JP2017134234A - 粉体収容器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜設置であっても、粉体収容器から外部に出て行く粉体量の変動を抑制する紛体収容器を提供する。
【解決手段】粉体が内部に収容される収容槽と、上記粉体を上記収容槽内で搬送する搬送部材と、上記収容槽の壁に設けられ、上記搬送部材による搬送に伴って上記粉体が上記収容槽外に出る出口と、上記出口の下部を閉鎖し、上記収容槽の傾きに伴う出口の上下動とは逆方向に、その出口に対して上下動する閉鎖部材と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、粉体収容器および画像形成装置に関する。
従来、いわゆる電子写真方式の画像形成装置が知られており、このような電子写真方式の画像形成装置では、トナーを収容したトナーカートリッジや、現像剤を収容した現像器は、内部に粉体を収容した粉体収容器の一種と言える。
例えば特許文献1には、現像器の傾斜設置状態に起因する現像剤量や現像剤分布の変動を抑え、良好な現像剤循環をもたらすことを目的とした技術が開示されている。この特許文献1の画像形成装置では、現像剤循環搬送機構3とトリクル機構4が備えられている。また、トリクル機構4には、トリクル排出口6からの現像剤の排出量を規制すべく、撹拌搬送部材3aによる現像剤の搬送方向と逆方向に現像剤を搬送する逆流発生部材7が備えられている。そして、トリクル排出口6と逆流発生部材7の外周部との間の隙間領域8が逆流発生部材7の上方側を局所的に狭くした不均一分布に設定される。
また、例えば特許文献2には、トナー消費が少ない画像を連続形成する場合であっても、得られる画像の画質低下を抑制することを目的とした技術が開示されている。この特許文献2の技術では、画像面積率<基準画像面積率、且つ、現像電位差>基準現像電位差の場合に、現像器の現像ハウジングに設けられた現像剤排出口の開口部の高さを増加させて現像器からの現像剤の排出量を増加させる。
特開2005−221852号公報 特開2011−133681号公報
しかしながら、従来の技術では、粉体収容器から外部に出て行く粉体の量を装置の傾斜に関わらず維持することについて考慮されていないか不十分である。
本発明は、傾斜設置であっても、粉体収容器から外部に出て行く粉体量の変動を抑制することを目的とする。
請求項1に係る粉体収容器は、
粉体が内部に収容される収容槽と、
上記粉体を上記収容槽内で搬送する搬送部材と、
上記収容槽の壁に設けられ、上記搬送部材による搬送に伴って上記粉体が上記収容槽外に出る出口と、
上記出口の下部を閉鎖し、上記収容槽の傾きに伴う出口の上下動とは逆方向に、その出口に対して上下動する閉鎖部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る粉体収容器は、請求項1に係る粉体収容器に更に、
上記出口よりも上記収容槽の中心寄りに位置する支点の回りに回転自在な回転部材と、
上記回転部材から延び出して上記閉鎖部材を保持した保持部材と、
上記保持部材とは別の方向に上記回転部材から延び出し、自重で下がることで上記閉鎖部材を、上記出口の下部を閉鎖する高さに持ち上げる重りと、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る画像形成装置は、
表面に画像が形成されてその画像を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成器と、
上記潜像を粉状の色材で現像する現像器と、
上記現像器に上記色材を供給する色材供給器とを備え、
上記現像器および上記色材供給器の少なくとも一方は、
粉体が内部に収容される収容槽と、
上記粉体を上記収容槽内で搬送する搬送部材と、
上記収容槽の壁に設けられ、上記搬送部材による搬送に伴って上記粉体が上記収容槽外に出る出口と、
上記出口の下部を閉鎖し、上記収容槽の傾きに伴う出口の上下動とは逆方向に、その出口に対して上下動する閉鎖部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る粉体収容器および請求項3に係る画像形成装置によれば、傾斜設置であっても、上記出口から出る粉体量の変動を抑制することができる。
請求項2に係る粉体収容器によれば、上記重りを有さない場合に較べて簡易な構造で上記閉鎖部材の高さを維持することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 図1に示す現像器の内部を上方から見て示した透視図である。 比較例における傾斜設置の影響を説明する図である。 傾斜設置に対応するための構成を示す図である。 図4に示す構造による傾斜設置の対応を説明する図である。 トナーカートリッジにおける傾斜設置への対応構成を示す図である。 短手方向に傾く傾斜設置への対応構造を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および、ブラック(K)の各色に対応して各色のトナー像を並列的に形成する画像エンジン10Y,10M,10C,10Kを縦列配置してなるタンデム型のカラープリンタである。このカラープリンタは、単色の画像をプリントする能力を有するほか、上記4色のトナー像の重ね合わせによるフルカラーの画像をプリントする能力も有する。
画像形成装置1には、YMCK各色のトナーを収容するトナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kが備えられている。このトナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kが、本発明にいう色材供給器の一例に相当する。
また、画像形成装置1には、中間転写ベルト30、定着装置60、用紙搬送部80、および、画像形成装置1の各部を制御する制御部41も備えられている。
4つの画像エンジン10Y,10M,10C,10Kは、使用される現像剤を除くと同様の構成を有しているため、これらを代表してイエローに対応する画像エンジン10Yを取り上げて説明する。画像エンジン10Yは、感光体11Y、帯電器12Y、露光器13Y、現像器14Y、一次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。これらの要素のうち露光器13Yおよび一次転写器15Yを除いた要素は、いわゆるプロセスカートリッジにまとめられており、各プロセスカートリッジは共通構造となっている。
感光体11Yは、円筒状の表面に感光材料の層を有し、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印A方向に回転するものである。帯電器12Y、露光器13Y、現像器14Y、一次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yは、感光体11Yの周囲に順次配置されている。感光体11Yは、本発明にいう像保持体の一例に相当し、帯電器12Yと露光器13Yとを合わせたものは、本発明にいう潜像形成器の一例に相当する。現像器14Yは本発明にいう現像器の一例に相当するとともに、本発明の粉体収容器の第1実施形態にも相当する。
帯電器12Yは、バイアス電圧の印加によって感光体11Yの表面を帯電させる。本実施形態における帯電器12Yは、感光体11Yの表面に接触する帯電ロールである。帯電ロールには、現像器14Yにおけるトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加されており、接触する感光体11Yの表面を帯電させる。なお、帯電器12Yとしては、帯電ロールの他に感光体11Yに非接触のコロナ放電器なども採用され得る。
露光器13Yは、対応色(ここではイエロー)の画像信号に従って感光体11Yにレーザ光を照射することで、感光体11Yの表面を露光する。この画像信号は、画像形成装置1外部から供給された画像データから制御部41によって生成される。露光器13Yによる露光によって感光体11Yの表面には静電潜像が形成される。なお、露光器13Yとしては、レーザ光を用いる方式の他に、走査方向に沿って多数のLEDが並んだLEDアレイなども採用され得る。
現像器14Yは、トナーを含んだ現像剤を用いて感光体11Y表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像器14Yには、図示を省略した供給経路を介してトナーカートリッジ18Yからトナーが供給される。このトナーカートリッジ18Yが、本発明の粉体収容器の第2実施形態に相当する。後で詳述するように、この現像器14Yは、内部の現像剤の一部が少しずつ排出されて磁性キャリアがリフレッシュされるトリクル方式の現像器であり、トナーカートリッジ18Yからはトナーとともに少量の磁性キャリアも供給される。現像器14Yは、現像剤を内部で撹拌することでトナーを帯電させる。なお、トナーには、トナーの流動性や帯電性などを助けるためにいわゆる外添剤が添加されていてもよい。
一次転写器15Yは、中間転写ベルト30を挟んで感光体11Yに対向しており、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、感光体11Y上のトナー像を中間転写ベルト30に静電吸引させる。
感光体クリーナ16Yは、感光体11Y表面に接触する清掃ブレードによって感光体11Y表面の残留トナーや外添剤や紙粉などが掻き落とすことで、転写後の感光体11Y表面を清掃する。
中間転写ベルト30は無端のベルトで、ベルト支持ロール31〜35に架け渡されており、画像エンジン10Y,10M,10C,10K、および二次転写器50を経由して矢印Bに示す方向に循環移動する。中間転写ベルト30には、画像エンジン10Y,10M,10C,10Kから各色のトナー像が互いに重なるように転写され、カラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト30は、このトナー像を保持して矢印Bが示す方向に循環移動し、トナー像を二次転写器50へと送る。
一方、用紙搬送部80は、用紙収容器Tに収容された用紙Pを取出ロール81で取り出し、搬送ロール82で用紙を用紙搬送路Rに沿って二次転写器50へと矢印C方向に搬送する。
二次転写器50は、ベルト支持ロール31〜35の一つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙を挟んで回転するロールである。二次転写器50は、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙に静電吸引させ、用紙上に未定着なトナー像を形成する。
ベルトクリーナ70は、二次転写器50を通過した後の中間転写ベルト30にブレードを接触させて中間転写ベルト30上のトナーや外添剤や紙粉などを掻き取る。
定着装置60は、熱と圧力で未定着のトナー像を用紙に定着させる。
トナー像が定着された用紙は、用紙搬送部80の一部である排出ロール86によって装置外へと排出される。
上述した現像器とトナーカートリッジについて以下、更に説明する。なお、以下の説明では、図1に示す符号のうち、色を表した文字「Y」、「M」、「C」、「K」を含んだ符号については、その文字を省略するものとする。
図2は、図1に示す現像器の内部を上方から見て示した透視図である。
この現像器14は、内部に現像剤が収容される現像剤収容槽201と、互いに平行に延びる2本の搬送部材203,204と、搬送部材203,204と平行に延び搬送部材203,204と直交する方向に回転する現像ロール205を備えている。現像剤収容槽201は、本発明にいう収容槽の一例に相当する。
現像ロール205は内部に磁石を有しており、表面に現像剤を磁力で吸着して回転することで、現像剤収容槽201から感光体11に対向する現像位置まで現像剤を送り出す。現像位置では潜像の現像が行われ、現像後の現像剤は現像ロール205の回転によって現像剤収容槽201に戻る。
現像剤収容槽201内には、2本の搬送部材203,204どうしの間に仕切壁206が設けられていて、この現像剤収容槽201は2つの部屋207,208に仕切られている。ただし、この仕切壁206の、長手方向両端部には、それぞれ開口209,210が形成されている。
2本の搬送部材203,204は、いずれも、丸棒形状の回転軸211,212と、その回転軸211,212の回りに備えられた、その回転軸211,212の延びる方向に螺旋を描きながら延びる螺旋羽根213,214とを有する。これらの搬送部材203,204は、回転して現像剤を搬送するものであり、本発明にいう搬送部材の一例に相当する。第1の搬送部材203は第1の部屋207内の現像剤を攪拌しながら矢印X方向に搬送する。また、第2の搬送部材204は、現像ロール205に隣接した第2の部屋208内の現像剤を攪拌しながら現像ロール205に沿って矢印Y方向に搬送する。矢印X方向に搬送された現像剤は、第1の開口209を通って第2の部屋208に移動し、矢印Y方向に搬送された現像剤は、第2の開口210を通って第1の部屋207に移動する。これにより現像剤収容槽201内の現像剤は、2本の搬送部材203,204によって攪拌されながら循環移動する。このような現像剤の攪拌によって、上述したように現像剤中のトナーが帯電する。
第1の部屋207における現像剤搬送の最上流箇所に対応した上面部分には、トナーカートリッジ18から供給されてきたトナーを受け入れる受入口215が設けられている。受入口215で現像器14に受け入れられたトナーは、第1の搬送部材203によって攪拌されながら搬送されることで現像剤に混ざる。
現像器14には、現像剤収容槽201の内部を循環する現像剤の、キャリアに対するトナーの比率(TC)を測定するTCセンサ217が配備されている。このTCセンサ217による測定値に基づいて制御部41がトナーカートリッジ18からのトナー供給を指示することで現像剤のTC値が一定に保たれる。
第1の部屋207における現像剤搬送の最下流箇所には、現像剤収容槽201の壁に排出口216が設けられている。第1の部屋207を矢印X方向に搬送された現像剤は多くの部分が第1の開口209を通って第2の部屋208に移動するが、一部が排出口216から排出され、これによって現像器14内の現像剤がリフレッシュされる。また、後述するように、この排出口216にはシャッタ部材が設けられており、傾斜設置でも現像剤の排出量が変動しにくい構成となっている。この排出口216が、本発明にいう出口の一例に相当する。
以下、本実施形態と比較例とを比較して説明する。
図3は、比較例における傾斜設置の影響を説明する図である。
比較例では、上述した排出口216に対応する箇所に、単なる開口の排出口310が設けられており、設置場所が水平でなく傾いた設置場所である場合に対する対策が施されていない。図3では、そのような排出口310の周辺だけが示されている。
図3のパート(A)には、図2に示す現像剤収容槽201が水平になるように設置された状態が示されている。このような水平設置では排出口310の下辺311が水平となり、下辺311の高さは、設計された水平基準線320と同じ高さとなる。この結果、排出口310からは設計された排出量で現像剤が徐々に排出され、現像剤のリフレッシュが適宜に行われることとなる。
これに対し、図3のパート(B)には、現像剤収容槽201の長手方向に傾いた傾斜設置の様子が示されており、この傾斜設置により、現像剤収容槽201の排出口310側が下がっているものとする。この場合、排出口310の一隅312が最下点となるとともに、この一隅312は、設計された水平基準線320よりも下に位置することとなる。この結果、排出口310からは設計された排出量を越える現像剤が排出されることになり、現像剤収容槽201の現像剤が設計よりも速く減少し、トナーカートリッジ18からのトナー供給が設計よりも速く進んでしまう。そのため、設計された使用期間よりも短い期間でトナーカートリッジ18内のトナーが枯渇し、設計よりも早くトナーカートリッジ18の交換が必要となる。現像剤収容槽201の傾斜が、水平から少しずれた程度の小さな傾斜であっても、使用期間は明らかに短縮してしまうので、運用コストの増加などに繋がる。
一方、図3のパート(C)には、パート(B)における傾きとは逆方向き傾いた傾斜設置の様子が示されている。この傾斜設置の場合、排出口310の別の一隅313が最下点となるが、この一隅313、設計された水平基準線320よりも上に位置することとなる。この結果、排出口310から排出される現像剤は設計された排出量に満たないことになり、現像剤収容槽201の現像剤のリフレッシュが滞り、現像剤の劣化が設計よりも速く進んでしまう。そのため、画質劣化の原因となる虞がある。
このような比較例に対し、本実施形態では、傾斜設置に対応するための構成を有している。
図4は、傾斜設置に対応するための構成を示す図である。
この図4には、一例として、現像剤収容槽201の長手方向の傾きに対応するための構成が示されている。
現像剤収容槽201の壁には上述した排出口216が設けられているが、この排出口216の下部は、上下に移動自在なシャッタ部材218によって遮られている。このため、シャッタ部材218の上辺218aが排出口の実質的な下辺となっている。
シャッタ部材218は、腕部材219の先端に固定されており、腕部材219は、支点221の回りに回転自在な回転部材220と一体になっていて、その回転部材220から現像剤収容槽201の長手方向へと突き出している。また、支点221は現像剤収容槽201の壁に固定されている。
回転部材220からは、腕部材219が突き出した方向とは別の方向に重り部材222が突き出しており、この重り部材222は、シャッタ部材218と腕部材219とを併せた重さよりも遥かに重い。この重り部材222が自重で下がることにより、シャッタ部材218は排出口216の下部を遮る高さまで持ち上げられている。
シャッタ部材218が、本発明にいう閉鎖部材の一例に相当し、回転部材220が、本発明にいう回転部材の一例に相当し、腕部材219が、本発明にいう保持部材の一例に相当し、重り部材222が、本発明にいう重りの一例に相当する。また、本実施形態では、支点221が現像剤収容槽201の長手方向のほぼ中央に設けられているが、本発明にいう支点は、排出口よりも中心寄りに固定されていればよく、例えば、図4に示す排出口216と支点221との中間位置に固定されたものなどであってもよい。
図4に示す構成は、以下説明するように機能して傾斜設置に対応する。
図5は、図4に示す構造による傾斜設置の対応を説明する図である。
この図5でも、図3と同様に、現像剤収容槽201の排出口216周辺のみが図示されている。
図5のパート(A)には、現像剤収容槽201が水平になるように設置された状態が示されている。このような水平設置で排出口216の下部はシャッタ部材218によって遮断されており、排出口216の実質的な下辺となっているシャッタ部材218の上辺218aの高さは、設計された水平基準線230と同じ高さ担っている。この結果、排出口216からは設計された排出量で現像剤が徐々に排出され、現像剤のリフレッシュが適宜に行われる。
図5のパート(B)には、現像剤収容槽201の長手方向に傾いた傾斜設置の様子が示されており、この傾斜設置により、現像剤収容槽201の排出口216側が下がっているものとする。このような傾斜設置でも、シャッタ部材218が図4に示す重り部材222と釣り合っているため、シャッタ部材218の上辺218aの高さは水平基準線230とほぼ同じ高さに保たれている。つまり、現像剤収容槽201の傾斜で排出口216が下がるとき、シャッタ部材218は排出口216に対して上がる方向に移動する。この結果、傾斜設置でも、排出口216からは設計された排出量で現像剤が排出され、現像剤のリフレッシュが適宜に行われることとなる。
図5のパート(C)には、パート(B)における傾きとは逆方向き傾いた傾斜設置の様子が示されている。この傾斜設置の場合もシャッタ部材218と重り部材222との釣り合いによってシャッタ部材218の上辺218aの高さは水平基準線230とほぼ同じ高さに保たれている。つまり、現像剤収容槽201の傾斜で排出口216が上がるとき、シャッタ部材218は排出口216に対して下がる方向に移動する。従って、パート(C)に示す傾斜設置でも、排出口216からは設計された排出量で現像剤が排出され、現像剤のリフレッシュが適宜に行われることとなる。
このように、シャッタ部材218が排出口216の上下動とは逆方向に移動することによって排出口216の実質的な下辺の高さが保たれ、排出口216から排出される現像剤の量が保たれる。なお、図4に示す構成では、支点221の位置が現像剤収容槽201のほぼ中央であるため、シャッタ部材218の上辺218aの高さは水平基準線230とほぼ同じ高さに保たれるが、支点221がもっと排出口216寄りであっても、シャッタ部材218の高さ変化を抑制するように働くので現像剤の排出量変化を抑制することになる。また、図4に示すような重り部材222との釣り合いを用いた構造は、簡易な構造で現像剤排出量の変動抑制が図られて好ましいが、シャッタ部材218を例えばアクチュエータなどで駆動して図5で説明した方向に上下動させても同様の変動抑制が実現される。
さらに、上記シャッタ部材の上辺(排出口の実質的な下辺)は、実質的に水平状態に保つことが粉体の流動量の制御の点で望ましい。
本実施形態の画像形成装置1では、トナーカートリッジ18も、傾斜設置に対応するための構成を有している。
図6は、トナーカートリッジにおける傾斜設置への対応構成を示す図である。
トナーカートリッジ18は、内部にトナーを収容したトナー収容器401を有し、そのトナー収容器401内には、内部のトナーを搬送する搬送部材402が備えられている。この搬送部材402は、螺旋状に巻かれた線状の金属部剤であり、螺旋軸回りに回転駆動されることでトナーを搬送する。搬送部材402による搬送方向の先には、トナー収容器401の壁にトナー送出口403が設けられており、搬送部材402によって搬送されてきたトナーはトナー送出口403からトナー収容器401外に送り出される。トナー収容器401から出たトナーは、図2に示す現像器14の受入口215に繋がるトナー供給路405を介して現像器14に供給される。トナー供給路405内にも螺旋状の搬送部材406が備えられており、この搬送部材406の回転によってトナー供給路405内をトナーが搬送される。
トナーカートリッジ18の場合も、トナー収容器401が長手方向に傾くような傾斜設置によりトナー送出口403が上下動するので、対策を施さないと、図3で説明した傾斜設置の影響を生じ、現像器14に供給されるトナーの量が、設計で予定された量とは異なる量になる虞がある。
そこで、本実施形態では、トナー送出口403の下部を閉鎖するシャッタ部材404を設けている。このシャッタ部材404は、図4に示した構成と同様の構成で保持されており、トナー収容器401の傾きに応じてトナー送出口403に対して上下動する。この結果、トナー収容器401の傾きに関わらず、トナー送出口403から出るトナーの量は設計で予定された量に近い量となり、トナーの過剰供給や供給不足が回避される。
トナー収容器401は本発明にいう収容槽の一例に相当し、搬送部材402は本発明にいう搬送部材の一例に相当し、トナー送出口403は本発明にいう出口の一例に相当し、シャッタ部材404は本発明にいう閉鎖部材の一例に相当する。
なお、上記説明では、トナー収容器401や現像剤収容槽201の長手方向に傾く傾斜設置への対応構造が示されているが、トナー収容器401や現像剤収容槽201の短手方向に傾く傾斜設置への対応構造が備えられてもよい。
図7は、短手方向に傾く傾斜設置への対応構造を示す図である。
この図7では、一例として、現像剤収容槽201における傾斜設置への対応構造が示されており、長手方向の一端側から現像剤収容槽201を見た状態が示されている。
現像剤収容槽201の壁には上述した排出口216が設けられており、その排出口216の下部はシャッタ部材218によって閉鎖されている。
このシャッタ部材218は、現像剤収容槽201の短手方向に延びた腕部材231の先に固定されて保持されており、腕部材231は回転部材232から突き出している。回転部材232は、現像剤収容槽201に固定された支点233の回りに回転自在で、回転部材232からは、腕部材231が突き出した向きとは異なる向きに重り部材234が突き出している。腕部材231およびシャッタ部材218は、重り部材234の自重によって持ち上げられ、シャッタ部材218が排出口216の下部を閉鎖する高さに維持されている。
このような構造により、現像剤収容槽201が短手方向に傾いてもシャッタ部材218の高さが維持され、排出口216から排出される現像剤の量が維持される。
なお、上記説明では画像形成装置の一例として、複数の像保持体を備えたいわゆるタンデム方式を示したが、本発明の画像形成装置は、1つの像保持体上に複数色のトナー像を形成するいわゆるリボルバ式の画像形成装置であっても良い。
また、上記説明では画像形成装置の一例としてカラープリンタを示したが、本発明の画像形成装置はモノクロ専用機でもよく、ファクシミリやコピー機や複合機であってもよい。
また、上記説明では画像形成装置の一例として、中間転写ベルトを用いた間接転写方式の画像形成装置を示したが、本発明の画像形成装置は、像保持体上から用紙に直接トナー像が転写される直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
1……画像形成装置、 10Y,10M,10C,10K……画像エンジン、 11……感光体、 12……帯電器、 13……露光器、 14……現像器、 15……一次転写器、 16……感光体クリーナ、 41……制御部、 18……トナーカートリッジ、 201……現像剤収容槽、 203,204……搬送部材、 205……現像ロール、 206……仕切壁、 215……受入口、 216……排出口、 218……シャッタ部材、 219,231……腕部材、 220,232……回転部材、 221,233……支点、 222,234……重り部材、 401……トナー収容器、 402……搬送部材、 403……トナー送出口、 404……シャッタ部材、 405……トナー供給路、 406……搬送部材

Claims (3)

  1. 粉体が内部に収容される収容槽と、
    前記粉体を前記収容槽内で搬送する搬送部材と、
    前記収容槽の壁に設けられ、前記搬送部材による搬送に伴って前記粉体が前記収容槽外に出る出口と、
    前記出口の下部を閉鎖し、上記収容槽の傾きに伴う該出口の上下動とは逆方向に、該出口に対して上下動する閉鎖部材と、
    を備えたことを特徴とする粉体収容器。
  2. 前記出口よりも前記収容槽の中心寄りに位置する支点の回りに回転自在な回転部材と、
    前記回転部材から延び出して前記閉鎖部材を保持した保持部材と、
    前記保持部材とは別の方向に前記回転部材から延び出し、自重で下がることで前記閉鎖部材を、前記出口の下部を閉鎖する高さに持ち上げる重りと、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の粉体収容器。
  3. 表面に画像が形成されて該画像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成器と、
    前記潜像を粉状の色材で現像する現像器と、
    前記現像器に前記色材を供給する色材供給器とを備え、
    前記現像器および前記色材供給器の少なくとも一方は、
    粉体が内部に収容される収容槽と、
    前記粉体を前記収容槽内で搬送する搬送部材と、
    前記収容槽の壁に設けられ、前記搬送部材による搬送に伴って前記粉体が前記収容槽外に出る出口と、
    前記出口の下部を閉鎖し、上記収容槽の傾きに伴う該出口の上下動とは逆方向に、該出口に対して上下動する閉鎖部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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