JP2017135614A - 伝送装置、伝送システム、及び伝送制御方法 - Google Patents

伝送装置、伝送システム、及び伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送特性が向上された伝送装置、伝送システム、及び伝送制御方法を提供する。
【解決手段】周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信する伝送装置において、受信処理回路200は、周波数多重光信号から複数のサブキャリア信号を取得する取得部(複数のフィルタ部50)と、取得部により取得された複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の信号品質算出部59と、複数のサブキャリア信号の間の信号品質の偏りを検出する偏り検出部60と、偏り検出部により検出された信号品質の偏りに応じ、搬送光の光源に対して搬送光の周波数の制御を行う伝送特性制御部61とを有する。
【選択図】図4

Description

本件は、伝送装置、伝送システム、及び伝送制御方法に関する。
大容量のデータ伝送を行うための技術として、例えば、複数の異なる波長の光信号を多重して伝送する波長多重伝送方式(WDM: Wavelength Division Multiplexing)が知られている(例えば特許文献1参照)。また、異なるデータが重畳された複数のサブキャリア信号をデジタル信号処理により高密度に多重する、例えばOFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing )(例えば特許文献2参照)や、スペクトル波形を矩形化するナイキストフィルタを用いて周波数多重する(例えば非特許文献1,2参照)変調技術も知られている。
OFDM及びナイキストフィルタによりスペクトル波形が矩形化された信号で変調された光信号は、光信号の占有帯域幅を低減することができるため、波長光信号の波長間隔をシンボルレート程度に低減した超高密度多重が可能な光伝送方式の研究開発が行われている(例えば非特許文献3参照)。
特開2012−23607号公報 特開2012−120010号公報
波長光信号の中心周波数は、送信器に使用される光源の光の周波数により決定される。光の周波数は、送信器の経年劣化や波長依存性により数GHz程度の範囲で変動するため、適切な制御が必要となる。
周波数の制御は、隣接する周波数多重光信号同士の間隔が最適化されるように行われる。最適な周波数間隔は、例えば、伝送路の途中に設けられた光フィルタによる帯域の狭窄化、波長光信号同士の線形のクロストーク、及び光ファイバ内で生ずるカー効果による波長光信号同士の非線形のクロストークに依存する。
しかし、上記の要素は、伝送路上のトラフィックやネットワークの運用条件に応じて変化するため、周波数の制御は、伝送路の状態にあわせて行う必要があり、難しい。これに対し、例えば、高分解能な光スペクトルアナライザを用いて波長光信号同士の周波数間隔をモニタし、そのモニタ結果、及びトラフィック情報・ネットワークの運用条件を集約し、それらの情報に基づき最適な周波数間隔を算出することも考えられるが、装置コストが上昇するだけでなく、制御系が複雑化するため、課題である。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、伝送特性が向上された伝送装置、伝送システム、及び伝送制御方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の伝送装置は、周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信する伝送装置において、前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送システムは、複数のサブキャリア信号が周波数多重された周波数多重光信号を送信する第1伝送装置と、前記周波数多重光信号を受信する第2伝送装置とを有し、前記第1伝送装置は、前記複数のサブキャリア信号をそれぞれ変調する複数の変調部と、前記複数の変調部によりそれぞれ変調された前記複数のサブキャリア信号を周波数多重する多重化部と、搬送光を出力する光源と、前記多重化部により周波数多重された前記複数のサブキャリア信号で前記光源の前記搬送光を光変調することにより前記多重光信号を生成する生成部とを有し、前記第2伝送装置は、前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送制御方法は、周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信し、前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得し、該取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出し、前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出し、該検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う方法である。
伝送特性を向上できる。
伝送システムの一例を示す構成図である。 送信器及び受信器の一例を示す構成図である。 送信処理回路の一例を示す構成図である。 受信処理回路の一例を示す構成図である。 サブキャリア信号のスペクトル波形及び信号品質の一例を示す図である。 光源の周波数を正方向にシフト制御する場合の動作例を示す図である。 光源の周波数を負方向にシフト制御する場合の動作例を示す図である。 光源の周波数をシフト制御しない場合の動作例を示す図である。 受信器の周波数制御処理の一例を示すフローチャートである。 周波数間隔を狭めた場合の動作例を示す図である。 周波数間隔を広げた場合の動作例及び周波数の間隔の調整の動作例を示す図である。 受信器の周波数制御処理の他例を示すフローチャートである。 周波数の間隔の調整処理の一例を示すフローチャートである。 多値度を増加させる場合の動作例を示す図である。 多値度を低下させる場合の動作例を示す図である。 受信器の周波数制御処理の他例を示すフローチャートである。 多値度制御処理の一例を示すフローチャートである。 伝送特性テーブルの一例を示す図である。 送信処理回路の他例を示す構成図である。 サブキャリア信号の送信動作の一例を示すタイムチャートである。
図1は伝送システムの一例を示す構成図である。伝送システムは、送信側の伝送装置1、受信側の伝送装置2、及び伝送装置1,2の間に接続された光挿入分岐装置(OADM: Optical Add and Drop Multiplexer)3とを有する。伝送装置1,2及び光挿入分岐装置3は、伝送路である光ファイバ90により接続されている。なお、符号Gは、光ファイバ90に伝送されるWDM信号Smのスペクトル波形の一例を示す。
伝送装置1は、第1伝送装置の一例であり、複数の送信器10と、合波部11とを有する。複数の送信器10には、それぞれ、LAN(Local Area Network)などのユーザ側のネットワークから電気的なデータ信号D1〜D4が入力される。複数の送信器10は、データ信号D1〜D4から、複数のサブキャリア信号が周波数多重された周波数多重光信号(以下、「多重光信号」)S1〜S4を生成して合波部11に出力する。なお、データ信号D1〜D4としては、例えばイーサネット(登録商標)フレームが挙げられるが、限定はない。
より具体的には、送信器10は、データ信号D1〜D4を複数のサブキャリア信号に重畳して多重して周波数多重信号を生成し、その周波数多重信号により光源の送信光を光変調することにより多重光信号S1〜S4を生成する。多重光信号S1〜S4の中心周波数f1〜f4(以下、「周波数」と表記)は、各送信器10の光源の送信光の周波数により決定される。
合波部11は、例えば光カプラであり、複数の多重光信号S1〜S4を波長多重することによりWDM信号Smとして光ファイバ90に出力する。WDM信号Smは、光挿入分岐装置3を介して伝送装置2に送信される。
光挿入分岐装置3は、波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)30を有しており、波長選択スイッチ30によりWDM信号Smに新たな光信号Saを挿入する。また、光挿入分岐装置3は、不図示の光スプリッタやフィルタにより、WDM信号Smから光信号を分岐させる。
波長選択スイッチ30は、選択された波長の光を通過させるデバイスであり、その内部には光フィルタを備えている。このため、WDM信号Smに多重された各多重光信号S1〜S4の周波数f1〜f4は、符号Gに示されるように、各帯域が光フィルタの透過帯域BW内に収まるように調整される。光挿入分岐装置3を通過したWDM信号Smは伝送装置2に入力される。
伝送装置2は、第2伝送装置の一例であり、複数の受信器20と、分波部22とを有する。分波部22は、WDM信号Smを分波して複数の受信器20へそれぞれ導く。分波部22は、周波数f1〜f4の多重光信号S1〜S4を複数の受信器20にそれぞれ出力する。
受信器20は、多重光信号S1〜S4を受信し、多重光信号S1〜S4からデータ信号D1〜D4を再生してユーザのネットワークに出力する。
このように、伝送装置1は、複数のサブキャリア信号が周波数多重された多重光信号S1〜S4を送信し、伝送装置2は、多重光信号S1〜S4を受信する。
送信光の周波数は、送信器の経年劣化や波長依存性により数GHz程度の範囲で変動するため、適切な制御が必要となる。送信器10において、周波数f1〜f4の制御は、符号Gのスペクトル波形に示されるように、隣接する多重光信号S1〜S4同士の間隔Mが最適化されるように行われる。
最適な周波数f1〜f4の間隔Mは、例えば、光挿入分岐装置3の波長選択スイッチ30の光フィルタによる帯域の狭窄化、多重光信号S1〜S4同士の線形のクロストーク、及び光ファイバ90内で生ずるカー効果による多重光信号S1〜S4同士の非線形のクロストークに依存する。これらの要素は、伝送路上のトラフィックやネットワークの運用条件に応じて変化するため、間隔Mの最適化は、伝送路の状態にあわせて周波数の制御が必要となるため、難しい。
そこで、伝送装置2は、多重光信号S1〜S4に周波数多重されたサブキャリア信号ごとの信号品質を算出し、サブキャリア信号間の信号品質の偏りに応じ送信器10の光源の局発光の周波数f1〜f4を制御することで、伝送特性を向上する。
図2は、送信器10及び受信器20の一例を示す構成図である。図2は、図1に示された複数の送信器10及び受信器20のうち、共通の多重光信号S1〜S4を送受信する一組の送信器10及び受信器20を示したものである。送信器10及び受信器20は、一例としてデジタルコヒーレント光伝送方式に基づき伝送処理を行うが、これに限定されない。
送信器10は、送信処理回路100と、光源101と、デジタルアナログ変換器(Digital-to-Analog Converter)102a〜102dとを有する。また、送信器10は、位相変調器(PM: Phase Modulator)103a〜103dと、偏波ビームスプリッタ(PBS: Polarization Beam Splitter)104と、偏波ビームコンバイナ(PBC: Polarization Beam Combiner)105とを有する。
送信処理回路100は、データ信号Diを中心周波数の異なる複数のサブキャリア信号に重畳し、複数のサブキャリア信号を多重することにより周波数多重信号を生成する。送信処理回路100は、生成した周波数多重信号の電界情報を表す4つのデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqにそれぞれ生成して、DAC102a〜102dに出力する。なお、送信処理回路100としては、例えばDSP(Digital Signal Processor)が挙げられるが、これに限定されず、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)であってもよい。なお、送信処理回路100の構成については後述する。
DAC102a〜102dは、デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqをそれぞれアナログ信号に変換する。アナログ信号は、PM103a〜103dに入力される。なお、DAC102a〜102dは、送信処理回路100内に構成されてもよい。
光源101は、例えばLD(Laser Diode)であり、送信処理回路100から設定された周波数fi(i=1,2,3,4)の送信光LDsをPBS104に出力する。PBS104は、送信光LDsを、H軸及びV軸(偏光軸)の各成分に分離する。送信光LDsのH軸成分はPM103a,103bにそれぞれ入力され、送信光LDsのV軸成分はPM103c,103dにそれぞれ入力される。なお、送信光LDsは搬送光の一例である。
PM103a〜103dは、DAC102a〜102dからのアナログ信号により送信光LDsを光変調する。より具体的には、PM103a,103bは、送信光LDsのH軸成分をDAC102a,102bからのアナログ信号に基づき強度・位相変調し、PM103c,103dは、送信光LDsのV軸成分をDAC102c,102dからのアナログ信号に基づき強度・位相変調する。
強度・位相変調された送信光LDsのH軸成分及びV軸成分はPBC105に入力される。PBC105は、送信光LDsのH軸成分及びV軸成分を偏波合成して、多重光信号Si(i=1〜4)として光ファイバ90に出力する。このように、PM103a〜103dは、生成部の一例であり、周波数多重された複数のサブキャリア信号、つまり周波数多重信号で光源101の送信光LDsを光変調することにより多重光信号Siを生成する。
受信器20は、受信処理回路200と、光源201と、ADC(Analog-to-Digital Convertor)202a〜202dと、PD(Photo Diode)203a〜203dと、90度光ハイブリッド回路204a,204bと、PBS205,206とを有する。PBS206は、送信器10から光ファイバ90を介して入力された多重光信号Siを、H軸成分及びV軸成分に分離して90度光ハイブリッド回路204a,204bにそれぞれ出力する。
また、光源201は、送信器10の送信光LDsと同じ周波数の局発光LOrをPBS205に入力する。PBS205は、局発光LOrをH軸成分及びV軸成分に分離して90度光ハイブリッド回路204a,204bにそれぞれ出力する。
90度光ハイブリッド回路204aは、多重光信号SiのH軸成分及び局発光LOrのH軸成分を干渉させるための導波路を有し、多重光信号SiのH軸成分を検波する。90度光ハイブリッド回路204aは、検波結果として、Iチャネル及びQチャネルの各々の振幅及び位相に応じた光成分をPD203a,203bにそれぞれ出力する。
90度光ハイブリッド回路204bは、多重光信号SiのV軸成分及び局発光LOrのV軸成分を干渉させるための導波路を有し、多重光信号SiのV軸成分を検波する。90度光ハイブリッド回路204bは、検波結果として、Iチャネル及びQチャネルの各々の振幅及び位相に応じた光成分をPD203c,203dにそれぞれ出力する。
PD203a〜203dは、入力された光成分を電気信号に変換して、電気信号をADC202a〜202dにそれぞれ出力する。ADC202a〜202dは、PD203a〜203dから入力された電気信号をデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqにそれぞれ変換する。デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqは受信処理回路200に入力される。
受信処理回路200は、デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqを合成して周波数多重信号とし、周波数多重信号に多重された各サブキャリア信号を取り出す。受信処理回路200は、各サブキャリア信号からデータ信号Diを生成する。
また、受信処理回路200は、各サブキャリア信号の信号品質を算出し、サブキャリア信号間の信号品質の偏りに応じて光源101の送信光LDsの周波数fiを制御する。受信処理回路200は、周波数fiの制御情報を含む制御信号Scを生成し、送信器10Aに出力する。
送信器10Aは、制御信号Scを、光ファイバ91を介して受信器20Aに送信する。受信器20Aは、制御信号Scを受信すると、送信処理回路100に出力する。送信器10A及び受信器20Aは、例えば、伝送装置2,1にそれぞれ設けられ、送信器10及び受信器20の伝送方向とは反対方法にWDM信号Smを伝送するものである。
この場合、送信器10Aは、WDM信号Smに波長多重される所定の波長の制御チャネルを介して制御信号Scを送信する。制御信号Scは、例えば低速の周波数変調処理や強度変調が行われた後、制御チャネルの搬送波に重畳される。もっとも、送信器10A及び受信器20Aは、図1に示された伝送システムとは別の伝送システムであってもよい。
このように、受信器20は、サブキャリア信号の信号品質の偏りに基づいて、送信器10の送信光LDsの周波数fiをフィードバック制御する。
図3は、送信処理回路100の一例を示す構成図である。送信処理回路100は、送信制御部45と、シリアル−パラレル変換回路(S/P)40と、複数の変調部41と、複数のフィルタ部42と、複数の周波数シフト部43と、合成部44とを有する。変調部41、フィルタ部42、及び周波数シフト部43は、サブキャリア信号SC1〜SC8の数だけ設けられる。なお、本例の送信処理回路100は、データ信号Diを8個のサブキャリア信号SC1〜SC2に変調するが、サブキャリア信号の数に限定はない。
送信処理回路100は、データ信号Diを中心周波数の異なる複数のサブキャリア信号SC1〜SC8に重畳し、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8を多重することにより周波数多重信号を生成する。周波数多重信号は、図2を参照して述べたように、光源101の送信光LDsを光変調することにより多重光信号Siとして送信される。
シリアル−パラレル変換回路40は、データ信号Diをシリアル−パラレル変換によりシリアル信号から8個のパラレル信号d1〜d8に変換する。パラレル信号d1〜d8は、複数の変調部41にそれぞれ出力される。
変調部41は、パラレル信号d1〜d8の変調処理を行う。変調部41は、送信制御部45から設定信号Ka1〜Ka8を受信し、設定信号Ka1〜Ka8に応じた変調方式により変調処理を行う。変調方式としては、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が挙げられるが、これに限定されない。
フィルタ部42は、変調部41から出力されたパラレル信号d1〜d8のフィルタリング処理を行う。フィルタ部42は、例えばナイキストフィルタであり、パラレル信号d1〜d8をナイキスト整形する。これにより、パラレル信号d1〜d8のスペクトル波形は矩形状に整形されるため、多重光信号Siの周波数帯域の幅が低減される。
フィルタ部42は、送信制御部45から設定信号Kb1〜Kb8を受信し、設定信号Kb1〜Kb8に応じた帯域によりフィルタリング処理を行う。フィルタ部42を通過したパラレル信号d1〜d8は、周波数シフト部43に入力される。
周波数シフト部43は、パラレル信号d1〜d8のスペクトルの中心周波数を互いに異なる周波数にシフトする。周波数シフト部43は、送信制御部45から設定信号Kc1〜Kc8を受信し、設定信号Kc1〜Kc8に応じたシフト量でシフト処理を行う。これにより、互いに周波数の異なるサブキャリア信号SC1〜SC8が生成される。サブキャリア信号SC1〜SC8は合成部44に入力される。
合成部44は、多重化部の一例であり、サブキャリア信号SC1〜SC8を多重して周波数多重信号を生成する。合成部44は、周波数多重信号を偏波成分ごとのデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqに分離して出力する。
送信制御部45は、送信処理回路100の送信処理を制御する。送信制御部45は、受信器20Aから入力された制御信号Scの制御情報に従い光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
また、送信制御部45は、所定の設定に基づき、複数の変調部41、複数のフィルタ部42、及び複数の周波数シフト部43に設定信号Ka1〜Ka8,Kb1〜Kb8,Kc1〜Kc8を出力する。なお、送信制御部45は、後述するように、制御信号Scの制御情報に従って設定信号Ka1〜Ka8,Kb1〜Kb8,Kc1〜Kc8を出力することにより、変調部41の変調の多値度を制御してもよい。
図4は、受信処理回路200の一例を示す構成図である。受信処理回路200は、信号復元部5と、パラレル−シリアル変換回路(P/S)57と、複数の信号品質算出部59と、偏り検出部60と、伝送特性制御部61と、メモリ62とを有する。
信号復元部5は、多重光信号Siから複数のパラレル信号d1〜d8を復元する。信号復元部5は、複数のフィルタ部50と、複数の周波数シフト部51と、複数の分散補償部52と、複数の偏波分離部53と、複数のオフセット補償部54と、複数の位相同期部55と、複数の識別部56とを有する。フィルタ部50、周波数シフト部51、分散補償部52、偏波分離部53、オフセット補償部54、位相同期部55、識別部56、及び信号品質算出部59は、サブキャリア信号SC1〜SC8の数だけ設けられる。
ADC202a〜202dから入力されたデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqは、受信処理回路200内で周波数多重信号に合成される。周波数多重信号は分岐して各フィルタ部50に入力される。フィルタ部50は、受信制御部58から設定信号Ha1〜Ha8を受信し、設定信号Ha1〜Ha8に応じた周波数帯域で周波数多重信号をフィルタリング処理することによりサブキャリア信号SC1〜SC8を取得する。サブキャリア信号SC1〜SC8は周波数シフト部51に出力される。なお、複数のフィルタ部50は取得部の一例である。
周波数シフト部51は、サブキャリア信号SC1〜SC8の周波数のシフト処理を行う。周波数シフト部51は、受信制御部58から設定信号Hb1〜Hb8を受信し、設定信号Hb1〜Hb8に応じた分だけサブキャリア信号SC1〜SC8の周波数をシフトする。
分散補償部52は、周波数シフト部51から出力されたサブキャリア信号SC1〜SC8に対し、光ファイバ90内で生じた波長分散による波形歪みを補償する。分散補償部52は、例えば光ファイバ90内の波長分散とは逆の特性を加えることにより、波長分散により生じた波形歪みを補償する。
偏波分離部53は、分散補償部52から出力されたサブキャリア信号SC1〜SC8の偏波分離を行う。オフセット補償部54は、偏波分離部53から出力されたサブキャリア信号SC1〜SC8に対し送信器10の光源101と受信器20の光源201の間の周波数誤差による周波数のオフセットを補償する。
位相同期部55は、オフセット補償部54から出力されたサブキャリア信号SC1〜SC8が変調方式に応じた信号コンスタレーション(信号空間ダイヤグラム)により正常に復調処理されるように、送信器10の光源101と受信器20の光源201の間の位相の差分を補正する。信号コンスタレーションは、複素平面上に信号の振幅及び位相に応じた信号点を表したものである。位相同期部55は、補正したサブキャリア信号SC1〜SC8を識別部56に出力する。
識別部56は、変調方式に応じた信号コンスタレーションに基づいて信号点を識別することによりサブキャリア信号SC1〜SC8を復調処理する。識別部56は、受信制御部58から設定信号Hc1〜Hc8を受信し、設定信号Hc1〜Hc8に応じた復調方式で復調処理を行う。これにより、パラレル信号d1〜d8が復元される。パラレル信号d1〜d8は、パラレル−シリアル変換回路57及び複数の信号品質算出部59にそれぞれ入力される。
パラレル−シリアル変換回路57は、パラレル信号d1〜d8をシリアル変換することにより元のデータ信号Diを復元して後段の回路へ出力する。
複数の信号品質算出部59は、算出部の一例であり、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出する。信号品質C(1)〜C(8)の算出方法に限定はないが、例えば以下の手法が採用できる。
Figure 2017135614
信号品質算出部59は、例えば上記の式(1)に従い信号品質C(i)(i=1,2,・・・,8)を算出する。式(1)において、erf−1は誤差関数の逆関数であり、BER(i)はサブキャリア信号SC1〜SC8のビットエラーレートである。
Figure 2017135614
また、サブキャリア信号SC1〜SC8を、既知のパタンを有するパイロット信号とした上で、ビットエラーレートの判定に硬判定を用いてもよい。この場合、信号品質算出部59は、例えば上記の式(2)に従い信号品質C(i)を算出する。式(2)において、BERs(i)はサブキャリア信号SC1〜SC8の硬判定のビットエラーレートである。
C(i)=−log(m(i)/B(i)) ・・・(3)
また、信号品質算出部59は、例えば上記の式(3)に従い、パイロット信号の情報と復調されたコンスタレーション(信号の強度及び位相)から相互情報量m(i)を算出することにより、信号品質C(i)を算出してもよい。式(3)において、B(i)は、1シンボルで送信されるビット数であり、変調部41の変調の多値度に応じて決定される。
m(i)=H(Y)(i)−H(Y|X)(i) ・・・(4)
相互情報量m(i)は、例えば上記の式(4)により算出される。ここで、H(Y)(i)は、コンスタレーション上のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号点の確率分布から算出され、H(Y|X)(i)は、パイロット信号を用いて条件付きの確率分布から算出される。
図5には、サブキャリア信号SC1〜SC8のスペクトル波形及び信号品質C(1)〜C(8)の一例が示されている。符号G1aはサブキャリア信号SC1〜SC8のスペクトル波形を示し、符号G1bはサブキャリア番号(i)ごとの信号品質C(1)〜C(8)を示す。
サブキャリア信号SC1〜SC8のスペクトル波形は、それそれ、略矩形形状を有し、周波数fiを中心として多重光信号Siの周波数帯域内に分布する。サブキャリア信号SC1〜SC8のうち、サブキャリア信号SC1のスペクトル波形は最も低周波数側に位置し、サブキャリア信号SC8のスペクトル波形は最も高周波数側に位置する。
信号品質C(1)〜C(8)は、上述した通り、信号品質算出部59により算出される。偏り検出部60は、符号G1bに示されるように、信号品質C(1)〜C(8)をサブキャリア番号iの順に並べた状態における信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。なお、本例は、信号品質C(1)〜C(8)に偏りがない状態の一例である。信号品質算出部59は、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)を偏り検出部60に出力する。
再び図4を参照すると、偏り検出部60は、検出部の一例であり、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。より具体的には、偏り検出部60は、信号品質C(1)〜C(8)から偏り判定値Iを算出する。
Figure 2017135614
偏り検出部60は、例えば上記の式(5)に従い偏り判定値Iを算出する。式(5)において、変数nはサブキャリア信号SC1〜SC8の数であり、本例の場合、n=8である。偏り検出部60は、算出した偏り判定値Iを、信号品質C(1)〜C(8)の偏りの状態を示す数値として伝送特性制御部61に出力する。
より具体的には、偏り判定値I=0の場合、信号品質C(1)〜C(8)に偏りはないと判定される。また、偏り判定値I>0の場合、低周波数側のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)が低下していると判定され、偏り判定値I<0の場合、高周波数側のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)が低下していると判定される。
伝送特性制御部61は、制御部の一例であり、偏り検出部60により検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、送信器10の光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。より具体的には、伝送特性制御部61は、偏り判定値Iに応じて周波数fiを正方向または負方向にシフト制御する。なお、偏り判定値I=0の場合、伝送特性制御部61は、周波数fiのシフト制御を行わない。
図6には、光源101の周波数f1を正方向にシフト制御する場合の動作例が示されている。なお、以降の例では、WDM信号Smに多重される多重光信号S1〜S4のうち、最も低周波数側の多重光信号S1の周波数f1のシフト制御の動作を挙げるが、他の多重光信号S2〜S4の周波数f2〜f4にも同様のシフト制御が行われる。
符号G2aは、シフト制御前の多重光信号S1,S2のスペクトル波形を示し、符号G2bは、シフト制御前の多重光信号S1の信号品質C(1)〜C(8)を示す。なお、以降の例では、多重光信号S1の周波数f1のみがシフト制御され、多重光信号S2の周波数f2はシフト制御されないと仮定する。
サブキャリア信号SC1〜SC8のうち、低周波数側のサブキャリア信号SC1,SC2のスペクトル波形は、図1を参照して述べた光フィルタの透過帯域BWの端部に重複しているため、光フィルタにより削られる。このため、サブキャリア信号SC1,SC2の信号品質C(1),C(2)は、他のサブキャリア信号SC3〜SC8より低く(点線の丸参照)、偏り判定値I>0となる。
符号G2cは、シフト制御後の多重光信号S1,S2のスペクトル波形を示す。伝送特性制御部61は、偏り判定値I>0の場合、周波数f1を正方向にシフト制御する。より具体的には、伝送特性制御部61は、刻み幅+Δf(Δf>0)ずつ周波数f1を増加させるように制御を行う。
この制御情報は、上述したように、送信器10Aから受信器20Aに送信され、送信器10の送信制御部45は、受信器20Aから取得した制御情報に従い光源101の周波数fiを制御する。
また、伝送特性制御部61は、制御情報を受信制御部58に出力する。受信制御部58は、制御情報に従い受信器20の光源201の周波数f1を、送信器10の光源101と同様に制御する。
これにより、多重光信号S1の周波数f1は増加してf1’となり、多重光信号S1,S2の周波数f1,f2の間隔Mは減少してM’となる。このため、低周波数側のサブキャリア信号SC1,SC2のスペクトル波形は、正方向に移動し、光フィルタの透過帯域BWの端部との重複が回避される。
したがって、サブキャリア信号SC1,SC2の信号品質C(1),C(2)は高くなり、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)が、図5の符号G1bに示されるように偏りのない状態となる。よって、伝送特性が向上する。
一方、図7には、光源101の周波数f1を負方向にシフト制御する場合の動作例が示されている。符号G3aは、シフト制御前の多重光信号S1,S2のスペクトル波形を示し、符号G3bは、シフト制御前の多重光信号S1の信号品質C(1)〜C(8)を示す。
サブキャリア信号SC1〜SC8のうち、高周波数側のサブキャリア信号SC8のスペクトル波形は、隣接する多重光信号S2のスペクトル波形に重複しているため、多重光信号S2とのクロストークの影響を受ける。このため、サブキャリア信号SC8の信号品質C(8)は、他のサブキャリア信号SC1〜SC7より低く(点線の丸参照)、偏り判定値I<0となる。
符号G3cは、シフト制御後の多重光信号S1,S2のスペクトル波形を示す。伝送特性制御部61は、偏り判定値I<0の場合、周波数f1を負方向にシフト制御する。より具体的には、伝送特性制御部61は、刻み幅Δfずつ周波数f1を低下させるように制御を行う。なお、この制御情報は、偏り判定値I>0の場合と同様に送信制御部45及び受信制御部58に出力され、受信器20の光源201の周波数f1も同様に制御される。
これにより、多重光信号S1の周波数f1は低下してf1’となり、多重光信号S1,S2の周波数f1,f2の間隔Mは増加してM’となる。このため、高周波数側のサブキャリア信号SC8のスペクトル波形は、負方向に移動し、隣接する多重光信号S2のスペクトル波形との重複が回避される。
したがって、サブキャリア信号SC8の信号品質C(8)は高くなり、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)が、図5の符号G1bに示されるように偏りのない状態となる。よって、伝送特性が向上する。
また、図8には、光源101の周波数f1をシフト制御しない場合の動作例が示されている。符号G4aは多重光信号S1,S2のスペクトル波形を示し、符号G4bは、シフト制御前の多重光信号S1の信号品質C(1)〜C(8)を示す。
符号G4bに示されるように、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)は偏りのない状態であるため、周波数f1のシフト制御は行われない。このため、光源101の周波数f1及び周波数f1を,f2の間隔Mは維持される。なお、シフト制御が行われない場合でも、伝送特性制御部61は、刻み幅Δf=0とした制御情報を送信制御部45及び受信制御部58に出力してもよい。
再び図4を参照すると、メモリ62は、保持部の一例であり、伝送特性制御部61の制御に用いられる各種の情報を保持する。伝送特性制御部61は、後述する例のように、メモリ62内に保持された情報を参照することにより制御を行う。
受信制御部58は、所定の設定に基づき、複数のフィルタ部50、複数の周波数シフト部51、及び複数の識別部56に設定信号Ha1〜Ha8,Hb1〜Hb8,Hc1〜Hc8を出力する。なお、受信制御部58は、後述するように、変調部41の変調の多値度が制御される場合、その制御情報に従って設定信号Ha1〜Ha8,Hb1〜Hb8,Hc1〜Hc8を出力する。
図9は、受信器20の周波数制御処理の一例を示すフローチャートである。まず、PD203a〜203dは、送信器10から多重光信号Siを受信する(ステップSt1)。次に、複数のフィルタ部50は、多重光信号Siからサブキャリア信号SC1〜SC8を取得する(ステップSt2)。
次に、信号品質算出部59は、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)を算出する(ステップSt3)。次に、偏り検出部60は、例えば上記の式(5)に従い、信号品質C(1)〜C(8)から偏り判定値Iを算出する(ステップSt4)。なお、偏り判定値Iは、これに限定されず、例えば、信号品質C(1)〜C(8)を1次関数に近似した場合の傾きや、最も高周波数側のサブキャリア信号SC8と最も低周波数側のサブキャリア信号SC1の信号品質C(1),C(8)の差分として算出されてもよい。
次に、伝送特性制御部61は、偏り判定値Iに応じた処理を行う。伝送特性制御部61は、偏り判定値I=0の場合(ステップSt5のYes)、周波数fiのシフト制御(ステップSt7,St8)を行わずに、例えばネットワーク管理装置などの指示に基づいて、周波数制御を継続するか否かを判定する(ステップSt9)。伝送特性制御部61は、周波数制御を終了する場合(ステップSt9のNo)、該当処理を終了し、周波数制御を継続する場合(ステップSt9のYes)、再びステップSt1の処理を行う。
また、伝送特性制御部61は、偏り判定値I≠0の場合(ステップSt5のNo)、偏り判定値I>0のとき(ステップSt6のYes)、図6に示されるように、周波数fiを刻み幅Δfだけ増加させる(ステップSt7)。次に、伝送特性制御部61は、上記のステップSt9の処理を行う。
また、伝送特性制御部61は、偏り判定値I<0のとき(ステップSt6のNo)、図7に示されるように、周波数fiを刻み幅Δfだけ低下させる(ステップSt8)。次に、伝送特性制御部61は、上記のステップSt9の処理を行う。このようにして、伝送特性制御部61は周波数制御を行う。
この周波数制御は、各多重光信号S1〜S4の受信器20において行われるため、WDM信号Smの周波数帯域内の各多重光信号S1〜S4の間隔Mが最適化される。
図10には周波数間隔Mを狭めた場合の動作例が示されている。符号G5aは、周波数制御前の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示し、符号G5bは、周波数制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。
周波数制御前、多重光信号S1〜S4の周波数f1〜f4の間隔Mは、光フィルタの透過帯域BWに対して広い。このため、低周波数側の多重光信号S1及び高周波数側の多重光信号S4の各スペクトル波形は、光フィルタの透過帯域BWの端部と重複しており、伝送特性が劣化している。
多重光信号S1〜S4の周波数f1〜f4は、周波数制御によりf1’〜f4’に変化する。これにより、周波数f1〜f4の間隔MはM’に狭まる。したがって、低周波数側の多重光信号S1及び高周波数側の多重光信号S4の各スペクトル波形は、光フィルタの透過帯域BWとの重複が回避され、伝送特性が向上する。
また、図11には、周波数間隔Mを広げた場合の動作例及び周波数f1〜f4の間隔Mの調整の動作例が示されている。符号G6aは、周波数制御前の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示し、符号G6bは、周波数制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。なお、周波数f1〜f4の間隔の調整については後述する。
周波数制御前、多重光信号S1〜S4の周波数f1〜f4の間隔Mは、光フィルタの透過帯域BWに対して狭い。このため、多重光信号S1〜S4の各スペクトル波形は、隣接する多重光信号S1〜S4とのクロストークの影響を受けるため、伝送特性が劣化している。
多重光信号S1〜S4の周波数f1〜f4は、周波数制御によりf1’〜f4’に変化する。これにより、周波数f1〜f4の間隔MはM’に広がる。したがって多重光信号S1〜S4の各スペクトル波形は、クロストークの影響が回避され、伝送特性が向上する。
このように、本実施例において、複数の信号品質算出部59は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出し、偏り検出部60は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。また、伝送特性制御部61は、偏り検出部60により検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、送信器10の光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
したがって、伝送特性制御部61は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じて、多重光信号S1〜S4の間の間隔Mを最適に制御できる。よって、伝送特性が向上する。なお、本実施例の制御方法によれば、光スペクトルアナライザなどの高価な機器や複雑な制御系を用いることなく、容易に周波数f1〜f4の間隔Mを制御できる。
本例において、仮に光フィルタが、上記の透過帯域BWより広い透過帯域BW’を有している場合、周波数f1’〜f4’の間隔M’をさらに広げることにより伝送特性をさらに向上することができる。この場合、伝送特性制御部61は、上述した周波数f1〜f4の間隔M’の制御後に、信号品質C(1)〜C(8)の平均値が増加するように周波数f1’〜f4’の間隔M’を調整する。
符号G6cは、周波数f1’〜f4’の間隔M’を調整後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。伝送特性制御部61は、符号G6bに示す制御を行った後、光フィルタが広い透過帯域BW’を有していると判定し、信号品質C(1)〜C(8)の平均値が増加するように周波数f1’〜f4’をf1’’〜f4’’に制御することで間隔M’をさらに広い間隔M’’とする。これにより、例えば多重光信号S1〜S4間のファイバ伝送中のカー効果による非線形の位相雑音が低減されるため、多重光信号S1〜S4の伝送特性がさらに向上する。
伝送特性制御部61は、信号品質C(1)〜C(8)の偏りが検出されない場合、つまり偏り判定値I=0の場合、多重光信号S1〜S4の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)のの差分に基づき透過帯域BW’の広さを判定する。以下に周波数f1’〜f4’の間隔M’を調整処理について述べる。
図12は、受信器20の周波数制御処理の他例を示すフローチャートである。図12において、図9と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
偏り検出部60は、偏り判定値I=0の場合(ステップSt5のYes)、つまり信号品質C(1)〜C(8)の偏りが検出されない場合、多重光信号Siの周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCを算出する(ステップSt10)。差分ΔCは、例えばC(4)−C(1)及びC(5)−C(8)の平均値としてもよい。
多重光信号Siの周波数帯域において、端部に近いサブキャリア信号(例えばSC1,SC8)ほど、光フィルタの透過帯域BWの端部や隣接する多重光信号Siの影響を受ける。このため、伝送特性制御部61は、差分ΔCに基づき光フィルタの透過帯域BWの大小を判定できる。
このため、伝送特性制御部61は、差分ΔCと所定値THを比較する(ステップSt11)。なお、所定値THは、送信器10及び受信器20の特性に応じて決定される。伝送特性制御部61は、差分ΔC≧THの場合(ステップSt11のYes)、光フィルタの透過帯域BWが狭いと判定し、周波数f1〜f4の間隔Mの調整を行わない。一方、差分ΔC<THの場合(ステップSt11のNo)、伝送特性制御部61は、図13に示される周波数f1〜f4の間隔Mの調整処理を行う(ステップSt12)。このようにして、受信器20は周波数制御処理を行う。
図13は、周波数f1〜f4の間隔Mの調整処理の一例を示すフローチャートである。本処理において、伝送特性制御部61は、周波数fiを変化させて、信号品質C(1)〜C(8)の平均値が最大となるように周波数fiを決定する。
Figure 2017135614
伝送特性制御部61は、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)の現在の平均値Cavを算出する(ステップSt121)。平均値Cavは、例えば上記の式(6)から算出される。
次に、伝送特性制御部61は、周波数fiを刻み幅Δfだけ増加させる(ステップSt122)。次に、伝送特性制御部61は、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)を算出し(ステップSt123)、その平均値Cavpを算出する(ステップSt124)。平均値Cavpは、例えば上記の式(6)から算出される。次に、伝送特性制御部61は、周波数fiを増加前の値に戻す(ステップSt125)。
次に、伝送特性制御部61は、周波数fiを刻み幅Δfだけ低下させる(ステップSt126)。次に、伝送特性制御部61は、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)を算出し(ステップSt127)、その平均値Cavmを算出する(ステップSt128)。平均値Cavmは、例えば上記の式(6)から算出される。次に、伝送特性制御部61は、周波数fiを低下前の値に戻す(ステップSt129)。
次に、伝送特性制御部61は、信号品質C(1)〜C(8)の現在の平均値Cav、周波数増加時(+Δf)の平均値Cavp、及び周波数低下時(−Δf)の平均値Cavmを比較する(ステップSt130)。伝送特性制御部61は、現在の平均値Cavが最大である場合(ステップSt131のYes)、処理を終了する。この場合、伝送特性制御部61は、伝送特性を向上する可能性がないと判断して、周波数f1〜f4の間隔Mを調整しない。
伝送特性制御部61は、周波数増加時の平均値Cavpが最大である場合(ステップSt131のNo、ステップSt132のYes)、周波数fiを刻み幅Δfだけ増加させて(ステップSt133)、処理を終了する。また、伝送特性制御部61は、周波数低下時の平均値Cavmが最大である場合(ステップSt131のNo、ステップSt132のNo)、周波数fiを刻み幅Δfだけ低下させて(ステップSt134)、処理を終了する。このようにして、周波数f1〜f4の間隔Mの調整処理は行われる。
このように、伝送特性制御部61は、信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCが所定値THより小さい場合、信号品質C(1)〜C(8)の平均値が増加するように、光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。これにより、例えば多重光信号S1〜S4間の非線形の位相雑音が低減されるため、多重光信号S1〜S4の伝送特性がさらに向上する。
本実施例において、伝送特性制御部61は、周波数f1〜f4を制御することにより、多重光信号S1〜S4の間隔を最適化したが、これに限定されない。伝送特性制御部61は、例えばサブキャリア信号SC1〜SC8の変調の多値度を制御することにより、多重光信号S1〜S4の間隔を最適化してもよい。
図14には、多値度を増加させる場合の動作例が示されている。符号G7aは、周波数制御前の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示し、符号G7bは、周波数制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。
本例において、光フィルタの透過帯域BWは狭いため、周波数制御後、多重光信号S1〜S4の帯域の間隔Δm、及び端の多重光信号S1,S4のスペクトル波形と光フィルタの透過帯域BWの間隔Δuは小さい。このため、伝送特性制御部61は、周波数制御後、中心部のサブキャリア信号SC3〜SC6の変調の多値度を増加させ、多重光信号Siの帯域幅を縮小することにより間隔Δm,Δuを最適化する。
符号G7cは、多値度制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。伝送特性制御部61は、上記の信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCから光フィルタの透過帯域BWの大小を判定する。伝送特性制御部61は、光フィルタの透過帯域BWが狭いと判定した場合、中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6の変調の多値度を増加させ、多重光信号Siの帯域幅を縮小する。なお、中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6には限定はなく、例えばサブキャリア信号SC4,SC5だけを多値度制御の対象として選択してもよい。
サブキャリア信号SC1〜SC8は、送信器10の変調部41によりそれぞれ変調される。このため、伝送特性制御部61は、多値度の制御情報を制御信号Scに含めて送信器10に送信する。送信器10では、送信制御部45が制御情報に基づき設定信号Ka1〜Ka8を出力することで変調部41を制御する。さらに送信制御部45は、変調の多値度に応じフィルタ部42及び周波数シフト部43に対しても制御を行う。また、受信制御部58も、変調の多値度に応じフィルタ部50、周波数シフト部51、及び識別部56に対して制御を行う。
これにより、間隔Δm,Δuが増加して間隔Δm,Δuに最適化されるため、光フィルタの透過帯域BWに応じた最適な伝送特性が得られる。
また、図15には多値度を低下させる場合の動作例が示されている。符号G8aは、周波数制御前の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示し、符号G8bは、周波数制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。符号G8cは、多値度制御後の多重光信号S1〜S4のスペクトル波形を示す。
本例において、光フィルタの透過帯域BWは広いため、多重光信号S1〜S4の帯域の間隔Δm及び端の多重光信号S1,S4と光フィルタの透過帯域BWの間隔Δuは大きい。このため、伝送特性制御部61は、帯域を有効に活用するため、端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の変調の多値度を低下させ、多重光信号Siの帯域幅を広げる。なお、端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8には限定はなく、例えばサブキャリア信号SC1,SC8だけを多値度制御の対象として選択してもよい。
このとき、伝送特性制御部61は、変調の多値度を増加させる場合と同様に、送信制御部45及び受信制御部58に多値度の制御情報を出力する。送信制御部45は、制御情報に従い変調部41などを制御し、受信制御部58は、制御情報に従い識別部56などを制御する。
これにより、端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8は、変調の多値度が低下するため、帯域幅が増加して伝送特性が向上する。以下に多値度制御の詳細について述べる。
図16は、受信器20の周波数制御処理の他例を示すフローチャートである。図16において、図9と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
偏り検出部60は、偏り判定値I=0の場合(ステップSt5のYes)、つまり信号品質C(1)〜C(8)の偏りが検出されない場合、多重光信号Siの周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCを算出する(ステップSt20)。伝送特性制御部61は、図11の例と同様に、差分ΔCに基づき光フィルタの透過帯域BWの大小を判定する。
伝送特性制御部61は、差分ΔCと第1閾値THa及び第2閾値THbとを比較する(ステップSt21)。なお、第1閾値THa及び第2閾値THbは、送信器10及び受信器20の特性に応じて決定される。伝送特性制御部61は、THa≦ΔC≦THbの場合(ステップSt21のYes)、光フィルタの透過帯域BWが適切な範囲内であると判定し、多値度制御を行わない。
一方、ΔC<THaまたはΔC>THbの場合(ステップSt21のNo)、伝送特性制御部61は、図17に示される多値度制御を行う(ステップSt22)。このようにして、受信器20は周波数制御処理を行う。
図17は、多値度制御処理の一例を示すフローチャートである。本例において、伝送特性制御部61は、一例として、変調の多値度を変更する前に、受信器20のメモリ62に予め保持された伝送特性テーブルを参照し、変調後の多値度での多重光信号Siの伝送可否を判断する。
伝送特性制御部61は、ΔC>THbの場合(ステップSt221のYes)、多値度制御の対象として多重光信号Siの中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6を選択する(ステップSt222)。このとき、伝送特性制御部61は、サブキャリア信号SC1〜SC8のうち、多重光信号Siの周波数帯域の中央部Pcにより近く、変調の多値度がより低いサブキャリア信号を選択する。
次に、伝送特性制御部61は、メモリ62に保持された伝送特性テーブルを参照することにより、選択したサブキャリア信号SC3〜SC6の現在のSN比を推定する(ステップSt223)。次に、伝送特性制御部61は、伝送特性テーブルを参照することにより、多値度を増加させた後のサブキャリア信号SC3〜SC6の伝送可否を判定する(ステップSt224)。
図18には伝送特性テーブルの一例が示されている。伝送特性テーブルは、テーブルの一例であり、変調の多値度ごとに、サブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(i)とSN比及び伝送可否情報とが対応付けられて登録されている。なお、伝送可否情報(「伝送可否」参照)は、伝送試験または伝送シミュレーションなどで予め得られた測定値に基づきサブキャリア信号SC1〜SC8の伝送の可否を、OK(伝送可能)またはNG(伝送不可)として示す。
例えば、現在の信号品質C(i)が「14」であり、現在の多値度が「2」である場合、ステップSt223及び後述するステップSt228において、符号X1に示されるように、該当するSN比は「16」と推定される。ここで、多値度を「3」に増加させる場合、多値度「3」及びSN比「16」に対応する伝送可否情報は、符号X2で示されるように、「OK」を示す。したがって、信号品質C(i)が「14」である場合、多値度を「2」から「3」に増加させたとき、サブキャリア信号SC1〜SC8の伝送は可能である。
一方、多値度を「4」に増加させる場合、多値度「4」及びSN比「16」に対応する伝送可否情報は、符号X3で示されるように、「NG」を示す。したがって、信号品質C(i)が「14」である場合、多値度を「2」から「4」に増加させたとき、サブキャリア信号SC1〜SC8の伝送は不可能である。
このように、伝送特性制御部61は、伝送特性テーブルを参照することにより、増加後の多値度におけるサブキャリア信号の信号品質C(i)に対応する伝送可否情報を取得する。このため、伝送特性制御部61は、多値度の増加による伝送特性の低下を回避できる。
再び図17を参照すると、伝送特性制御部61は、伝送可否情報がOK(伝送可能)を示す場合(ステップSt225のYes)、該当するサブキャリア信号SC3〜SC6変調の多値度を増加させる制御を行う(ステップSt226)。このとき、伝送特性制御部61は、変調の多値度の制御内容を示す制御情報を制御信号Scに含めて送信器10に送信する。
一方、伝送特性制御部61は、伝送可否情報がNG(伝送不可)を示す場合(ステップSt225のNo)、多値度の制御を行わずに処理を終了する。なお、多値度制御の対象のサブキャリア信号SC1〜SC8が複数である場合、伝送特性制御部61は、個別の伝送可否の結果に応じて多値度を増加させてもよいし、伝送不可のサブキャリア信号SC1〜SC8が1以上である場合、多値度制御を中止するようにしてもよい。
このように、伝送特性制御部61は、信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCが第2閾値THbより大きい場合、送信器10の変調部41に対し変調の多値度を増加させる制御を行う。このため、多値度制御の対象のサブキャリア信号SC1〜SC8のシンボルレートが低下し、帯域幅が縮小される。これにより、多重光信号S1〜S4の帯域の間隔Δm、及び端の多重光信号S1,S4のスペクトル波形と光フィルタの透過帯域BWの間隔Δuが最適化されるため、光フィルタの透過帯域BWに応じた最適な伝送特性が得られる。
また、伝送特性制御部61は、中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6に対応する変調部41に対し変調の多値度を増加させる制御を行う。このため、端部Peより信号品質C(i)の高い中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6の伝送特性を低下させることにより、多重光信号Siの全体的な伝送特性の最適化をはかることができる。なお、伝送特性制御部61は、本実施例とは異なり、多値度制御の対象として他のサブキャリア信号SC3〜SC6を選択してもよい。
さらに、伝送特性制御部61は、伝送特性テーブルを参照することにより、増加後の多値度における中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6の信号品質C(i)に対応する伝送可否情報を取得する。伝送特性制御部61は、伝送可否情報が伝送可能を示す場合、中央部Pcのサブキャリア信号SC3〜SC6に対応する変調部41に対し変調の多値度を増加させる制御を行う。このため、伝送特性制御部61は、多値度の増加による多重光信号Siの伝送特性の低下を回避できる。
また、伝送特性制御部61は、ΔC<THaの場合(ステップSt221のNo)、多値度制御の対象として多重光信号Siの端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8を選択する(ステップSt227)。このとき、伝送特性制御部61は、サブキャリア信号SC1〜SC8のうち、多重光信号Siの周波数帯域の端部Peにより近く、変調の多値度がより高いサブキャリア信号を選択する。
次に、伝送特性制御部61は、メモリ62に保持された伝送特性テーブルを参照することにより、選択したサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の現在のSN比を推定する(ステップSt228)。次に、伝送特性制御部61は、伝送特性テーブルを参照することにより、多値度を低下させた後のサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の伝送可否を判定する(ステップSt229)。なお、伝送可否の判定については、図18を参照して述べた通りである。
伝送特性制御部61は、伝送可否情報がOK(伝送可能)を示す場合(ステップSt230のYes)、該当するサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の変調の多値度を低下させる制御を行う(ステップSt231)。このとき、伝送特性制御部61は、変調の多値度の制御内容を示す制御情報を制御信号Scに含めて送信器10に送信する。
一方、伝送特性制御部61は、伝送可否情報がNG(伝送不可)を示す場合(ステップSt230のNo)、多値度の制御を行わずに処理を終了する。なお、多値度制御の対象のサブキャリア信号SC1〜SC8が複数である場合、伝送特性制御部61は、個別の伝送可否の結果に応じて多値度を低下させてもよいし、伝送不可のサブキャリア信号SC1〜SC8が1以上である場合、多値度制御を中止するようにしてもよい。
このように、伝送特性制御部61は、信号品質C(1)〜C(8)の差分ΔCが第1閾値THaより小さい場合、送信器10の変調部41に対し変調の多値度を増加させる制御を行う。このため、多値度制御の対象のサブキャリア信号SC1〜SC8のシンボルレートが増加し、帯域幅が広がる。これにより、多重光信号S1〜S4の帯域の間隔Δm、及び端の多重光信号S1,S4のスペクトル波形と光フィルタの透過帯域BWの間隔Δuが最適化されるため、光フィルタの透過帯域BWに応じた最適な伝送特性が得られる。
また、伝送特性制御部61は、端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8に対応する変調部41に対し変調の多値度を増加させる制御を行う。このため、中央部Pcより信号品質C(i)の低い端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の伝送特性を向上することにより、多重光信号Siの全体的な伝送特性の最適化をはかることができる。なお、伝送特性制御部61は、本実施例とは異なり、多値度制御の対象として他のサブキャリア信号SC1〜SC8を選択してもよい。
さらに、伝送特性制御部61は、伝送特性テーブルを参照することにより、低下後の多値度における端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8の信号品質C(i)に対応する伝送可否情報を取得する。伝送特性制御部61は、伝送可否情報が伝送可能を示す場合、端部Peのサブキャリア信号SC1,SC2,SC7,SC8に対応する変調部41に対し変調の多値度を低下させる制御を行う。このため、伝送特性制御部61は、多値度の低下による多重光信号Siの伝送特性の低下を回避できる。
これまで述べた実施例において、伝送特性制御部61は、ユーザ側のネットワークのデータ信号Diに基づき伝送特性の制御を行うが、これに限定されず、例えば送信器10において生成されたパイロット信号に基づき伝送特性の制御を行ってもよい。パイロット信号は、データ信号Diとは異なり、固定パタンのデータが重畳された試験信号である。以下に、この場合の送信器10の構成について説明する。
図19は送信処理回路100の他例を示す構成図である。図19において、図3と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
送信処理回路100は、送信制御部45aと、シリアル−パラレル変換回路40と、パイロット信号生成部46と、複数の選択部47と、複数の変調部41と、複数のフィルタ部42と、複数の周波数シフト部43と、合成部44とを有する。選択部47、変調部41、フィルタ部42、及び周波数シフト部43は、サブキャリア信号SC1〜SC8の数だけ設けられる。
パイロット信号生成部46は、固定パタンのデータが重畳されたパイロット信号を生成してパラレル変換し、そのパラレル信号p1〜p8複数の選択部47にそれぞれ出力する。選択部47は、例えばセレクタ回路であり、送信制御部45aからの選択信号SELに応じて、パイロット信号のパラレル信号p1〜p8またはデータ信号Diのパラレル信号d1〜d8を選択して変調部41に出力する。これにより、受信器20に送信される信号が切り替えられる。
送信制御部45は、選択信号SELを各選択部47に出力する。なお、選択信号SELは、複数の選択部47の間で共通である。送信制御部45は、例えば、伝送装置1,2の運用が開始される前、つまりデータ信号Diが流れ始める前、パイロット信号が選択されるように選択信号SELを出力してもよい。この場合、運用開始に先立ち、送信器10及び受信器20の間の伝送特性を調整することができる。
また、送信制御部45は、伝送装置1,2の運用状態において、定期的にパイロット信号が流れるように選択信号SELを出力してもよい。
図20は、この場合のサブキャリア信号SC1〜SC8の送信動作の一例を示すタイムチャートである。本例において、区間Tpではパイロット信号(p1〜p8)が送信され、区間Tuではデータ信号Di(d1〜d8)が送信される。
送信制御部45は、パイロット信号の区間Tpとデータ信号Diの区間Tuが交互に到来するように選択信号SELを出力する。受信器20の伝送特性制御部61は、パイロット信号の受信時のみ、伝送特性の制御を行うため、制御が周期的となる。このため、運用中でも、環境変動などに応じて伝送特性の制御が可能になるとともに、例えば受信器20の受信処理回路200の消費電力が低減される。
これまで述べたように、実施例の伝送装置2は、周波数多重された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8により送信光LDsを光変調することで生成された多重光信号Siを受信する。伝送装置2は、複数のフィルタ部50と、複数の信号品質算出部59と、偏り検出部60と、伝送特性制御部61と有する。
複数のフィルタ部50は、多重光信号Siから複数のサブキャリア信号SC1〜SC8を取得する。複数の信号品質算出部59は、複数のフィルタ部50により取得された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出する。
偏り検出部60は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。伝送特性制御部61は、偏り検出部60により検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、送信光LDsの光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
上記の構成によると、複数の信号品質算出部59は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出し、偏り検出部60は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。また、伝送特性制御部61は、偏り検出部60により検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、送信器10の光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
したがって、伝送特性制御部61は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じて、多重光信号S1〜S4の間の間隔Mを最適に制御できる。よって、伝送特性が向上する。
また、実施例の伝送システムは、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8が周波数多重された多重光信号Siを送信する伝送装置1と、多重光信号Siを受信する伝送装置2とを有する。伝送装置1は、複数の変調部41と、合成部44と、光源101と、PM103a〜103dとを有する。
複数の変調部41は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8をそれぞれ変調する。合成部44は、複数の変調部41によりそれぞれ変調された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8を周波数多重する。光源101は、送信光LDsを出力する。PM103a〜103dは、合成部44により周波数多重された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8で、光源101の送信光LDsを光変調することにより多重光信号Siを生成する。
また、伝送装置2は、複数のフィルタ部50と、複数の信号品質算出部59と、偏り検出部60と、伝送特性制御部61と有する。
複数のフィルタ部50は、多重光信号Siから複数のサブキャリア信号SC1〜SC8を取得する。複数の信号品質算出部59は、複数のフィルタ部50により取得された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出する。
偏り検出部60は、複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。伝送特性制御部61は、偏り検出部60により検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
実施例に係る伝送システムは、上記の伝送装置2と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例の伝送制御方法は、以下のステップを有する。
ステップ(1):周波数多重された複数のサブキャリア信号SC1〜SC8により送信光LDsを光変調することで生成された多重光信号Siを受信する。
ステップ(2):多重光信号Siから複数のサブキャリア信号SC1〜SC8を取得する。
ステップ(3):該取得された複数のサブキャリア信号SC8の信号品質C(1)〜C(8)をそれぞれ算出する。
ステップ(4):複数のサブキャリア信号SC1〜SC8の間の信号品質C(1)〜C(8)の偏りを検出する。
ステップ(5):その検出された信号品質C(1)〜C(8)の偏りに応じ、送信光LDsの光源101に対して送信光LDsの周波数fiの制御を行う。
実施例に係る伝送制御方法は、上記の伝送装置2と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信する伝送装置において、
前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、
前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が所定値より小さい場合、前記複数のサブキャリア信号の前記信号品質の平均値が増加するように、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記4) 前記制御部は、前記差分が前記第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部のうち、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記5) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該低下後の多値度における前記端部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記4に記載の伝送装置。
(付記6) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記7) 前記制御部は、前記差分が前記第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部のうち、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記6に記載の伝送装置。
(付記8) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該増加後の多値度における前記中央部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記7に記載の伝送装置。
(付記9) 複数のサブキャリア信号が周波数多重された多重光信号を送信する第1伝送装置と、
前記周波数多重光信号を受信する第2伝送装置とを有し、
前記第1伝送装置は、
前記複数のサブキャリア信号をそれぞれ変調する複数の変調部と、
前記複数の変調部によりそれぞれ変調された前記複数のサブキャリア信号を周波数多重する多重化部と、
搬送光を出力する光源と、
前記多重化部により周波数多重された前記複数のサブキャリア信号で前記光源の前記搬送光を光変調することにより前記多重光信号を生成する生成部とを有し、
前記第2伝送装置は、
前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、
前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有することを特徴とする伝送システム。
(付記10) 前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が所定値より小さい場合、前記複数のサブキャリア信号の前記信号品質の平均値が増加するように、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記11) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記12) 前記制御部は、前記差分が前記第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部のうち、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記11に記載の伝送システム。
(付記13) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該低下後の多値度における前記端部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記12に記載の伝送システム。
(付記14) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記制御部は、前記差分が第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記15) 前記制御部は、前記差分が前記第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部のうち、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記14に記載の伝送システム。
(付記16) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該増加後の多値度における前記中央部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記15に記載の伝送システム。
(付記17) 周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信し、
前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得し、
該取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出し、
前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出し、
該検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする伝送制御方法。
(付記18) 前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記差分が所定値より小さい場合、前記複数のサブキャリア信号の前記信号品質の平均値が増加するように、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする付記17に記載の伝送制御方法。
(付記19) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記差分が第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記17に記載の伝送制御方法。
(付記20) 前記差分が前記第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部のうち、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記19に記載の伝送制御方法。
(付記21) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを参照することにより、該低下後の多値度における前記端部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする付記20に記載の伝送制御方法。
(付記22) 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
前記差分が第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記17に記載の伝送制御方法。
(付記23) 前記差分が前記第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部のうち、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記22に記載の伝送制御方法。
(付記24) 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを参照することにより、該増加後の多値度における前記中央部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする付記23に記載の伝送制御方法。
1,2 伝送装置
10 送信器
20 受信器
41 変調部
44 合成部
50 フィルタ部
59 信号品質算出部
60 偏り検出部
61 伝送特性制御部
101 光源
103a〜103d 位相変調器

Claims (10)

  1. 周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信する伝送装置において、
    前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、
    前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
    前記制御部は、前記差分が所定値より小さい場合、前記複数のサブキャリア信号の前記信号品質の平均値が増加するように、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
    前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
    前記制御部は、前記差分が第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 前記制御部は、前記差分が前記第1閾値より小さい場合、前記複数の変調部のうち、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
    前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該低下後の多値度における前記端部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記端部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を低下させる制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の伝送装置。
  6. 前記複数のサブキャリア信号は、複数の変調部によりそれぞれ変調されたものであり、
    前記検出部は、前記信号品質の偏りが検出されない場合、前記複数のサブキャリア信号のうち、前記周波数多重光信号の周波数帯域内の中央部及び端部の各サブキャリア信号の間の前記信号品質の差分を算出し、
    前記制御部は、前記差分が第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  7. 前記制御部は、前記差分が前記第2閾値より大きい場合、前記複数の変調部のうち、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の伝送装置。
  8. 前記変調の多値度ごとに、前記信号品質と前記複数のサブキャリア信号の伝送の可否を示す伝送可否情報とが対応付けられて記録されたテーブルを保持する保持部を、さらに有し、
    前記制御部は、前記テーブルを参照することにより、該増加後の多値度における前記中央部のサブキャリア信号の前記信号品質に対応する前記伝送可否情報を取得し、前記伝送可否情報が伝送可能を示す場合、前記中央部のサブキャリア信号に対応する変調部に対し変調の多値度を増加させる制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の伝送装置。
  9. 複数のサブキャリア信号が周波数多重された周波数多重光信号を送信する第1伝送装置と、
    前記周波数多重光信号を受信する第2伝送装置とを有し、
    前記第1伝送装置は、
    前記複数のサブキャリア信号をそれぞれ変調する複数の変調部と、
    前記複数の変調部によりそれぞれ変調された前記複数のサブキャリア信号を周波数多重する多重化部と、
    搬送光を出力する光源と、
    前記多重化部により周波数多重された前記複数のサブキャリア信号で前記光源の前記搬送光を光変調することにより前記多重光信号を生成する生成部とを有し、
    前記第2伝送装置は、
    前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出する複数の算出部と、
    前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行う制御部とを有することを特徴とする伝送システム。
  10. 周波数多重された複数のサブキャリア信号により搬送光を光変調することで生成された周波数多重光信号を受信し、
    前記周波数多重光信号から前記複数のサブキャリア信号を取得し、
    該取得された前記複数のサブキャリア信号の信号品質をそれぞれ算出し、
    前記複数のサブキャリア信号の間の前記信号品質の偏りを検出し、
    該検出された前記信号品質の偏りに応じ、前記搬送光の光源に対して前記搬送光の周波数の制御を行うことを特徴とする伝送制御方法。
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