JP2017138418A - 画像形成装置 - Google Patents

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有弥 小島
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Abstract

【課題】 一律に位置ずれ補正を行うと、まだ位置ずれ補正を行う必要のない画像形成部においては、必要以上に位置ずれ補正を行ってしまい、位置ずれ補正によるダウンタイムが長くなってしまう可能性があった。【解決手段】 予測手段で予測された予測結果、又は検出手段からの検出結果に基づき、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正する制御手段を備え、前記制御手段は、前記予測手段で予測された予測結果に基づき、複数の画像形成手段のうち、いずれの画像形成手段において補正用の静電潜像を形成させるかを制御する【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に位置ずれ補正を行うことが可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、高速に画像形成を行うために、各色の画像形成部を並べて構成する所謂タンデム方式が知られている。タンデム方式の画像形成装置では、各色の画像形成部から順次中間転写ベルトに画像(トナー像)を重ねて転写し、更に中間転写ベルト上に重ねて転写された画像を記録材に一括して転写する構成がとられている。
このような画像形成装置では、環境要因や各色の画像形成部における機械的要因により、各色の画像形成部で画像の位置ずれが生じ、画像を重ね合わせたときに色ずれが生じ得る。このため、位置ずれを補正するためのトナー像である補正用の画像を中間転写ベルトに形成し、光学センサにより各色の画像の相対的な位置ずれを検出して色ずれ補正を行うことが知られている。しかしながら、色ずれ補正を行う際に、補正用の画像を感光ドラム及び中間転写ベルトに形成し、さらに、形成した画像のクリーニングを行うと、ダウンタイムが発生してしまいユーザビリティを低下させることになる。
そこで、特許文献1は、感光ドラムに形成した補正用の静電潜像を検出した結果に基づき、各色の画像形成部において位置ずれ補正を行うことにより、画像を形成して色ずれ補正を行う頻度を抑制し、ダウンタイムの発生を抑制することが開示されている。
特開2012−032777号公報
しかしながら、各色の画像形成部において補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行うタイミングは必ずしも一致するとは限らない。例えば、最も位置ずれが発生する画像形成部に合わせて、各色の画像形成部のすべてにおいて一律に位置ずれ補正を行うと、まだ位置ずれ補正を行う必要のない画像形成部においては、必要以上に位置ずれ補正を行ってしまう。これにより、位置ずれ補正によるダウンタイムが長くなってしまう可能性があった。
本出願に係る発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、各色の画像形成部において適切なタイミングで位置ずれ補正を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は感光体と、前記感光体の周囲に配置され前記感光体に作用するプロセス手段と、を含む複数の画像形成手段と、前記複数の画像形成手段におけるずれ量を予測する予測手段と、光照射手段が光を照射することで形成された補正用の静電潜像が前記プロセス手段に対向する位置を通過する際の、前記プロセス手段を介して生じる出力を検出する検出手段と、前記予測手段で予測された予測結果、又は前記検出手段からの検出結果に基づき、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記予測手段で予測された予測結果に基づき、前記複数の画像形成手段のうち、いずれの画像形成手段において前記補正用の静電潜像を形成させるかを制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、各色の画像形成部において適切なタイミングで位置ずれ補正を行うことができる。
画像形成装置の概略構成図 高圧電源の構成を示した図 位置ずれ補正の概要を示した図 補正用の静電潜像を検出する動作を示したフローチャート 予測を用いた位置ずれ補正を示したフローチャート 予測を用いた位置ずれ補正と補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正とを行う動作を示したフローチャート 各画像形成部におけるずれ量と位置ずれ補正の関係を示した図 予測を用いた位置ずれ補正と補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正とを行う動作を示したフローチャート 各画像形成部におけるずれ量と位置ずれ補正の関係を示した図
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置構成の説明]
図1は、本実施形態における画像形成装置の概略構成図である。なお、参照符号の末尾の英文字a、b、c及びdは、夫々当該部材が形成して中間転写ベルト30に転写する画像(現像剤像)の色がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)であることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要が無い場合には、イエロー(Y)を一例として説明するために英文字aを参照符号として使用する。
感光体としての感光ドラム22a(22b、22c、22d)は、回転駆動される。帯電ローラ23a(23b、23c、24d)は、対応する感光ドラム22a(22b、22c、22d)の表面を一様な電位に帯電させる。例えば、帯電ローラ23aが出力する帯電バイアスは−1200Vであり、これにより感光ドラム22aの表面は−700Vの電位(暗電位)に帯電される。光を照射する光照射手段としてのスキャナユニット20a(20b、20c、20d)は、形成する画像の画像データに応じたレーザ光で感光ドラム22a(22b、22c、22d)の表面を走査して、静電潜像を形成する。一例として、レーザ光21a(21b、21c、21d)での走査により、静電潜像が形成されている箇所の電位(明電位)は−100Vとなる。現像器25a(25b、25c、25d)は、夫々対応する色の現像剤を有し、現像スリーブ24a(24b、24c、24d)により、感光ドラム上(感光体上)に形成された静電潜像に現像剤を供給することで、静電潜像を現像する。一例として、現像スリーブ24aが出力する現像バイアスは−350Vであり、この電位により現像器25aは現像剤を静電潜像に付着させる。
1次転写ローラ26a(26b、26c、26d)は、感光ドラムに形成された現像剤像(トナー像)を、ローラ31、32及び33により周回駆動される中間転写体としての中間転写ベルト30に転写する。一例として、1次転写ローラ26aが出力する転写バイアスは+1000Vであり、この電位により1次転写ローラ26aは現像剤像を中間転写ベルト30に転写する。なお、このとき、各感光ドラムの現像剤像を重ね合わせて中間転写ベルト30に転写することでカラーの画像が形成される。
給紙カセットに積載された紙としての記録材12は、ピックアップローラ13によって給紙される。給紙された記録材12は、レジセンサ111によって先端が検出され、搬送ローラ14、15に搬送される。2次転写ローラ27は、搬送される記録材12に中間転写ベルト30に形成された現像剤像を転写する。定着ローラ対16及び17は、記録材12に転写された現像剤像を加熱定着する。クリーニングブレード35は、2次転写ローラ27により中間転写ベルト30から記録材12に転写されなかった現像剤を容器36に回収する。また、現像剤像(トナー像)を形成して位置ずれ(色ずれ)の補正を行うため、トナー像検出手段としてのセンサ40が中間転写ベルト30に対向して設けられている。なお、制御部54は、画像形成装置の全体を制御するものである。
なお、スキャナユニット20aは、レーザではなく、LEDアレイ等により感光ドラム22aを露光する形態とすることができる。また、中間転写ベルト30を設けるのではなく、各感光ドラムの現像剤像を記録材搬送ベルトに搬送された記録材12に直接転写する直接転写方式の画像形成装置であっても良い。また、スキャナユニット20a及び感光ドラム22aを含む、帯電ローラ23a、現像器25a及び1次転写ローラ26aの現像剤像を形成するための部材群のことを画像形成部とすることができる。また、場合によってはスキャナユニット20aを含めずに画像形成部としても良い。また、感光ドラム22aの周囲に近接して配置され、感光ドラム22aに作用する各部材(帯電ローラ23a、現像器25a及び1次転写ローラ26a)のことを、プロセス手段と呼ぶことができる。また、形成される画像(現像剤像)を担持することができる感光ドラム22a、中間転写ベルト30、記録材搬送ベルト等の部材を像担持体と呼ぶこともできる。つまり、画像形成部を複数有することで、カラー画像を形成している。
[高圧電源の構成図]
図2は、高圧電源の構成を示した図である。図2(a)を用いて、図1の画像形成装置における高圧電源の構成を説明する。図2(a)に示す高圧電源回路は、帯電高圧電源回路43、現像高圧電源回路44a〜44d、1次転写高圧電源回路46a〜46d、2次転写高圧電源回路48である。言い換えると、夫々の回路は、プロセス手段に電力を供給する電源手段である。
帯電高圧電源回路43は、帯電ローラ23a〜23dに電圧を印加する。これにより、感光ドラム22a〜22dの表面にバックグラウンド電位を形成し、スキャナユニットからのレーザ光の照射によって静電潜像を形成可能な状態にする。ここで、帯電高圧電源回路43は、電流検出回路50を備えている。
現像高圧電源回路44a〜44dは、対応する現像スリーブ24a〜24dに電圧を印加する。これにより、感光ドラム22a〜22dの静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する。1次転写高圧電源回路46a〜46dは、対応する1次転写ローラ26a〜26dに電圧を印加する。これにより、感光ドラム22a〜22dのトナー像を中間転写ベルト30に1次転写する。2次転写高圧電源回路48は、2次転写ローラ27に電圧を印加する。これにより、中間転写ベルト30のトナー像を記録材12に2次転写する。
なお、ここでは一例として、帯電高圧電源回路43によって各色の画像形成部で共通して電流を検出可能な構成を示しているが、これに限られるものではない。現像高圧電源回路44や1次転写高圧電源回路46を各色で共通とし、現像高圧電源回路44や1次転写高圧電源回路46に電流検出回路を設ける構成としても良い。
[高圧電源の回路図]
図2(b)を用いて、図2(a)の高圧電源装置における帯電高圧電源回路43の回路構成を説明する。変圧器62は、駆動回路61によって生成される交流信号の電圧を数十倍の振幅に昇圧する。ダイオード1601、1602及びコンデンサ63、66によって構成される整流回路51は、昇圧された交流信号を整流・平滑する。そして整流・平滑化された電圧信号は、出力端子53に直流電圧として出力される。オペアンプ60は、検出抵抗67、68によって分圧された出力端子53の電圧と、エンジン制御部54(以下、単に制御部54とも称する)によって設定された電圧設定値55とが等しくなるよう、駆動回路61の出力電圧を制御する。そして、出力端子53の電圧に従い、感光ドラム22a〜22d及び帯電ローラ23a〜23d及びグラウンドを経由して電流が流れる。この電流に応じて電流検出回路50が検出電圧56を出力する。
電流検出回路50は、変圧器62の2次側回路500と接地点57との間に挿入されている。さらにオペアンプ70の入力端子はインピーダンスが高く、電流が殆ど流れないので、接地点57から変圧器62の2次側回路500を経て出力端子53へ流れる直流電流は、ほぼ全て抵抗71に流れるよう構成されている。また、オペアンプ70の反転入力端子は、抵抗71を介して出力端子と接続されている(負帰還されている)ので、非反転入力端子に接続されている基準電圧73に仮想接地される。従って、オペアンプ70の出力端子には、出力端子53に流れる電流量に比例した検出電圧56が出力される。言い換えれば、出力端子53に流れる電流が変化すると、オペアンプ70の反転入力端子ではなく、オペアンプ70の出力端子の検出電圧56が変化する形で、抵抗71を介して流れる電流が変化することとなる。尚、コンデンサ72は、オペアンプ70の反転入力端子を安定させるためのものである。
また検出電流量を示す検出電圧56は、コンパレータ74の負極の入力端子(反転入力端子)に入力されている。コンパレータ74の正極入力端子には閾値であるVref75が入力されており、反転入力端子の入力電圧が閾値を下回った場合に出力がHi(正)になり、二値化電圧値561(Hiになった電圧)が制御部54に入力される。閾値であるVref75は、補正用の静電潜像がプロセス手段に対向する位置を通過するときの検出電圧561の極小値と、通過する前の検出電圧561の値と、の間の値に設定される。そして、補正用の静電潜像の端部で、検出電圧561の立ち上がりと立ち下がりとが検出される。制御部54は、例えば検出電圧561の立ち上がりと立ち下がりの中点を検出位置とする。また制御部54が検出電圧561の立ち上がり及び立ち下がりの何れか一方のみを検出しても良い。
[ハードウェアブロック図]
制御部54の説明を行う。制御部54は、画像形成装置10の動作を統括的に制御する。CPU321は、RAM323を主メモリ、ワークエリアとして利用し、EEPROM324に格納される各種制御プログラムに従い、画像形成に関わる各部材を制御する。また、ASIC322は、CPU321の指示のもと、各種プリントシーケンスにおいて、例えば各モータの制御、現像バイアスの高圧電源制御等を行う。尚、CPU321の機能の一部あるいは全てをASIC322が実行しても良く、また、逆にASIC322の機能の一部あるいは全てをCPU321が代わりに実行しても良い。また制御部54の機能の一部を、制御部54に相当するハードウェアに担わせて実行させても良い。
[機能ブロック図の説明]
次に、制御部54に係る機能ブロック図について図2(c)のブロック図を用いて説明する。センサ325、アクチュエータ326はハードウェアを示している。またパッチ形成部327、位置ずれ補正制御部328、及びプロセス手段制御部329の夫々は機能ブロックを示す。以下、夫々について具体的に説明する。
センサ325は、レジストセンサ111や電流検出回路50などのセンサ類を総称して表すものである。アクチュエータ326は、感光ドラムの駆動モータや現像器の離間モータなどのアクチュエータ類を総称して表すものである。制御部54は各種センサ325から取得した情報に基づいて、画像形成条件の制御を行う。後述する補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正を実施する場合、パッチ形成部327は、スキャナユニット20a〜20dを制御することで、後述する補正用の静電潜像を感光ドラム22a〜22dに形成する。プロセス手段制御部329は、補正用の静電潜像を検出する際における各プロセス手段の動作や設定を制御する。位置ずれ補正制御部328は、検出電圧561で検出された補正用の静電潜像の検出結果に基づき、位置ずれ補正量の算出を行い、また算出した位置ずれ補正量に基づく画像形成条件の補正を行う。つまり、画像形成時の静電潜像を形成する条件を制御する。なお、上述した機能を実現するうえで、ハードウェアがどのような形態かは限定されるものではなく、CPU321や、ASIC322や、その他のハードウェアなど、どれを動作させても良く、また任意の分配で各ハードウェアに処理を分担させても良い。
[位置ずれ補正の説明]
本実施形態においては、補正用のトナー像を用いた位置ずれ補正、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正、予測制御を用いた位置ずれ量補正の、3つの位置ずれ補正方法を用いる。それぞれの補正方法については後述する。なお、本実施形態においては位置ずれを補正するための画像形成条件の補正として、スキャナユニット20aがレーザ光21aを照射するタイミングを調整する。補正の詳しい方法は、3つの位置ずれ補正方法とともに後述する。なお、画像形成条件の補正は、レーザ光の照射タイミングの補正に限定されるものではない。例えば、感光ドラムの速度を補正したり、スキャナユニットの反射ミラーのメカ的な位置を補正したりすることも可能である。
・補正用のトナー像を用いた位置ずれ補正
図3は、位置ずれ補正の概要を示した図である。図3(a)を用いて、補正用のトナー像を用いた位置ずれ補正について説明する。補正用のトナー像を用いた補正とは、中間転写ベルト30上に各色の補正用のトナー像を形成し、センサ40によって補正用のトナー像を検出することで、主走査方向及び副走査方向の位置ずれを補正する。
まず、制御部54は、画像形成部により中間転写ベルト30上に補正用のトナー像を形成させる。図3(a)に、補正用のトナー像を示す。300と301は記録材搬送方向(副走査方向)の位置ずれ量を検出する為の画像(トナーマーク、トナーパターンとも称する)である。また、302と303は記録材搬送方向と直交する方向(主走査方向)の位置ずれ量を検出する為の画像である。本実施形態においては、補正用のトナー像302、303は、主走査方向に対して45度の傾きをもって形成されている。また、tsf1〜4、tmf1〜4、tsr1〜4、tmr1〜4、は、各補正用のトナー像の検出タイミングである。矢印は中間転写ベルト30の移動方向である。なお、補正用のトナー像に光を照射したときの反射光(正反射光、又は乱反射光)をセンサ40で受光することで、補正用のトナー像を検出することができる。
次に、具体的な位置ずれ量を求める方法について説明する。まず、副走査方向に関して、中間転写ベルト30の移動速度をvmm/s、Yを基準色とし、補正用のトナー像300、301のうち、基準色であるYと、M、C、Bkとの各トナー像との間の理論距離をδesM、δesC、δesBkとする。例えば、Yを基準色としたときのMのずれ量δesMは、下記の式(1)により求めることができる。また、同様にYを基準色としたときのCのずれ量δesCは、下記の式(2)により、Yを基準色としたときのBkのずれ量δesBkは、下記の式(3)により求めることができる。なお、ここでdsMはYとMとの理想的な間隔、dsCはYとCとの理想的な間隔、dsBkはYとBkの理想的な間隔とする。
δesM=V×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−dsM・・・(1)
δesC=V×{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−dsC・・・(2)
δesBk=V×{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−dsBk・・・(3)
また、主走査方向に関して、各色の左右の位置ずれ量をδemf、δemrとし、Yを基準色としたときのMのずれ量δemfMは、下記の式(4)により、ずれ量δemrMは、下記の式(5)により求めることができる。また、同様にYを基準色としたときのCのずれ量δemfCは、下記の式(6)により、ずれ量δemrCは、下記の式(7)により求めることができる。また、同様にYを基準色としたときのBkのずれ量δemfBkは下記の式(8)により、ずれ量δemrBkは、下記の式(9)により求めることができる。
δemfM=v×(tmf2−tsf2)−v×(tmf1−tsf1)・・・(4)
δemrM=v×(tmr2−tsr2)−v×(tmr1−tsr1)・・・(5)
δemfC=v×(tmf3−tsf3)−v×(tmf1−tsf1)・・・(6)
δemrC=v×(tmr3−tsr3)−v×(tmr1−tsr1)・・・(7)
δemfBk=v×(tmf4−tsf4)−v×(tmf1−tsf1)・・・(8)
δemrBk=v×(tmr4−tsr4)−v×(tmr1−tsr1)・・・(9)
上記の式から求めた結果の正負からずれ方向が判断でき、δemfから書き出し位置を、δemr−δemfから主走査幅(主走査倍率)を補正する。尚、主走査幅(主走査倍率)に誤差がある場合は、書き出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴い変化した画像周波数(画像クロック)の変化量を加味して算出する。そして、求めたずれ量を解消するように、制御部54は、画像形成条件としてのスキャナユニット20aによるレーザ光の出射タイミングを変更する。例えば、副走査方向のずれ量が−4ライン分の量であれば、制御部54は、スキャナユニット20aに、レーザ光の出射タイミングを+4ライン分早めるよう指示する。このように、補正用のトナー像を用いた補正を実施することで、後述する補正用の静電潜像を用いた補正を行う際の基準値(ずれ量を少なくとも小さくした基準状態)とすることができる。これにより、補正用の静電潜像を用いた補正をすることで、位置ずれ状態を基準状態に少なくとも近づくように、言い換えれば基準状態に戻るようにすることができる。
・補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正
図3(b)を用いて、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正について説明する。まず、制御部54は、感光ドラム22a上に補正用の静電潜像80aを形成させる。そして、補正用の静電潜像80aが帯電ローラ23aの位置に到達するまでの時間Tを、帯電電流の変化を検出することで測定する。この検出した時間Tと基準時間を比較することで、ずれ量を求めることができる。
先の補正用のトナー像を用いたずれ量の補正を実施した状態において、各画像形成部の補正用の静電潜像の到達時間を求める。各色の到達時間をイエロー(Ty_ref)、マゼンタ(Tm_ref)、シアン(Tc_ref)、ブラック(Tbk_ref)とし、イエローの到達時間に対しての各色の到達時間の差を下記の式(10)〜(12)により求める。なお、この式(10)〜(12)を基準時間とする。
Tym_ref=Ty_ref−Tm_ref・・・(10)
Tyc_ref=Ty_ref−Tc_ref・・・(11)
Tybk_ref=Ty_ref−Tbk_ref・・・(12)
次に、位置ずれが発生した状態における到達時間をイエロー(Ty)、マゼンタ(Tm)、シアン(Tc)、ブラック(Tbk)とする。イエローに対する各色の到達時間の差を下記の式(13)〜(15)により求める。さらに、先に求めた基準時間との差を下記の式(16)〜(18)により求める。
Tym=Ty−Tm・・・(13)
Tyc=Ty−Tc・・・(14)
Tybk=Ty−Tbk・・・(15)
ΔTym=Tym−Tym_ref・・・(16)
ΔTyc=Tyc−Tyc_ref・・・(17)
ΔTybk=Tybk−Tybk_ref・・・(18)
式(16)〜(18)をそれぞれ距離に換算したΔDs_ym、ΔDs_yc、ΔDs_bk(単位:μm)が、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正によって検出されたずれ量となる。
続いて、図4のフローチャートを用いて、補正用の静電潜像を検出する動作について説明する。なお、帯電電流には、帯電ローラ自身のセット跡や感光ドラムのキズの影響によるノイズが含まれる場合がある。よって、補正用の静電潜像を複数形成し、それらの到達時間の平均をとることでノイズ除去をする。
図4(a)は、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正制御を示したフローチャートである。S401において、制御部54は補正用の静電潜像を形成させる。なお、補正用の静電潜像の形成については、図4(b)を用いて詳しく説明する。S402において、制御部54は補正用の静電潜像を検出させ、各色の到達時間Ta〜Tdを求める。なお、補正用の静電潜像の検出については、図4(c)を用いて詳しく説明する。S401の処理とS402の処理を並行して実行し、S403において、制御部54は、S401とs402の両方の処理が終了したかを判断する。両方の処理が終了すると、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正制御を終了する。
次に、補正用の静電潜像の形成について説明する。図4(b)は、補正用の静電潜像の形成を示したフローチャートである。S411乃至S418において、制御部54は画像形成部の数n_max=4として、n=1〜4のループ処理を行い、補正用の静電潜像を形成させる。S412乃至ステップS416において、制御部54は補正用の静電潜像の本数i_max=40として、i=1〜40のループ処理を行い、補正用の静電潜像を複数形成させる。i_maxの値はノイズを除去するための平均化処理を行うための値である。ここでは一例として40としたが、これに限られるものではなく画像形成装置の状態や、求めたい出力値の精度に応じて、適宜maxの値を設定することが可能である。
n=1のループ処理におけるS413において、制御部54はイエロー色のスキャナユニット20aにレーザ光を発光させ、感光ドラム22a上に補正用の静電潜像80aを形成させる。このとき、制御部54は、現像スリーブ24aを感光ドラム22aから離間させる。これは、補正用の静電潜像にトナーを付着させないようにすることで、補正用の静電潜像を検出しやすくなるためである。しかし、必ずしもトナーを付着させないようにする必要はない。例えば、現像スリーブ24aを感光ドラム22aに当接させた状態において、現像高圧電源回路44aから出力される電圧をゼロにしたり、通常とは逆極性のバイアス電圧を印加したりさせても良い。これにより、通常の画像形成時よりも補正用の静電潜像にトナーが付着しにくくすることができる。つまり、少なくとも現像スリーブ24aによる感光ドラム22aへの作用が小さくなるように制御すればよい。
i=1のループ処理におけるS414において、制御部54はi=1に相当するタイマをスタートさせる。S415で一定時間のウェイト処理を行う。これは、形成する複数の補正用の静電潜像の検出結果が重ならない様にする為の待機時間である。また、S417でnとn+1の色間においては、画像形成装置で想定される最大のずれ量が発生したとしても、補正用の静電潜像同士が重ならないように待機時間を設定する。待機時間は、感光ドラムが1回転する時間未満であることが望ましい。
制御部54は、以下同様にn=2のループ処理においてマゼンタの画像形成部において補正用の静電潜像を形成させる。n=3のループ処理においてシアンの画像形成部において補正用の静電潜像を形成させる。n=4のループ処理においてブラックの画像形成部において補正用の静電潜像を、夫々の画像形成部においてn=1のときと同様に形成させる。なお、ここでは一例としてn=1でイエロー、n=2でマゼンタ、n=3でシアン、n=4でブラックの順で感光ドラム22a〜22dに補正用の静電潜像を形成したものの、この順番に限定されるものではない。いずれの画像形成部から補正用の静電潜像を形成してもよいし、必ずしも1回のキャリブレーションにおいて4つの画像形成部のすべてに補正用の静電潜像を形成させなくともよい。
図3(c)に、各画像形成部で形成された補正用の静電潜像を示す。なお、ここでは説明のために各画像形成部に形成された補正用の静電潜像を同一軸上に示しているが、実際には各画像形成部の感光ドラム上に補正用の静電潜像は形成されている。図3(c)における横軸は、各画像形成部における補正用の静電潜像の検出タイミングを示しているものと言い換えることができる。1本当たりの補正用の静電潜像の搬送方向の長さ311を1270μm(600dpiにおいて30dot)、補正用の静電潜像の間隔312を同様に1270μm、各画像形成部の間に対応した補正用の静電潜像の間隔313を4600μmとする。なお、補正用の静電潜像の間隔312、各画像形成部の間に対応した補正用の静電潜像の間隔313は、一つの補正用の静電潜像の検出タイミングと他の補正用の静電潜像の検出タイミングとが重複しないタイミングとして設定されている。この場合、4つの画像形成部に形成した補正用の静電潜像の合計の長さは420.2mmとなる。ここで、感光ドラムの回転速度を100mm/secとすると、補正用の静電潜像パターンの形成時間は、4202msecとなる。即ち、1色あたりの静電潜像形成に約1secを要することになる。
次に、補正用の静電潜像の検出について説明する。図4(c)は、補正用の静電潜像の検出を示したフローチャートである。S421乃至S427において、制御部54は画像形成部の数n_max=4として、n=1〜4のループ処理を行い、補正用の静電潜像を検出させる。n=1のループ処理におけるS423において、制御部54は補正用の静電潜像に応じた電流の検出値が極小値となったかを判定する。このとき、補正用の静電潜像を検出するサンプリング周波数は、例えば10kHz程度である。なお、ここでの電流検出回路47の検出値は、抵抗71を経由して帯電ローラ23a〜23dに流れる電流を重畳した値である。検出値が極小値となったということは、最初に形成した補正用の静電潜像が帯電ローラ23aに対向する位置に到達したということである。S424において、制御部54はS414で補正用の静電潜像を形成してから、S423で補正用の静電潜像を検出するまでの時間Tを検出する。なお、ここでは一例として帯電ローラで補正用の静電潜像を検出したが、前述したように現像スリーブや一次転写ローラで補正用の静電潜像を検出することも可能である。
S422乃至S425において、S402で形成した補正予の静電潜像の数i=1〜40と同数のループ処理を行い、補正用の静電潜像を複数検出する。そして、検出した複数の時間Tn_i(n=1、i=1〜40)の平均値Taveを到達時間として、1つの画像形成部における補正用の静電潜像の検出が完了する。制御部54は、以下同様にn=2のループ処理においてマゼンタの画像形成部において補正用の静電潜像を検出させる。n=3のループ処理においてシアンの画像形成部において補正用の静電潜像を検出させる。n=4のループ処理においてブラックの画像形成部において補正用の静電潜像を、夫々の画像形成部においてn=1のときと同様に検出させる。
・予測を用いた位置ずれ補正
次に、予測を用いた位置ずれ補正について説明する。予測を用いるとは、画像形成装置内の温度の変化量に対するずれ量の変化傾向を予め測定しておき、この測定結果に基づき、ずれ量を予測演算する方法である。つまり、前述した補正用のトナー像や補正用の静電潜像を用いない位置ずれ補正制御である。
図5のフローチャートを用いて、予測を用いた位置ずれ補正について説明する。まず、電源オン時において、温度カウンタ(Ct)は0に初期化されているものとする。温度カウンタ(Ct)とは、予測を用いた位置ずれ補正制御に用いるカウンタで、画像形成装置内の温度のカウンタである。S501において、制御部54はその時点での温度カウンタを基準の温度カウンタ(aCt)として記憶する。S502において、制御部54はその時点での各色のずれ量を基準値として記憶する(aDym、aDyc、aDybk)。ここでのずれ量とは、イエローを基準としたときのマゼンタ、シアン、ブラックのずれ量(単位:μm)とする。S503において、制御部54は所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過すると、S504において、制御部54は温度カウンタ(Ct)を加算(又は減算)する。加算(又は減算)する温度カウンタ(Ct)の値を、下記の表1に示す。
Figure 2017138418
S505で、制御部54は基準となる温度カウンタ(aCt)に対する温度カウンタの変化量を、下記の式(19)により算出する。
ΔCt=Ct−aCt・・・(19)
S506において、制御部54は予測結果としての各色のずれ量を算出する。具体的には、温度カウンタの変化量(ΔCt)と、表2に示す予め決められた各画像形成部に対応した補正係数(km、kc、kbk)とにより、各色のずれ量(ΔDym、ΔDyc、ΔDybk)を下記の式(20)〜(22)により算出する。
ΔDm=ΔCt×km・・・(20)
ΔDc=ΔCt×kc・・・(21)
ΔDbk=ΔCt×kbk・・・(22)
Figure 2017138418
制御部54は、S503からS506までの処理を定期的(本実施例では1秒毎)に行う。なお、予測による制御は例えばある決められた期間で実行してもよいし、補正用のトナー像を用いた補正、又は補正用の静電潜像を用いた補正を行うまでの時間で実行してもよい。なお、表1と表2に示した温度カウンタの変化量に応じた数値は、同型の画像形成装置の、複数の個体によって測定したずれ量の変動特性から、平均的な値として計算したものを用いた。
・各位置ずれ補正制御の特性についての説明
上述したように、予測を用いた位置ずれ補正は、補正用のトナー像や補正用の静電潜像を形成しなくてよいため、ダウンタイムの発生が少ない特性がある。しかし、予測を用いた位置ずれ補正は、ずれ量を実測した値ではなく、あくまで画像形成装置の持つ平均的な特性を用いてずれ量を予測した予測結果を用いて補正を行っているため、補正の精度は、他の補正方法と比べて低くなってしまう。
一方、補正用のトナー像や補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正は、実際に補正用のトナー像又は補正用の静電潜像を形成し、検出手段で検出することができる。つまり、補正用のトナー像や補正用の静電潜像を形成してから検出されるまでに、位置ずれに関連する部材の影響を含んだずれ量を検出することができるため、予測よりも精度の良い補正を行うことができる。例えば、補正用の静電潜像による位置ずれ補正では、補正用の静電潜像を帯電ローラ又は現像スリーブ又は一次転写ローラによって検出する。よって、スキャナユニット20a〜20dが持つそれぞれの歪み等によるレーザ照射位置変動や、感光ドラム22a〜22dの回転速度のバラつき等の位置ずれ要因を含んだ検出結果を得ることができる。よって、補正用の静電潜像を形成した際の画像形成装置におけるスキャナユニットや感光ドラムの影響を加味した位置ずれ補正を行えるため、予測を用いた位置ずれ補正よりも補正の精度は高くなる。
一方で、補正用の静電潜像を検出する場合、補正用の静電潜像を形成してから検出するまでのダウンタイムが発生する。特に、検出結果を平均化するためにたくさんの補正用の静電潜像を形成すればするほど、検出精度は向上するもののダウンタイムは長くなってしまう。また、さらに高圧電源回路が4色の画像形成部に対して独立に設けられておらず、例えば共通の1つの高圧電源回路が搭載されている構成の場合、補正用の静電潜像を1色ずつ検出タイミングをずらして検出せねばならず、さらにダウンタイムが長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、予測により算出した予測結果である各色のずれ量を用いて、補正用の静電潜像を形成すべき色の画像形成部を選択し、選択した画像形成部においては補正用の静電潜像による位置ずれ補正を実施するようにする。これにより、位置ずれ補正にかかるダウンタイムの抑制と補正の精度の低下の抑制を両立させることができる。以下、本実施形における制御について詳しく説明する。
まず、図7のタイミングチャートを用いて、各画像形成部におけるずれ量と位置ずれ補正の関係について説明する。ここでは、基準色をイエローとし、基準色に対する相対ずれ量を補正するものとする。
図7(a)は、画像形成時における各画像形成部におけるずれ量の推移を示している。縦軸は基準色に対するずれ量(μm)、横軸はプリント枚数を表し、701、702、703は予測ずれ量ΔDp_ym、ΔDp_yc、ΔDp_ybkである。700は補正実施閾値(μm)であり、予測ずれ量が補正実施閾値を超えた場合、補正用の静電潜像を用いた補正を行う。本実施形態においては、補正実施閾値は60μmとする。なお、プリント枚数0の時点は、補正用のトナー像を用いた補正を実行した状態であり、各色のずれは最小の状態であるとする。補正用のトナー像を用いた補正は、補正用の静電潜像を用いた補正が所定回数行われると実行される。図7(a)より、各画像形成部によって、ずれ量の増大推移が異なることがわかる。
図7(b)は、一つの色のずれ量が補正実施閾値に到達したタイミングを示したタイミングチャートである。ここでは、マゼンタの予測ずれ量ΔDp_ymが補正実施閾値に到達している(711)。制御部54は、ΔDp_ym、ΔDp_yc、ΔDp_ybkの何れかが補正実施閾値に達した場合、次に補正実施閾値に到達するであろう色を予測する。711で補正実施閾値に到達した当該色(ここではマゼンタ)については、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施し、ずれ量が0になったとして予測を行う(712)。712から、次に補正実施閾値に到達するタイミングを予測する(713)。その他の色については、ずれ量が発生している状態(714、715)から、次に補正実施閾値に到達するタイミングを予測する(716、717)。
予測した各色の補正実施閾値に到達するタイミング(713、716、717)を比較し、次に補正実施閾値に到達する色が当該色の場合は、当該色のみ補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行う。次に補正実施閾値に到達する色が当該色以外である場合は、当該色および次に補正実施閾値に到達する色について、補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行う。図7(b)においては、次に補正実施閾値に到達するのは当該色であるため(713)、711においてはマゼンタの画像形成部にて補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行う。
図7(c)は、711においてマゼンタで補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行った後、予測ずれ量が補正実施閾値に到達したタイミングを示している(720)。ここでも、マゼンタの予測ずれ量ΔDp_ymが補正実施閾値に到達している。この場合も上述したように、当該色(ここではマゼンタ)については補正用の静電潜像による位置ずれ補正を実施し、ずれ量が0になったとして予測を行う(721)。721から、次に補正実施閾値に到達するタイミングを予測する(724)。その他の色については、ずれ量が発生している状態(722、723)から、次に補正実施閾値に到達するタイミングを予測する(716、717)。
予測した各色の補正実施閾値に到達するタイミング(716、717、724)を比較する。図7(c)においては、次に補正実施閾値に到達する色がシアン(ΔDp_yc)であるため、720においてはマゼンタとシアンの画像形成部にて補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行う。
なお、ここでは一例として、次に最も早く補正実施閾値に到達する色は補正用の静電潜像を形成するとしたが、それに限られるものではない。例えば、ある1色の予測値が補正実施閾値に到達したタイミング720から、所定枚数プリントが行われるまでに補正実施閾値に予測値が到達する色は、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を行うという制御にしてもよい。例えば、タイミング720から50枚以内であればイエローとマゼンタとシアン、300枚以内であれば4色すべて、の夫々の色で補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を行う。なお、所定枚数は任意に設定することが可能である。また、一例としてフリント枚数を挙げたが、例えば所定時間の経過後に補正実施閾値に予測値が到達する色は、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を行うという制御にしても良い。
図6は、予測を用いた位置ずれ補正と補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正とを行う動作を示したフローチャートである。まず、図6(a)のフローチャートを用いて、補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正における基準時間を取得する方法について説明する。S601において、制御部54は補正用のトナー像を用いた位置ずれ補正を実施し、各色のずれ量を最小の状態にする。S602において、制御部54は各画像形成部において補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正を実施する。S602の具体的な処理については、先の図4で説明したため省略する。
S603において、制御部54は各画像形成部における基準となる補正用の静電潜像の到達時間を夫々Ty_ref、Tm_ref、Tc_ref、Tbk_refとして記憶する。S604において、制御部54は予測を用いた位置ずれ制御に用いる基準値ΔDp_yc、ΔDp_ym、ΔDp_ybkを0に設定する。
次に、図6(b)と図6(c)のフローチャートを用いて、予測を用いた位置ずれ補正と補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正を実施する方法を説明する。図6(b)で、S611において、制御部54は予測による位置ずれ補正を実施する。S611の具体的な処理については、先の図5で説明したため省略する。
S612において、制御部54は各色のずれ量ΔDp_ym、ΔDp_yc、ΔDp_ybkについて、いずれかの色のずれ量が補正実施閾値以上になったかを判断する。補正実施閾値以上となった色のずれ量がない場合は、S612に戻る。補正実施閾値以上となった色のずれ量がある場合、S613において、制御部54は補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正を実施する色を決定する。基準色(イエロー)以外で補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色は、下記のように決定する。なお、n、およびn_maxは、S411及びS421における記号と同じものを示す。また、S613における決定方法は、図6(c)のフローチャートを用いて後述する。
n=1を基準色、n=2以降を補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色とすると、
(1)補正を実施する色が1色の場合:n_max=2、n=1〜2
(2)補正を実施する色が2色の場合:n_max=3、n=1〜3
(3)補正を実施する色が3色の場合:n_max=4、n=1〜4
と、設定される。次に、S614乃至S617において、制御部54は基準色(イエロー)とS613で選択した色について、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する。S614乃至S616の処理はそれぞれ、図4(a)のS401乃至S403と同じ処理である。S616において、制御部54は補正用の静電潜像の形成と検出が修正したと判断すると、S617において、制御部54は検出した色のずれ量(例えば、マゼンタとブラックであれば、ΔDs_ymとΔDs_ybk)を算出する。S617で算出したずれ量に応じて、S618において、制御部54は検出した色に対応するスキャナユニットのレーザ光の出射タイミングを変更する。その後、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を行った色に対応する予測を用いたずれ量(例えば、マゼンタとブラックであれば、ΔDp_ymとΔDp_ybk)をクリア(0に設定)し、S612に戻る。
図6(c)で、S621において、制御部54はS612で判断した補正実施閾値に到達した色を当該色とし、当該色の予測ずれ量をクリアする。そして、各色の予測ずれ量の推移を計算する。S622において、制御部54は計算した各色の予測ずれ量と補正実施閾値とを比較する。S623において、制御部54はS621で計算した各色のずれ量推移より、当該色以外に補正用の静電潜像を形成する色があるか否かを判断する。当該色以外の色がある場合は、S624において、制御部54は補正用の静電潜像を形成する色として当該色以外の色を設定する。当該色以外の色がない場合は、S625において当該色を補正用の静電潜像を形成する色として設定する。
このように、実施形態では、予測により算出した各色のずれ量を用いて、補正用の静電潜像を形成すべき色の画像形成部を選択し、選択した画像形成部においては補正用の静電潜像による位置ずれ補正を実施するようにする。これにより、位置ずれ補正にかかるダウンタイムの抑制と補正の精度の低下の抑制を両立させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色を、当該色が補正実施閾値に到達したタイミングから所定期間が経過した後における予測ずれ量と補正実施閾値を比較することで決定していた。本実施形態においては、当該色が補正実施閾値に到達したタイミングにおける各色の予測ずれ量に応じて、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色を決定する。なお、画像形成装置等、先の第1の実施形態と同様の構成については、本実施形態においても同様に使用可能であるため、その説明は省略する。
まず、図9タイミングチャートを用いて、各画像形成部におけるずれ量と位置ずれ補正の関係について説明する。ここでは、基準色をイエローとし、基準色に対する相対ずれ量を補正するものとする。
図9(a)は、画像形成時における各画像形成部におけるずれ量の推移を示している。なお、ずれ量の推移は先に説明した図7(a)と同じである。図9(a)では、補正実施閾値700(60μm)と、補正実施閾値700よりも小さい補正実施閾値900(30μm)と、2つの閾値を設定している。以降では、説明の簡略化のため、補正実施閾値700を閾値1、補正実施閾値900を閾値2とも呼ぶ。
図9(b)は、一つの色のずれ量が閾値1に到達したタイミングを示したタイミングチャートである。ここでは、マゼンタの予測ずれ量ΔDp_ym(912)が閾値1に到達している(911)。制御部54は、ΔDp_ym、ΔDp_yc、ΔDp_ybkの何れかが閾値1に達した場合、その時点で閾値2に到達している色があるか否かを判断する(912、913、914)。911で閾値1に到達した当該色(ここではマゼンタ)を含め、閾値2に到達している色について補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する。図9(b)においては、閾値2に到達しているのは当該色のみであるため、マゼンタの画像形成部において、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する。
図9(c)は、911においてマゼンタで補正用の静電潜像を形成して位置ずれ補正を行った後、予測ずれ量が閾値1に到達したタイミングを示している(921)。ここでも、マゼンタの予測ずれ量ΔDp_ymが閾値1に到達している。この場合も上述したように、その時点で閾値2に到達している色があるか否かを判断する(922、923、924)。921で閾値1に到達した当該色(ここではマゼンタ)を含め、閾値2に到達している色について補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する。図9(c)の場合は、閾値2に到達しているのはマゼンタ(922)とシアン(923)であるため、マゼンタとシアンの画像形成部にて補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する。
図8は、予測を用いた位置ずれ補正と補正用の静電潜像を用いた位置ずれ補正とを行う動作を示したフローチャートである。なお、補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正における基準時間を取得する方法は、先の図6(a)のフローチャートと同じであるため、ここでの説明は省略する。
S811において、制御部54はで予測による位置ずれ補正を実施する。S811の具体的な処理については、先の図5で説明したため省略する。S812において、制御部54は各色のずれ量ΔDp_ym、ΔDp_yc、ΔDp_ybkについて、いずれかの色のずれ量が閾値1(0μm)以上になったかを判断する。閾値1以上となった色のずれ量がない場合は、S812に戻る。閾値1以上となった色のずれ量がある場合、S813において、制御部54はずれ量が閾値2(30μm)以上となった色を補正用の静電潜像を形成する補正を実施する色と決定する。基準色(イエロー)以外で補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色は、下記のように決定する。なお、n、およびn_maxは、S411及びS421における記号と同じものを示す。
n=1を基準色、n=2以降を補正用の静電潜像を形成する位置ずれ補正を実施する色とすると、
(1)補正を実施する色が1色の場合:n_max=2、n=1〜2
(2)補正を実施する色が2色の場合:n_max=3、n=1〜3
(3)補正を実施する色が全色の場合:n_max=4、n=1〜4
と、設定される。以降、S814乃至S819の処理は、図6(b)におけるS614乃至ステップS619の処理と同じであるため、ここでの説明は省略する。
なお、上述の説明においては閾値2を固定値(30μm)としたが、閾値2を可変とすることもできる。例えば、補正用の静電潜像を形成する補正を行う色が、4色すべてであることが所定回数続いた場合は、閾値2を大きくすることができる。また、補正用の静電潜像を形成する補正を行う色が、1色であることが所定回数続いた場合は、閾値2を小さくすることができる。また、例えば、補正用の静電潜像を形成する補正を行う色が、所定の数になるように毎回閾値を変更することも可能である。また、画像形成に係る時間を短くすることを優先する場合は閾値2を大きくする、画質を優先する場合は閾値2を小さくする、など画像形成装置の使いこなしに応じて閾値を変更することもできる。このように、前回までの実施状況を鑑みて、適切に閾値を変更することで、ユーザビリティを向上することができる。
このように、実施形態では、予測により算出した各色のずれ量を用いて、補正用の静電潜像を形成すべき色の画像形成部を選択し、選択した画像形成部においては補正用の静電潜像による位置ずれ補正を実施するようにする。これにより、位置ずれ補正にかかるダウンタイムの抑制と補正の精度の低下の抑制を両立させることができる。
(応用例)
先の第1の実施形態、第2の実施形態においては、一例を用いて説明を行ったが、以下のように応用することも可能である。基準色はイエローとして説明したが、これに限られるものではなく、他のいずれの色を基準色としても良い。また、基準色とのずれ量を相対的に求めるようにしたが、各色において基準の値を設定し、各色において絶対的なずれ量を求めて補正するようにしてもよい。つまり、上述した図6や図8の制御においては、2色以上の画像形成部において補正用の静電潜像を形成していたが、絶対的なずれ量を求めることで、1色の画像形成部毎に補正用の静電潜像を形成するような制御とすることも可能である。
20 スキャナユニット
22 感光ドラム
23 帯電ローラ
24 現像スリーブ
25 現像器
26 1次転写ローラ
54 エンジン制御部
80a 補正用の静電潜像

Claims (13)

  1. 感光体と、前記感光体の周囲に配置され前記感光体に作用するプロセス手段と、を含む複数の画像形成手段と、
    前記複数の画像形成手段におけるずれ量を予測する予測手段と、
    光照射手段が光を照射することで形成された補正用の静電潜像が前記プロセス手段に対向する位置を通過する際の、前記プロセス手段を介して生じる出力を検出する検出手段と、
    前記予測手段で予測された予測結果、又は前記検出手段からの検出結果に基づき、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記予測手段で予測された予測結果に基づき、前記複数の画像形成手段のうち、いずれの画像形成手段において前記補正用の静電潜像を形成させるかを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記予測手段は、前記複数の画像形成手段のずれ量のうち、いずれかの画像形成手段におけるずれ量が閾値に到達すると、次にいずれの画像形成手段におけるずれ量が閾値に到達するかを予測し、
    前記制御手段は、前記閾値に到達すると予測された画像形成手段において前記補正用の静電潜像を形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記予測手段は、前記複数の画像形成手段のずれ量のうち、いずれかの画像形成手段におけるずれ量が閾値に到達すると、いずれの画像形成手段におけるずれ量が所定枚数のプリントを行った後に閾値に到達するか、又はいずれの画像形成手段におけるずれ量が所定時間の経過後に閾値に到達するか、を予測し、
    前記制御手段は、前記閾値に到達すると予測された画像形成手段において前記補正用の静電潜像を形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記予測手段は、前記複数の画像形成手段のずれ量のうち、いずれかの画像形成手段におけるずれ量が第1の閾値に到達すると、その時点における他の画像形成手段のずれ量が前記第1の閾値より小さい第2の閾値に到達しているかを予測し、
    前記制御手段は、前記第1の閾値に到達すると予測された画像形成手段、及び前記第の閾値に到達すると予測された画像形成手段において、前記補正用の静電潜像を形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は複数の前記感光体に形成された前記補正用の静電潜像を共通して検出可能であって、前記複数の感光体において、前記検出手段が前記補正用の静電潜像を検出する検出タイミングは重複していないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出手段により前記補正用の静電潜像が検出された状態が少なくとも基準状態に近づくように、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段により前記補正用の静電潜像が検出された状態が基準状態に戻るように、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 補正用のトナー像を検出するトナー像検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記トナー像検出手段からの検出結果に基づき、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記プロセス手段に電力を供給する電源手段を有し、
    前記検出手段は、前記補正用の静電潜像が前記プロセス手段に対向する位置を通過する際の、前記プロセス手段を介して生じる前記電源手段の出力を検出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、画像形成時の静電潜像を形成する位置を補正することによって、複数の前記感光体の間における色ずれを補正することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、画像形成時の静電潜像を形成する位置の補正として、光照射手段による光の照射タイミングを補正する、又は光照射手段による光の照射を行う際の前記感光体の速度を補正することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記検出手段は、現像されていない前記補正用の静電潜像を検出することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記プロセス手段は、前記感光体を帯電する帯電手段、前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段、前記感光体に形成された現像剤を転写する転写手段のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112018001446T5 (de) 2017-07-14 2019-12-12 Komatsu Ltd. Anzeigesteuerungsvorrichtung, Anzeigesteuerungsverfahren, Programm und Anzeigesystem

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