JP2017142533A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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【課題】簡素な構成で、かつ、画像の明るさを変化させたことがユーザに悟られにくい画像表示装置および画像表示方法を提供すること。【解決手段】本発明の画像表示装置100は、光を出力する光源部11と、光の強度を検出する検出部13と、複数フレームにより構成される画像を表示させるために光を走査する光スキャナ12と、検出部13の検出値が目標値となるように光源部11の出力を調整する調整部74と、画像を構成する画像データに応じた光を出力させるために調整部74の調整結果に基づいて光源部11を駆動する光源駆動部73とを備え、調整部74は、検出部13の検出値が目標値となるように光源部11の出力を調整するとき、画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、黒フレームではない期間中の調整に比して目標値までの出力の変化を急峻に行うことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、画像表示装置および画像表示方法に関する。
レーザ光を反射させて走査することで画像を投影表示するレーザスキャン方式の画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。レーザスキャン方式の画像表示装置は、自動車のウィンドシールドやコンバイナなどに画像を投影表示するHUD(Head Up Display)やプロジェクター等として利用されている。レーザスキャン方式の画像表示装置では、光スキャナのミラーによりレーザ光を反射させ、ミラーの向きを水平方向及び垂直方向に変化させることにより、レーザ光を走査している。
レーザダイオードに一定の電流を流したときのレーザ光の発光強度は、周辺の温度変化に基づいて変化する。また、HUDでは、表示される画像の視認性をよくするために、前方車両の有無や昼夜の外光の変化等に合わせて、画像の明るさを変化させる。このように、画像表示装置においては、表示される画像の明るさを変化させるために、光源の出力を変化させることがある。
特開2013−156314号公報
画像表示中に画像の明るさまたは色調に、ユーザが判別可能な変化が生じると、ユーザが不快に感じることがある。特許文献1に記載の画像表示装置では、駆動式のミラーによりレーザ光が画像表示装置の外部に出射されない状態にしてから、レーザ光の出力を調整している。このため、画像を表示せずに明るさを調整することができる。しかし、レーザ光の出力調整を段階的に行う場合、調整期間中に表示される画像は、不自然な発色となることがあった。
このようなレーザ光の出力調整は、画像表示装置の周辺温度が低い場合に必要となることが多い。特に、RGB等の3色のレーザダイオードを光源にする場合、各々のレーザダイオードの温度特性が異なるため、段階的な調整を行っている間は、所望の色調とは異なる色調となってしまうこともある。
本発明は、このような問題を解決するためなされたものであり、レーザ光の出力調整を行う場合であっても、ユーザに、表示する画像の明るさまたは色調に対して不自然さを感じさせないような出力調整を行うことを可能とする、画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置(100)は、光を出力する光源部(11)と、前記光の強度を検出する検出部(13)と、複数フレームにより構成される画像を表示させるために前記光を走査する光スキャナ(12)と、前記検出部の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整する調整部(74)と、前記画像を構成する画像データに応じた光を出力させるために前記調整部の調整結果に基づいて前記光源部を駆動する光源駆動部(73)と、を備え、前記調整部は、前記検出部の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整するとき、前記画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、黒フレームではない期間中の調整に比して前記目標値までの出力の変化を急峻に行うことを特徴とする。
本発明の画像表示方法は、複数フレームにより構成される画像データに応じて光源部を駆動させて光を出力し、前記光を走査することにより画像を表示する画像表示装置における画像表示方法であって、前記光の強度の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整するとき、前記画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、黒フレームではない期間中の調整に比して前記目標値までの出力の変化を急峻に行うことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに、表示する画像の明るさまたは色調に対して不自然さを感じさせないような出力調整を行うことを可能とする、画像表示装置および画像表示方法を提供することができる。
実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る光出射ユニットの構成を示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置のスキャンエリアを示す図である。 実施の形態1に係る制御ユニットにおける処理を示すブロック図である。 実施の形態1に係る画像表示装置におけるAPCの動作を示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置における画像表示方法を示すフロー図である。 実施の形態1に係る画像表示装置におけるAPCの動作の比較例を示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置の変形例における制御ユニットの処理を示すブロック図である。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明に係る画像表示装置の実施の形態について説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態の画像表示装置100の構成を説明する。画像表示装置100は、光出射ユニット1と、第1平面ミラー2と、スクリーン3と、第2平面ミラー4と、凹面ミラー5と、投影部6と、制御ユニット7と、筐体8と、を有する。
図1を用いて、光出射ユニット1から出射された光線L1がユーザUの目に到達するまでの光路を説明する。光出射ユニット1から出射された光線L1は、第1平面ミラー2に反射されることにより光路が曲げられて、スクリーン3に入射する。光線L1は、スクリーン3上に表示画像の中間像を形成する。スクリーン3は光透過型のものであり、例えば、拡散板やマイクロレンズアレイがスクリーン3として用いられる。マイクロレンズアレイは、マイクロレンズをマトリックス状に配列したものである。マイクロレンズアレイは、レーザ光のスペックルを低減する効果があり、放射角や色むらが最適になるように設計されている。
スクリーン3から出射された光線L1は、第2平面ミラー4に反射されることにより光路が曲げられて、凹面ミラー5に入射する。凹面ミラー5に反射された光線L1は、筐体8の外に出射されて、投影部6に入射する。投影部6は、入射した光線の一部を反射し、残りを透過させる。投影部6は、コンバイナを用いたり、自動車のウィンドシールドを用いることもできる。
画像表示装置100では、筐体8の開口から出射されて投影部6により反射された光線L1と、投影部6を透過した光線L2とが、投影部6により重ねられてユーザUに向かう。ユーザUから見ると、投影部6越しの景色に、画像表示装置100が表示する画像が虚像として重ねられて見えることになる。
図2を用いて、本実施の形態の光出射ユニット1の構成を説明する。図2に示すように、光出射ユニット1は、レーザダイオード11と、走査ミラー12と、フォトダイオード13と、遮光部14と、を有する。
レーザダイオード11は、入力された電流に応じてレーザ光を出力する。レーザダイオード11は、光を出力する光源部である。レーザダイオード11としては、例えば、半導体レーザが用いられる。レーザダイオード11は、R、G、Bの3種類のレーザダイオードを有し、R、G、Bのレーザ光を出力することができる。もちろん、レーザダイオード11は、R、G、B以外の色のレーザ光を出力するものでもよい。
レーザダイオード11から出射された光線L1は、走査ミラー12に入射する。走査ミラー12は、揺動することによって、レーザダイオード11が出力した光線L1の反射方向を変化させることにより光線L1を走査する。走査ミラー12としては、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーが用いられる。走査ミラー12は、光を走査する光スキャナである。
走査ミラー12は、入射した光線の一部を反射し、残りを透過させる。走査ミラー12は、例えば、入射光のうち約98%を反射し、残りの約2%を透過する。走査ミラー12に入射した光線L1の一部は透過して光線L3となり、残りは走査ミラー12により反射されて、光出射ユニット1の外へと出射される。光線L1が、走査ミラー12により反射されてから光出射ユニット1外に出るまでの間に、遮光部14が設けられている。遮光部14に遮られた光線は、光出射ユニット1の外には出ない。
フォトダイオード13は、レーザダイオード11から出力されて走査ミラー12を透過したレーザ光(光線L3)の強度を検出する。フォトダイオード13は、光源からの光の強度を検出する検出部として機能する。
図3に示すように、走査ミラー12により光が走査されるスキャンエリア30は、矩形状となっている。スキャンエリア30は、画像が表示される描画エリア31と、画像が表示されないブランキングエリア32と、を有する。図3においては、矢印で示される方向にレーザ光が走査される。矢印中の二点鎖線の領域では、画像データに基づいてレーザダイオード11が発光して、ユーザが描画エリア31における画像を視認することができる。図3において、描画エリア31は矩形形状となる。ブランキングエリア32は、描画エリア31を囲うように額縁状になっている。
ブランキングエリア32内には、レーザダイオード11の出力を調整するための調整エリア33が設けられている。ここで、調整エリア33はブランキングエリア32の上端側に設けられている。描画エリア31では、フレーム毎の画像データに基づいて、レーザダイオード11を点滅させる。ブランキングエリア32では、レーザダイオード11を発光させないが、調整エリア33内では、レーザダイオード11を発光させる。図2に示した遮光部14は、調整エリア33に対応する光線を遮光するように設けられている。調整エリア33内では、レーザダイオード11の光が遮光部14により遮光されるため、画像はユーザに視認されない。
画像表示装置100は、フォトダイオード13の検出値が一定になるようにレーザダイオード11に入力する電流を調整するAPC(Auto Power Control)機能を有する。
図4を用いて、画像表示装置100がAPCを行うときの制御ユニット7における処理を説明する。制御ユニット7は、フレームバッファ71と、黒フレーム検出部72と、光源駆動部73と、調整部74と、を有する。制御ユニット7は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現されてもよいし、外部の記憶装置に記憶されたプログラムとCPU(Central Processing Unit)とにより実現されてもよい。
表示する画像データが、外部から制御ユニット7に入力され、フレームバッファ71および黒フレーム検出部72に送られる。画像データは、表示する画像のRGBデータを有する。フレームバッファ71は、画像データを一時的に保存する記憶装置であり、数フレーム分の画像データを蓄積してから、1フレームごとの画像データを光源駆動部73へと送る。フレームバッファ71としては、例えば、DDR(Double Data Rate)メモリが用いられ、DDR2やDDR3、その他のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)でもよい。また、フレームバッファ71は、画像データが1フレーム入力されるのに合わせて、フレーム同期信号を調整部74に送る。
黒フレーム検出部72は、入力された画像データから、1フレームを構成するRGBデータが全てゼロとなる黒フレームを検出する。黒フレームが所定の数、例えば数十フレーム連続する場合、黒フレーム検出部72はデータ0検出信号を調整部74に送る。
調整部74は、フォトダイオード13の検出値が目標値となるようにレーザダイオード11の出力を調整する。黒フレーム検出部72からはデータ0検出信号、フレームバッファ71からはフレーム同期信号が、調整部74に入力され、この2つの信号に基づいて調整部74はRGBパワー設定信号を光源駆動部73へと送る。RGBパワー設定信号は、レーザダイオード11へと入力する電流量を設定する信号である。
図3に示されるブランキングエリア32内の調整エリア33に照射されるレーザ光に基づき、調整部74は、レーザダイオード11へと入力する電流量を変化させることにより、レーザダイオード11の出力を調整する。
光源駆動部73は、画像データに応じた光を出力させるために、調整部74の調整結果に基づいてレーザダイオード11を駆動する。これにより、描画エリア31では、画像データ中のRGBデータを適切に表示する光強度でレーザダイオード11が発光する。また、光源駆動部73は、黒フレーム検出部72が黒フレームの連続する区間を検出した場合に、黒フレームの期間中に、フォトダイオード13の検出値が目標値になるように、レーザダイオード11を発光させる。
レーザダイオード11から出力された光はフォトダイオード13の検出面に入射し、フォトダイオード13は検出面に入射した光の強度を検出する。フォトダイオード13により検出された光の強度は、レーザ発光レベル信号として調整部74に送られる。
図5および図6を用いて、画像表示装置100のAPCの動作を説明する。図5に示すように、1フレームごとの画像データがフレームバッファ71へと送られてきて、図中の左側から順番に画像データが表示されていく。すなわち、Dm〜Dnはそれぞれ1つのフレームを表し、Dm、Dm+1、…、Dn−1、Dnの順番でフレームが表示される。
1フレームの画像データは、画像が表示される描画区間T1と、画像が表示されないブランキング区間T2とからなる。描画区間T1は描画エリア31に対応し、ブランキング区間T2はブランキングエリア32に対応している。描画区間T1とブランキング区間T2とは交互に繰り返される。
描画区間T1には、画像を表示しない黒フレームと、画像を表示する非黒フレームとがある。黒フレームは、画像データ中のRGBデータが全てゼロとなり、描画エリア31においてレーザダイオード11を発光させないので、画像が表示されない。すなわち、黒フレームは、描画区間T1およびブランキング区間T2の双方でレーザ光を出力しない。非黒フレームでは、画像データ中のRGBデータに応じて光源駆動部73がレーザダイオード11を発光させることにより、描画エリア31に画像が表示される。
図5では、フレームバッファ71を通過前のデータと通過後のデータを示しており、フレームバッファ71を通過することで5フレームの遅れが生じている。1フレームごとに送られる画像データに合わせて、フレームバッファ71から調整部74へとフレーム同期信号が送られる。フレーム同期信号のHレベルが描画区間T1、Lレベルがブランキング区間T2に対応する。
調整部74は、ブランキング区間T2の中の調整エリア33に相当する区間において、レーザダイオード11の出力を調整する。レーザダイオード11の出力の調整には2種類の方法があり、黒フレーム検出部72から調整部74に送られるデータ0検出信号の有無により切り替えられる。
図5では、フレームバッファ通過前データにおいて所定の数の黒フレームが連続している場合に、黒フレーム検出部72は、黒フレームが連続していると判定する。ここでは、Dm〜Dm+4が黒フレームになっていて、黒フレームが5個連続している。その後、フレームバッファ通過後データとして黒フレームの先頭Dmが現れるタイミングで、黒フレーム検出部72はデータ0検出信号を調整部74に送る。
データ0検出信号を受けていないとき、調整部74は、ブランキング区間T2において、フォトダイオード13の検出値が設定値となるように、レーザダイオード11へ入力する電流値を調整する。設定値は、フォトダイオード13の検出値が現在の値から一定量増減するように定められる。この場合、レーザダイオード11へ入力される電流値は、ブランキング区間T2が来る度に、一定量ずつ段階的に変化する。
一方、データ0検出信号を受けたとき、調整部74は、前のフレームの設定値にかかわらず、フォトダイオード13の検出値が目標値となるように、レーザダイオード11へ入力する電流値を一気に調整する。目標値は予め定められており、前方車両の有無や昼夜の外光の変化に合わせて複数の目標値を定めてもよい。
そして、光源駆動部73は、フォトダイオード13の検出値が目標値となっているときの、レーザダイオード11の電流を読み取る。これにより、温度変化によるレーザダイオード11の光量変化を読み取ることができる。この光量変化によって、調整部74はパワー設定信号を生成する。
例えば、フォトダイオード13の検出値が目標値となっているときのレーザダイオード11の電流値が基準よりも高い場合、レーザダイオード11にはより高い電流が必要となる。反対に、フォトダイオード13の検出値が目標値となっているときのレーザダイオード11の電流値が基準よりも低い場合、レーザダイオード11に高い電流が必要とならない。したがって、RGBデータが同じ場合でも、パワー設定信号が異なれば、光源駆動部73からレーザダイオード11に供給される電流が変化する。
より具体的に説明するため、描画エリア31全体において、RGBデータが一定値になっている場合を考える。RGBデータに対応する光量で表示する場合に、レーザダイオード11に流れる基準電流をIdとする。フォトダイオード13の検出値が目標値となっているときのレーザダイオード11の電流値が基準よりも高い場合、描画エリア31では、基準電流Idより高い電流をレーザダイオード11に供給する。一方、フォトダイオード13の検出値が目標値となっているときのレーザダイオード11の電流値が基準よりも低い場合、描画エリア31では、基準電流Idより低い電流をレーザダイオード11に供給する。
このように、あるRGBデータに対応する光量がフレーム間で一定となるように、光源駆動部73は、レーザダイオード11に電流を供給する。すなわち、RGBデータが同じ値のときに、レーザダイオード11の発光量が等しくなるように、調整部74は、パワー設定信号を設定する。そして、光源駆動部73は、パワー設定信号に応じて、RGBデータに応じた光量でレーザダイオード11が発光するように、電流をレーザダイオード11に供給する。これにより、温度変化によるレーザダイオード11の発光量の変動を低減することができる。
図6を用いて、画像表示装置100における画像表示方法を説明する。まず、黒フレーム検出部72は、表示しているフレームの次以降に、所定の数の黒フレームが連続するか否かを検出する(ST601)。所定の数の黒フレームが連続しない場合(ST601 NO)には、調整エリア33において、フォトダイオード13の検出値が設定値となるように、レーザダイオード11へ入力する電流値を変化させる(ST604)。その後、光源駆動部73は、設定値に変化した電流値でレーザダイオード11を発光させて、次のフレームの画像を表示させる(ST605)。
所定の数の黒フレームが連続する場合(ST601 YES)には、調整部74は、調整エリア33において、フォトダイオード13の検出値が目標値となるようにレーザダイオード11に入力する電流値を調整する(ST602)。調整部74は、調整後の電流値でレーザダイオード11を駆動する指示を行うために、パワー設定信号を光源駆動部73に送る(ST603)。その後、光源駆動部73は調整後の電流値でレーザダイオード11を発光させて、黒フレーム以降の画像を表示させる(ST605)。黒フレーム以降の画像を表示させた後は、次のフレームについて、所定の数の黒フレームが連続するか否かの検出を行う(ST601)。レーザダイオード11に入力する電流値の調整が不要である場合は、ステップST601の判断がいずれであっても、調整を必要としない。
本実施の形態の画像表示装置100は、黒フレームが連続しているときに、レーザダイオード11の出力を一気に目標値にまで変化させる。これにより、レーザダイオード11の出力を段階的に変化させるよりも、迅速に目標とするレーザダイオード11の出力が得られる。
また、黒フレームが連続するタイミングで、フォトダイオード13の検出値が目標値となるようにレーザダイオード11の出力を調整して、パワー設定信号を生成している。こうすることで、パワー設定信号が大きく変化したとしても、描画エリア31に表示されている画像への影響を低減することができる。
例えば、非黒フレームを連続して表示している場合、パワー設定信号が大きく変わると、連続する2フレームで発色が大きく変わってしまう。連続する2フレームでは、描画エリアにおけるフレーム画像が類似しているため、ユーザに発色が変化したことが悟られやすい。一方、本実施の形態では、黒フレームが連続しているため、描画エリアでの発色が大きく変化することがない。よって、ユーザに発色の変化を悟られにくい表示を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、簡素な構成で、かつ、画像の明るさを変化させたことがユーザに悟られにくい画像表示装置を提供することができる。
(比較例)
図7を用いて、画像表示装置100のAPCの動作の比較例を説明する。図5では、所定の数だけ連続する黒フレームを黒フレーム検出部72が検出した場合に、一気に目標値にまでレーザダイオード11の出力を変化させる。それに対して、図7では、次に表示されるのが黒フレームか否かは問わず、ブランキング区間T2に段階的にレーザダイオード11の出力を変化させていく。すなわち、ブランキング区間T2に、レーザダイオード11の出力を、現在の値から一定量離れた設定値に変化させる。そして、ブランキング区間T2が複数回繰り返されて、フォトダイオード13の検出値が目標値に達したところで、APCの動作を終了する。よって、レーザダイオード11の出力の調整に長時間を要してしまう。
(変形例)
図8に示すように、画像表示装置100は、黒フレーム検出部72の代わりに黒フレームを生成する黒フレーム生成部75を備えていてもよい。黒フレーム生成部75が黒フレームを生成した場合、黒フレーム生成部75はフレームバッファ71に黒フレームの画像データを送るとともに、調整部74にデータ0生成信号を送る。データ0生成信号を受けた調整部74は、パワー設定信号を光源駆動部73に送り、光源駆動部73は、フォトダイオード13の検出値が目標値になるように、レーザダイオード11を発光させる。
変形例にかかる画像表示装置100は、黒フレーム生成部75により任意のタイミングで黒フレームを生成することができるので、非黒フレームの画像が続いているときであっても、任意のタイミングでレーザダイオード11の出力を調整することができる。黒フレーム生成部75は、例えば、画像表示装置100の起動時やスリープ時に黒フレームを生成すればよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、光スキャナは、MEMSミラーやガルバノミラー等の走査ミラーに限定されるものではなく、電気光学効果を用いた光スキャナであってもよい。
1 光出射ユニット
7 制御ユニット
11 レーザダイオード
12 走査ミラー
13 フォトダイオード
14 遮光部
30 スキャンエリア
31 描画エリア
32 ブランキングエリア
33 調整エリア
71 フレームバッファ
72 黒フレーム検出部
73 光源駆動部
74 調整部
75 黒フレーム生成部
100 画像表示装置

Claims (6)

  1. 光を出力する光源部と、
    前記光の強度を検出する検出部と、
    複数フレームにより構成される画像を表示させるために前記光を走査する光スキャナと、
    前記検出部の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整する調整部と、
    前記画像を構成する画像データに応じた光を出力させるために前記調整部の調整結果に基づいて前記光源部を駆動する光源駆動部と、を備え、
    前記調整部は、前記検出部の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整するとき、前記画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、黒フレームではない期間中の調整に比して前記目標値までの出力の変化を急峻に行うことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記調整部は、前記検出部の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整するとき、前記画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、前記目標値までの出力の変化を非黒フレームから前記黒フレームである期間の先頭フレームが現れるまでのタイミングに行うことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示装置であって、
    前記光スキャナにより光が走査されるスキャンエリアは、画像が表示される描画エリアと、画像が表示されないブランキングエリアと、を有し、
    前記検出部は、前記ブランキングエリア内の調整エリアに対して出力された光の強度を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置であって、
    前記黒フレームを検出する黒フレーム検出部を備え、
    前記調整部は、前記黒フレーム検出部が黒フレームの連続することを検出した場合、連続した黒フレームの期間中に、前記検出部の検出値が前記目標値になるように、前記光源部の出力を調整する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置であって、
    黒フレームを生成する黒フレーム生成部を備え、
    前記調整部は、前記黒フレーム生成部が生成した黒フレームの期間中に、前記検出部の検出値が前記目標値になるように、前記光源部の出力を調整する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 複数フレームにより構成される画像データに応じて光源部を駆動させて光を出力し、前記光を走査することにより画像を表示する画像表示装置における画像表示方法であって、
    前記光の強度の検出値が目標値となるように前記光源部の出力を調整するとき、前記画像を構成するフレームが黒フレームである期間中の調整においては、黒フレームではない期間中の調整に比して前記目標値までの出力の変化を急峻に行うことを特徴とする画像表示方法。
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