JP2017140224A - 移動机 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板部を水平状態とした使用位置において、机を設置する位置の微調整を容易に行うことのできる移動机を提供する。【解決手段】水平状態の使用位置と、略垂直状態の収納位置とに回動可能に設けられる天板部10と、天板部を支持する支持脚12と、支持脚の下部に昇降可能に設けられるキャスタ14と、支持脚の下部に設けられ、キャスタが上昇された際にキャスタに代わって床面に接して移動机を支持するアジャスタ部16と、天板部が略垂直状態にある際、及び天板部が略垂直状態から水平状態に戻された際に、昇降手段20によりキャスタが下降して床面に接し、移動机を移動可能な第1状態を保持する第1状態保持手段100と、天板部が水平状態にある際に、第1状態を解除し、アジャスタ部が床面に接して移動机を移動不能な第2状態を保持する第2状態保持手段200とを備える。【選択図】図4

Description

本実施の形態は、移動机に関する。
従来から、机の脚部に移動用のキャスタを昇降可能に設けると共に、キャスタが上昇された際にはキャスタに代わって床面に接して机を支持するアジャスタ部を設けた移動机が種々提案されている(特許文献1等)。
ここで、このような移動机の一種として、天板部が回動可能に設けられ、天板部の回動に伴ってキャスタが昇降されるものがある。
即ち、天板部を略垂直な収納位置から水平な使用位置に回動させると、その動きに連動してキャスタが下方に移動し、天板部を使用位置から収納位置に回動させると、キャスタが上方に移動すると共にアジャスタ部が接地する構成を備えた移動机が提案されている。
特開2015−156954号公報
ところが、上述のような構成の移動机では、机を移動させるときは、天板部を収納位置に回動させなければならず、天板部が水平な状態で机を移動させることができなかった。
そのため、天板部を水平状態とした使用位置では、机を設置する位置の微調整を行うことが難しく、利便性に劣るという不都合があった。
本実施の形態は、天板部を略垂直状態とした収納位置から水平状態とした使用位置にした際、机を設置する位置の微調整を容易に行うことのできる移動机を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、水平状態の使用位置と、略垂直状態の収納位置とに回動可能に設けられる天板部と、前記天板部を支持する支持脚と、該支持脚の下部に昇降可能に設けられるキャスタと、該キャスタを昇降させる昇降手段と、前記支持脚の下部に設けられ、前記キャスタが上昇された際に該キャスタに代わって床面に接して当該移動机を支持するアジャスタ部と、前記天板部が前記略垂直状態にある際、及び該天板部が前記略垂直状態から前記水平状態に戻された際に、前記昇降手段により前記キャスタが下降して床面に接し、当該移動机を移動可能な第1状態を保持する第1状態保持手段と、前記天板部が前記水平状態にある際に、前記第1状態を解除し、前記昇降手段により前記キャスタを上昇させ、前記アジャスタ部が床面に接して当該移動机を移動不能な第2状態を保持する第2状態保持手段と、を備える移動机が提供される。
本実施の形態によれば、天板部を水平状態とした使用位置において、机を設置する位置の微調整を容易に行うことのできる移動机を提供することができる。
実施の形態に係る移動机の一部を示す斜視図。 実施の形態に係る移動机の要部を示す拡大図。 実施の形態に係る移動机の要部を示す正面図。 実施の形態に係る移動机の構成および動作を示す説明図。 図4に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。 図5に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。 図6に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。 図7に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。 図8に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。 図9に示す実施の形態に係る移動机の動作の続きを示す動作説明図。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(実施の形態)
[移動机の構成]
図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る移動机1Aの構成について説明する。
ここで、図1は、実施の形態に係る移動机1Aの一部構成を示す斜視図、図2は、移動机1Aの要部を示す拡大図、図3は、移動机1Aの要部を示す正面図である。
移動机1Aは、図1〜図3に示すような水平状態の使用位置と、後出の図7等に示すような略垂直状態の収納位置とに回動可能に設けられる天板部10と、天板部10を支持する左右一対の支持脚12と、支持脚12の下部に昇降可能に設けられるキャスタ14と、キャスタ14を昇降させる昇降手段20と、支持脚12の下部に設けられ、キャスタ14が上昇された際に、このキャスタ14に代わって床面Fに接して移動机1A自体を支持するアジャスタ部16とを備える。
なお、昇降手段20の詳細については、後述する。
さらに、移動机1Aは、天板部10が略垂直状態にある際、及び天板部10が略垂直状態から水平状態に戻された際に、昇降手段20によりキャスタ14が下降して床面Fに接し、移動机1Aを移動可能な第1状態を保持する第1状態保持手段100と、天板部10が水平状態にある際に、第1状態を解除し、昇降手段20によりキャスタ14を上昇させ、アジャスタ部16が床面に接して移動机1Aを移動不能な第2状態を保持する第2状態保持手段200とを備える。
第1状態保持手段100および第2状態保持手段200の具体例については、機構部Mの説明として後述する。
天板部10は、例えばメラミン樹脂等で成形され、天板部10の下方にはスチールパイプ等で構成される棚部11が設けられている。
また、支持脚12は、例えば、中空部を有する金属製の扁平楕円パイプ等で構成される。
なお、図1では、移動机1Aの他端側の図示は省略されているが、他端側にも同様の構成の支持脚12が設けられている。
[昇降手段の概要について]
図2〜図4を参照して、昇降手段20(後述する機構部Mの一部構成に相当)の概要について説明する。
ここで、図4は、実施の形態に係る移動机1Aの構成および動作を示す説明図である。
昇降手段20は、天板部10の側方に設けられるブラケット部(天板受部)150に揺動可能に軸支される第1レバー(FLAPレバー)21を有し、天板部10の下側に配置される第1レバー機構300(後述する機構部Mの一部構成に相当)を備えている。
また、支持脚12の中空部12a内の上下方向に延設され、上端側が第1レバー機構300の動作に連動して上下動する被駆動部材としてのワイヤWと、ワイヤWの下端部に連結され、支持脚12の下端部の前後方向に延在されてアジャスタ部16を下方に備える金属製の脚座13内に移動可能に設けられると共に、下面側に複数のキャスタ14(本実施例では、各脚座13に2個のキャスタ14が設けられている)が並設されたキャスタベース15を備えている。
さらに、ワイヤWと係合し、第1レバー機構300の動作に連動してキャスタベース15を昇降させ、キャスタベース15の上昇位置においてキャスタ14を脚座13の下面と同一高さ以上に上昇させると共に、キャスタベース15の下降位置においてキャスタ14を脚座13の下面より下方に降下させるキャスタベース駆動手段400を備えている。
キャスタベース駆動手段400の具体例については、後述する。
[第1レバー機構等の概要について]
図2〜図4を参照して、第1レバー機構300(後述する機構部Mの一部構成に相当)の概要について説明する。
第1レバー機構300は、天板部10を水平状態の使用位置と略垂直状態の収納位置との間で回動させる回動機構に兼用されている。
被駆動部材はワイヤWで構成され、第1状態保持手段100は、第1レバー機構300の動作に連動して、天板部10が略垂直状態とされた際、及び天板部10が略垂直状態から水平状態に戻された際に、ワイヤWを上方に引き上げるギア機構G(後述する機構部Mの一部構成に相当)と、このギア機構Gに係合されて、ワイヤWの牽引状態を維持するカム構造C(後述する機構部Mの一部構成に相当)とを備える。
カム構造Cの具体例については、機構部Mの説明として後述する。
また、キャスタベース駆動手段400は、脚座13内に揺動自在に配置される一対のフロートリンク30A、30Bと、各フロートリンク30A、30Bの一端側にピン部材32,34によって揺動自在に連結されるキャスタベース15とから成る平行リンク機構Lで構成されている。
また、一方のフロートリンク30Aの他端側31には、ワイヤWの下端側が揺動可能に連結されている。
なお、フロートリンク30Bの他端側33は、脚座13内に揺動可能に取付けられている。
また、第2状態保持手段200(後述する機構部Mの一部構成に相当)は、第1レバー21と同軸に揺動可能に軸支される第2レバー(SETレバー)22を有する第2レバー機構500で構成されている。
この第2レバー機構400は、天板部10が水平状態にある際に、第2レバー22の動作に連動して、第1状態保持手段100が備えるカム構造Cに作用してワイヤWの牽引状態を解除し、ワイヤWを弛緩状態に移行させる作動部材を備えている。
[機構部の構成例について]
図2〜図4を参照して、上述の昇降手段20、第1状態保持手段100、第2状態保持手段200、第1レバー機構300、キャスタベース駆動手段400、第2レバー機構500、ギア機構Gおよびカム構造Cを構成する機構部Mの構成例について説明する。
なお、機構部Mは、天板部10の左右に一対設けられ、互いに連動して動作するようになっている。
機構部Mは、天板部10を支持する左右一対のブラケット部150と、各ブラケット部150に回転軸160によって回動可能に接続される駆動ユニット250と、駆動ユニット250に回動可能に支承されるワイヤアーム金具25と、開閉レバー部材23と、ロックプレート24等から構成されている。
なお、回転軸160は、ブラケット部150にボルト270によって螺合されている。
左右一対の機構部M間には、両機構部Mを連動させる円筒状の連動パイプ350が設けられている(図4参照)。
また、左右一対の支持脚12間には、角パイプで構成される貫パイプ251が設けられている。なお、左右一対のブラケット部150間には、天板部10を支える梁部材110が設けられている(図3参照)。
駆動ユニット250は、金属板で構成されるユニット本体50と、このユニット本体50の外側の表面に実装されるロータリーダンパー26とを備えている。
また、ブラケット部150にはピン部材254が螺合され、ワイヤアーム金具25とユニット本体250とを回動可能に接続している。
ユニット本体50には、螺合されるピン部材254および回転軸部材255によってワイヤアーム金具25が回動自在に支承されている。ワイヤアーム金具25の下端側には扇型のギア歯25aが形成され、ロータリーダンパー26の回転軸に設けられるギア26aと係合するようになっている。
これにより、キャスタ14が上昇される際に、ロータリーダンパー26の作用により、アジャスタ部16をゆっくりと降下させることができ、床面Fと接地する際の衝撃を緩和することができる。
また、ユニット本体50とワイヤアーム金具25との間には、ユニット本体50に立設される回転軸160によって回動自在に軸支されるロックプレート24が設けられている。
また、図2および図4に示すように、第1レバー21および第2レバー22の回転中心となる回転軸450が、連動パイプ350の端部に固定されている。
回転軸450の外側の端部は、開閉レバー部材23の上部に穿設されている係合孔23bに係合されている。
また、係合孔23bの形状は扇型とされている。また、回転軸45の断面形状は略扁平状に形成されている。これにより、第1レバー21および第2レバー22がそれぞれ所定の角度で独立して回動可能に支承される。
また、回転軸450には、第2レバー22の動作に連動して回動される作動部材190が軸支されている。
ユニット本体50には、円弧状に切り欠かれたガイド部51が形成されている。ブラケット部150には、ボルト27が螺合され、このボルト27の端部が前記ガイド部51に沿って摺動されるように構成されている。
また、ロックプレート24の端面と接触する位置に、ロックピン170がワイヤアーム金具25に立設されている。なお、ロックピン170の先端部170aには、被駆動部材としてのワイヤWの端部が連結されている。
そして、前記ボルト27の端部が前記ロックプレート24と摺接し、天板部10の回動に連動して、ボルト27の端部がガイド部51に沿って摺動されるのに伴い、このロックプレート24を回動させるようになっている。
また、ロックプレート24の端面には、凹部24a、24cおよび凸部24bから成るカム構造Cが設けられている。
そして、ロックピン170とロックプレート24のカム構造Cとにより、天板部10が略垂直状態にある際、及び天板部10が略垂直状態から水平状態に戻された際に、昇降手段によりキャスタ14が下降して床面Fに接し、移動机1Aを移動可能な第1状態を保持する第1状態保持手段100が構成される。
また、詳細な動作態様については後述するが、第2レバー22の動作に連動して回動される作動部材190によって、ロックプレート24の凹部24cとロックピン170との係合状態が解除される。
即ち、第2レバー22と、作動部材190と、ロックプレート24のカム構造Cによって、天板部10が水平状態にある際に、第1状態を解除し、昇降手段20によりキャスタ14を上昇させ、アジャスタ部16が床面に接して移動机1Aを移動不能な第2状態を保持する第2状態保持手段が構成される。
なお、具体的な動作態様については後述する。
また、開閉レバー23の前記ロックプレート24側の端面には凹部23aが形成されている。さらに、ユニット本体50の外側表面の所定位置には、凹部23aと係合するロックピン180A、180Bが立設されている。
そして、天板部10が水平状態にある場合に、第1レバー21の操作により、凹部23aとロックピン180Aとの係合状態が解除され、また天板部10が略垂直状態にある場合に、第1レバー21の操作により、凹部23aとロックピン180Bとの係合状態が解除されように構成されている。
なお、第1レバー21の操作に伴う具体的な動作態様については後述する。
また、図示は省略するが、ブラケット部150とユニット本体50との間、およびユニット本体50と作動部材190との間のそれぞれには、回転軸450に巻回される巻バネが設けられている。なお、この巻バネは、開閉ハンドル21および固定ハンドル22のそれぞれを下方(床面方向)に付勢するように設けられている。
[移動机の動作態様について]
図4〜図10の動作説明図を参照して、移動机1Aの動作態様について説明する。
(移動机の基本状態)
まず、図4を参照して、本実施の形態に係る移動机1Aの基本状態について説明する。
ここで、基本状態とは、移動机1Aの天板部10が水平状態で、アジャスタ部16が床面Fに接地した状態(即ち、本実施の形態にいう第2状態が保持された状態)をいうものとする。
この基本状態において、第1レバー21および第2レバー22は、下げられた状態とされている。
また、開閉レバー部材23の凹部23aは、下方側に位置するロックピン180Aと係合されている。
これにより、天板部10は水平状態の使用位置を保持してロックされる。
また、ロックプレート24は、カム構造Cの凸部24aがロックピン170と係合されている。
これにより、ロックピン170の先端部170aに連結されているワイヤWは弛緩した状態で保持される。
したがって、キャスタベース駆動手段400において、平行リンク機構Lの作用により、キャスタベース15は上昇位置に保持され、キャスタ14を脚座13の下面と同一高さ以上に上昇させた状態で保持する。
また、この状態において、キャスタ14に代わってアジャスタ部16が床面Fに接した状態で保持される。
このように、基本状態では、アジャスタ部16が床面Fに接し、移動机1Aは移動不能な状態で所望位置に設置される。
(天板部の起立状態への遷移)
次に、図5〜図7の動作説明図を参照して、図4に示す基本状態から、天板部10を起立状態へ遷移させる動作について説明する。
まず、図5に示すように、第1レバー21を矢印D10方向に手動で引き上げる。 これにより、開閉レバー部材23の凹部23aとロックピン180Aとの係合状態が解除され、天板部10を回動可能な状態とされる。
次いで、図6および図7に示すように、天板部10を矢印D11方向に手動で回動させる。
この動作に連動して、開閉レバー部材23は、矢印D21方向に回動される
また、ボルト27もガイド部51に沿って上方に移動し、このボルト27に押圧されてロックプレート24も矢印D22方向に回動される。
ワイヤアーム金具25も矢印D23方向に回動され、ロックピン170も上方へ移動される。
これにより、ロックピン170の先端部170aに連結されているワイヤWが矢印D12方向(上方)に引き上げられる。
そして、キャスタベース駆動手段400において、フロートリンク30A、30Bが矢印D13方向に回動され、平行リンク機構Lの作用により、キャスタベース15が降下される。
これにより、キャスタ14も矢印D14方向に降下される。
続いて、図7に示すように、天板部10をさらに矢印D11方向に回動させて、天板部10を略垂直状態(例えば、図7に示す構成例では水平面に対して約75度)まで起立させる。
また、この動作に連動して、開閉レバー部材23、ロックプレート24およびワイヤアーム金具25は、矢印D21方向、D22方向およびD23方向にさらに回動される。
そして、開閉レバー部材23の凹部23aは、上方のロックピン180Bと係合される。
これにより、天板部10は略垂直状態の収容位置で保持される。
また、ワイヤアーム金具25の矢印D23方向への回動により、ロックプレート24が備えるカム構造Cの凸部24bをロックピン170が乗り越え、凹部24cによってロックピン170が保持(ロック)される。
この状態において、キャスタベース駆動手段400では、フロートリンク30A、30Bが矢印D13方向にさらに回動され、平行リンク機構Lの作用により、キャスタベース15がさらに降下される。
これにより、キャスタ14も矢印D14方向にさらに降下されて床面Fに接地されると共に、アジャスタ部16が矢印D15方向に上昇される。
このように、図7に示す状態では、天板部10は略垂直状態の収容位置で保持されると共に、アジャスタ部16により移動机1A自体を所望の位置に移動可能な状態(本実施の形態における第1状態)とされる。
なお、ロックピン170とロックプレート24の凹部24cとの係合状態が、後述する操作によって解除されるまで、この第1状態が保持される。
(天板部の水平状態への遷移)
次に、図8および図9の動作説明図を参照して、図7に示す起立状態から、天板部10を水平状態へ遷移させる動作について説明する。
まず、図8に示すように、第1レバー21を矢印D30方向に手動で回動させる。 これにより、開閉レバー部材23が矢印D31方向に回動され、凹部23aとロックピン180Bとの係合状態が解除されて、天板部10を下方へ回動可能な状態とされる。
次いで、図9に示すように、天板部10を矢印D32方向に手動で回動させる。
この動作に連動して、開閉レバー部材23は、矢印D33方向に回動される
また、ボルト27もガイド部51に沿って上方に移動し、このボルト27に押圧されてロックプレート24も矢印D22方向に回動される。
但し、ロックピン170とロックプレート24の凹部24cとの係合状態は保持されているので、アジャスタ部16により移動机1A自体を所望の位置に移動可能な第1状態は保持された状態となる。
これにより、天板部10を水平状態としたまま、移動机1Aを設置する位置の微調整を行うことができる。
従って、従来のように天板部10を起立させた状態でしか移動できない構成の机に比して、利便性を向上させることができる。
(第1状態の解除操作)
次に、図10の動作説明図を参照して、図9に示す天板部10の水平状態において、上述の第1状態を解除する操作について説明する。
上述のような移動机1Aを設置する位置の微調整が完了した後、上述の第1状態を解除したい場合には、図10に示すように、第2レバー22を矢印D40方向に回動させる。
この操作に連動して、作動部材190が矢印D41方向に回動される。そして、作動部材190がロックプレート24の突片と係合して、ロックプレート24を押し下げる。
これにより、ロックピン170とロックプレート24の凹部24cとの係合状態が解除され、ワイヤアーム金具25が矢印D42方向に回動される。
そして、ワイヤアーム金具25上のロックピン170が下方位置に移動し、ロックピン170の先端部に連結されているワイヤWが矢印D50方向に移動して弛緩状態に移行する。
この動作に連動して、キャスタベース駆動手段400では、フロートリンク30A、30Bが矢印D51方向に回動され、平行リンク機構Lの作用により、キャスタベース15が上昇する。
これにより、キャスタ14も矢印D52方向に上昇して床面Fとの接地状態が解除される。
また、同時にアジャスタ部16が矢印D53方向に降下し、キャスタ14に代わって床面Fに接地する状態へと遷移する。
この際に、ワイヤアーム金具25の回動動作は、ロータリーダンパー26の作用により制動されるため、アジャスタ部16をゆっくりと降下させることができ、床面Fと接地する際の衝撃を緩和することができる。
このような動作を経て、移動机1Aは、図4に示す基本状態に戻ることとなる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、これに限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、本実施の形態はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
例えば、本実施の形態に係る移動机1Aでは、被駆動部材としてワイヤWを用いる構成について述べたが、これに限らず、被駆動部材としてロッドを用い、既知の構造によりキャスタ14を昇降させるように構成してもよい。
本実施の形態の移動机は、教室、オフィス、会議室等で使用する机に適用できる。
1A…移動机
10…天板部
11…棚部
12…支持脚
12a…中空部
13…脚座
14…キャスタ
15…キャスタベース
16…アジャスタ部
20…昇降手段
21…第1レバー
22…第2レバー
23…開閉レバー部材
24…ロックプレート
25…ワイヤアーム金具
26…ロータリーダンパー
27、270…ボルト
30A、30B…フロートリンク
32,34…ピン部材
50…ユニット本体
51…ガイド部
100…第1状態保持手段
150…ブラケット部
170、180A、180B…ロックピン
190…作動部材
200…第2状態保持手段
250…駆動ユニット
300…第1レバー機構
350…連動パイプ
400…キャスタベース駆動手段
450…回転軸
500…第2レバー機構
C…カム構造
F…床面
G…ギア機構
L…平行リンク機構
M…機構部
W…ワイヤ(被駆動部材)

Claims (5)

  1. 水平状態の使用位置と、略垂直状態の収納位置とに回動可能に設けられる天板部と、
    前記天板部を支持する支持脚と、
    該支持脚の下部に昇降可能に設けられるキャスタと、
    該キャスタを昇降させる昇降手段と、
    前記支持脚の下部に設けられ、前記キャスタが上昇された際に該キャスタに代わって床面に接して当該移動机を支持するアジャスタ部と、
    前記天板部が前記略垂直状態にある際、及び該天板部が前記略垂直状態から前記水平状態に戻された際に、前記昇降手段により前記キャスタが下降して床面に接し、当該移動机を移動可能な第1状態を保持する第1状態保持手段と、
    前記天板部が前記水平状態にある際に、前記第1状態を解除し、前記昇降手段により前記キャスタを上昇させ、前記アジャスタ部が床面に接して当該移動机を移動不能な第2状態を保持する第2状態保持手段と、
    を備えることを特徴とする移動机。
  2. 前記昇降手段は、
    前記天板部の側方に設けられるブラケット部に揺動可能に軸支される第1レバーを有し、前記天板部の下側に配置される第1レバー機構と、
    中空状の前記支持脚内の上下方向に延設され、上端側が前記第1レバー機構に連結されて上下動する被駆動部材と、
    前記被駆動部材の下端部に連結され、前記支持脚の下端部の前後方向に延在されて前記アジャスタ部を下方に備える脚座内に移動可能に設けられると共に、下面側に複数の前記キャスタが並設されたキャスタベースと、
    前記被駆動部と係合し、前記第1レバー機構の動作に連動して前記キャスタベースを昇降させ、前記キャスタベースの上昇位置において前記キャスタを前記脚座の下面と同一高さ以上に上昇させると共に、前記キャスタベースの下降位置において前記キャスタを前記脚座の下面より下方に降下させるキャスタベース駆動手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動机。
  3. 前記第1レバー機構は、前記天板部を前記水平状態の使用位置と前記略垂直状態の収納位置との間で回動させる回動機構に兼用され、
    前記被駆動部材は、ワイヤで構成され、
    前記第1状態保持手段は、
    前記第1レバー機構の動作に連動して、前記天板部が前記略垂直状態とされた際、及び該天板部が前記略垂直状態から前記水平状態に戻された際に、前記ワイヤを上方に引き上げるギア機構と、
    前記ギア機構に係合されて、前記ワイヤの牽引状態を維持するカム構造と
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動机。
  4. 前記キャスタベース駆動手段は、
    前記脚座内に揺動自在に配置される一対のフロートリンクと、該各フロートリンクの一端側に揺動自在に連結される前記キャスタベースとから成る平行リンク機構で構成され、
    前記一方のフロートリンクの他端側には、前記ワイヤの下端側が揺動可能に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の移動机。
  5. 前記第2状態保持手段は、
    前記第1レバーと同軸に揺動可能に軸支される第2レバーを有する第2レバー機構で構成され、
    前記第2レバー機構は、
    前記天板部が前記水平状態にある際に、前記第2レバーの動作に連動して、前記第1状態保持手段が備える前記カム構造に作用して前記ワイヤの牽引状態を解除し、前記ワイヤを弛緩状態に移行させる作動部材を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の移動机。
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