JP2017135203A - 金属膜の構造体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板上にパターニングされた金属膜を設けてなる金属膜の構造体を製造するにあたって、基板上における金属膜間の部分に紫外線照射する場合に、金属膜上に保護層を設けることなく金属膜の酸化による抵抗変化を抑制できるようにする【解決手段】基板10の一面11上に撥液性の自己組織化単分子膜20を形成し、自己組織化単分子膜20のうち金属膜31、32が形成される部位を、第1の紫外線照射により親液性領域21とし、この親液性領域21の上に金属膜31、32を選択的に形成した後、金属膜31、32の表面および金属膜31、32の間に露出する自己組織化単分子膜20の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法による第2の紫外線照射を行うことにより、当該露出する自己組織化単分子膜20の部位を親液性とする。【選択図】図3
Description
本発明は、基板上にパターニングされた金属膜を設けてなる金属膜の構造体を製造する製造方法に関する。
従来、このような金属膜を有する構造体としては、たとえば特許文献1に記載のものが提案されている。このものは、金属膜としてのパターニングされたソース電極およびドレイン電極の間に、有機半導体膜を形成してなる有機半導体装置に関するものである。
この場合、基板の一面のうちパターニングされたソース電極およびドレイン電極間に露出する部位を、有機半導体膜の濡れ性を確保するために、低圧水銀ランプ等を用いて紫外線照射する。
しかし、このとき、金属膜であるソース、ドレイン電極の表面にも紫外線が照射されることは避けられず、それにより、金属酸化による電極抵抗の変化が発生する。そのため、上記特許文献1では、この紫外線照射時に金属膜上に保護層を設け、金属膜表面を保護層で被覆するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1の方法では、金属膜上に保護層を設けたり、最終的に保護層を取り除いたりするための手間やコストがかかってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、基板上にパターニングされた金属膜を設けてなる金属膜の構造体を製造するにあたって、基板上における金属膜間の部分に紫外線照射する場合に、金属膜上に保護層を設けることなく金属膜の酸化による抵抗変化を抑制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板(10)と、基板の一面(11)上に形成された撥液性を有する自己組織化単分子膜(20)と、自己組織化単分子膜の上にパターニングされて形成された金属膜(31、32)と、を備える金属膜の構造体を製造する製造方法であって、
基板の一面上に前記自己組織化単分子膜を形成すること、自己組織化単分子膜のうち金属膜が形成される部位を、第1の紫外線照射により親液性領域(21)とすること、自己組織化単分子膜における親液性領域の上に、金属膜を選択的に形成すること、を順次行った後、
金属膜の表面および金属膜の間に露出する自己組織化単分子膜の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法による第2の紫外線照射を行うことにより、当該露出する自己組織化単分子膜の部位を親液性とする金属膜の構造体の製造方法が提供される。
基板の一面上に前記自己組織化単分子膜を形成すること、自己組織化単分子膜のうち金属膜が形成される部位を、第1の紫外線照射により親液性領域(21)とすること、自己組織化単分子膜における親液性領域の上に、金属膜を選択的に形成すること、を順次行った後、
金属膜の表面および金属膜の間に露出する自己組織化単分子膜の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法による第2の紫外線照射を行うことにより、当該露出する自己組織化単分子膜の部位を親液性とする金属膜の構造体の製造方法が提供される。
本発明は、実験的に見出されたものであり、従来用いられていなかった間欠式真空紫外線照射法を用いて第2の紫外線照射を行うことにより、金属膜上に保護層を設けることなく金属膜の酸化による抵抗変化を抑制できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
本実施形態にかかる金属膜の構造体について、図1を参照して述べる。この金属膜の構造体は、有機半導体装置であって、金属膜をソース電極31およびドレイン電極32とする有機半導体トランジスタS1である。
この有機半導体トランジスタS1は、電気絶縁性の基板10を備える。基板10は、ガラス基板やフィルム(エチレンナフタレート(PEN)もしくはポリイミド(PI))などで構成された絶縁性基板である。
そして、有機半導体トランジスタS1においては、基板10の一面11上に形成された自己組織化単分子膜20の上に、互いに離間して金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32がパターニングされて形成されている。そして、このソース電極31およびドレイン電極32の上にこれらを跨ぐように有機半導体膜40が形成されている。さらに、有機半導体膜40の上にゲート絶縁膜50が形成されており、ゲート絶縁膜50の上にゲート電極60が形成されている。これらゲート絶縁膜50、ゲート電極60は、蒸着やスパッタ等により形成されるが、さらには、印刷や塗布などの湿式法による形成も可能である。
自己組織化単分子膜20は、撥液性を有するもので、いわゆる略称でSAMと言われるものである。この自己組織化単分子膜20は、化合物名:1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリメトキシシラン(FAS13)等のフッ素系の自己組織化単分子膜よりなり、基板10の一面11に対して、塗布および乾燥により形成されている。
ここで、この自己組織化単分子膜20のうち金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32の形成部位と、有機半導体膜40の形成部位との両部位は、部分的に改質されて親液性とされ、親液性領域21とされている。なお、後述の製造方法に示されるように、当該両部位のうち前者は第1の紫外線照射により親液性に改質され、後者は第2の紫外線照射により親液性に改質されたものである。また、図1中、自己組織化単分子膜20のうち親液性領域21以外の部位は撥液性領域とされている。
ソース電極31およびドレイン電極32としては、たとえば銀(Ag)やAl、Au、Pt、Pd、Cu、Co、Cr、In及びNi等の銀化合物よりなるものが挙げられる。なお、その他、ソース電極31およびドレイン電極32は、この種の装置における通常の金属製の電極材料であれば、材質を特に限定するものではない。そして、これらソース電極31およびドレイン電極32は、金属を含む導体ペーストを印刷することにより形成されるものである。
有機半導体膜40は、印刷等により形成されたものである。具体的には、有機半導体材料を含むインクを塗布したのち、乾燥させることによって形成されている。有機半導体材料としては、例えばペンタセン系やチオフェン系材料などを用いており、有機溶媒に有機半導体材料を溶かすことで有機半導体材料を含むインクを形成している。
そして、ゲート絶縁膜50は、有機半導体膜40やソース電極31およびドレイン電極32の表面を覆うように、形成されている。ゲート絶縁膜50は、無機材料、例えばアルミナ(Al2O3)によって構成されたもので、蒸着やスパッタ等により形成されたものである。
そして、ゲート絶縁膜50のうちの有機半導体膜40と対向する位置、具体的には有機半導体膜40のうちソース電極31とドレイン電極32との間に位置する部分をチャネル領域として、チャネル領域と対向する位置に、ゲート電極60が形成されている。ゲート電極60は、たとえばクロム(Cr)やモリブデン(Mo)によって構成されたもので、蒸着やスパッタ等により形成されたものである。
このような構成により、本実施形態にかかる有機半導体トランジスタS1が構成されている。次に、図1とともに図2、図3を参照して、有機半導体トランジスタS1の製造方法について述べる。本製造方法では、紫外線照射を下記のように2回行うもので、1回目を第1の紫外線照射、2回目を第2の紫外線照射という。
まず、図2(a)に示される用意工程では、基板10を用意する。次に、図2(b)に示される自己組織化単分子膜形成工程(SAM形成工程)では、塗布および乾燥等により、基板10の一面11上に、撥液性の自己組織化単分子膜20を形成する。
次に、図2(c)に示される第1の紫外線照射工程では、自己組織化単分子膜20のうち金属膜、すなわちソース電極31およびドレイン電極32が形成される部位を、第1の紫外線照射により親液性領域21とする。具体的には、ソース電極31およびドレイン電極32が形成される部位に対応した開口部を有するマスク100を用いて、第1の紫外線照射を行うことができる。
この第1の紫外線照射は、従来から行われている低圧水銀ランプによる紫外線やキセノン(Xe)によるエキシマ紫外線を用いた一般的な紫外線照射により行うことができる。なお、低圧水銀ランプによる紫外線は、185nmと254nmにピークを持つ波長のものであり、キセノンによるエキシマ紫外線は、172nmにピークを持つ波長のものである。
自己組織化単分子膜20は、この紫外線照射により酸化されて照射部分が親液性となる。この第1の紫外線照射では、自己組織化単分子膜20のうちソース電極31およびドレイン電極32の形成部位は親液性領域21とされるが、有機半導体膜40の形成部位は、まだ撥液性領域のままである。
次に、図3(a)に示される金属膜形成工程では、自己組織化単分子膜20における親液性領域21の上に、金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32を、上記の導体ペーストの印刷により選択的に形成する。この印刷では、自己組織化単分子膜20の撥液性領域ではペーストが付着せず、実質的に親液性領域21のみに付着することで、これら電極31、32のパターニングがなされる。
次に、図3(b)に示される第2の紫外線照射工程を行う。この工程では、ソース電極31およびドレイン電極32の表面、および、これら電極31、32の間に露出する自己組織化単分子膜20の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法(略称:フラッシュVUV)による第2の紫外線照射を行う。
これにより、当該露出する自己組織化単分子膜20の部位、すなわち、自己組織化単分子膜20のうちの有機半導体膜40の形成部位を、親液性領域21とする。具体的には、自己組織化単分子膜20のうちの有機半導体膜40の形成部位、および、その周辺に位置するソース電極31およびドレイン電極32の部分に対応した開口部を有するマスク110を用いて、第2の紫外線照射を行うことができる。
この第2の紫外線照射における間欠式真空紫外線照射は、キセノンガスを用いたもので波長200nm以下の真空紫外光を間欠させて放出するものである。具体的には、特開2014−235965号公報(発明の名称:光源装置およびこの光源装置を搭載した光照射装置ならびにこの光照射装置を用いた自己組織化単分子膜のパターニング方法)に記載されているものと同様である。この間欠式真空紫外線照射による照射条件としては、特に限定するものではないが、たとえば10Hzで40分間以上とすることができる。
この場合も、自己組織化単分子膜20は、紫外線照射により酸化されて照射部分が親液性となる。この第2の紫外線照射により、上記図1と同様、自己組織化単分子膜20のうちソース電極30およびドレイン電極31の形成部位に加えて、有機半導体膜40の形成部位が、親液性領域21とされる。
この第2の紫外線照射を行った後、図3(c)に示される有機半導体膜形成工程では、ソース電極31およびドレイン電極32に接触するように、有機半導体膜40を、印刷や塗布等により形成する。これにより、当該両電極31、32間に露出し且つ親液性とされた自己組織化単分子膜20の部位すなわち親液性領域21上に、有機半導体膜40が形成される。
その後は、図示しないが、ソース電極31およびドレイン電極32、および、有機半導体膜40の上に、スパッタや蒸着等によりゲート絶縁膜50を形成することを行い、次に、ゲート絶縁膜50の上に、スパッタや蒸着等によりゲート電極60を形成する。こうして、上記図1に示される本実施形態の有機半導体トランジスタS1ができあがる。
ところで、本実施形態によれば、従来用いられていなかった間欠式真空紫外線照射法を用いて第2の紫外線照射を行うことにより、金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32上に保護層を設けることなく当該金属膜の酸化による抵抗変化を抑制することができる。
このような本実施形態の効果の一具体例について、図4〜図6を参照して述べるが、当該効果は、この具体例に限定されるものではない。
図4では、本実施形態の撥液性の自己組織化単分子膜20に対する間欠式真空紫外線照射すなわち第2の紫外線照射による照射時間(単位:分)と、当該照射後における純水の接触角(単位:°)との関係を示す。
ここで、照射条件は間欠点灯で10Hzとした。照射サンプルは、本実施形態のガラスよりなる基板10の一面11上に、化合物名がFAS13であるフッ素系の自己組織化単分子膜20を形成したものを用いた。また、接触角は純水を用いており、この接触角が10°以下に小さくなれば、本実施形態の親液性領域21として十分な程度の親液性に改質されたものといえる。
図4に示されるように、間欠式真空紫外線照射による照射時間が多くなるにつれて、接触角が小さくなっていき、親液性が大きくなることがわかる。そして、照射時間が40分以上であれば、接触角10°以下となり、本実施形態の親液性領域21への改質が実現される。
次に、図5では、各種の紫外線照射について、このフッ素系の自己組織化単分子膜20が接触角10°以下となるのに必要な照射時間、つまり必要な改質時間を求めた。図5に示されるように、フッ素系の自己組織化単分子膜20の改質時間は、低圧水銀ランプの紫外線照射では10分、キセノンのエキシマ紫外線照射(エキシマUV)では3分、間欠式真空紫外線照射(フラッシュVUV)では、上記図4に示したように40分であった。
そして、低圧水銀ランプ、キセノンのエキシマ紫外線照射、間欠式真空紫外線照射について、図5に示した各改質時間で、上記の第2の紫外線照射工程を行い、当該紫外線照射された金属膜、すなわちソース電極31およびドレイン電極32の電極抵抗変化を調べた。ここで、当該両電極31、32は、銀のナノ粒子を含む導体ペーストを用いて形成された厚さ500nmのものとした。
その結果を図6に示す。図6では、各種の紫外線照射法について、紫外線照射前すなわち初期の電極抵抗(単位:オーム)、紫外線照射後の電極抵抗(単位:オーム)、初期の電極抵抗に対する紫外線照射後の電極抵抗の変化率が示されている。
図6に示されるように、初期の電極抵抗、紫外線照射後の電極抵抗、変化率の順に、低圧水銀ランプの場合は、0.177オーム、2.51×108オーム、1.42×109倍、キセノンのエキシマ紫外線照射の場合は、0.177オーム、2869オーム、16209倍、間欠式真空紫外線照射の場合は、0.177オーム、0.363オーム、2.1倍となった。
このように、本実施形態の間欠式真空紫外線照射の場合は、比較例である従来の低圧水銀ランプ、キセノンのエキシマ紫外線照射に比べて、電極抵抗の変化率が大幅に小さく、電極特性に影響ないレベルの変化に留められることがわかった。
このメカニズムの詳細は不明であるが、第2の紫外線照射が間欠式であることから、照射雰囲気中の活性酸素が少なくなるため、金属膜表面の酸化が抑制されることによると考えられる。
(他の実施形態)
なお、金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32は、銀および銀化合物以外の他の金属よりなる金属膜であってもよい。このような他の金属よりなるソース電極31およびドレイン電極32であっても、上記の具体例と同様の効果が期待される。
なお、金属膜としてのソース電極31およびドレイン電極32は、銀および銀化合物以外の他の金属よりなる金属膜であってもよい。このような他の金属よりなるソース電極31およびドレイン電極32であっても、上記の具体例と同様の効果が期待される。
また、上記の製造方法が適用される金属膜の構造体としては、基板10と、基板10の一面11上に形成された撥液性の自己組織化単分子膜20と、自己組織化単分子膜20の上にパターニングされて形成された金属膜と、を備えるものであればよく、上記の有機半導体トランジスタS1に限定されるものではない。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能であり、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 基板
11 基板の一面
20 自己組織化単分子膜
21 自己組織化単分子膜における親液性領域
31 金属膜としてのソース電極
32 金属膜としてのドレイン電極
S1 有機半導体トランジスタ
11 基板の一面
20 自己組織化単分子膜
21 自己組織化単分子膜における親液性領域
31 金属膜としてのソース電極
32 金属膜としてのドレイン電極
S1 有機半導体トランジスタ
Claims (3)
- 基板(10)と、
前記基板の一面(11)上に形成された撥液性を有する自己組織化単分子膜(20)と、
前記自己組織化単分子膜の上にパターニングされて形成された金属膜(31、32)と、を備える金属膜の構造体を製造する製造方法であって、
前記基板の一面上に前記自己組織化単分子膜を形成すること、
前記自己組織化単分子膜のうち前記金属膜が形成される部位を、第1の紫外線照射により親液性領域(21)とすること、
前記自己組織化単分子膜における親液性領域の上に、前記金属膜を選択的に形成すること、を順次行った後、
前記金属膜の表面および前記金属膜の間に露出する前記自己組織化単分子膜の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法による第2の紫外線照射を行うことにより、当該露出する前記自己組織化単分子膜の部位を親液性とする金属膜の構造体の製造方法。 - 前記金属膜は、銀もしくは銀化合物よりなるものである請求項1に記載の金属膜の構造体の製造方法。
- 前記金属膜の構造体は、前記金属膜をソース電極(31)およびドレイン電極(32)とする有機半導体装置(S1)であり、
前記ソース電極および前記ドレイン電極を、前記自己組織化単分子膜における親液性領域の上に選択的に形成するものであり、
前記第2の紫外線照射を行うことは、前記ソース電極および前記ドレイン電極の表面、および、当該両電極間に露出する前記自己組織化単分子膜の部位に対して、間欠式真空紫外線照射法による紫外線照射を行うことにより、当該露出する前記自己組織化単分子膜の部位を前記親液性とするものであり、
前記第2の紫外線照射を行った後、前記ソース電極および前記ドレイン電極に接触するように、有機半導体膜(40)を、前記両電極間に露出し親液性とされた前記自己組織化単分子膜の部位に形成することを行い、
次に、前記ソース電極および前記ドレイン電極、および、前記有機半導体膜の上にゲート絶縁膜(50)を形成することを行い、
次に、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極(60)を形成することを行う請求項1に記載の金属膜の構造体の製造方法。
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