JP2017141202A - 精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法 - Google Patents

精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】濁りが抑制され、かつクロロゲン酸類を収率よく回収できる精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法を提供すること。【解決手段】原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒水溶液に分散又は溶解する第1の工程と、該第1の工程により得られた分散液又は溶解液中の析出物を除去する第2の工程と、該第2の工程により得られた溶液に、平均粒子径が1.0mm以下の活性炭を接触させる第3の工程を備え、原料クロロゲン酸類含有組成物は、カフェインが低減された生コーヒー豆抽出物である、精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法に関する。
生理活性機能を有する素材として様々な素材が提案されているが、抗酸化作用、血圧降下作用、肝機能改善作用等の生理活性機能を有するものとしてポリフェノール類がある。ポリフェノール類のひとつであるクロロゲン酸類は、血圧降下作用が高いという報告がなされている。
クロロゲン酸類を多く含む素材としてコーヒー豆が挙げられるが、これには同時にカフェインが5〜25質量%程度含まれており、通常の抽出方法ではカフェインのみを分離することができない。このため、カフェイン含有組成物からカフェインを選択的に除去する方法が検討され、例えば、カフェイン含有生コーヒー豆抽出物を、有機溶媒と水の質量比が9/1〜1/9の混合溶液に溶解させ、活性炭及び/又は活性白土もしくは酸性白土と接触させる、脱カフェインされた生コーヒー豆抽出物の製造方法が提案されている(特許文献1)。また、生コーヒー豆抽出物を酸性白土又は活性白土の存在下に有機溶媒水溶液に分散又は溶解させて析出物を除去し、次いで分離後の溶液のクロロゲン酸類濃度及びpHを特定範囲内に調整し、次いで濃度調整液中に発生した析出物を分離することにより、飲料として至適濃度に希釈した場合に酸性領域において特異的に生ずる濁りを抑制できることも報告されている(特許文献2)。
特開2006−174746号公報 特開2012−31165号公報
クロロゲン酸類の生理作用をより効果的に発現させるためには、クロロゲン酸類をより多く継続して摂取することが有効であり、多量のクロロゲン酸類を簡便に摂取できる形態として飲料がある。前記特許文献2に記載の方法により得られた精製クロロゲン酸類含有組成物は濁りが抑制されており、飲料の原料として有用であるが、製造工程が煩雑である。そのため、濁りが抑制された精製クロロゲン酸類含有組成物をより簡便に製造できる方法が求められている。
本発明の課題は、濁りが抑制され、かつクロロゲン酸類を収率よく回収できる精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法を提供することにある。
本発明者らは種々検討した結果、原料クロロゲン酸類含有組成物としてカフェインが低減された生コーヒー豆から得られた抽出物を用い、それを有機溶媒水溶液に分散又は溶解させて析出物を除去した後、特定性状を有する活性炭と接触させることにより、上記課題が解決されることを見出した。
すなわち、本発明は、原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒水溶液に分散又は溶解する第1の工程と、
該第1の工程により得られた分散液又は溶解液中の析出物を除去する第2の工程と、
該第2の工程により得られた溶液に、平均粒子径が1.0mm以下の活性炭を接触させる第3の工程
を備え、
原料クロロゲン酸類含有組成物は、カフェインが低減された生コーヒー豆からの抽出物である、
精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法を提供するものである。
本発明の精製クロロゲン酸類含有組成物を製造方法によれば、カフェインをより一層低減しつつ、濁りが抑制され、かつクロロゲン酸類を収率よく回収することができる。また、本発明によれば、吸着剤の使用量を減らしても、濁りをより高水準で抑制できるため、工業的に有利に精製クロロゲン酸類含有組成物を製造することができる。
以下、本発明の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法について説明する。
本発明の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法は、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程とを備えるものである。以下、各工程について詳細に説明する。
(第1の工程)
第1の工程は、原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒水溶液に分散又は溶解する工程である。そして、原料クロロゲン酸類含有組成物として、カフェインが低減された生コーヒー豆から得られた抽出物を使用することを特徴とするものである。
生コーヒー豆のカフェインの低減方法としては、公知の方法を採用することができるが、例えば、スイスウォーター法、超臨界二酸化炭素抽出法、有機溶媒抽出法等を挙げることができる。中でも、濁り抑制の観点から、スイスウォーター法、超臨界二酸化炭素抽出法が好ましい。
カフェインが低減された生コーヒー豆から得られる原料クロロゲン酸類含有組成物中のカフェイン含有量は、濁り抑制の観点から、クロロゲン酸類に対する質量比(カフェイン/クロロゲン酸類)として、0.05以下が好ましく、0.02以下がより好ましく、0.015以下が更に好ましく、そして0以上が好ましく、0.0005以上がより好ましく、0.002以上が更に好ましく、0.005以上が更に好ましい。ここで、本明細書において「クロロゲン酸類」とは、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸のモノカフェオイルキナ酸と、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸及び5−フェルラキナ酸のモノフェルラキナ酸を併せての総称であり、クロロゲン酸類の含有量は上記6種の合計量に基づいて定義される。
コーヒーの木の種類は、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種及びアラブスタ種のいずれでもよい。また、コーヒー豆の産地は特に限定されないが、例えば、ブラジル、コロンビア、タンザニア、モカ、キリマンジャロ、マンデリン、ブルーマウンテン、グアテマラ、ベトナム等が挙げられる。なお、コーヒー豆の豆種及び産地は嗜好性に応じて適宜選択することが可能であり、また豆種又は産地の異なるコーヒー豆を2種以上使用しても構わない。
カフェインが低減された生コーヒー豆からの抽出方法及び抽出条件は特に限定されず、公知の方法を採用することができるが、例えば、特開昭58−138347号公報、特開昭59−51763号公報、特開昭62−111671号公報、特開平5−236918号公報等に記載の方法を採用することができる。
カフェインが低減された生コーヒー豆からの抽出物を原料クロロゲン酸類含有組成物としてそのまま使用しても構わないが、該抽出物を濃縮又は乾燥して使用してもよい。濃縮方法としては、常圧にて溶媒の蒸発を行う常圧濃縮法、減圧にて溶媒の蒸発を行う減圧濃縮法、膜分離により溶媒を除去する膜濃縮法等が挙げられる。濃縮時の温度や圧力条件は適宜選択可能である。また、乾燥方法としては、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥等を挙げることができる。このように、原料クロロゲン酸類含有組成物の形態としては、例えば、液体、スラリー、半固体、固体等の種々のものがある。
原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分中のクロロゲン酸類の含有量は、15質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上が更に好ましく、そして70質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましく、50質量%以下が更に好ましい。かかる固形分中のクロロゲン酸類の含有量の範囲としては、好ましくは15〜70質量%、より好ましくは20〜60質量%、更に好ましくは25〜50質量%である。ここで、本明細書において「固形分」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発物質を除いた残分をいう。
原料クロロゲン酸類含有組成物の分散又は溶解に使用する有機溶媒水溶液中の有機溶媒としては、親水性有機溶媒が好ましく、例えば、エタノール、メタノール等のアルコール、アセトン等のケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、酢酸エチル等のエステルが挙げられる。中でも、アルコール、ケトンが好ましく、食品への使用を考慮すると、アルコールがより好ましく、エタノールが更に好ましい。
有機溶媒水溶液中の有機溶媒濃度は、濁り抑制の観点から、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、40質量%以上がより更に好ましく、またクロロゲン酸類の回収率向上の点から、95質量%以下が好ましく、85質量%以下がより好ましく、75質量%以下が更に好ましく、70質量%以下がより更に好ましい。かかる有機溶媒濃度の範囲としては、好ましくは10〜95質量%、より好ましくは20〜85質量%、更に好ましくは30〜75質量%、より更に好ましくは40〜70質量%である。
有機溶媒水溶液の濃度調整方法としては、例えば、原料クロロゲン酸類含有組成物に対し、有機溶媒水溶液中の有機溶媒濃度が上記範囲内となるように有機溶媒と水を添加して混合する方法、原料クロロゲン酸類含有組成物を水に溶解後、有機溶媒を添加して有機溶媒濃度を上記範囲内に調整する方法、原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒に懸濁後、徐々に加水して有機溶媒濃度を上記範囲内に調整する方法等が挙げられる。
有機溶媒水溶液の使用量は、クロロゲン酸類の回収率向上、濁り抑制の観点から、原料クロロゲン酸類含有組成物中の固形分に対して、1質量倍以上が好ましく、2質量倍以上がより好ましく、3質量倍以上が更に好ましく、そして40質量倍以下が好ましく、20質量倍以下がより好ましく、10質量倍以下が更に好ましい。かかる有機溶媒水溶液の使用量の範囲としては、原料クロロゲン酸類含有組成物中の固形分に対して、好ましくは1〜40質量部、より好ましくは2〜20質量部、更に好ましくは3〜10質量部である。
本工程においては、原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒水溶液に分散又は溶解する際に、酸性白土及び活性白土から選ばれる少なくとも1種の存在下で行うことができる。中でも、クロロゲン酸類の回収率向上の観点から、活性白土が好ましい。
酸性白土又は活性白土としては、ともに一般的な化学成分として、SiO2、Al23、Fe23、CaO、MgO等を含有するものであれば特に限定されないが、SiO2/Al23の質量比が3〜12のものが好ましく、4〜9のものが更に好ましい。また、Fe23を2〜5質量%、CaOを0〜1.5質量%、MgOを1〜7質量%含有する組成のものが好ましい。
活性白土は天然に産出する酸性白土(モンモリロナイト系粘土)を硫酸などの鉱酸で処理したものであり、大きい比表面積と吸着能を有する多孔質構造をもった化合物である。酸性白土を更に、酸処理することにより比表面積が変化し、脱色能の改良及び物性を変化させることができる。
酸性白土及び活性白土の比表面積は、酸処理の程度等により異なるが、50〜350m2/gが好ましい。また、pH(5%サスペンジョン、20℃)は、2.5〜8が好ましく、3.6〜7が更に好ましい。例えば、酸性白土としては、ミズカエース#600(水澤化学社製)等の市販品を用いることができる。また、活性白土としては、ガレオンアースV2R(水澤化学社製)等の市販品を用いることができる。
酸性白土及び活性白土の使用量は、カフェイン低減及び濁り抑制の観点から、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して、1質量%が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましく、5質量%以上が殊更に好ましく、またクロロゲン酸類の回収率向上の観点から、200質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましく、10質量%以下が殊更に好ましい。酸性白土及び活性白土の使用量の範囲としては、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して、好ましくは1〜200質量%、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜15質量%、殊更に好ましくは5〜10質量%である。
(第2の工程)
第2の工程は、第1の工程により得られた分散液又は溶解液中の析出物を除去する工程である。
析出物の除去方法としては、食品工業の分野で通常使用されている方法を採用することができるが、例えば、ろ紙ろ過、遠心分離、膜ろ過等の固液分離が挙げられる。固液分離は、1種又は2種以上を適宜組み合わせて行うことができる。
ろ紙ろ過においては、ろ紙上にろ過助剤をプレコートしてもよく、ろ過助剤としては、例えば、珪藻土、セルロース及びこれらを組み合わせたものを挙げることができる。ろ過助剤の使用量は適宜選択可能であるが、例えば、クロロゲン酸類の回収率向上の観点から、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して、好ましくは0.01〜0.9質量部、より好ましくは0.02〜0.7質量%、更に好ましくは0.03〜0.4質量%である。また、加圧ろ過、吸引ろ過等のろ過方法も採用することもできる。
遠心分離に用いる遠心分離機としては、分離板型、円筒型、デカンター型等の一般的な機器を使用することができる。遠心分離する際の温度は、色相の安定性向上、濁りの抑制の観点から、好ましくは5〜70℃、更に好ましくは10〜40℃である。また、回転数と時間は適宜設定可能であるが、例えば、分離板型の場合、回転数は、好ましくは2000〜10000r/min、より好ましくは2500〜9000r/min、更に好ましくは3000〜8000r/minであり、時間は、好ましくは0.2〜75分、より好ましくは0.5〜60分、更に好ましくは1〜30分である。
膜ろ過による処理条件としては、一般的なろ過条件で処理することができる。膜孔径は、クロロゲン酸類の回収率向上、濁り抑制の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.15μm以上がより好ましく、0.2μm以上が更に好ましく、またクロロゲン酸類の回収率向上、ろ過効率の観点から、10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、2μm以下が更に好ましい。かかる膜孔径の範囲としては、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.15〜5μm、更に好ましくは0.2〜2μmである。なお、膜孔径の測定方法としては、水銀圧入法、バブルポイント試験、細菌ろ過法等を用いた一般的な測定方法が挙げられるが、バブルポイント試験で求めた値を用いることが好ましい。膜ろ過で使用する膜の材質としては、例えば、高分子膜、セラミック膜、ステンレス膜等が挙げることができる。
(第3の工程)
第3の工程は、第2の工程により得られた溶液を、平均粒子径が1.0mm以下の活性炭と接触させる工程である。 活性炭の平均粒子径は1.0mm以下であるが、クロロゲン酸類の回収率向上、濁り抑制の観点から、0.8mm以下が好ましく、0.7mm以下がより好ましく、0.6mm以下が更に好ましく、0.48mm以下がより更に好ましい。なお、濁り抑制とカラムでの圧力損失の観点から活性炭の平均粒子径の下限値は、好ましくは0.05mmであり、より好ましくは0.1mmであり、更に好ましくは0.15mmであり、殊更に好ましくは0.2mmである。ここで、本明細書において「平均粒子径」とは、レーザ回折・散乱法粒度分布測定装置により測定される体積基準の累積粒度分布曲線において50%(d50)に相当する粒子径をいい、例えば、後掲の実施例に記載の方法により測定することができる。
また、活性炭の細孔容積は、クロロゲン酸類の回収率向上、濁り抑制の観点から、0.4mL/g以上が好ましく、1.0mL/g以上がより好ましく、1.3mL/g以上が更に好ましく、1.4mL/g以上がより更に好ましく、またクロロゲン酸類の回収率の観点から、2.2mL/g以下が好ましく、2.0mL/g以下がより好ましく、1.8mL/g以下が更に好ましく、1.6mL/g以下がより更に好ましい。活性炭の細孔容積の範囲としては、好ましくは0.4〜2.2mL/g、より好ましくは1.0〜2.0mL/g、更に好ましくは1.3〜1.8mL/g、より更に好ましくは1.4〜1.8mL/g、殊更に好ましくは1.4〜1.6mL/gである。ここで「細孔容積」とは、活性炭が有する細孔の容積の総量をいい、その物性値は窒素ガス吸着法に基づくものであり、例えば、測定装置として、アサップ2020(マイクロメリックス社製)、又はオートソープ3B(カンタークローム社製)が挙げられる。
活性炭の由来原料としては、一般に食品工業用に使用されているものであれば特に限定されないが、例えば、木質(例えば、オガコ)、石炭、ヤシ殻等の各種の有機物原料を挙げることができる。また、水蒸気等のガスや薬品により賦活した活性炭を用いてもよい。また、活性炭の形状は、粉末状、粒状及び繊維状のいずれでもよく、適宜選択することができる。
本発明においては、前述の有機物原料を炭化して活性炭を製造し、所望の平均粒子径を有するものを採取して使用しても、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、太閤SGP、太閤SG(以上、フタムラ化学社製)、クラレコールGW(クラレケミカル社製)等が挙げられる。また、活性炭の採取には、Tyler標準篩、ASTM標準篩、JIS標準篩等を用いることができる。なお、所望する平均粒子径がレーザ回折・散乱法粒度分布測定装置の測定範囲外である場合にも前記篩を用いて分級することができる。
活性炭との接触方法は、例えば、バッチ式、連続式等を挙げることができる。中でも、生産効率の観点から、カラムに活性炭を充填して連続的に通過させる連続式が好ましい。連続式の場合、活性炭容量に対する空間速度(SV)は、0.05[h-1]以上が好ましく、0.2[h-1]以上がより好ましく、0.5[h-1]以上が更に好ましく、1.0[h-1]以上が殊更に好ましく、そして10[h-1]以下が好ましく、8[h-1]以下がより好ましく、5[h-1]以下が更に好ましく、3.5[h-1]以下が殊更に好ましい。かかる空間速度(SV)の範囲としては、好ましくは0.05〜10[h-1]、より好ましくは0.2〜8[h-1]、更に好ましくは0.5〜5[h-1]、殊更に好ましくは1.0〜3.5[h-1]である。また、活性炭容量に対する通液倍数(BV)は、0.5[v/v]以上が好ましく、1.0[v/v]以上がより好ましく、1.5[v/v]以上が更に好ましく、そして30[v/v]以下が好ましく、20[v/v]以下がより好ましく、15[v/v]以下が更に好ましい。かかる通液倍数(BV)としては、好ましくは0.5〜30[v/v]、より好ましくは1.0〜20[v/v]、更に好ましくは1.5〜15[v/v]である。
活性炭の使用量は、カフェイン低減及び濁り抑制の観点から、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、15質量%以上が更に好ましく、20質量%以上がより更に好ましく、25質量%以上が殊更に好ましく、またクロロゲン酸類の回収率向上の観点から、80質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量倍以下が更に好ましく、35質量倍以下がより更に好ましく、30質量%以下が殊更に好ましい。活性炭の使用量の範囲としては、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して、好ましくは5〜80質量%、より好ましくは10〜50質量%、更に好ましくは15〜40質量%、より更に好ましくは20〜35質量%、殊更に好ましくは25〜30質量%である。
活性炭との接触温度は、0℃以上が好ましく、10℃以上がより好ましく、15℃以上が更に好ましく、そして60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下が更に好ましい。かかる接触温度の範囲としては、好ましくは0〜60℃、より好ましくは10〜50℃、更に好ましくは15〜40℃である。
また、活性炭との接触後、活性炭処理液を固液分離に供してもよい。固液分離としては、例えば、ろ紙ろ過、遠心分離、膜ろ過等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて行うことができる。具体的な操作方法は、第2の工程において説明したとおりである。
このようして本発明の精製クロロゲン酸類含有組成物を得ることができるが、精製クロロゲン酸類含有組成物の形態としては、例えば、液体、スラリー、半固体、固体等の種々のものが挙げられる。
精製クロロゲン酸類含有組成物は、濃縮液とすることができる。濃縮法としては、前述と同様に、常圧濃縮法、減圧濃縮法、膜濃縮法等を挙げることができるが、中でも、減圧濃縮法が作業効率と品質維持の点で好ましい。濃縮時の温度は、20〜70℃が好ましく、25〜65℃がより好ましく、30〜60℃が更に好ましい。
また、精製クロロゲン酸類含有組成物の製品形態を固体とする場合には、噴霧乾燥や凍結乾燥等の公知の方法により粉体化することができる。
本発明の製造方法により得られた精製クロロゲン酸類含有組成物は、下記の特性(i)〜(iv)を具備することができる。
(i)精製クロロゲン酸類含有組成物は、pHを3かつクロロゲン酸類濃度0.3質量%に調整したときの濁度が、好ましくは500NTU以下、より好ましくは300NTU以下、更に好ましくは100NTU以下、より更に好ましくは60NTU以下、殊更に好ましくは30NTU以下とすることができる。ここで、本明細書において「濁度」とは、実施例に記載の方法により測定したものをいう。また、「NTU」とは、ホルマジン濁度標準を使用したホルマジン濁度の測定単位である。
(ii)精製クロロゲン酸類含有組成物は、風味の観点から、固形分中にクロロゲン酸類を、好ましくは10〜80質量%、より好ましくは25〜75質量%、更に好ましくは30〜60質量%含有することができる。
(iii)精製クロロゲン酸類含有組成物は、カフェインとクロロゲン酸類との質量比(カフェイン/クロロゲン酸類)を、風味の観点から、好ましくは0.01以下、より好ましくは0.007以下、更に好ましくは0.005以下とすることができる。なお、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比の下限は特に限定されず、0であってもよい。ここで、本明細書において「0質量%」とは、後掲の実施例に記載の「カフェインの分析」において検出限界以下の場合も包含する概念である。
(iv)精製クロロゲン酸類含有組成物は、後掲の実施例に記載の方法により算出される収率1%当たりの濁度の低下率を、好ましくは50NTU/%以上、より好ましくは60NTU/%以上、更に好ましくは70NTU/%以上、より更に好ましくは80NTU/%以上とすることができる。
1.クロロゲン酸類及びカフェインの分析
(分析機器)
HPLC(日立製作所(株)製)を使用した。装置の構成ユニットの型番は次の通りである。
・送液ユニット(デガッサ内蔵):L−2130
・オートサンプラ(クーラー付):L−2200
・カラムオーブン:L−2300
・分離カラム:Cadenza CD-C18、Size:4.6 mm i.d.×150 mm、3 μm(インタクト株式会社)
・検出器(紫外可視吸光光度計):L−2420
(分析条件)
・サンプル注入量:10μL
・流量:1.0mL/min
・紫外線吸光光度計検出波長:325nm(クロロゲン酸類)、270nm(カフェイン)
・溶離液A:0.05mol/L酢酸、0.01mol/L酢酸ナトリウム、及び0.1mmol/L 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDPO)を含有する5%アセトニトリル
・溶離液B:アセトニトリル
濃度勾配条件(体積%)
時間 溶離液A 溶離液B
0.0分 100% 0%
10.0分 100% 0%
15.0分 95% 5%
20.0分 95% 5%
22.0分 92% 8%
50.0分 92% 8%
52.0分 10% 90%
60.0分 10% 90%
60.1分 100% 0%
70.0分 100% 0%
(1)クロロゲン酸類のリテンションタイム
・3−カフェオイルキナ酸(3−CQA):5.2min
・5−カフェオイルキナ酸(5−CQA):8.7min
・4−カフェオイルキナ酸(4−CQA):11.2min
・3−フェリルキナ酸(3−FQA):12.6min
・5−フェリルキナ酸(5−FQA):19.1min
・4−フェリルキナ酸(4−FQA):20.9min
ここで求めたarea%から5−CQAを標準物質とし、質量%を求めた。
(2)カフェインのリテンションタイム
・カフェイン:18.8min
ここで求めたarea%から試薬カフェインを標準物質とし質量%を求めた。
2.濁度の分析
実施例及び比較例で得られた精製クロロゲン酸類含有組成物を、イオン交換水でクロロゲン酸類濃度0.3質量%、且つpH3になるように適宜酸又はアルカリを用いて希釈した後、濁度計(Turbidimeter/TN-100 EUTECH INSTRUMENTS社製)を用いて25℃にて測定した。
3.収率1%当たりの濁度の低下率の算出
実施例及び比較例で得られた精製クロロゲン酸類含有組成物の収率、及び濁度に基づいて、下記式により収率1%あたりの濁度の低下率を算出した。なお、精製クロロゲン酸類含有組成物の収率は、原料クロロゲン酸類含有組成物中のクロロゲン酸類の含有量に基づくものである。
収率1%当たりの濁度の低下率=〔1000−濁度(NTU)〕/〔100−収率(%)〕×100
4.活性炭の平均粒子径の測定
レーザ回折・散乱法粒度分布測定装置(LS13320、BECKMAN COULTER社製)にて測定し、体積基準の粒度分布を取得し、平均粒子径d50の値を求めた。
5.活性炭の細孔容積の測定
活性炭を120℃以上の真空下で十分に脱気した後、アサップ2020(マイクロメリックス社製)にて77Kの窒素ガスを用いて測定した。
本実施例で使用した活性炭は、表1のとおりである。
Figure 2017141202
製造例1
カフェイン低減生コーヒー豆の製造
生コーヒー豆を、スイスウォーター法(EP008398, A. Fischerら、1979)により脱カフェインし、カフェイン低減生コーヒー豆を得た。カフェイン低減生コーヒー豆は、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.012であった。
製造例2
原料クロロゲン酸類含有組成物Aの製造
製造例1で得られたカフェイン低減生コーヒー豆を熱水にて抽出し、得られた抽出液をスプレードライにて乾燥し、原料クロロゲン酸類含有組成物Aを得た。原料クロロゲン酸類含有組成物Aは、固形分中のクロロゲン酸類含有量が29.7質量%、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.012であった。
製造例3
原料クロロゲン酸類含有組成物Bの製造
生コーヒー豆を熱水にて抽出し、得られた抽出液をスプレードライにて乾燥し、原料クロロゲン酸類含有組成物Bを得た。原料クロロゲン酸類含有組成物Bは、固形分中のクロロゲン酸類含有量が29.3質量%、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.32であった。
実施例1
(第1の工程)
原料クロロゲン酸類含有組成物A170gを、エタノール濃度60質量%のエタノール水溶液680g、ろ過助剤(ソルカフロック、新日鉱プロキュアメント社製)9.6gと混合することにより分散液860gを得た。なお、有機溶媒水溶液の使用量は、原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して400質量%であった。
(第2の工程)
次に、分散液860gと、エタノール濃度60質量%のエタノール水溶液340gを、プレコート剤〔珪藻土(シリカ100FA、中央シリカ製)10.7gとろ過助剤(ソルカフロック、新日鉱プロキュアメント社製)10.7gの混合物〕を堆積させた2号濾紙にてろ過し、ろ液1059gを回収した。以下、この溶液を「第2工程で得られた溶液」と称する。この「第2工程で得られた溶液」は、クロロゲン酸類含有量が4.7質量%、カフェイン含有量が0.04質量%、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.008、pHが6.0であった。
(第3の工程)
次に、活性炭(GW)92.2mL(14.3g)を充填したカラムに、25℃にて「第2工程で得られた溶液」327gとエタノール濃度60質量%の有機溶媒水溶液123gを順に通液して「カラム処理液」を回収した。活性炭の使用量は、原料クロロゲン酸類含有組成物A中の固形分に対して29質量%であった。
次に、「カラム処理液」を孔径0.2μmのフィルタにてろ過した後、ロータリーエバポレータにてエタノールを留去して「精製クロロゲン酸類含有組成物」を78g得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例2
実施例1の第3の工程において活性炭の種類を「SGP」に変更したこと及び活性炭の使用量を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して15質量%に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により精製クロロゲン酸類含有組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例3
実施例2の第3の工程において活性炭の種類を「SG」に変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例4
実施例1の第3の工程において活性炭の種類を「SGP」に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例5
実施例2の第3の工程において活性炭の使用量を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して10質量%に変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例6
実施例2の第3の工程において活性炭の使用量を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して20質量%に変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例7
実施例2の第3の工程において活性炭の使用量を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して25質量%に変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例8
実施例4の第1の工程において、酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製、比表面積95m2/g)12.8g(原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して7.5質量%)を添加したこと以外は、実施例4と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
実施例9
実施例8の第1の工程において酸性白土に代え活性白土(ガレオンアースV2R、水澤化学社製、300m2/g)を添加したこと以外は、実施例8と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
比較例1
実施例1の第1の工程において製造例2で得られた原料クロロゲン酸類含有組成物Bを使用し、かつ酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製、比表面積95m2/g)を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して50質量%使用したこと、並びに第3の工程において活性炭の使用量を原料クロロゲン酸類含有組成物の固形分に対して120質量%に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により精製クロロゲン酸類含有組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
比較例2
実施例2の第3の工程において活性炭の種類を「GLC」に変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により精製クロロゲン酸類組成物を得た。得られた精製クロロゲン酸類組成物について分析を行った。
Figure 2017141202
Figure 2017141202
Figure 2017141202
Figure 2017141202
Figure 2017141202
表2〜6から、原料クロロゲン酸類含有組成物としてカフェインが低減された生コーヒー豆から得られた抽出物を用い、それを有機溶媒水溶液に分散又は溶解させて析出物を除去した後、平均粒子径が1.0mm以下の活性炭と接触させることにより、クロロゲン酸類を飲料の至適濃度に希釈した場合にも濁りが抑制され、しかもクロロゲン酸類を収率よく回収できることがわかる。

Claims (7)

  1. 原料クロロゲン酸類含有組成物を有機溶媒水溶液に分散又は溶解する第1の工程と、
    該第1の工程により得られた分散液又は溶解液中の析出物を除去する第2の工程と、
    該第2の工程により得られた溶液に、平均粒子径が1.0mm以下の活性炭を接触させる第3の工程
    を備え、
    原料クロロゲン酸類含有組成物は、カフェインが低減された生コーヒー豆抽出物である、
    精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  2. カフェインが低減された生コーヒー豆抽出物中のカフェイン含有量がクロロゲン酸類に対する質量比(カフェイン/クロロゲン酸類)として0.05以下である、請求項1記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  3. 活性炭の使用量が原料クロロゲン酸類含有組成物中の固形分に対して5〜80質量%である、請求項1又は2記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  4. 活性炭の細孔容積が0.4〜2.2mL/gである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  5. 第1の工程を活性白土の存在下で行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  6. 有機溶媒水溶液中の有機溶媒濃度が10〜95質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
  7. 有機溶媒水溶液中の有機溶媒がエタノールである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の精製クロロゲン酸類含有組成物の製造方法。
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