JP2017138499A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置のウォームアップタイムを短縮し、消費電力を低く抑えるとともに、画質及び分離性を向上させる。
【解決手段】本発明は、回転可能に設けられる定着ベルト21と、定着ベルト21の外側に配置され、定着ベルト21に圧接して定着ニップ26を形成し、回転可能に設けられる加圧ローラ22と、定着ニップ26を通過した記録媒体を定着ベルト21から分離させる分離部材25と、定着ベルト21の内側に配置され、定着ベルト21を加圧ローラ22側に向かって押圧するニップ形成部材23と、を備え、ニップ形成部材23は、定着ベルト21を挟んで分離部材25に対向する位置に設けられる吸熱部27と、定着ベルト21を挟んで定着ニップ26に対向する位置に設けられる発熱部28と、吸熱部27で吸収した熱を発熱部28に移動させる熱交換部29と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。この定着装置には、熱効率や安全性などの観点から「熱ローラ方式」が広く使われている。熱ローラ方式とは、一対のローラを用いて定着ニップを形成する方式である。
しかし、熱ローラ方式の定着装置では、ローラが剛体であるため厚く、熱容量が大きいため、加熱するのに時間を要し、その結果、ウォームアップタイムが長くなったり、エネルギー消費量が大きくなったりするという不都合があった。
そこで、近年、ウォームアップタイムの短縮や省エネルギー化などの要請から、消費電力を極力低く抑えることができる定着方式として「ベルト方式」が注目されている。ベルト方式とは、ローラより薄い定着ベルトを用いて定着ニップを形成する方式である。
例えば、特許文献1には、定着ベルトの内側の加圧ローラと対向する位置に板状のニップ形成部材を設けた定着方式を有する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置のニップ形成部材は、通紙方向上流側の発熱部と下流側の吸熱部とに分かれており、ヒートポンプを用いて下流側の吸熱部から熱を吸収し、上流側の発熱部に熱を放出することでニップ内でも加熱可能な構成になっている。
特開2005−266386号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の画像形成装置では、発熱部と吸熱部との両方が定着ベルトを挟んで加圧ローラと接する形になり、その分ニップ幅が広くなるため、加圧ローラ径を大きくする必要があり、その分ウォームアップ時間が長くなり、消費電力が増大してしまうという不都合がある。
また、通常、ニップ下流側部分には記録媒体を定着ベルトから分離させる分離部材が定着ベルトに近接或いは接触した状態で設けられており、良好な画質及び分離性を確保するためにはこの部分の温度を低くすることが望ましいが、上記した特許文献1に記載の画像形成装置では、この部分の温度を十分に低くすることが難しいという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、定着装置のウォームアップタイムを短縮し、消費電力を低く抑えるとともに、記録媒体の画質及び分離性を向上させることのできる定着装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着ベルトと、前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧ローラと、前記定着ニップを通過した記録媒体を前記定着ベルトから分離させる分離部材と、前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧ローラ側に向かって押圧するニップ形成部材と、を備え、該ニップ形成部材は、前記定着ベルトを挟んで前記分離部材に対向する位置に設けられる吸熱部と、前記定着ベルトを挟んで前記定着ニップに対向する位置に設けられる発熱部と、前記吸熱部で吸収した熱を前記発熱部に移動させる熱交換部と、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、ニップ形成部材の発熱部のみが定着ベルトを挟んで加圧ローラに接することになるため、ニップ幅が小さくなり、小径の加圧ローラを用いても十分な加熱領域が得られるようになる。したがって、加圧ローラの熱容量を小さく設定することが可能となり、消費電力をより低く抑えることが可能になる。
また、このような構成を採用することにより、分離部材が近接或いは接触する定着ベルトとこの部分の記録媒体の温度を下げることができるため、トナーが硬化した後に記録媒体を定着ベルトから分離させることで分離性が向上し、ジャム(紙詰まり)を抑制することができる。また、画像が毛羽立たないため、光沢のある画像を得ることができる。
前記熱交換部はペルチェ素子であってもよく、このような構成を採用することにより、吸熱部と発熱部との間に電流を流すことでペルチェ効果により吸熱部の熱を発熱部に移動させることが可能となる。
本発明の定着装置は、前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、前記支持部材と前記熱交換部との間に設けられる絶縁断熱部材と、を備えていてもよく、このような構成を採用することにより、前記ニップ形成部材から電流や熱が前記支持部材に移動するのを防止することができる。
本発明の定着装置は、前記発熱部を加熱する補助加熱部材を備えていてもよく、このような構成を採用することにより、定着装置の起動時等、吸熱部が低温で発熱部に十分な熱を移動させられない時等に、補助加熱部材を作動させることで、定着装置を素早く起動させることが可能となる。
本発明の定着装置は、前記定着ベルトの内側に配置される輻射発熱源を備えていてもよく、このような構成を採用することにより、定着ローラの熱容量が大きい場合にも輻射発熱源により効率良く定着ローラを加熱することができ、定着装置を素早く起動させることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着装置のウォームアップタイムを短縮し、消費電力を低く抑えるとともに、記録媒体の画質及び分離性を向上させることが可能となる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側(正面側)とする。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラ13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラ13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る定着装置18について詳細に説明する。ここで、図2は本発明の一実施形態に係る定着装置18を示す断面図である。以下、説明の便宜上、図2における紙面手前側を定着装置18の前側(正面側)とする。また、図2の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。
定着装置18は、定着フレーム(図示省略)に回転可能に支持される定着ベルト21と、定着ベルト21の外側において前記定着フレームに回転可能に支持される加圧ローラ22と、定着ベルト21の内側に配置されて定着ベルト21を加圧ローラ22側に向かって押圧するニップ形成部材23と、定着ベルト21の内側に配置されてニップ形成部材23を支持する支持部材24と、定着ベルト21の外側において通紙方向下流側に配置される分離部材25と、を主体として構成されている。
定着ベルト21は、前後方向に長い略円筒状を成している。定着ベルト21は、周方向に無端状に形成された可撓性を有するベルトであり、適度の剛性と弾性とを有し、概略円周状の軌道上を循環移動するようになっている。定着ベルト21は、例えば、ニッケル、ステンレス鋼等の帯状の薄い金属の表面にフッ素コーティングを施したものや、PI(ポリイミド)などの耐熱樹脂にフッ素チューブを積層したものなどを好適に使用することができる。
加圧ローラ22は、前後方向に長い略円筒状を成している。加圧ローラ22は、例えば、円筒状の芯材と、この芯材に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、により構成されている。
加圧ローラ22は、定着ベルト21の下方に配置されている。加圧ローラ22は、定着ベルト21に圧接しており、定着ベルト21と加圧ローラ22の間には定着ニップ26が形成されている。加圧ローラ22が反時計回り(図2の矢印C参照)に回転すると、定着ベルト21はその反対方向、すなわち時計回り(図2の矢印D参照)に従動回転するようになっている。
ニップ形成部材23は、定着ベルト21を挟んで分離部材25に対向する位置に設けられる吸熱部27と、定着ベルト21を挟んで定着ニップ26に対向する位置に設けられる発熱部28と、吸熱部27及び発熱部28に接触する位置に設けられる熱交換部29と、により構成されている。
吸熱部27は、前後方向に長い板状を成しており、定着ニップ26より通紙方向下流側において傾斜姿勢で配置されている。吸熱部27は、例えば、導電性で耐熱性のある高熱伝導セラミックで形成されており、定着ベルト21に内接している。
発熱部28は、前後方向に長い板状を成しており、吸熱部27より通紙方向上流側において水平姿勢で配置されている。発熱部28は、例えば定着ベルト21の幅と略同じ長さの導電性で耐熱性のある高熱伝導セラミックで形成され、加圧面である下面には摺動性の高いガラスコーティングが施されている。なお発熱部28の下面には、ガラスコーティングの代わりに、例えばガラスクロスシートにフッ素コーティングを施した摺動シートを施した摺動シートを取り付けても構わない。
熱交換部29は、前後方向に長い板状を成しており、吸熱部27が接触する図示左側の傾斜面30と、発熱部28が接触する水平な下面31と、を有している。熱交換部30は、例えばペルチェ素子(熱電変換素子)であり、傾斜面30は、通電されることにより降温する冷却面として機能し、下面31は通電されることにより昇温する加熱面として機能する。これにより、熱交換部29は、ペルチェ効果により、吸熱部27が吸収した熱を発熱部28に移動させるようになっている。
支持部材24は、例えばステンレス鋼等の強度の高い材質で形成されている。支持部材24は、熱交換部29の上面32に沿って前後方向に長い板状に形成される水平部33と、熱交換部29の図示右側鉛直面34に沿って前後方向に長い板状に形成される鉛直部35と、が直角を成して一体に形成されて構成されている。このように支持部材24を形成することにより、ニップ形成部材23へ加わる加圧ローラ22の加圧力を支持部材24で受け止めることができると共に、ニップ形成部材23の反り等の変形を抑制することができる。
支持部材24の水平部33と熱交換部29の上面32との間、及び支持部材24の鉛直部35と熱交換部の鉛直面34との間には、絶縁断熱部材36が介装されている。絶縁断熱部材36は、絶縁性且つ耐熱性を有する発泡セラミックにより形成されている。絶縁断熱部材36は、図示左右方向に延伸する部分37と上下方向に延伸する部分38とが直交するように一体に形成されており、左右方向に延伸する部分37と上下方向に延伸する部分38とは支持部材24のそれらよりそれぞれやや長く形成されている。これにより、吸熱部27、発熱部28、及び熱交換部29から電流や熱が支持部材24に移動するのを確実に抑制することができる。
分離部材25は、定着ベルト21を挟んで吸熱部27の反対側に配置されている。分離部材25は、定着ベルト21からの用紙(記録媒体)の分離性を向上されるためには、定着ベルト21に接触して設けられているのが好ましい。
上記した構成を備えた定着装置18において、用紙にトナー像を定着させる場合、図2に矢印Cで示すように加圧ローラ22が回転すると、図2に矢印Dで示すように加圧ローラ22に圧接する定着ベルト21が加圧ローラ22とは反対方向に従動回転する。この状態で、図2に矢印Yで示すように用紙が定着ニップ26を通過すると、発熱部28により用紙及びトナー像に熱が加えられ、トナー像が溶融する。
定着ニップ26を通過して溶融状態のトナーを担持した用紙は、分離部材25により定着ベルト21から分離されると共に吸熱部27によって熱が吸収され、トナー像は硬化し、用紙に定着される。この時、吸熱部27によって吸収された熱は、ペルチェ効果によって熱交換部29から発熱部28に移動し、発熱部28から定着ニップ26を通過する用紙に与えられ、再利用される。
上記した構成を備えた定着装置18によれば、定着ベルト21を挟んで分離部材25の反対側に吸熱部27が配置されているため、用紙を分離させる部分の定着ベルト21と用紙の温度を下げることが可能となる。これにより、トナーが硬化した後に用紙を分離させることができるため、用紙の分離性を向上させることができ、ジャム(紙詰まり)の発生を抑制することができると共に、画像が毛羽立たないため、光沢のある画像を得ることができる。
また、ニップ形成部材23の発熱部28のみが定着ベルト21を挟んで加圧ローラ22に接触するため、小径の加圧ローラ22を用いても十分な加熱領域が得られるようになる。したがって、加圧ローラ22の熱容量を小さく設定することが可能となり、消費電力をより低く抑えることが可能になる。
次に、図3を参照しつつ、本発明の他の実施形態に係る定着装置40について詳細に説明する。ここで、図3は本発明の他の実施形態に係る定着装置40を示す断面図である。以下、説明の便宜上、図3における紙面手前側を定着装置40の前側(正面側)とする。また、図3の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。なお、上記した一実施形態の定着装置18と同様の構成については、図3中、図2と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る定着装置40は、上記した一実施形態に係る定着装置18と基本的な構成は同一であるが、定着装置18の基本的な構成に加えて、発熱部28を加熱する補助加熱手段41を備えている。
補助加熱手段41は、例えばセラミック等の抵抗発熱体により構成されている。補助加熱手段41は、定着ベルト21の内側において、ニップ形成部材23の外側に取り付けられている。補助加熱手段41は、発熱部28の通紙方向上流側部分を加熱するように設けられているのが好ましく、これにより、定着ニップ26を通過する用紙をより安定して加熱することができる。
上記した構成を備えた定着装置40によれば、定着装置40の起動時等、ニップ形成部材23の吸熱部27が低温で発熱部28に十分な熱を移動させられない時に補助加熱手段41を作動させることで、定着装置40を素早く起動させることが可能となるため、定着装置40のウォームアップタイムを短縮し、消費電力を低く抑えることができる。
次に、図4を参照しつつ、本発明のさらに他の実施形態に係る定着装置50について詳細に説明する。ここで、図4は本発明のさらに他の実施形態に係る定着装置50を示す断面図である。以下、説明の便宜上、図4における紙面手前側を定着装置50の前側(正面側)とする。また、図4の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。なお、上記した一実施形態の定着装置18と同様の構成については、図4中、図2と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る定着装置50は、上記した一実施形態に係る定着装置18と基本的な構成は同一であるが、定着装置18の基本的な構成に加えて、定着ベルト21の内側に輻射発熱源51を備えている。
輻射発熱源51は、例えばハロゲンヒーターにより構成されている。輻射発熱源51は、支持部材24の上方の空間に配置されている。この場合、支持部材24の輻射発熱源51の輻射熱が当たる部分の放射率は極力低くすることが望ましく、例えば支持部材24の表面に鏡面メッキを施したり、鏡面メッキを施した薄板状のアルミ箔を若干の隙間を開けるように配置したりしてもよい。
また、定着ベルト21の材質としては、例えば、ニッケル、ステンレス鋼等の帯状の薄い金属の表面にフッ素コーティングを施したものを使用するのが好ましい。これは、輻射発熱源51としてハロゲンヒーターを用いた場合には、温度の上昇速度が速いため、金属の方が安全性がより高いからである。
上記した構成を備えた定着装置50によれば、ニップ形成部材23の熱容量が大きい場合であっても、定着ベルト21の内部に設けられた輻射発熱源51により効率良く定着ベルト21を加熱することができ、定着装置50を素早く起動させることが可能となるため、定着装置50のウォームアップタイムを短縮し、消費電力を低く抑えることができる。
なお、上記した実施形態に係る定着装置50では、輻射発熱源51としてハロゲンヒーター用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、セラミックヒーターなどを輻射発熱源として用いてもよい。この場合、温度の上昇速度はハロゲンヒーターと比べて速くないため、定着ベルト21は、必ずしも金属製でなくても十分に安全性は確保することができるから、例えば、PI(ポリイミド)などの耐熱樹脂にフッ素チューブを積層したものなどを使用してもよい。
また、上記した各実施形態に係る定着装置18,40,50では、分離部材25と定着ベルト21とが接触している場合について説明したが、他の異なる実施形態では、分離部材24と定着ベルト21とが接触している場合と同程度の用紙の離型性を確保することができるように、分離部材24の先端が定着ベルト21に近接して設けられていてもよい。
さらに、上記した各実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に適用することも可能であることは言う迄もない。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
21 定着ベルト
22 加圧ローラ
23 ニップ形成部材
24 支持部材
25 分離部材
27 吸熱部
28 発熱部
29 熱交換部
36 絶縁断熱部材
40 定着装置
41 補助加熱手段
50 定着装置
51 輻射発熱源

Claims (6)

  1. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧ローラと、
    前記定着ニップを通過した記録媒体を前記定着ベルトから分離させる分離部材と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧ローラ側に向かって押圧するニップ形成部材と、
    を備え、該ニップ形成部材は、
    前記定着ベルトを挟んで前記分離部材に対向する位置に設けられる吸熱部と、
    前記定着ベルトを挟んで前記定着ニップに対向する位置に設けられる発熱部と、
    前記吸熱部で吸収した熱を前記発熱部に移動させる熱交換部と、
    を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記熱交換部はペルチェ素子であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材と前記熱交換部との間に設けられる絶縁断熱部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記発熱部を加熱する補助加熱手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトの内側に配置される輻射発熱源を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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