JP2017139086A - 電池用セパレータ、その製造方法及び二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
前記基材は、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料を含み、かつ、
前記基材の表面および/または内部に、有機溶媒に可溶な有機材料を担持していることを特徴とする、電池用セパレータ。
本実施形態の電池用セパレータは、多孔質膜、織布、および不織布からなる群から選ばれる少なくとも一種の基材を有し、該基材は、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料を含み、かつ、該基材の表面および/または内部に、有機溶媒に可溶な有機材料を担持している。基材が多孔質膜の場合は、有機材料はこの基材の表面および/または空孔の内壁に担持されている。基材が織布または不織布の場合は、有機材料は空隙内部すなわち繊維の表面に担持されている。
本実施形態のセパレータの基材を構成する高分子材料としては、融点または熱分解温度が200℃以上の高耐熱性の高分子材料を含むことが好ましい。具体的には、アラミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエチレンテレフタレート、セルロース、およびポリフェニレンサルファイドからなる群から選ばれる少なくとも一種が挙げられ、特に、熱分解温度が高いアラミド、ポリイミド、ポリアミドイミドが好ましい。基材は、これらのうち一種を単独で含んでもよいし、二種以上を組み合わせて含んでもよい。基材を構成する高分子材料中、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料の含有量は、50重量%以上が好ましく、70重量%以上がより好ましく、90重量%以上がさらに好ましく、100重量%であってもよい。基材が、融点または熱分解温度が200℃以上の高耐熱性の高分子材料を含むことにより、耐熱性が高いセパレータとすることができるので、エネルギー密度の高い電池を実現することができる。
ここで、V1は基材となっている樹脂の真の体積、Vは基材の外形寸法による体積である。V1は、基材の重量を樹脂の真密度で除することで得られる。
本実施形態のセパレータに担持された有機材料は、有機溶媒、好ましくは電解液の非水溶媒として用いられる非プロトン性有機溶媒に可溶であるため、電池の中で電解液中に溶出する。
本実施形態のセパレータの製造方法は、有機材料を溶媒に溶解した溶液(有機材料の溶液)を、基材の表面および/または内部に供給する工程(以下、「有機材料を基材に供給する工程」とも記載する)と、該基材に供給した有機材料の溶液から溶媒を除去する工程(以下、「溶媒を除去する工程」とも記載する)と、を含む。該基材は、多孔質膜、織布、および不織布からなる群から選ばれる少なくとも一種を有し、かつ、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料を含む。
本実施形態の電池は、リチウムイオン二次電池であることが好ましい。電池は、容器内部に電池要素(電極積層体)を有する態様が好ましい。本実施形態のリチウムイオン二次電池の一例として、容器としてフィルム外装体を有するフィルム外装電池50の基本的構成について図1、図2、図3を参照して説明する。
負極は、金属箔で形成される負極集電体と、負極集電体の片面または両面に形成された負極活物質層とを有する。負極活物質は負極用結着材によって負極集電体を覆うように結着される。負極集電体は、負極端子と接続する延長部を有して形成され、この延長部には負極活物質は塗工されない。
正極は、金属箔で形成される正極集電体と、正極集電体の片面または両面に形成された正極活物質層とを有する。正極活物質は正極用結着剤によって正極集電体を覆うように結着される。正極集電体は、正極端子と接続する延長部を有して形成され、この延長部には正極活物質は塗工されない。
(但し、0≦x<1、0<y≦1.2、MはCo、Al、Mn、Fe、Ti及びBからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である。)
本実施形態における電解液は、リチウム塩(支持塩)と、この支持塩を溶解する非水溶媒を含む。さらに、電解液は、セパレータに担持している有機材料を可溶である有機溶媒を含む。該有機溶媒は非プロトン性有機溶媒であることが好ましい。セパレータが担持している有機材料と、電解液に含まれる成分の一部または全部とは同一の化合物であってもよいし異なる化合物であってもよい。また、セパレータの製造時に、有機材料を基材に供給する工程において用いた溶媒と、電解液に含まれる成分の一部または全部とは、同一の化合物であってもよいし異なる化合物であってもよい。
が好ましい。
セパレータを構成する高耐熱性高分子の基材として、材質:アラミド、厚さ:17μm、空孔率:65%、ガーレー値:95(秒/100ml)のアラミド多孔質膜を用いた。有機材料には、ECを用いた。DECを溶媒としてECを溶解し、EC濃度:0.1mol/lの溶液を調液した。この溶液に、15cm×15cmに切断したアラミド多孔質膜を10秒間浸した後に引き上げた。DECとアラミドの親和性が高いため、10秒間の浸漬で溶液は多孔質膜内に十分に浸透した。溶液を含浸した多孔質膜を、垂直に保持して余分な溶液を自然落下によって除去した。次にこの多孔質膜を空中で水平にして12時間保持し、DECを気化させて除去しECを担持したアラミドセパレータを得た。以上の、ECを溶解した溶液の多孔質膜への含浸からDECの除去までの作業は、全て、温度20℃、露点が零下40℃以下の乾燥雰囲気で行った。DECを除去した後のセパレータ表面は、目視観察では析出物は認められなかった。
DECの気化による除去条件のみを下記のように変えた以外は実施例1と同様の方法によりセパレータを製造した。本実施例では、溶液を含浸した多孔質膜を、垂直に保持して余分な溶液を自然落下によって除去した後、空中で水平に1時間保持した。ここまでの処理を、全て温度20℃、露点が零下40℃以下の乾燥雰囲気で行った。次に、ECの融点36℃よりも高い温度である80℃で、露点が零下40℃以下の乾燥雰囲気中で、1時間保持した。温度80℃での乾燥中のセパレータ表面に、液状の浸みだしなどの変化は見られず、乾燥処理後のセパレータ表面は、実施例1と同様に、目視観察では析出物は認められなかった。また、80℃による加熱乾燥では、基材の収縮は認められなかった。
ECをDECに溶解した溶液中のEC濃度を、0.02mol/lとした他は、実施例1と同様にしてECを担持したセパレータを作製した。
ECをDECに溶解した溶液中のEC濃度を、0.01mol/lとした他は、実施例1と同様にしてECを担持したセパレータを作製した。
ECをDECに溶解した溶液中のEC濃度を、0.001mol/lとした他は、実施例1と同様にしてECを担持したセパレータを作製した。
ECをDECに溶解した溶液中のEC濃度を、0.25mol/lとした他は、実施例1と同様にしてECを担持したセパレータを作製した。
純水とエタノールを(純水:エタノール=9:1(体積比))で混合した溶媒にECを溶解して、EC濃度0.02mol/lの溶液を調製した。この溶液に、実施例1で用いたものと同様のアラミドの多孔質膜(材質:アラミド、厚さ:17μm、空孔率65%、ガーレー値95(秒/100ml))を10秒間浸漬して引き上げた。溶液を含浸した多孔質膜を垂直に保持し、余分な溶液を自然落下によって除去した。次に、この多孔質膜を空中で水平に保持して1時間乾燥した。溶液の含浸から、ここまでの処理は、温度20℃、湿度40%の雰囲気中で行った。次に、温度80℃、湿度40%の雰囲気で1時間乾燥したのち、温度20℃、露点が零下40℃の乾燥雰囲気で12時間保管した。水とエタノールを除去したセパレータの表面に、目視観察では析出物は認められなかった。また、80℃による加熱乾燥では、基材の収縮は認められなかった。
高耐熱性高分子の基材として、実施例1と同様の多孔質膜(材質:アラミド、厚さ:17μm、空孔率65%、ガーレー値95(秒/100ml))を用いた。有機材料には、スルホラン(SL)を用いた。DECを溶媒としてSLを溶解し、SL濃度:0.1mol/lの溶液を調液した。この溶液に、15cm×15cmに切断したアラミド多孔質膜を10秒間浸した後に引き上げた。溶液を含浸した多孔質膜を、垂直に保持して余分な溶液を自然落下によって除去した。次にこの多孔質膜を空中で水平にして12時間保持し、DECを気化させて除去した。以上の、SLを溶解した溶液の多孔質膜への含浸からDECの除去までの作業は、全て、温度20℃、露点零下40℃以下の乾燥雰囲気で行った。DECを除去した後のセパレータ表面は、目視観察では析出物は認められなかった。
SLをDECに溶解した溶液のSL濃度を0.01mol/lとした他は、実施例8と同様にして、SLを担持したセパレータを作製した。
高耐熱性高分子の基材として、材質:ポリイミド、厚さ:20μm、空孔率:80%、ガーレー値:80(秒/100ml)のポリイミド多孔質膜を用いた。有機材料には、ECを用いた。DECを溶媒としてECを溶解し、EC濃度:0.1mol/lの溶液を調液した。この溶液に、150mm×150mmに切断したポリイミド多孔質膜を10秒間浸した後に引き上げた。DECとポリイミドの親和性が高いため、10秒間の浸漬で溶液はセパレータ内に十分に浸透した。溶液を含浸したセパレータを、垂直に保持して余分な溶液を自然落下によって除去した。次にセパレータを空中で水平にして12時間保持し、DECを気化させて除去した。以上の、ECを溶解した溶液のセパレータへの含浸からDECの除去までの作業は、全て、温度20℃、露点が零下40℃以下の乾燥雰囲気で行った。DECを除去した後のセパレータ表面は、目視観察では析出物は認められなかった。
ECをDECに溶解した溶液中のEC濃度を、0.05mol/lとした他は、実施例10と同様にしてECを担持したセパレータを作製した。
高耐熱性高分子の基材として、実施例10と同様の多孔質膜(材質:ポリイミド、厚さ:20μm、空孔率:80%、ガーレー値:80(秒/100ml))を用いた。有機材料には、スルホラン(SL)を用いた。DECを溶媒としてSLを溶解し、SL濃度:0.1mol/lの溶液を調液した。この溶液に、15cm×15cmに切断したポリイミド多孔質膜を10秒間浸した後に引き上げた。溶液を含浸したポリイミド多孔質膜を、垂直に保持して余分な溶液を自然落下によって除去しSLを担持したポリイミドセパレータを得た。次にセパレータを空中で水平にして12時間保持し、DECを気化させて除去した。以上の、SLを溶解した溶液のポリイミド多孔質膜への含浸からDECの除去までの作業は、全て、温度20℃、露点零下40℃以下の乾燥雰囲気で行った。DECを除去した後のセパレータ表面は、目視観察では析出物は認められなかった。
SLをDECに溶解した溶液のSL濃度を0.01mol/lとした他は、実施例12と同様にしてSLを担持したセパレータを作製した。
実施例1から実施例9で用いたものと同様のアラミド多孔質膜のセパレータ(厚さ:17μm、空孔率65%、ガーレー値95(秒/100ml))を、150mm×150mmに切断して、DECに10秒間浸漬した。DECはアラミド多孔質膜に速やかに浸透した。DECから引き出したセパレータを垂直に保持し、余分なDECを自然落下させて除去した。次に、セパレータを水平に保持して、温度20℃、露点零下40℃以下の乾燥雰囲気で12時間保管した。セパレータの重量は、DECの浸漬と乾燥を行う前後で変わらなかった。
実施例10から実施例13で用いたもの同様のポリイミド多孔質膜のセパレータ(材質:ポリイミド、厚さ:20μm、空孔率:80%、ガーレー値:80(秒/100ml))を、150mm×150mmに切断して、DECに10秒間浸漬した。DECはセパレータに速やかに浸透した。DECから引き出したセパレータを垂直に保持し、余分なDECを自然落下させて除去した。次に、セパレータを水平に保持して、温度20℃、露点零下40℃以下の乾燥雰囲気で12時間保管した。セパレータの重量は、DECの浸漬と乾燥を行う前後で変わらなかった。
実施例1から実施例13と比較例1、比較例2のセパレータについて、帯電電位を測定した。まず、接地したアルミニウム板の上に、150mm×150mmのセパレータを載せ、金属製ローラーで押さえつけて、セパレータサンプルを密着させた。次に、セパレータサンプルの一辺からアルミニウム板の表面に対して垂直に、50mm/秒の速度でひき離した。セパレータサンプルの帯電電位は、ハンディ型静電気電位計(アズワン:YC−102)を用いて、引き離した直後に測定した。帯電電位の測定は、温度20℃、露点零下40℃の乾燥雰囲気中で行った。
以下のようにしてリチウムイオン二次電池を作製した。
LiNi0.5Co0.2Mn0.3O2と、炭素導電剤と、結着材としてポリフッ化ビニリデンとを重量比92:4:4でN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させてスラリーを作製し、アルミニウムによる集電箔に塗布、乾燥して正極活物質層を形成した。同様にしてアルミニウムによる集電箔の裏面にも正極活物質層を形成したあと、圧延して正極電極板を得た。
天然黒鉛と、増粘剤のカルボキシメチルセルロースナトリウムと、結着材のスチレンブタジエンゴムとを、重量比98:1:1で水溶液中に混合してスラリーを作製し、銅による集電箔に塗布、乾燥して負極活物質層を形成した。同様にして、銅による集電箔の裏面にも負極活物質層を形成したあと、圧延して負極電極板を得た。
実施例1で作製した、ECの存在量0.02mol/m2のアラミド多孔質セパレータを用いた。ECを担持した状態でのガーレー値は160(秒/100ml)であった。
電解液の非水溶媒には、ECとDECを、体積比30:70で混合した非水溶媒を用いた。支持塩として、1Mの濃度になるようにLiPF6を溶解した。
正極電極板を、電流取り出し部を除いた寸法として40mm×40mmに切断し、負極電極板を、電流取り出し部を除いた寸法として42mm×42mmに切断して、44mm×44mmに切断したセパレータを介して積層し、電極積層体を作製した。
作製した電池を、25℃で4.2Vまで定電流定電圧モードで充電し、次に2.5Vまで電流200mAで放電したときの放電容量は、約100mAhであった。
セパレータを、実施例10のポリイミド多孔質膜にECが0.025mol/m2で担持されたセパレータとした他は、実施例14と同様にして電池を作製した。
作製した電池を、25℃で4.2Vまで定電流定電圧モードで充電し、次に2.5Vまで電流200mAで放電したときの放電容量は、約100mAhであった。
基材としてポリプロピレン多孔質膜を用いたことと、ECをDECに溶解した溶液に基材を浸す時間を5分間とした他は、実施例2と同様の方法によってセパレータを製造した。浸す時間が長いのは、この基材の、ECをDECに溶解した溶液の吸い込み性が低いためである。本比較例で基材としたポリプロピレン多孔質膜は、一軸延伸によって多孔化されたもので、厚さ:25μm、空孔率:50%、ガーレー値:200(秒/100ml)である。温度80℃での乾燥中のセパレータ表面に、液状の浸み出しなどの変化は見られず、乾燥処理後のセパレータ表面は、実施例2と同様に、目視観察では析出物は認められなかった。セパレータ全体に緩い波打ちが見られ、延伸によって基材に生じた内部応力が一部開放されたためと思われる。
セパレータを、有機材料を担持していないアラミド多孔質膜(厚さ:17μm、空孔率65%、ガーレー値95(秒/100ml))に変えた他は、実施例14と同様に電池を作製した。
11、12 フィルム
15 熱融着部
20 電池要素
21 正極タブ
25 負極タブ
31a 正極集電部
35a 負極集電部
38 セパレータ
50 フィルム外装電池
Claims (12)
- 多孔質膜、織布、および不織布からなる群から選ばれる少なくとも一種の基材を有し、
前記基材は、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料を含み、かつ、
前記基材の表面および/または内部に、有機溶媒に可溶な有機材料を担持していることを特徴とする、電池用セパレータ。 - 融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料が、アラミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエチレンテレフタレート、セルロース、およびポリフェニレンサルファイドから選ばれる少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電池用セパレータ。
- 有機溶媒に可溶な有機材料が、0℃以上の融点を有し、4.2V以上のLi/Li+を基準とした酸化電位を有し、かつ30以上の比誘電率を有する有機材料であることを特徴とする、請求項1または2に記載の電池用セパレータ。
- 有機溶媒に可溶な有機材料が、エチレンカーボネート、スルホラン、アジポニトニル、N−メチルオキサゾリジノン、N,N’―ジメチルイミダゾリジノン、およびジメチルスルホキシドからなる群から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池用セパレータ。
- 有機材料を可溶な有機溶媒が、非プロトン性有機溶媒であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池用セパレータ。
- 非プロトン性有機溶媒が、炭酸エステル、カルボン酸エステル、およびリン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項5に記載の電池用セパレータ。
- 前記有機溶媒に可溶な有機材料の存在量が、電池用セパレータの1平方メートル当たり0.001mol〜0.05molであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電池用セパレータ。
- 有機材料を溶媒に溶解した溶液を、基材の表面および/または内部に供給する工程と、
該基材に供給した有機材料の溶液から溶媒を除去する工程と、
を含み、
前記基材が、多孔質膜、織布、および不織布からなる群から選ばれる少なくとも一種を有し、かつ、融点または熱分解温度が200℃以上の高分子材料を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電池用セパレータの製造方法。 - 正極活物質層を備えた正極と、負極活物質層を備えた負極と、前記正極と前記負極との間に配された請求項1〜7のいずれか一項に記載の電池用セパレータと、を有する電極積層体。
- 容器内部に、電解液と請求項9に記載の電極積層体を有し、
電解液が、電池用セパレータに担持された有機材料を可溶な有機溶媒を含むことを特徴とする電池。 - 電解液に含まれる有機材料を可溶な有機溶媒が、非プロトン性有機溶媒であることを特徴とする、請求項10に記載の電池。
- 電解液に含まれる非プロトン性有機溶媒が、炭酸エステル、カルボン酸エステル、およびリン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項11に記載の電池。
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