコンプレッサの現在の動作点がサージ近傍運転領域内にあるか否かを所定のマップに基づいて判定する動作点判定工程と、
    前記動作点判定工程で前記現在の動作点が前記サージ近傍運転領域内にあると判定した場合に、前記バイパス弁を開くように制御して前記空気供給流路の圧力を低減させる圧力低減工程と、
    前記圧力低減工程を経た後に前記エアコンプレッサの回転数を低減させる回転数制御工程と、
    を含む、燃料電池システムの制御方法。
  5. 前記動作点判定工程で前記現在の動作点が前記サージ近傍運転領域内にある場合において、前記現在の動作点及び次の動作点における前記エアコンプレッサの圧力比、供給流量及び回転数の少なくとも一つの差を算出する変化量算出工程と、
    前記変化量算出工程で算出した差が所定の閾値以下の場合に、前記バイパス弁を開くように制御することなく前記現在の動作点を前記次の動作点に移行させる通常制御工程と、
    を含む、請求項4に記載の燃料電池システムの制御方法。
  6. 前記回転数制御工程において前記エアコンプレッサの回転数を低減させた後又は回転数を低減させると同時に、前記バイパス弁を閉じるように制御して前記現在の動作点を次の動作点に移行させる圧力回復工程を含む、請求項4又は5に記載の燃料電池システムの制御方法。
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