JP2017138471A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に製造できる光源装置を提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、発光素子を備えた発光部と、発光素子から第1の方向に射出された光が入射するコリメーターレンズと、を備え、コリメーターレンズの光入射端面は、第1の母線を有する第1のシリンドリカル面を有し、コリメーターレンズの光射出端面は、第1の母線と直交する第2の母線を有する第2のシリンドリカル面を有し、第1のシリンドリカル面の第1の母線と垂直な断面は双曲線で近似される形状を有し、第2のシリンドリカル面の第2の母線と垂直な断面は楕円で近似される形状を有し、光がコリメーターレンズに入射する前において、光の第2の母線と平行な面内での発散角は、光の第1の母線と平行な面内での発散角よりも大きい。【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いられる光源装置の光源として、高輝度かつ高出力の光が得られる半導体レーザー等のレーザー光源が注目されている。
例えば下記の特許文献1には、複数のレーザー光源を含む2次元レーザーアレイ光源と、インテグレーター光学系と、複数の第1レンズと、複数の第2レンズと、を備える照明光学系が開示されている。第1レンズは、レーザー光源から射出された光の第1軸方向の発散角を制限する。第2レンズは、当該光の第1軸方向と直交する第2軸方向の発散角を制限する。第1レンズおよび第2レンズは、シリンドリカルレンズで構成されている。
例えば下記の特許文献1には、複数のレーザー光源を含む2次元レーザーアレイ光源と、インテグレーター光学系と、複数の第1レンズと、複数の第2レンズと、を備える照明光学系が開示されている。第1レンズは、レーザー光源から射出された光の第1軸方向の発散角を制限する。第2レンズは、当該光の第1軸方向と直交する第2軸方向の発散角を制限する。第1レンズおよび第2レンズは、シリンドリカルレンズで構成されている。
特許文献1に記載の照明光学系において、2次元レーザーアレイ光源からの光の第1軸方向、第2軸方向それぞれの発散角を制限するために、複数の第1レンズ、複数の第2レンズのそれぞれを2次元レーザーアレイ光源に対して位置合わせする必要がある。そのため、照明光学系を製造する際に、2次元レーザーアレイ光源と複数の第1レンズおよび複数の第2レンズとの位置合わせ作業が煩雑であり、製造工程が長くなる。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、容易に製造できる光源装置を提供することを目的の一つとする。本発明の一つの態様は、上記の光源装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の光源装置は、少なくとも一つの発光素子を備えた発光部と、前記少なくとも一つの発光素子のうち一の発光素子から第1の方向に射出された光が入射するコリメーターレンズと、を備え、前記コリメーターレンズの光入射端面は、第1の母線を有する第1のシリンドリカル面を有し、前記コリメーターレンズの光射出端面は、前記第1の母線と直交する第2の母線を有する第2のシリンドリカル面を有し、前記第1のシリンドリカル面の前記第1の母線と垂直な断面は、双曲線で近似される形状を有し、前記第2のシリンドリカル面の前記第2の母線と垂直な断面は、楕円で近似される形状を有し、前記光が前記コリメーターレンズに入射する前において、前記光の前記第2の母線と平行な面内での発散角は、前記光の前記第1の母線と平行な面内での発散角よりも大きい。
本発明の一つの態様の光源装置は、第1のシリンドリカル面の第1の母線と垂直な断面は双曲線で近似される形状を有し、第2のシリンドリカル面の第2の母線と垂直な断面は楕円で近似される形状を有するコリメーターレンズを備えるため、発光素子から射出された光の発散が、第1の母線と垂直な面内と第2の母線と垂直な面内において、一つのコリメーターレンズによって制御される。この光源装置を製造する際には、発光部と一つのコリメーターレンズとを位置合わせすれば良いため、位置合わせ作業を簡単にすることができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、円錐定数をK、前記コリメーターレンズの屈折率をnとしたとき、前記第1のシリンドリカル面の前記断面は、K=−n2で表される双曲線で近似される形状を有していてもよい。
発光素子から射出された光の第2の母線と平行な面内での発散角は比較的大きいが、この構成によれば、発光素子から射出された光の発散を第1の母線と垂直な面内において略平行化することができる。
発光素子から射出された光の第2の母線と平行な面内での発散角は比較的大きいが、この構成によれば、発光素子から射出された光の発散を第1の母線と垂直な面内において略平行化することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、円錐定数をKとしたとき、前記第2のシリンドリカル面の前記断面は、−1<K<0で表される楕円で近似される形状を有していてもよい。
この構成によれば、発光素子から射出された光の発散を第2の母線と垂直な面内において略平行化することができる。
この構成によれば、発光素子から射出された光の発散を第2の母線と垂直な面内において略平行化することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記光入射端面と前記光射出端面との間の距離は、前記光入射端面の有効径よりも大きくてもよい。
この構成によれば、第1の母線と垂直な方向における光線幅と第2の母線と垂直な方向における光線幅との比を略1にすることができる。
この構成によれば、第1の母線と垂直な方向における光線幅と第2の母線と垂直な方向における光線幅との比を略1にすることができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記少なくとも一つの発光素子は複数の発光素子からなり、前記発光部は、前記第1の方向に対して傾斜した方向に延在するベース部と、前記ベース部に支持された、第1の段部および第2の段部と、を備え、前記第1の段部は、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行な第1の面を有し、前記第2の段部は、前記第2の方向と平行な第2の面を有し、前記第1の面と前記第2の面とは段差を構成し、前記複数の発光素子は、前記第1の面に支持されるとともに、前記第2の方向に沿って1列に配列されており、前記コリメーターレンズは、前記第1の母線と前記第1の面とが略平行となるように、前記第2の面に支持されていてもよい。
この構成によれば、簡易な構成の発光部を実現することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記コリメーターレンズは一体成型されていてもよい。
この構成によれば、複数の発光素子を備えた光源装置をより簡単に製造することができる。
この構成によれば、複数の発光素子を備えた光源装置をより簡単に製造することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調して画像光を生成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置を備えているため、低コストなプロジェクターを実現することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置を備えているため、低コストなプロジェクターを実現することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
(プロジェクター)
第1実施形態のプロジェクターについて説明する。
図1は、プロジェクター1の概略構成を示す平面図である。
第1実施形態のプロジェクターについて説明する。
図1は、プロジェクター1の概略構成を示す平面図である。
本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を用いている。プロジェクター1は、照明装置の光源として、高輝度・高出力な光が得られる半導体レーザーを用いている。
図1に示すように、プロジェクター1は、照明装置2と、第1の反射ミラー7aと、第2の反射ミラー7bと、第3の反射ミラー7cと、ダイクロイックミラー8と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系6と、を備えている。
照明装置2は、複数の半導体レーザーを含む光源装置3を備え、第1の照明光としての青色光LBと、第2の照明光としての黄色光YLと、を射出する。
照明装置2および光源装置3の詳細な構成は後述する。
照明装置2および光源装置3の詳細な構成は後述する。
ダイクロイックミラー8は、照明装置2から射出された黄色光YLを、赤色光LRと緑色光LGとに分離する。ダイクロイックミラー8は、赤色光LRを透過するとともに、緑色光LGを反射する。
第1の反射ミラー7aは、青色光LBの光路中に配置されている。第1の反射ミラー7aは、照明装置2から射出された青色光LBを光変調装置4Bに向けて反射する。第2の反射ミラー7bは、緑色光LGの光路中に配置されている。第2の反射ミラー7bは、ダイクロイックミラー8により分離された緑色光LGを光変調装置4Gに向けて反射する。第3の反射ミラー7cは、赤色光LRの光路中に配置されている。第3の反射ミラー7cは、ダイクロイックミラー8により分離された赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。
光変調装置4Rは、赤色光LRを通過させる間に、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを通過させる間に、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを通過させる間に、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。液晶パネルの入射側および射出側には、一対の偏光板(図示略)が配置されている。光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ9R,フィールドレンズ9G,フィールドレンズ9Bが配置されている。
合成光学系5は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBに対応した各画像光を合成し、合成された画像光を投射光学系6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投射光学系6は、複数の投射レンズから構成されている。投射光学系6は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー映像が表示される。
(照明装置)
以下、照明装置2の構成について説明する。
図1に示すように、照明装置2は、発光部30とコリメーターレンズ11とを備えた光源装置3と、第1のインテグレーター光学系12と、位相差板13と、偏光分離素子14と、ピックアップ光学系15と、蛍光発光素子16と、青色光用重畳レンズ17と、反射ミラー18と、第2のインテグレーター光学系19と、偏光変換素子20と、黄色光用重畳レンズ21と、反射ミラー22と、を備えている。
なお、以下の説明において、発光部30の光軸を光軸ax1とする。また、光軸ax1と同一平面内にあり、光軸ax1に直交する光軸を光軸ax2とする。
以下、照明装置2の構成について説明する。
図1に示すように、照明装置2は、発光部30とコリメーターレンズ11とを備えた光源装置3と、第1のインテグレーター光学系12と、位相差板13と、偏光分離素子14と、ピックアップ光学系15と、蛍光発光素子16と、青色光用重畳レンズ17と、反射ミラー18と、第2のインテグレーター光学系19と、偏光変換素子20と、黄色光用重畳レンズ21と、反射ミラー22と、を備えている。
なお、以下の説明において、発光部30の光軸を光軸ax1とする。また、光軸ax1と同一平面内にあり、光軸ax1に直交する光軸を光軸ax2とする。
発光部30と、コリメーターレンズ11と、第1のインテグレーター光学系12と、位相差板13と、偏光分離素子14と、ピックアップ光学系15と、蛍光発光素子16とは、光軸ax1上に並んで配置されている。反射ミラー18と、青色光用重畳レンズ17と、偏光分離素子14と、第2のインテグレーター光学系19と、偏光変換素子20と、黄色光用重畳レンズ21と、反射ミラー22とは、光軸ax2上に並んで配置されている。
図2は、光源装置3の斜視図である。
図2に示すように、発光部30は、複数の発光素子40と、複数の発光素子40を支持する支持部材10と、を備える。支持部材10は、ベース部10Aと、複数の段部10Bと、を備える。本実施形態の発光部30は、25個の発光素子40と5つの段部10Bとを備え、5個の発光素子40が各段部10Bにそれぞれ設けられている。ただし、発光素子40の数や配列は、これに限定されない。
図2に示すように、発光部30は、複数の発光素子40と、複数の発光素子40を支持する支持部材10と、を備える。支持部材10は、ベース部10Aと、複数の段部10Bと、を備える。本実施形態の発光部30は、25個の発光素子40と5つの段部10Bとを備え、5個の発光素子40が各段部10Bにそれぞれ設けられている。ただし、発光素子40の数や配列は、これに限定されない。
支持部材10は、例えば、アルミニウム、銅などの放熱性に優れた金属材料から構成される。複数の段部10Bの各々は、ベース部10Aの面10A1に、後述する鉛直方向に所定の間隔をおいて設けられている。ベース部10Aは、板状の部材である。段部10Bは、板状の部材である。段部10Bの上面10B1の平面形状は略矩形状である。
本実施形態において、複数の発光素子40は、それぞれ半導体レーザーから構成される。各発光素子40は、互いに同じ方向に青色光BLを射出する。発光素子40の光射出方向を第1の方向(Y方向)とする。つまり、青色光BLの主光線はY方向と平行である。以下の説明において、複数の発光素子40から発せられた複数の青色光BLの束を、光線束Kと称する。
複数の段部10Bのうち第1の段部10Bにおいて、複数の発光素子40は上面10B1に支持されるとともに、所定の方向に沿って所定の間隔で規則的に配置されている。複数の発光素子40が並んでいる方向をX方向とする。上面10B1はXY平面と平行である。複数の段部10Bのうち第2の段部10Bの上面10B1においても、複数の発光素子40はX方向に沿って当該所定の間隔で規則的に配置されている。X方向およびY方向のそれぞれに直交するZ方向は、鉛直方向に対応する。
上記の構成により、発光部30をY方向と平行な方向から見たとき、複数の発光素子40は、規則的に、格子状に配列されている。本実施形態において、複数の発光素子40は、5行5列に配列されている。以下の説明では、行方向に並んでいる複数の発光素子40を発光素子行と称し、列方向に並んでいる複数の発光素子40を発光素子列と称することがある。ここで、行方向はX方向である。
コリメーターレンズ11は、発光部30から所定の距離離れた位置に設けられている。コリメーターレンズ11は、発光部30から射出された光線束Kが入射する光入射端面11Aと、コリメーターレンズ11の内部を透過した光線束Kを射出させる光射出端面11Bと、を有する。光入射端面11Aは発光部30と対向している。コリメーターレンズ11は、各発光素子40から射出された光を平行化する。
コリメーターレンズ11の光入射端面11Aは、各々がX方向と平行な第1の母線P1を有する複数の第1のシリンドリカル面111を有する。複数の第1のシリンドリカル面111の各々は、複数の発光素子行に対応して設けられている。一つの発光素子行の発光素子40の各々から射出された青色光BLの主光線は、その発光素子行に対応した第1のシリンドリカル面111の第1の母線P1上において第1のシリンドリカル面111に入射する。
コリメーターレンズ11の光射出端面11Bは、各々がZ方向と平行な第2の母線P2を有する複数の第2のシリンドリカル面112を有する。複数の第2のシリンドリカル面112の各々は、複数の発光素子列に対応して設けられている。一つの発光素子列の発光素子40の各々から射出された青色光BLの主光線は、その発光素子列に対応した第2のシリンドリカル面112の第2の母線P2上において第2のシリンドリカル面112から射出する。
コリメーターレンズ11は、複数の発光素子40の各々に対応して配置され、互いに分離されている複数のコリメーターレンズで構成してもよい。しかし、図2に示したように、一体成型されたものであることが望ましい。一体成型されたコリメーターレンズ11であれば、光源装置の製造工程をより削減することができる。
図3は、光源装置3の側面図である。
図3に示すように、第1のシリンドリカル面111の第1の母線P1と垂直な断面は、双曲線で近似される形状を有する。本実施形態の場合、当該双曲線は、円錐定数をK、コリメーターレンズの屈折率をnとしたとき、K=−n2という式で表される。ただし、当該双曲線は、必ずしもK=−n2で表される双曲線でなくてもよい。例えば、円錐曲線の式の高次の項を用いて表される双曲線であってもよい。つまり、双曲線を表現する円錐曲線の式は任意でよい。
図3に示すように、第1のシリンドリカル面111の第1の母線P1と垂直な断面は、双曲線で近似される形状を有する。本実施形態の場合、当該双曲線は、円錐定数をK、コリメーターレンズの屈折率をnとしたとき、K=−n2という式で表される。ただし、当該双曲線は、必ずしもK=−n2で表される双曲線でなくてもよい。例えば、円錐曲線の式の高次の項を用いて表される双曲線であってもよい。つまり、双曲線を表現する円錐曲線の式は任意でよい。
図4は光源装置3の平面図である。
図4に示すように、第2のシリンドリカル面112の第2の母線P2と垂直な断面は、楕円で近似される形状を有する。本実施形態の場合、当該楕円は、円錐定数をKとしたとき、−1<K<0で表される。ただし、当該楕円は、必ずしも−1<K<0で表される楕円でなくてもよい。例えば、円錐曲線の式の高次の項を用いて表される楕円であってもよい。つまり、楕円を表現する円錐曲線の式は任意でよい。
図4に示すように、第2のシリンドリカル面112の第2の母線P2と垂直な断面は、楕円で近似される形状を有する。本実施形態の場合、当該楕円は、円錐定数をKとしたとき、−1<K<0で表される。ただし、当該楕円は、必ずしも−1<K<0で表される楕円でなくてもよい。例えば、円錐曲線の式の高次の項を用いて表される楕円であってもよい。つまり、楕円を表現する円錐曲線の式は任意でよい。
以下、図3〜図5を用いて、コリメーターレンズ11の作用を説明する。
コリメーターレンズ11は、複数の発光素子40にそれぞれ対応した複数のユニット11Uからなる。図5には、一つの発光素子40と、一つのユニット11Uを示した。
図5に示すように、発光素子40は、青色光BLを射出する光射出面40aを有している。光射出面40aは、発光素子40から射出された青色光BLの主光線の方向から見て、長手方向と短手方向とを有する略長方形状の平面形状を有している。光射出面40aの長手方向の幅W1と短手方向の幅W2との比は、30:1以上とするのが好ましい。本実施形態において、幅W1は例えば40μmであり、幅W2は例えば1μmである。ただし、光射出面40aの寸法はこれに限定されない。
図5において、光射出面40aの長手方向はX方向と平行であり、短手方向はZ方向と平行である。
コリメーターレンズ11は、複数の発光素子40にそれぞれ対応した複数のユニット11Uからなる。図5には、一つの発光素子40と、一つのユニット11Uを示した。
図5に示すように、発光素子40は、青色光BLを射出する光射出面40aを有している。光射出面40aは、発光素子40から射出された青色光BLの主光線の方向から見て、長手方向と短手方向とを有する略長方形状の平面形状を有している。光射出面40aの長手方向の幅W1と短手方向の幅W2との比は、30:1以上とするのが好ましい。本実施形態において、幅W1は例えば40μmであり、幅W2は例えば1μmである。ただし、光射出面40aの寸法はこれに限定されない。
図5において、光射出面40aの長手方向はX方向と平行であり、短手方向はZ方向と平行である。
発光素子40から射出される青色光BLは、光射出面40aの長手方向と平行な偏光方向を有する直線偏光である。青色光BLがコリメーターレンズ11に入射する前において、光射出面40aの短手方向における青色光BLの発散は、光射出面40aの長手方向における青色光BLの発散よりも大きい。本実施形態において、光射出面40aの長手方向における青色光BLの発散角度α1は、例えば20°である。光射出面40aの短手方向における青色光BLの発散角α2は、例えば70°である。
そのため、コリメーターレンズ11に入射する前の青色光BLのXZ面と平行な断面BS1は、Z方向を長軸方向とする楕円形状となる。青色光BLの長軸方向の光線幅をV1とし、青色光BLの短軸方向の光線幅をH1としたとき、光線幅V1に対する光線幅H1の比H1/V1を、青色光BLのアスペクト比と定義する。青色光BLがコリメーターレンズ11に入射する前において、アスペクト比H1/V1は、1より小さい(H1/V1<1)。
図3に示すように、断面BS1が楕円形の青色光BLは、コリメーターレンズ11の光入射端面11Aに入射すると、第1のシリンドリカル面111によりYZ面内において平行化される。YZ面内において平行化された青色光BLは、コリメーターレンズ11の内部を進む。ただし、図4に示すように、第1のシリンドリカル面111は、XY面内では屈折力を持っていないため、第1のシリンドリカル面111によってはXY面内では平行化されない。
一方、図4に示すように、コリメーターレンズ11の内部を進んだ青色光BLは、コリメーターレンズ11の光射出端面11Bから射出されるとき、第2のシリンドリカル面112によりXY面内において平行化される。青色光BLは、第1のシリンドリカル面111によりYZ面内において既に平行化されているため、コリメーターレンズ11から射出された青色光BLは、XY面内およびYZ面内の双方において平行化されている。
本実施形態において、第1のシリンドリカル面111の屈折力は、発散角α2で進む光を平行化できるように設定されている。第2のシリンドリカル面112の屈折力は、発散角α1で進む光を平行化できるように設定されている。また、図5に示すように、発光素子40から射出された青色光BLの主光線の光路上における第1のシリンドリカル面111と第2のシリンドリカル面112との間の距離RLは、光射出端面11Bから射出された青色光BLの断面BS2のアスペクト比H2/V2が略1となるように設定されている。すなわち、青色光BLの断面は、コリメーターレンズ11によって楕円状から略円形状に変換される。アスペクト比H2/V2を略1とするためには、距離RLがユニット11Uの光入射端面11Aの有効径よりも大きい必要がある。ここで、有効径とは、光線が通過できる最大の開口の径を意味する。
このように、本実施形態によれば、発光素子40から射出された青色光BLを、母線が互いに直交する第1のシリンドリカル面111と第2のシリンドリカル面112とを有するユニット11Uにより平行光に変換することができる。すなわち、コリメーターレンズ11によって、光線束Kを平行化することができる。
図1に戻って、コリメーターレンズ11により平行化された光線束Kは、第1のインテグレーター光学系12に入射する。第1のインテグレーター光学系12は、第1レンズアレイ12aと、第2レンズアレイ12bと、を備えている。第1レンズアレイ12aは、複数の第1レンズ12amを備えている。第2レンズアレイ12bは、複数の第2レンズ12bmを備えている。複数の第2レンズ12bmは、複数の第1レンズ12amとそれぞれ対応している。
第1レンズアレイ12aと光軸ax1上の蛍光発光素子16とは、互いに光学的に共役である。第1レンズアレイ12aと光変調装置4Bとは、互いに光学的に共役である。また、発光素子40の光射出面40aと第2レンズアレイ12bとは、互いに光学的に共役である。
第1のインテグレーター光学系12は、後述するように、ピックアップ光学系15とともに、蛍光発光素子16を照射する光の照度分布(明るさ)を均一化する。また、第1のインテグレーター光学系12は、後述するように、青色光用重畳レンズ17とともに、光変調装置4Bの画像形成領域において光の照度分布を均一化する。
第1のインテグレーター光学系12を透過した光線束Kは、位相差板13に入射する。位相差板13は、例えば回転可能とされた1/2波長板である。1/2波長板の回転角度を適切に設定することにより、位相差板13を透過した光線束Kを、偏光分離素子14に対するS偏光成分とP偏光成分とを所定の比率で含む光とすることができる。
偏光分離素子14は、光軸ax1および光軸ax2に対して、それぞれ45°の角度をなすように配置されている。偏光分離素子14は、例えば偏光ビームスプリッターから構成される。偏光分離素子14は、位相差板13を通過した光線束KをS偏光成分とP偏光成分とに分離する。また、偏光分離素子14は、青色の光線束Kとは波長域が異なる光、すなわち、後述する蛍光光からなる黄色光YLを、その偏光状態にかかわらず反射させる。
具体的に、偏光分離素子14は、入射光(光線束K)のうちのS偏光成分の光線BLsを反射させ、入射光のうちのP偏光成分の光線BLpを透過させる。S偏光成分である光線BLsは、偏光分離素子14で反射して青色光用重畳レンズ17に向かう。P偏光成分である光線BLpは、偏光分離素子14を透過して蛍光発光素子16に向かう。
偏光分離素子14から射出されたS偏光の光線BLsは、青色光用重畳レンズ17に入射する。青色光用重畳レンズ17は、第1のインテグレーター光学系12とともに、光変調装置4Bの画像形成領域に光線BLsを重畳させることで、青色光LBの照度分布を均一化する。青色光用重畳レンズ17を透過した青色光BLsは、反射ミラー18、第1の反射ミラー7aおよびフィールドレンズ9Bを介して、光変調装置4Bに入射する。
一方、P偏光成分である光線BLpは、偏光分離素子14を透過してピックアップ光学系15に入射する。ピックアップ光学系15は、光線BLpを蛍光発光素子16の蛍光体層34上に集光させる機能と、蛍光体層34から射出された蛍光をピックアップして平行化する機能と、を備える。ピックアップ光学系15は、例えばピックアップレンズ15a、ピックアップレンズ15bから構成されている。ピックアップ光学系15は、第1のインテグレーター光学系12とともに、蛍光発光素子16の蛍光体層34上に光線BLpを重畳させる。
蛍光発光素子16は、蛍光体層34と、蛍光体層34を支持する基板35と、駆動部36と、を備えている。基板35は、駆動部36により回転軸の周りに回転可能とされた円板である。基板35は、例えば、アルミニウム、銅等の放熱性に優れた金属から構成されている。蛍光体層34は、基板35の一面に、基板35の周方向に沿って設けられている。駆動部36は、例えばモーター等の駆動源から構成されている。
蛍光体層34は、青色の光線BLpを吸収して蛍光からなる黄色光YLに変換して射出する蛍光体粒子を含む。蛍光体粒子として、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体が用いられる。なお、蛍光体粒子の形成材料は、1種であってもよく、2種以上の材料を用いて形成された粒子が混合されたものを蛍光体粒子として用いてもよい。
蛍光体層34には、耐熱性および表面加工性に優れたものを用いることが好ましい。このような蛍光体層34として、例えばアルミナ等の無機バインダー中に蛍光体粒子を分散させた蛍光体層、バインダーを用いずに蛍光体粒子を焼結した蛍光体層などが好適に用いられる。
蛍光体層34の光線BLpが入射する側とは反対側には、反射部(図示略)が設けられている。反射部は、蛍光体層34で生成された黄色光YLをピックアップ光学系15側に向けて反射する。
蛍光体層34から射出された黄色光YLは、ピックアップ光学系15によって平行光に変換される。ピックアップ光学系15から射出された黄色光YLは、波長分離機能を持っている偏光分離素子14で反射し、第2のインテグレーター光学系19に入射する。
第2のインテグレーター光学系19は、黄色光用重畳レンズ21とともに、被照明領域での黄色光YLによる照度分布を均一化する。第2のインテグレーター光学系19は、例えばレンズアレイ19a、レンズアレイ19bから構成されている。レンズアレイ19a,19bは、複数のレンズがアレイ状に配列された構成を有する。
第2のインテグレーター光学系19を通過した黄色光YLは、偏光変換素子20に入射する。偏光変換素子20は、例えば偏光分離膜と位相差板とを備えている。偏光変換素子20は、黄色光YLを直線偏光に変換する。
偏光変換素子20を通過した黄色光YLは、黄色光用重畳レンズ21に入射する。黄色光用重畳レンズ21は、偏光変換素子20から射出された黄色光YLを被照明領域である赤色光用および緑色光用の光変調装置4Rの画像形成領域上に重畳させる。本実施形態では、第2のインテグレーター光学系19と黄色光用重畳レンズ21とによって、被照明領域における照度分布が均一化される。
詳細には、黄色光用重畳レンズ21から射出された黄色光YLは、反射ミラー22で反射し、ダイクロイックミラー8により赤色光LRと緑色光LGとに分離される。赤色光LRは、ダイクロイックミラー8を透過し、第3の反射ミラー7cおよびフィールドレンズ9Rを経て、赤色光用の光変調装置4Rの画像形成領域を照明する。一方、緑色光LGは、ダイクロイックミラー8および第2の反射ミラー7bで反射した後、フィールドレンズ9Gを経て、緑色光用の光変調装置4Gの画像形成領域を照明する。
本実施形態の光源装置3は、第1の母線P1を有する第1のシリンドリカル面111を光入射端面11Aに有し、第1の母線P1と直交する第2の母線P2を有する第2のシリンドリカル面112を光射出端面11Bに有するコリメーターレンズ11を備えているため、このコリメーターレンズ11で各青色光BLを平行化することができる。そのため、本実施形態の光源装置3を製造する際には、発光部30とコリメーターレンズ11とを位置合わせすれば良い。これにより、部品点数の削減と工程数の削減が図れ、光源装置3を容易に製造することができる。
また、本実施形態においては、コリメーターレンズ11の設計を最適化することにより、コリメーターレンズ11を通過した後の青色光BLの断面のアスペクト比を略1とすることができる。そのため、被照明領域における照度分布の均一性を高められる。
以上述べたように、本実施形態によれば、製造が容易な光源装置3を用いてプロジェクター1が構成されているため、低コストなプロジェクターを実現することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、光源装置の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、光源装置についてのみ説明する。
図6は、第2実施形態の光源装置の斜視図である。図6は、第1実施形態における図2に対応している。
図6において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、光源装置の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、光源装置についてのみ説明する。
図6は、第2実施形態の光源装置の斜視図である。図6は、第1実施形態における図2に対応している。
図6において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態の光源装置50は、複数の発光部51と、複数のコリメーターレンズ52と、を備えている。複数の発光部51のうち一つの発光部51は、複数の発光素子40と、複数の発光素子40を支持する支持部材53と、を備える。支持部材53は、ベース部53Aと、第1の段部53B1と、第2の段部53B2と、を備える。第1の段部53B1は第1面53p1を有する。複数の発光素子40は第1面53p1に支持され、1列に配列されている。第1実施形態の光源装置3は1個のコリメーターレンズ11を備えていたのに対して、第2実施形態の光源装置50は複数のコリメーターレンズ52を備えている。
第1実施形態と同様、発光素子40から射出される青色光BLの主光線の方向を第1の方向(Y方向)とする。第1面53p1に支持された複数の発光素子40が配列された方向であって、第1の方向と直交する方向を第2の方向(X方向)とする。X方向およびY方向と直交する方向をZ方向とする。便宜上、図6において、Z座標が増加する方向を上方向と称し、Z座標が減少する方向を下方向と称する。これに加えて、第2実施形態では、ベース部53Aの第1面53A1が延在する方向であって、YZ面と平行な方向を第3の方向(図6の矢印Dで示す方向)とする。第1の段部53B1と第2の段部53B2とは、第3の方向に配列されている。第3の方向と第1の方向とは、0°より大きく90°より小さい角度をなしている。
第1の段部53B1および第2の段部53B2の各々は、X方向に垂直な断面が直角三角形状を呈する棒状の部材である。X方向と平行な方向から見たとき、第1の段部53B1の断面形状である直角三角形の斜辺がベース部53Aの第1面53A1に対向している。同様に、第2の段部53B2の断面形状である直角三角形の斜辺がベース部53Aの第1面53A1に対向している。第1の段部53B1が有する複数の面のうち、第1面53p1はXY面と平行である。第2の段部53B2が有する複数の面のうち、第1面53p2はXY面と平行である。
本実施形態に係る光源装置50は、複数の発光部51を備えているため、ベース部53Aには、複数の第1の段部53B1と複数の第2の段部53B2とが、ベース部53Aの上部から下部に向けて第3の方向に沿って、第1の段部53B1、第2の段部53B2、第1の段部53B1、第2の段部53B2、…というように交互に設けられている。
一つの発光部51が備える第1の段部53B1と第2の段部53B2とは、段差部を構成している。具体的には、第1の段部53B1の第1面53p1と第2の段部53B2の第1面53p2とが段差部を構成している。第1の段部53B1の第1面53p1は第2の段部53B2の第1面53p2よりも上部に位置している。第1の段部53B1の第1面53p1は、特許請求の範囲に記載の第1の面に相当し、第2の段部53B2の第1面53p2は、特許請求の範囲に記載の第2の面に相当する。
複数の発光素子40は、第1の段部53B1の第1面53p1に第2の方向に沿って所定の間隔をおいて支持されている。コリメーターレンズ52は、光入射端面52Aを構成する第1のシリンドリカル面521の第1の母線P1と第1面53p1とが略平行となるように、第2の段部53B2の第1面53p2に支持されている。本実施形態の場合、5個の発光素子40が第1面53p1に設けられている。5個の発光素子40に対応して、コリメーターレンズ52の光射出端面52Bは、X方向に並んだ5つの第2のシリンドリカル面522を有する。各第2のシリンドリカル面522の第2の母線P2はZ方向と平行である。第1の母線P1と第2の母線P2とは直交している。
第2実施形態の場合、第1面53p1上に設けられた発光素子40から射出された青色光BLは、第1面53p1の下側に位置する第1面53p2上に設けられたコリメーターレンズ52に入射する。すなわち、一つの第1面53p1に支持された5個の発光素子40から射出された各青色光BLは、当該第1面53p1の下側に位置する第1面53p2に支持されたコリメーターレンズ52の第1のシリンドリカル面521に入射し、対応する第2のシリンドリカル面522から射出される。なお、第1面53p1および第1面53p2によって構成される段差の高さは、5個の発光素子40から射出された各青色光BLの入射位置が略第1の母線P1上に位置するように、設定されている。
第2実施形態においても、コリメーターレンズ52は一体成型されたものであることが望ましい。一体成型されたコリメーターレンズ52であれば、部品点数の削減と工程数の削減が図れ、光源装置を容易に製造できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1実施形態では、鉛直方向(Z方向)に延在するベース部を有する支持部材に発光素子が支持されていたのに対し、第2実施形態の場合、鉛直方向(Z方向)から傾斜した第3の方向(D方向)に延在するベース部53Aを有する支持部材53に発光素子40が支持されている。そのため、第2実施形態の場合、ベース部53A全体に対する複数の発光素子40の配置密度を、第1実施形態のベース部10A全体に対する複数の発光素子40の配置密度よりも低くすることができる。これにより、複数の発光素子40から発せられた熱を、ベース部53Aを介して効率良く排出することができる。
なお、本発明の一実施形態を例示して説明したが、本発明は上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば第1実施形態では、第1の方向と平行な方向から見たとき、複数の発光素子が2次元に配列されていたが、1次元に配列されていてもよい。また、複数の発光素子を支持する支持部材については、実施形態の構成に限らず、適宜変更が可能である。その他、光源装置の各構成要素の数、形状、配置等についても、適宜変更が可能である。
例えば第1実施形態では、第1の方向と平行な方向から見たとき、複数の発光素子が2次元に配列されていたが、1次元に配列されていてもよい。また、複数の発光素子を支持する支持部材については、実施形態の構成に限らず、適宜変更が可能である。その他、光源装置の各構成要素の数、形状、配置等についても、適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、3つの光変調装置を備えるプロジェクターを例示したが、1つの光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに適用することも可能である。さらに、光変調装置としては、上述した液晶パネルに限らず、例えばデジタルミラーデバイスなどを用いることもできる。
その他、照明装置およびプロジェクターの各種構成要素の形状、数、配置、材料等については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
また、上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、3…光源装置、4R,4G,4B…光変調装置、6…投射光学系、10,53…支持部材、10A…ベース部、10B…段部、53B1…第1の段部、53B2…第2の段部、11,52…コリメーターレンズ、11A,52A…光入射端面、11B,52B…光射出端面、30,51…発光部、40…発光素子、111,521…第1のシリンドリカル面、112,522…第2のシリンドリカル面、P1…第1の母線、P2…第2の母線。
Claims (7)
- 少なくとも一つの発光素子を備えた発光部と、前記少なくとも一つの発光素子のうち一つの発光素子から第1の方向に射出された光が入射するコリメーターレンズと、を備え、
前記コリメーターレンズの光入射端面は、第1の母線を有する第1のシリンドリカル面を有し、
前記コリメーターレンズの光射出端面は、前記第1の母線と直交する第2の母線を有する第2のシリンドリカル面を有し、
前記第1のシリンドリカル面の前記第1の母線と垂直な断面は、双曲線で近似される形状を有し、
前記第2のシリンドリカル面の前記第2の母線と垂直な断面は、楕円で近似される形状を有し、
前記光が前記コリメーターレンズに入射する前において、前記光の前記第2の母線と平行な面内での発散角は、前記光の前記第1の母線と平行な面内での発散角よりも大きい、光源装置。 - 円錐定数をK、前記コリメーターレンズの屈折率をnとしたとき、前記第1のシリンドリカル面の前記断面は、K=−n2で表される双曲線で近似される形状を有する、請求項1に記載の光源装置。
- 円錐定数をKとしたとき、前記第2のシリンドリカル面の前記断面は、−1<K<0で表される楕円で近似される形状を有する、請求項1または請求項2に記載の光源装置。
- 前記光入射端面と前記光射出端面との間の距離は、前記光入射端面の有効径よりも大きい、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記少なくとも一つの発光素子は複数の発光素子からなり、
前記発光部は、前記第1の方向に対して傾斜した方向に延在するベース部と、前記ベース部に支持された、第1の段部および第2の段部と、を備え、
前記第1の段部は、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行な第1の面を有し、
前記第2の段部は、前記第2の方向と平行な第2の面を有し、
前記第1の面と前記第2の面とは段差を構成し、
前記複数の発光素子は、前記第1の面に支持されるとともに、前記第2の方向に沿って1列に配列されており、
前記コリメーターレンズは、前記第1の母線と前記第1の面とが略平行となるように、前記第2の面に支持されている、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記コリメーターレンズは一体成型されている、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調して画像光を生成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学系と、を備える、プロジェクター。
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- 2016-02-03 JP JP2016019036A patent/JP2017138471A/ja active Pending
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