JP2017135351A - 基板支持装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミックス溶射膜に欠陥が生じることの防止を図ることが可能な基板支持装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】静電チャック100は、導電性材料からなる基材10と、基材10に形成された被圧入穴11に圧入され、貫通孔21を有し、絶縁性材料からなる圧入体20と、被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜30とを備える。被圧入穴11は、開口端から連続的又は断続的に縮径しており、圧入体20は、被圧入穴11に圧入された際に被圧入穴11の縮径した周壁と圧接する基部20aと、基部20aより大径の拡径部20bを基端に有する。基材10の表面と圧入体20との基端面との段差は30μm以下である。被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間は、5μm以上60μm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハなどの対象物を支持する基板支持装置及びその製造方法に関する。
半導体ウエハのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置では、半導体ウエハを支持する基板支持装置として、支持面がセラミックス溶射膜からなる静電チャックが用いられることがある。
静電チャックには、ヘリウムガス、アルゴンガスなどのガスを流すために、ガス流路が設けられている。ガス流路内のアーキング(異常放電)を防止するために、ガス流路を絶縁させる必要がある。
そこで、特許文献1には、絶縁性を有し貫通孔が形成されたセラミックス多孔質体(圧入体)を、金属製の基材に形成した穴(被圧入穴)に圧入し、その後、基材及びセラミックス多孔質体の上面にセラミックス溶射膜を形成することが記載されている。
特許第5449750号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、セラミックス多孔質体を基材に形成した被圧入穴に圧入させているが、実際には、セラミックス多孔質体の先端部と被圧入穴の開口端との間に隙間が存在しなければ、圧入は非常に困難である。
しかし、このような隙間が存在すると、基材及びセラミックス多孔質体の上面にセラミックス溶射膜を形成した際に、クラック又は窪みなどの欠陥が生じ、吸着性能が劣化する。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、セラミックス溶射膜に欠陥が生じることの防止を図ることが可能な基板支持装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の基板支持装置は、導電性材料からなる基材と、前記基材に形成された被圧入穴に圧入され、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体と、前記被圧入穴に圧入された前記圧入体及び前記基材の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜とを備えた基板支持装置であって、前記被圧入穴は、開口端から連続的又は断続的に縮径しており、前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分と、前記部分より大径の部分を基端に有し、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差は30μm以下であり、前記被圧入穴の開口端と前記圧入体の基端との隙間は、5μm以上60μm以下であることを特徴とする。
本発明の基板支持装置によれば、基材に形成された被圧入穴は開口端から連続的又は断続的に縮径している。この縮径により、被圧入穴に圧入する際に圧入体がガイドされるので、傾斜して圧入できないなどの事態が防止され、圧入作業の容易化を図ることが可能となる。
そして、圧入体は、被圧入穴に圧入された際に被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分より大径の部分を基端に有する。そのため、このような大径の部分を圧入体が備えない場合と比較して、被圧入穴の開口端と圧入体の基端との隙間を小さくすることが可能となる。そのため、被圧入穴に圧入された圧入体及び基材の上面を覆うセラミックス溶射膜に、隙間への落ち込みによるクラック、窪みなどの欠陥が生じて、吸着性能などが劣化するおそれの低下を図ることが可能となる。
また、基材の表面と圧入体との基端面との段差が30μm以下である。これにより、後述する実施例から明らかなように、セラミックス溶射膜にクラック、窪みなどの欠陥が生じることの解消を図ることが可能となる。なお、段差は10μm以下であることが好ましい。
さらに、被圧入穴の開口端と圧入体の基端との隙間は、5μm以上60μm以下である。なお、この隙間は被圧入穴の開口端の直径と圧入体の基端の直径との差の1/2と定義する。
被圧入穴の開口端と圧入体の基端との隙間が5μm未満であると、被圧入穴に圧入する際に圧入体が良好にガイドされない。一方、被圧入穴の開口端と圧入体の基端との隙間が60μmを超えると、セラミックス溶射膜にクラック、窪みなどの欠陥が生じ、吸着性能などが劣化するおそれが生じる。
また、本発明の基板支持装置において、前記被圧入穴は、前記圧入体が前記圧入穴に圧入された際に圧接する前記周壁の部分よりも奥側に、当該部分よりも縮径した部分を有し、前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の周壁と圧接する部分より奥側に、前記被圧入穴の周壁との間に隙間を有する部分を有することが好ましい。
この場合、被圧入穴と圧入体とが当接する部分を減少して、圧入の容易化を図ることが可能となる。
本発明の基板支持装置の製造方法は、導電性材料からなる基材に開口端から連続的又は断続的に縮径するように形成され被圧入穴に、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体を圧入させて、前記圧入体を部分的に前記被圧入穴の縮径した周壁に圧接させ、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差を30μm以下にする工程と、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との上にセラミックス粉末を溶射してセラミックス溶射膜を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の基板支持装置の製造方法によれば、基材に形成された被圧入穴は開口端から連続的又は断続的に縮径している。この縮径により、被圧入穴に圧入する際に圧入体がガイドされるので、傾斜して圧入できないなどの事態が防止され、圧入作業が容易となる。
そして、圧入体は、被圧入穴に圧入された際に被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分より大径の部分を基端に有する。そのため、このような大径の部分を圧入体が備えない場合と比較して、被圧入穴の開口端と圧入体の基端との隙間を小さくすることが可能となる。そのため、被圧入穴に圧入された圧入体及び基材の上面を覆うセラミックス溶射膜に、隙間への落ち込みによるクラック、窪みなどの欠陥が生じて、吸着性能などが劣化するおそれの低下を図ることが可能となる。
また、基材の表面と圧入体との基端面との段差が30μm以下となるように圧入体を被圧入穴に圧入している。これにより、後述する実施例から明らかなように、セラミックス溶射膜にクラック、窪みなどの欠陥が生じることの解消を図ることが可能となる。
本発明の基板支持装置は、導電性材料からなる基材と、前記基材に形成された被圧入穴に圧入され、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体と、前記被圧入穴に圧入された前記圧入体及び前記基材の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜とを備えた基板支持装置であって、前記被圧入穴は、開口端から連続的又は断続的に縮径しており、前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分を有し、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差は30μm以下であることを特徴とする。
本発明の基板支持装置によれば、基材に形成された被圧入穴は開口端から連続的又は断続的に縮径している。この縮径により、被圧入穴に圧入する際に圧入体がガイドされるので、傾斜して圧入できないなどの事態が防止され、圧入作業の容易化を図ることが可能となる。
そして、基材の表面と圧入体との基端面との段差が30μm以下である。これにより、後述する実施例から明らかなように、セラミックス溶射膜にクラック、窪みなどの欠陥が生じることの解消を図ることが可能となる。なお、段差は10μm以下であることが好ましい。
本発明の実施形態に係る静電チャックの部分模式断面図。 被圧入穴を示す部分模式断面図。 圧入体を示す模式断面図 本発明の実施形態の変形例に係る静電チャックの部分模式断面図。
(静電チャックの構造)
まず、本発明の基板支持装置の実施形態に係る静電チャック100について図1乃至図3を参照して、説明する。
静電チャック100は、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置などにおいて半導体ウエハ等を固定するために使用される。図1には、静電チャック100のガス流路の部分が示されている。このようなガス流路は、静電チャック100に複数個形成されている。静電チャック100は、図示しないが、全体として略円盤形状に形成されている。
静電チャック100は、導電性材料からなる基材10と、基材10に形成された被圧入穴11に圧入され、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体20と、被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜30とを備えている。
基材10は、例えば、アルミニウム、モリブデン等の金属、又はアルミニウム、シリコンなどの金属と炭化珪素、酸化アルミニウムなどのセラミックスとの複合体から構成されている。基材10は、全体として略円盤状に形成されている。
基材10には、圧入体20が圧入される被圧入穴11が形成されている。被圧入穴11は、本実施形態では、基材10内に形成された図示しない中空構造の内腔と連通する穴である。ただし、被圧入穴11は、基材10の上面から下面まで貫通する貫通孔であってもよい。
被圧入穴11は、開口端から連続的又は断続的に縮径している。被圧入穴11は、本実施形態では、圧入体20の外周壁と密着する内周壁を有する被圧入穴部11aと、開口端に位置し、被圧入穴部11aの直径Daよりも僅かに大きな直径Dbを有する拡径穴部11bとを備えている。被圧入穴部11aの直径Daは、例えば、1mm以上12mm以下が好ましい。そして、被圧入穴部11aと拡径穴部11bの間には段差が形成されている。ただし、被圧入穴部11aと拡径穴部11bの間にはテーパ状などの壁面が形成されているものであってもよい。
被圧入穴11は、さらに、被圧入穴部11aより奥方(図1の下方)側に位置し、被圧入穴部11aの直径Daよりも小さな直径Dcを有する縮径穴部11cも備えている。これにより、被圧入穴11は、圧入体20が被圧入穴11に圧入された際に圧接する被圧入穴部11aよりも奥側に、当該被圧入穴部11aよりも縮径した部分である縮径穴部11cを有している。そして、被圧入穴部11aと縮径穴部11cの間にはテーパ状の壁面が形成されている。ただし、被圧入穴部11aと縮径穴部11cの間に段差が形成されているものであってもよい。縮径穴部11cは圧入体20の圧入深さ過大を防止する機能もあるが、被圧入穴11は縮径穴部11cを備えないものであってもよい。
圧入体20は、絶縁性材料からなり、基材10の被圧入穴11に圧入されるプラグである。圧入体20は、全体として、大略円柱形状であり、軸心を中心として軸心方向に貫通する貫通孔21が形成されている。また、圧入体20の先端面(図1の下方側の面)には凹部22が形成されている場合がある。貫通孔21と凹部22でガス流路のコンダクタンスを調整する機能がある。
圧入体20は、Al、SiO、ZrOもしくはY又はこれらの複合材などからなるセラミックス多孔質体から形成されることが好ましい。ただし、圧入体20は、Al、SiO、ZrOもしくはY又はこれらの複合材などからなるセラミックス緻密質体から形成されていてもよい。
例えば、Alからら圧入体20を形成する場合、Alの純度は99.5%以上であることが好ましく、99.9%以上であればさらに好ましい。純度が高いほど、半導体ウエハ等への汚染を防止することが可能となる。
そして、圧入体20は、被圧入穴11に圧入された際に被圧入穴部11aの周壁と圧接する部分である基部20aと、基部20aの直径daよりも大きな直径dbを有し、基端に位置する拡径部20bとを備えている。そして、基部20aと拡径部20bの間には段差が形成されている。ただし、基部20aと拡径部20bの間はテーパ状などに形成されているものであってもよい。ただし、被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との間に所定の隙間が形成されるのであれば、拡径部20bは省略してもよい。
被圧入穴部11aの直径Daと基部20aの直径daとは、基部20aが被圧入穴部11aに圧入された際に、締り嵌めとなるような寸法に設定されている。本実施形態では、基部20aが被圧入穴部11aの全体に亘って圧入されるのではなく、それぞれの一部において圧入されるように構成されている。
圧入体20は、さらに、基部20aの直径daよりも小さな直径dcを有し、先端側に位置する縮径部20cをも備えている。圧入体20は、被圧入穴11に圧入された際に被圧入穴部11aと圧接する基部20aより先端側に、縮径穴部11cとの間に隙間を有する部分である縮径部20cを有している。そして、基部20aと縮径部20cの間には段差が形成されている。ただし、基部20aと縮径部20cの間はテーパ状などに形成されているものであってもよい。
拡径穴部11bの直径Dbは、圧入体20が被圧入穴11に圧入された際に、基部20aと接触しないような隙間を有するように設定されている。例えば、拡径穴部11bの直径Dbは、被圧入穴部11aの直径よりも20μm以上大きいことが好ましいが、圧入体20の被圧入穴11への挿入ガイドの機能を奏するのであればこの限りではない。
拡径穴部11bの直径Dbは、圧入体20が被圧入穴11に圧入された際に、拡径部20bとも接触しないような隙間を有するように設定されている。そして、これにより、被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、例えば、5μm以上60μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であることがより好ましい。
縮径穴部11cの直径Dcと縮径部20cの直径dcとは、圧入体20が被圧入穴11に圧入される際に、圧入を妨げないような寸法に設定されている。縮径穴部11cと縮径部20cとの間の隙間は、数mm程度であってもよい。なお、圧入体20は縮径部20cを備えないものであってもよい。
被圧入穴11に圧入された圧入体20の基端面及び基材10の上面とは面一となっている。ただし、この部分には、30μm以下であれば、段差h(不図示)があってもよい。
セラミックス溶射膜30は、被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の面一の上面を覆っている。セラミックス溶射膜30は、Al、Y、ZrOなどのセラミックス粉末又はこれらを主成分とした複合物からなるセラミックス複合物粉末が溶射により形成されている。
セラミックス溶射膜30の厚みは、100μm以上1000μm以下であることが好ましい。セラミックス溶射膜30には、その上面から下面に亘り、圧入体20の貫通孔21に挿通する貫通孔31が形成されている。このセラミックス溶射膜30の貫通孔31と圧入体20の貫通孔21とで、ガス流路を形成する。このように、基材10に露出しないガス流路を確保することにより、ガス流路の絶縁性が確保され、アーキングの発生を防止することが可能となる。
(静電チャックの製造方法)
次に、本発明の基板支持装置に係る静電チャック100の製造方法について説明する。
まず、金属又は金属とセラミックスとの複合体から形成された略円盤状の基材10を用意する。この基材10には、研削加工及び研磨加工によって被圧入穴11を形成しておく。
また、セラミックス多孔質体又はセラミックス緻密質体からなる圧入体20を用意する。この圧入体20には、研削加工及び研磨加工によって形成されたものである。
そして、基材10の被圧入穴11に圧入体20を圧入させる。このとき、被圧入穴11の開口端は拡径穴部11bにより、圧入体20の基部20aがガイドされるので、圧入体20が傾斜して圧入できないなどの事態が防止され、圧入作業の容易化を図ることが可能となる。
被圧入穴11に圧入体20を圧入させる際、圧入体20の基端面より大きな平坦面を有するプレス装置を用いる。これにより、基材10の表面と圧入体20の基端面とを面一にすることが可能となる。ただし、圧入体20の極微小な弾性変形により、基材10の表面と圧入体20の基端面とを完全に面一にすることは困難である。そこで、これらの間の段差hを30μm以下にすればよい。
その後、被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の上面に、セラミックス粉末又はセラミックス複合物粉末を溶射して、セラミックス溶射膜30を形成する。
そして、セラミックス溶射膜30に、その上面から下面に亘り、圧入体20の貫通孔21に挿通する貫通孔31を研削加工により形成する。
本実施形態において、圧入体20は拡径部20bを基端に有する。そのため、このような拡径部20bを圧入体20が備えない場合と比較して、被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sを小さくすることが可能となる。そのため、被溶射時の隙間sへの落ち込みによって被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の上面を覆うセラミックス溶射膜30にクラック、窪みなどの欠陥が生じ、静電チャック100の吸着性能などが劣化するおそれの低下を図ることが可能となる。
また、基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは30μm以下であるので、後述する実施例から明らかなように、セラミックス溶射膜30にクラック、窪みなどの欠陥が生じることの解消を図ることが可能となる。
(静電チャックの構造の変形例)
本発明の基板支持装置は、上述した実施形態に係る静電チャック100に限定されない。
例えば、被圧入穴11又は圧入体20の角部は、丸みを帯びていても、面取りが施されていてもよい。また、被圧入穴11又は圧入体20のテーパは、直線的であっても曲線的であってもよい。
さらに、例えば図4に示すように、被圧入穴11が被圧入穴部11aと縮径穴部11cとの間に、被圧入穴部11aの直径Daよりも大きな直径Ddを有する拡径穴部11dを有するものであってもよい。このような拡径穴部11dが存在することにより、被圧入穴11と圧入体20との圧入深さが短くなり、圧入作業の容易化を図ることが可能となる。
また、被圧入穴部11aの直径Daと基部20aの直径daとは、基部20aが被圧入穴部11aに圧入された際に、中間嵌めとなるような寸法に設定してもよい。
(圧入体の製作)
圧入体20の原料粉末として、純度99.9%以上、平均粒径20μmのAlセラミックス粉末を用意した。そして、この原料粉末を成形型に入れて1600度で2時間、5MPaでホットプレス焼成して、気孔率23%、平均気孔穴径3μmのアルミナ多孔質体を得た。
別の圧入体20の原料粉末として、純度99.5%以上、平均粒径0.5μmのAlセラミックス粉末を用意した。そして、この原料粉末を成形型に入れて1600度で2時間、常圧焼成して、気孔率1%以下、平均気孔穴径1μm以下のアルミナ焼結体を得た。
そして、これらに研削加工及び研磨加工を施して、30個の圧入体20を形成した。圧入体20の軸心には直径0.5mmの貫通孔21を形成した。
(基材の製作)
基材10の素材1として、アルミニウム合金(A6061)からなり、直径300mm、厚み50mmの円盤状のものを用意した。そして、これに研削加工及び研磨加工を施して、30個の上下面を貫通した被圧入穴11を形成した。
基材10の別素材2として、ステンレス鋼(SUS304)からなり、直径300mm、厚み50mmの円盤状のものを用意した。そして、これに研削加工及び研磨加工を施して、30個の上下面を貫通した被圧入穴11を形成した。
(圧入)
プレス装置を用いて、圧入体20をそれぞれ被圧入穴11に圧入させた。
(溶射膜の製作)
セラミックス溶射膜30の原料粉末として、純度99.9%、平均粒径20μmのAlセラミックス粉末を用意した。そして、この原料粉末を、被圧入穴11に圧入された圧入体20及び基材10の上面に溶射して、厚さ250μmのセラミックス溶射膜30を形成した。そして、最後に、セラミックス溶射膜30に直径0.5mmの貫通孔31を形成した。
(溶射膜製作後の加工)
セラミックス溶射膜30の表面を研削加工、研磨加工により調整後、圧入体20に形成した貫通孔21の直上のセラミックス溶射膜30に直径0.5mmの穴を貫通させる加工を行って貫通孔31を形成し、セラミックス溶射膜30の表面と圧入体20の流路とを接続した。
(実施例1)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、各被圧入穴11は、被圧入穴部11aが直径Da3.9624mmで深さLa3.302mm、拡径穴部11bが直径Db4.248mmで深さLb1.778mm、縮径穴部11cが直径Dc3.505mmで深さLc15mmであった。被圧入穴部11aと拡径穴部11bとの間には段差を形成し、被圧入穴部11aと縮径穴部11cとの間には45度のテーパ面を形成した。
圧入体20は、アルミナ多孔質体からなり、基部20aが直径da3.988mmで長さla3.0mm、拡径部20bが直径db4.188mmで長さlb1.5mm、縮径部20cが直径dc3.0mmで長さlc8mmであった。基部20aと拡径部20bとの間及び基部20aと縮径部20cとの間にはそれぞれ段差を形成した。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、30μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大15μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例2)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、各被圧入穴11は、被圧入穴部11aが直径Da2.474mmで深さLa2.7mm、拡径穴部11bが直径Db2.550mmで深さLb0.9mm、縮径穴部11cが直径Dc2.350mmで深さLc10mmであった。
圧入体20は、、アルミナ多孔質体からなり基部20aが直径da2.489mmで長さla2.388mm、拡径部20bが直径db2.5146mmで長さlb0.660mm、縮径部20cが直径dc2.0mmで長さlc7.62mmであった。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、18μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大10μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例3)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、拡径穴部11bが直径Db2.634mmであること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、60μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大10μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例4)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、拡径穴部11bが直径Db2.614mmであること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、50μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大15μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例5)
圧入体20の素材がアルミナ焼結体であること以外は、実施例2と同じとした。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、18μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大10μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例6)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、拡径穴部11bが直径Db2.525mmであること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、5μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大5μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例7)
基材10は、ステンレス鋼(SUS304)であること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、18μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大30μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(実施例8)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、各被圧入穴11は、被圧入穴部11aが直径Da3.9624mmで深さLa3.302mm、拡径穴部11bが直径Db4.028mmで深さLb1.778mm、縮径穴部11cが直径Dc3.505mmで深さLc15mmであった。被圧入穴部11aと拡径穴部11bとの間には段差を形成し、被圧入穴部11aと縮径穴部11cとの間には45度のテーパ面を形成した。
圧入体20は、アルミナ多孔質体からなり、基部20aが直径da3.988mmで長さla3.0mm、拡径部20bは省略した。縮径部20cが直径dc3.0mmで長さlc8mmであった。基部20aと縮径部20cとの間にはそれぞれ段差を形成した。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、20μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大10μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラック、窪みなどの欠陥を発見することはできなかった。
(比較例1)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、拡径穴部11bが直径Db2.5246mmであること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、5μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大70μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラックが発生していた。
(比較例2)
基材10は、アルミニウム合金(A6061)からなり、拡径穴部11bが直径Db2.655mmであること以外は、実施例2と同じとした。圧入体20は、実施例2と同じものを用いた。
被圧入穴11の開口端と圧入体20の基端との隙間sは、70μmであった。
圧入後の基材10の表面と圧入体20との基端面との間の段差hは、最大30μmであった。
セラミックス溶射膜30の表面を目視で観察したところ、クラックが発生していた。
10…基材、 11…被圧入穴、 11a…被圧入穴部、 11b…拡径穴部、 11c…縮径穴部、 11d…拡径穴部、 20…圧入体、 20a…基部、 20b…拡径部、 20c…縮径部、、 21…貫通孔、 22…凹部、 30…セラミックス溶射膜、 31…貫通孔下側端子、 100…静電チャック(基板支持装置)、 s…隙間。

Claims (4)

  1. 導電性材料からなる基材と、前記基材に形成された被圧入穴に圧入され、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体と、前記被圧入穴に圧入された前記圧入体及び前記基材の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜とを備えた基板支持装置であって、
    前記被圧入穴は、開口端から連続的又は断続的に縮径しており、
    前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分と、前記部分より大径の部分を基端に有し、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差は30μm以下であり、
    前記被圧入穴の開口端と前記圧入体の基端との隙間は、5μm以上60μm以下であることを特徴とする基板支持装置。
  2. 前記被圧入穴は、前記圧入体が前記被圧入穴に圧入された際に圧接する前記周壁の部分よりも奥側に、当該部分よりも縮径した部分を有し、前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の周壁と圧接する部分より先端側に、前記被圧入穴の周壁との間に隙間を有する部分を有することを特徴とする請求項1に記載の基板支持装置。
  3. 導電性材料からなる基材に開口端から連続的又は断続的に縮径するように形成され被圧入穴に、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体を圧入させて、前記圧入体を部分的に前記被圧入穴の縮径した周壁に圧接させ、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差を30μm以下にする工程と、
    前記基材の表面と前記圧入体との基端面との上にセラミックス粉末を溶射してセラミックス溶射膜を形成する工程とを備えたことを特徴とする基板支持装置の製造方法。
  4. 導電性材料からなる基材と、前記基材に形成された被圧入穴に圧入され、貫通孔を有し、絶縁性材料からなる圧入体と、前記被圧入穴に圧入された前記圧入体及び前記基材の面一の上面を覆うセラミックス溶射膜とを備えた基板支持装置であって、
    前記被圧入穴は、開口端から連続的又は断続的に縮径しており、
    前記圧入体は、前記被圧入穴に圧入された際に前記被圧入穴の縮径した周壁と圧接する部分を有し、前記基材の表面と前記圧入体との基端面との段差は30μm以下であることを特徴とする基板支持装置。
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