JP2017142869A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 読み出し動作の消費電力を抑制することが可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】 半導体記憶装置は、記憶素子と、参照抵抗素子と、記憶素子に接続された第1ビット線と、参照抵抗素子に接続された第2ビット線と、第1及び第2トランジスタと、読出し回路とを含む。第1及び第2トランジスタは、ゲートに第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端がそれぞれ第1及び第2ビット線に接続される。読出し回路は第1及び第2ビット線の電位差を検知して第1記憶素子から読み出されたデータを確定する。半導体記憶装置は、読み出し動作において、第1記憶素子から読み出されたデータが確定したことに応答して、第1信号は第1論理レベルから第2論理レベルとなり、第1信号が第2論理レベルになると、第1ビット線の電圧が第1電圧から第2電圧に下降し、第2ビット線の電圧が第3電圧から前記第2電圧に下降する。【選択図】図4

Description

実施形態は半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置の一種として抵抗変化型メモリが知られている。抵抗変化型メモリは、抵抗値が可変のメモリセルと、読み出しデータを判定するための参照抵抗とを備えている。抵抗変化型メモリの読み出し動作は、メモリセル及び参照抵抗に対してそれぞれ電流を流し、メモリセル及び参照抵抗がそれぞれ接続されているノードの電位差を増幅することによって、メモリセルに記憶されたデータを判定する。このような読み出し動作で使用される判定回路は、低消費電力で動作することが求められている。
特開2013−143157号公報
読み出し動作の消費電力を抑制することが可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、記憶素子と、参照抵抗素子と、第1及び第2ビット線と、第1及び第2トランジスタと、読み出し回路とを含む。記憶素子は、第1抵抗値と第1抵抗値と異なる第2抵抗値とを取り得る。参照抵抗素子は、抵抗値が前記第1及び第2の抵抗値の間である。第1ビット線は、記憶素子に接続されている。第2ビット線は、参照抵抗素子に接続されている。第1トランジスタは、ゲートに第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が第1ビット線に接続されている。第2トランジスタは、ゲートに第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が第2ビット線に接続されている。読み出し回路は、第1及び第2ビット線の電位差を検知して第1記憶素子から読み出されたデータを確定する。また半導体記憶装置は、読み出し動作において、第1記憶素子から読み出されたデータが確定したことに応答して、第1信号は第1論理レベルから第1論理レベルと異なる第2論理レベルとなる。第1信号が第2論理レベルになると、第1ビット線の電圧は第1電圧から第2電圧に下降し、第2ビット線の電圧は第3電圧から第2電圧に下降する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第1実施形態に係るメモリセル及びセンスアンプユニットの回路図。 第1実施形態に係るセンスアンプユニットの回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作のタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作のタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作のタイミングチャート。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付す。
[1]第1実施形態
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。
[1−1]構成
[1−1−1]半導体記憶装置1の構成
まず、図1を用いて第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構成について説明する。
図示するように半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、カラムセレクタ12、センスアンプモジュール(判定回路)13、及びコントローラ14を備えている。
メモリセルアレイ10は、データを記憶可能な複数のメモリセルMCを含んでいる。メモリセルMCは、マトリクス状に配置されている。またメモリセルアレイ10には、メモリセルMCに印加する電圧を制御するために、複数のワード線WL及び複数のビット線対(ビット線BL及びビット線BLb)が設けられている。複数のワード線WLは、例えばロウ方向に沿って配列され、複数のビット線対は、例えばロウ方向に直交するカラム方向に沿って配列される。そして、ワード線WLとビット線対との交点にメモリセルMCが設けられ、各メモリセルMCには、対応する1つのワード線WL及び1つのビット線対が接続されている。
ロウデコーダ11は、コントローラ14から受信したロウアドレス信号RAに基づいて1つのワード線WLを選択し、選択されたワード線WLに電圧を印加する。ロウアドレス信号RAは、外部のコントローラ(図示せず)から供給される。
カラムセレクタ12は、コントローラ14から受信したカラムアドレス信号CAに基づいて1つのビット線対を選択し、選択されたビット線対とグローバルビット線対(ビット線GBL及びビット線GBLb)との間を電気的に接続する。カラムアドレス信号CAは、外部のコントローラから供給される。グローバルビット線対は、カラムセレクタ12とセンスアンプモジュール13との間を接続するために設けられた配線である。
センスアンプモジュール13は、グローバルビット線対に接続されたセンスアンプユニットSAUを備えている。センスアンプユニットSAUは、読み出し動作時において、選択されたワード線WL及び選択されたビット線対に対応するメモリセルMCに記憶されたデータをセンスする。読み出されたデータDTは、半導体記憶装置1の外部に出力される。
コントローラ14は、外部のコントローラ等から受信した外部制御信号に応じて半導体記憶装置1の全体の動作を制御する。外部制御信号には、例えば動作のタイミングを制御するクロック信号CLKが含まれている。
尚、半導体記憶装置1の構成はこれに限定されず、様々な形態を取ることができる。例えば複数のビット線対が複数のグループに分類され、カラムセレクタ12がグループ毎に1つのビット線対を選択するようにしても良い。この場合センスアンプモジュール13は、各グループにそれぞれ対応した複数のセンスアンプユニットSAUを備える。そして各センスアンプユニットSAUはそれぞれ、各グループに対応したグローバルビット線対を介してカラムセレクタ12に接続される。
また、半導体記憶装置1はカラムセレクタ12を有しなくても良い。この場合、ビット線対とセンスアンプユニットSAUとが直接接続され、センスアンプモジュール13は複数のビット線対にそれぞれ対応した複数のセンスアンプユニットSAUを備える。
[1−1−2]メモリセルMCの回路構成
次に、図2を用いてメモリセルMCの回路構成について、データを記憶する記憶素子としてフューズ素子を用いた場合を一例として説明する。
図示するようにメモリセルMCは、フューズ素子(記憶素子)20、参照抵抗素子21、及びトランジスタ22、23を備えている。
フューズ素子20は、可変抵抗素子であり、高抵抗状態(例えば2kΩ)及び低抵抗状態(例えば200Ω)のいずれかの状態を取る。そしてフューズ素子20は、高抵抗状態及び低抵抗状態がそれぞれデータ“1”及びデータ“0”と定義されることにより、1ビットのデータを記憶することができる。尚、フューズ素子20の抵抗状態とデータとの割り付けは、任意に設定可能である。またフューズ素子20は、例えば電流を流してエレクトロマイグレーションを引き起こし、内部配線を切断することによって低抵抗状態から高抵抗状態に遷移する。フューズ素子20は、一度高抵抗状態に遷移してしまうと低抵抗状態に戻ることが出来ないため、例えばOTPRAM(One time programmable read only memory)の記憶素子として用いられる。
参照抵抗素子21は、例えばフューズ素子20の高抵抗状態と低抵抗状態との間の抵抗値(例えば1kΩ)を有する抵抗素子である。これにより、読み出し動作において参照抵抗素子21を流れる電流は、“1”データを記憶したフューズ素子20を流れる電流と、“0”データを記憶したフューズ素子20を流れる電流との略中間の電流値となる。
nチャネルMOSトランジスタ22、23は、メモリセルMCの選択に用いられ、対応するフューズ素子20及び参照抵抗素子21に電流を流す際にオン状態となるように構成されている。
フューズ素子20は、一端がトランジスタ22のソースに接続され、他端が接地端子に接続されている。参照抵抗素子21は、一端がトランジスタ23のソースに接続され、他端が接地端子に接続されている。トランジスタ22、23は、ドレインがそれぞれビット線ビット線BL、BLbに接続され、ゲートがワード線WLに接続されている。尚、メモリセルMCにおけるフューズ素子20及び参照抵抗素子21とトランジスタ22、23との接続方法は本例に限らず、両者を入れ替えて接続しても良い。この場合、フューズ素子20は、一端がビット線BLに接続され、他端がトランジスタ22のドレインに接続される。参照抵抗素子21は、一端がビット線BLbに接続され、他端がトランジスタ23のドレインに接続される。トランジスタ22、23は、ソースが接地端子に接続される。
以上の構成においてフューズ素子20の他端、及び参照抵抗素子21の他端に接続された接地端子には、例えば半導体記憶装置1の接地電圧VSSが印加される。
尚、メモリセルMCの構成はこれに限定されず、様々な形態を取ることができる。例えばメモリセルMCには、ReRAM(Resistance random access memory)、PRAM(Phase-change RAM)、FeNAND(Ferroelectoric NAND-type memory)、MRAM(Magnetic random access memory)、iPCM(interfacial Phase-change memory)等の抵抗変化型記憶素子を用いても良い。
[1−1−3]センスアンプユニットSAUの回路構成
次に、図2及び図3を用いてセンスアンプユニットSAUの回路構成について説明する。図2では説明の簡略化の為、カラムセレクタ12及びグローバルビット線対を省略し、ビット線対がセンスアンプユニットSAUに対して直接接続している構成を示している。また、図3は図2に示すセンスアンプユニットSAUに含まれる回路構成を示している。
センスアンプユニットSAUは、図2に示すようにプリチャージ回路CHR1、CHR2、増幅回路AMP、ディスチャージ回路DIS1、DIS2、データ転送回路TRS、及び出力ラッチ回路LATを備え、図3に示すようにフィードバック回路FBを備えている。
プリチャージ回路CHR1、CHR2は、プリチャージ信号PREinに基づいてビット線BL、BLbをそれぞれプリチャージする回路である。プリチャージ回路CHR1は、トランジスタ30及び抵抗素子31を備えている。pチャネルMOSトランジスタ30は、ソースが電源端子に接続され、ゲートにプリチャージ信号PREinが入力される。抵抗素子31は、一端がトランジスタ30のドレインに接続され、他端がビット線BLに接続されている。プリチャージ回路CHR2は、トランジスタ32及び抵抗素子33を備えている。pチャネルMOSトランジスタ32は、ソースが電源端子に接続され、ゲートにプリチャージ信号PREinが入力される。抵抗素子33は、一端がトランジスタ32のドレインに接続され、他端がビット線BLbに接続されている。プリチャージ信号PREinは、NAND回路54がプリチャージ信号PREとセンスアンプユニットSAUのデータ判定結果とに基づいて出力される制御信号である。プリチャージ信号PREは、コントローラ14によって発行される制御信号である。尚、抵抗素子31、33の抵抗値は例えば略等しく構成される。
増幅回路AMPは、センスイネーブル信号SAEによって活性化され、ビット線BL、BLb間の電位差を増幅してメモリセルMCから読み出されたデータを判定する増幅回路である。増幅回路AMPは、トランジスタ34〜40を備えている。pチャネルMOSトランジスタ34は、ソースが電源端子に接続され、ゲートにセンスイネーブル信号SAEが入力される。センスイネーブル信号SAEは、コントローラ14によって発行される制御信号である。pチャネルMOSトランジスタ35、36は、ソースがトランジスタ34のドレインに接続され、ゲートがそれぞれビット線BL、BLbに接続されている。pチャネルMOSトランジスタ37、38は、ソースがそれぞれトランジスタ35、36のドレインに接続され、ドレインがそれぞれノードOUT、OUTbに接続されている。nチャネルMOSトランジスタ39、40は、ドレインがそれぞれノードOUT、OUTbに接続され、ソースが接地端子に接続され、ゲートがそれぞれトランジスタ37、38のゲートに接続されている。ここでトランジスタ37〜40は、ノードOUT、OUTbにデータを保持するラッチ回路となる。
ディスチャージ回路DIS1、DIS2はそれぞれ、センスイネーブル信号SAEに基づいてノードOUT、OUTbを放電する回路である。ディスチャージ回路DIS1は、nチャネルMOSトランジスタ41、42を備えている。トランジスタ41、42は、ドレインがそれぞれトランジスタ37のソース及びノードOUTに接続され、ソースが接地端子に接続され、ゲートにセンスイネーブル信号SAEが入力される。ディスチャージ回路DIS2は、nチャネルトランジスタ43、44を備えている。トランジスタ43、44は、ドレインがそれぞれトランジスタ38のソース及びノードOUTbに接続され、ソースが接地端子に接続され、ゲートにセンスイネーブル信号SAEが入力される。
データ転送回路TRSは、センスイネーブル信号SAEと増幅回路AMPのデータ判定結果とに基づいて、出力ラッチ回路LATにメモリセルMCから読み出されたデータDTを転送する。データ転送回路TRSは、トランジスタ45〜48及びインバータ回路49〜52を備えている。pチャネルMOSトランジスタ45は、ソースが電源端子に接続され、ゲートにセンスイネーブル信号SAEが入力される。pチャネルMOSトランジスタ46は、ソースがトランジスタ45のドレインに接続され、ゲートがノードNBに接続されている。nチャネルMOSトランジスタ47は、ドレインがトランジスタ46のドレインに接続されている。nチャネルMOSトランジスタ48は、ドレインがトランジスタ47のソースに接続され、ソースが接地端子に接続されている。インバータ回路49は、入力端子にセンスイネーブル信号SAEが入力され、出力端子がトランジスタ48のゲートに接続されている。インバータ回路50は、入力端子がノードOUTに接続され、出力端子がノードNAに接続されている。インバータ回路51は、入力端子がノードNAに接続され、出力端子がトランジスタ47のゲートに接続されている。インバータ回路52は、入力端子がノードOUTbに接続され、出力端子がノードNBに接続されている。
出力ラッチ回路LATは、メモリセルMCから読み出したデータを一時的に保持し、コントローラ14の指示に基づいて読み出したデータDTを外部に出力する。出力ラッチ回路LATはトランジスタ46のドレインに接続されている。
フィードバック回路FBは、読み出しデータの確定を検知してプリチャージ信号PREinにフィードバックする。フィードバック回路FBは、NAND回路53、54及びインバータ回路55、56を備えている。NAND回路53は、第1入力端子がノードNAに接続され、第2入力端子がノードNBに接続され、出力端子がインバータ回路55の入力端子に接続されている。NAND回路54は、第1入力端子にインバータ回路56を介してプリチャージ信号PREが入力され、第2入力端子がインバータ回路55の出力端子に接続されている。NAND回路54の出力端子からは、プリチャージ信号PREinが出力される。尚、NAND回路53の出力端子とNAND回路の第2入力端子との間に設けられているインバータ回路の個数と、プリチャージ信号PREが入力されている箇所のインバータ回路の個数はこれに限定されず、奇数個のインバータ回路が直列に接続されていれば良い。
以上の構成においてトランジスタ30、32、34、45のソースに接続された電源端子には、例えば半導体記憶装置1の電源電圧VDDが印加される。またフューズ素子20、参照抵抗素子21、トランジスタ39〜44及びトランジスタ48のソースに接続された接地端子には、例えば半導体記憶装置1の接地電圧VSSが印加される。
尚、センスアンプユニットSAUの構成はこれに限定されず、様々な形態をとることができる。例えば、図3に示すNAND回路及びインバータ回路は、NOR回路と偶数個のインバータ回路の組に置き換えることが可能である。また、センスアンプユニットを構成する論理回路は異なる回路構成であっても良く、NAND回路、AND回路、NOR回路、OR回路、及びインバータ回路等の論理回路の組み合わせにより、上述した実施形態と同一の動作をする制御信号を出力できれば良い。
[1−2]読み出し動作
次に、図4を用いて半導体記憶装置1の読み出し動作について説明する。
まず、読み出し動作前のスタンバイ状態について説明する。
スタンバイ状態においてロウデコーダ11は、ワード線WLの電圧を“L”レベルとして、トランジスタ22、23をオフ状態にする。これによりメモリセルMCは非選択状態となる。
コントローラ14は、センスイネーブル信号SAEを“H”レベルとして、トランジスタ34、45、48をオフ状態にする。これにより増幅回路AMPが非活性状態になり、ディスチャージ回路DIS1、DIS2が活性状態になる。ディスチャージ回路DIS1、DIS2が活性状態になると、トランジスタ37、38のソース及びドレインが接続されているノードが放電され、これに伴いノードNA及びノードNBの電圧が共に“H”レベルになる。トランジスタ45、48がオフ状態になると、増幅回路AMPの判定結果が出力ラッチ回路LATに転送されない状態になる。
またコントローラ14は、プリチャージ信号PREを“H”レベルとする。スタンバイ状態においてノードNA及びノードNBの電圧は共に“H”レベルのため、NAND回路53は“L”レベルの信号を出力する。NAND回路53が出力した信号と、プリチャージ信号PREとはそれぞれ、インバータ回路55、56によって反転されるため、NAND回路54の2つの入力端子には“H”レベル及び“L”レベルの信号が入力される。これによりNAND回路54が出力するプリチャージ信号PREinは“H”レベルとなり、トランジスタ30、32がオフ状態になるため、ビット線BL、BLbはフローティング状態になる。
次に、図4を用いて読み出し動作の開始から終了までの動作について説明する。
まず時刻t0において、コントローラ14はプリチャージ信号PREを“L”レベルとする。プリチャージ信号PREが“L”レベルになると、NAND回路54の2つの入力端子に入力される信号は共に“H”レベルになるため、プリチャージ信号PREinが“L”レベルになる。プリチャージ信号PREinが“L”レベルになると、トランジスタ30、32がオン状態になるため、ビット線BL及びBLbがプリチャージ電位までプリチャージされる。プリチャージ電位は、例えば半導体記憶装置1の電源電圧VDDである。
次に時刻t1において、ロウデコーダ11はワード線WLの電圧を“H”レベルとして、データを読み出すメモリセルMCを選択する。ワード線WLの電圧が“H”レベルになると、この選択ワード線WLに接続されたトランジスタ22、23がオン状態になり、ビット線BL、BLbに充電された電荷がそれぞれフューズ素子20及び参照抵抗素子21を介して接地端子に向かって放電される。このときフューズ素子20を流れる電流は、フューズ素子20が低抵抗状態のとき参照抵抗素子21を流れる電流よりも大きく、フューズ素子20が高抵抗状態のとき参照抵抗素子21を流れる電流よりも小さい。つまりフューズ素子20が“0”データを記憶するときのビット線BLの放電速度は、ビット線BLbの放電速度よりも早く、フューズ素子20が“1”データを記憶するときのビット線BLの放電速度は、ビット線BLbの放電速度よりも遅くなる。そして、ビット線BLの電圧は抵抗素子31及びフューズ素子20の抵抗値に基づいて一定になり、ビット線BLbの電圧は抵抗素子33及び参照抵抗素子21の抵抗値に基づいて一定になる。
次に時刻t2において、コントローラ14はセンスイネーブル信号SAEを“L”レベルとする。センスイネーブル信号SAEが“L”レベルになると、トランジスタ34がオン状態になり、増幅回路AMPが活性化する。また、トランジスタ41〜44がオフ状態になり、ディスチャージ回路DIS1、DIS2が非活性状態になる。また、トランジスタ45、48がオン状態になり、出力ラッチ回路LATに読み出しデータが転送されるようになる。そして増幅回路AMPは、ビット線BL、BLbの電位差を増幅して、メモリセルMCに記憶されているデータを判定する。
フューズ素子20が低抵抗状態の場合、ビット線BLの電圧はビット線BLbの電圧よりも低くなる。これにより、トランジスタ35のゲートに印加されている電圧よりもトランジスタ36のゲートに印加されている電圧の方が高くなるため、トランジスタ34から供給される電流はトランジスタ35の方に多く流れ込む。その結果、ノードOUTの電位は、ノードOUTbよりも速く上昇する。するとノードOUTの電位は、ある時点でインバータ回路50の反転閾値を超え、ノードNAの電圧が“H”レベルから“L”レベルに反転する。これにより、ノードOUTの電圧は“H”レベルとなり、ノードOUTbの電圧は“L”レベル(VSS)となり、読み出しデータが確定する。この結果、トランジスタ47のゲートにはノードOUTからインバータ回路50、51を介して“H”レベルの信号が入力され、トランジスタ46のゲートにはノードOUTbからインバータ回路52を介して“H”レベルの信号が入力される。するとトランジスタ46、47がそれぞれオフ状態及びオン状態になり、トランジスタ47、48を介して出力ラッチ回路LATから電流が放電される。これにより、出力ラッチ回路LATは“0”データを保持する。
一方でフューズ素子20が高抵抗状態の場合、ビット線BLの電圧はビット線BLbの電圧よりも高くなる。これにより、フューズ素子20が高抵抗状態の場合は、低抵抗状態の場合に対して逆の動作になる。この結果、トランジスタ46、47がそれぞれ、オン状態及びオフ状態になり、トランジスタ45、46を介して出力ラッチ回路LATに対して電流が供給される。これにより、出力ラッチ回路LATは“1”データを保持する。
このように、増幅回路AMPによってメモリセルMCに記憶されているデータが判定されると、ノードOUT及びノードOUTbの電圧の一方が“H”レベル、他方が“L”レベルになる。するとNAND回路53に入力されるノードNA及びノードNBの電圧も一方が“H”レベル、他方が“L”になるため、NAND回路53の出力が“H”レベルになる。これによりNAND回路54の2つの入力端子にはそれぞれ、“L”レベルのプリチャージ信号PREがインバータ回路56によって反転した“H”レベルの信号と、“H”レベルのNAND回路53の出力がインバータ回路55によって反転した“L”レベルの信号とが入力される。その結果時刻t3において、NAND回路54によって出力されるプリチャージ信号PREinは“H”レベルになる。
プリチャージ信号PREinが“H”レベルになると、トランジスタ30、32がオフ状態になり、ビット線BL及びビット線BLbの電圧は接地電圧VSSまで下降する。
次に時刻t4において、ロウデコーダ11は、ワード線WLの電圧を“L”レベルとし、トランジスタ22、23がオフ状態になる。
次に時刻t5において、コントローラ14はプリチャージ信号PRE及びセンスイネーブル信号SAEを“H”レベルとする。これにより半導体記憶装置1はスタンバイ状態になり、読み出し動作を終了する。
以上のように半導体記憶装置1の読み出し動作は、ビット線BL、BLbの電位差を検知することによってメモリセルMCに記憶されたデータを判定し、データの判定が終了するとビット線BL、BLbに供給されている電流を遮断する。
[1−3]第1実施形態の効果
本実施形態に係る半導体記憶装置1は、読み出し動作時の消費電力を抑制することができる。以下に、本実施形態の効果について説明する。
半導体記憶装置の一種である抵抗変化型メモリには、記憶素子及び参照抵抗素子に電流を流して、抵抗値の差分を電位差で検知することによりデータを判定する読み出し方式が使用されている。例えば、記憶素子にフューズ素子を用いたOTPRAMの読み出しには、例えば数百〜数千Ωの抵抗差を数十mVの電位差として判定する読み出し回路が必要となる。
しかし、数百〜数千Ωの抵抗差を数十mVの電位差として読み出すためには、記憶素子及び参照抵抗素子に対して数百μA〜1mAの電流を流し続ける必要がある。読み出し期間中に記憶素子及び参照抵抗素子を流れる貫通電流は、読み出しデータの判定が終わった後でも、読み出し期間の終了まで流れ続ける。この貫通電流はマクロレベルで総計数mAに達してしまうため、読み出し動作の消費電力が大きくなってしまう。
そこで、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のセンスアンプモジュール13は、フィードバック回路FB(NAND回路53、54及びインバータ回路55、56)を備えている。フィードバック回路FBは、コントローラ14から発行されたプリチャージ信号PREと、センスアンプモジュール13の読み出しデータの判定状態とに応じて、ビット線BL、BLbに電流を供給するトランジスタ30、32を制御する。読み出し期間中においてフィードバック回路FBは、読み出しデータが確定するまでは、トランジスタ30、32をオン状態とし、読み出しデータが確定した後は、トランジスタ30、32をカットオフする。つまりフィードバック回路FBは、記憶素子20から読み出されたデータが確定したことに応答して、記憶素子20及び参照抵抗素子21を流れる貫通電流を遮断する。トランジスタ30、32がカットオフされると、ビット線BL、BLbの電圧はVSSとなる。
これにより、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、必要以上に貫通電流を流さなくすることが出来るため、読み出し動作時の消費電力を抑制することが出来る。またフィードバック回路FBは、ばらつきによる変動分のマージンを考慮する必要が無くなるため、動作不良の懸念無く消費電力を抑制することが出来る。本提案により、例えばフィードバック回路FBを設けない場合と比べて消費電力を例えば1/10程度に抑制することが出来る。
また、半導体記憶装置1が複数のセンスアンプユニットSAUを備え、複数のメモリセルMCのデータを同時に読み出す場合、メモリセルMCに記憶されたデータの違いや半導体記憶装置1内の特性ばらつき等の影響を受けて、各センスアンプユニットSAUで読み出しデータが確定するタイミングが異なることがある。このような場合において、各センスアンプユニットSAUのフィードバック回路FBはそれぞれ異なるタイミングで動作する。つまり、各センスアンプユニットSAUに対応するビット線BL、BLbの電流経路は、それぞれの特性に合わせて最適なタイミングで遮断される。これにより本実施形態に係る半導体記憶装置1は、半導体記憶装置1内の特性ばらつきに合わせて消費電力を抑制することが出来る。
[2]第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。第2実施形態に係る半導体記憶装置1は、上記第1実施形態で説明した構成において、複数のセンスアンプユニットSAUにおける読み出しデータの判定状態をフィードバックし、フィードバックされた情報に基づいてロウデコーダ11をリセットするものである。尚、以下では第1実施形態と異なる点のみを説明する。
[2−1]半導体記憶装置1の構成
まず、図5を用いて第2実施形態に係る半導体記憶装置1の構成について説明する。図5は本実施形態に係る半導体記憶装置1のブロック図であり、第1実施形態で説明した図1に相当する。但し図5では説明の簡略化の為、カラムセレクタ12及びグローバルビット線対を省略し、ビット線対がセンスアンプユニットSAUに対して直接接続している構成を示している。図示するように、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、図1で説明した構成において、センスアンプモジュール13がセンスアンプユニットSAU0〜SAUn(nは1以上の整数)を備え、さらにコントローラ14はAND回路60及び内部クロック生成器61を備えた構成を有している。
センスアンプユニットSAU0〜SAUnはそれぞれ、フィードバック信号FBS0〜FBSnを出力する。フィードバック信号FBSは、読み出し動作中に出力される信号である。そしてセンスアンプユニットSAUは、データの判定中はフィードバック信号FBSを“L”レベルとし、判定が終了すると“H”レベルとする。尚、フィードバック信号FBSは、プリチャージ信号PREinが入力されているノードを分岐して、且つ奇数個のインバータ回路を介させることによって生成しても良い。出力されたフィードバック信号FBS0〜FBSnはそれぞれ、AND回路60の入力端子に入力される。
AND回路60は、フィードバック信号FBS0〜FBSnの論理積演算を行い、演算結果をリセット信号RSTとして出力する。リセット信号RSTは、半導体記憶装置1の状態をリセットしてスタンバイ状態にする信号である。
内部クロック生成器61は、例えばロウデコーダ11及びセンスアンプモジュール13の動作タイミングを制御する。内部クロック生成器61には、半導体記憶装置1の外部のコントローラから供給されたクロック信号CLKと、リセット信号RSTとが入力される。そして内部クロック生成器61は、クロック信号CLK及びリセット信号RSTに基づいて内部クロック信号ICLKを生成する。内部クロック信号ICLKはロウデコーダ11に入力され、ロウデコーダ11は内部クロック信号ICLKに基づいてワード線WLに電圧を印加するタイミングが制御される。また、センスアンプモジュール13に供給されるセンスイネーブル信号SAEは、内部クロック信号ICLKに基づいて生成される。
[2−2]読み出し動作
次に、図6を用いて第2実施形態に係る半導体記憶装置1の読み出し動作について、まず内部クロック信号ICLKの生成方法に着目して説明する。また以下の説明は一例として、各センスアンプユニットSAUの読み出しデータが確定する順が、センスアンプユニットSAU0〜SAUnの順である場合を示している。
初期状態において、クロック信号CLK、内部クロック信号ICLK、リセット信号RST、及びフィードバック信号FBS0〜FBSnは”L”レベルとなっている。
まず時刻t0において、外部のコントローラはクロック信号CLKを“H”レベルとする。クロック信号CLKが“H”レベルになると、内部クロック生成器61がクロック信号CLKに同期して内部クロック信号ICLKを“H”レベルとする。“H”レベルの内部クロック信号ICLKが入力されたロウデコーダ11は、ワード線WLに電圧を印加して読み出し動作を開始する。
読み出し動作が開始すると、センスアンプユニットSAU0〜SAUnはそれぞれ、対応するメモリセルMCに記憶されたデータの検知及び判定をする。各センスアンプユニットSAUは、読み出しデータが確定するとフィードバック信号FBSを“H”レベルとする。前述した通り各センスアンプユニットSAUの内、センスアンプユニットSAUnの読み出しデータが最後に確定するため、フィードバック信号FBSnが“H”レベルになると、全てのセンスアンプユニットSAUがそれぞれ“H”レベルになったことを示している。
次に時刻t1において、AND回路60は全てのフィードバック信号が“H”レベルになったことを検知し、リセット信号RSTを“H”レベルとする。リセット信号RSTが“H”レベルになると、内部クロック生成器61が同期して内部クロック信号ICLKを“L”レベルとする。内部クロック信号ICLKが“L”レベルになると、ロウデコーダ11及びセンスアンプユニットSAUが読み出し動作を行う前の状態にリセットされる。
次に時刻t2において、外部のコントローラ等はクロック信号CLKを“L”レベルとする。これにより半導体記憶装置1は読み出し動作を終了する。
次に、図7を用いて第2実施形態に係る半導体記憶装置1の読み出し動作について、ロウデコーダ11及びセンスアンプユニットSAUがリセットされたときの動作に着目して説明する。図7は図4に対応し、クロック信号ICLKの表示が追加されている。
まず時刻tICLK0において、内部クロック信号ICLKが“L”レベルから“H”レベルになる。内部クロック信号ICLKが“H”レベルになると、ロウデコーダ11及びセンスアンプユニットSAUが活性化し、読み出し動作を開始する。
そして全てのセンスアンプユニットSAUの読み出しデータが確定すると、リセット信号RSTが“H”レベルとなる。すると時刻tICLK1において、内部クロック信号ICLKが“L”レベルになる。
内部クロック信号ICLKが“L”レベルになると、ロウデコーダ11及びセンスアンプユニットSAUがリセットされる。ロウデコーダ11がリセットされると、ワード線WLの電圧が“L”レベルになり、センスアンプユニットSAUがリセットされると、プリチャージ信号PRE及びセンスイネーブル信号SAEの信号が“H”レベルになる。
以上のように、第1実施形態と比べて、ワード線WLがリセットされるタイミングは時刻t4よりも速くなり、プリチャージ信号PRE及びセンスイネーブル信号SAEがリセットされるタイミングは時刻t5よりも速くなっている。
尚、リセット信号RSTはパルス信号で構成しても良いし、クロック信号CLKと同期して“L”レベルになるように構成しても良い。また、読み出し動作中に“H”レベルになったフィードバック信号FBSは、リセット信号RSTによりセンスアンプユニットSAUがリセットされたタイミングで“L”レベルになるように構成しても良いし、クロック信号CLKと同期して“L”レベルになるように構成しても良い。
[2−3]第2実施形態の効果
本実施形態に係る半導体記憶装置1は、第1実施形態と比べてさらに読み出し動作時の消費電力を抑制することが出来る。以下に、本実施形態の効果について説明する。
半導体記憶装置の読み出し動作では、メモリセルから読み出されたデータの判定が終了しても、予め設定された期間中は選択されたワード線に電圧が印加されている。
そこで、本実施形態に係る半導体記憶装置1のコントローラ14はAND回路60を備えている。AND回路60には、センスアンプユニットSAUで読み出しデータの判定が終了したことを示すフィードバック信号FBSが入力される。そしてAND回路60は、フィードバック信号FBSの論理積演算を行うことで、リセット信号RSTを生成する。内部クロック生成器61は、このリセット信号RSTに応答して内部クロック信号ICLKを“L”レベルに落とし、ロウデコーダ11をスタンバイ状態にする。つまり、全てのセンスアンプユニットSAUで読み出しデータが確定したことに応答して、ロウデコーダ11はワード線WLに印加している電圧がリセットされる。
これにより、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、ワード線WLに電圧を印加する期間を最小限にすることが可能となり、第1実施形態と比べてさらに読み出し動作時の消費電力を抑制することが出来る。
また、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、リセット信号RSTに応答してセンスアンプユニットSAUもリセットされるため、センスアンプモジュール13の消費電力を抑制する効果も期待出来る。
[3]変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置1は、記憶素子≪20、図2≫と、参照抵抗素子≪21、図2≫と、第1及び第2ビット線≪BL,BLb、図2≫と、第1及び第2トランジスタ≪30,31、図2≫と、読み出し回路とを含む。記憶素子は、第1抵抗値と第1抵抗値と異なる第2抵抗値とを取り得る。参照抵抗素子は、抵抗値が第1及び第2の抵抗値の間である。第1ビット線は、記憶素子に接続されている。第2ビット線は、参照抵抗素子に接続されている。第1トランジスタは、ゲートに第1信号≪PREin、図2≫が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が第1ビット線に接続されている。第2トランジスタは、ゲートに第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が第2ビット線に接続されている。読み出し回路は、第1及び第2ビット線の電位差を検知して第1記憶素子から読み出されたデータを確定するラッチ回路を含む。また半導体記憶装置1は、読み出し動作において、第1記憶素子から読み出されたデータが確定したことに応答して、第1信号は第1論理レベル≪“L”レベル、図5≫から第1論理レベルと異なる第2論理レベル≪“H”レベル、図5≫となる。第1信号が第2論理レベルになると、第1ビット線の電圧は第1電圧から第2電圧≪VSS≫に下降し、第2ビット線の電圧は第3電圧から第2電圧に下降する。
また、半導体記憶装置1はコントローラ≪14、図1≫、第1演算器≪70、図4≫、及び第2演算器≪71、図4≫を含む。コントローラは読み出し動作時に第1及び第2ビット線のプリチャージの開始を指示する第2信号を発行する。第1演算器は、第1及び第2入力端子にそれぞれ読み出し回路の第1及び第2出力ノード≪OUT,OUTb、図2≫が接続されている。第2演算器は、第1入力端子に読み出し動作時にコントローラが発行し第1及び第2ビット線のプリチャージの開始を指示する第2信号≪PRE、図4≫が入力され、第2入力端子に第1演算器の出力端子が接続され、第1信号を出力する。
これにより、読み出し動作の消費電力を抑制することが可能になる。
尚、実施形態は上記第1及び第2実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上述したセンスアンプモジュール13の構成は一例であり、これに限定されない。例えば、センスアンプモジュール13が備える論理回路は異なる回路構成であっても良く、NAND回路、AND回路、NOR回路、OR回路、及びインバータ回路等の論理回路の組み合わせにより、上述した実施形態と同一の動作をする制御信号を出力できれば良い。
また、本明細書において読み出しデータが確定することとは、ノードOUTの電圧がインバータ回路50の反転閾値を超えること、ノードOUTbの電圧がインバータ回路52の反転閾値を超えること、又はNAND回路53の出力信号が反転することのいずれかを示していても良い。
また、タイミングチャートで説明した各動作のタイミングは、少しずれていても良い。例えば図4に示す時刻t4及びt5におけるワード線WL、プリチャージ信号PRE、及びセンスイネーブル信号SAEを異なる論理レベルにするタイミングは、このタイミングに限定されず、それぞれ入れ替わっても良い。
また、本明細書において接続とは、電気的に接続されている事を示し、例えば間に別の素子を介することを除外しない。
また、本明細書において応答とは、例えば第1信号の変化を受けて第2信号が変化する動作のことを示している。つまり第2信号が第1信号に同期して変化することを示し、第1信号及び第2信号が同時に変化することが好ましいが、例えば遅延回路を介することにより一定期間遅延して変化することも含んでいる。
尚、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…カラムセレクタ、13…センスアンプモジュール、14…コントローラ、20…フューズ素子、21…参照抵抗素子、61…内部クロック生成器、SAU…センスアンプユニット、CHR…プリチャージ回路、DIS…ディスチャージ回路、AMP…増幅回路、FB…フィードバック回路、出力ラッチ回路LAT、FBS…フィードバック信号。

Claims (5)

  1. 第1抵抗値と前記第1抵抗値と異なる第2抵抗値とを取り得る第1記憶素子と、
    抵抗値が前記第1及び第2の抵抗値の間である第1参照抵抗素子と、
    前記第1記憶素子に接続された第1ビット線と、
    前記第1参照抵抗素子に接続された第2ビット線と、
    ゲートに第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が前記第1ビット線に接続された第1トランジスタと、
    ゲートに前記第1信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が前記第2ビット線に接続された第2トランジスタと、
    前記第1及び第2ビット線の電位差を検知して前記第1記憶素子から読み出されたデータを確定する第1読出し回路と、
    を備え、
    読み出し動作において、
    前記第1記憶素子から読み出されたデータが確定したことに応答して、前記第1信号は第1論理レベルから前記第1論理レベルと異なる第2論理レベルとなり、
    前記第1信号が前記第2論理レベルになると、前記第1ビット線の電圧が第1電圧から第2電圧に遷移し、前記第2ビット線の電圧が第3電圧から前記第2電圧に遷移する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記読み出し動作時に前記第1及び第2ビット線のチャージの開始を指示する第2信号を発行するコントローラと、
    第1及び第2入力端子に前記読み出し回路の第1及び第2出力ノードがそれぞれ接続された第1演算器と、
    第1入力端子に前記第2信号が入力され、第2入力端子に前記第1演算器の出力端子を経由した信号が接続され、前記第1信号を出力する第2演算器と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1及び第2演算器はNAND回路であり、
    前記半導体記憶装置は、前記第2信号を反転させる第1インバータ回路と、前記第1演算器の出力信号を反転させる第2インバータ回路と、をさらに備え、
    前記第2演算器は前記第1インバータ回路の出力信号と前記第2インバータ回路の出力信号との否定論理積演算を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 第3抵抗値と前記第3抵抗値と異なる第4抵抗値とを取り得る第2記憶素子と、
    抵抗値が前記第3及び第4の抵抗値の間である第2参照抵抗素子と、
    前記第2記憶素子に接続された第3ビット線と、
    前記第2参照抵抗素子に接続された第4ビット線と、
    ゲートに第3信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が前記第3ビット線に接続された第3トランジスタと、
    ゲートに前記第3信号が入力され、一端が電源端子に接続され、他端が前記第4ビット線に接続された第4トランジスタと、
    前記第3及び第4ビット線の電位差を検知して前記第2記憶素子から読み出されたデータを確定する第2読出し回路と、
    前記第1及び第2記憶素子にそれぞれ接続された第5及び第6トランジスタと、
    前記第1及び第2参照抵抗素子にそれぞれ接続された第7及び第8トランジスタと、
    前記第5乃至第8トランジスタのゲートに接続されたワード線と、
    をさらに備え、
    前記読み出し動作において、
    前記第2記憶素子から読み出されたデータが確定したことに応答して、前記第3信号は前記第1論理レベルから前記第2論理レベルとなり、
    前記第1記憶素子から読み出されたデータが確定するタイミングと、前記第2記憶素子から読み出されたデータが確定するタイミングとは異なっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記読み出し動作において、
    前記ワード線に前記第5乃至第8トランジスタをオン状態にする第4電圧が印加され、
    前記第1及び第2読出し回路の読み出しデータの両方が確定したことに応答して第4信号が生成され、前記ワード線に印加されている電圧は前記第4信号に基づいて前記第4電圧から前記第2電圧に変化する
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
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