JP7144299B2 - パス制御構想 - Google Patents

パス制御構想 Download PDF

Info

Publication number
JP7144299B2
JP7144299B2 JP2018230214A JP2018230214A JP7144299B2 JP 7144299 B2 JP7144299 B2 JP 7144299B2 JP 2018230214 A JP2018230214 A JP 2018230214A JP 2018230214 A JP2018230214 A JP 2018230214A JP 7144299 B2 JP7144299 B2 JP 7144299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
flow rate
ecu
map
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018230214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019164987A (ja
Inventor
ファンズワース ジャレード
フォリック ダニエル
茂樹 長谷川
Original Assignee
トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイテッド filed Critical トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイテッド
Publication of JP2019164987A publication Critical patent/JP2019164987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7144299B2 publication Critical patent/JP7144299B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04089Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04298Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
    • H01M8/04694Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by variables to be controlled
    • H01M8/04746Pressure; Flow
    • H01M8/04776Pressure; Flow at auxiliary devices, e.g. reformer, compressor, burner
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04298Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
    • H01M8/04992Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by the implementation of mathematical or computational algorithms, e.g. feedback control loops, fuzzy logic, neural networks or artificial intelligence
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2240/00Control parameters of input or output; Target parameters
    • B60L2240/10Vehicle control parameters
    • B60L2240/14Acceleration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2250/00Fuel cells for particular applications; Specific features of fuel cell system
    • H01M2250/20Fuel cells in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/40Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本明細書は、燃料電池回路を吹き抜ける空気の圧力及び空気流値を、該圧力及び空気流値を見積もることにより制御するシステム及び方法、圧力及び空気流値のための所望パスを識別すること、並びに、圧力及び空気流値の所望パスを達成するための複数のアクチュエータのフィードフォワード及びフィードバック制御に関する。
汚染を減らすという要望と一緒に、州及び連邦規制の組み合わせに起因して、車両メーカに対する、有害排出物質のレベルが比較的低い省燃費車両の設計の最近の推進がある。自動車メーカは、有害排気物質を減らすための多様な解法を発見している。このような解法の一つは、エンジンと、エネルギを蓄えるためのバッテリ及び電気を用いて車両に動力を供給するためのモータジェネレータとを含むハイブリッド車両である。他の解法は、バッテリと、該バッテリに蓄えられたエネルギを用いて車両に動力を供給するモータジェネレータとのみを含む完全電気車両である。その他の解法は、化学反応を介して電気を生成する複数の燃料電池を含む燃料電池車両である。
多くの燃料電池車両は、多数の燃料電池を含む一以上の燃料電池スタックを含んでいる。燃料電池は、典型的には水素を含む燃料を、酸素又は他の酸化剤と一緒に受け入れることが多い。燃料電池スタックは、水素及び酸素間の化学反応を促進してよい。この化学反応は電気を生成する。主な排出物質は、比較的無害な空気と水である。燃料電池スタックにより生成された電気は、バッテリに蓄えられてもよいし、車両を推進するための機械的なパワーを生成するためにモータジェネレータに直接供給されてもよい。自動車産業において、燃料電池車両は熱を持って進歩しているが、その技術は比較的新しく、技術を改良する余地がある。
多くの燃料電池は、空気から酸素を受け取る。しかしながら、要求される酸素(即ち、空気)の量は、燃料電池の所望パワー出力に基づき変化する。燃料電池内の空気の圧力も同様に、燃料電池の所望パワー出力に基づき変化する。所望パワー出力は、可変であり、ドライバ、又は、車両が自律型若しくは半自律型であれば電子制御ユニットからのパワー要求に基づいている。
従って、燃料電池に対して所望の率且つ所望の圧力で空気を正確に早く供給するシステム及び方法についての技術的なニーズがある。
ここに、燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御するシステムを開示する。システムは、燃料電池回路を通り抜ける気体を、あるコンプレッサ流量率でポンピングするように設計されたコンプレッサを含む。システムはまた、複数の燃料電池を有するとともに、気体を受け入れ、該気体の化学反応を介して電気を生成するように設計された燃料電池スタックを含む。システムはまた、ある期間中の開始コンプレッサ流量率から目標コンプレッサ流量率のコンプレッサ流量率の所望進行形状に対応するコンプレッサ流量マップを格納するように設計されたメモリを含む。システムはまた、コンプレッサと接続された電子制御ユニット(ECU)を含む。ECUは、最終目標コンプレッサ流量率に対応する制御信号を決定又は受信するとともに、開始コンプレッサ流量率を決定するように設計されている。ECUはまた、最終目標コンプレッサ流量率に基づくコンプレッサ流量マップ、開始コンプレッサ流量率、及び、制御信号を決定又は受信してからの時間を用いて、中間目標コンプレッサ流量率を決定するように設計されている。ECUはまた、中間目標コンプレッサ流量率に基づいてコンプレッサを制御するように設計されている。
燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御するシステムも開示する。システムは、燃料電池回路内の気体の流量率及び圧力を調整するように設計された複数のアクチュエータを含む。システムはまた、複数の燃料電池を有するとともに、気体を受け入れ、該気体の化学反応を介して電気を生成するように設計された燃料電池スタックを含む。システムはまた、ある期間中の燃料電池回路の、気体の流量率及び圧力の少なくとも一方に対応する参考状態の所望進行形状に対応する参考状態マップ、及び、参考状態の達成率に関する燃料電池回路の追従状態の所望進行形状に対応し、気体の流量率及び圧力の少なくとも一方に対応する追従状態マップを格納するように設計されたメモリを含む。システムはまた、複数のアクチュエータ及びメモリに接続された電子制御ユニット(ECU)を含む。ECUは、目標参考状態値及び目標追従状態値を決定又は受信するとともに、開始参考状態値及び開始追従状態値を決定するように設計されている。ECUはまた、参考状態マップ、目標参考状態値が決定又は受信されてからの経過時間、目標参考状態値、及び、開始参考状態値に基づいて、中間目標参考状態値を決定するように設計されている。ECUはまた、追従状態マップ、参考状態の達成率、目標追従状態値、及び、開始追従状態値に基づいて、中間目標追従状態値を決定するように設計されている。
燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御する方法も開示する。方法は、メモリに、ある期間中の開始コンプレッサ流量率から目標コンプレッサ流量率までのコンプレッサ流量率の所望進行形状に対応するコンプレッサ流量マップを格納する工程を含む。方法はまた、電子制御ユニット(ECU)により、最終目標コンプレッサ流量率に対応する制御信号を決定又は受信する工程を含む。方法はまた、ECUにより、開始コンプレッサ流量率を決定する工程を含む。方法はまた、ECUにより、最終目標コンプレッサ流量率に基づくコンプレッサ流量マップ、開始コンプレッサ流量率、及び、制御信号を決定又は受信してからの時間を用いて、中間目標コンプレッサ流量率を決定する工程を含む。
本発明の他のシステム、方法、特徴及び利益は、以下の図面及び詳細な説明の検査に基づいて、当業者に明らかになるだろう。このような付加的なシステム、方法、特徴及び利益全ては、この明細書に含まれ、本発明の範囲内であり、不随のクレームにより保護される。図面に示された構成部分は、縮尺を必要とせず、本発明の重要な特徴がよく描かれるように誇張されている。図面では、全図をつうじて、同様の部分には同様の参照符号が付されている。
本発明の実施形態に係る、化学反応に基づいて電気を生成可能な燃料電池回路を有する車両の様々な構成を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る図1の燃料電池回路の様々な特徴を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路において用いるための模範的なコンプレッサの断面図である。 本発明の実施形態に係る、所望流量率及び圧力で燃料電池回路に気体を供給するための、図1の車両の電子制御ユニット(ECU)の様々な論理構成を描いたブロック図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の多様な構成のための圧力及び流量値を見積もる方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の多様な構成のための圧力及び流量値を見積もる方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の多様なパラメータのうち所望進行又はパスを決定する方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の多様なパラメータのうち所望進行又はパスを決定する方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る、空気流量率と圧力比とを、燃料電池回路において用いられるコンプレッサのコンプレッサ速度に対応づけてプロットする速度マップである。 本発明の実施形態に係る格納された複数のコンプレッサ流量マップ、及び、格納された複数のコンプレッサ流量マップを用いて補間された補間コンプレッサ流量マップである。 本発明の実施形態に係る図8の補間コンプレッサ流量マップ、並びに、コンプレッサ流量マップの進行に追従する燃料電池流量率マップ及びコンプレッサ圧力比マップである。 本発明の実施形態に係る、初期要求から目標に到達するまでの図9の補間コンプレッサ流量マップ及びコンプレッサ圧力比マップに沿った進行を描く様々なマップ及びグラフである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の弁のフィードフォワード制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路において用いるための模範的な弁である。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路のコンプレッサのフィードフォワード制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路のコンプレッサのフィードフォワード制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る図13A及び13Bの方法を実行するための制御回路を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の弁のフィードバック制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路の弁のフィードバック制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る図15A及び15Bの方法において用いられる圧力マップである。 本発明の実施形態に係る図15A及び15Bの方法において用いられる圧力マップである。 本発明の実施形態に係る図16A及び16Bの方法を実行するための制御回路を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る図16A及び16Bの方法を実行するための制御回路を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路のコンプレッサのフィードバック制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料電池回路のコンプレッサのフィードバック制御のための方法を描くフローチャートである。 本発明の実施形態に係る図18A及び18Bの方法において用いられる空気流マップである。 本発明の実施形態に係る図18A及び18Bの方法を実行するための制御回路を描くブロック図である。 本発明の実施形態に係る図18A及び18Bの方法を実行するための制御回路を描くブロック図である。
本明細書は、燃料電池回路のいたるところの最終目標流量値及び最終目標圧力値に基づいて、燃料電池回路のアクチュエータを制御するシステム及び方法を開示する。特に、システムは、参考状態としての一の流量値又は一の圧力値、並びに、参考状態の進行に基づいて制御される追従状態としての残余流量値及び残余圧力値を選択することにより、中間圧力目標値及び中間流量目標値を設定する。これは、所望パターンにおいて全ての状態が一緒に変化するように、システム内での全ての状態の変化を有益にリンクする。コンプレッサを横切る流量及び圧力率の組み合わせが、該コンプレッサ及び他の構成に有害であるストール又はサージ状態に決して到達しないことが保証されるので、これは利益である。システムは更に、比較的少ない数の状態マップを用いるとともに、現在状態値に基づいてマップ間を補正する。これは、システムのメモリ使用を低減する利益を提供する。
模範的なシステムは、システムを通り抜ける空気をポンピングするコンプレッサと、空気を受け入れる燃料電池スタックとを含む。システムはまた、ある期間中の参考状態(例えば流量又は圧力値等)の所望進行をプロットする参考状態マップを、開始状態から目標までの参考状態の達成率に基づく、追従状態(例えば他の流量又は圧力値等)の所望進行をプロットする追従状態マップと一緒に格納するメモリを含む。システムはまた、目標状態を決定して、マップの進行パターンに従うことにより、目標値に向かって進むように、参考及び追従状態を制御してよい電子制御ユニット(ECU)を含む。
図1に転じて、車両100は、例えば空気等の気体を燃料電池に供給するためのシステム101の複数の構成を含む。特に、車両100及びシステム101は、ECU102及びメモリ104を含む。車両100は更に、エンジン112、モータジェネレータ114、バッテリ116及び燃料電池回路118の少なくとも一つを含んでよいパワー源110を含む。燃料電池回路118は、システム101の一部であってよい。
ECU102は、車両100の複数の構成各々と接続されていてよく、自動車のシステムのために具体的に設計されてよい一以上のプロセッサ又はコントローラを含んでよい。ECU102の機能は、単一のECUで実現されてもよいし、多数のECUで実現されてもよい。ECU102は、車両100の複数の構成からのデータを受信してよく、該受信されたデータに基づいて決定してよく、該決定に基づいて複数の構成の操作を制御してよい。
いくつかの実施形態では、車両100は、完全な自律型又は半自律型であってよい。これについて、ECU102は、開始地点から目的地まで車両100を動かすために、(例えば操舵、ブレーキ操作、加速操作等)車両100の様々な態様を制御してよい。
メモリ104は、当該技術分野において、一時的ではないメモリを含んでいてよい。これについて、メモリ104は、ECU102により利用可能な機械可読指令を格納してよく、ECU102により要求された又は車両メーカ若しくは操縦者によりプログラムされた、他のデータを格納してよい。メモリ104は、燃料電池回路118のモデルを格納してよい。該モデルは、燃料電池回路118の様々なパラメータを見積もるために利用可能な数式又は他の情報を含んでよい。
エンジン112は、燃料を機械的パワーに変換してよい。これについて、エンジン112は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等であってよい。
バッテリ116は、電気エネルギを格納してよい。いくつかの実施形態では、バッテリ116は、バッテリ、フライホイール、スーパーキャパシタ、熱ストレージデバイス等の一以上のエネルギストレージデバイスを含んでいてよい。
燃料電池回路118は、電気エネルギを生成するための化学反応を促進する複数の燃料電池を含んでよい。例えば、燃料電池は、水素及び酸素を受け入れ、水素及び酸素間の反応を促進し、該反応に応答して電気を出力してよい。これについて、燃料電池回路118により生成された電気エネルギは、バッテリ116に蓄えられてよい。いくつかの実施形態では、車両100は、燃料電池回路118を含む多数の燃料電池回路を含んでよい。
モータジェネレータ114は、バッテリに蓄えられた電気エネルギ(又は、燃料電池回路118から直接受け取った電気エネルギ)を、車両100を推進するために利用可能な機械的パワーに変換してよい。モータジェネレータ114は更に、エンジン112又は車両100の車輪から受け取った機械的パワーを、エネルギとしてバッテリ116に蓄えられる、及び/又は、車両100の他の構成により用いられる電気に変換してよい。いくつかの実施形態では、モータジェネレータ114は、更に又は代えて、推力を生成可能なタービン若しくは他のデバイスを含んでよい。
さて図2に転じると、燃料電池回路118の付加的な詳細が描かれている。特に、燃料電池回路118は、空気取入口200、空気クリーナ202、コンプレッサ204、インタークーラ206、燃料電池スタック208、バイパス支流210、該バイパス支流210に沿って配置されたバイパス弁212、及び、制限弁214を含む。
空気取込口200は、例えば図1の車両100の外部等の周囲環境からの空気を受け入れてよい。いくつかの実施形態では、空気取込口200は、受け入れた空気からデブリをフィルタリングするフィルタを含んでよい。空気クリーナ202は、空気取込口200から受け入れた空気からデブリ及び不純物を取り除くことが可能なフィルタ又は他のデバイスを含んでよい。
コンプレッサ204は、空気に圧力をかけることが可能なターボコンプレッサ又は他のコンプレッサであってよい。これについて、コンプレッサ204は、クリーナ202から空気を吸引してよく、圧力をかけられた空気を出力してよい。
図3を簡単に参照して、模範的なコンプレッサ300が、図2のコンプレッサ204として用いられてよい。特に、コンプレッサ300は、吸引される空気が通り抜ける本体302を含む。複数のエーロフォイルを含んでよいインペラ304は、本体302内部に位置してよい。モータ306(又は、他のトルク源)は、シフト310を介したギアボックス308により受信されてよく、ある回転速度でのトルクを有する機械的パワーを生成してよい。ギアボックス308は、モータ306から受け取ったパワーを、異なるトルク及び回転速度を有するパワーに変換してよい。ギアボックス308からの機械的なパワーは、シャフト312を介してインペラ304に適用されてよい。コンプレッサ300により出力される気体の圧力は、インペラ304に適用される機械的なパワーのトルク及び速度に依存してよい。
図2の参照に戻り、燃料電池回路118は更に、インタークーラ206を含んでよい。インタークーラ206は、コンプレッサ204からの空気を受け入れてよく、例えば冷却剤等の流体も受け入れてよい。インタークーラ206は、空気から冷却剤に熱を移してよい、又は、冷却剤から空気へ熱を移してよい。これについて、インタークーラ206は、燃料電池回路118を通り抜ける空気流の温度を調整してよい。
燃料電池スタック208は、複数の燃料電池を含んでよい。複数の燃料電池は、水素をインタークーラ206からの空気と一緒に受け入れてよい。複数の燃料電池は、電気を生成する、空気中の酸素と水素との間の化学反応を促進してよい。
インタークーラ206からの空気は、例えば、空気流のいくらかが燃料電池スタック208を通り抜け、空気流のいくらかがバイパス支流210を通り抜けるように分岐されてよい。これについて、バイパス支流210を通り抜ける空気流は、燃料電池スタック208を通り抜けなくてよい。バイパス弁212は、調節可能な弁位置を有してよい。バイパス弁212の調節可能な弁位置は、バイパス支流210を通り抜ける空気流量を調節するために、同様に、燃料電池スタック208を通り抜ける空気流量を調節するために、制御されてよい。例えば、バイパス弁212が100パーセント(100%)閉じている場合、燃料電池回路118を通り抜ける空気流の全てが、燃料電池スタック208を通り抜ける。
議論は、燃料電池回路118を通り抜ける空気流を参照してよいけれども、当業者は、本発明の請求の範囲から逸れることなく、空気流の代わりに、他の気体流が用いられることを実現することができる。
制限弁214は同様に、調節可能な弁位置を有してよい。制限弁214の調節可能な弁位置は、燃料電池スタック208内の空気の圧力を調節するために制御されてよい。例えば、燃料電池スタック208内の圧力は、制限弁214が閉じられることにより増加してよく、制限弁214が開けられることにより減少してよい。
図1及び図2を参照して、コンプレッサ204、バイパス弁212及び制限弁214各々は、アクチュエータと考えられてよく、ECU102により制御されてよい。例えば、ECU102は、車両のドライバからのパワー要求を受信してよい(又は、自律型又は半自律型車両において、パワー要求を生成してよい)。ECU102は、パワー要求を、燃料電池回路118内の特定の位置での所望圧力又は空気流に対応する所望圧力値又は所望流量値に変換してよい。ECU102は、その後、所望圧力値又は所望流量値を達成するために、コンプレッサ204、バイパス弁212及び制限弁214各々を制御してよい。
燃料電池回路118は更に、流量センサ216及び圧力センサ218を含んでよい。流量センサ216は、コンプレッサ204を通り抜ける気体の流量(例えば質量流量等)を検出してよい。圧力センサ218は、インタークーラ206の出口での気体の圧力を検出してよい。
燃料電池回路118は更に、複数のパイプ220を含んでよい。例えば、複数のパイプ220は、取込口200から空気クリーナ202へ気体を輸送する第1パイプ222と、空気クリーナ202から流量センサ216まで気体を輸送する第2パイプ224とを含んでよい。いくつかの実施形態では、取込口200、空気クリーナ202及び流量センサ216の2以上がパイプなしに直接接続されていてよい。
さて図2及び4を参照して、ECU102は、燃料電池回路118を制御するために様々なプロセッサ又は機能を含んでよい。ECU102のプロセッサ又は機能は、ハードウェアにおいて実現(即ち、特定のハードウェアにより実行)されてよく、ソフトウェアにおいて実現されてよく(即ち、一般目的のECUがメモリに格納されているソフトウェアを走らせる)、或いは、ハードウェア及びソフトウェアの組合せにより実現されてよい。
特にECU102は、状態メディエータ400を含んでよい。状態メディエータ400は、所望圧力値及び又は所望流量値(即ち、目標圧力値及び目標流量値の少なくとも一方)に対応する制御信号402を受信してよい。制御信号402は、同様に、パワー要求に対応してよい。状態メディエータ400は、目標圧力値及び目標流量値を分析して、燃料電池回路118の機構に基づいて目標値を実現できるか否か、及び、燃料電池回路118の一以上の構成が目標値に合わせるための試みにおいて損傷する可能性があるか否か、を決定してよい。状態メディエータ400は、その後、調停された目標値404を出力してよい。
ECU102は更に、状態エスティメータ406を含んでよい。状態エスティメータ406は、調停された目標値404を、流量センサ216及び圧力センサ218により検出されたセンサデータ408と一緒に受信してよい。状態エスティメータ406は、燃料電池回路118の各構成(複数のパイプ220含む)に対応する現在の圧力値及び流量値を計算又は見積もってよい。状態エスティメータ406は、現在見積値410を出力してよい。いくつかの実施形態では、状態エスティメータ406は、調停された目標値404を決定又は調節してもよい。
ECU102は、パスコントローラ412も含んでよい。パスコントローラ412は、現在見積値410を、調停された目標値404と一緒に受信してよい。パスコントローラ412は、現在見積値410から調停された目標値404までの所望パスを識別してよい。パスコントローラ412は、現在見積値410から調停された目標値404までの所望パスに沿う所望中間目標414を決定及び出力してよい。
ECU102は、フィードフォワード及びフィードバック制御416も含んでよい。フィードフォワード及びフィードバック制御416は、所望中間目標414を、現在見積値410と一緒に受信してよい。フィードフォワード及びフィードバック制御416は、燃料電池回路118の複数のアクチュエータの操作を制御してよい制御信号418を決定及び出力してよい。
さて、図2、4、5A及び5Bを参照すると、現在見積値410を見積もる方法500は、システム101の構成により、例えば状態エスティメータ406等により、実行されてよい。ブロック502では、ECU102は、例えば調停された目標値404等の、アクチュエータの所望操作に対応する制御信号を決定又は受信してよい。例えば、制御信号は、燃料電池回路118の様々な位置での目標圧力値及び目標流量値を含む又は対応していてよい。上述したように、コンプレッサ204、バイパス弁212及び制限弁214は、燃料電池回路118の圧力値及び流量値を調節するために制御されてよい。
ブロック504では、流量センサ216及び圧力センサ218は、コンプレッサ204を通り抜ける気体の現在質量流量値と、インタークーラ206の出口での気体の圧力に対応する現在圧力値とを検出してよい。
ブロック506では、ECU102は、構成の特性、アクチュエータの設定、及び、流量センサ216により検出された質量流量に基づいて、燃料電池回路の構成を通り抜ける気体の質量流量値を計算してよい。直列に接続された複数の構成を通り抜ける質量流量は、相対的に一定のままであるので、流量分離226から上流の全てのパイプと一緒に、取込口200、クリーナ202、コンプレッサ206及びインタークーラ206各々を通り抜ける質量流量は、流量センサ216により検出された質量流量と等しいと、仮定することができる。
ブロック506のサブブロックであってよいブロック508では、ECU102は、前バイパス圧力値に基づいて、バイパス支流210の気体の質量流量値又は他の流量値を計算してよい。ECU102は、各期間における燃料電池回路118の各構成での流量値及び圧力値を計算してよい。例えば、各期間は、0.04秒、0.08秒、0.16秒等であってよい。
ECU102は、バイパス支流210を通り抜ける流体の以前に計算された圧力を有するので、ECUは、バイパス支流210を通り抜ける現在流量を計算するために、前の期間において計算された前計算圧力値を用いてよい。例えば、ECUは、圧力値としての前計算バイパス圧力値を用いる、バイパス支流を通り抜ける現在流量を計算するための、後述する式1、2、3及び4の一以上を用いてよい。方法500の最初の繰り返しの間、ECU102は、前代入開始圧力値に基づいて、現在流量値を計算してよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、加えて又は代えて、前決定燃料電池圧力値に基づいて、燃料電池スタック208を通り抜ける現在流量値を計算してよい。
いくつかの状況では、バイパス弁212は閉じられていてよい、即ち、バイパス支流210を通り抜ける空気流が制限されていてよい。このような状況では、ECU102は、燃料電池スタック208を通り抜ける質量流量が、流量センサ216により検出された質量流量と等しいと仮定してよい。
ECU102は、バイパス支流210を通り抜ける流量と燃料電池スタック208を通り抜ける流量との和が、流量センサ216により検出された質量流量と等しいと仮定してよい。これについて、ECU102は、流量センサ216により検出された質量流量から、バイパス支流210を通り抜ける流量を引くことにより、燃料電池スタック208を通り抜ける現在流量値を計算してよい。
ブロック510では、ECU102は、燃料電池スタック208から出力される電流量を計算又は受信してよい。例えば、一以上のセンサ(図示せず)が燃料電池スタック208に接続されていてよく、電流出力レベルを検出してよい。他の例として、ECU102は、例えば、燃料電池スタック208を通り抜ける空気流、燃料電池スタック208のパワー要求等の様々な入力に基づいて、燃料電池スタック208により出力される電流量を計算するための論理を含んでいてよい。
ブロック512では、ECU102は、燃料電池スタック208により出力される電流に基づいて、燃料電池スタック208での気体のモル分率を決定又は計算してよい。モル分率は、気体における各構成がどの程度であるかを示す比又は分数に対応している。例えば、気体が空気であるとき、モル分率は、空気中の酸素のパーセンテージ、空気中の窒素のパーセンテージ、等を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、燃料電池スタック208へ流入する気体が標準的な空気であり、21%の酸素と、79%の窒素とを含むと仮定してよい。ECU102はその後、燃料電池スタック208により消費される酸素量を計算するため、燃料電池スタック208の膜を横断する水素量を計算するため、並びに、燃料電池スタック208のカソードで創られる液体の水及び/又は水蒸気の量を計算するために、一以上の式又はルックアップテーブルを用いてよい。例えば、カソードで創られる液体の水及び/又は水蒸気の量は、燃料電池スタック208で作られる電流要求の関数であってよい。ルックアップテーブル/式の結果に基づいて、ECU102は、燃料電池スタック208により出力される気体のモル分率を計算してよい。
燃料電池スタック208は、水に加えて残りの気体を出力するので、ECU102は、燃料電池スタック208へ流入する気体の質量流量が、燃料電池スタック208による酸素の消費にかかわらず、燃料電池スタック208から流出する気体の質量流量と同じであると仮定してよい。
しかしながら、燃料電池スタック208による酸素の消費は、燃料電池スタック208により出力される気体が、燃料電池スタック208により受け入れられる気体とは異なる粘度を有する結果であることが多い。これについて、及び、ブロック514では、ECU102は、計算されたモル分率に基づいて、燃料電池スタックにより出力される気体の粘度を決定するために、式又はルックアップテーブルを用いてよい。後述するように、気体の粘度は、燃料電池回路118のあらゆる位置での気体の圧力を決定するために用いられるレイノルズ数に影響を及ぼす。
ブロック516では、ECUは、燃料電池回路118の各構成を吹き抜ける気体のレイノルズ数を決定してよい。例えばECU102は、レイノルズ数を決定するために、下記の式1と同様の式を用いてよい。
Figure 0007144299000001
式1において、Reは、レイノルズ数を表しており、mは、ブロック506及び508において決定された質量流量を表しており、Dは、気体が吹き抜け可能な構成(アクチュエータ及びパイプ220含む)の直径を表しており、Aは、気体が吹き抜け可能な構成の断面領域を表しており、μは、ブロック514において計算された動的粘度を表している。D及びAは、各構成について既知の値であり、メモリに格納されていてよい。
ブロック518では、ECU102は、レイノルズ数に基づいて、各構成を通り抜ける気体の層流、乱流又は混合流量値を計算してよい。例えば、流量値は、ダルシー摩擦要素値として提供されてよい。ECU102は、レイノルズ数に基づいて、各構成を通り抜ける流れが、層流、乱流又は混合流(即ち、層流と乱流との組合せ)であるかを決定してよい。例えば、レイノルズ数が上限流量閾値より大きければ、流れは、圧力及び流速の無秩序な変化により特徴づけられた流れを意味する、乱流である。レイノルズ数が下限流量閾値より小さければ、流れは、層間の分裂がわずかである又は全くない平行な層で気体が流れることを意味する、層流である。レイノルズ数が下限流量閾値と上限流量閾値との間であれば、流れは、層流及び乱流両方の特徴を示し、混合流になると考えられる。上限流量閾値は、流れが純粋な乱流であるか否かを示す閾値である(対応するレイノルズ数が上限流量閾値より大きい場合、流れは純粋な乱流である)。下限流量閾値は、流れが純粋な層流であるか否かを示す閾値である(対応するレイノルズ数が下限流量閾値より小さい場合、流れは純粋な層流である)。
流れが、層流、乱流又は混合流であるかが決定された後、ECU102は、下記の式2及び3を用いて流量値を計算してよい。式2は、流れが乱流の場合に用いられ、式3は、流れが層流である場合に用いられ、式2及び3は、流れが混合である場合に用いられる。
Figure 0007144299000002
式2において、fは、対応する流れの型(即ち、乱流)についてのダルシー摩擦要素を表している。Reは、ブロック516において計算されたレイノルズ数を表している。Roughnessは、それを介して気体が流れ、物質の性質が知られている物質の粗さに対応する。Dは、そこを介して気体が流れてよい構成(アクチュエータ及びパイプ220を含む)の直径を表している。
Figure 0007144299000003
式3において、fは、対応する流れの型(即ち、層流)についてのダルシー摩擦要素を表しており、Reは、ブロック516において計算されたレイノルズ数を表している。
レイノルズ数が、流れが混合流であることを示していれば、ECU102は、層流についてのダルシー摩擦要素と乱流についてのダルシー摩擦要素との間での(即ち、式2及び3の結果の)線形補間を用いて流れの値を計算してよい。補間は、上限流量閾値と下限流量閾値との間のレイノルズ数の位置に基づいていてよい。例えば、下限流量閾値よりも上限流量閾値に近いレイノルズ数の補間では、乱流についてのダルシー摩擦要素により大きな重みづけがされてよい。他の例として、レイノルズ数が、上限流量閾値と下限流量閾値との間で正比例するのであれば、全体的な流れについてのダルシー摩擦要素は、層流についてのダルシー摩擦要素と乱流についてのダルシー摩擦要素との平均に等しくなるだろう。
ブロック520では、ECU102は、層流値、乱流値又は混合流値に基づいて、パイプ220を含む各構成の入口及び出口での圧力値を計算してよい。特に、流れが純粋な層流又は純粋な乱流であれば、ECU102は、下記の式4を用いて圧力値を計算してよい。
Figure 0007144299000004
式4において、ΔPは、構成の入口と該構成の出口との圧力差に対応する、構成に関する圧力損失を表している。Lは、そこを介して気体が流れる構成の長さを表している。Leは、そこを介して気体が流れる構成の等価長さを表している。Rは、気体の比気体定数を表しており、Joules/mol×Kelvinの値を有する。Tupは、構成の高圧力側(即ち、他の側よりも高い圧力を経験する又は現在経験している側)での気体の温度を表している。fは、ブロック518において計算された流れのダルシー摩擦要素を表している。Dは、そこを介して気体が流れてよい、構成の直径を表しており、Aは、そこを介して気体が流れてよい構成の部分の断面領域を表している。Pupは、構成の高圧力側での気体の圧力を表している。
流れが混合流であれば、ECU102は、下記の式5を用いて圧力値を計算してよい。
Figure 0007144299000005
式5において、ΔPは、構成の入口と該構成の出口との圧力差に対応する、構成に関する圧力損失を表している。Returbは、上限流量閾値を表しており、Relamは、下限流量閾値を表しており、両方ともブロック518を参照して上述した。Reは、ブロック516において計算されたレイノルズ数を表している。mは、ブロック506及び508において決定された質量流量を表している。Lは、そこを介して気体が流れる構成の長さを表している。Leは、そこを介して気体が流れる構成の等価長さを表している。Rは、気体の比気体定数を表しており、Joules/mol×Kelvinの値を有する。Tupは、構成の高圧力側での気体の温度を表している。fは、ブロック518において計算された流量値を表している。Dは、そこを介して気体が流れてよい、構成の直径を表しており、Aは、そこを介して気体が流れてよい構成の部分の断面領域を表している。Pupは、構成の高圧力側での気体の圧力を表している。
式4及び5は、上述の圧力損失を提供するが、構成の入口及び出口での比圧力値ではない。しかしながら、ECU102は、計算された圧力損失と、圧力センサ218により検出された圧力と、取込口200の入口232及び弁212、214の出口での圧力が環境圧力に等しいとの仮定とに基づいて、比圧力値を計算又は決定してよい。
例えば、構成204に入口228及び構成204の出口230での気体の圧力を見つけるために、ECU102は、先ず、取込口200、第1パイプ222、クリーナ202及び第2パイプ224に関する圧力損失を決定してよい。次に、ECU102は、取込口200の出口236での圧力を決定するために、取込口200に関する圧力損失を環境圧力に加える又はから引いてよい。ECU102は、構成204の入口228での圧力がわかるまで、第1パイプ222、クリーナ202及び第2パイプ224の入口及び出口圧力を決定するために、このやり方を継続してよい。
ECU102は、その後、第3パイプ238、インタークーラ206及び第4パイプ240に関する圧力損失を決定してよい。ECU102は、その後、インタークーラ206の入口242での圧力を決定するために、圧力センサ218により検出された圧力から第4パイプ240に関する圧力損失を引く又は加えてよい。ECU102は、構成204の出口230での圧力がわかるまで、このように続けてよい。
ECU102は、燃料電池スタック208、弁212、214及びその間のパイプの入口及び出口での絶対圧力値を決定するために同様の戦略を用いてよい。
ブロック522において、ECUは、計算値の変化率を制限するために、レートリミッタを実行してよい。燃料電池回路118内の気体は、動的圧縮率を経験してよく、それ故、構成間で遅延が経験されてよい。動的圧縮率が流量値及び圧力値に影響し損ねるという仮定に基づき、値を計算するために複数の式が用いられるので、計算値は、測定値から時折異なることがある。これについて、レートリミッタが、このような遅延の理由の説明となってよい。例えば、レートリミッタは、コンプレッサ204が空気を圧縮し始めてから、出口230での圧力が特定値に到達するまでに生じるいくつかの遅延という事実に起因して、コンプレッサ204の出口230での圧力の変化率を、特定の変化率に制限してよい。
さて、図2、4、6A及び6Bを参照すると、方法600は、ECU102のパスコントローラ412の機能を実行するために用いられてよい。方法600は、例えばECU102、図1のメモリ104等のシステム101の様々な構成により実行されてよい。
ブロック602では、多数のマップがメモリに格納されてよい。マップは、速度マップ、コンプレッサ流量マップ、コンプレッサ圧力比マップ、燃料電池流量率マップ及びコンプレッサトルクマップを含んでいてよい。
図7を簡単に参照して、速度マップ700が示されている。速度マップ700は、燃料電回路のコンプレッサに対応し、コンプレッサを通り抜ける質量流量に対応するX軸と、コンプレッサを横切る圧力比に対応するY軸と、コンプレッサの異なる速度(例えば角速度等)に対応する複数の速度線702とを有する。コンプレッサの所望状態変化は、速度マップ700上にプロットされてよい。図示するように、開始状態は、開始状態704に示されており、最終目標状態は、最終目標状態706に示されている。コンプレッサが、開始状態704から最終目標状態706まで遷移すると、圧力比、質量流量及びコンプレッサ速度の三つ全ての値が減少する。
速度マップ700は更に、サージ領域710及びストール領域720を含んでいる。サージ領域710又はストール領域720内になることは、コンプレッサの現在の状態にとって望ましくない。これについて、現在の状態が受け入れ可能領域714にとどまるように、コンプレッサの応対変化が制御されることが望ましい。
速度マップ700は、サージパス716、ストールパス718及び中間パス720を含む2以上のパスを含んでいてよい。パス716、718、720各々は、ゼロ速度状態722から最大速度線724に延びており、コンプレッサの所望状態進行を表してよい。
図6Aの簡単な参照に戻り、コンプレッサ流量、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルクの一つは、導入又は参照状態として参照されてよい。参照状態は、システムに対する状態の重要性又はハードウェアのプロテクションに対する状態の重要性に基づいて選択されてよい。いくつかの実施形態では、参照状態は、コンプレッサ空気流であってよい。残留状態は、導入状態に基づいてその進行が規定されることを意味する追従状態であってよい。
図7及び8を参照すると、コンプレッサ流量マップ800の模範的なセットが示されている。コンプレッサ流量マップ800のセットは、サージパス716に対応するサージコンプレッサ流量マップ802、中間パス720に対応する中間コンプレッサ流量マップ804、及び、ストールパス718に対応するストールコンプレッサ流量マップ806を含んでいてよい。図8に示すコンプレッサ流量マップ800各々は、圧力比、質量流量率及びコンプレッサ速度が減少する状況に対応している。メモリは、圧力比、質量流量率及びコンプレッサ速度が増加する状況に対応するコンプレッサ流量マップの追加セットを格納してよい。これについて、ECUは、コンプレッサ速度が減少しているときにコンプレッサ流量マップ800のセットを選択してよく、コンプレッサ速度が増加しているときにコンプレッサ流量マップの代わりのセットを選択してよい。
開始状態が、サージパス716、中間パス720及びストールパス718のいずれかの上に位置している場合、ECUは、対応するコンプレッサ流量マップを選択してよい。例えば、開始状態が中間パス720上にある場合、ECUは、コンプレッサ流量率を制御するために、中間コンプレッサ流量マップ804を選択してよい。
メモリは、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルク各々ついて同様のマップのセットを格納してよい。
図示するように、コンプレッサ流量マップ800各々は、正規化されており、正規化参照進行(NRP又は正規化参照状態値)に対応する0から1までの正規化されたY軸値を有する。これについて、マップ800は、(0に対応する)開始状態から(1に対応する)最終目標状態までのコンプレッサ空気流状態の所望パスを提供してよい。コンプレッサ空気流状態は導入状態であるので、コンプレッサ流量マップ800のX軸は時間に対応している。
簡単に図9を参照すると、模範的な燃料電池流量率マップ902が示されている。燃料電池流量率状態は、コンプレッサ空気流の達成率に基づく進行を意味する追従状態である。図示するように、燃料電池流量率マップ902のY軸は、正規化追従進行(NFP又は正規化追従状態値)に対応する正規化値0から1までを有する。しかしながら、燃料電池流量率状態は、追従状態であるので、燃料電池流量率マップ902のX軸は、コンプレッサ空気流の正規化参照進行(NRP)に対応する。これについて、燃料電池流量率の進行は、正規化参照進行に基づいて制御される。
図4、6A及び6Bの参照に戻り、ブロック604では、ECU102は、コンプレッサ流量率、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルク各々についての最終目標値を決定又は受信してよい。例えば、最終目標値は、状態メディエータ400から受信してよい。最終目標値は、例えばアクセルペダルの踏下等のドライバ入力に対応する、又は、自律型又は半自律型車両においてECU102による制御に対応する、燃料電池スタックのパワー要求に基づいて設定されてよい。
ブロック606では、ECU102は、コンプレッサ流量率、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルク各々についての開始値又は現在値を決定してよい。例えば、ECU102は、状態エスティメータ406、又は、フィードフォワード及びフィードバック制御416からのアクチュエータ制御信号418からの一以上の見積値410に基づいて、現在値を決定してよい。
ブロック608では、ECU102は、最終目標値が開始値又は現在値より大きければ、コンプレッサ流量率、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルク各々についてのマップの第1セットを選択してよく、最終目標値が開始値又は現在値より小さければ、マップの第2セットを選択してよい。例えば、図7及び8を参照して、ECUは、マップ800のセットを選択してよい、なぜなら、最終目標状態706が開始状態704より小さいからである。最終目標状態が開始状態より大きい状況において、ECUは、コンプレッサ流量マップの第アイセットを選択してよい。
図4、6A及び6Bの参照に戻り、ECU102は、速度マップの第1パス及び第2パス間で現在コンプレッサ流量率を補間することにより、正規化コンプレッサ流量値を補間してよい。例えば、図7を参照して、ECUは、ストールパス718及び中間パス720間で、なぜなら開始状態704に最も近い2本だから、開始状態704の現在コンプレッサ流量率を補間することにより、正規化コンプレッサ流量値を決定してよい。
図4、6A及び6Bの参照に戻り、ECU102は、正規化コンプレッサ流量値に基づいて、コンプレッサ流量率、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルクについての補間マップを創ってよい。例えば、図7及び8を参照すると、正規化コンプレッサ流量値は、ストールパス718に基づくべき75%の制御(又は補間)パスと中間パス720に基づくべき25%の制御パスとを示してよい。
この決定に基づいて、ECU102は、正規化コンプレッサ流量値に基づき、中間コンプレッサ流量マップ804及びストールコンプレッサ流量マップ806間を補間することにより、補間コンプレッサ流量マップ810を創ってよい。これについて、ストールコンプレッサ流量マップ806と中間ンコンプレッサ流量マップ804とを組み合わせることにより、更に、ストールコンプレッサ流量マップ806に75%、中間コンプレッサ流量マップ804に25%の重みづけをすることにより、補間コンプレッサ流量マップ810が創られてよい。補間コンプレッサ流量マップ810は、特定開始状態704に基づくコンプレッサ流量率の所望進行を示してよい。ECU102は、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルク各々についての補間マップを同様に創ってよい。
図4、6A及び6Bの参照に戻り、ECU102は、補間コンプレッサ流量マップを、下記の式6と一緒に用いて、中間目標コンプレッサ流量率を決定してよい。ECUは、ブロック604において、最終目標コンプレッサ流量率が決定又は受信されてから経過した時間にも基づいて、中間目標コンプレッサ流量率を決定してよい。
例えば、図4、6A、6B及び8を参照して、ECU102は、先ず、最終目標コンプレッサ流量率を決定してからの経過時間を識別し、その後、補間コンプレッサ流量マップ810上の対応位置をつきとめてよい。例えばECU102は、0.2秒進行したと識別し、0.2秒に対応する正規化参照進行値が0.2であると決定してよい。
ECU102は、中間目標コンプレッサ流量率を決定するために、下記の式6において0.2の正規化参照進行値を用いてよい。
Figure 0007144299000006
式6において、Int_tgt_comp_flowは、中間目標コンプレッサ流量率を表している。startは、ブロック606において決定された開始コンプレッサ流量率に対応しており、targetは、ブロック604において決定された最終目標コンプレッサ流量率に対応している。NRPは、正規化参照進行値を表している。
図4、6A及び6Bの参照に戻り、ブロック616では、ECU102は、開始コンプレッサ流量率から最終目標コンプレッサ流量率までのコンプレッサ流量率の達成率を決定してよい。いくつかの実施形態では、達成率は、正規化参照進行値に対応又は同じであってよい。これについて、達成率は、 ブロック616に代えて又は加えて、ブロック614において識別又は決定されてよい。
ブロック618では、ECU102は、対応する補間マップ、開始値、目標値及び達成率に基づいて、追従状態についての中間目標値を決定してよい。
再度図9を参照して、補間コンプレッサ流量マップ810は、基準として示されている、又は、状態マップを導く。燃料電池流量率マップ902は、補間燃料電池流量率マップ902と同様であってよく、追従状態マップであってよい。更に、補間コンプレッサ圧力比マップ904も追従状態マップとして示されてよい。コンプレッサ加速は示されていないけれど、追従状態として考慮されてよく、一以上の対応するコンプレッサ加速マップを含んでいてよい。
図示するように、燃料電池流量率マップ902及びコンプレッサ圧力比マップ904の両方は、コンプレッサ流量(X軸)の正規化参照進行に基づく、正規化追従進行値(Y軸)で示されている。例えば、0.2秒後、コンプレッサ流量率(即ち、達成率)に対応する正規化参照進行は、0.2の値(即ち、20%達成を示す)を有してよい。中間目標燃料電池流量率を決定するために、ECU102は、先ず、0.2の正規化参照進行値を、約0.75の正規化追従進行(NFP)値を提供する、燃料電池流量率マップ902に適用してよい。
ECU102は次に、開始燃料電池流量率値と、最終目標燃料電池流量率値と、燃料電池流量率マップ902からの正規化追従進行とを、下記の式7に適用してよい。
Figure 0007144299000007
図6A及び6Bの参照に戻り、式7において、Int_tgt_fc_flowは、中間目標燃料電池流量率を表している。startは、ブロック606において決定された開始燃料電池流量率に対応しており、targetは、ブロック604において決定された最終目標燃料電池流量率に対応している。NFPは、燃料電池流量率の正規化追従進行値を表している。
ブロック620では、ECU102は、中間目標値に基づいて、燃料電池回路のアクチュエータ(コンプレッサ及び弁を含む)を制御してよい。例えば、ECU102は、コンプレッサ流量率、コンプレッサ圧力比、燃料電池流量率及びコンプレッサトルクに基づいて、コンプレッサ、バイパス弁及び制限弁のうち少なくとも一つを制御してよい。
ブロック622では、ECU102は、中間目標値が、最終目標値又は、決定若しくは受信された新たな最終目標値と同じになるまで、中間目標値を決定し、中間目標値に達するためにアクチュエータを制御することを継続してよい。
いくつかの実施形態では、コンプレッサ加速は、例えば、ECU102が、補間マップ、開始値、目標値及び達成率に基づいて、コンプレッサ加速についての中間目標値を決定してよい、付加的な追従状態であってよい。加速率は、コンプレッサの所望加速率として、コンプレッサの所望加速トルクとして、又はその両方として提供されてよい。いくつかの実施形態では、図2のパスコントローラ412は、追従状態としての所望加速を設定する以外の方法を用いて、所望加速を決定してよい。
さて図10を参照すると、図6A及び6Bの方法600の模範的な使用法が示されている。図10は、補間コンプレッサ流量マップ810、補間圧力比マップ904、及び、3つの異なる時間での中間目標圧力比値をプロットするグラフ1006を描いている。第1列1000は、0秒での状態を描いており、第2列1002は、0.3秒での状態を描いており、第3列1004は、0.6秒での状態を描いている。
第1列1000に示すように、時間が0に等しいので、補間コンプレッサ流量率マップ810上の正規化参照進行は、0である。従って、補間圧力比マップ904の正規化追従進行も、正規化参照進行が0になるので、0である。それ故、これらの値の式7への代入は、開始値に対応する(なぜなら、正規化追従進行値は0、期間(target-start)*NFPも0、それ故、startとして式7の結果が残る)約2.8の中間目標値を生じる。
第2列1002に示すように、補間コンプレッサ流量マップ810上の正規化された参照進行は、0.3秒を補間コンプレッサ流量マップ810に適用することにより決定された約0.4である。従って、補間圧力比マップ904の正規化された追従進行は、0.4の正規化参照進行値に対応する、約0.65と等しい。それ故、これらの値の式7への代入は、約1.3の中間圧力比目標値を生じる。
第3列1004に示すように、補間コンプレッサ流量マップ810上の正規化参照進行は、0.6秒を補間コンプレッサ流量率マップ810を適用することにより決定された、1である。従って、補間圧力比マップ904の正規化追従進行は、1の正規化参照進行値に対応する1に等しい。それ故、これらの値の式7への代入は、1の中間圧力比目標値を生じる。従って、図6A及び6Bの方法600は、中間圧力比目標値が最終目標圧力比値と等しくなることに起因して、終了する又は再スタートしてよい。
さて、図2、4及び11を参照すると、方法1100は、制限弁214及びバイパス弁212どちらかのフィードフォワード制御を実行するため、例えばフィードフォワード及びフィードバック制御416により、ECU102により実行されてよい。これについて、方法1100の第1の例は、制限弁214のフィードフォワード制御を実行することに用いられてよく、方法1100の第2の例は、バイパス弁212のフィードフォワード制御を実行することに用いられてよい。
ブロック1102では、ECU102は、燃料電池回路内の気体の所望圧力を決定又は受信してよい。例えば、所望圧力は、燃料電池スタック208の入口244又は出口246、コンプレッサ204の入口228又は出口230、等での、所望圧力に対応していてよい。例えば、所望圧力は、状態メディエータ400により決定されてよく、制御信号402に基づいていてよい。
ブロック1104では、ECU102は、ブロック1102において決定又は受信された気体の所望圧力に基づいて、対応する弁(制限弁214及びバイパス弁212のいずれか)を通り抜ける気体の所望質量流量率を決定してよい。例えば、所望圧力は、燃料電池スタック208の出口246での所望圧力に対応してよい。これについて、ECU102は、所望圧力に到達するために、燃料電池スタック208の出口246での圧力を生じる制限弁214を通り抜ける気体の所望質量流量を計算してよい。例えば、ECU102は、上述の式4と同様の式を用いて、所望質量流量率を決定してよい。
いくつかの実施形態では、パスコントローラ412は、弁を通り抜ける気体の所望質量流量率を決定してよい。所望質量流量率は、パスコントローラ412により決定された中間目標質量流量率に対応していてよい。例えば、パスコントローラ412は、燃料電池回路118の構成(例えば、バイパス弁212及び制限弁214)を通り抜ける気体の所望圧力値及び所望質量流値を指示又は提供してよい。
いくつかの実施形態では、状態エスティメータ406は、現在は不明であり、システムが目標状態に到達した場合、各構成での圧力値及び流量値を計算又は決定する、燃料電池回路118の各構成での圧力値及び流量値を計算又は決定してよい。例えば、状態エスティメータ406は、対応する弁が所望質量流量率に設定された場合、各構成での圧力値及び流量値を計算又は決定してよい。
ブロック1106では、ECU102は、弁を吹き抜ける気体に対応する現在レイノルズ数を決定してよい。例えば、ECU102は、上述の式1と同様の式を用いて、現在レイノルズ数を決定してよい。
ブロック1108では、ECU102は、現在の層流、亜音速流又はチョークド流を決定してよい。例えば、ECU102は、レイノルズ数に基づいて、現在の層流、亜音速流又はチョークド流を決定してよい。最初、ECU102は、弁を通り抜ける流れが、層流、亜音速流又はチョークド流であるかを決定してよい。レイノルズ数が、値の第1範囲内である場合、ECU102は、流れを層流と決定してよい。レイノルズ数が、値の第2範囲内である場合、ECU102は、流れを亜音速と決定してよい。レイノルズ数が、値の第3範囲内である場合、ECU102は、流れをチョークドと決定してよい。
流れが、層流、亜音速流又はチョークド流であるかが決定された後、ECU102は、下記の式8乃至10の一以上を用いて、特定の流量値を決定してよい。
Figure 0007144299000008
式8は、流れが層流である場合に用いられる。式8において、Ψは、層流値を表している。γは、弁を吹き抜ける気体の比熱比を表しており、一定圧力での気体の比熱に対する一定体積での気体の比熱の比に対応している。Blamは、流れが層流であると仮定した上述の圧力比を表している。Pは、対応する弁の低圧側での気体の圧力を表しており、Pは、対応する弁の高圧側での気体の圧力を表している。
Figure 0007144299000009
式9は、流れが亜音速流である場合に用いられる。式9における変数は、式8における対応する変数と同じ意味を有する。ただし、Ψは、亜音速流値を表している。
Figure 0007144299000010
式10は、流れがチョークド流である場合に用いられる。式10における変数は、式8における対応する変数と同じ意味を有する。ただし、Ψは、チョークド流値を表している。新たに導入された変数Bcrは、臨界圧力比を表しており、下記の式11を用いて計算されてよい。
Figure 0007144299000011
式11において、γは、上述した式8と同じ意味である。
現在の層流、亜音速流又はチョークド流が決定された後、ECU102は、ブロック1110において、所望質量流量率に到達するための所望弁領域を計算してよい。所望弁領域は、そこを介して気体が流れてよい弁の断面領域に対応している。断面領域は、弁位置を調整することにより変化されてよい。ECU102は、所望弁領域について書き式12を解いてよい。
Figure 0007144299000012
式12において、mは、所望質量流量率である。Cdは、排出係数である。Aは、ECU102により解かれる所望弁領域である。Rは、特定の気体定数である。Tは、弁の高圧側での温度であり、Pは、弁の高圧側での圧力である。Ψは、ブロック1108において計算された現在の層流、亜音速流又はチョークド流である。
図1のメモリ104は、弁位置に対応する所望弁領域に関するマップ又は関数を格納していてよい。これについて、ブロック1112では、ECU102は、ブロック1110において計算された所望弁領域と、所望弁領域に対応する所望弁位置を決定するマップ又は関数とを比較してよい。状態が異なっていると、所望弁位置を有する弁を生じることが、所望弁領域を有する弁を生じ、それ故、弁を通り抜ける所望質量流量を達成する。
いくつかの実施形態では、機能は、ECU102が、所望弁位置を決定するための所望弁領域を用いて式を解くように、式を含んでいてよい。例えば、ECU102は、所望弁位置を解くために、又は、所望弁位置を伴う所望弁領域に関するマップの中に場所を占めるために、下記の式13と同様の式を用いてよい。
Figure 0007144299000013
式13において、Aは所望弁領域である。図12を簡単に参照して、バイパス弁212又は制限弁214と同様又は同一の模範的な弁1200が、式の様々なパラメータを描くために示されている。式13において、Dは、弁1200の直径1202である。Aは、スロットルリーク領域である。cは、独立変数であり下記の式14により示される。
Figure 0007144299000014
式14において、aは、下記の式15により提供され、bは、下記の式16により提供される。
Figure 0007144299000015
式15において、tは弁1200のスロットルシャフト径1204として描かれたスロットルシャフト径である。Dは、直径1202を表している。
Figure 0007144299000016
式16において、αは、弁板1210と長手軸1212との間の角度1208であり、弁1200のスロットル角に対応している。αは、弁板1210と、軸1212に垂直な線1214との間の角度1206であり、閉スロットル角に対応している。α及びαは、ラジアンで測定されてよい。
図2、4及び11の参照に戻り、ECU102は、所望弁位置を決定するために式13-16を解いてよい。例えば、ECU102は、先ず、A即ち所望弁領域について式13を解いてよい。Aの値に基づいて、ECU102は、次に、bの値を識別するために式14を解いてよく、αについて式16を解いてよい。
ECU102が所望弁位置を決定した後、ECUは、ブロック1114において、所望弁位置を有するように、弁を制御してよい。これについて、ECUが所望弁位置を有するように弁を制御した後に、弁を通り抜ける質量流量は、ブロック1104において決定された所望質量流量に近くなってよい。ECU102は、バイパス弁212について一度方法1100を実行してよく、制限弁214について再度方法1100を実行してよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、方法1100の二つの例を同時に実行してよい(即ち、バイパス弁212についての方法1100の第1の例を実行するとともに、同時に、制限弁214についての方法1100の第2の例を実行してよい)。
さて、図2、4、13A及び13Bを参照して、方法1300は、例えばフィードフォワード及びフィードバック制御416において、コンプレッサ204のフィードフォワード制御を実行するために、ECU102により用いられてよい。コンプレッサ204の制御は、速度制御及びトルク制御の両方を含んでよい。方法1300は、速度制御及びトルク制御を、一方の後に他方が起こるように描いているが、当業者は、速度制御及びトルク制御が同時に実行されてよく、又は、相前後して実行されてよいことを実現できるだろう。
ブロック1302では、例えば図7の速度マップ700等の速度マップは、メモリに格納されていてよい。速度マップは、所望又は目標コンプレッサ速度に対応する、所望コンプレッサ流量率及び所望コンプレッサ圧力比に関連してよい。
ブロック1304では、ECU102は、所望コンプレッサ流量率と、コンプレッサ204を横切る圧力比に対応する所望コンプレッサ圧力比とを決定又は受信してよい。例えば、所望コンプレッサ流量率及び所望コンプレッサ圧力比は、パスコントローラ412から受信されてよい。
ブロック1306では、ECU102は、所望流量率及び所望圧力比を、所望コンプレッサ速度を決定するために、速度マップと比較してよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、所望流量率及び所望圧力比に基づいて所望コンプレッサ速度を計算してよい。
所望コンプレッサ速度が計算された後、ECU102は、ブロック1308において所望コンプレッサ速度を達成するために、コンプレッサ204を制御してよい。
ブロック1310では、ECU102は、現在の時間ステップでの所望コンプレッサ速度に対応する現在所望コンプレッサ速度を決定又は受信してよい。例えば、現在所望コンプレッサ速度は、パスコントローラ412から受信されてよい。
ブロック1312では、ECU102は、未来の時間ステップに対応する未来の所望コンプレッサ速度を決定又は受信してよい。いくつかの実施形態では、未来の時間ステップは、現在の時間ステップの直後の時間ステップであってよく、いくつかの実施形態では、未来の時間ステップは、現在の時間ステップを越えた多数の時間ステップであってよい。未来の所望コンプレッサ速度は、同様に、パスコントローラ412から受信されてよい。
ブロック1314において、ECU102は、現在所望コンプレッサ速度と、未来の所望コンプレッサ速度との間の速度差を計算してよい。
例えば、図13A、13B及び14を参照して、制御システム1400は、ブロック1310乃至ブロック1314の操作を実行するために用いられてよい。特に、所望コンプレッサ速度1402は受信されてよい。所望コンプレッサ速度1402は、コンパレータ1404により受信されてよい。所望コンプレッサ速度1402は、同様に、第1ユニット遅延ブロック1406及び第2ユニット遅延ブロック1408により受信されてよい。第1ユニット遅延ブロック1406及び第2ユニット遅延ブロック1408各々は、一以上の時間ステップで、受信された所望コンプレッサ速度1402を遅延してよい。これについて、第2ユニット遅延ブロック1408の出力は、前所望コンプレッサ速度1410として参照されてよく、所望コンプレッサ速度1402は、前所望コンプレッサ速度1410より後の時点に対応する現在所望コンプレッサ速度1402として参照されてよい。いくつかの実施形態では、第2ユニット遅延ブロック1408の出力は、現在所望コンプレッサ速度として参照されてよく、所望コンプレッサ速度1402は、所望コンプレッサ速度1402が、第2ユニット遅延ブロック1408により出力された速度に関連する未来における所望速度に対応しているという事実に起因して、未来所望コンプレッサ速度として参照されてよい。
コンパレータ1404は、前(又は現在)所望コンプレッサ速度1410と、現在(又は未来)所望コンプレッサ速度1402とを比較してよく、両者間の差分に対応する速度差1412を出力してよい。
図2、4、13A及び13Bの参照に戻り、ブロック1316では、ECU102は、現在の時間ステップと未来の時間ステップとの間の、両者間の時間量に対応する、時間遅延を決定してよい。
ブロック1318では、ECU102は、コンプレッサの所望加速率を決定又は受信してよい。所望加速率は、ブロック1314において決定された速度差と、ブロック1316において決定された時間遅延とに対応していてよい。特に、ECU102は、時間差を時間遅延により割ってよい。この割り算の結果は、所望加速率に対応する加速の単位を提供する。
いくつかの実施形態では、上述の如く、パスコントローラ412は、所望加速率として用いられてよい中間目標コンプレッサ加速値を提供してよい。これについて、ブロック1310乃至1318は、パスコントローラ412から所望加速率を受信するブロックで置き換えられてよい。いくつかの実施形態では、パスコントローラ412は、所望加速率に代えて又は加えて、コンプレッサの所望加速トルクを提供してよい。
ブロック1320では、ECUは、ブロック1318において決定された所望加速率に基づいて、コンプレッサの所望加速トルクを決定してよい。特に、ECU102は、コンプレッサ204の所望加速トルクを決定するために、下記の式17と同様の式を用いてよい。
Figure 0007144299000017
式17において、τaccelerationは、コンプレッサ204の所望加速トルクである。Iは等価イナーシャであり、例えばkg*mの単位を有してよい。等価イナーシャは、例えばギアボックス、シャフト、エアフォイル等の、コンプレッサ204の公営のイナーシャに対応してよい。αは、コンプレッサ204の所望加速率に基づいて決定されてよい角加速である。
ブロック1322では、ECU102は、コンプレッサ204の効率を決定してよい。例えば、メモリは、効率に対応するために、コンプレッサ流量値及びコンプレッサ圧力比値に関連する効率マップを格納してよい。これについて、ECU102は、現在の効率を引き出すために、現在コンプレッサ流量値及び現在コンプレッサ圧力比を効率マップに適用することにより、コンプレッサ204の効率を決定してよい。
ブロック1324では、ECU102は、ブロック1322において決定された効率に基づいて、コンプレッサ204の圧縮トルクを決定してよい。例えば、ECU102は、圧縮トルクを計算するために、下記の式18と同様の式を用いてよい。
Figure 0007144299000018
式18において、τcompressionは、コンプレッサ204の圧縮トルクである。mは、コンプレッサ204を通り抜ける気体の所望質量流量であり、パスコントローラ412から受信されてよい。Cは、コンプレッサ204内の気体の比熱である。Tinは、コンプレッサ204の入口228での気体の温度である。Poutは、コンプレッサ204の出口230での気体の目標圧力であり、Pinは、コンプレッサ203の入口228での気体の目標圧力である。Pout及びPinは、パスコントローラ412から受信されてよい。γは、弁を吹き抜ける気体の比熱比を表しており、一定圧力での気体の比熱と、一定体積での気体の比熱との比に対応している。Effは、ブロック1322において決定された効率である。ωは、角度毎秒で測定されてよいコンプレッサ速度である。ECU102は、下記の式19を用いてωを計算してよい。
いくつかの実施形態では、マップは、可変値を変化させた計算を実行し、結果をマップに格納することにより、圧縮トルクについて創られてよい。これについて、ECU102は、コンプレッサ速度及びコンプレッサ比の少なくとも一方を受信してよく、速度及び圧力比とマップとを比較してよく、マップとの比較に基づいて圧縮トルクを決定してよい。
Figure 0007144299000019
式19において、ωはコンプレッサ速度である。ACPspdは、コンプレッサ204のモータ(例えば、図3のコンプレッサ300のモータ306等)のモータ速度である。gratioは、コンプレッサのギアボックス(例えば、図3のコンプレッサ300のギアボックス308等)の現在のギア比である。
ブロック1326では、ECU102は、コンプレッサ204の摩擦トルクを決定してよい。例えば、ECUは、摩擦トルクを計算するために、下記の式20と同様の式を用いてよい。
Figure 0007144299000020
式20において、τfrictionは摩擦トルクである。visccoef,Coltrq,brkwytrq及びtranscoefは、調整された定数である。ωは、上述の式19において計算されたコンプレッサ速度である。
いくつかの実施形態では、マップは、可変値を変化させた計算を実行し、結果をマップに格納することにより、摩擦トルクについて創られてよい。これについて、ECU102は、コンプレッサ速度及びコンプレッサ圧力比の少なくとも一方を受信してよく、速度及び圧力比をマップと比較してよく、マップとの比較に基づいて摩擦トルクを決定してよい。
いくつかの実施形態では、マップは、可変値を変化させた計算を実行し、結果をマップに格納することにより、結合摩擦及び摩擦トルクについて創られてよい。これについて、ECU102は、コンプレッサ速度及びコンプレッサ圧力比を受信してよく、速度及び圧力比とマップとを比較してよく、マップとの比較に基づいて結合摩擦及び摩擦トルクを決定してよい。
ブロック1328では、ECU102は、所望加速トルク、圧縮トルク及び摩擦トルクに基づいて、総所望コンプレッサトルクを決定してよい。例えばECU102は、所望加速トルク、圧縮トルク及び摩擦トルク各々を互いに加えることにより、総所望コンプレッサトルクを決定してよい。
ブロック1330では、ECU102は、ブロック1328において決定された総所望コンプレッサトルクを有するために、コンプレッサを制御してよい。
さて、図2、4、15A及び15Bを参照して、方法1500は、バイパス弁212及び制限弁214のフィードバック制御を実行するために、ECU102により、例えばフィードフォワード及びフィードバック制御416において、用いられてよい。特に、ECU102は、現在値及び目標値を比較して、現在値及び目標値間の差分に基づいて、フィードバック制御を識別してよい。例えば、これらの値は、制限弁214を制御するための燃料電池スタック248の出口246での圧力、及び、バイパス弁212を制御するためのバイパス弁212を横切る圧力比を含んでよい。
特に、ブロック1502では、ECU102は、圧力値と対応する弁位置とを関連付ける圧力マップを格納してよい。例えば、図2、16A及び16Bを参照して、第1圧力マップ1600は、(X軸に沿う)燃料電池スタック208の出口246での圧力と、(Y軸に沿う)制限弁214の弁位置とを関連付けている。これについて、制限弁214の弁位置に対応する弁位置は、受信された圧力値に基づいて、第1圧力マップ1600から引き出されてよい。
同様に、第2圧力マップ1650は、(X軸に沿う)バイパス弁212を横切る圧力比と、(Y軸に沿う)制限弁214の弁位置とを関連付けている。これについて、バイパス弁212の弁位置に対応する弁位置は、受信された圧力比に基づいて、第2圧力マップ1650から受信されてよい。
図2、4、15A及び15Bの参照に戻り、ブロック1504では、ECU102は、燃料電池回路内の気体の所望圧力値を決定又は受信してよい。所望圧力値は、燃料電池スタック208の出口246での圧力、又は、バイパス弁212を横切る圧力比に対応してよい。
ブロック1506では、ECU102は、燃料電池回路内の気体の現在圧力値を決定又は受信してよい。再度、現在圧力値は、燃料電池スタック208の出口246での圧力、又は、バイパス弁212を横切る圧力比に対応してよい。
ブロック1508では、ECU102は、所望弁位置を決定するために、所望圧力値を圧力マップに適用してよい。例えば、ECU102は、制限弁214の所望弁位置を決定するために、燃料電池スタック208の出口246での所望圧力を、第1圧力マップ1600に適用してよい。同様に、ECU102は、バイパス弁212の所望弁位置を決定するために、バイパス弁212を横切る所望圧力比を、第2圧力マップ1650に適用してよい。
ブロック1510では、ECU102は、現在弁位置を決定するために、現在圧力値を圧力マップに適用してよい。これは、制限弁214及びバイパス弁212各々について行われてよい。
ブロック1512では、ECU102は、現在圧力値と目標圧力値との間の差分に対応する差分信号を識別するために、現在圧力値と目標圧力値とを比較してよい。ECU102は、制限弁214及びバイパス弁212各々について、この操作を行ってよい。
ブロック1514では、ECU102は、弁位置に対する所望の調整を決定するために、差分信号に、比例-積分-微分(PID又はPI)コントローラを適用してよい。PIDコントローラは、現在の誤差値、過去の誤差値、及び、誤差信号の潜在的な将来の誤差に基づいて、誤差信号の現在及び過去の値を分析して、フィードバック制御信号を生成してよい。
さて、図2、4、16A及び17Aを参照して、制御1700は、図15A及び15Bの方法1500と同様の方法を用いて、制御弁214のフィードバック制御を実行するために、ECU102により用いられてよい。
制御1700では、ECU102は、燃料電池スタック208の出口246での目標又は所望圧力に対応する目標燃料電池圧力1702を受信又は決定してよい。例えば、目標燃料電池圧力1702は、状態メディエータ400により決定されてよい。ECU102は更に、燃料電池スタック208の出口246での現在圧力に対応する現在燃料電池圧力1704を決定又は受信してよい。例えば、現在燃料電池圧力1704は、状態エスティメータ406から受信されてよい。
ECU102は、その後、目標燃料電池圧力1702に対応する目標又は所望弁位置1706を決定するために、目標燃料電池圧力1702を、第1圧力マップ1600を介して送ってよい。ECU102は、同様に、現在燃料電池圧力1704に対応する現在弁位置1708を決定するために、現在燃料電池圧力1704を、第1圧力マップ1600を介して送ってよい。
目標又は所望弁位置1706及び現在弁位置1708は、差分ブロック1710により受信されてよい。差分ブロック1710は、目標又は所望弁位置1706と現在弁位置1708との間の差分を識別してよく、差分信号1712としての差分を出力してよい。
差分信号1712は、PIDコントローラ1714により受信されてよい。PIDコントローラ1714は、差分信号の過去及び現在値を分析して、制限弁214の弁位置に対する所望の調整に対応する、フィードバック調整信号1716を生成してよい。
さて、図2、4、16B及び17Aを参照して、制御1750は、図15A及び15Bの方法1500と同様の方法を用いて制限弁214のフィードバック制御を実行するために、ECU102により用いられてよい。
制御1750では、ECU102は、バイパス弁212を横切る目標又は所望圧力比に対応する目標バイパス弁圧力比1752を受信又は決定してよい。例えば、目標バイパス弁圧力比1752は、状態メディエータ400により決定されてよい。ECU102は更に、バイパス弁212を横切る現在の圧力比に対応する現在バイパス弁圧力比1754を決定又は受信してよい。例えば、現在バイパス弁圧力比1754は、状態エスティメータ406から受信されてよい。
ECU102は、その後、目標バイパス弁圧力比1752に対応する目標又は所望弁位置1756を決定するために、目標バイパス弁圧力比1752を、第2圧力マップ1615を介して送ってよい。ECU102は、同様に、現在バイパス弁圧力比1754に対応する現在弁位置1758を決定するために、現在バイパス弁圧力比1754を、第2圧力マップ1650を介して送ってよい。
目標又は所望弁位置1756と現在弁位置1758とは、差分ブロック1760により受信されてよい。差分ブロック1760は、目標又は所望弁位置1756と現在弁位置1758との間の差分を識別して、差分信号1762としての差分を出力してよい。
差分信号1762は、PIDコントローラ1764により受信されてよい。PIDコントローラ1764は、誤差信号の過去及び現在値を分析して、バイパス弁212の弁位置の所望の調整に対応するフィードバック調整信号1766を生成してよい。
図2、4、15A及び15Bの参照に戻り、ブロック1516では、ECU102は、積分飽和現象と呼ばれる現象に起因する所望調整のオーバーシュートを低減するために、所望閾値により差分信号が低減するまで、PIDコントローラの積分期間を適用することを遅延してよい。時々、差分信号が比較的大きい場合、積分期間は、比例期間と一緒に、当初非常に大きくてよい。差分信号が0に近づくと、比例期間は縮むが、積分期間は比較的大きいままである。それ故、積分期間の初期の大きいサイズは、所望の調整をオーバーシュートするために十分に蓄積されることが多い。
PIDコントローラの積分期間の適用を遅延することにより、積分期間は、差分信号が比較的小さくなる場合を導いてよい。これについて、所定の閾値は、積分飽和現象が起こりそうもないもの未満の閾差分に対応していてよい。これについて、ブロック1516は、積分飽和現象保護として参照されてよく、方法1500に任意に存在していてよい。
積分飽和現象保護を実行することに加えて又は代えて、ECU102は、ブロック1518及び1520において、「学習値」として参照されてよい何かを実行してよい。特に、ブロック1518では、与えられた目標圧力値について、差分信号が0に収束又は近づく場合(即ち、現在の圧力値が、所望圧力値と実質的に等しくなる場合)、ECU102は、PIDコントローラからの最終的な積分期間をメモリに格納してよい。
ブロック1520では、後続の収束が同じ与えられた目標圧力値に向かっているときに、ECU102は、PIDコントローラに、格納された最終積分期間を用いた収束を生じさせてよい。最終積分期間を格納することにより、同一の与えられた目標圧力値に向かう各収束は、与えられた目標圧力値に向かう比較的早く且つ正確な収束を提供可能な値に比較的近い積分期間(即ち、格納された最終積分期間)を伴う可能性がある。
ブロック1522では、ECU102は、弁位置の所望の調整に基づいて、対応する弁(即ち、制限弁214又はバイパス弁212)を調整してよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、弁位置に対する所望調整を、フィードフォワード制御信号に加えてよく、加算結果に基づいて対応する弁を制御してよい。いくつかの実施形態では、ECU102は、弁位置の所望調整を用いて、対応する弁の制御を単純に調整してよい。
さて、図2、4、18A及び18Bを参照して、方法1800は、コンプレッサ204のフィードバック制御を実行するために、ECU102により、例えばフィードフォワード及びフィードバック制御416において、用いられてよい。特に、ECU102は、現在及び目標値を比較して、現在及び目標値間の差分に基づいてフィードバック制御信号を識別してよい。例えば、これらの値は、コンプレッサ204を通り抜ける全空気流を含んでいてよい。
特に、ブロック1802では、ECU102は、空気流値と対応するコンプレッサ速度とを関連付ける空気流マップを格納してよい。例えば、図2及び19を参照して、空気流マップ1900は、(X軸に沿う)コンプレッサ204を通り抜ける空気流と、(Y軸に沿う)コンプレッサ速度とを関連付けている。これについて、コンプレッサ204の速度に対応するコンプレッサ速度は、受信された空気流値に基づいて、空気流マップ1900から引き出されてよい。
図2、4、18A及び18Bの参照に戻り、ブロック1804では、ECU102は、コンプレッサ204を通り抜ける全空気流に対応する所望コンプレッサ流量率を決定又は受信してよい。ブロック1806では、ECU102は、現在コンプレッサ流量率を決定又は受信してよい。
ブロック1808では、ECU102は、所望コンプレッサ速度を決定するために、所望コンプレッサ流量率を空気流マップに適用してよい。ブロック1810では、ECU102は、現在コンプレッサ速度を決定するために、現在コンプレッサ流量率を空気流マップに適用してよい。
ブロック1812では、ECU102は、現在コンプレッサ速度と目標コンプレッサ速度との間の差分に対応する差分信号を識別するために、現在コンプレッサ速度と目標コンプレッサ速度とを比較してよい。
ブロック1814では、ECU102は、コンプレッサ速度に対する所望の調整を決定するために、PIDコントローラを差分信号に適用してよい。
さて、図2、4、19及び20Aを参照して、制御2000は、図18A及び18Bの方法1800と同様の方法を用いた、コンプレッサ204のコンプレッサ速度のフィードバック制御を実行するために、ECU102により用いられてよい。
制御2000では、ECU102は、コンプレッサ204を通り抜ける気体の目標又は所望総流量に対応する目標総コンプレッサ空気流2002を受信又は決定してよい。例えば、目標総コンプレッサ流量2002は、状態メディエータ400により決定されてよい。ECU102は更に、コンプレッサ204を通り抜ける現在総流量に対応する現在総コンプレッサ空気流2004を決定又は受信してよい。例えば、現在総コンプレッサ流量2004は、状態エスティメータ406から受信されてよい。
ECU102は、その後、目標総コンプレッサ空気流2002に対応する目標又は所望コンプレッサ速度2006を決定するために、目標総コンプレッサ流量2002を、空気流マップ1900を介して送ってよい。ECU102は、同様に、現在総コンプレッサ空気流2004に対応する現在コンプレッサ速度2008を決定するために、現在総コンプレッサ流量2004を、空気流マップ1900を介して送ってよい。
目標又は所望コンプレッサ速度2006及び現在コンプレッサ速度2008は、差分ブロック2010により受信されてよい。差分ブロック2010は、目標又は所望コンプレッサ速度2006と、現在コンプレッサ速度2008との間の差分を識別してよく、差分信号2012としての差分を出力してよい。
差分信号2012は、PIDコントローラ2014により受信されてよい。PIDコントローラ2014は、差分信号2012の過去及び現在値を分析してよく、コンプレッサ204のコンプレッサ速度に対する所望調整に対応するフィードバック速度調整信号2016を生成してよい。
図2、4、18A及び18Bの参照に戻り、ブロック1816では、ECU102は、積分飽和現象による所望調整のオーバーシュートを低減するために、所望閾値により差分信号が減少するまで、PIDコントローラの積分期間を適用することを遅らせてよい。これは、図15A及び15Bのブロック1516として同様の方法において実行されてよい。
積分飽和現象保護を実行することに加えて又は代えて、ECU102は、ブロック1818及び1820において「学習値」を実行してよい。これは、図15A及び15Bのブロック1518及び1520として同様の方法において実行されてよい。
ブロック1822では、ECU102は、コンプレッサ速度に対する所望調整に基づいて、コンプレッサ速度を調整してよい。図15A及び15Bのブロック1522として同様の方法において実行されてよい。
上述したように、コンプレッサ204は、分離して制御されてよいコンプレッサ速度及びコンプレッサトルクを有してよい。これについて、ブロック1824乃至1830は、コンプレッサ204のコンプレッサトルクを制御するために、用いられてよい。
コンプレッサトルクがコンプレッサ速度に直接比例してよいように、コンプレッサ速度及びコンプレッサトルクは関連してよい。これについて、ブロック1814では、ECU102は、所望コンプレッサ速度に基づいて、所望コンプレッサトルク値を決定してよい。例えば、所望コンプレッサ速度は、ブロック1808において決定されてよい。所望コンプレッサトルクを決定するために、総空気流に基づいて決定されたコンプレッサトルクと同様の方法において、所望コンプレッサ速度はマップに適用されてよい。しかしながら、コンプレッサ204のトルク及び速度間の比例関係により、比例ゲインは、所望コンプレッサトルクを得るために、所望コンプレッサ速度に適用されてよい。
同様に、ブロック1826では、ECU102は、現在コンプレッサ速度に基づいて、現在コンプレッサトルク値を決定してよい。現在コンプレッサ速度は、ブロック1810において決定されてよい。ECU102は、上述したブロック1824を参照して、マップを用いて、又は、比例ゲインを用いて、現在コンプレッサトルクを決定してよい。
ブロック1828では、ECU102は、所望コンプレッサトルク値と現在コンプレッサトルク値との間のトルク差分に対応するトルク差分信号を識別してよい。
ブロック1830では、ECU102は、コンプレッサトルクに対する所望調整を決定するために、PIDコントローラを差分信号に適用してよい。
いくつかの実施形態では、ECU102は、積分飽和現象保護及び「学習値」の一方又は両方を実行してよい。
ブロック1832では、ECU102は、コンプレッサトルクに対する所望調整に基づいて、コンプレッサのコンプレッサトルク値を調整してよい。
さて、図2、4及び20Bを参照して、制御2050は、図18A及び18Bの方法1800と同様の方法を用いて、コンプレッサ204のコンプレッサトルクのフィードバク制御を実行するために、ECU102により用いられてよい。
制御2050は、ECU102は、目標又は所望コンプレッサ速度2025を、現在コンプレッサ速度2054に加えて、決定してよい。これらの値は、フィードフォワード及びフィードバック制御416、状態エスティメータ406、パスコントローラ412のいずれかから決定又は受信されてよい。
ECU102は、目標又は所望コンプレッサトルク2060を決定するために、目標コンプレッサ速度2025を、機能2056を介して送ってよい。機能2056は、例えば比例ゲインを目標コンプレッサ速度2052に適用するための計算等の、マップ又は計算を含んでよい。ECU102は、同様に、現在コンプレッサトルク2062を決定するために、現在コンプレッサ速度2054を、機能2056を介して送ってよい。
目標又は所望コンプレッサトルク2060及び現在コンプレッサトルク2062は、差分ブロック2064により受信されてよい。差分ブロック2064は、目標又は所望コンプレッサトルク2060と現在コンプレッサトルク2062との間の差分に対応するトルク差分信号2066を識別してよい。
トルク差分信号2066は、PIDコントローラ2068により受信されてよい。PIDコントローラ2068は、トルク差分信号2066の過去及び現在値を分析してよく、コンプレッサ204のコンプレッサトルクに対する所望調整に対応するフィードバックトルク調整信号2070を生成してよい。
明細書及びクレームをとおして用いられた「A及びBの少なくとも一方」は、「A」のみ、「B」のみ、「A及びB」を含む。方法/システムの典型的な実施形態が、図形式で開示されている。従って、全体をとおして用いられた用語は、非制限に解釈すべきである。技術に精通した者に対して、この中での教授に対する軽微な変更は生じるだろうが、このことに関して保証された特許の範囲内で制限すべきものとして何が意図されているのか、技術の進歩の範囲に当然に属し、結果として貢献するこのような実施形態の全ては何か、そして、付加的なクレーム及びその同等物に照らす他は、その範囲は制限されるべきではないこと、を理解すべきである。

Claims (20)

  1. 燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御するシステムであって、
    コンプレッサ流量率で、前記燃料電池回路を通り抜ける気体をポンピングするように構成されたコンプレッサと、
    複数の燃料電池を有するとともに、前記気体を受け入れ、前記気体との化学反応によって電気を生成するように構成された燃料電池スタックと、
    期間中の開始コンプレッサ流量率から目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の所望進行形状に対応するコンプレッサ流量マップを格納するメモリと、
    前記コンプレッサに接続された電子制御ユニット(ECU)であって、
    最終目標コンプレッサ流量率に対応する制御信号を決定又は受信し、
    前記開始コンプレッサ流量率を決定し、
    前記最終目標コンプレッサ流量率、前記開始コンプレッサ流量率及び前記制御信号を決定又は受信してからの時間に基づいて、前記コンプレッサ流量マップを用いて、中間目標コンプレッサ流量率を決定し、
    前記中間目標コンプレッサ流量率に基づいて前記コンプレッサを制御する
    ECUと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記コンプレッサは、入口及び出口を含み、コンプレッサ圧力比は、前記入口での入口圧力に対する前記出口での出口圧力の比に対応し、
    前記メモリは更に、前記開始コンプレッサ流量率から前記目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の達成率に基づく、開始コンプレッサ圧力比から目標コンプレッサ圧力比までの前記コンプレッサ圧力比の所望進行形状に対応するコンプレッサ圧力比マップを格納するように構成され、
    前記ECUは更に、
    最終目標コンプレッサ圧力比を受信又は決定し、
    前記開始コンプレッサ圧力比を決定し、
    前記コンプレッサ流量率の前記達成率を決定し、
    前記コンプレッサ圧力比マップ、前記最終目標コンプレッサ圧力比、前記開始コンプレッサ圧力比及び前記コンプレッサ流量率の達成率に基づいて、中間目標コンプレッサ圧力比を決定し、
    前記中間目標コンプレッサ圧力比に基づいて前記コンプレッサを更に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記コンプレッサ流量マップは、前記期間中の0パーセントから100パーセントまでの前記達成率としての前記コンプレッサ流量率の前記所望進行形状をプロットし、前記ECUは更に、前記コンプレッサ流量率の現在の達成率に、前記最終目標コンプレッサ流量率と前記開始コンプレッサ流量率との差分を掛け、そして、前記開始コンプレッサ流量率を掛け算の結果に加えることにより、前記中間目標コンプレッサ流量率を決定するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記現在の達成率は、前記制御信号を決定又は受信してからの時間と前記コンプレッサ流量マップとを比較することにより決定されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記コンプレッサ圧力比マップは、前記コンプレッサ流量率の達成率に関して0パーセントから100パーセントまでの圧力達成率としての前記コンプレッサ圧力比の所望進行形状をプロットし、前記ECUは更に、前記コンプレッサ圧力比の現在の圧力達成率に、前記最終目標コンプレッサ圧力比と前記開始コンプレッサ圧力比との差分を掛け、そして、前記開始コンプレッサ圧力比を掛け算の結果に加えることにより、前記中間目標コンプレッサ圧力比を決定するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  6. 前記現在の圧力達成率は、前記コンプレッサ流量率の前記達成率と前記コンプレッサ圧力比マップとを比較することにより決定されることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記メモリは更に、コンプレッサ流量率及びコンプレッサ圧力比をコンプレッサ速度と結びつけ、ゼロ速度から最大速度まで延びる第1パス及び第2パスを含む速度マップを格納するように構成されており、
    前記コンプレッサ流量マップは、前記第1パスに対応する第1コンプレッサ流量マップと前記第2パスに対応する第2コンプレッサ流量マップとを含み、
    前記ECUは更に、
    現在コンプレッサ流量率を決定し、
    前記第1パス及び前記第2パス間の前記現在コンプレッサ流量率を補間することにより、正規化コンプレッサ流量値を補間し、
    前記正規化コンプレッサ流量値に基づいて前記第1コンプレッサ流量マップ及び前記第2コンプレッサ流量マップ間を補間することにより、補間コンプレッサ流量マップを生成し、
    更に、前記補間コンプレッサ流量マップを用いて、前記中間目標コンプレッサ流量率を決定する
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記燃料電池スタックを通り抜ける前記気体の燃料電池流量率を調整するように構成された弁を更に備え、
    前記メモリは更に、前記開始コンプレッサ流量率から前記目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の達成率に基づく、任意の開始燃料電池流量率から任意の目標燃料電池流量率までの燃料電池流量率の所望進行形状に対応する燃料電池流量率マップを格納するように構成され、
    前記ECUは更に、
    前記コンプレッサ流量率の前記達成率を決定し、
    前記燃料電池流量率マップと前記コンプレッサ流量率の達成率とに基づいて、中間目標燃料電池流量率を決定し、
    前記中間目標燃料電池流量率に基づいて前記弁を制御する
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 前記コンプレッサは、コンプレッサトルクで作動するように構成され、
    前記メモリは更に、前記開始コンプレッサ流量率から前記目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の達成率に基づく、任意の開始コンプレッサトルクから任意の目標コンプレッサトルクまでの前記コンプレッサトルクの所望進行形状に対応するコンプレッサトルクマップを格納するように構成され、
    前記ECUは更に、
    前記コンプレッサ流量率の達成率を決定し、
    前記コンプレッサトルクマップと前記コンプレッサ流量率の前記達成率とに基づいて、中間目標コンプレッサトルクを決定し、
    更に、前記中間目標コンプレッサトルクに基づいて、前記コンプレッサを制御する
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 前記コンプレッサ流量マップは、増加コンプレッサ流量率に対応する第1正規化コンプレッサ流量マップと、減少コンプレッサ流量率に対応する第2正規化コンプレッサ流量マップとを含む少なくとも2つの正規化コンプレッサ流量マップを含み、前記ECUは更に、前記最終目標コンプレッサ流量率が前記開始コンプレッサ流量率より大きいか小さいかに基づいて、前記中間目標コンプレッサ流量率を決定するために用いられる前記少なくとも2つの正規化コンプレッサ流量マップのいずれかを選択するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  11. 燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御するシステムであって、
    前記燃料電池回路内の気体の流量率及び圧力を調整するように構成された複数のアクチュエータと、
    複数の燃料電池を有するとともに、前記気体を受け入れ、前記気体との化学反応によって電気を生成するように構成された燃料電池スタックと、
    期間中の、前記気体の前記流量率及び前記圧力の少なくとも一方に対応する、前記燃料電池回路の参考状態の所望進行形状に対応する参考状態マップと、前記参考状態の達成率に関して、前記気体の前記流量率及び前記圧力の少なくとも一方に対応する、前記燃料電池回路の追従状態の所望進行形状に対応する追従状態マップとを格納するように構成されたメモリと、
    前記複数のアクチュエータ及びメモリに接続された電子制御ユニット(ECU)であって、
    目標参考状態値及び目標追従状態値を決定又は受信し、
    開始参考状態値及び開始追従状態値を決定し、
    前記参考状態マップ、前記目標参考状態値が決定又は受信されてからの経過時間、前記目標参考状態値及び前記開始参考状態値に基づいて、中間目標参考状態値を決定し、
    前記追従状態マップ、前記参考状態の達成率、前記目標追従状態値及び前記開始追従状態値に基づいて、中間目標追従状態値を決定する
    ように構成されたECUと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  12. 前記参考状態マップは、正規化参考マップであり、前記ECUは更に、正規化参考状態値を決定するために、前記参考状態マップと前記目標参考状態値が決定又は受信されてからの前記時間とを用い、前記正規化参考状態値、前記目標参考状態値及び前記開始参考状態値に基づいて、前記中間目標参考状態値を計算することにより、前記中間目標参考状態値を決定するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 前記追従状態マップは、正規化追従マップであり、前記ECUは更に、正規化追従状態値を決定するために、前記追従状態マップと前記正規化参考状態値とを用い、前記正規化追従状態値、前記目標追従状態値及び前記開始追従状態値に基づいて、前記中間目標追従状態値を計算することにより、前記中間目標追従状態値を決定するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 前記参考状態マップは、前記開始参考状態値に基づく第1参考状態マップ及び第2参考状態マップ間で補間された補間参考状態マップであることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  15. 前記複数のアクチュエータは、入口及び出口を有し、前記燃料電池回路を通り抜ける前記気体を推進するように構成されたコンプレッサを含み、
    前記参考状態は、前記コンプレッサを通り抜ける前記気体の流量率に対応するコンプレッサ流量率であり、
    前記追従状態は、前記コンプレッサの前記出口での前記気体の圧力と、前記コンプレッサの前記入口での前記気体の圧力との比に対応するコンプレッサ圧力比、前記燃料電池スタックを通り抜ける前記気体の流量率に対応する燃料電池流量率、及び、前記コンプレッサの加速率に対応するコンプレッサ加速の少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  16. 前記ECUは更に、前記中間目標参考状態値及び前記中間目標追従状態値に基づいて、前記複数のアクチュエータの少なくとも一つを制御するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  17. 燃料電池回路を通り抜ける空気流を制御する方法であって、
    期間中の開始コンプレッサ流量率から目標コンプレッサ流量率までのコンプレッサ流量率の所望進行形状に対応するコンプレッサ流量マップを、メモリに格納する工程と、
    電子制御ユニット(ECU)により、最終目標コンプレッサ流量率に対応する制御信号を決定又は受信する工程と、
    前記ECUにより、前記開始コンプレッサ流量率を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記最終目標コンプレッサ流量率、前記開始コンプレッサ流量率及び前記制御信号を決定又は受信してからの時間に基づくコンプレッサ流量マップを用いて、中間目標コンプレッサ流量率を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記中間目標コンプレッサ流量率に基づいて、前記燃料電池回路を通り抜ける気体をポンピングするように構成されたコンプレッサを制御する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  18. 前記開始コンプレッサ流量率から前記目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の達成率に基づく、開始コンプレッサ圧力比から目標コンプレッサ圧力比までのコンプレッサ圧力比の所望進行形状に対応するコンプレッサ圧力比マップを、前記メモリに格納する工程と、
    前記ECUにより、最終目標コンプレッサ圧力比を決定又は受信する工程と、
    前記ECUにより、前記開始コンプレッサ圧力比を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記最終目標コンプレッサ圧力比、前記開始コンプレッサ圧力比及び前記コンプレッサ流量率の達成率に基づいて、中間目標コンプレッサ圧力比を決定する工程と、
    更に、前記ECUにより、前記中間目標コンプレッサ圧力比に基づいて、前記コンプレッサを制御する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. コンプレッサ流量率及びコンプレッサ圧力比をコンプレッサ速度と結びつけ、ゼロ速度から最大速度まで延びる第1パス及び第2パスを含む速度マップを、前記メモリに格納する工程と、
    前記ECUにより、現在コンプレッサ流量率を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記第1パス及び前記第2パス間で前記現在コンプレッサ流量率を補間することにより、正規化コンプレッサ流量値を補間する工程と、
    前記ECUにより、前記正規化コンプレッサ流量値に基づいて、前記第1パスに対応する第1コンプレッサ流量マップと前記第2パスに対応する第2コンプレッサ流量マップとの間で補間することにより、補間コンプレッサ流量マップを生成する工程と、
    更に、前記ECUにより、前記補間コンプレッサ流量マップを用いて、前記中間目標コンプレッサ流量率を決定する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 前記開始コンプレッサ流量率から前記目標コンプレッサ流量率までの前記コンプレッサ流量率の達成率に基づく、任意の開始燃料電池流量率から任意の目標燃料電池流量率までの燃料電池スタックを通り抜ける気体の燃料電池流量率の所望進行形状に対応する燃料電池流量率マップを、前記メモリに格納する工程と、
    前記ECUにより、前記コンプレッサ流量率の前記達成率を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記コンプレッサ流量率の前記達成率に基づいて、中間目標燃料電池流量率を決定する工程と、
    前記ECUにより、前記中間目標燃料電池流量率に基づいて、前記燃料電池回路の値を制御する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
JP2018230214A 2017-12-08 2018-12-07 パス制御構想 Active JP7144299B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/836,740 US10665875B2 (en) 2017-12-08 2017-12-08 Path control concept
US15/836,740 2017-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164987A JP2019164987A (ja) 2019-09-26
JP7144299B2 true JP7144299B2 (ja) 2022-09-29

Family

ID=66697328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018230214A Active JP7144299B2 (ja) 2017-12-08 2018-12-07 パス制御構想

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10665875B2 (ja)
JP (1) JP7144299B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7276251B2 (ja) * 2020-05-28 2023-05-18 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US11450871B2 (en) * 2021-02-22 2022-09-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air supply control method to fuel cell system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250272A (ja) 2006-03-14 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 流体制御システム
US20090325010A1 (en) 2008-06-25 2009-12-31 Kirklin Matthew C Adaptive compressor surge control in a fuel cell system
WO2013080410A1 (ja) 2011-11-30 2013-06-06 パナソニック株式会社 直接酸化型燃料電池システム
JP2016207292A (ja) 2015-04-15 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2017143020A (ja) 2016-02-12 2017-08-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
JP2017162690A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法

Family Cites Families (108)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4505874B2 (ja) 1999-05-06 2010-07-21 日産自動車株式会社 燃料電池の水供給装置
EP1069636B1 (en) 1999-07-06 2016-03-23 GM Global Technology Operations LLC Fuel cell stack monitoring and system control
JP4843147B2 (ja) 2000-05-30 2011-12-21 本田技研工業株式会社 燃料電池暖機システム
JP3832237B2 (ja) 2000-09-22 2006-10-11 日産自動車株式会社 ハイブリッド車の制御装置
US6442455B1 (en) 2000-12-21 2002-08-27 Ford Global Technologies, Inc. Adaptive fuel strategy for a hybrid electric vehicle
JP4374782B2 (ja) 2001-01-18 2009-12-02 トヨタ自動車株式会社 車載用燃料電池システム及びその制御方法
US7141326B2 (en) 2001-04-06 2006-11-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Warm-up apparatus for fuel cell
DE10147149A1 (de) 2001-09-25 2003-04-24 Ballard Power Systems Verfahren zur dynamischen Bereitstellung von elektrischer Leistung für den Fahrantrieb eines Kraftfahrzeugs
US6924050B2 (en) 2001-10-05 2005-08-02 Ford Motor Company Method for dissipating energy in a fuel cell generator system
US20030105562A1 (en) 2001-11-30 2003-06-05 Industrial Technology Research Institute Power output control system for electric vehicle with hybrid fuel cell
KR20040009370A (ko) 2002-07-23 2004-01-31 현대자동차주식회사 연료 전지 하이브리드 전기자동차의 연료 전지 출력 파워제어방법
JP4167656B2 (ja) 2003-01-04 2008-10-15 フォード グローバル テクノロジーズ、リミテッド ライアビリティ カンパニー 水素燃料形内燃機関の制御方法、水素燃料形ハイブリッド・パワートレイン及び水素燃料形ハイブリッド車両の運転方法
DE10342146A1 (de) 2003-09-12 2005-04-07 Daimlerchrysler Ag Verfahren zur Überwachung einer Brennstoffzelleneinheit
CA2454166A1 (en) 2004-01-14 2005-08-09 Herman W. Von Pagenhardt Method of generating 'on-board' hydrogen and supply of same
US7348082B2 (en) 2004-02-05 2008-03-25 General Motors Corporation Recursive Kalman filter for feedback flow control in PEM fuel cell
JP4779301B2 (ja) 2004-02-10 2011-09-28 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US20080286622A1 (en) 2004-05-11 2008-11-20 Montana State University-Bozeman Transient Recognition Control for Hybrid Fuel Cell Systems
JP4593978B2 (ja) 2004-06-01 2010-12-08 小島プレス工業株式会社 車載用燃料電池システムの排出水素ガス希釈装置
US7353900B2 (en) 2004-09-21 2008-04-08 Nissan Motor Co., Ltd. Battery cooling system
US20060134472A1 (en) 2004-12-21 2006-06-22 Bach Peter J Summer and winter mode operation of fuel cell stacks
US7117078B1 (en) 2005-04-22 2006-10-03 Gm Global Technology Operations, Inc. Intake oxygen estimator for internal combustion engine
US7612532B2 (en) 2005-06-21 2009-11-03 Gm Global Technology Operations, Inc. Method for controlling and monitoring using a state estimator having variable forgetting factors
JP4686290B2 (ja) 2005-07-28 2011-05-25 本田技研工業株式会社 車載用燃料電池システムおよびその制御方法
US7846595B2 (en) 2006-02-14 2010-12-07 Ford Global Technologies, Llc System and method to operate a fuel cell in the exhaust of an internal combustion engine
US7845187B2 (en) 2006-03-20 2010-12-07 Ford Global Technologies Thermal management system and method for automotive vehicle
JP4952114B2 (ja) 2006-07-26 2012-06-13 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US9614236B2 (en) 2006-08-10 2017-04-04 GM Global Technology Operations LLC Method for mitigating cell degradation due to startup and shutdown via cathode re-circulation combined with electrical shorting of stack
US7682719B2 (en) 2006-09-22 2010-03-23 Gm Global Technology Operations, Inc. Method for adaptive prediction of stack voltage in automotive fuel cell systems
US7914935B2 (en) 2006-09-29 2011-03-29 GM Global Technology Operations LLC Method for managing fuel cell power increases using air flow feedback delay
JP4478172B2 (ja) 2007-05-17 2010-06-09 本田技研工業株式会社 燃料電池車両
KR100863649B1 (ko) 2007-06-05 2008-10-15 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 냉매 압축기 구동장치 및 그 구동장치의제어방법
US8691456B2 (en) 2007-07-10 2014-04-08 Hyundai Motor Company Air and coolant circuit configurations and control of fuel cell systems as power source in automotive, stationary, and portable applications
JP2009047136A (ja) 2007-08-22 2009-03-05 Calsonic Kansei Corp ポンプ一体型モータファン
US7687164B2 (en) 2007-09-21 2010-03-30 Gm Global Technology Operations, Inc. On-line system identification and control of fuel cell humidification via HFR measurements
US9005785B2 (en) 2007-09-24 2015-04-14 GM Global Technology Operations LLC Open-loop system and method for fuel cell stack start-up with low-voltage source
JP4479787B2 (ja) 2007-11-08 2010-06-09 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US8141356B2 (en) 2008-01-16 2012-03-27 Ford Global Technologies, Llc Ethanol separation using air from turbo compressor
JP4541425B2 (ja) 2008-02-25 2010-09-08 本田技研工業株式会社 Dc/dcコンバータ装置
US9437884B2 (en) 2008-05-13 2016-09-06 GM Global Technology Operations LLC Self-tuning thermal control of an automotive fuel cell propulsion system
KR100974742B1 (ko) 2008-06-26 2010-08-06 현대자동차주식회사 수소 공급 시스템의 일체형 압력 조절 액츄에이터 어셈블리
KR101047406B1 (ko) 2008-10-10 2011-07-08 현대자동차주식회사 연료전지 하이브리드 차량의 파워넷 시스템 및 그 제어방법
JP5434195B2 (ja) 2009-03-31 2014-03-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びこれを備えた車両
US8715875B2 (en) 2009-05-26 2014-05-06 The Invention Science Fund I, Llc System and method of operating an electrical energy storage device or an electrochemical energy generation device using thermal conductivity materials based on mobile device states and vehicle states
JP5525188B2 (ja) 2009-06-09 2014-06-18 本田技研工業株式会社 水素充填装置及び水素充填方法
JP4744622B2 (ja) 2009-07-01 2011-08-10 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
US8486574B2 (en) 2009-07-14 2013-07-16 Ford Global Technologies, Llc Method and system for power control in an automotive vehicle
US9002568B2 (en) 2009-12-17 2015-04-07 GM Global Technology Operations LLC Method for conditioning one or more aspects of a vehicle
US20110214930A1 (en) 2010-03-08 2011-09-08 Enerfuel, Inc. Method and system for controlling the temperature of vehicle batteries
US8722263B2 (en) 2010-04-05 2014-05-13 GM Global Technology Operations LLC Feedback control of H2 injection during park based on gas concentration model
US9105842B2 (en) 2010-06-30 2015-08-11 International Business Machines Corporation Method for manufacturing a carbon-based memory element and memory element
JP5812379B2 (ja) 2010-07-02 2015-11-11 スズキ株式会社 燃料電池車両の暖房装置
FR2963167B1 (fr) 2010-07-20 2013-03-08 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif et procede pour le refroidissement d'un moyen de stockage d'energie electrique
US8673515B2 (en) 2010-07-27 2014-03-18 GM Global Technology Operations LLC Diagnosis and remediation of low anode hydrogen partial pressure in a PEM fuel cell system
US8561453B2 (en) 2010-09-14 2013-10-22 GM Global Technology Operations LLC Calibration of all pressure transducers in a hydrogen storage system
JP2012106654A (ja) 2010-11-18 2012-06-07 Seiko Epson Corp 燃料電池搭載車両及び液体噴射方法
JP5637392B2 (ja) 2011-04-06 2014-12-10 スズキ株式会社 燃料電池車両の排気装置
CN202065044U (zh) 2011-05-12 2011-12-07 杭州银轮科技有限公司 一种动力装置智能化冷却系统
JP5427832B2 (ja) 2011-05-18 2014-02-26 本田技研工業株式会社 燃料電池車両
US8684117B2 (en) 2011-06-17 2014-04-01 General Electric Company Methods and systems for cooling in a vehicle
JP5810753B2 (ja) 2011-08-31 2015-11-11 スズキ株式会社 燃料電池車両
JP5857666B2 (ja) 2011-11-18 2016-02-10 いすゞ自動車株式会社 インタークーラー診断システム
US9590259B2 (en) 2011-11-21 2017-03-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system with high-potential avoidance control
DE102011119881A1 (de) 2011-12-01 2013-06-06 Daimler Ag Aufladeeinrichtung für eine Brennstoffzelle, insbesondere eines Kraftwagens
US9869232B2 (en) 2012-06-27 2018-01-16 Ford Global Technologies, Llc Variable-speed pump control for engine coolant system with variable restriction
US20140000859A1 (en) 2012-06-27 2014-01-02 Ford Global Technologies, Llc Variable-speed pump control for combustion engine coolant system
JP5678021B2 (ja) 2012-09-18 2015-02-25 本田技研工業株式会社 電力供給システム
US10035404B2 (en) 2012-10-15 2018-07-31 Ford Global Technologies, Llc Thermostatically-controlled multi-mode coolant loops
US8956778B2 (en) 2012-10-25 2015-02-17 GM Global Technology Operations LLC Cathode flow split control and pressure control for a vehicle fuel cell power system
US20140120440A1 (en) 2012-10-25 2014-05-01 GM Global Technology Operations LLC Coolant flow pulsing in a fuel cell system
US8962208B2 (en) 2012-10-25 2015-02-24 GM Global Technology Operations LLC Predictive cathode compressor speed control in a fuel cell power system
US8846262B2 (en) 2012-10-25 2014-09-30 GM Global Technology Operations LLC Reactive compressor surge mitigation strategy for a fuel cell power system
US8986899B2 (en) 2012-10-29 2015-03-24 Gm Global Technology Operations, Llc Systems and methods for enhancing fuel cell vehicle startup
CN202930480U (zh) 2012-11-06 2013-05-08 武汉理工大学 一种车用燃料电池空气供给装置
US9099701B2 (en) 2012-11-26 2015-08-04 GM Global Technology Operations LLC Vehicle application for air storage cathode carbon loss estimation
JP5646581B2 (ja) 2012-11-30 2014-12-24 本田技研工業株式会社 車両用電源システムの停止方法
KR101481233B1 (ko) 2012-12-07 2015-01-09 현대자동차주식회사 연료전지차량의 급기장치
DE102012224052B4 (de) 2012-12-20 2024-06-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Erfassung eines Verdichterpumpens eines elektrisch angetriebenen Verdichters und Brennstoffzellensystem mit einem elektrisch angetriebenen Verdichter und einem Regelgerät zum Durchführen des Verfahrens
US8920995B2 (en) 2013-03-15 2014-12-30 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for predicting polarization curves in a fuel cell system
US9281532B2 (en) 2013-03-15 2016-03-08 GM Global Technology Operations LLC Remedial actions for air flow errors in a fuel cell system
WO2014148151A1 (ja) 2013-03-22 2014-09-25 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
US20140335432A1 (en) 2013-05-07 2014-11-13 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for estimating fuel cell states
KR101526662B1 (ko) 2013-05-16 2015-06-05 현대자동차주식회사 연료전지 차량용 공기 블로워
KR101448763B1 (ko) 2013-06-03 2014-10-08 현대자동차 주식회사 연료전지 차량 전장 냉각 제어 장치 및 그 방법
US9472818B2 (en) 2013-06-17 2016-10-18 GM Global Technology Operations LLC Fuel cell water drain valve control with vehicle tilt compensation
KR101550976B1 (ko) 2013-10-11 2015-09-08 현대자동차주식회사 연료 전지 차량의 공기 공급 제어 방법
KR101534708B1 (ko) 2013-12-18 2015-07-07 현대자동차 주식회사 차량용 에어컨 시스템 제어방법
KR20150078140A (ko) 2013-12-30 2015-07-08 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 3-웨이 밸브
KR101526807B1 (ko) 2014-07-02 2015-06-08 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 공기 공급 제어방법
KR101543166B1 (ko) 2014-07-07 2015-08-07 현대자동차주식회사 연료 전지 시스템 및 그 제어 방법
US9318778B2 (en) 2014-09-17 2016-04-19 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for battery system temperature estimation
US9527404B2 (en) 2014-09-23 2016-12-27 Atieva, Inc. EV adaptive thermal management system optimized to minimize power consumption
KR101637727B1 (ko) 2014-11-13 2016-07-07 현대자동차주식회사 통합형 밸브를 장착한 연료전지 차량의 공기 공급 시스템
JP6260516B2 (ja) 2014-11-14 2018-01-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システムおよび燃料電池搭載車両
JP6168033B2 (ja) 2014-11-15 2017-07-26 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システムを搭載した車両
KR101637734B1 (ko) 2014-11-19 2016-07-07 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 저온 시동 제어 시스템
KR20160066601A (ko) 2014-12-02 2016-06-13 현대자동차주식회사 인터쿨러 열화 진단 방법
US10644336B2 (en) 2014-12-12 2020-05-05 Ford Global Technologies, Llc Methods for determining anode integrity during fuel cell vehicle operation
KR101755781B1 (ko) 2015-01-19 2017-07-10 현대자동차주식회사 차량 연료전지의 제어방법
KR101679970B1 (ko) 2015-05-11 2016-11-25 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 퍼지밸브 제어 장치 및 그 방법
KR101795137B1 (ko) 2015-06-03 2017-11-08 현대자동차주식회사 연료전지 스택의 공기 공급 제어 장치 및 그 방법
US10249890B2 (en) 2015-06-19 2019-04-02 Daimler Ag Method for cold-start of fuel cell stack
KR101673360B1 (ko) 2015-07-09 2016-11-07 현대자동차 주식회사 냉각 시스템 및 이의 운전 방법
GB2533015A (en) 2015-07-14 2016-06-08 Daimler Ag Method for starting a fuel cell system
JP6621264B2 (ja) 2015-08-10 2019-12-18 本田技研工業株式会社 燃料電池システムの制御方法及び燃料電池自動車
US9997795B2 (en) 2015-09-25 2018-06-12 Ford Global Technologies, Llc Relative humidity estimators for fuel cell stack ports
KR101745195B1 (ko) 2015-12-04 2017-06-08 현대자동차주식회사 연료전지시스템의 출력을 제어하는 방법
KR101745212B1 (ko) 2015-12-17 2017-06-08 현대자동차주식회사 차량용 연료전지 시스템의 퍼지 제어 방법
CN105895941B (zh) 2016-04-27 2019-01-29 北京建筑大学 一种车用燃料电池动态性能测试的保护装置及其工作方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250272A (ja) 2006-03-14 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 流体制御システム
US20090325010A1 (en) 2008-06-25 2009-12-31 Kirklin Matthew C Adaptive compressor surge control in a fuel cell system
WO2013080410A1 (ja) 2011-11-30 2013-06-06 パナソニック株式会社 直接酸化型燃料電池システム
JP2016207292A (ja) 2015-04-15 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2017143020A (ja) 2016-02-12 2017-08-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
JP2017162690A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10665875B2 (en) 2020-05-26
JP2019164987A (ja) 2019-09-26
US20190181464A1 (en) 2019-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10971748B2 (en) Implementation of feedforward and feedback control in state mediator
US11482719B2 (en) Equation based state estimate for air system controller
US9291093B2 (en) Turbocharger flow control
US9217362B2 (en) Two-stage turbocharger flow control
US10174688B2 (en) Method of controlling engine system equipped with supercharger
JP7144299B2 (ja) パス制御構想
JP6121352B2 (ja) 制御装置
JP2019149366A (ja) 数式に基づく冷却システム、制御ストラテジ/方法
JP2019145488A (ja) 冷却システムdT/dtに基づく制御
JP2019133912A (ja) 冷却システムコントローラの数式に基づく状態エスティメータ
US10815926B2 (en) Engine control method for vehicle
US20240141842A1 (en) Dual fuel engine system and method for controlling dual fuel engine system
JP7316778B2 (ja) Pidのためのフィードバック制御に基づく偏微分
CN113530666A (zh) 涡轮增压器转速调控方法
WO2018142510A1 (ja) 内燃機関の吸気制御方法及び吸気制御装置
CN109779740B (zh) 对用于内燃机的、电运行式增压装置进行转速调节的方法和设备
CN113202641B (zh) 基于节气门前压力的发动机控制方法及其控制器和车辆
JP5075889B2 (ja) アイドル回転数の制御装置
JP2019139913A (ja) 燃料電池システム
US11450871B2 (en) Air supply control method to fuel cell system
WO2019225179A1 (ja) 制御装置および制御方法
KR101857276B1 (ko) 디젤 엔진의 스로틀을 활용한 과도 구간 공기량 제어방법
US11728498B2 (en) PI control partial derivative based I-term for wind-up prevention
US20220149401A1 (en) Air system pressure observer control method for fuel cell system
US20240084746A1 (en) Dual fuel engine system and method for controlling dual fuel engine system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7144299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350