JP2017139174A - 回転操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる回転操作装置を提供する。
【解決手段】回転操作装置1は、照明光30を出力する光源3と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光30を透過させる透過領域と照明光30を遮光する遮光領域を有する表示部6と、なされた回転操作に伴って表示部6と一体に回転し、不透明であり、光源3による照明によって表示部6の透過領域を透過した照明光30によって表示対象の視認が可能となる操作部8と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】回転操作装置1は、照明光30を出力する光源3と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光30を透過させる透過領域と照明光30を遮光する遮光領域を有する表示部6と、なされた回転操作に伴って表示部6と一体に回転し、不透明であり、光源3による照明によって表示部6の透過領域を透過した照明光30によって表示対象の視認が可能となる操作部8と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転操作装置に関する。
従来の技術として、リング形状を有して同軸周りに回転する第1ダイヤル部材及び第2ダイヤル部材と、リング内に配置された液晶ディスプレイと、を備えたダイヤル操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このダイヤル操作装置は、第1ダイヤル部材及び第2ダイヤル部材の操作内容が液晶ディスプレイに表示される。
しかし従来のダイヤル操作装置は、液晶ディスプレイを採用することで部品点数が増えてコストが増加する問題がある。
従って本発明の目的は、アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる回転操作装置を提供することにある。
本発明の一態様は、照明光を出力する光源と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光を透過させる透過領域と照明光を遮光する遮光領域を有する表示部と、なされた回転操作に伴って表示部と一体に回転し、不透明であり、光源による照明によって表示部の透過領域を透過した照明光によって表示対象の視認が可能となる操作部と、を備えた回転操作装置を提供する。
本発明によれば、アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る回転操作装置は、照明光を出力する光源と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光を透過させる透過領域と照明光を遮光する遮光領域を有する表示部と、なされた回転操作に伴って表示部と一体に回転し、不透明であり、光源による照明によって表示部の透過領域を透過した照明光によって表示対象の視認が可能となる操作部と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る回転操作装置は、照明光を出力する光源と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光を透過させる透過領域と照明光を遮光する遮光領域を有する表示部と、なされた回転操作に伴って表示部と一体に回転し、不透明であり、光源による照明によって表示部の透過領域を透過した照明光によって表示対象の視認が可能となる操作部と、を備えて概略構成されている。
この回転操作装置は、操作部が照明されていないと不透明であり、照明されると表示対象が視認可能となるアナログな機構を有しているので、このような機構を採用しない場合と比べて、アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。
[実施の形態]
(回転操作装置1の概要)
図1は、実施の形態に係る回転操作装置の一例を示す分解斜視図である。図2は、実施の形態に係る回転操作装置のブロック図の一例である。図3(a)は、実施の形態に係る回転操作装置の照明前の状態の一例を示す概略図であり、図3(b)は、照明後の状態の一例を示す概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
(回転操作装置1の概要)
図1は、実施の形態に係る回転操作装置の一例を示す分解斜視図である。図2は、実施の形態に係る回転操作装置のブロック図の一例である。図3(a)は、実施の形態に係る回転操作装置の照明前の状態の一例を示す概略図であり、図3(b)は、照明後の状態の一例を示す概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
この回転操作装置1は、一例として、車両に搭載される空調装置の温度や風量などを設定するダイヤル式の操作装置である。本実施の形態では、回転操作装置1は、空調装置の温度を設定するものとして説明する。なお回転操作装置1は、空調装置に限定されず、音楽再生装置の音量調整などに用いられても良い。
回転操作装置1は、図1に示すように、照明光30を出力する光源3と、周方向に複数の表示対象が形成され、照明光30を透過させる透過領域と照明光30を遮光する遮光領域を有する表示部6と、なされた回転操作に伴って表示部6と一体に回転し、不透明であり、光源3による照明によって表示部6の透過領域を透過した照明光30によって表示対象の視認が可能となる操作部8と、を備えて概略構成されている。
この表示部6の表示対象は、例えば、図1に示すように、温度表示601である。この温度表示601は、例えば、18〜30の数字である。この数字は、空調装置の設定温度を示している。また後述する支持部7の他の表示対象は、機能表示704である。この支持部7には、さらに表示対象としてポインタ700が形成されている。
また回転操作装置1は、図1及び図2に示すように、表示部6の回転の検出を介して操作部8の回転を検出する回転検出部としてのエンコーダ4と、表示部6と光源3の間に配置され、照明光30を遮光する遮光部5と、表示部6と操作部8の間に配置され、操作部8と表示部6の一体となった回転を支持し、照明光30及び照明光31を部分的に遮光する支持部7と、制御部9と、を備えて概略構成されている。
(光源3の構成)
光源3は、例えば、プリント配線基板である基板2に配置されている。この光源3は、例えば、図1に示すように、発光素子3a及び発光素子3bを備えて概略構成されている。この発光素子3a及び発光素子3bは、一例として、LED(Light Emitting Diode)である。発光素子3a及び発光素子3bは、一例として、白色系の照明光30及び照明光31を出射する。
光源3は、例えば、プリント配線基板である基板2に配置されている。この光源3は、例えば、図1に示すように、発光素子3a及び発光素子3bを備えて概略構成されている。この発光素子3a及び発光素子3bは、一例として、LED(Light Emitting Diode)である。発光素子3a及び発光素子3bは、一例として、白色系の照明光30及び照明光31を出射する。
発光素子3aは、例えば、図1に示すように、遮光部5の透過開口50の下方に配置されている。従って照明光30は、遮光部5の透過開口50を介して表示部6を照明し、操作部8に温度表示601を表示させる。また照明光30は、遮光部5の透過開口50、及び表示部6を介して支持部7の円錐部70を照明し、操作部8にポインタ700を表示させる。
発光素子3bは、例えば、図1に示すように、支持部7の筒部71の下方に配置されている。従って照明光31は、エンコーダ4の貫通孔410に挿入された支持部7の筒部71を介して支持部7の上面701を照明し、操作部8に機能表示704を表示させる。
光源3は、例えば、図2に示すように、制御部9から出力される駆動信号S1に基づいて発光するように構成されている。
(エンコーダ4の構成)
エンコーダ4は、操作部8の正逆方向の回転量を検出するように構成されている。エンコーダ4は、検出した結果を回転量情報S2として制御部9に出力する。このエンコーダ4は、例えば、検出部40と、回転部41と、を有している。
エンコーダ4は、操作部8の正逆方向の回転量を検出するように構成されている。エンコーダ4は、検出した結果を回転量情報S2として制御部9に出力する。このエンコーダ4は、例えば、検出部40と、回転部41と、を有している。
エンコーダ4は、一例として、インクリメント型又はアブソリュート型の光学式のエンコーダである。このエンコーダ4の基準位置は、例えば、後述する支持部7の突起710によって決定される。この突起710は、例えば、エンコーダ4の検出部40の凹部に挿入されることで、検出部40に支持部7が取り付けられて検出部40と支持部7の位置決めがなされる。
検出部40は、例えば、基板2に取り付けられる。回転部41は、例えば、検出部40に対して回転するように構成されている。この回転部41は、円筒形状を有し、貫通孔410が形成されている。この貫通孔410には、支持部7の筒部71が挿入されている。そして回転部41の上面411は、表示部6の裏面62に取り付けられているので、回転部41が表示部6及び操作部8と共に回転する。
なお変形例として回転検出部は、エンコーダ4に限定されず、レーザなどを用いて表示部6の回転を検出するものであっても良い。
(遮光部5の構成)
遮光部5は、一例として、図1に示すように、板形状を有している。この遮光部5は、照明光30を透過しない材料を用いて形成されている。
遮光部5は、一例として、図1に示すように、板形状を有している。この遮光部5は、照明光30を透過しない材料を用いて形成されている。
遮光部5は、照明光30が透過する透過開口50を有し、透過開口50を透過した照明光30によって温度表示601とポインタ700が照明される。この透過開口50は、表示部6の温度表示601の下方に形成されている。
また透過開口50は、照明対象の表示対象と、当該表示対象の両隣の表示対象に応じた形状を有している。具体的には、透過開口50は、例えば、照明対象の表示対象が温度表示601の「24」であった場合、その両隣の「23」及び「25」が照明されるような形状を有している。そして両隣の表示対象は、図3(b)に示すように、部分的に照明されてグラデーション表示15として表示される。
遮光部5は、さらに挿入開口51を有している。この挿入開口51には、支持部7の筒部71と、エンコーダ4の回転部41と、が挿入される。なお変形例として表示部6が裏面62側から突出する突出部を有し、この突出部が挿入開口51に挿入され、エンコーダ4の回転部41に取り付けられる構成でも良い。
(表示部6の構成)
表示部6は、例えば、アクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いて円板形状に形成されている。表示部6は、上述のように、照明光30を透過させる透過領域と、照明光30を遮光する遮光領域と、を有している。遮光領域は、本体60である。また透過領域は、温度表示601及び底面65である。
表示部6は、例えば、アクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いて円板形状に形成されている。表示部6は、上述のように、照明光30を透過させる透過領域と、照明光30を遮光する遮光領域と、を有している。遮光領域は、本体60である。また透過領域は、温度表示601及び底面65である。
ここで温度表示601を操作部8に表示させるパターンは、温度表示601が開口である、温度表示601が照明光30を通さず、その周囲が照明光30を透過させる、及び温度表示601の周囲と内部、つまり温度表示601の外形が照明光30を遮光し、周囲と内部が照明光30を透過させるなどのパターンが考えられる。
本実施の形態の温度表示601は、開口であり、レーザなどを用いて形成される。そして表示部6は、例えば、遮光するために底面65以外が黒色で塗装されている。なお変形例として表示部6は、照明光30を透過させる合成樹脂部材を温度表示601に用いて本体60と共に二色形成によって形成されても良いし、温度表示601が印刷されたフィルムを貼り付けて形成されても良い。
表示部6の本体60は、表面61に斜面部63を有している。この斜面部63には、温度表示601が形成されている。また斜面部63の中央には、収容部64が形成されている。
収容部64は、円形に切り欠いた凹形状を有し、後述する支持部7の円錐部70が挿入される。また収容部64の底面65の中央には、円形の挿入開口66が形成されている。
(支持部7の構成)
支持部7は、例えば、透明なアクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いて形成されている。この支持部7は、円錐部70と、筒部71と、を有している。また支持部7は、遮光部5の透過開口50を通過した照明光30の一部を透過させる透過部としてのポインタ700を有している。また支持部7は、筒部71内を伝播した照明光31の一部を透過させる機能表示704を有している。
支持部7は、例えば、透明なアクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いて形成されている。この支持部7は、円錐部70と、筒部71と、を有している。また支持部7は、遮光部5の透過開口50を通過した照明光30の一部を透過させる透過部としてのポインタ700を有している。また支持部7は、筒部71内を伝播した照明光31の一部を透過させる機能表示704を有している。
円錐部70の側面702は、照明光30を遮光するため黒色で塗装されている。そして円錐部70の外周近傍には、照明対象の表示対象を指示するポインタ700が形成されている。このポインタ700は、例えば、開口であり、レーザなどを用いて形成される。
また円錐部70は、上部が切り取られて上面701が形成されている。この上面701は、照明光31を遮光するために黒色で塗装されると共に、レーザなどによって開口として機能表示704が形成されている。この機能表示704は、一例として、上面701が盛り上がった箇所に形成されている。操作部8は、当該箇所によって支持されて軸となり、表示部6と共に回転する。
この機能表示704は、回転操作装置1が設定できる機能名を示している。この機能表示704は、照明光31が透過することにより、操作部8に表示される。
筒部71は、上述のように、下部の側面に突起710が設けられている。この突起710は、エンコーダ4に取り付けられている。
照明光30は、一例として、図3(b)に示すように、表示部6の底面65、及び円錐部70のポインタ700を介して操作部8の側面80から出射する。この出射によってポインタ700が操作部8の側面80に表示される。
また照明光31は、一例として、図3(b)に示すように、筒部71及び機能表示704を介して操作部8の上面82から出射する。この出射によって機能表示704が操作部8の上面82に表示される。
(操作部8の構成)
操作部8は、図1に示すように、円錐の上部を切り取ったような形状を有している。操作者は、操作部8の側面80を摘まんで、希望の設定温度が表示されるように正逆回転させる。なお正回転は、図3(b)の紙面において、温度表示601の数字が小さくなる時計回りの回転である。また逆回転は、温度表示601の数字が大きくなる反時計回りの回転である。
操作部8は、図1に示すように、円錐の上部を切り取ったような形状を有している。操作者は、操作部8の側面80を摘まんで、希望の設定温度が表示されるように正逆回転させる。なお正回転は、図3(b)の紙面において、温度表示601の数字が小さくなる時計回りの回転である。また逆回転は、温度表示601の数字が大きくなる反時計回りの回転である。
操作部8の下面81には、支持部7の円錐部70が挿入される挿入凹部83が設けられている。
操作部8は、例えば、アクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂材料を用いて形成されている。操作部8は、図3(a)及び図3(b)に示すように、自然光のみでは、表示部6の温度表示601、支持部7のポインタ700、及び機能表示704が視認できないようにスモーク処理がなされている。
操作部8は、一例として、まず合成樹脂材料を操作部8の形状に削り出し、削り出したものを黒色で塗装してスモークとしている。この操作部8は、一例として、光の透過率が10%以下となるように塗装されている。なお変形例として操作部8は、例えば、合成樹脂材料にカーボンブラックなどの光を吸収する物質を拡散することによりスモークを形成するようにしても良い。
また回転操作装置1の本体10は、操作部8と同様の材料で形成され、また同様に黒色による塗装がなされている。従って回転操作装置1は、図3(a)に示すように、光源3が発光していない状態の自然光のみでは、表示部6の温度表示601、支持部7のポインタ700、及び機能表示704が表示されず、ブラックアウトした状態となる。
回転操作装置1の本体10には、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、円形凹部100が形成され、この円形凹部100から操作部8が突出している。この円形凹部100と操作部8との隙間は、ブラックアウトした際に目立たない程狭い。そして本体10の表面101と操作部8の側面80の外周部分は、滑らかに繋がっている。
(制御部9の構成)
制御部9は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部9が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部9は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部9が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
操作者が車両の電源を投入する前、図3(a)に示すように、本体10と操作部8が黒色に見えて何も表示されていないように操作者には視認される。
そして制御部9は、例えば、車両の電源が投入されると、駆動信号S1を生成して光源3に出力する。光源3の発光素子3a及び発光素子3bは、入力する駆動信号S1に基づいて照明光30及び照明光31を出力すると、照明光30が遮光部5の透過開口50、表示部6の照明対象の温度表示601、隣接する温度表示601を介して操作部8から出力するので、温度表示601が黒色を背景に操作部8に表示されているように操作者に視認される。
また照明光30は、透過開口50、表示部6及びポインタ700を介して操作部8から出力するので、ポインタ700が黒色を背景に操作部8に表示されているように操作者に視認される。
さらに照明光31は、筒部71及び機能表示704を介して操作部8から出力するので、機能表示704が黒色を背景に操作部8に表示されているように操作者に視認される。
そして制御部9は、操作部8が回転操作されると、操作部8と共に表示部6及びエンコーダ4の回転部41が回転し、この回転部41の回転を検出部40によって検出する。エンコーダ4は、検出した回転量に基づいた回転量情報S2を生成して制御部9に出力する。制御部9は、取得した回転量情報S2に基づいて操作情報S3を生成し空調装置に出力する。なお操作情報S3は、一例として、回転量を設定温度に変換した情報を含むがこれに限定されず、回転量の情報のみを含み、空調装置側で回転量を設定温度に変換する構成であっても良い。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る回転操作装置1は、アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。具体的には、回転操作装置1は、操作部8が照明されていないと不透明であり、照明されると温度表示601、ポインタ700及び機能表示704が視認可能となるアナログな機構を有している。従って回転操作装置1は、このような機構を採用しない場合と比べて、簡単なアナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。
本実施の形態に係る回転操作装置1は、アナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。具体的には、回転操作装置1は、操作部8が照明されていないと不透明であり、照明されると温度表示601、ポインタ700及び機能表示704が視認可能となるアナログな機構を有している。従って回転操作装置1は、このような機構を採用しない場合と比べて、簡単なアナログな機構でデジタル表示のような表示を低コストで行うことができる。
回転操作装置1は、液晶ディスプレイを備えていなくても現在の設定温度を数字で表示することができるので、液晶ディスプレイを採用する場合と比べて、低コストで製造することができる。
回転操作装置1は、操作部8に温度表示601、ポインタ700及び機能表示704が表示されるので、回転する操作部の外に表示される場合と比べて、小型化することができる。
回転操作装置1は、構成が簡単であるので、照明光30及び照明光31の色を変えることで容易に温度表示601、ポインタ700及び機能表示704の表示色を変えることができる。また回転操作装置1は、温度表示601、ポインタ700及び機能表示704が開口ではなく、着色した合成樹脂材料により形成されることで、表示色を容易に変えることができる。
回転操作装置1は、ポインタ700が指し示す現在の設定温度の前後の設定温度をグラデーション表示15として表示するので、現在の設定温度のみが表示される場合と比べて、操作部8の操作方向と設定される設定温度の関連性が分かり易い。また回転操作装置1は、当該前後の設定温度が主にグラデーションで表示されるので、現在の設定温度と前後の設定温度とが同じように照明される場合と比べて、現在の設定温度が分かり易い。
回転操作装置1は、電源がオンにされると黒を背景に温度表示601などが表示され、電源がオフにされると表示が消えてブラックアウトするので意匠に優れている。
回転操作装置1は、透明な合成樹脂材料を用いて本体10及び操作部8が形成され、さらに同様の黒色の塗装が施されるので、本体10と操作部8とがシームレスで意匠に優れている。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…回転操作装置、2…基板、3…光源、3a,3b…発光素子、4…エンコーダ、5…遮光部、6…表示部、7…支持部、8…操作部、9…制御部、10…本体、15…グラデーション表示、30,31…照明光、40…検出部、41…回転部、50…透過開口、51…挿入開口、60…本体、61…表面、62…裏面、63…斜面部、64…収容部、65…底面、66…挿入開口、70…円錐部、71…筒部、80…側面、81…下面、82…上面、83…挿入凹部、100…円形凹部、101…表面、410…貫通孔、411…上面、601…温度表示、700…ポインタ、701…上面、702…側面、703…下面、704…機能表示、710…突起
Claims (7)
- 照明光を出力する光源と、
周方向に複数の表示対象が形成され、前記照明光を透過させる透過領域と前記照明光を遮光する遮光領域を有する表示部と、
なされた回転操作に伴って前記表示部と一体に回転し、不透明であり、前記光源による照明によって前記表示部の前記透過領域を透過した前記照明光によって前記表示対象の視認が可能となる操作部と、
を備えた回転操作装置。 - 前記表示部と前記光源の間に配置され、前記照明光を遮光する遮光部を有し、
前記遮光部は、前記照明光が透過する透過開口を有し、前記透過開口を透過した前記照明光によって前記表示部が照明される、
請求項1に記載の回転操作装置。 - 前記表示部と前記操作部の間に配置され、前記操作部と前記表示部の一体となった回転を支持し、前記照明光を部分的に遮光する支持部を有し、
前記支持部は、前記遮光部の前記透過開口を通過した前記照明光の一部を透過させる透過部を有する、
請求項2に記載の回転操作装置。 - 前記支持部は、前記照明光によって照明される他の表示対象を上面に有する、
請求項3に記載の回転操作装置。 - 前記遮光部の前記透過開口は、照明対象の表示対象と、当該表示対象の両隣の表示対象に応じた形状を有し、
前記両隣の表示対象が部分的に照明されてグラデーション表示される、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の回転操作装置。 - 前記表示部の回転の検出を介して前記操作部の回転を検出する回転検出部を有する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の回転操作装置。 - 前記表示部の前記透過領域は、前記複数の表示対象である、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の回転操作装置。
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