JP2017133722A - コンロ監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 調理器具の温度を検知することなく、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができるコンロ監視装置を提供する。【解決手段】 調理器具を加熱するバーナ12を有するコンロ1を照明する照明装置23と、バーナ12上に載置された調理器具を撮像する撮像部26と、撮像部26によって撮像される調理器具の画像データを所定時間間隔で取得し、取得するたびに、取得した画像データに基づいて調理器具内の調理物が吹きこぼれ状態であるか否かを判定する吹きこぼれ判定部27と、を備えている。【選択図】 図2

Description

本発明は、調理物の吹きこぼれ等を検出するコンロ監視装置に関する。
従来、調理物が入れられた調理器具(鍋等)をコンロで加熱する際に、調理物の吹きこぼれを検出する技術が、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、加熱調理時において調理器具を上方から照明する照明機器と、同調理器具を上方から撮像する光学カメラと、調理器具の温度を検知するための赤外線センサとを備え、光学カメラで撮像した画像データ等に基づいて調理器具のサイズを算出し、さらに、赤外線センサで測定される調理器具の温度等を用いて、吹きこぼれの有無を判定する構成が記載されている。
特開2007−303804号公報
特許文献1の構成では、吹きこぼれの有無を判定するために光学カメラ及び赤外線センサの両方が必要となる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、調理器具の温度を検知することなく、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができるコンロ監視装置を提供することを目的としている。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、吹きこぼれ状態とは、調理器具内の調理物が吹きこぼれる状態(沸騰状態を含む)または吹きこぼれる直前の状態のことを意味する。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係るコンロ監視装置は、調理器具を加熱する加熱部を有するコンロを照明する照明部と、前記加熱部上に載置された前記調理器具を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像される前記調理器具の画像データを所定時間間隔で取得し、取得するたびに、取得した画像データに基づいて前記調理器具内の調理物が吹きこぼれ状態であるか否かを判定する吹きこぼれ判定部と、を備えている。
この構成によれば、撮像部で撮像した調理器具の画像データに基づいて、吹きこぼれ状態を検出することができる。吹きこぼれ状態であるか否かを判定するときに、調理器具の温度情報を用いないので、調理器具の温度を検知するための赤外線センサ等の温度検知センサが不要であり、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができる。
単一の操作によって前記撮像部と前記照明部との両方を作動状態にする操作部をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、使用者が操作部を操作して照明部を作動(点灯)させれば、撮像部も作動するので、使用者は意識して撮像部を作動させる操作を行わなくてもよい。
前記吹きこぼれ判定部が前記吹きこぼれ状態であると判定したときにその旨を示す吹きこぼれ検出信号を送信する送信部と、前記送信部から送信される前記吹きこぼれ検出信号を受信する受信部とをさらに備え、前記撮像部と、前記照明部と、前記吹きこぼれ判定部と、前記送信部とが、前記コンロから離隔した位置に設けられ、前記受信部が、前記コンロに設けられていてもよい。
前記照明部は、可視光通信が可能な照明装置で構成され、前記送信部は、照明光に変調をかけることにより前記吹きこぼれ検出信号を送信する前記照明装置によって構成され、前記受信部は、前記照明光を受光する可視光受光部で構成されていてもよい。
この構成によれば、照明装置が送信部を兼ねているので、構成がより簡単となり、安価な装置となる。
前記撮像部によって順次撮像される前記調理器具の画像データを順次送信する送信部と、前記送信部から順次送信される前記画像データを受信し、前記吹きこぼれ判定部へ出力する受信部とをさらに備え、前記撮像部と、前記照明部と、前記送信部とが、前記コンロから離隔した位置に設けられ、前記受信部と、前記吹きこぼれ判定部とが、前記コンロに設けられていてもよい。
前記コンロから離隔した位置は、前記コンロの上方に配置されたレンジフードの位置であってもよい。
本発明は、以上に説明した構成を有し、調理器具の温度を検知することなく、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができるコンロ監視装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略斜視図である。 図2は、第1実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略ブロック図である。 図3(A)は、基準データの一例を示すイメージ図であり、図3(B)は、沸騰状態のときの画像データの一例を示すイメージ図である。 図4は、第2実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略ブロック図である。 図5(A)は、情報(データ)を送信しない場合の照明装置のLEDのオンオフ動作状態の一例を示す図であり、図5(B)は、マンチェスタ符号化方式によって情報(データ)を送信する場合の照明装置のLEDのオンオフ動作状態と送信データの一例を示す図である。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略斜視図である。また、図2は、同コンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略ブロック図である。
コンロ1には、鍋等の調理器具を加熱する加熱部として、天板17から突出して2組のバーナ12が配置されている。各バーナ12の中央上部に、鍋等の調理器具がバーナ12上(五徳19上)に載せられたことを検知する鍋検知部(調理器具検知部)13が設けられている。また、天板17上に各バーナ12に対応して、使用者がバーナ12の点火、消火、火力の調整等の操作を行うための操作部11が設けられている。また、天板17の中央下方には魚等を加熱調理するグリル部18が配置されている。なお、グリル部18及びその操作部等については本発明と直接関係しないので、図2では図示せず、また、以下ではそれらの説明を省略する。
また、天板17の下方には、コンロ制御部14及び無線受信部15が収納されている。コンロ制御部14は、操作部11からの操作信号に応じて、同操作部11に対応するバーナ12に対して点火、消火、火力の調整を行うことができるよう構成されている。また、コンロ制御部14は、鍋検知部13からの検知信号を入力して、調理器具がバーナ12上に載せられているか否かを判定することができる。
なお、図1において、天板17に設けられている二点鎖線で示す可視光受光部16は、後述の第2実施形態におけるコンロ監視装置に備えられるもので、第1実施形態では備えられていない。また、図2では、いずれか一方のバーナ12、鍋検知部13及び操作部11のみを図示し、他方のバーナ12、鍋検知部13及び操作部11の図示を省略している。
レンジフード2は、整流板29の上方に、換気するためのファン(例えば、シロッコファン)22(図2)が内蔵されており、ファン22を駆動することにより整流板29の周囲と枠部30との間の隙間から室内の空気が吸い込まれてダクト(図示せず)を通じて屋外へ排出されるよう構成されている。
枠部30の下面には、コンロ1を照明する照明装置23と、コンロ1を上方から撮像する撮像部26とが配置されている。撮像部26は、CCDまたはCMOS等の撮像素子及びその駆動回路を備えている。また、枠部30の前方部には、照明スイッチ及び換気スイッチ等の複数のスイッチからなる操作部21が配置されている。また、枠部30内部に、レンジフード制御部24、吹きこぼれ判定部27を有する撮像制御部25、及び無線送信部28が収納されている。
操作部21の各スイッチを使用者が操作することにより、その操作に応じた操作信号がレンジフード制御部24に入力される。レンジフード制御部24は、操作部21からの操作信号に基づいてファン22及び照明装置23を制御する。例えば、レンジフード制御部24は、操作部21の換気スイッチが操作されたときの操作部21からの操作信号に基づいて、ファン22の駆動の開始、停止及び風量調整を行うよう構成される。
また、レンジフード制御部24は、照明装置23が消灯しているときに、操作部21の照明スイッチが操作されると、その操作による操作部21からの操作信号に基づいて照明装置23に点灯を開始させるとともに、撮像制御部25へ撮像開始信号を出力する。また、レンジフード制御部24は、照明装置23が点灯しているときに、上記照明スイッチが操作されると、その操作による操作部21からの操作信号に基づいて、照明装置23を消灯させるとともに、撮像制御部25へ撮像終了信号を出力する。
撮像制御部25では、レンジフード制御部24から撮像開始信号を入力すると作動を開始して、撮像部26に撮像を開始させ、撮像終了信号を入力すると撮像部26に撮像を終了させて、作動を停止する。よって、使用者が操作部21の照明スイッチを操作して照明装置23を作動(点灯)・停止(消灯)させれば、撮像制御部25及び撮像部26も作動・停止するので、使用者は意識して撮像制御部25及び撮像部26を作動・停止させる操作を行わなくてもよい。
撮像部26は、撮像を開始すると、例えば所定時間間隔(例えば1秒間隔)でコンロ1を撮像した画像データを撮像制御部25の吹きこぼれ判定部27へ順次出力する。
吹きこぼれ判定部27では、画像データを所定時間間隔で入力するたびに、該画像データに基づいて、コンロ1で加熱中の調理器具内の調理物が吹きこぼれ状態であるか否かを判定する吹きこぼれ判定処理を行い、吹きこぼれ状態であると判定したとき(すなわち、吹きこぼれ状態を検出したとき)には、吹きこぼれ検出信号をレンジフード制御部24へ出力するよう構成されている。なお、吹きこぼれ状態とは、前述したように、調理器具内の調理物が吹きこぼれる状態(沸騰状態を含む)または吹きこぼれる直前の状態のことを意味する。
レンジフード制御部24では、吹きこぼれ検出信号を入力すると、吹きこぼれ検出信号を無線送信部28に送信させるよう制御する。
無線送信部28及び無線受信部15は、電波を媒体とする無線通信を行うよう構成されている。無線送信部28では、送信アンテナを備え、送信データ(吹きこぼれ検出信号)にて変調を行った送信信号を送信アンテナから送信する。無線受信部15では、受信アンテナを備え、受信アンテナで受信した受信信号を復調して得られた受信データ(吹きこぼれ検出信号)をコンロ制御部14へ出力する。
コンロ制御部14では、無線受信部15から吹きこぼれ検出信号を入力すると、バーナ12を消火またはその火力を小さくする。
なお、無線送信部28及び無線受信部15間の無線通信の通信方式には、ブルートゥース(登録商標)などの短距離無線通信方式を用いることができる。また、レンジフード制御部24及び撮像制御部25は、各々が、例えば、CPU及びメモリを有するマイクロコントローラ等の制御器で構成され、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、各々の動作(処理)がなされる。この各々の動作に必要な情報や動作中に記憶すべき情報等は各々のメモリに記憶される。なお、1つあるいは複数の制御器によって、レンジフード制御部24及び撮像制御部25が構成されていてもよい。また、コンロ制御部14も1つあるいは複数の制御器等で構成されていてもよい。
次に、コンロ1及びレンジフード2の使用方法の一例を説明しながら、吹きこぼれ判定部27等の処理の具体例について説明する。
なお、コンロ1は、3つ以上のバーナ12が備えられたものであってもよいし、単一のバーナ12が備えられたものであってもよい。本実施形態では、各々のバーナ12上の調理器具における吹きこぼれ状態を検出するが、吹きこぼれ状態の検出方法については、どのバーナ12上の調理器具についても同様であるので、以下では、コンロ1に、単一のバーナ12しか設けられていないものとして説明する。なお、本実施形態のように、複数のバーナ12が備えられている場合には、吹きこぼれ検出信号には、該当するバーナ12の識別番号等が含まれる。
例えば、鍋(調理器具)に水(調理物)を入れて湯を沸かす場合について説明する。
使用者は、水をいれた鍋をバーナ12上に載せて、コンロ1の操作部11を操作してバーナ12を点火する。そして、レンジフード2の操作部21の照明スイッチを操作して照明装置23を点灯させる。このとき、照明装置23が作動(点灯)を開始するとともに、撮像制御部25及び撮像部26も作動(撮像動作)を開始する。撮像部26は、撮像を開始すると、所定時間毎に撮像した画像データを順次、撮像制御部25の吹きこぼれ判定部27へ出力する。
吹きこぼれ判定部27では、例えば、吹きこぼれ判定部27から最初に取得した画像データを基準データとして記憶する。そして、その後、画像データを取得するたびに、その画像データと基準データとに基づいて吹きこぼれ判定処理を行う。この判定処理では、新たに取得した画像データを基準データと比較してこれらの差分量を算出し、この差分量と予め定められているしきい値(第1のしきい値)とを比較し、差分量が第1のしきい値以下のときには吹きこぼれ状態ではないと判定し、差分量が第1のしきい値を超えたときには、吹きこぼれ状態であると判定して、吹きこぼれ検出信号をレンジフード制御部24へ出力する。上記差分量の算出は、公知の画像処理技術(背景差分、二値化等)を用いて行うことができる。
図3(A)は、基準データの一例を示すイメージ図であり、図3(B)は、沸騰状態(吹きこぼれ状態の一例)のときの画像データの一例を示すイメージ図である。図3(A)のように例えば水の入った鍋3が加熱されて、図3(B)のように、多数の気泡4が出て沸騰すると、吹きこぼれ判定部27からレンジフード制御部24へ吹きこぼれ検出信号が出力される。
レンジフード制御部24へ吹きこぼれ検出信号が入力されると、前述のように、レンジフード制御部24から無線送信部28及び無線受信部15を介して吹きこぼれ検出信号がコンロ制御部14へ入力され、コンロ制御部14の制御によってバーナ12が消火またはその火力が小さくされる。
なお、上記では、鍋をバーナ12上に載せてバーナ12を点火した後、照明装置23、撮像制御部25及び撮像部26を作動させる手順としたが、鍋をバーナ12上に載せるより前に、あるいは、バーナ12を点火するより前に、照明スイッチを操作して照明装置23、撮像制御部25及び撮像部26を作動させる場合が考えられる。
このような場合を考えれば、吹きこぼれ判定部27は、吹きこぼれ状態であると判定したときに、レンジフード制御部24へ吹きこぼれ検出信号を出力するとともに、基準データを、吹きこぼれ状態であると判定したときの画像データに更新して、その後も画像データを入力するたびに、吹きこぼれ判定処理を継続するように構成してもよい。
このようにすれば、例えば、照明装置23、撮像制御部25及び撮像部26を作動させた後、バーナ12を点火する前にバーナ12上に鍋が載せられることにより、鍋が撮像されて吹きこぼれ判定部27で吹きこぼれ状態であると判定されて、吹きこぼれ検出信号がコンロ制御部14へ入力されても、はじめからバーナ12は点火されていないので問題はない(コンロ制御部14はバーナ12の消火等の処理を行う必要がない)。そして、この後、バーナ12が点火されて、実際に吹きこぼれ状態になったときに、吹きこぼれ判定部27で吹きこぼれ状態であると判定される。
また、照明装置23、撮像制御部25及び撮像部26を作動させた後、バーナ12上に鍋を載せる前に、バーナ12を点火することにより、バーナ12の火炎が撮像されて吹きこぼれ判定部27で吹きこぼれ状態であると判定されて、吹きこぼれ検出信号がコンロ制御部14へ入力されて、バーナ12が消火またはその火力が小さくなっても、使用者がバーナ12上に鍋を載せて、再点火や火力の調整等を行うことで問題はない。そして、実際に吹きこぼれ状態になったときに、吹きこぼれ判定部27で吹きこぼれ状態であると判定される。
また、コンロ1にアラーム等の報知器を設け、コンロ制御部14は、吹きこぼれ検出信号を入力したときに、報知器を制御して吹きこぼれ状態を使用者に報知するようにしてもよい。この場合、不要な報知を回避するために、コンロ制御部14は、鍋検知部13からの検知信号の入力、及び、バーナ12の点火の両条件がそろい、かつ、両条件がそろってから所定時間(例えば、1分)以上経過した後に、吹きこぼれ検出信号が入力されたときに、その吹きこぼれ状態であることを報知するように構成することが好ましい。
また、吹きこぼれ判定部27において、基準データを次のようにして記憶するようにしてもよい。吹きこぼれ判定部27に、予めバーナ12上に調理器具など何も載せていないコンロ1の画像データを初期データとして記憶しておく。そして、まず、撮像部26から画像データを取得するたびに、その画像データを初期データと比較してこれらの差分量を算出し、差分量が予め定められているしきい値(第2のしきい値)を超えたときに鍋が載せられたことを認識し、この認識したときの画像データを基準データとして記憶する。このようにして、この後に取得する画像データと基準データとの差分量が第1のしきい値を超えたときに、吹きこぼれ検出信号を出力することにより、吹きこぼれ状態であることを正確に判定することができる。
また、吹きこぼれ判定部27を次のように構成してもよい。吹きこぼれ判定部27は、例えば、吹きこぼれ状態にある調理器具を撮像した1つ以上の画像データ(第2基準データ)を予め記憶しておいて、撮像部26から画像データを取得するたびに、その画像データを全ての第2基準データと比較して各々の差分量を算出し、最も小さい差分量が予め定められているしきい値(第3のしきい値)未満となったときに、吹きこぼれ状態であると判定し、吹きこぼれ検出信号を出力するように構成してもよい。
本実施形態では、吹きこぼれ判定部27が、調理器具がバーナ12で加熱されているときに撮像部26で撮像される調理器具の画像データを順次取得し、取得するたびに取得した画像データに基づいて、吹きこぼれ状態であるか否かを判定し、吹きこぼれ状態を検出することができる。吹きこぼれ判定部27で吹きこぼれ状態であるか否かを判定するときに、調理器具の温度情報を用いないので、調理器具の温度を検知するための赤外線センサ等の温度検知センサが不要であり、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができる。
なお、無線送信部28及び無線受信部15を双方向の通信を可能とする無線通信部(28,15)としてもよい。この場合、コンロ1の操作部11による点火操作時に、点火信号をコンロ制御部14からレンジフード制御部24へ無線通信部(15,28)を介して送信し、レンジフード制御部24がその点火信号に基づいてファン24の作動を開始させるとともに、撮像制御部25及び撮像部26の作動を開始させ、撮像制御部25による吹きこぼれ判定処理を開始させるように構成してもよい。さらに、撮像制御部25及び撮像部26を作動させる際に、照明装置23を作動させてもよい。この場合、コンロ1の操作部11による点火操作(単一の操作)によって、撮像部26と照明装置23との両方が作動状態になる。
上記では、照明装置23、撮像部26、吹きこぼれ判定部27を有する撮像制御部25、及び無線送信部28を、コンロ1とは離隔した位置のレンジフード2に設けているが、これに限られず、例えば、コンロ1とは離隔した位置で、レンジフードとは別個に設けられていてもよい。この場合、照明装置23及び撮像部26の操作スイッチ等もレンジフードとは別個に設けられる。このように、照明装置23及び撮像部26等をレンジフードとは別個に設ける場合、例えば、撮像部26を、調理器具を斜め上方や側方(水平方向あるいは略水平方向)から撮像するように配置してもよい。例えば、撮像部26を調理器具の側方に配置した場合、調理物が沸騰状態になったときに、例えば調理器具(鍋)の蓋が上下するのを撮像し、その画像データによって吹きこぼれ状態を検出することができる。また、例えば、調理器具(鍋)の高さを超える沸騰の気泡を撮像し、その画像データによって吹きこぼれ状態を検出するように構成してもよい。
〔変形例〕
上記では、吹きこぼれ判定部27をレンジフード2に設け、無線送信部28及び無線受信部15によって、吹きこぼれ検出信号をコンロ1へ通信するようにしたが、吹きこぼれ判定部27をコンロ1に設けるようにしてもよい。この場合、撮像制御部25は、撮像部26から画像データを順次取得し、取得した画像データを順次、レンジフード制御部24を介して無線送信部28から送信させる。そして、コンロ1の無線受信部15は、受信した画像データを順次、コンロ1に設けた吹きこぼれ判定部27へ入力し、吹きこぼれ判定部27における判定結果である吹きこぼれ検出信号をコンロ制御部14へ入力するように構成すればよい。
なお、本実施形態では、吹きこぼれ検出信号または画像データ(変形例の場合)を無線通信によってコンロ1へ送信するようにしたが、例えば電力線搬送通信などの有線通信によって送信するように構成してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略斜視図は、図1と同様であり、第2実施形態では、コンロ1の天板17に可視光受光部16を備えている。また、図4は、第2実施形態におけるコンロ監視装置を備えたコンロ及びレンジフードの概略ブロック図である。
以下では、主に、第1実施形態との相違点について説明する。
第1実施形態では、吹きこぼれ検出信号を、電波を媒体とする無線通信によってレンジフード2からコンロ1へ送信していたが、第2実施形態では、可視光通信、より具体的には照明光通信によって送信するようにしている。そのため、図2の無線送信部28は不要であり、照明装置23には、照明光通信が可能な照明装置、例えば、LED及びその駆動回路を備えたLED照明装置が用いられる。また、図2の無線受信部15に代えて、フォトダイオードまたはイメージセンサで構成された可視光受光部16が備えられる。
そして、レンジフード制御部24では、撮像制御部25の吹きこぼれ判定部27から吹きこぼれ検出信号を入力すると、照明装置23へ吹きこぼれ検出信号の送信指示信号を出力する。
そして、照明装置23は、レンジフード制御部24から吹きこぼれ検出信号の送信指示信号を入力すると、内部のLED駆動回路が照明光に変調をかけて吹きこぼれ検出信号が送信されるようにLEDの駆動(オンオフ)を制御するよう構成されている。
図5(A)は、情報(データ)を送信しない場合の照明装置23のLEDのオンオフ動作状態の一例を示す図である。図5(B)は、マンチェスタ符号化方式によって情報(データ)を送信する場合の照明装置23のLEDのオンオフ動作状態と送信データの一例を示す図である。
本実施形態では、吹きこぼれ検出信号(吹きこぼれ状態を検出したことを示す信号)を送信するだけなので、例えば、送信データとして「10」あるいは「01」を送信するようにしてもよい。但し、本実施形態のように、コンロ1に複数のバーナ12が備えられている場合には、吹きこぼれ検出信号に、該当するバーナ12の識別番号等のデータが追加される。また、データを送信しない場合の図5(A)におけるLEDの駆動周波数を、人の目にちらつきを認識できない周波数(例えば、60Hz以上)とすることが好ましい。
そして、可視光受光部16では、照明装置23からの照明光を受光し、吹きこぼれ検出信号が含まれている場合には、吹きこぼれ検出信号をコンロ制御部14へ出力する。
上記以外の構成及び動作は、第1実施形態の場合と同様である。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、照明装置23を利用した照明光通信を行うようにしたことにより、図2に示す無線送信部28及び無線受信部15を設ける場合に比べて安価に構成できる。
なお、本実施形態において、照明装置23、撮像部26、吹きこぼれ判定部27を有する撮像制御部25を、コンロ1とは離隔した位置のレンジフード2に設けているが、これに限られず、例えば、コンロ1とは離隔した位置で、レンジフードとは別個に設けられていてもよい。この場合、撮像部26を、調理器具を斜め上方や側方(水平方向)から撮像するように配置してもよい。
なお、上記第1、第2実施形態では、コンロ1がガスコンロである場合を例示したが、これに限らず、IHクッキングヒータや電気コンロであってもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、調理器具の温度を検知することなく、簡単な構成で、吹きこぼれ状態の検出を行うことができるコンロ監視装置等として有用である。
1 コンロ
11 操作部
12 バーナ
13 鍋検知部
14 コンロ制御部
15 無線受信部
16 可視光受光部
2 レンジフード
21 操作部
22 ファン
23 照明装置
24 レンジフード制御部
25 撮像制御部
26 撮像部
27 吹きこぼれ判定部
28 無線送信部

Claims (6)

  1. 調理器具を加熱する加熱部を有するコンロを照明する照明部と、
    前記加熱部上に載置された前記調理器具を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像される前記調理器具の画像データを所定時間間隔で取得し、取得するたびに、取得した画像データに基づいて前記調理器具内の調理物が吹きこぼれ状態であるか否かを判定する吹きこぼれ判定部と、
    を備えたコンロ監視装置。
  2. 単一の操作によって前記撮像部と前記照明部との両方を作動状態にする操作部をさらに備えた、
    請求項1に記載のコンロ監視装置。
  3. 前記吹きこぼれ判定部が前記吹きこぼれ状態であると判定したときにその旨を示す吹きこぼれ検出信号を送信する送信部と、
    前記送信部から送信される前記吹きこぼれ検出信号を受信する受信部と
    をさらに備え、
    前記撮像部と、前記照明部と、前記吹きこぼれ判定部と、前記送信部とが、前記コンロから離隔した位置に設けられ、
    前記受信部が、前記コンロに設けられた、
    請求項1または2に記載のコンロ監視装置。
  4. 前記照明部は、可視光通信が可能な照明装置で構成され、
    前記送信部は、照明光に変調をかけることにより前記吹きこぼれ検出信号を送信する前記照明装置によって構成され、
    前記受信部は、前記照明光を受光する可視光受光部で構成された、
    請求項3に記載のコンロ監視装置。
  5. 前記撮像部によって順次撮像される前記調理器具の画像データを順次送信する送信部と、
    前記送信部から順次送信される前記画像データを受信し、前記吹きこぼれ判定部へ出力する受信部と
    をさらに備え、
    前記撮像部と、前記照明部と、前記送信部とが、前記コンロから離隔した位置に設けられ、
    前記受信部と、前記吹きこぼれ判定部とが、前記コンロに設けられた、
    請求項1または2に記載のコンロ監視装置。
  6. 前記コンロから離隔した位置は、前記コンロの上方に配置されたレンジフードの位置である、
    請求項3〜5のいずれかに記載のコンロ監視装置。
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