JP2017138836A - タッチパネル装置 - Google Patents

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晶野 安江
Masaya Yasue
晶野 安江
公平 徹
Toru Kimihira
徹 公平
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Abstract

【課題】タッチパネルを備える携帯情報端末において、触覚式のタッチパネルよりも、ハードキーの操作感に近い操作感を与えることができるタッチパネル装置を提供する。【解決手段】携帯情報端末Sの表示器10に重なるタッチパネル1と、表示器10が表示する情報の位置とタッチパネル1のタッチ位置を検出可能な制御装置16と、表示器10の裏面側で筐体2内に設けられた支持ベースに取り付けられた錘15を備えて制御装置16に駆動されるピエゾアクチュエータ14から形成されるピエゾアクチュエータモジュールP1−P3とを備えるタッチパネル装置において、表示器10が表示する情報の位置とタッチパネル1のタッチ位置とが一致しない場合に、制御装置16にピエゾアクチュエータ14を駆動させて錘15をタッチパネル1から離れる方向に移動させ、使用者が空振り感を感じるようにしたものである。【選択図】図8

Description

本出願はタッチパネル装置に関する。
近年、2つ折りの形状で小型の画面とキーボードを備える携帯型電話機(フィーチャーフォン)は、大きな表示画面を備える一体型のスマートフォンへと急速に切り替わってきている。フィーチャーフォンでは操作する対象がハードキー(ボタン)であったが、スマートフォンでは操作する対象が表示画面の上に設けられたタッチパネルである。ハードキーの場合、操作する際に反発(クリック感)が存在するため、使用者が操作していることを容易に認識できる。しかし、タッチパネルでは、画面に指でタッチしたり、指をスライドさせる操作(特許文献1参照)であるために、使用者にとってハードキーとの操作感の乖離が大きく、使用者が違和感を感じてしまう。
タッチパネルでも、ハードキーを押しているかのような操作感が求められており、タッチパネルの中には、画面にタッチした時に既存のバイブレータや振動板を使用して、タッチ時にこれらを振動させてタッチしたことを認識させるようにしたものがある。
図1は、比較技術の触覚式のタッチパネル1を備えるスマートフォン9の概略構造を、断面で示すものである。スマートフォン9の筐体(外装ケースと称することがある)2は一面が開口したバスタブ形状をしており、タッチパネル1は外装ケース2の開口部3に設けられた段差部4に固定材5を用いて取り付けられた表示器10の上に配置されている。外装ケース2の底面2Bに突設されたボス2Tの上には、取付部材6を用いてプリント回路基板7が取り付けられている。そして、プリント回路基板7の上には、図示を省略した電子部品の他に、モータ8Mの回転軸8Aに偏心錘8Wを取り付けたバイブレータ8が実装されている。
以上のような構造を備えるスマートフォン9では、タッチパネル1がタッチされると、図示を省略した電子部品により、バイブレータ8のモータ8Mが短い時間だけ回転し、回転軸8Aに取り付けられた偏心錘8Wによりバイブレータ8が振動する。バイブレータ8の振動は、外装ケース2を通じてスマートフォン9の全体に伝わり、タッチパネル1を微小連続振動させることにより、使用者がタッチパネル1にタッチしたことを認識できるようになっている。
特表2008−532115号公報 特開2013−93006号公報
しかし、ハードキーの操作感はクリック感であり、図1に示されるような触覚式のタッチパネル1における操作感は微小連続振動であるので、使用者のタッチパネル1の操作感とハードキーの操作感との間には、依然として大きな乖離が存在するという課題がある。
1つの側面では、本出願は、タッチパネルを備えるスマートフォン等の携帯情報端末において、操作感が振動である触覚式のタッチパネルよりも、ハードキーの操作感に近い操作感を与えることができるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、携帯情報端末の表示器に重ねて配置されるタッチパネルと、表示器及びタッチパネルに接続し、表示器が表示する情報の位置と、タッチパネルのタッチ位置を検出可能な制御装置と、表示器の裏面側で携帯情報端末の筐体内に設けられた支持ベースに取り付けられて制御装置に駆動されるピエゾアクチュエータと、ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量とを備える少なくとも1個のピエゾアクチュエータモジュールとを備え、制御装置は、表示器が表示する情報の位置とタッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、ピエゾアクチュエータを駆動して、慣性質量をタッチパネルから離れる方向に移動させるタッチパネル装置が提供される。
開示のタッチパネル装置には、ピエゾアクチュエータの配置と慣性質量である錘の配置により生じる単波長の大きな振動により、タッチパネルの操作時に、ハードキーと同様の操作感が得られるという効果がある。
比較技術におけるバイブレータを用いた触覚式のタッチパネルを備えたスマートフォンの概略構造を示す断面図である。 (a)は、開示のタッチパネルを備える携帯端末の一例であるスマートフォンの正面図、(b)は、開示のタッチパネルを備える携帯端末の別の例であるタブレットの正面図である。 (a)は、第1の実施例のタッチパネルを備えたスマートフォンの、タッチパネルの下部にある部材をタッチパネル側から透視して示す透視平面図、(b)は、(a)に示したスマートフォンの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。 (a)は、図3(a)に示したスマートフォンのタッチパネルのタッチ位置を示す平面図、(b)は、(a)に示した第1のピエゾアクチュエータモジュールの駆動波形を示す波形図、(c)は、(a)に示した第2のピエゾアクチュエータモジュールの駆動波形を示す波形図、(d)は、(a)に示した第3のピエゾアクチュエータモジュールの駆動波形を示す波形図である。 (a)は、図3(a)に示したスマートフォンのタッチパネルがタッチされた時の、ピエゾアクチュエータモジュールの制御装置の処理の一例を示すフローチャート、(b)は(a)に示した制御装置の処理の変形例を示す部分フローチャートである。 (a)は、第1の実施例のスマートフォンにおけるタッチパネルを座表面とした時のピエゾアクチュエータモジュール、スマートフォンの重心及びタッチ位置の座標を示す説明図、(b)は、(a)に示したタッチパネルのX方向の力のモーメント関係図、(c)は、(a)に示したタッチパネルのY方向の力のモーメント関係図である。 (a)は、開示のタッチパネルの1つのピエゾアクチュエータモジュールの伸長運動時の錘の運動方向を示す断面図、(b)は、(a)に示したピエゾアクチュエータの駆動電圧、ピエゾアクチュエータモジュールの発生振幅、及びスマートフォンの筐体が受ける力を示す波形図である。 (a)は、開示のタッチパネルの1つのピエゾアクチュエータモジュールの収縮運動時の錘の運動方向を示す断面図、(b)は、(a)に示したピエゾアクチュエータの駆動電圧、ピエゾアクチュエータモジュールの発生振幅、及びスマートフォンの筐体が受ける力を示す波形図である。 開示のタッチパネルをユーザーがタッチした時の操作荷重の変化に対して、1つのピエゾアクチュエータモジュールに伸長させた後に直ちに収縮させる駆動荷重を与えた時のユーザーの体感荷重を示す波形図である。 (a)は、第2の実施例のタッチパネルを備えたスマートフォンの、タッチパネルの下部にある部材をタッチパネル側から透視して示す透視平面図、(b)は、(a)に示したスマートフォンの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。 (a)は、第3の実施例のタッチパネルを備えたスマートフォンの、タッチパネルの下部にある部材をタッチパネル側から透視して示す透視平面図、(b)は、(a)に示したスマートフォンの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、図1で説明したタッチパネル1、スマートフォンの筐体2、表示器10、及び制御装置16については、以後も同じ符号を付して説明する。
図2(a)は、タッチパネル1が重ね合わされた表示器10を備えた携帯情報端末の一例であるスマートフォンSの正面図である。スマートフォンSの筐体2には、ランプS1,センサS2,受話口S3,カメラS4等が設けられている。図2(b)は、開示のタッチパネル1が重ね合わされた表示器10を備えた携帯情報端末の別の例であるタブレットTの正面図である。タブレットTの筐体2には、LEDT1,センサT2,スピーカT3,カメラT4、マイクロフォンT5等が設けられている。本出願が対象とするタッチパネル装置は、このようなタッチパネル1が重ね合わされた表示器10を備えた携帯情報端末に適用が可能であるが、スマートフォンSやタブレットTに限定されるものではない。以後の実施例では、携帯情報端末として、スマートフォンを代表例として説明する。
図3(a)は、第1の実施例のタッチパネル1を備えたスマートフォンSの、筐体2に設けられたタッチパネル1が重ね合わされた表示器10の下部にある部材を、タッチパネル1側から透視して示す透視平面図である。タッチパネル1が重ね合わされた表示器10の下の筐体2の内部には、メイン回路基板11、サブ回路基板12及び電池13がある。メイン回路基板11の上には、制御装置16と第1のピエゾアクチュエータモジュールP1、サブ回路基板12の上には、第2のピエゾアクチュエータモジュールP2と第3のピエゾアクチュエータモジュールP3が設けられている。ここでは、筐体2の内部において、支持ベース(回路基板)を備え、支持ベースの上にピエゾ素子(ピエゾアクチュエータ)を備え、更にその上部に慣性質量(錘)を備えるものをピエゾアクチュエータモジュールと定義する。
図3(b)は、図3(a)に示したスマートフォンSの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。図3(a)において説明したように、タッチパネル1が重ね合わされた表示器10の下の筐体2の内部には、メイン回路基板11、サブ回路基板12及び電池13があり、メイン回路基板11は電池13の上部にあり、サブ回路基板12は電池13の下部にある。第1の実施例では、第1のピエゾアクチュエータモジュールP1は、支持ベースとなるメイン回路基板11の上に、ピエゾアクチュエータ14と錘15がこの順に積み重ねられて形成される。同様に、第2と第3のピエゾアクチュエータモジュールP2、P3は、支持ベースとなるサブ回路基板12の上に、ピエゾアクチュエータ14と錘15がこの順に積み重ねられて形成される。
メイン回路基板11の上に配置された制御装置16は、表示器10への情報の表示制御、タッチパネル1のタッチされた場所の検出、複数のピエゾアクチュエータ14への駆動電圧の制御等を行うことができる。すなわち、制御装置16は、タッチパネル1がタッチされた場所に応じて、複数のピエゾアクチュエータ14に対して、異なる駆動電圧を出力することができる。なお、本実施例では、制御装置16はメイン回路基板11の上に配置されているが、筐体2内の制御装置16の位置は特に限定されるものではない。
図4(a)は、図3(a)に示したスマートフォンSのタッチパネル1を指Fでタッチした時のタッチ位置を示す平面図である。本図には、3つのピエゾアクチュエータモジュールP1、P2、P3の位置が実線で示してある。指Fによるタッチパネル1のタッチ位置U、すなわちユーザーの操作点U、がスマートフォンSの表示器10の操作対象ポイントに一致した場合は、3つのピエゾアクチュエータモジュールP1、P2、P3が図4(a)から図4(c)に示すように駆動される。図4(b)、図4(c)及び図4(d)はそれぞれ、第1のピエゾアクチュエータモジュールP1の駆動電圧波形、第2のピエゾアクチュエータモジュールP2の駆動電圧波形及び第3のピエゾアクチュエータモジュールP3の駆動電圧波形を示す波形図である。これらの駆動電圧波形は本願の概念を示す一例であり、図4(a)に示したタッチ位置Uにおける駆動電圧波形に正確に一致しているものではない。
ここで、図3(a)に示したスマートフォンSのタッチパネル1がタッチされた時の、第1の実施例における制御装置16の制御処理の概要を、まず、図5(a)に示すフローチャートを用いて説明する。すなわち、図5(a)は、図3(b)に示したピエゾアクチュエータモジュールP1〜P3を、制御装置16が制御する制御処理の一例を示すフローチャートである。また、図5(b)に示すフローチャートは、図5(a)に示した制御装置16の制御処理の変形例である。制御装置16の制御処理の説明の後に、スマートフォンSの各部位の動作を図6から図9を用いて説明する。
図3(b)で説明したように、第1の実施例では、メイン回路基板11とサブ回路基板12の上に配置されたピエゾアクチュエータ14は、タッチパネル1側から見て、メイン回路基板11とサブ回路基板12の裏面側に実装されている。従って、ピエゾアクチュエータ14が収縮すると錘15がタッチパネル1に近づく方向に移動し、ピエゾアクチュエータ14が伸長すると錘15がタッチパネル1から遠ざかる方向に移動する。そして、錘15がタッチパネル1に近づく方向に移動すると、単波長の大きな振動が発生する。この振動は筐体2を通じてタッチパネル1に伝わり、タッチパネル1が反発する力となる。逆に、錘15がタッチパネル1から遠ざかる方向に移動すると、単波長の大きな振動が筐体2を通じてタッチパネル1に逃げる力として加わる。以後の説明において、タッチパネル1に逃げる力が加わった時に、タッチパネル1に触れた指には空振り感が感じられると記載することがある。
図5(a)に戻って、制御装置16の制御処理について説明する。ステップ501では、タッチパネルがタッチ操作されたか否かが判定される。そして、タッチパネルが操作されていない時(NO)は、このルーチンを終了する。一方、タッチパネルが操作されたことが検出された場合(YES)はステップ502に進む。ステップ502では、制御装置がユーザーのタッチパネル操作時の操作力と操作点のタッチパネルの重心からの位置を検出し、続くステップ503では、操作点からの各々のピエゾアクチュエータモジュールの振幅量を計算する。ピエゾアクチュエータモジュールの振幅量は、ピエゾアクチュエータに印加する電圧(振幅電圧)で計算される。タッチパネルの操作点に応じた各ピエゾアクチュエータモジュールの振幅量の計算については本出願の対象ではないので、これ以上の説明を省略する。
ピエゾアクチュエータモジュールの振幅量が計算されるとステップ504に進む。ステップ504では、ユーザーの表示器の上の操作点が、操作対象のポイントか、すなわち、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致しているか否かを制御装置が判定する。そして、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致している場合(YES)は、制御装置はステップ505の処理を行い、一致していない場合(NO)は、制御装置はステップ508の処理を行う。
操作点が表示器上のタッチすべき点と一致している場合(YES)に行われるステップ505では、制御装置は各々のピエゾアクチュエータモジュールを、錘がタッチパネルに近づく方向に駆動する。すなわち、制御装置はピエゾアクチュエータに、錘をタッチパネルに近づける方向に駆動する電圧を印加する。ステップ506は、錘がタッチパネルに近づく方向に駆動された場合のピエゾアクチュエータの動作を説明するものである。図3(b)に示した構造のピエゾアクチュエータモジュールP1、P2,P3では、ピエゾアクチュエータ14が収縮し、錘15の移動により筐体2を通じてタッチパネル1にユーザーに対して反発する力が加わる。ピエゾアクチュエータ14が収縮し、錘15の移動により筐体2を通じてタッチパネル1にユーザーに対して反発する力が加わると、ステップ507に示すように、ユーザーがタッチパネル1にタッチした時にクリック感を感じる。制御装置の処理はステップ507で終了する。
一方、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致していない場合(YES)に進むステップ508では、制御装置は各々のピエゾアクチュエータモジュールを、錘がタッチパネルから離れる方向に駆動する。すなわち、制御装置はピエゾアクチュエータに、錘をタッチパネルから遠ざける方向に駆動する電圧を印加する。ステップ509は、錘がタッチパネルから遠ざかる方向に駆動された場合のピエゾアクチュエータの動作を説明するものである。図3(b)に示した構造のピエゾアクチュエータモジュールP1、P2,P3では、ピエゾアクチュエータ14が伸長し、錘15の移動により筐体2を通じてタッチパネル1にユーザーに対して逃げる力が加わる。ピエゾアクチュエータ14が伸長し、錘15の移動により筐体2を通じてタッチパネル1にユーザーに対して逃げる力が加わると、ステップ510に示すように、ユーザーがタッチパネル1にタッチした時に空振り感を感じる。制御装置の処理はステップ510で終了する。
以上説明した制御装置の動作では、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致していない場合に、ピエゾアクチュエータが伸長するだけであった。一方、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致していない場合に、ピエゾアクチュエータの収縮動作と組み合わせることにより、ユーザーに更に大きな空振り感を与ることができる。これを図5(b)に示した変形例の部分フローチャートにより説明する。図5(b)に示した部分フローチャートのステップ508Aからステップ510Aは、図5(a)に示したフローチャートのステップ508からステップ510に対応する。
操作点が表示器上のタッチすべき点と一致していない場合(YES)は、制御装置はステップ508Aにおいて、各々のピエゾアクチュエータモジュールに駆動電圧を与えて、まず、錘がタッチパネルに近づく方向に移動するように駆動する。制御装置は続いて、各々のピエゾアクチュエータモジュールに駆動電圧を与えて、錘をタッチパネルから離れる方向に移動するように駆動する。すなわち、操作点が表示器上のタッチすべき点と一致していない場合(YES)は、制御装置はまず錘をタッチパネルに近づける方向に移動させ、続いて直ちに、錘をタッチパネルから遠ざける方向に移動させる。
すると、ステップ509Aに示すように、図3(b)に示した構造のピエゾアクチュエータモジュールP1、P2,P3では、ピエゾアクチュエータ14が収縮した後に、直ちに伸長する。錘15のこのような往復移動により、筐体2を通じてタッチパネル1にユーザーに対して一旦反発する力が加わった後に、ストロークの長い逃げる力が加わる。この結果、ステップ510Aに示すように、ユーザーがタッチパネル1にタッチした時に、より強い空振り感を感じる。制御装置の処理はステップ510Aで終了する。
図6(a)は、第1の実施例のスマートフォンSにおけるタッチパネル1を座表面とした時のピエゾアクチュエータモジュールP1,P2、P3、スマートフォンSの重心G及びタッチ位置Uの座標を示す説明図である。ここでは、スマートフォンSの短辺をX軸方向、長辺をY軸方向とし、この時のピエゾアクチュエータモジュールP1,P2、P3の座標をそれぞれP1(XP1,YP1)、P2(XP2,YP2)、P3(XP3,P3)とする。また、重心Gの座標をG(XG,YG)、タッチ位置Uの座標をU(XU、YU)とする。
ここで、図6(b)は、図6(a)に示したタッチパネル1のX方向の力のモーメント関係図であり、図6(c)は、図6(a)に示したタッチパネル1のY方向の力のモーメント関係図である。制御装置は、操作点U(XU、YU)の重心G(XG,YG)からの距離から、X,Y方向それぞれにおいて,モーメントがつり合うようにピエゾアクチュエータモジュールの振動数を調整する。図6(b)、(c)は、X、Y方向のモーメントのつり合い状態を示している。モーメントがつり合うということは、図6(a)に示した筐体2が傾くことなく、平行に上下に動くことである。これにより、スマートフォンSを手のひらで保持した場合は、タッチパネルがタッチされた時に、指や手のひらはあたかも実際のキーが押されたかのような力を受けることになる。スマートフォンSを台の上に置いた場合でも、タッチパネルがタッチされた時に、指はあたかも実際のキーを押したかのような力を受けることになる。
これを数式を用いて説明する。力のモーメントMは、Fを力、Lを重心Gからの距離として、M=F×Lで表すことができる。すると、X方向のそれぞれのポイントP1、P2、P3及び操作点UにおけるモーメントMP1,MP2,MP3,MUの関係は、以下のように表すことができる。
P1=FP1×LP1,MP2=FP2×LP2,MP3=FP3×LP3,MU=FU×LU,
また、全体のモーメントの関係は下記の式1で表すことができる。
P1−MU=MP2+MP3
P1×LP1−FU×LU=FP2×LP2+FP3×LP3・・・(1)
式1を元に、ユーザーの操作点Uより、それぞれのピエゾアクチュエータP1,P2,P3の振幅量を変化させて筐体2の全体を上方向へ並進運動するように制御する。
また、FGを、筐体2の全体を上方向へ並進運動する力(=ユーザーに与える力)を示すものとすると、以下のように表すことができる。
P1+MP2+MP3=FG+MU
このことから、ユーザーに与える力FGは以下のように表すことができる。
G=FP1×LP1+FP2×LP2+FP3×LP3−FU×LU・・・(2)
式2からユーザーの操作力から任意の並進運動する力を制御することができる。
Y方向も同様に制御することができる。
次にユーザーへの力の伝わり方を示す。ピエゾモジュールは、電圧を印加すると、圧電効果によって伸縮する。このときのピエゾモジュールの伸縮の加速度α、ピエゾモジュールに取り付ける錘をm1、筐体2の重量をm0とすると、発生する振幅力Fは、以下の式3のように表すことができる。この振幅力Fがユーザーの体感する力になる。
F=(m1/m2)×α・・・(3)
ここで、図7(a)及び図8(a)に示すピエゾアクチュエータモジュールPの構造において、ピエゾアクチュエータ14が伸縮する時の、ピエゾアクチュエータ14の駆動電圧、発生振幅、及びスマートフォンSの筐体2が受ける力を説明する。スマートフォンSは、図7(a)及び図8(a)に示すように、手や台などの保持物20の上に載置されているものとする。重量m0のスマートフォンSの筐体2の底面2Bに設けられたボス2Tの上にはメイン回路基板11が取付部材6で取り付けられており、メイン回路基板11の上には重量m1の錘15が取り付けられている。そして、筐体2の開口部3にタッチパネル1が重ね合わされた表示器10が設けられている。
図7(a)及び図8(a)に示す構造では、ピエゾアクチュエータ14が伸長すると錘15がタッチパネル1に近づき、ピエゾアクチュエータが収縮すると錘15がタッチパネル1から遠ざかる。図7(a)はピエゾアクチュエータ14が伸長し、発生する振幅力Fがタッチパネル1に向かう場合を示しており、図8(a)はピエゾアクチュエータ14が収縮し、発生する振幅力Fがタッチパネル1から離れる場合を示している。
このため、図7(b)は、ピエゾアクチュエータ14を伸長させる場合の駆動電圧、ピエゾアクチュエータ14の発生振幅、及びスマートフォンSの筐体2が受ける力Fを示している。この場合は、式3に示したように、慣性質量の関係から、筐体2が表示器10を押し上げる方向に変異し、この筐体2の変異がタッチパネル1に伝わり、ユーザーがタッチパネル1から反発の力Fを感じる。
同様に、図8(b)は、ピエゾアクチュエータ14を収縮させる場合の駆動電圧、ピエゾアクチュエータ14の発生振幅、及びスマートフォンSの筐体2が受ける力Fを示している。この場合は、式3に示したように、慣性質量の関係から、筐体2が表示器10から離れる方向に変異し、この筐体2の変異がタッチパネル1に伝わり、ユーザーがタッチパネル1から反発とは逆の空振り感を得ることができる。このような空振り感は、ユーザーがタッチパネル1の操作不可部分を操作した場合に、ユーザーがタッチパネル1から得られるようにすれば、ユーザーは押し間違いに気づくことができる。
なお、図5(b)で説明したように、ピエゾアクチュエータ14は一旦伸長させた後に連続して収縮させることができる。すなわち、反発と空振りの振幅を複合して連動して制御することができる。図9は、タッチパネル1をユーザーがタッチした時の操作荷重の変化に対して、1つのピエゾアクチュエータ14を、伸長させた後に直ちに収縮させるように駆動した場合の、ユーザーの体感荷重を示す波形図である。この場合はタッチパネル1を操作するユーザーは、本来のハードスイッチのような操作感をリアルに再現することが出来る。
図10(a)は、第2の実施例のタッチパネル1を備えたスマートフォンSFの、タッチパネル1の下部にある部材をタッチパネル1側から透視して示す透視平面図である。また、図10(b)は、図10(a)に示したスマートフォンSFの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。第2の実施例のタッチパネル装置は、本出願のタッチパネル装置がフル基板タイプのスマートフォンSFに適用された場合の実施例を示すものである。フル基板タイプのスマートフォンSFでは、電池13とメイン回路基板11が重なって実装されている。制御装置の図示は省略してある。
フル基板タイプのスマートフォンSFでは、メイン回路基板11の電池13との対向面にピエゾアクチュエータ14を実装し、電池13を接続してピエゾアクチュエータモジュールP1〜P4を形成することができる。すなわち、メイン回路基板11に電池13が重なり合っている構造の場合、電池13をピエゾアクチュエータモジュールP1〜P4の錘として使用することができる。第2の実施例では、メイン回路基板11と電池13との間に第1から第4の4つのピエゾアクチュエータモジュールP1〜P4が形成されている。電池13を錘として活用することにより、装置重量やサイズの増大の影響を少なくすることが出来る。なお、電池13はスマートフォンSFの装置重量に対して1/3程度(約50g)の重さがあり、錘として活用するには適している。
図11(a)は、第3の実施例のタッチパネルを備えたスマートフォンSHの、タッチパネル1の下部にある部材をタッチパネル1側から透視して示す透視平面図である。また、図11(b)は、図11(a)に示したスマートフォンSHの内部を側面側から透視して内部の部品の配置を示す透視側面図である。第3の実施例のタッチパネル装置は、本出願のタッチパネル装置がハーフ+フル基板タイプのスマートフォンSHに適用された場合の実施例を示すものである。ハーフ+フル基板タイプのスマートフォンSHでは、表示器10に重なるメイン回路基板11と、メイン回路基板11とは別に設けられたサブ回路基板12とがある。
そこで、第3の実施例では、メイン回路基板11に重なる部分のサブ回路基板12の上に、錘15を取り付けたピエゾアクチュエータ14を設置して、ピエゾアクチュエータモジュールP1を形成している。これに加えて、メイン回路基板11の電池13との対向面にピエゾアクチュエータ14を実装し、電池13を接続してピエゾアクチュエータモジュールP2〜P5を形成している。第3の実施例では、サブ回路基板12の上に形成された第1のピエゾアクチュエータモジュールP1と、メイン回路基板11と電池13との間に形成された第2から第5のピエゾアクチュエータモジュールP2〜P5の5つのピエゾアクチュエータモジュールがある。
第3の実施例では、電池13が表示器10の裏面全体に渡って設けられておらず、装置の重心が装置の中心に対して偏るため、重心が装置中心に来るようにピエゾアクチュエータ14と錘15を実装した構造とする。例えば、第3の実施例では、スマートフォンSHのトップ側にピエゾアクチュエータモジュールP1を実装している。第3の実施例でも、電池13を重りとして活用することで装置重量やサイズの増大の影響を少なくすることが出来た。
なお、以上説明した第1から第3の実施例において、ピエゾアクチュエータ14の厚みは様々な条件により変動するが、目安として1mm程度は必要である。また、ピエゾアクチュエータ14の厚みに応じたピエゾアクチュエータ14の伸縮の加速度、スマートフォンの装置重量に対する錘15の重量により調整が必要である。
以上説明したように、本出願は、慣性質量と筐体質量間にピエゾアクチュエータを配置し、タッチパネルのタッチ時に慣性質量の移動による反発力により筐体側に力を与えるものであるが、以下の構造によりハードキーと同じような操作感を得ることができる。
(a)アクチュエータモジュールを筐体面内方向に複数配置し、筐体にかかるトータルのモーメントを制御することにより、タッチパネルの押し圧にあわせたクリック感が得られるようにした。
(b)従来のクリック感(反発感)とは反対の感覚である新たな感覚としての空振り感を制御的に筐体上のどこの位置においても安定して実現できるようにしし、タッチパネルの操作時に、ハードキーと同じような操作感を得ることが出来るようにした。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 携帯情報端末の表示器に重ねて配置されるタッチパネルと、
前記表示器及び前記タッチパネルに接続し、前記表示器が表示する情報の位置と、前記タッチパネルのタッチ位置を検出可能な制御装置と、
前記表示器の裏面側で前記携帯情報端末の筐体内に設けられた支持ベースに取り付けられ、前記制御装置に駆動されるピエゾアクチュエータと、前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量とを備える少なくとも1個のピエゾアクチュエータモジュールとを備え、
前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させるタッチパネル装置。
(付記2) 前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致した場合には、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルに近づける方向に移動させる付記1に記載のタッチパネル装置。
(付記3) 前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる前に、前記慣性質量を前記タッチパネルに近づける方向に移動させ、連続して前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる付記1に記載のタッチパネル装置。
(付記4) 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記重心の周囲に複数個配置されている付記1から3の何れかに記載のタッチパネル装置。
(付記5) 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記携帯情報端末の上部側に第1のピエゾアクチュエータモジュールが設けられ、下部側に第2と第3のピエゾアクチュエータモジュールが配置されている付記4に記載のタッチパネル装置。
(付記6) 前記第1のピエゾアクチュエータモジュールの支持ベースが、前記筐体の底面に突設されたボスに固定されたメイン回路基板であり、前記第2と第3のピエゾアクチュエータモジュールに共通の支持ベースが、前記筐体の底面に突設されたボスに固定されたサブ回路基板である付記5に記載のタッチパネル装置。
(付記7) 前記第1から第3のピエゾアクチュエータモジュールの各個の前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量が、所定の重量を備える錘である付記6に記載のタッチパネル装置。
(付記8) 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記携帯情報端末の上部側に第1と第2のピエゾアクチュエータモジュールが設けられ、下部側に第3と第4のピエゾアクチュエータモジュールが配置されている付記4に記載のタッチパネル装置。
(付記9) 前記ピエゾアクチュエータモジュールの支持ベースが、全て前記筐体の底面に突設されたボスに固定されたメイン回路基板である付記8に記載のタッチパネル装置。
(付記10) 前記ピエゾアクチュエータモジュールの各個の前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量が、前記メイン回路基板に平行に前記筐体の中に配置された電池を含む付記4に記載のタッチパネル装置。
(付記11) 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記携帯情報端末の上部側に第1から第3のピエゾアクチュエータモジュールが設けられ、下部側に第4と第5のピエゾアクチュエータモジュールが配置されている付記4に記載のタッチパネル装置。
(付記12) 前記第1のピエゾアクチュエータモジュールの支持ベースが、全て前記筐体の底面に突設されたボスに固定された第1のメイン回路基板であり、前記第2から第5のピエゾアクチュエータモジュールの支持ベースが、前記筐体の底面側に配置された電池と前記表示器の間に配置された第2のメイン回路基板である付記11に記載のタッチパネル装置。
(付記13) 前記第1のピエゾアクチュエータモジュールの前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量が、所定の重量を備える錘であり、
前記第2から第5のピエゾアクチュエータモジュールの各個の前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量が、前記電池である付記9に記載のタッチパネル装置。
(付記14) 前記制御装置は、前記タッチパネルのタッチ位置が、前記タッチパネルの前記重心の位置からどれだけ離れているかに応じて、複数の前記ピエゾアクチュエータの各個を駆動する付記4から13の何れかに記載のタッチパネル装置。
(付記15) 携帯情報端末の表示器に重ねて配置されるタッチパネルと、前記表示器及び前記タッチパネルに接続し、前記表示器が表示する情報の位置と、前記タッチパネルのタッチ位置を検出可能な制御装置と、前記表示器の裏面側で前記携帯情報端末の筐体内に設けられた支持ベースに取り付けられ、前記制御装置に駆動されるピエゾアクチュエータと、前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量とを備える少なくとも1個のピエゾアクチュエータモジュールとを備えるタッチパネル装置における、前記ピエゾアクチュエータモジュールの前記制御装置による駆動方法であって、
前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致するかしないかを判定し、
前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致した場合には、前記慣性質量が前記タッチパネルに近づく方向に移動するように前記ピエゾアクチュエータを駆動し、
前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合には、前記慣性質量が前記タッチパネルから離れる方向に移動するように前記ピエゾアクチュエータを駆動するタッチパネル装置の駆動方法。
(付記16) 前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる前に、前記慣性質量を前記タッチパネルに近づける方向に移動させ、連続して前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる付記15に記載のタッチパネル装置の駆動方法。
1 タッチパネル
2 筐体
10 表示器
11 メイン回路基板
12 サブ回路基板
13 電池
14 ピエゾアクチュエータ
15 錘
16 制御装置
S スマートフォン

Claims (7)

  1. 携帯情報端末の表示器に重ねて配置されるタッチパネルと、
    前記表示器及び前記タッチパネルに接続し、前記表示器が表示する情報の位置と、前記タッチパネルのタッチ位置を検出可能な制御装置と、
    前記表示器の裏面側で前記携帯情報端末の筐体内に設けられた支持ベースに取り付けられて前記制御装置に駆動されるピエゾアクチュエータと、前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量とを備える少なくとも1個のピエゾアクチュエータモジュールとを備え、
    前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させるタッチパネル装置。
  2. 前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致した場合には、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルに近づける方向に移動させる請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記制御装置は、前記表示器が表示する情報の位置と前記タッチパネルのタッチ位置とが一致しない場合に、前記ピエゾアクチュエータを駆動して、前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる前に、前記慣性質量を前記タッチパネルに近づける方向に移動させ、連続して前記慣性質量を前記タッチパネルから離れる方向に移動させる請求項1に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記重心の周囲に複数個配置されている請求項1から3の何れか1項に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記ピエゾアクチュエータモジュールは、前記タッチパネルの重心を中心にして、前記携帯情報端末の上部側に第1のピエゾアクチュエータモジュールが設けられ、下部側に第2と第3のピエゾアクチュエータモジュールが配置されている請求項4に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記第1のピエゾアクチュエータモジュールの支持ベースが、前記筐体の底面に突設されたボスに固定されたメイン回路基板であり、前記第2と第3のピエゾアクチュエータモジュールに共通の支持ベースが、前記筐体の底面に突設されたボスに固定されたサブ回路基板である請求項5に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記ピエゾアクチュエータモジュールの各個の前記ピエゾアクチュエータの上に配置された慣性質量が、前記メイン回路基板に平行に前記筐体の中に配置された電池を含む請求項4に記載のタッチパネル装置。
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