JP2019117716A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池容量を高め、出力低下を抑制できる二次電池を提供する。【解決手段】二次電池10は、多孔質集電体22と、正極活物質24を含み多孔質集電体22の孔表面に形成された活物質層26と、を有する多孔質電極20と、多孔質電極20の孔表面にこの孔の空隙が残るように形成されたイオン伝導性の絶縁膜30と、負極活物質44と支持塩とを含み、絶縁膜30が形成された多孔質電極20の空隙に充填された液状電極40と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池に関する。
従来、二次電池としては、正極活物質を含む合材を正極集電体に形成し、負極活物質を含む合材を負極集電体に形成し、電解液を含むセパレータを介してこれらを捲回又は積層したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、電池ケースの内部をセパレーターで正極室と負極室とに分離し、正極室に正極活物質を含むスラリーを供給し、負極室に負極活物質を含むスラリーを供給するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−229544号公報 特開2009−224141号公報
ところで、近年、二次電池の高容量化が望まれている。特許文献1のような捲回型や積層型の電池において、電池容量を高める方法としては、活物質層の厚膜化や高密度化によって電池内における活物質の充填率を高める方法などがある。しかしながら、活物質層を厚膜化するとイオンの移動距離が長くなり、活物質層を高密度化するとイオンの移動経路が狭くなるため、出力が低下することがあった。また、特許文献2のようなスラリー利用型の電池でも同様に、電池内における活物質の充填率を高めようとすると、イオンの移動距離が長くなったりイオンの移動経路が狭くなったりして、出力が低下することがあった。このため、電池容量を高め、出力低下を抑制することが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、電池容量を高め、出力低下を抑制できる二次電池を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明者らは、鋭意研究した。そして、正極及び負極のうちの一方の活物質を多孔質集電体の孔表面に形成して多孔質電極とし、他方の活物質を含む液状電極を多孔質電極の空隙に充填して二次電池を作製したところ、電池容量を高め、出力低下を抑制できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の二次電池は、
多孔質集電体と、正極活物質及び負極活物質のうちの一方の活物質を含み前記多孔質集電体の孔表面に形成された活物質層と、を有する多孔質電極と、
前記多孔質電極の孔表面に該孔の空隙が残るように形成されたイオン伝導性の絶縁膜と、
前記正極活物質及び前記負極活物質のうちの他方の活物質と支持塩とを含み、前記絶縁膜が形成された前記多孔質電極の前記空隙に充填された液状電極と、
を備えた、ものである。
この二次電池では、電池容量を高め、出力低下を抑制できる。こうした効果が得られる理由は、以下のように推察される。例えば、この二次電池では、多孔質集電体を用いており、集電体の比表面積が大きいため、活物質を形成するのに必要な所定の表面積を確保する際、集電体自体の体積を小さくできる。また、多孔質集電体では、集電体の全体が三次元的に導通しているため、複数の集電体を接続する構成などが必要なく、集電構造を簡略化・小体積化できる。こうして、集電体を含む集電構造の簡略化・小体積化が可能となり、その分だけ活物質の充填率を高めることができる。また、多孔質電極の空隙に液状電極が充填されるため、多孔質電極の空隙を利用して活物質の充填率を高めることができる。このように、活物質の充填率を高めることができるため、電池容量をより高めることができる。また、多孔質電極と液状電極とが絶縁膜を介して至近距離に配置されており、電荷のキャリアであるイオンの移動距離が短いため、イオン伝導抵抗を低減でき、出力低下を抑制できる。
二次電池10の構成の一例を示す模式図。 実施例で用いた二次電池60の構成の概略を示す説明図。
以下では、本発明の二次電池の好適な実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である二次電池10の構成の一例を示す模式図である。
二次電池10は、図1に示すように、多孔質電極20と、多孔質電極20の孔表面にこの孔の空隙が残るように形成された絶縁膜30と、絶縁膜30が形成された多孔質電極20の先ほどの空隙に充填された液状電極40と、を備えている。ここでは、二次電池10は、リチウムイオンを電荷のキャリアとする、リチウムイオン二次電池であるものとする。また、多孔質電極20を正極とし、液状電極40を負極とする。
多孔質電極20は、多孔質集電体22と、正極活物質24を含む活物質層26と、を有している。多孔質集電体22は、空隙が三次元的に連結した多孔体である。この空隙の直径は、10μm以上が好ましく50μm以上がより好ましく、また、2000μm以下が好ましく1000μm以下がより好ましく600μm以下がさらに好ましい。空隙の直径を10μm以上とすれば、空隙内に負極活物質44が進入しやすく、2000μm以下とすれば、多孔質電極20と液状電極40との間でのイオンの移動距離を短くできる。なお、空隙の直径は、その空隙の外接球の直径とする。多孔質集電体22の気孔率は、80%以上98%以下が好ましい。また、多孔質集電体22の比表面積は、500m2/m3以上8000m2/m3以下が好ましい。多孔質集電体22の骨格構造は、例えば、三次元の網目状になっている網目構造、三次元の周期極小曲面であるジャイロイド構造、同粒径の粒子を三次元に周期配列したオパール構造の粒子間部分の構造である逆オパール構造、繊維が三次元に絡み合ったファイバー構造、とすることができる。このうち、網目構造や、ジャイロイド構造、逆オパール構造のように規則性の高い構造では、電池反応の均一性を高めることができ、好ましい。多孔質集電体22の材質は、電子伝導性を有するものであればよく、例えば、ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、チタン、鉄、白金などの金属や、炭素、導電性高分子、導電性ガラスとすることができる。このうち、ニッケルは正極における耐食性が良好であるとともに強度が高いため好ましく、アルミニウムはニッケルに比べて強度が劣るものの正極における耐食性がより良好であるため好ましい。多孔質集電体22は、接着性や導電性、耐食性などを向上するために、表面をカーボン、ニッケル、チタン、銀、白金、金などで処理したものとしてもよい。
正極活物質24としては、例えば、リチウムと遷移金属とを有する化合物、例えば、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物や、リチウムと遷移金属元素とを含むリン酸化合物などが挙げられる。具体的には、基本組成式をLi(1-x)MnO2(0<x<1など、以下同じ)やLi(1-x)Mn24などとするリチウムマンガン複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoO2などとするリチウムコバルト複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)NiO2などとするリチウムニッケル複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoaNibMnc2(a>0、b>0、c>0、a+b+c=1)などとするリチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、基本組成式をLiV23などとするリチウムバナジウム複合酸化物、基本組成式をV25などとする遷移金属酸化物などを用いることができる。また、基本組成式をLiFePO4とするリン酸鉄リチウム化合物などを正極活物質として用いることができる。これらのうち、リチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、例えば、LiCo1/3Ni1/3Mn1/32やLiNi0.4Co0.3Mn0.32などが好ましい。なお、「基本組成式」とは、他の元素、例えば、AlやMgなどの成分を含んでもよい趣旨である。正極活物質24の平均粒径は、例えば、1μm以上20μm以下とすることができる。ここで、活物質などの粉体の平均粒径は、粉体を電子顕微鏡(SEM)観察し、この観察画像に含まれる粉体粒子の直径を測定して平均した値とする。
活物質層26は、多孔質集電体22の孔表面にこの孔を塞がないように形成されている。活物質層26の厚みは、5μm以上が好ましく25μm以上がより好ましく、また、1000μm以下が好ましく250μm以下がより好ましい。活物質層26の厚みを5μm以上とすれば、活物質層26をムラ無く形成できるし、1000μm以下とすれば、多孔質集電体22と正極活物質24との間の電子伝導をより円滑にできる。活物質層26は、正極活物質24のほか、導電材や結着材などを含んでいてもよい。導電材は、電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。これらの中で、導電材としては、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。結着材は、正極活物質24や導電材を繋ぎ止めて所定の形状を保つ役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、スルホン化EPDMゴム、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。また、水系バインダーであるセルロース系やスチレンブタジエンゴム(SBR)の水分散体等を用いることもできる。
絶縁膜30は、多孔質電極20の孔表面にこの孔の空隙が残るように形成されたイオン伝導性及び絶縁性を有する膜である。この絶縁膜30は、多孔質電極20と液状電極40との間に介在し、多孔質電極20と液状電極40との短絡を防止する。絶縁膜30としては、イオン伝導性と絶縁性とを有するポリマーが好適である。この絶縁膜30は、例えば、フッ化ビニリデン(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)との共重合体や、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、及びPMMAとアクリルポリマーとの共重合体などが挙げられる。例えば、VdFとHFPとの共重合体では、後述する電解液46の一部がこの膜を膨潤ゲル化し、イオン伝導膜となる。この絶縁膜30の厚さは、例えば、0.5μm以上であることが好ましく、2μm以上であることがより好ましく、5μm以上であるものとしてもよい。厚さが0.5μm以上では、絶縁性を確保する上で好ましい。また、絶縁膜30の厚さは、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましい。厚さが20μm以下では、イオン伝導性の低下を抑制できる点で好ましい。このような範囲では、イオン伝導性及び絶縁性が好適である。
液状電極40は、負極活物質44と支持塩とを含み、絶縁膜30が形成された多孔質電極20の空隙に充填されている。ここでは、液状電極40は、粉末状の負極活物質44を電解液46に分散させたスラリー又は懸濁液である。こうしたものでは、液状電極40により多くの負極活物質44を含ませることができる。なお、支持塩は溶媒に溶解されて電解液46の中に存在している。
負極活物質44としては、例えば、電荷のキャリアであるリチウムを吸蔵放出可能な材料が挙げられる。負極活物質44は、例えば、リチウム、リチウム合金、スズ化合物などの無機化合物、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素質材料、複数の元素を含む複合酸化物、導電性ポリマーなどが挙げられる。炭素質材料は、例えば、コークス類、ガラス状炭素類、グラファイト類、難黒鉛化性炭素類、熱分解炭素類、炭素繊維などが挙げられる。このうち、人造黒鉛、天然黒鉛などのグラファイト類が好ましい。複合酸化物としては、例えば、リチウムチタン複合酸化物やリチウムバナジウム複合酸化物などが挙げられる。負極活物質44は、粒子状の固体活物質であることが好ましい。負極活物質44の平均粒径は、例えば、1μm以上が好ましく3μm以上がより好ましく、また、20μm以下が好ましく10μm以下がより好ましい。1μm以上とすれば、液状電極40の流動性がよく、20m以下とすれば、負極活物質44が多孔質電極20の空隙に侵入しやすい。負極活物質44の添加量は、液状電極40の全体の体積に対して30体積%以上が好ましく60体積%以上がより好ましく、75体積%以下が好ましく70体積%以下がより好ましい。このような範囲では、電池容量を好適なものとすることができる。
電解液46に含まれる支持塩は、二次電池10の電荷のキャリアであるリチウムイオンを含むものとしてもよい。こうした支持塩としては、例えば、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiC F3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiSbF6、LiSiF6、LiAlF4、LiSCN、LiClO4、LiCl、LiF、LiBr、LiI、LiAlCl4などが挙げられる。このうち、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4などの無機塩、及びLiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23などの有機塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の塩を組み合わせて用いること が電気特性の点から見て好ましい。この支持塩は、電解液46における濃度が0.1mol/L以上5mol/L以下であることが好ましく、0.5mol/L以上2mol/L以下であることがより好ましい。支持塩の濃度が0.1mol/L以上では、十分な電流密度を得ることができ、5mol/L以下では、電解液をより安定させることができる。
電解液46に含まれる溶媒としては、例えば、非水電解液に用いられる溶媒などが挙げられる。こうした溶媒としては、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ニトリル類、フラン類、スルホラン類及びジオキソラン類などが挙げられ、これらを単独又は混合して用いることができる。具体的には、カーボネート類としてエチレンカーボネートやプロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネートなどの環状カーボネート類や、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチル−n−ブチルカーボネート、メチル−t−ブチルカーボネート、ジ−i−プロピルカーボネート、t−ブチル−i−プロピルカーボネートなどの鎖状カーボネート類、γ−ブチルラクトン、γ−バレロラクトンなどの環状エステル類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酪酸メチルなどの鎖状エステル類、ジメトキシエタン、エトキシメトキシエタン、ジエトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、などのフラン類、スルホラン、テトラメチルスルホランなどのスルホラン類、1,3−ジオキソラン、メチルジオキソランなどのジオキソラン類などが挙げられる。このうち、環状カーボネート類と鎖状カーボネート類の組み合わせが好ましい。この組み合わせによると、充放電の繰り返しでの電池特性を表すサイクル特性が優れているばかりでなく、電解液の粘度、得られる電池の電気容量、電池出力などをバランスの取れたものとすることができる。
液状電極40は、さらに導電材を含むものとしてもよい。導電材としては、多孔質電極20で説明したものを適宜用いることができる。導電材の平均粒径は、例えば、0.02μm以上が好ましく0.05μm以上がより好ましく、0.2μm以下が好ましく0.1μm以下がより好ましい。このような範囲では、流動性がよい。導電材の添加量は、液状電極40の全体の体積に対して5体積%以上が好ましく10体積%以上がより好ましく、30体積%以下が好ましく20体積%以下がより好ましい。このような範囲では、電池容量の低下を抑制し、導電性を十分に付与することができる。
二次電池10では、多孔質電極20と液状電極40と絶縁膜30とで構成された電極複合体15などが、図示しない電池ケースに収容されている。電極複合体15の一端には、正極タブ28が絶縁層29を介して設けられ、他端には負極タブ48が絶縁層49を介して設けられ、正極タブ28の少なくとも一部及び負極タブ48の少なくとも一部が外部と導通可能に構成されている。絶縁層29は、正極タブ28と液状電極40との接触による短絡を防止するものである。絶縁層29の内部では、正極タブ28と多孔質集電体22とが接続しており、正極タブ28と多孔質電極20とが導通している。絶縁層29としては、少なくとも負極活物質44が通過できない程度に緻密な材料を用いることができ、緻密な絶縁樹脂などを用いることができる。絶縁層49は、負極タブ48と多孔質電極20との接触による短絡を防止するものである。絶縁層49の内部には液状電極40が存在しており、負極タブ48と液状電極40とが導通している。絶縁層49としては、少なくとも負極活物質44が通過できる程度の空隙を有する材料や筒状の材料などを用いることができ、絶縁樹脂製の多孔体や筒などを用いることができる。電池ケースは、多孔質電極20と液状電極40とが短絡しないような材質であればよいが、収容物を保護できる強度を有するものがより好ましい。電池ケースの材質としては、例えば、絶縁樹脂や、絶縁樹脂コーティングをした金属などとしてもよい。二次電池10の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などとすることができる。
次に、二次電池10の製造例について説明する。二次電池10の製法は、例えば、(a)多孔質集電体22の孔表面にこの孔を塞がないように活物質層26を形成して多孔質電極20を作製する工程と、(b)多孔質電極20の孔表面にこの孔の空隙が残るように絶縁膜30を形成する工程と、(c)絶縁膜30が形成された多孔質電極20の先ほどの空隙に液状電極40を充填する工程と、を含む。
工程(a)では、正極活物質24と導電材と結着材とを、適当な分散媒を加えて混合して正極スラリーを作製し、この正極スラリーを多孔質集電体22の表面に塗布・乾燥して活物質層26を形成してもよい。分散媒としては、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチレントリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどの有機溶剤を用いることができる。また、分散媒としては、水に分散剤、増粘剤等を加え、SBRなどのラテックスを加えたものとしてもよい。増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの多糖類を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。塗布方法としては、例えば、正極スラリーに多孔質集電体22を浸漬させて引き上げる方法(ディップ法)や、正極スラリーを多孔質集電体22の上方からかけ流す方法や、正極スラリーを多孔質集電体22の一端から供給し、他端から吸引する方法などが挙げられる。
工程(b)では、絶縁膜30の原料を含む溶液を多孔質電極20の表面に塗布・乾燥して絶縁膜30を形成してもよい。塗布方法としては、工程(a)と同様の方法が挙げられる。絶縁膜30がポリマーの場合、絶縁膜30の原料を塗布したのちに、重合させてもよい。
工程(c)では、絶縁膜30が形成された多孔質電極20を液状電極40に浸漬させて、多孔質電極20の空隙に液状電極40を充填してもよい。このとき、さらに真空引きを行ってもよい。浸漬は、電池ケース内で行ってもよいし、電池ケースの外で行ってもよいし、両方を組み合わせてもよい。
以上説明した二次電池10では、多孔質集電体22の孔表面に正極活物質24を含む活物質層26が形成されている。多孔質集電体22は、平板状の集電体などに比して比表面積が大きいため、活物質を形成するのに必要な所定の表面積を確保する際、集電体自体の体積を小さくできる。また、多孔質集電体22では、集電体の全体が三次元的に導通しているため、複数の集電体を接続する構成などが必要なく、集電構造を簡略化・小体積化できる。こうして、集電体を含む集電構造の簡略化・小体積化が可能となり、その分だけ活物質の充填率を高めることができる。特に、電池を大型化させる場合(例えば車載用途など)には、充填率をより高めることができる。また、多孔質電極20の空隙に負極活物質44を含む液状電極40が充填されるため、多孔質電極20の空隙を利用して活物質の充填率を高めることができる。このように、活物質の充填率を高めることができるため、電池容量をより高めることができる。また、正極活物質24を備えた多孔質電極20と負極活物質44を含む液状電極40とが絶縁膜30を介して至近距離に配置されており、電荷のキャリアであるイオンの移動距離が短いため、イオン伝導抵抗を低減でき、出力低下を抑制できる。また、多孔質電極20では、比表面積の大きい多孔質集電体22の孔表面に正極活物質24が形成されているため、活物質の充填率が高くても多孔質集電体22と正極活物質24との接触面積を大きくすることができる。このため、多孔質集電体22と正極活物質24との間の電子伝導経路が良好に形成され、活物質の容量を無駄なく取り出すことができ、電池容量を高めることができる。
また、二次電池10では、多孔質電極20が正極であるため、電池容量を高める効果がより大きい。というのも、正極活物質には電子伝導性の低いものが多く、そうしたものでは、集電体と活物質との間の電子伝導経路が良好に形成されていないと、活物質の容量を十分に取り出せないことがある。しかし、二次電池10では、多孔質集電体22の孔表面に正極活物質24が形成されているため、上述したように電子伝導経路が良好に形成され、活物質の容量を無駄なく取り出すことができるからである。
また、二次電池10では、液状電極40が負極であるため、電池容量を高める効果がより大きい。というのも、負極活物質には電子伝導性の高いものが多く、電子伝導性の高い負極活物質44を含む液状電極40では導電材を添加する必要がないため、活物質の充填率をより高めることができるからである。また、負極活物質には、充放電時の体積変化が大きいものが多いが、二次電池10では、液状電極40が負極であるため、負極活物質44の体積変化の影響を受けにくい。
また、二次電池10では、三次元的に全体が導通している多孔質集電体22を用いることにより、複数の集電体が必要な積層型に比して集電構造を簡略化できるし、捲回型や積層型に比して薄膜作製や捲回、積層などの工程がなく製造工程を簡略化できるため、製造コストを低減できる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されない。例えば、稼働イオン種はリチウムイオンに限定されず、ナトリウムイオンやカリウムイオンなどのアルカリ金属イオンとしてもよいし、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどのアルカリ土類金属イオンとしてもよい。
上述した実施形態では、多孔質電極を正極とし、液状電極を負極としたが、多孔質電極を負極とし、液状電極を正極としてもよい。
上述した実施形態では、液状電極は、支持塩を含む電解液に活物質を分散させたものとしたが、これに限定されない。例えば、支持塩としてのイオン液体に活物質を分散させたものとしてもよい。また、固体活物質と固体支持塩とを混合することにより常温(例えば20℃)以下で液状化した混合溶融液体としてもよい。固体活物質としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(TEMPO)や4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(MeO−TEMPO)などの、TEMPO系ラジカル化合物が挙げられる。また、固体支持塩としては、例えば、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)やビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド(LiBETI)などの、フルオロアルキルスルホニル部位を有する金属塩が挙げられる。
上述した実施形態では、電極複合体の一端には、正極タブが絶縁層を介して設けられ、他端には負極タブが絶縁層を介して設けられているものとしたが、こうしたものに限定されない。例えば、後述の図2に示すように、正極タブと液状電極とを両者が接触しないように配置してその間の絶縁層を省略してもよいし、負極タブと多孔質電極とを両者が接触しないように配置してその間の絶縁層を省略してもよい。
次に、本発明の二次電池を作製した例について、実施例として説明する。実施例では、図2に示す二次電池60を作製して評価を行った。図2では、ラミネート袋62の内部を透視した状態を示した。図2の左側の全体図において、活物質層76と記した矩形の領域は、活物質層76が多孔質集電体72の孔表面に形成された領域を示し、絶縁膜80と記した矩形の領域は、絶縁膜80が多孔質正極70または多孔質集電体72の孔表面に形成された領域を示した。なお、本発明は、以下の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
(多孔質正極70の作製)
正極活物質74として層状岩塩型構造を有するLi(Ni1/3Mn1/3Co1/3)O2(粒径約5.0μm)を90.5質量%、導電材としてアセチレンブラックを8.0質量%、及び、バインダーとしてPVdFを1.5質量%含む正極合材を、適量の分散媒(N−メチル−2−ピロリドン)を用いて混合し、正極スラリーを得た。この正極スラリーを、網目構造のNi金属発泡体(住友電工製のセルメット、品番#6)である5×5×35mmの多孔質集電体72のうちの、5×5×20mmの部分にディップ法により塗布・乾燥して活物質層76を形成し、多孔質正極70を作製した。活物質層76の厚みは50μmであった。活物質層76には、0.72gの正極合材が含まれていた。つづいて、多孔質正極70のうち活物質層76の形成されていない多孔質集電体部分にNi製の正極タブ78を溶接した。
(絶縁膜80の形成)
得られた多孔質正極70の表面に、VdF−HFPの共重合体を含むスラリーを、ディップ法により塗布・乾燥して、絶縁膜80を形成した。絶縁膜80の膜厚は、モデル実験などから、2〜10μm程度と推察された。絶縁膜80が形成された多孔質電極70を、放射光を線源に用いたCTにより観察したところ、多孔質電極70の孔の空隙が約60体積%残っていることが確認された。
(液状負極90の作製)
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比3:7で混合した混合溶媒に、LiPF6を2mol/Lとなるように溶解して電解液96を調製した。得られた電解液96に負極活物質94としての人造黒鉛粉末(粒径約10μm)を懸濁させ、スラリー状の液状負極90を得た。液状負極90において、負極活物質94の濃度は65質量%とした。
(二次電池60の作製)
絶縁膜80が形成された多孔質正極70を液状負極90に浸漬させ、さらに真空引きすることにより、液状負極90を多孔質正極70の空隙に充填して電極複合体65を作製した。このとき、絶縁膜80には、液状負極90の一部の電解液96が含浸され、ゲルポリマー電解質となる。続いて、この電極複合体65を若干の余剰液状負極90と共にアルミラミネート袋62に挿入し、さらに集電体を兼ねるNi製の負極タブ98を液状負極90と接触するように挿入し、熱溶着によって密封した。この二次電池60には、0.55gの負極活物質94が含まれていた。
(充放電試験)
作製した二次電池60を用いて、3.0−4.2Vの範囲で、0.2C(16mA)の定電流充放電試験を実施した。その結果、初回の放電容量として76.6mAhが得られ、活物質層76が形成された部位の多孔質正極サイズ換算で465Wh/Lという高エネルギー密度を実現できた。市販のリチウム二次電池のエネルギー密度は、200〜400Wh/L程度が一般的であるが、実施例では、そうしたものに比してエネルギー密度(電池容量)を高めることができ、また、従来のシート対向型電池(上述した捲回型や積層型など)で同容量のものと比較すると出力の低下を抑制できることがわかった。
本発明は、電池産業の分野に利用可能である。
10 二次電池、15 電極複合体、20 多孔質電極、22 多孔質集電体、24 正極活物質、26 活物質層、28 正極タブ、29 絶縁層、30 絶縁膜、40 液状電極、44 負極活物質、46 電解液、48 負極タブ、49 絶縁層、60 二次電池、62 ラミネート袋、65 電極複合体、70 多孔質正極、72 多孔質集電体、74 正極活物質、76 活物質層、78 正極タブ、80 絶縁膜、90 液状負極、94 負極活物質、96 電解液、98 負極タブ。

Claims (8)

  1. 多孔質集電体と、正極活物質及び負極活物質のうちの一方の活物質を含み前記多孔質集電体の孔表面に形成された活物質層と、を有する多孔質電極と、
    前記多孔質電極の孔表面に該孔の空隙が残るように形成されたイオン伝導性の絶縁膜と、
    前記正極活物質及び前記負極活物質のうちの他方の活物質と支持塩とを含み、前記絶縁膜が形成された前記多孔質電極の前記空隙に充填された液状電極と、
    を備えた、二次電池。
  2. 前記多孔質集電体は、10μm以上2000μm以下の空隙が三次元的に連結した多孔体である、請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記多孔質集電体は、50μm以上600μm以下の空隙が三次元的に連結した多孔体である、請求項1又は2に記載の二次電池。
  4. 前記活物質層は、厚みが5μm以上1000μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池。
  5. 前記活物質層は、厚みが25μm以上250μm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池。
  6. 前記多孔質集電体は、金属製もしくは炭素製である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二次電池。
  7. 前記多孔質集電体は、網目構造、ジャイロイド構造、逆オパール構造、ファイバー構造からなる群より選ばれる1以上の構造を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の二次電池。
  8. 前記液状電極は、電解液に粉末状の前記他方の活物質を分散させたものである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二次電池。
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