JP2017135275A - 電子部品モジュール、回路モジュール、電子部品モジュールの製造方法及び回路モジュールの製造方法 - Google Patents

電子部品モジュール、回路モジュール、電子部品モジュールの製造方法及び回路モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることを抑制し得るとともに、簡素な構造を有する電子部品モジュールを提供する。【解決手段】電子部品モジュール1は、セラミック電子部品10と可撓性接続部材20とを備える。セラミック電子部品10は、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含む。可撓性接続部材20は、可撓性導電部分(20)を含む。可撓性導電部分(20)は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ第1の接合部材31によって接合される。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品モジュール、回路モジュール、電子部品モジュールの製造方法及び回路モジュールの製造方法に関する。
積層セラミックコンデンサのようなセラミック電子部品、及び、このセラミック電子部品が回路基板に実装された回路モジュールが知られている(特許文献1、特許文献2を参照)。
特許文献1には、積層セラミックコンデンサの一対の外部電極が、はんだによって、回路基板上の電極に接合された回路モジュールが記載されている。積層セラミックコンデンサの一対の外部電極を、はんだによって、回路基板上の電極に接合する時に、積層セラミックコンデンサを構成するセラミック素体及び回路基板に熱が加わる。また、回路モジュールの動作時にも、積層セラミックコンデンサを構成するセラミック素体及び回路基板に熱が加わる。積層セラミックコンデンサを構成するセラミック素体は、回路基板と異なる熱膨張係数を有する。回路基板への積層セラミックコンデンサのはんだ接合時及び回路モジュールの動作時の熱による応力が、セラミック素体に加わる。また、回路基板を切断する工程のような回路モジュールの製造工程において、回路基板が機械的応力を有することがある。この回路基板の機械的応力も、セラミック素体に加わり得る。これらの応力のために、セラミック素体にクラックが発生し得る。このクラックは、積層セラミックコンデンサの機能を喪失させ得る。
特許文献2には、積層セラミックコンデンサの一対の外部電極の各々に金属端子が接合されたセラミック電子部品が記載されている。そのため、特許文献2に記載されたセラミック電子部品は複雑な構造を有する。特許文献2に記載されたセラミック電子部品モジュールの製造コスト及び製造工程が増加する。
特開平8−162357号公報 特開平11−40460号公報
本発明の目的は、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることを抑制し得るとともに簡素な構造を有する電子部品モジュール及び回路モジュールを提供することである。
本発明の別の目的は、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることを抑制し得るとともに簡素な構造を有する電子部品モジュール及び回路モジュールを、低減された製造コスト及び低減された製造工程数で製造する方法を提供することである。
本発明の電子部品モジュールは、セラミック電子部品と、可撓性接続部材とを備える。セラミック電子部品は、セラミック素体と、第1の外部電極と、第2の外部電極とを含む。セラミック素体は、第1の面と、第1の面と異なる第2の面とを有する。第1の外部電極は、第1の面上に配置される。第2の外部電極は、第2の面上に配置される。可撓性接続部材は、可撓性導電部分を含む。可撓性導電部分は、第1の外部電極及び第2の外部電極のうち第2の外部電極にのみ第1の接合部材によって接合される。可撓性導電部分は、第2の外部電極に接合される第1の部分と、第1の部分から延在する第2の部分とを有する。
本発明の回路モジュールは、上記の電子部品モジュールと、回路基板とを備える。回路基板は、第1の端子と、第2の端子とを有する。第1の外部電極は、第2の接合部材によって、第1の端子に接合される。可撓性導電部分の第2の部分は、第3の接合部材によって、第2の端子に接合される。
本発明の電子部品モジュールの製造方法は、セラミック素体と、第1の外部電極と、第2の外部電極とを含むセラミック電子部品を準備することを備える。セラミック素体は、第1の面と、第1の面と異なる第2の面とを有する。第1の外部電極は、第1の面上に配置される。第2の外部電極は、第2の面上に配置される。本発明の電子部品モジュールの製造方法は、第1の外部電極及び第2の外部電極のうち第2の外部電極にのみ、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材を第1の接合部材によって接合することをさらに備える。可撓性導電部分は、第2の外部電極に接合される第1の部分と、第1の部分から延在する第2の部分とを有する。
本発明の回路モジュールの製造方法は、セラミック素体と、第1の外部電極と、第2の外部電極とを含むセラミック電子部品を準備することを備える。セラミック素体は、第1の面と、第1のと異なる第2の面とを有する。第1の外部電極は、第1の面上に配置される。第2の外部電極は、第2の面上に配置される。本発明の回路モジュールの製造方法は、第1の外部電極及び第2の外部電極のうち第2の外部電極にのみ、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材を第1の接合部材によって接合することをさらに備える。可撓性導電部分は、第2の外部電極に接合される第1の部分と、第1の部分から延在する第2の部分とを有する。本発明の回路モジュールの製造方法は、第2の接合部材によって第1の外部電極を回路基板の第1の端子に接合することと、第3の接合部材によって可撓性導電部分の第2の部分を回路基板の第2の端子に接合することとを備える。
本発明の電子部品モジュールでは、セラミック電子部品の第2の外部電極に接合される可撓性接続部材は可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材は、セラミック電子部品のセラミック素体に加わる応力を緩和することができる。本発明の電子部品モジュールによれば、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材は、第1の外部電極及び第2の外部電極のうち第2の外部電極にのみ接合される。可撓性接続部材は、セラミック電子部品の第1の外部電極上に存在しない。電子部品モジュールにおける可撓性接続部材の数を減少させることができる。そのため、本発明の電子部品モジュールは、簡素な構造を有する。
本発明の回路モジュールでは、セラミック電子部品の第2の外部電極及び回路基板の第2の端子に接合される可撓性接続部材は可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材は、セラミック電子部品のセラミック素体に加わる応力を緩和することができる。本発明の回路モジュールによれば、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性接続部材は、第1の外部電極と回路基板の第1の端子との間に存在しない。回路モジュールにおける可撓性接続部材の数を減少させることができる。そのため、本発明の回路モジュールは、簡素な構造を有する。
本発明の電子部品モジュールの製造方法において、セラミック電子部品の第2の外部電極に接合される可撓性接続部材は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材は、セラミック電子部品のセラミック素体に加わる応力を緩和することができる。本発明の電子部品モジュールの製造方法によれば、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることが抑制され得る。また、本発明の電子部品モジュールの製造方法は、第1の外部電極及び第2の外部電極のうち第2の外部電極にのみ、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材を第1の接合部材によって接合することを備える。可撓性接続部材は、第1の外部電極上に存在しない。電子部品モジュールにおける可撓性接続部材の数を減少させることができる。第1の外部電極に可撓性接続部材を接合する工程が省かれ得る。本発明の電子部品モジュールの製造方法によれば、簡素な構造を有する電子部品モジュールを、低減された製造コスト及び低減された製造工程数で製造することができる。
本発明の回路モジュールの製造方法において、セラミック電子部品の第2の外部電極に接合される可撓性接続部材は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材は、セラミック電子部品のセラミック素体に加わる応力を緩和することができる。本発明の回路モジュールの製造方法によれば、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性接続部材は、第1の外部電極と回路基板の第1の端子との間に存在しない。回路モジュールにおける可撓性接続部材の数を減少させることができる。第1の外部電極に可撓性接続部材を接合する工程が省かれ得る。本発明の回路モジュールの製造方法によれば、簡素な構造を有する回路モジュールを、低減された製造コスト及び低減された製造工程数で製造することができる。
本発明の実施の形態1に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子部品モジュールの製造方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る回路モジュールの製造方法の第1の例のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る回路モジュールの製造方法の第2の例のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る回路モジュールの製造方法の第4の例のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る回路モジュールの製造方法の第5の例のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態5に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態5に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態6に係る電子部品モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態6に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態7に係る回路モジュールの概略断面図である。 本発明の実施の形態8に係る回路モジュールの概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態の電子部品モジュール1は、セラミック電子部品10と、可撓性接続部材20とを備える。
セラミック電子部品10は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含む。セラミック電子部品10は、セラミック素体11内に、内部電極12をさらに含んでもよい。セラミック電子部品10は、積層コンデンサ、積層インダクタ、積層バリスタ、積層圧電素子、積層アクチュエータ、積層サーミスタ、積層コイル及び積層LCフィルタのいずれかであってもよい。本実施の形態では、セラミック電子部品10は、積層コンデンサである。
セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第2の面11bは、第1の面11aに対向する面であってもよい。セラミック素体11は、第3の面11cと、第3の面11cに対向する第4の面11dとをさらに有してもよい。第3の面11c及び第4の面11dの各々は、第1の面11aと第2の面11bとを接続してもよい。第3の面11c及び第4の面11dは、第1の内部電極層12a及び第2の内部電極層12bが延在する方向に実質的に平行であってもよい。第3の面11c及び第4の面11dは、第1の面11a及び第2の面11bよりも大きな面積を有してもよい。第1の面11aと第2の面11bとの間の距離は、第3の面11cと第4の面11dとの間の距離よりも大きくてもよい。セラミック素体11は、チタン酸バリウムなどから形成されてもよい。
第1の外部電極13は、セラミック素体11の第1の面11a上に配置される。第1の外部電極13は、3層構造を有してもよい。特定的には、第1の外部電極13は、第1の外部電極層13aと、第2の外部電極層13bと、第3の外部電極層13cとを含んでもよい。第1の外部電極層13aは、セラミック素体11の第1の面11aに直接接する。第1の外部電極層13aは、第2の外部電極層13bよりも、セラミック素体11に強固に密着する層であってもよい。第1の外部電極層13aは、内部電極12のうち第1の内部電極層12aとの電気的接続の信頼性を向上させてもよい。第1の外部電極層13aは、AgまたはAg−Pd合金から構成されてもよい。AgまたはAg−Pd合金などからなる金属粉末を含む導電性ペーストをセラミック素体11の第1の面11a上に塗布し、この導電性ペーストを焼結することによって、第1の外部電極層13aが形成されてもよい。第2の外部電極層13bは、第1の外部電極層13a上に配置される。はんだ等のような第2の接合部材32(図2を参照)に第1の外部電極層13aを構成する材料が食われることを、第2の外部電極層13bは防止してもよい。第2の外部電極層13bは、例えば、ニッケル(Ni)から構成されてもよい。第2の外部電極層13bは、めっき法により形成されてもよい。第3の外部電極層13cは、第2の外部電極層13b上に配置される。第3の外部電極層13cは、第2の外部電極層13bよりも良好なはんだ付け性を有してもよい。第3の外部電極層13cは、Sn、Sn−Pb合金、またはSn−3質量%Ag−0.5質量%Cu合金のようなSn−Ag−Cu合金から構成されてもよい。第3の外部電極層13cは、めっき法により形成されてもよい。
第2の外部電極14は、セラミック素体11の第2の面11b上に配置される。第2の外部電極14は、3層構造を有してもよい。特定的には、第2の外部電極14は、第4の外部電極層14aと、第5の外部電極層14bと、第6の外部電極層14cとを含んでもよい。第4の外部電極層14aは、セラミック素体11の第2の面11bに直接接する。第4の外部電極層14aは、第5の外部電極層14bよりも、セラミック素体11に強固に密着する層であってもよい。第4の外部電極層14aは、内部電極12のうち第2の内部電極層12bとの電気的接続の信頼性を向上させてもよい。第4の外部電極層14aは、AgまたはAg−Pd合金から構成されてもよい。AgまたはAg−Pd合金などからなる金属粉末を含む導電性ペーストをセラミック素体11の第2の面11b上に塗布し、この導電性ペーストを焼結することによって、第4の外部電極層14aが形成されてもよい。第5の外部電極層14bは、第4の外部電極層14a上に配置される。はんだ等のような第1の接合部材31に第4の外部電極層14aを構成する材料が食われることを、第5の外部電極層14bは防止してもよい。第5の外部電極層14bは、ニッケル(Ni)から構成されてもよい。第5の外部電極層14bは、めっき法により形成されてもよい。第6の外部電極層14cは、第5の外部電極層14b上に配置される。第6の外部電極層14cは、第5の外部電極層14bよりも良好なはんだ付け性を有してもよい。第6の外部電極層14cは、Sn、またはSn−Pb合金から構成されてもよい。第6の外部電極層14cは、めっき法により形成されてもよい。
内部電極12は、第1の内部電極層12aと、第2の内部電極層12bとを含んでもよい。第1の内部電極層12aは、第1の外部電極13に電気的に接続されるが、第2の外部電極14に電気的に接続されない。第2の内部電極層12bは、第2の外部電極14に電気的に接続されるが、第1の外部電極13に電気的に接続されない。第1の内部電極層12aは複数の層から構成されてもよい。第2の内部電極層12bは複数の層から構成されてもよい。第1の内部電極層12a及び第2の内部電極層12bは、セラミック素体11を挟んで交互に積層されてもよい。内部電極12は、Pd、Ag−Pd合金、Niなどの金属材料から形成されてもよい。
可撓性接続部材20は、可撓性導電部分(20)を含む。可撓性接続部材20は、可撓性導電部分(20)から構成されてもよい。可撓性接続部材20は、第1の接合部材31によって、第2の外部電極14に電気的及び機械的に接続される。可撓性導電部分(20)は、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合される第1の主面20aと、第1の主面20aと反対側の第2の主面20bとを有する。可撓性導電部分(20)は、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。可撓性導電部分(20)は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、第1の接合部材31によって接合される。特定的には、可撓性導電部分(20)の第1の部分21における第1の主面20aは、第1の接合部材31によって、第2の外部電極14の第6の外部電極層14cに接合される。可撓性導電部分(20)の第2の部分22には、第1の接合部材31は存在しない。可撓性接続部材20は、第1の外部電極13上に存在しない。第1の外部電極13の表面、すなわち第3の外部電極層13cの表面は露出している。
可撓性導電部分(20)は、金属材料で構成されてもよい。可撓性導電部分(20)は、銅、アルミニウム、ニッケル、すず、亜鉛、銀、金からなる群より選ばれる元素を50質量%以上含んでもよい。可撓性導電部分(20)は、Cu、Cu−Zn合金もしくはCu−Sn合金などのCu合金、または、SnもしくはNiによって表面処理されたアルミニウムもしくは鉄から構成されてもよい。可撓性導電部分(20)と第1の接合部材31との電気的接続の安定性を向上させるために、可撓性導電部分(20)の表面に、金、銀及びパラジウムなどで形成される貴金属層が施されてもよい。
第1の接合部材31は、鉛含有はんだ、鉛フリーはんだ、導電性接着剤、金、銀、銅及びニッケルのいずれかであってもよい。鉛含有はんだは、95質量%Pb−5質量%SnはんだのようなPb−Sn系はんだ、またはPb−In系はんだであってもよい。鉛フリーはんだは、Sn−3質量%Ag−0.5質量%CuはんだのようなSn−Ag−Cu系はんだ、Sn−Ag−Cu−Sb系はんだ、Sn−Sb系はんだ、Sn−Zn系はんだ、Sn−In系はんだ、またはSn−58質量%BiはんだのようなSn−Bi系はんだであってもよい。導電性接着剤は、銀もしくは銀合金からなる金属微粒子を含むエポキシ樹脂、または銅または銅合金からなる金属微粒子を含むフェノール樹脂であってもよい。金、銀、銅またはニッケルからなる第1の接合部材31は、金、銀、銅またはニッケルからなる金属ナノ粒子を含むペーストを例えば300℃以下の低温で焼結することによって形成されてもよい。
可撓性接続部材20は、屈曲部23をさらに有してもよい。可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部がセラミック電子部品10から離れる方向に延在するように、可撓性接続部材20は屈曲部23において屈曲されてもよい。可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部が第2の端子43の第5の主面43bに面するように、可撓性接続部材20は屈曲部23において屈曲されてもよい。可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部は、セラミック素体11の第2の面11bと交差する方向に延在してもよい。可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部は、セラミック素体11の第3の面11c、セラミック素体11の第4の面11d、第1の内部電極層12a及び第2の内部電極層12bの少なくとも1つと実質的に平行に延在してもよい。屈曲部23は、可撓性導電部分(20)の第2の部分22のうち、第1の部分21側の領域に位置してもよい。可撓性接続部材20は屈曲部23を有さず、第2の部分22は、第1の部分21から真っ直ぐ延在してもよい。
図2を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aは、電子部品モジュール1と、回路基板40とを備える。回路基板40は、基材41と、第1の端子42と、第2の端子43と配線(図示せず)とを有する。回路基板40はプリント配線板であってもよい。
基材41は、第3の主面41aを有する。第3の主面41aは、回路基板40の主面でもある。基材41は、ガラス繊維強化エポキシ樹脂、紙繊維強化フェノール樹脂、ガラス不織布強化エポキシ樹脂、BTレジンもしくはポリイミド樹脂などの樹脂、アルミニウム、アルミニウム合金、銅もしくは銅合金などの金属、または、アルミナ、窒化アルミニウムもしくは窒化シリコンなどのセラミックスから構成されてもよい。基材41は、リードフレームであってもよい。第1の端子42は、第3の主面41a上に配置されてもよい。第2の端子43は、第3の主面41a上に配置されてもよい。第1の端子42は、基材41と反対側に第4の主面42bを有する。第2の端子43は、基材41と反対側に第5の主面43bを有する。第1の端子42及び第2の端子43は、Cuで形成されてもよい。
第1の外部電極13は、第2の接合部材32によって、第1の端子42に接合される。特定的には、第1の外部電極13の第3の外部電極層13cは、第2の接合部材32によって、第1の端子42の第4の主面42bに電気的及び機械的に接続される。可撓性接続部材20は、第3の接合部材33によって、第2の端子43に接合される。特定的には、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aは、第3の接合部材33によって、第2の端子43の第5の主面43bに電気的及び機械的に接続される。第2の外部電極14は、可撓性導電部分(20)を介して、第2の端子43に電気的に接続される。可撓性導電部分(20)は、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの一方の端部において、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合されてもよい。可撓性導電部分(20)は、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの他方の端部において、第3の接合部材33によって第2の端子43の第5の主面43bに接合されてもよい。
第2の接合部材32及び第3の接合部材33は、鉛含有はんだ、鉛フリーはんだ、導電性接着剤、金、銀、銅及びニッケルのいずれかであってもよい。鉛含有はんだは、95質量%Pb−5質量%SnはんだのようなPb−Sn系はんだ、または、Pb−In系はんだであってもよい。鉛フリーはんだは、Sn−3質量%Ag−0.5質量%CuはんだのようなSn−Ag−Cu系はんだ、Sn−Ag−Cu−Sb系はんだ、Sn−Sb系はんだ、Sn−Zn系はんだ、Sn−In系はんだ、またはSn−58質量%BiはんだのようなSn−Bi系はんだであってもよい。導電性接着剤は、銀もしくは銀合金からなる金属微粒子を含むエポキシ樹脂、または銅または銅合金からなる金属微粒子を含むフェノール樹脂であってもよい。金、銀、銅またはニッケルからなる第2の接合部材32及び第3の接合部材33は、金、銀、銅またはニッケルからなる金属ナノ粒子を含むペーストを例えば300℃以下の低温で焼結することによって形成されてもよい。第2の接合部材32及び第3の接合部材33は、第1の接合部材31と異なる材料から構成されてもよい。第3の接合部材33は、第2の接合部材32と同じ材料で構成されてもよい。第1の接合部材31は、第3の接合部材33よりも高い融点を有してもよい。第1の接合部材31は、第3の接合部材33よりも低い融点を有してもよい。第1の接合部材31は、第3の接合部材33から離れてもよい。
図3を参照して、本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法を説明する。本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含むセラミック電子部品10を準備する工程(S10)を備える。セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第1の外部電極13は、第1の面11a上に配置されている。第2の外部電極14は、第2の面11b上に配置されている。本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)をさらに備える。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。可撓性接続部材20は、屈曲部23をさらに有してもよい。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法を説明する。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法では、第1の接合部材31、第2の接合部材32及び第3の接合部材33の中でより高い融点を有する接合部材が、より早く固まってもよい。そのため、セラミック電子部品10、可撓性接続部材20、第1の端子42及び第2の端子43の相対的な位置がずれることを防止することができる。セラミック電子部品10、可撓性接続部材20、第1の端子42及び第2の端子43の機械的及び電気的接続を確保することができる。
図4を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例は、図3と同様の製造方法によって製造された電子部品モジュール1を準備する工程(S10及びS11)を備える。具体的には、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含むセラミック電子部品10を準備する工程(S10)を備える。セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第1の外部電極13は、第1の面11a上に配置されている。第2の外部電極14は、第2の面11b上に配置されている。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)をさらに備える。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。第2の外部電極14及び可撓性導電部分(20)の第1の部分21の少なくとも1つに、はんだ鏝の鏝先の溶融はんだを接触させて、第2の外部電極14及び可撓性導電部分(20)の第1の部分21の少なくとも1つに、第1の接合部材31が供給されてもよい。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例は、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)をさらに備える。可撓性接続部材20は、屈曲部23をさらに有してもよい。第2の端子43及び可撓性導電部分(20)の第2の部分22の少なくとも1つに、はんだ鏝の鏝先の溶融はんだを接触させて、第2の端子43及び可撓性導電部分(20)の第2の部分22の少なくとも1つに、第3の接合部材33が供給されてもよい。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例は、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)をさらに備える。第1の端子42及び第1の外部電極13の少なくとも1つに、はんだ鏝の鏝先の溶融はんだを接触させて、第1の端子42及び第1の外部電極13の少なくとも1つに、第2の接合部材32が設けられてもよい。第3の接合部材33は、第2の接合部材32よりも高い融点を有してもよい。第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)において、可撓性接続部材20と回路基板40の第2の端子43との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、可撓性接続部材20の可撓性導電部分(20)と回路基板40の第2の端子43との機械的及び電気的接続を確保することができる。
図5を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第2の例では、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)は、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)の前に行われてもよい。第2の接合部材32は、第3の接合部材33よりも高い融点を有してもよい。第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)において、セラミック電子部品10の第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、セラミック電子部品10の第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との機械的及び電気的接続を確保することができる。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第3の例では、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)は、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)と一緒に行われてもよい。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第1の例から第3の例では、第1の接合部材31が第2の接合部材32及び第3の接合部材33よりも高い融点を有することが好ましい。第1の接合部材31は、第2の接合部材32及び第3の接合部材33よりも高い融点を有するため、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)と第3の接合部材33によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)とにおいて、セラミック電子部品10の第2の外部電極14と可撓性接続部材20との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、セラミック電子部品10の第2の外部電極14と可撓性接続部材20との機械的及び電気的接続を確保することができる。
図6及び図7を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例から第6の例では、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)が、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)及び第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)の前に行われてもよい。
図6を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例を説明する。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含むセラミック電子部品10を準備する工程(S10)を備える。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例は、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合する工程(S12)をさらに備える。可撓性接続部材20は、屈曲部23をさらに有してもよい。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)をさらに備える。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例は、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)をさらに備える。
第1の接合部材31は、第2の接合部材32よりも高い融点を有してもよい。第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)において、セラミック電子部品10の第2の外部電極14と可撓性接続部材20との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、セラミック電子部品10の第2の外部電極14と可撓性接続部材20との機械的及び電気的接続を確保することができる。
図7を参照して、本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第5の例では、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)は、第2の外部電極14に可撓性接続部材20の可撓性導電部分(20)の第1の部分21を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)の前に行われてもよい。第2の接合部材32は、第1の接合部材31よりも高い融点を有してもよい。第2の外部電極14に可撓性接続部材20の可撓性導電部分(20)の第1の部分21を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)において、セラミック電子部品10の第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、セラミック電子部品10の第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との機械的及び電気的接続を確保することができる。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第6の例では、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)は、第2の外部電極14に可撓性接続部材20の可撓性導電部分(20)の第1の部分21を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)と一緒に行われてもよい。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法の第4の例から第6の例では、第3の接合部材33が第1の接合部材31及び第2の接合部材32よりも高い融点を有することが好ましい。第3の接合部材33は、第1の接合部材31及び第2の接合部材32よりも高い融点を有するため、第2の外部電極14に可撓性接続部材20の可撓性導電部分(20)の第1の部分21を第1の接合部材31によって接合する工程(S11)と第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合する工程(S13)とにおいて、可撓性接続部材20と回路基板40の第2の端子43との相対的な位置がずれることを防止することができる。その結果、可撓性接続部材20と回路基板40の第2の端子43との機械的及び電気的接続を確保することができる。
本実施の形態の電子部品モジュール1、回路モジュール1a、電子部品モジュール1の製造方法及び回路モジュール1aの製造方法の効果を説明する。
本実施の形態の電子部品モジュール1は、セラミック電子部品10と、可撓性接続部材20とを備える。セラミック電子部品10は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含む。セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第1の外部電極13は、第1の面11a上に配置される。第2の外部電極14は、第2の面11b上に配置される。可撓性接続部材20は、可撓性導電部分(20)を含む。可撓性導電部分(20)は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ第1の接合部材31によって接合される。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。
本実施の形態の電子部品モジュール1では、セラミック電子部品10の第2の外部電極14に接合される可撓性接続部材20は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を緩和することができる。可撓性接続部材20によって緩和される応力として、回路基板40へのセラミック電子部品10のはんだ接合時にセラミック素体11に加わる熱応力と、セラミック電子部品10の動作時にセラミック素体11に加わる熱応力と、回路基板が有する機械的応力に起因してセラミック素体11に加わる機械的応力とが例示され得る。本実施の形態の電子部品モジュール1によれば、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ第1の接合部材31によって接合される。可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10の第1の外部電極13上に存在しない。電子部品モジュール1における可撓性接続部材20の数を減少させることができる。そのため、本実施の形態の電子部品モジュール1は、簡素な構造を有する。
本実施の形態の電子部品モジュール1では、可撓性接続部材20は屈曲部23を有してもよい。可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20が屈曲部23において屈曲されているため、屈曲部23における可撓性接続部材20の剛性が低下する。そのため、屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。また、可撓性接続部材20は屈曲部23を有するため、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部が、回路基板40の第2の端子43の第5の主面43bに面し得る。そのため、可撓性導電部分(20)は、回路基板40の第2の端子43と大きな面積で強固に接合され得る。
本実施の形態の回路モジュール1aは、電子部品モジュール1と、回路基板40とを備える。回路基板40は、第1の端子42と、第2の端子43とを有する。第1の外部電極13は、第2の接合部材32によって、第1の端子42に接合される。可撓性導電部分(20)の第2の部分22は、第3の接合部材33によって、第2の端子43に接合される。
本実施の形態の回路モジュール1aでは、セラミック電子部品10の第2の外部電極14及び回路基板40の第2の端子43に接合される可撓性接続部材20は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を緩和することができる。可撓性接続部材20によって緩和される応力として、回路基板40へのセラミック電子部品10のはんだ接合時にセラミック素体11に加わる熱応力と、セラミック電子部品10の動作時にセラミック素体11に加わる熱応力と、回路基板が有する機械的応力に起因してセラミック素体11に加わる機械的応力とが例示され得る。本実施の形態の回路モジュール1aによれば、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20は、第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との間に存在しない。回路モジュール1aにおける可撓性接続部材20の数を減少させることができる。そのため、本実施の形態の回路モジュール1aは、簡素な構造を有する。
本実施の形態の回路モジュール1aでは、可撓性接続部材20は屈曲部23を有してもよい。可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20が屈曲部23において屈曲されているため、屈曲部23における可撓性接続部材20の剛性が低下する。そのため、屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。また、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20が屈曲部23において屈曲されているため、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部は、第2の端子43の第5の主面43bに面し得る。そのため、可撓性導電部分(20)は、回路基板40の第2の端子43と大きな面積で強固に接合され得る。
本実施の形態の回路モジュール1aでは、第1の接合部材31は、第3の接合部材33から離れてもよい。第1の接合部材31は第3の接合部材33から離れているため、第1の接合部材31は第3の接合部材33と混ざり合わない。そのため、第1の接合部材31が第3の接合部材33と混ざり合うことによって第1の接合部材31及び第3の接合部材33の熱的及び機械的特性が変化することを、本実施の形態の回路モジュール1aは防止することができる。また、第1の接合部材31は第3の接合部材33から離れているため、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの全てが第1の接合部材31及び第3の接合部材33によって覆われることはない。可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの全てが第1の接合部材31及び第3の接合部材33によって覆われることにより可撓性接続部材20の可撓性が失われることを、本実施の形態の回路モジュール1aは防ぐことができる。そのため、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることがさらに抑制され得る。
本実施の形態の回路モジュール1aでは、第1の接合部材31、第2の接合部材32及び第3の接合部材33は、鉛含有はんだ、鉛フリーはんだ、導電性接着剤、金、銀、銅及びニッケルのいずれかであってもよい。Sn−Ag−Cu系はんだ、Sn−Ag−Cu−Sb系はんだまたはSn−Sb系はんだのような鉛フリーはんだは、Pb−Sn系はんだまたはPb−In系はんだのような鉛含有はんだよりも、クリープ変形しにくい。第2の接合部材32及び第3の接合部材33として、クリープ変形しにくい鉛フリーはんだが用いられる場合には、第2の接合部材32及び第3の接合部材33によってセラミック素体11に加わる応力を緩和することは難しい。これに対し、本実施の形態の回路モジュール1aでは、可撓性接続部材20は可撓性を有する。そのため、たとえ、第2の接合部材32及び第3の接合部材33としてクリープ変形しにくい鉛フリーはんだが用いられても、可撓性接続部材20は、セラミック素体11に加わる応力を緩和して、セラミック素体11にクラックが生じることが抑制され得る。
本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含むセラミック電子部品10を準備することを備える。セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第1の外部電極13は、第1の面11a上に配置される。第2の外部電極14は、第2の面11b上に配置される。本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合することをさらに備える。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。
本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法において、セラミック電子部品10の第2の外部電極14に接合される可撓性接続部材20は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を緩和することができる。本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法によれば、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることが抑制され得る。また、本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合することを備える。可撓性接続部材20は、第1の外部電極13上に存在しない。電子部品モジュール1における可撓性接続部材20の数を減少させることができる。第1の外部電極13に可撓性接続部材20を接合する工程が省かれ得る。本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法によれば、簡素な構造を有する電子部品モジュール1を、低減された製造コスト及び低減された製造工程数で製造することができる。
本実施の形態の電子部品モジュール1の製造方法において、可撓性接続部材20は屈曲部23を有してもよい。可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20が屈曲部23において屈曲されているため、屈曲部23における可撓性接続部材20の剛性が低下する。そのため、屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。また、可撓性接続部材20は屈曲部23を有するため、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部が、回路基板40の第2の端子43の第5の主面43bに面し得る。そのため、可撓性導電部分(20)は、回路基板40の第2の端子43と大きな面積で強固に接合され得る。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法は、セラミック素体11と、第1の外部電極13と、第2の外部電極14とを含むセラミック電子部品10を準備することを備える。セラミック素体11は、第1の面11aと、第1の面11aと異なる第2の面11bとを有する。第1の外部電極13は、第1の面11a上に配置される。第2の外部電極14は、第2の面11b上に配置される。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法は、第1の外部電極13及び第2の外部電極14のうち第2の外部電極14にのみ、可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20を第1の接合部材31によって接合することをさらに備える。可撓性導電部分(20)は、第2の外部電極14に接合される第1の部分21と、第1の部分21から延在する第2の部分22とを有する。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法は、第2の接合部材32によって第1の外部電極13を回路基板40の第1の端子42に接合することと、第3の接合部材33によって可撓性導電部分(20)の第2の部分22を回路基板40の第2の端子43に接合することとを備える。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法において、セラミック電子部品10の第2の外部電極14及び回路基板40の第2の端子43に接合される可撓性接続部材20は、可撓性を有する。そのため、可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を緩和することができる。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法によれば、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることが抑制され得る。また、可撓性接続部材20は、第1の外部電極13と回路基板40の第1の端子42との間に存在しない。回路モジュール1aにおける可撓性接続部材20の数を減少させることができる。第1の外部電極13に可撓性接続部材20を接合する工程が省かれ得る。本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法によれば、簡素な構造を有する回路モジュール1aを、低減された製造コスト及び低減された製造工程数で製造することができる。
本実施の形態の回路モジュール1aの製造方法において、可撓性接続部材20は屈曲部23を有してもよい。可撓性導電部分(20)を含む可撓性接続部材20が屈曲部23において屈曲されているため、屈曲部23における可撓性接続部材20の剛性が低下する。そのため、屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。屈曲された可撓性接続部材20は、セラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。また、可撓性接続部材20は屈曲部23を有するため、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部が、回路基板40の第2の端子43の第5の主面43bに面し得る。そのため、可撓性導電部分(20)は、回路基板40の第2の端子43と大きな面積で強固に接合され得る。
(実施の形態2)
図8を参照して、実施の形態2に係る電子部品モジュール2を説明する。図9を参照して、実施の形態2に係る回路モジュール2aを説明する。本実施の形態の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aは、基本的には、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aにおいて、可撓性接続部材20は、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20a上に、セラミック電子部品10側に突出する凸部24をさらに含んでもよい。第1の接合部材31は、凸部24によって、第3の接合部材33から分離されてもよい。凸部24は、第1の接合部材31を堰き止めて、第1の接合部材31が第3の接合部材33と混ざり合うことを防止することができる。凸部24は、導電性を有してもよいし、絶縁性を有してもよい。凸部24は、エポキシ樹脂またはソルダーレジストのような樹脂から構成されてもよい。凸部24は可撓性を有してもよい。
本実施の形態の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aの効果を説明する。本実施の形態の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aは、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aの効果に加えて、以下の効果を有する。
本実施の形態の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aにおいて、凸部24は第1の接合部材31から第3の接合部材33を分離する。そのため、凸部24は、第1の接合部材31が第3の接合部材33と混ざり合って第1の接合部材31及び第3の接合部材33の熱的及び機械的特性が変化することを、凸部24は確実に防止することができる。また、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの全てが第1の接合部材31及び第3の接合部材33によって覆われることにより可撓性接続部材20の可撓性が失われることを、凸部24は防止することができる。そのため、凸部24は、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを確実に抑制することができる。
(実施の形態3)
図10を参照して、実施の形態3に係る電子部品モジュール3を説明する。図11を参照して、実施の形態3に係る回路モジュール3aを説明する。本実施の形態の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aは、基本的には、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態では、可撓性接続部材50は、可撓性導電部分51と、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52とを含む。そのため、本実施の形態における可撓性接続部材50は、実施の形態1における可撓性接続部材20と同様の機械的強度を有しつつ、実施の形態1における可撓性接続部材20よりもさらに大きな可撓性を有する。本実施の形態における可撓性導電部分51は、実施の形態1における可撓性導電部分(20)よりも薄くてもよい。可撓性樹脂部分52は、可撓性導電部分51よりも大きな可撓性を有してもよい。可撓性樹脂部分52は、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びシリコンゴムのいずれかで構成されてもよい。
可撓性導電部分51は、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合される第1の主面51aと、第1の主面51aと反対側の第2の主面52bとを有する。本実施の形態の可撓性導電部分51は、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合される第1の部分53と、第1の部分53から延在する第2の部分54とを有する。可撓性導電部分51の第1の部分53における第1の主面51aは、第1の接合部材31によって、第2の外部電極14の第6の外部電極層14cに接合される。本実施の形態における第1の部分53は、実施の形態1の第1の部分21と同様の構成を備え、同様の機能を有する。本実施の形態における第2の部分54は、実施の形態1の第2の部分22と同様の構成を備え、同様の機能を有する。可撓性接続部材50は、屈曲部55をさらに有してもよい。本実施の形態における屈曲部55は、実施の形態1の屈曲部23と同様の構成を備え、同様の機能を有する。
本実施の形態の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aの効果を説明する。本実施の形態の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aは、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aの効果に加えて、以下の効果を有する。
可撓性接続部材50は、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52を含む。本実施の形態における可撓性接続部材50は、実施の形態1における可撓性接続部材20よりもさらに大きな可撓性を有する。そのため、屈曲された可撓性接続部材50は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。可撓性接続部材50は、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。
(実施の形態4)
図12を参照して、実施の形態4に係る電子部品モジュール4を説明する。図13を参照して、実施の形態4に係る回路モジュール4aを説明する。本実施の形態の電子部品モジュール4及び回路モジュール4aは、基本的には、実施の形態3の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子部品モジュール4及び回路モジュール4aは、実施の形態3の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aにおいて、実施の形態2の凸部24をさらに備える。具体的には、本実施の形態の電子部品モジュール4及び回路モジュール4aにおいて、可撓性接続部材50は、可撓性導電部分51の第2の部分54における第1の主面51a上に、セラミック電子部品10側に突出する凸部24をさらに含んでもよい。本実施の形態の電子部品モジュール4及び回路モジュール4aは、実施の形態2の電子部品モジュール2及び回路モジュール2aの効果と、実施の形態3の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aの効果とを有する。
(実施の形態5)
図14を参照して、実施の形態5に係る電子部品モジュール5を説明する。図15を参照して、実施の形態5に係る回路モジュール5aを説明する。本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aは、基本的には、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aでは、第1の主面20aが第2の主面20bよりも外側に配置されるように、可撓性接続部材20は折り返されている。可撓性接続部材20は、複数の屈曲部23を有する。可撓性導電部分(20)の第2の部分22は、セラミック電子部品10から離れる方向に延在する部分と、第1の部分21からセラミック電子部品10と反対側に離れてセラミック素体11の第2の面11bに沿って延在する部分と、セラミック電子部品10に向かう方向に延在する部分とを含んでもよい。セラミック電子部品10から離れる方向に延在する部分と、第1の部分21との間に、屈曲部23が配置されてもよい。セラミック電子部品10から離れる方向に延在する部分と、第1の部分21からセラミック電子部品10と反対側に離れてセラミック素体11の第2の面11bに沿って延在する部分との間に、屈曲部23が配置されてもよい。第1の部分21からセラミック電子部品10と反対側に離れてセラミック素体11の第2の面11bに沿って延在する部分と、セラミック電子部品10に向かう方向に延在する部分との間に、屈曲部23が配置されてもよい。第1の部分21は、第2の部分22におけるセラミック電子部品10に向かう方向に延在する部分から離れている。
本実施の形態の回路モジュール5aでは、可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aの少なくとも一部が第2の端子43の第5の主面43bに面してもよい。特定的には、セラミック電子部品10に向かう方向に延在する部分における可撓性導電部分(20)の第1の主面20aが第2の端子43の第5の主面43bに面してもよい。可撓性導電部分(20)の第2の部分22における第1の主面20aは、第3の接合部材33によって、第2の端子43の第5の主面43bに接合される。可撓性導電部分(20)は、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの一方の端部において、第1の接合部材31によって第2の外部電極14に接合されている。可撓性導電部分(20)は、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの他方の端部において、第3の接合部材33によって第2の端子43に接合されてもよい。セラミック電子部品10に向かう方向に延在する部分は、第2の端子43に接合される可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの他方の端部を含んでもよい。可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの一方の端部は、可撓性導電部分(20)の第1の主面20aの他方の端部から離れている。
本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aの効果を説明する。本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aは、実施の形態1の電子部品モジュール1及び回路モジュール1aの効果に加えて、以下の効果を有する。
本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aでは、可撓性接続部材20は、第1の主面20aが第2の主面20bよりも外側に配置されるように折り返されている。本実施の形態の可撓性接続部材20は、実施の形態1における可撓性接続部材20よりも長い。可撓性接続部材20が長いほど、可撓性接続部材20はより大きく撓み得る。そのため、本実施の形態の可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aは、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制することができる。
本実施の形態の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aでは、可撓性接続部材20は、第1の主面20aが第2の主面20bよりも外側に配置されるように折り返されている。そのため、第1の接合部材31が第3の接合部材33と混ざり合って第1の接合部材31及び第3の接合部材33の熱的及び機械的特性が変化することが、確実に防止され得る。
(実施の形態6)
図16を参照して、実施の形態6に係る電子部品モジュール6を説明する。図17を参照して、実施の形態6に係る回路モジュール6aを説明する。本実施の形態の電子部品モジュール6及び回路モジュール6aは、基本的には、実施の形態5の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。本実施の形態の可撓性接続部材50は、実施の形態3の可撓性接続部材50と同様に、可撓性導電部分51と、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52とを含む。
本実施の形態の電子部品モジュール6及び回路モジュール6aは、実施の形態5の電子部品モジュール5及び回路モジュール5aの効果と、実施の形態3の電子部品モジュール3及び回路モジュール3aの効果とを有する。例えば、本実施の形態の可撓性接続部材50は、第1の主面20aが第2の主面20bよりも外側に配置されるように折り返されている。本実施の形態の可撓性接続部材50は、実施の形態1における可撓性接続部材20よりも長い。さらに、本実施の形態における可撓性接続部材50は、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52を含む。そのため、本実施の形態における可撓性接続部材50は、実施の形態1における可撓性接続部材20よりもさらに大きな可撓性を有する。本実施の形態における可撓性接続部材50は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。本実施の形態の電子部品モジュール6及び回路モジュール6aは、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。
(実施の形態7)
図18を参照して、実施の形態7に係る回路モジュール7aを説明する。本実施の形態の回路モジュール7aは、基本的には、実施の形態1の回路モジュール1aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の回路モジュール7aでは、第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とは、第1の端子42が配置される回路基板40の第3の主面41aに交差する方向に沿って配置されている。特定的には、第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とは、第1の端子42が配置される回路基板40の第3の主面41aに垂直な方向に沿って配置されてもよい。
本実施の形態の回路モジュール7aの効果を説明する。本実施の形態の回路モジュール7aは、実施の形態1の回路モジュール1aの効果に加えて、以下の効果を有する。本実施の形態の回路モジュール7aでは、第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とは、第1の端子42が配置される回路基板40の第3の主面41aに交差する方向に沿って配置されている。セラミック素体11の第1の面11aと第2の面11bとの間の距離は、セラミック素体11の第3の面11cと第4の面11dとの間の距離よりも大きい。第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とがそれぞれ回路基板40の第3の主面41aに平行に配置される回路モジュールに比べて、本実施の形態の回路モジュール7aは、より長い可撓性接続部材20を備える。可撓性接続部材20が長いほど、可撓性接続部材20はより大きく撓み得る。そのため、本実施の形態の可撓性接続部材20は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。本実施の形態の回路モジュール7aは、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制することができる。
(実施の形態8)
図19を参照して、実施の形態8に係る回路モジュール8aを説明する。本実施の形態の回路モジュール8aは、基本的には、実施の形態7の回路モジュール7aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。本実施の形態の可撓性接続部材50は、実施の形態3の可撓性接続部材50と同様に、可撓性導電部分51と、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52とを含む。
本実施の形態の回路モジュール8aは、実施の形態7の回路モジュール7aの効果と、実施の形態3の回路モジュール3aの効果とを有する。例えば、本実施の形態の回路モジュール8aでは、第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とは、第1の端子42が配置される回路基板40の第3の主面41aに交差する方向に沿って配置されている。第1の外部電極13と第2の外部電極14と第1の端子42とがそれぞれ回路基板40の第3の主面41aに平行に配置される回路モジュールに比べて、本実施の形態の回路モジュール8aは、より長い可撓性接続部材50を備える。さらに、本実施の形態における可撓性接続部材50は、可撓性導電部分51に積層された可撓性樹脂部分52とを含む。そのため、本実施の形態における可撓性接続部材50は、実施の形態1における可撓性接続部材20よりもさらに大きな可撓性を有する。本実施の形態における可撓性接続部材50が長いことと大きな可撓性を有することとにより、可撓性接続部材50は、セラミック電子部品10のセラミック素体11に加わる応力を一層緩和することができる。本実施の形態の回路モジュール8aは、セラミック電子部品10のセラミック素体11にクラックが生じることを一層抑制し得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態1から実施の形態8の少なくとも2つを組み合わせてもよい。例えば、実施の形態7の可撓性接続部材20に、実施の形態2の凸部24を配置してもよい。実施の形態8の可撓性接続部材50に、実施の形態4の凸部24を配置してもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1,2,3,4,5,6 電子部品モジュール、1a,2a,3a,4a,5a,6a,7a,8a 回路モジュール、10 セラミック電子部品、11 セラミック素体、11a 第1の面、11b 第2の面、11c 第3の面、11d 第4の面、12 内部電極、12a 第1の内部電極層、12b 第2の内部電極層、13 第1の外部電極、13a 第1の外部電極層、13b 第2の外部電極層、13c 第3の外部電極層、14 第2の外部電極、14a 第4の外部電極層、14b 第5の外部電極層、14c 第6の外部電極層、20,50 可撓性接続部材、20a,51a 第1の主面、20b,51b 第2の主面、21,53 第1の部分、22,54 第2の部分、23,55 屈曲部、24 凸部、31 第1の接合部材、32 第2の接合部材、33 第3の接合部材、40 回路基板、41 基材、 41a 第3の主面、42 第1の端子、42b 第4の主面、43 第2の端子、43b 第5の主面、51 可撓性導電部分、52 可撓性樹脂部分。

Claims (17)

  1. 第1の面と、前記第1の面と異なる第2の面とを有するセラミック素体と、前記第1の面上の第1の外部電極と、前記第2の面上の第2の外部電極とを含むセラミック電子部品と、
    可撓性導電部分を含む可撓性接続部材とを備え、
    前記可撓性導電部分は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のうち前記第2の外部電極にのみ第1の接合部材によって接合され、
    前記可撓性導電部分は、前記第2の外部電極に接合される第1の部分と、前記第1の部分から延在する第2の部分とを有する、電子部品モジュール。
  2. 前記可撓性接続部材は屈曲部を有する、請求項1に記載の電子部品モジュール。
  3. 前記可撓性導電部分は、前記第1の接合部材によって前記第2の外部電極に接合される第1の主面と、前記第1の主面と反対側の第2の主面とを有し、
    前記可撓性接続部材は、前記第1の主面が前記第2の主面よりも外側に配置されるように折り返されている、請求項1または請求項2に記載の電子部品モジュール。
  4. 前記可撓性導電部分は、金属材料で構成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子部品モジュール。
  5. 前記可撓性導電部分は、銅、アルミニウム、ニッケル、すず、亜鉛、銀、金からなる群より選ばれる元素を50質量%以上含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子部品モジュール。
  6. 前記可撓性接続部材は、前記可撓性導電部分に積層された可撓性樹脂部分をさらに含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子部品モジュール。
  7. 前記可撓性樹脂部分は、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、シリコンゴムのいずれかで構成される、請求項6に記載の電子部品モジュール。
  8. 前記可撓性接続部材は、前記第2の部分上に、前記セラミック電子部品側に突出する凸部をさらに含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子部品モジュール。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子部品モジュールと、
    第1の端子と第2の端子とを有する回路基板とを備え、
    前記第1の外部電極は、第2の接合部材によって、前記第1の端子に接合され、
    前記可撓性導電部分の前記第2の部分は、第3の接合部材によって、前記第2の端子に接合される、回路モジュール。
  10. 前記第1の接合部材は、前記第3の接合部材から離れている、請求項9に記載の回路モジュール。
  11. 前記可撓性接続部材は、前記第2の部分上に、凸部をさらに含み、
    前記第1の接合部材は、前記凸部によって、前記第3の接合部材から分離されている、請求項10に記載の回路モジュール。
  12. 前記第1の接合部材、前記第2の接合部材及び前記第3の接合部材は、鉛含有はんだ、鉛フリーはんだ、導電性接着剤、金、銀、銅、ニッケルのいずれかである、請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  13. 前記第1の外部電極と前記第2の外部電極と前記第1の端子とは、前記第1の端子が配置される前記回路基板の主面に交差する方向に沿って配置される、請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  14. 第1の面と、前記第1の面と異なる第2の面とを有するセラミック素体と、前記第1の面上の第1の外部電極と、前記第2の面上の第2の外部電極とを含むセラミック電子部品を準備することと、
    前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のうち前記第2の外部電極にのみ、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材を第1の接合部材によって接合することとを備え、
    前記可撓性導電部分は、前記第2の外部電極に接合される第1の部分と、前記第1の部分から延在する第2の部分とを有する、電子部品モジュールの製造方法。
  15. 前記可撓性接続部材は屈曲部を有する、請求項14に記載の電子部品モジュールの製造方法。
  16. 第1の面と、前記第1の面と異なる第2の面とを有するセラミック素体と、前記第1の面上の第1の外部電極と、前記第2の面上の第2の外部電極とを含むセラミック電子部品を準備することと、
    前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のうち前記第2の外部電極にのみ、可撓性導電部分を含む可撓性接続部材を第1の接合部材によって接合することとを備え、前記可撓性導電部分は、前記第2の外部電極に接合される第1の部分と、前記第1の部分から延在する第2の部分とを有し、さらに、
    第2の接合部材によって前記第1の外部電極を回路基板の第1の端子に接合することと、
    第3の接合部材によって前記可撓性導電部分の前記第2の部分を前記回路基板の第2の端子に接合することとを備える、回路モジュールの製造方法。
  17. 前記可撓性接続部材は屈曲部を有する、請求項16に記載の回路モジュールの製造方法。
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