JP2017139363A - 部品実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常発生時の状態を適切に保存することができる部品実装機を提供する。【解決手段】部品実装機は、部品実装部と、異常検知部と、開口を有するケーシングと、開口に設けられ、開口を閉じる閉状態と開口を解放する開状態とに切替え可能である開閉扉と、開閉扉を閉状態でロックするロック機構と、ロック機構を操作するための入力装置と、異常検知部とロック機構と入力装置に接続された制御装置とを備えている。制御装置は、部品実装状態では、ロック機構によって開閉扉を閉状態でロックし、部品実装状態において異常検知部が特定の異常を検出した特定異常検出状態では、電子部品の基板への実装を停止すると共に、ロック機構によって開閉扉の閉状態をロックした状態を維持し、特定異常検出状態において入力装置から特定の指示が入力された場合に、ロック機構による開閉扉の閉状態を解除するように構成されている。【選択図】 図3

Description

本明細書は、部品実装部がケーシングに収容された部品実装機に関する。特に、ケーシングの開口を開閉する開閉扉を閉状態でロック可能なロック機構を有する部品実装機に関する。
特許文献1には、基板に電子部品を実装するための部品実装部と、部品実装部の動作時又は動作可能時に閉状態となる開閉可能なカバー(本明細書では、開閉扉という。)と、を備える部品実装機が開示されている。この部品実装機では、カバーを閉状態でロックするロック機構を解除するための解除スイッチが設けられており、解除スイッチを押しこむことでカバーを開くことができる。部品実装部の動作時に解除スイッチを押しこむ場合には、部品実装部が停止してからカバーを開状態とする。この部品実装機では、ロック機構を解除してカバーを開ける前に部品実装部が完全に停止した状態となるため、作業者の安全を確保することができる。
特開平7−202489号公報
ところで、このような部品実装機では、部品実装機に異常が発生した場合にも、部品実装機内部の状況確認や異常回復のためにカバーを開ける必要がある。このとき、異常の種類によっては異常発生の原因を特定し難いことがあるため、異常発生時の状態を保存し、詳細な調査を行う必要がある。しかしながら、特許文献1の部品実装機では、解除スイッチを操作することで誰もが容易にカバーを開けられるため、作業者により修復等がなされ、異常発生時の状態が保存されない可能性がある。本明細書は、異常が発生した際に、異常発生時の状態を適切に保存することができる部品実装機を開示する。
本明細書に開示する部品実装機は、電子部品を基板に実装する部品実装部と、部品実装機の異常を検知する異常検知部と、部品実装部を収容すると共に、その内部に外部からアクセス可能とする開口を有するケーシングと、ケーシングの開口に設けられ、開口を閉じる閉状態と開口を解放する開状態とに切替え可能である開閉扉と、開閉扉を閉状態でロックするロック機構と、ロック機構を操作するための入力装置と、異常検知部とロック機構と入力装置に接続された制御装置とを備えている。制御装置は、部品実装部によって電子部品を基板に実装する部品実装状態では、ロック機構によって開閉扉を閉状態でロックし、部品実装状態において異常検知部が特定の異常を検出した特定異常検出状態では、部品実装部による電子部品の基板への実装を停止すると共に、ロック機構によって開閉扉の閉状態をロックした状態を維持し、特定異常検出状態において入力装置から特定の指示が入力された場合に、ロック機構による開閉扉の閉状態を解除するように構成されている。
上記の部品実装機では、制御装置は、異常検知部が特定の異常を検知した特定異常検出状態では、電子部品の基板への実装を停止すると共に、ロック機構によって開閉扉の閉状態をロックした状態を維持する。この状態において入力装置から特定の指示が入力された場合に、制御装置は、ロック機構によって開閉扉の閉状態を解除する。このため、入力装置(すなわち、特定の指示を入力できる者)を管理することで、部品実装機に特定の異常が発生したときに、部品実装機の状態を確実に保存することができる。
実施例1の部品実装機の構成を模式的に示す側面図。 実施例1の部品実装機の各部の接続関係を示すブロック図。 実施例1の部品実装機において、制御装置によりロック機構を制御する処理のフローチャートを示す図。 実施例2の部品実装機において、制御装置によりロック機構を制御する処理のフローチャートを示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書に開示する部品実装機は、ユーザによって操作され、特定の異常を設定する特定異常設定手段をさらに備えていてもよい。また、制御装置は、異常検知部による検知結果に基づいて、部品実装機に特定の異常が発生したか否かを判定するように構成されていてもよい。このような構成によると、ユーザの要求に応じて特定の異常の種類を変えることができる。
(特徴2) 本明細書に開示する部品実装機では、制御装置は、所定の周期毎に異常検知部で検出される異常が一定の頻度を超えたときに、部品実装機に特定の異常が発生したと判定するように構成されていてもよい。このような構成によると、部品実装機において異常が発生しても、直ちに部品実装部による電子部品の基板への実装が停止されることはない。このため、部品実装機を過度に停止させる事態を回避することができる。その一方、異常の発生頻度が高くなると、開閉扉を閉状態でロックした状態が維持され、部品実装機を異常発生時の状態で維持することができる。
(特徴3) 本明細書に開示する部品実装機では、入力装置は、電子キーと、電子キーの情報を読取る読取装置を備えていてもよい。また、制御装置は、読取装置で電子キーの情報が読み取られたときに、ロック機構による開閉扉の閉状態を解除するように構成されていてもよい。このような構成によると、電子キーを取扱うことができるユーザを管理することで、開閉扉の開閉を権限のある者に限定することができる。
(特徴4) 本明細書に開示する部品実装機では、制御装置とロック機構を接続し、制御装置から出力される制御信号をロック機構に入力する信号線をさらに備えており、制御装置は、制御信号の状態を切替えることによって、ロック機構が開閉扉を閉状態でロックするロック状態と、ロック機構が開閉扉を閉状態でロックしない非ロック状態とに切替わるように構成されていてもよい。また、信号線が、ケーシング内に位置し、開閉扉が開状態のときにアクセス可能となっていてもよい。このような構成によると、開閉扉が閉状態のときは信号線にアクセスできないため、信号線にアクセスすることによって不正に開閉扉のロック状態が解除されることを防止することができる。
以下、実施例1の部品実装機1について説明する。部品実装機1は、回路基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機1は、表面実装機やチップマウンタとも称される。通常、部品実装機1は、はんだ印刷機、他の部品実装機及び基板検査機とともに併設され、一連の実装ラインを構成する。
図1及び図2に示すように、部品実装機1は、部品実装部5と、異常検知部6と、ケーシング7と、開閉扉8と、ロック機構9と、入力装置10と、特定異常設定手段11と、複数の部品フィーダ12と、フィーダ保持部14と、操作パネル28と、制御装置30とを備えている。
複数の部品フィーダ12のそれぞれは、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取付けられ、実装ヘッド16へ電子部品4を供給する。部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されない。各々の部品フィーダ12は、例えば、巻テープ状に複数の電子部品4を収容するテープ式フィーダ、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、または、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。
部品実装部5は、電子部品4を回路基板2に実装する。部品実装部5は、実装ヘッド16と、撮像ユニット20と、実装ヘッド16及び撮像ユニット20を移動させる移動装置18と、基板コンベア26とを備えている。
移動装置18は、部品フィーダ12と回路基板2との間で実装ヘッド16及び撮像ユニット20を移動させる。本実施例の移動装置18は、移動ベース18aをX方向及びY方向に移動させるXYロボットである。移動装置18は、移動ベース18aを案内するガイドレールや、移動ベース18aをガイドレールに沿って移動させる移動機構や、その移動機構を駆動するモータ等によって構成されている。移動装置18は、部品フィーダ12及び回路基板2の上方に配置されている。移動ベース18aに対して実装ヘッド16及び撮像ユニット20が取付けられている。実装ヘッド16及び撮像ユニット20は、移動装置18によって部品フィーダ12の上方及び回路基板2の上方を移動する。
実装ヘッド16は、電子部品4を吸着する吸着ノズル3を備えている。吸着ノズル3は、実装ヘッド16に対して着脱可能である。吸着ノズル3は、Z方向(図面上下方向)に移動可能に実装ヘッド16に取付けられている。吸着ノズル3は、実装ヘッド16に収容されたアクチュエータ(図示省略)によって上下方向に昇降すると共に、電子部品4を吸着可能に構成されている。実装ヘッド16により電子部品4を回路基板2に実装するには、まず、移動装置18により実装ヘッド16を部品吸着位置に移動させる。次に、吸着ノズル3の下面(吸着面)が部品フィーダ12に収容された電子部品4に当接するまで、吸着ノズル3を下方に移動させる。次いで、吸着ノズル3に電子部品4を吸着し、吸着ノズル3を上方に移動させる。次いで、移動装置18により実装ヘッド16を部品実装位置に移動させ、回路基板2に対して位置決めする。次いで、吸着ノズル3を回路基板2に向かって下降させることで、回路基板2に電子部品4を実装する。
撮像ユニット20は、移動ベース18aに取付けられている。このため、実装ヘッド16が移動すると、撮像ユニット20も一体となって移動する。撮像ユニット20は、カメラ支持部22とカメラ24を備えている。カメラ支持部22は、移動ベース18aに取付けられている。カメラ支持部22には、カメラ24が取付けられている。カメラ24は、吸着ノズル3の側方(図面Y方向)に配置されている。カメラ24は、カメラ24の動作を制御するカメラ制御装置(図示省略)を備えている。カメラ24の動作は、カメラ制御装置によって制御される。
基板コンベア26は、回路基板2の部品実装機1への搬入、部品実装位置への搬送及び位置決め、部品実装機1からの搬出を行う装置である。本実施例の基板コンベア26は、例えば、一対のベルトコンベアと、ベルトコンベアに取付けられると共に回路基板2を下方から支持する支持装置と、ベルトコンベアを駆動する駆動装置により構成することができる。回路基板2は、図面X方向に搬送される。
異常検知部6は、部品実装機1の異常を検知する。本明細書でいう部品実装機1の異常には、部品実装機1に生じ得る全ての異常が含まれ、例えば、吸着ノズル3による電子部品4の吸着ミスや部品フィーダ12内の電子部品4の欠乏、移動装置18の故障等の様々な異常が含まれる。このため、異常検知部6は、部品実装機1の部品実装部5に生じる異常を検知するように構成してもよい。異常検知部6は、部品実装機1に生じ得る全ての異常を検知するものであってもよいし、これらの異常のうち予め設定された異常を検知するものであってもよい。異常検知部6が複数の異常を検知する場合は、検知対象となる異常毎に、当該異常を検知するセンサを備えていてもよい。また、複数のセンサを配置する場合は、そのセンサが検知する異常毎に異なる位置に配置してもよい。異常検知部6は、制御装置30に通信可能に接続されており、部品実装機1の異常を検知すると、検知結果を制御装置30に入力する。
ケーシング7は、部品実装部5を収容する。ケーシング7の上部には、ケーシング7の内部に外部からアクセス可能とする開口7aを有している。ケーシング7は、フィーダ保持部14を備えており、フィーダ保持部14に部品フィーダ12が着脱可能となっている。
開閉扉8は、ケーシング7の開口7aに設けられている。開閉扉8は、開口7aを閉じる閉状態と開口7aを解放する開状態とに切替え可能に構成されている。開閉扉8の開状態と閉状態との切替え機構は、特に限定されるものではなく、ユーザの手動により切替えられるように構成されてもよいし、制御装置30がアクチュエータを駆動することにより自動で切替えられるように構成されてもよい。また、開閉扉8が開口7aを閉じると、次に説明するロック機構9によって、開閉扉8はロック状態と非ロック状態とに切替えられる。
ロック機構9は、開閉扉8がケーシング7の開口7aを閉じる位置において、開閉扉8を移動不能にするロック状態(すなわち、開閉扉8を閉状態でロックする状態)と、開閉扉8を移動可能にする非ロック状態(すなわち、開閉扉8を閉状態でロックしない状態)とに切替えるように構成されている。ロック機構9は、制御装置30に図示しない信号線によって通信可能に接続されており、制御装置30からの入力信号に基づいて、開閉扉8のロック状態と非ロック状態とを切替える。ロック機構9としては、公知の種々の機構を用いることができ、例えば、ソレノイドコイルを利用した電磁ロック機構を用いることができる。
入力装置10は、ユーザによって操作され、ロック機構9を操作するための特定の指示が入力される。詳細には、入力装置10は、制御装置30に通信可能に接続されている。後述するように、制御装置30に入力装置10から特定の指示を入力することによって、制御装置30は、ロック機構9による開閉扉8のロック状態を解除する。すなわち、ユーザが入力装置10に特定の指示を入力することで、制御装置30は、開閉扉8をロック状態から非ロック状態へと切替える。図2に示すように、入力装置10は、ユーザが携帯する電子キー32と、電子キー32を読取る読取装置34によって構成することができる。この場合、入力装置10から制御装置30に入力される特定の指示は、読取装置34により読取られる電子キー32の情報等となる。電子キー32としては、例えば、RFIDを利用したカードを用いることができる。電子キー32にRFIDカードを用いた場合、読取装置34はRFIDリーダとなる。なお、電子キー32は、RFIDカード以外にも、磁気情報を記憶したIDカード等を用いることができる。また、電子キー32及び読取装置34を用いた装置構成に代えて、入力装置10としては、指紋認証、虹彩認証等の個人情報を利用した認証システムや、ホストPCを利用したシステムを用いることができる。なお、読取装置34は、電子キー32の情報の読取ができる位置であればどこに配置してもよく、ケーシング7の外部に配置してもよいし、ケーシング7の内部に配置してもよい。
特定異常設定手段11は、部品実装機1に発生する異常の中から、異常時に開閉扉8をロック状態で維持することになる異常(以下、特定の異常という)を設定する。すなわち、特定の異常とは、部品実装機1に生じる異常の中で、現場保存(部品実装機1を異常時の状態のまま維持すること)を要する異常をいう。ユーザは、特定異常設定手段11を操作することによって、特定の異常を任意に設定することができる。特定異常設定手段11によって設定される特定の異常の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、特定の異常は、ユーザの要求に応じて適宜設定することができる。異常検知部6は、特定異常設定手段11によって設定された特定の異常を検知すると、制御装置30にその検知結果を入力する。なお、特定異常設定手段11としては、例えば、操作パネル28を用いることもできるし、あるいはホストPCを用いることもできる。
制御装置30は、CPU,ROM,RAMを備えたコンピュータを備えている。図2に示すように、制御装置30には、部品実装部5(実装ヘッド16、移動装置18、撮像ユニット20、基板コンベア26)と、異常検知部6と、ロック機構9と、入力装置10が通信可能に接続されている。制御装置30と、部品実装部5、異常検知部6、ロック機構9及び入力装置10とは、信号線(不図示)により接続されている。この信号線を用いて、異常検知部6及び入力装置10からの出力を制御装置30に入力すると共に、制御装置30から出力される制御信号を部品実装部5及びロック機構9に入力する。制御装置30は、異常検知部6及び入力装置10からの入力に基づいて、部品実装部5及びロック機構9に出力する制御信号を切替える。これにより、制御装置30は部品実装部5とロック機構9を制御し、部品実装部5を停止させると共に、開閉扉8を閉状態でロックするロック状態とロックしない非ロック状態とに切替える。なお、制御装置30とロック機構9を接続する信号線は、ケーシング7内に位置しており、開閉扉8が開状態のときにのみアクセスが可能となっている。すなわち、開閉扉8が閉状態のときは、制御装置30とロック機構9を接続する信号線にアクセスできない。また、制御装置30は、部品実装部5の各部16,18,20,26を制御することで、電子部品4の回路基板2への実装を行う。
次に、図3を参照して、開閉扉8をロック状態から非ロック状態に切替えるときに部品実装機1で実行される処理について説明する。開閉扉8をロック状態から非ロック状態に切替える前提として、部品実装機1は、部品実装部5によって部品実装処理を行っている。
すなわち、開閉扉8がケーシング7の開口7aを閉じた状態で、部品実装部5により、電子部品4の回路基板2への実装が開始される(S10)。これにより、部品実装機1は、電子部品4を回路基板2に実装する部品実装状態となる。このとき、制御装置30は、ロック機構9を作動させて開閉扉8を閉状態でロックする(S12)。
次に、制御装置30は、部品実装状態において異常検知部6が特定の異常を検出したか否か(すなわち、特定異常検出状態であるか否か)を判定する(S14)。特定異常検出状態であると判定すると(S14でYES)、制御装置30は、部品実装部5による電子部品4の回路基板2への実装を停止すると共に、ロック機構9によって開閉扉8の閉状態をロックした状態を維持する(S16)。なお、特定異常検出状態ではない場合(S14でNO;例えば、部品実装機1が正常に稼働している場合や、部品実装機1に異常が生じているがその異常が特定の異常ではない場合等)は、部品実装状態を継続し、開閉扉8のロック状態を維持する(S12)。なお、本実施例とは異なり、特定異常検出状態ではない場合であっても、部品実装状態を停止するように構成してもよい。この場合、ロック機構9による開閉扉8のロック状態は解除され、入力装置10を用いなくても開閉扉8を開くことができるようにしてもよい。
次に、制御装置30は、特定異常検出状態において入力装置10から特定の指示が入力されたか否か(本実施例では、電子キー32の情報が読取装置34によって読取られ、制御装置30に入力されたか否か)を判定する(S18)。読取装置34に電子キー32の情報が入力されたとき(S18でYES)、制御装置30は、ロック機構9による開閉扉8の閉状態を解除する。これにより、開閉扉8を閉状態から開状態へと切替えることが可能となる。なお、制御装置30は、入力装置10から特定の指示が入力されていないと判定すると(S18でNO)、ステップS16の処理に戻り、ロック機構9による開閉扉8のロック状態を維持する。
本実施例の部品実装機1では、入力装置10(特定の指示を入力できる者)を管理することで、作業者等が誤って開閉扉8を開状態とすることを防止することができる。したがって、部品実装機1に現場保存を要する特定の異常が生じた際に、作業者等によって勝手に修復されてしまうことを防止することができ、現場を確実に保存することができる。
また、制御装置30とロック機構9とを接続する信号線がケーシング7内に位置しており、開閉扉8が閉状態のときはこの信号線にアクセスできない。このため、開閉扉8のロック状態を、作業者が信号線を短絡させることで非ロック状態とすることを防止することができる。すなわち、誤操作や、作業者の悪意のある操作等によって、ロック機構9による開閉扉8のロック状態が解除されてしまうことを防止することができる。
次に、実施例2の部品実装機について説明する。実施例2の部品実装機1では、特定の異常が発生したか否かを判定する処理が実施例1と異なっている。具体的には、制御装置30は、所定の周期毎に異常検知部6で検出される異常が一定の頻度を超えたときに、部品実装機1に特定の異常が発生したと判定するように構成されている。
図4を参照して、実施例2の部品実装機1における、開閉扉8をロック状態から非ロック状態に切替えるときに部品実装機1で実行される処理について説明する。実施例2では、ステップS30及びステップS32の処理は、実施例1のステップS10及びステップS12と同様である。
制御装置30は、ステップS32に続いて、部品実装状態において、所定周期毎に異常検知部6が検出する異常が、一定の頻度を超えたか否かを判定する(S34)。制御装置30は、この異常が所定周期内で一定の頻度(例えば、予め定められた設定値(時間当たりの回数))を超えたと判定すると(S34でYES)、部品実装機1に特定の異常が発生したと判断し、部品実装機1は特定異常検出状態であると判定する(S36)。すると、制御装置30は、部品実装部5による電子部品4の回路基板2への実装を停止すると共に、ロック機構9によって開閉扉8の閉状態をロックした状態を維持する(S38)。なお、制御装置30は、所定周期内に発生する異常が一定の頻度より少ないと判定すると(S34でNO)、ステップS32の処理に戻り、部品実装部5による電子部品4の回路基板2への実装を継続すると共に、開閉扉8の閉状態のロックを維持する。
次に、制御装置30は、特定異常検出状態において、入力装置10から特定の指示が入力されたと判定すると(S40でYES)、ロック機構9による開閉扉8の閉状態を解除する。これにより、開閉扉8を閉状態から開状態へと切替えることが可能となる。なお、制御装置30は、特定の指示が入力されていないと判定すると(S40でNO)、ステップS38の処理に戻り、ロック機構9によって開閉扉8の閉状態をロックした状態を維持する。
本実施例の部品実装機1では、制御装置30が、所定周期毎に発生する異常の頻度を計測する。そして、制御装置30は、所定周期内に発生する異常が一定の頻度を超えた場合に、特定の異常が発生したと判定する。このため、本来は現場保存を要しない異常(例えば、吸着ノズル3による電子部品4の吸着ミス等)であるが、慢性的に生じるために現場保存を要することとなった異常に対して、開閉扉8を閉状態でロックした状態を維持することができる。これによって、異常の原因を適切に特定することができる。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:部品実装機
2:回路基板
3:吸着ノズル
4:電子部品
5:部品実装部
6:異常検知部
7:ケーシング
7a:開口
8:開閉扉
9:ロック機構
10:入力装置
11:特定異常設定手段
12:部品フィーダ
14:フィーダ保持部
16:実装ヘッド
18:移動装置
18a:移動ベース
20:撮像ユニット
22:カメラ支持部
24:カメラ
26:基板コンベア
28:操作パネル
30:制御装置
32:電子キー
34:読取装置

Claims (5)

  1. 部品実装機であって、
    電子部品を基板に実装する部品実装部と、
    前記部品実装機の異常を検知する異常検知部と、
    前記部品実装部を収容すると共に、その内部に外部からアクセス可能とする開口を有するケーシングと、
    前記ケーシングの前記開口に設けられ、前記開口を閉じる閉状態と前記開口を解放する開状態とに切替え可能である開閉扉と、
    前記開閉扉を前記閉状態でロックするロック機構と、
    前記ロック機構を操作するための入力装置と、
    前記異常検知部と前記ロック機構と前記入力装置に接続された制御装置と、を備えており、
    前記制御装置は、
    前記部品実装部によって前記電子部品を前記基板に実装する部品実装状態では、前記ロック機構によって前記開閉扉を前記閉状態でロックし、
    前記部品実装状態において前記異常検知部が特定の異常を検出した特定異常検出状態では、前記部品実装部による前記電子部品の前記基板への実装を停止すると共に、前記ロック機構によって前記開閉扉の前記閉状態をロックした状態を維持し、
    前記特定異常検出状態において前記入力装置から特定の指示が入力された場合に、前記ロック機構による前記開閉扉の前記閉状態を解除するように構成されている、部品実装機。
  2. ユーザによって操作され、前記特定の異常を設定する特定異常設定手段をさらに備えており、
    前記制御装置は、前記異常検知部による検知結果に基づいて、前記部品実装機に前記特定の異常が発生したか否かを判定するように構成されている、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記制御装置は、所定の周期毎に前記異常検知部で検出される異常が一定の頻度を超えたときに、前記部品実装機に前記特定の異常が発生したと判定するように構成されている、請求項1または2に記載の部品実装機。
  4. 前記入力装置は、電子キーと、前記電子キーの情報を読取る読取装置を備えており、
    前記制御装置は、前記読取装置で前記電子キーの情報が読み取られたときに、前記ロック機構による前記開閉扉の前記閉状態を解除するように構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の部品実装機。
  5. 前記制御装置と前記ロック機構を接続し、前記制御装置から出力される制御信号を前記ロック機構に入力する信号線を、さらに備えており、
    前記制御装置は、前記制御信号の状態を切替えることによって、前記ロック機構が前記開閉扉を前記閉状態でロックするロック状態と、前記ロック機構が前記開閉扉を前記閉状態でロックしない非ロック状態とに切替わるように構成されており、
    前記信号線が、前記ケーシング内に位置し、前記開閉扉が前記開状態のときにアクセス可能となっている、請求項1〜4のいずれかに記載の部品実装機。
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