JP2017130584A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2017130584A
JP2017130584A JP2016009985A JP2016009985A JP2017130584A JP 2017130584 A JP2017130584 A JP 2017130584A JP 2016009985 A JP2016009985 A JP 2016009985A JP 2016009985 A JP2016009985 A JP 2016009985A JP 2017130584 A JP2017130584 A JP 2017130584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external terminal
coil
coil component
terminals
dummy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016009985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6485374B2 (ja
Inventor
工藤 敬実
Norizane Kudo
敬実 工藤
由雅 吉岡
Yoshimasa Yoshioka
由雅 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016009985A priority Critical patent/JP6485374B2/ja
Priority to CN201611072225.3A priority patent/CN106992062B/zh
Priority to US15/400,464 priority patent/US10410783B2/en
Publication of JP2017130584A publication Critical patent/JP2017130584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485374B2 publication Critical patent/JP6485374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0033Printed inductances with the coil helically wound around a magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/022Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/36Electric or magnetic shields or screens
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/36Electric or magnetic shields or screens
    • H01F27/366Electric or magnetic shields or screens made of ferromagnetic material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/0073Printed inductances with a special conductive pattern, e.g. flat spiral
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】コイル部品を実装基板に実装するとき、コイル部品の実装基板に対する水平方向および回転方向の位置ずれを低減できるコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品は、互いに対向する第1面と第2面を含む。コイル部品は、スパイラル状に形成されたコイル導体と、コイル導体の第1面側に設けられる一方、コイル導体の第2面側に設けられない磁性樹脂体と、磁性樹脂体の少なくとも第1面側の一面に設けられ、コイル導体に電気的に接続された第1外部端子および第2外部端子と、磁性樹脂体の少なくとも第1面側の一面に設けられ、コイル導体に電気的に接続されない少なくとも1つのダミー端子とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コイル部品に関する。
従来、コイル部品としては、特開2014−13815号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このコイル部品は、基板と、基板の上下面に設けられた上下のスパイラル導体と、上スパイラル導体の上側を覆う上磁性樹脂体と、下スパイラル導体の下側を覆う下磁性樹脂体と、上磁性樹脂体の上面に設けられた第1外部端子および第2外部端子とを有する。
特開2014−13815号公報
ところで、前記従来のコイル部品を実装基板に実際に実装しようとすると、次の問題があることを見出した。つまり、コイル部品の第1外部端子および第2外部端子を実装基板に設置して、第1外部端子および第2外部端子を実装基板に半田で固着させると、コイル部品の実装基板に対する水平方向または回転方向の位置ずれが発生する。本願発明者は、鋭意検討により、この原因は、コイル部品が第1外部端子および第2外部端子の2点で支持されているためであることを、見出した。
そこで、本発明の課題は、コイル部品を実装基板に実装するとき、コイル部品の実装基板に対する水平方向および回転方向の位置ずれを低減できるコイル部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のコイル部品は、
互いに対向する第1面と第2面を含むコイル部品であって、
スパイラル状に形成されたコイル導体と、
前記コイル導体の前記第1面側に設けられる一方、前記コイル導体の前記第2面側に設けられない磁性樹脂体と、
前記磁性樹脂体の少なくとも前記第1面側の一面に設けられ、前記コイル導体に電気的に接続された第1外部端子および第2外部端子と、
前記磁性樹脂体の少なくとも前記第1面側の一面に設けられ、前記コイル導体に電気的に接続されない少なくとも1つのダミー端子と
を備える。
本発明のコイル部品によれば、磁性樹脂体の少なくとも第1面側の一面に、第1外部端子および第2外部端子と少なくとも1つのダミー端子とを、設けている。これにより、コイル部品の第1面を実装基板に実装するとき、第1外部端子および第2外部端子と少なくとも1つのダミー端子とを実装基板に設置することで、コイル部品を少なくとも3点で安定して支持できる。したがって、コイル部品を実装基板に半田などで実装するとき、コイル部品の実装基板に対する水平方向および回転方向の位置ずれを低減できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記磁性樹脂体は、前記コイル導体の前記第1面側の全面に設けられている。
前記実施形態によれば、磁性樹脂体は、コイル導体の第1面側の全面に設けられているので、磁性樹脂体は、コイル部品の第1面からの磁束漏れを抑制できる。
また、コイル部品の一実施形態では、
前記第1面は、実装基板に実装される側となる実装面であり、
前記第2面は、被検出導体に対向する側となる検出面である。
前記実施形態によれば、第1面は、実装面であるので、磁性樹脂体は、コイル導体の実装面側に設けられる。これにより、磁性樹脂体は、コイル部品の実装面からの磁束漏れを抑制できる。したがって、コイル部品の実装面を実装基板に実装するとき、コイル部品の実装基板側への磁束漏れを抑制して、所望のインダクタンスを得られる。また、コイル部品の実装基板側への磁束漏れを抑制することで、実装基板に設けられる配線や他の電子部品との磁気結合を抑制して、所望の共振動作を得ることができる。これにより、コイル部品の近傍に配線や電子部品を配置できて、コイル部品が実装される実装基板の小型化を図れる。
一方、第2面は、検出面であるので、磁性樹脂体は、コイル導体の検出面側に設けられない。これにより、磁性樹脂体は、コイル部品の検出面からの磁界の発生の妨げとならない。したがって、コイル部品の検出面を被検出導体に対向させたとき、コイル部品の被検出導体側への磁界の発生を妨げず、コイル部品を用いた被検出導体の検出感度を低減しない。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1面の重心は、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの重心を結んで形成される領域内に含まれる。
前記実施形態によれば、第1面の重心は、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とのそれぞれの重心を結んで形成される領域内に含まれるので、コイル部品を一層安定した姿勢で実装基板に設置できる。したがって、コイル部品の実装基板に対する水平方向および回転方向の位置ずれを一層低減できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とは、前記コイル導体の内面よりも外側に配置されている。
ここで、コイル導体の内面とは、コイル導体のスパイラルの最内周の内側の側面だけを指す。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とは、コイル導体の内面よりも外側に配置されているので、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とは、コイル導体の内磁路に重ならない。したがって、内磁路に発生する磁束がダミー端子に遮られないため、コイル部品のL値の取得効率の低下を抑制できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とにおいて、前記コイル導体の外面よりも外側と重なる部分の面積の和は、前記コイル導体の外面よりも内側と重なる面積の和よりも大きい。
ここで、コイル導体の外面とは、コイル導体のスパイラルの最外周の外側の側面だけを指す。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とにおいて、コイル導体の外面よりも外側と重なる部分の面積の和は、コイル導体の外面よりも内側と重なる面積の和よりも大きいので、第1外部端子、第2外部端子および全てのダミー端子と、コイル導体との間の浮遊容量を低減することができる。また、SRF(Self-Resonant Frequency:自己共振周波数)を高くできる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの面積は、互いに同じである。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とのそれぞれの面積は、互いに同じであるので、コイル部品を実装基板に実装するときに各端子の半田濡れ量を均一化でき、コイル部品の実装基板に対する傾きを抑制することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子との内の少なくとも1つの端子の形状は、その他の端子の形状と異なる。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子との少なくとも1つの端子の形状は、その他の端子の形状と異なるので、少なくとも1つの端子を方向性マーカとして用いることができ、コイル部品の方向性を認識できる。したがって、コイル部品の実装基板への実装の際、第1外部端子および第2外部端子を対応する信号ラインへ接続することが容易となる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの前記第1面の外周側の形状は、互いに同じである。
ここで、端子の第1面の外周側の形状とは、端子の第1面の外形に対向した部分の形状をいう。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とのそれぞれの第1面の外周側の形状は、互いに同じであるので、コイル部品を実装基板に実装するときに各端子に加わる応力を均一化でき、コイル部品の実装基板に対する傾きを抑制することができる。また、各端子に加わる応力を均一化できるので、コイル部品の実装基板に対する固着強度を確保できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とは、前記磁性樹脂体の前記一面のみに設けられている。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とは、磁性樹脂体の一面のみに設けられているので、全ての端子を磁性樹脂体の一面に収めることができる。これにより、全ての端子を実装基板に半田で固着させるとき、半田がコイル部品の側方に濡れ上がって広がることを抑制でき、この結果、コイル部品の実装面積を低減できる。
また、コイル部品の一実施形態では、
前記ダミー端子は、少なくとも2つあり、
前記第1面に直交する方向からみて、前記第1面の外周側の形状は、四角形であり、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子との内の4つの端子は、それぞれ、前記第1面の四隅に位置する。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子との内の4つの端子は、それぞれ、第1面の四隅に位置するので、コイル部品を実装基板に実装するときに各端子に加わる応力を均一化でき、コイル部品の実装基板に対する傾きを抑制することができる。また、各端子に加わる応力を均一化できるので、コイル部品の実装基板に対する固着強度を確保できる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1面の外形の少なくとも一対の対向辺で、前記四隅に位置する端子の間に、前記ダミー端子が設けられている。
前記実施形態によれば、第1面の外形の少なくとも一対の対向辺で、四隅に位置する端子の間に、ダミー端子が設けられているので、コイル部品の実装基板への実装強度が向上する。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1外部端子と前記第2外部端子とは、前記第1面の外形の同一辺に位置する。
前記実施形態によれば、第1外部端子と第2外部端子とは、第1面の外形の同一辺に位置するので、第1、第2外部端子と接続する実装基板の引き回し配線を短くできる。この結果、実装基板を小さくできる。
本発明のコイル部品によれば、磁性樹脂体の少なくとも第1面側の一面に、第1外部端子および第2外部端子と少なくとも1つのダミー端子とを、設けているので、コイル部品を実装基板に実装するとき、コイル部品の実装基板に対する水平方向および回転方向の位置ずれを低減できる。
本発明のコイル部品を含む厚み検出装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 厚み検出回路の回路図である。 コイル部品の一実施形態を示す断面図である。 第1コイル導体の平面図である。 第2コイル導体の平面図である。 第1コイル導体および第2コイル導体の平面図である。 コイル部品の簡略平面図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 本発明のコイル部品の製法の一実施形態を説明する説明図である。 コイル部品の固着強度の試験を説明する説明図である。 4端子のコイル部品の平面図である。 6端子のコイル部品の平面図である。 コイル部品の端子数とチップ剥がれ発生率との関係を示すグラフである。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1Aは、本発明のコイル部品を含む厚み検出装置の第1実施形態を示す簡略構成図である。図1Aに示すように、厚み検出装置100は、例えば、ATM(Automatic Teller Machine)などに組み込まれ、紙幣の厚みを検出する。厚み検出装置100は、搬送路Mの上方に配置され、搬送路MのX方向に向けて搬送される紙葉類Pの厚みを検出する。
厚み検出装置100は、ケーシング110と、ケーシング110内に配置された実装基板120、コイル部品1および厚み検出回路130と、ケーシング110の搬送路M側の開口部110bに配置されたローラ150とを有する。
実装基板120は、取付部110aを介して、ケーシング110内に取り付けられている。コイル部品1は、実装基板120の搬送路M側の面に取り付けられている。厚み検出回路130は、実装基板120の搬送路Mと反対側の面に取り付けられている。ローラ150は、回転自在で、かつ、開口部110bから進退自在となるように、ケーシング110に取り付けられる。ローラ150は、コイル部品1に対向して配置され、コイル部品1に接近または離隔自在となる。
ローラ150は、紙葉類Pに当接した状態で回転されるとともに、紙葉類Pの厚みに応じてコイル部品1の方向に変位する。すなわち、ローラ150は、紙葉類Pの厚みを変位量として検出する。コイル部品1は、高周波信号が印加されて、高周波磁界を発生する。ローラ150は、導体からなり、コイル部品1から発生する磁界により渦電流を発生する。
図1Bに示すように、厚み検出回路130は、紙葉類Pの厚みを電気的に検出する回路であり、発振回路131、抵抗132、コンデンサ133、検波回路134および増幅回路135から構成される。発振回路131は、抵抗132を介して、高周波信号を出力する。コイル部品1(コイル導体)の一端は、抵抗132を介して、発振回路131に接続され、コイル部品1(コイル導体)の他端は、コンデンサ133を介して、接地される。
検波回路134は、発振回路131からの高周波信号の振幅に応じた直流信号を取り出す回路である。この直流信号は、後述するローラ150とコイル部品1との間の距離(紙葉類Pの厚み)に比例する信号である。増幅回路135は、検波回路134より入力される直流信号を増幅する。この増幅回路135の出力信号は、厚み検出結果としての紙葉類Pの厚みに対応する。
前記厚み検出装置100の動作について説明する。
発振回路131が駆動されると、発振回路131からは、抵抗132を介して、高周波信号がコイル部品1へ供給される。これにより、コイル部品1に高周波電流が流れ、コイル部品1の周囲に高周波磁界が発生する。
このような状態で紙葉類PがX方向に搬送されると、ローラ150は、紙葉類Pの表面に当接した状態で回転するとともに、紙葉類Pの厚みに応じてコイル部品1の方向に変位する。
ここで、ローラ150がコイル部品1に接近する方向に変位した場合、コイル部品1からの高周波磁界に伴う渦電流損が大きくなるため、発振回路131からの高周波信号の振幅が小さくなる。
一方、ローラ150がコイル部品1から離隔する方向に変位した場合、コイル部品1からの高周波磁界に伴う渦電流損が小さくなるため、発振回路131からの高周波信号の振幅が大きくなる。
このように、ローラ150とコイル部品1との間の距離は、発振回路131からの高周波信号の振幅に比例する。すなわち、ローラ150とコイル部品1との間の距離が紙葉類Pの厚みに比例することから、発振回路131からの高周波信号の振幅は、紙葉類Pの厚みに比例する。
そして、発振回路131からの高周波信号は、検波回路134により検波される。すなわち、検波回路134からは、高周波信号の振幅に応じた直流信号が増幅回路135へ出力される。これにより、直流信号は、増幅回路135により増幅される。この増幅回路135の出力信号は、紙葉類Pの厚みに対応する信号である。このように、厚み検出装置100は、搬送された紙葉類Pの厚みを、増幅回路135からの信号として出力する。
図2は、コイル部品1の第1実施形態を示す断面図である。図1Aと図2に示すように、コイル部品1は、互いに対向する第1面1aと第2面1bを含む。第1面1aは、実装基板120に実装される側となる実装面である。第2面1bは、ローラ150(被検出導体の一例)に対向する側となる検出面であり、ローラ150に向かって磁界を発生する。なお、図2は図4において第1面1aの対角線に沿った断面図である。
コイル部品1は、コイル基板5と、コイル基板5の一部を覆う磁性樹脂体40とを有する。コイル基板5は、2層のコイル導体21,22と、2層のコイル導体21,22を覆う絶縁樹脂体35とを有する。
第1コイル導体21および第2コイル導体22は、下層から上層に順に、配置される。第1と第2コイル導体21,22は、それぞれ、平面スパイラル状に形成されている。第1と第2コイル導体21,22は、例えば、Cu、Ag、Auなどの低抵抗な金属によって構成される。好ましくは、セミアディティブ工法によって形成されるCuめっきを用いることで、低抵抗でかつ狭ピッチなコイル導体を形成できる。
第1コイル導体21は、図3Aに示すように、外周から内周に向かって反時計回りとなる平面スパイラル状である。第2コイル導体22は、図3Bに示すように、内周から外周に向かって反時計周りとなる平面スパイラル状である。なお、図2では、分かりやすくするため、図3A、図3Bと比べてコイル導体21,22のターン数を少なくして描いている。
第1コイル導体21の内周端は、内周接続配線24aに接続される。第2コイル導体22の内周端は、内周接続配線24bに接続される。それぞれの内周接続配線24a,24bは、図3Cに示すように、接続ビア(不図示)を介して、互いに電気的に接続される。
第1コイル導体21の外周端は、外周接続配線25aに接続されている。第2コイル導体22の外周端は、外周接続配線25bに接続されている。第1コイル導体21の外周端に接続された外周接続配線25aは、第2コイル導体22と同層に設けられ第2コイル導体22に接続されていない外周接続配線25c(図3B)と、この外周接続配線25cより上層の外周接続配線25dとを介して、第1外部端子11に接続される。同様に、第2コイル導体22の外周端に接続された外周接続配線25bは、この外周接続配線25bより上層の外周接続配線(不図示)を介して、第2外部端子12に接続される。
第1と第2コイル導体21,22の中心軸は、同心上に配置され、第1面1aと第2面1bに交差する。この実施形態では、第1と第2コイル導体21,22の中心軸は、第1面1aと第2面1bに直交している。
絶縁樹脂体35は、ベース絶縁樹脂30、第1絶縁樹脂31および第2絶縁樹脂32を有する。ベース絶縁樹脂30および第1と第2絶縁樹脂31,32は、下層から上層に順に、配置される。絶縁樹脂30〜32の材料は、例えば、エポキシ系樹脂やビスマレイミド、液晶ポリマ、ポリイミドなどからなる有機絶縁材料の単独材料もしくは、これら有機絶縁材料とシリカフィラーなどの無機フィラー材料や、ゴム系材料からなる有機系フィラーなどとの組み合わせからなる絶縁材料である。好ましくは、全ての絶縁樹脂30〜32は、同一材料で構成される。この実施形態では、全ての絶縁樹脂30〜32は、シリカフィラーを含有したエポキシ樹脂で構成される。
第1コイル導体21は、ベース絶縁樹脂30上に積層される。第1絶縁樹脂31は、第1コイル導体21上に積層され、第1コイル導体21を覆う。第2コイル導体22は、第1絶縁樹脂31上に積層される。第2絶縁樹脂32は、第2コイル導体22上に積層され、第2コイル導体22を覆う。第2コイル導体22は、第1絶縁樹脂31に設けられたビアホール(図示せず)を介して、第1コイル導体21に接続される。
第1と第2コイル導体21,22の外面21a,22aおよび内面21b,22bは、絶縁樹脂体35に覆われている。絶縁樹脂体35は、第1と第2コイル導体21,22の中心軸に対応する内径孔部35aを有する。内径孔部35aは、第1と第2絶縁樹脂31,32の孔部から構成される。
外面21a,22aは、スパイラルの最外周の外側の側面だけを指す。つまり、外面21a,22aは、上面、下面及び内周ターン部における外側の側面を含まない。また、外面21a,22aは、コイル導体でない外周接続配線25a〜25dの外面を含まない。
内面21b,22bは、スパイラルの最内周の内側の側面だけを指す。つまり、内面21b,22bは、上面、下面及び内周ターン部における内側の側面を含まない。また、内面21b,22bは、コイル導体でない内周接続配線24a,24bの内面を含まない。
磁性樹脂体40は、第1と第2コイル導体21,22の第1面1a側に設けられる一方、第1と第2コイル導体21,22の第2面1b側に設けられない。磁性樹脂体40は、第1と第2コイル導体21,22の内面21b,22bの内側(内径孔部35a)に設けられている。
つまり、磁性樹脂体40は、絶縁樹脂体35の内径孔部35aに設けられた内部分41と、絶縁樹脂体35の第1面1a側の端面に設けられた端部分42とを有する。内部分41は、コイル部品1の内磁路を構成し、端部分42は、コイル部品1の外磁路を構成する。端部分42は、絶縁樹脂体35の第1面1a側の全てを覆う。つまり、磁性樹脂体40は、第1と第2コイル導体21,22の第1面1a側の全面に設けられている。端部分42は、第1と第2コイル導体21,22の軸方向の第1面1a側からみて、第1と第2コイル導体21,22を覆い、第1と第2コイル導体21,22の外面21a,22aよりも外側から内部分41上までに配置されている。
磁性樹脂体40の材料は、例えば、磁性体粉含有の樹脂材料である。磁性体粉は、例えば、Fe、Si、Cr等の金属磁性材料であり、樹脂材料は、例えば、エポキシ等の樹脂材料である。コイル部品1の特性(L値および重畳特性)を向上させるため、磁性体粉は、90wt%以上含有されていることが望ましく、また、磁性樹脂体40の充填性を向上させるため、粒度分布の異なる2または3種類の磁性体粉を混在させるとさらによい。
絶縁樹脂体35は、磁性樹脂体40よりも透磁率が低くかつ熱膨張係数が高い。第1、第2コイル導体21,22の熱膨張係数は、磁性樹脂体40の熱膨張係数よりも大きく、絶縁樹脂体35の熱膨張係数よりも小さい。例えば、上記に列記したような一般的な材料では、絶縁樹脂体35の熱膨張係数は、30〜50ppm/Kであり、磁性樹脂体40の熱膨張係数は、0〜15ppm/Kであり、第1、第2コイル導体21,22の熱膨張係数は、16ppm/Kである。したがって、第1、第2コイル導体21,22、絶縁樹脂体35および磁性樹脂体40に、通常の材料を用いることができる。
図4は、コイル部品1の簡略平面図である。図4に示すように、磁性樹脂体40(端部分42)の第1面1a側の一面42aに、第1外部端子11と第2外部端子12と複数(この実施形態では6つ)のダミー端子15,16とを設けている。第1外部端子11と第2外部端子12とは、上述したように、第1、第2コイル導体21,22に電気的に接続されている。全てのダミー端子15,16は、第1、第2コイル導体21,22に電気的に接続されていない。
第1、第2外部端子11,12とダミー端子15,16は、樹脂と金属の混合材料で構成される。金属は、抵抗率の小さい、例えば、Ag、Cu、Auなどから構成される。樹脂は、ヤング率の小さい、例えば、フェノール樹脂などから構成される。また、端子11,12,15,16の表面は、半田との濡れ性を確保するため、Ni、Snメッキ等で被覆させてもよい。端子11,12,15,16は、磁性樹脂体40の一面42aのみに設けられた底面端子である。
第1面1aに直交する方向からみて、第1外部端子11と第2外部端子12と5つのダミー端子15(以下、同形のダミー端子15という。)とは、互いに同じ形状であり、四角形である。1つのダミー端子16(以下、異形のダミー端子16という。)の形状は、その他の端子11,12,15の形状と異なり、五角形である。第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とのそれぞれの面積は、互いに同じである。
第1面1aに直交する方向からみて、磁性樹脂体40の外周側の形状は、四角形である。磁性樹脂体40の外形は、4つの辺45a〜45dを有する。第1辺45aと第2辺45bは、互いに対向し、第3辺45cと第4辺45dは、互いに対向する。
第1外部端子11と第2外部端子12と1つの同形のダミー端子15と1つの異形のダミー端子16とは、それぞれ、磁性樹脂体40の四隅に位置する。第1外部端子11と第2外部端子12とは、磁性樹脂体40の外形の同一の第1辺45aに位置する。つまり、第1外部端子11は、第1辺45aと第4辺45dとの隅に位置し、第2外部端子12は、第1辺45aと第3辺45cとの隅に位置し、1つの同形のダミー端子15は、第2辺45bと第3辺45cとの隅に位置し、1つの異形のダミー端子16は、第2辺45bと第4辺45dとの隅に位置する。
磁性樹脂体40の外形の二対の対向辺45a〜45dで、四隅に位置する端子11,12,15,16の間に、同形のダミー端子15が設けられている。つまり、対向辺である第1、第2辺45a,45bにおいて、第1辺45aには、隅に位置する第1外部端子11と第2外部端子12の間に、同形のダミー端子15が設けられ、第2辺45bには、隅に位置する同形のダミー端子15と異形のダミー端子16の間に、同形のダミー端子15が設けられている。対向辺である第3、第4辺45c,45dにおいて、第3辺45cには、隅に位置する第2外部端子12と同形のダミー端子15の間に、同形のダミー端子15が設けられ、第4辺45dには、隅に位置する第1外部端子11と異形のダミー端子16の間に、同形のダミー端子15が設けられている。
第1面1aに直交する方向からみて、磁性樹脂体40の一面42a(すなわち、第1面1a)の重心G1は、第1外部端子11の重心G11と第2外部端子12の重心G12と5つの同形のダミー端子15の重心G15と異形のダミー端子16の重心G16とを結んで形成される領域Z内に含まれる。この領域Zは、略四角形に形成される。なお、上記において、「重心」とは、第1面1aに直交する方向から見た一面42a(第1面1a)や第1外部端子11、第2外部端子12、ダミー端子15,16が示す平面図形の図心のことであり、公知の方法で決定できる。例えば、面が多角形である場合は、多角形のある頂点から対角線を引くことにより多角形を三角形に分割し、各三角形の重心ベクトルを当該三角形の面積で加重平均したベクトルを求めればよい。特に、面が長方形の場合は、対角線の交点が重心である。また、例えば面が円形である場合は、円の中心が重心である。なお、面が略多角形状や略円状の場合は、面に近似する多角形や円形から重心を求めればよい。
第1面1aに直交する方向からみて、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とは、第1、第2コイル導体21,22の内面21b,22bよりも外側に配置されている。図4では、模式的に、第1、第2コイル導体21,22の最内面(内面21b及び内面22bのうち内側の方)を記載している。なお、実際には、内周接続配線24a,24bの位置および第1、第2コイル導体21,22の切れ目によって、最内面は図4のような略四角形にはならない場合がある。
第1面1aに直交する方向からみて、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とにおいて、第1、第2コイル導体21,22の外面21a,22aよりも外側と重なる部分の面積の和は、第1、第2コイル導体21,22の外面21a,22aよりも内側と重なる面積の和よりも大きい。図4では、模式的に、第1、第2コイル導体21,22の最外面(外面21a及び外面22aのうち外側の方)を記載している。なお、実際には、外周接続配線25a〜25dの位置および第1、第2コイル導体21,22の切れ目によって、最外面は図4のような略四角形にはならない場合がある。
第1面1aに直交する方向からみて、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とのそれぞれの磁性樹脂体40の外周側の形状は、互いに同じである。端子11,12,15,16の磁性樹脂体40の外周側の形状とは、端子11,12,15,16の磁性樹脂体40の外形に対向した部分の形状をいう。具体的には、端子11,12,15,16の磁性樹脂体40の外周側の形状は、磁性樹脂体40の端部分42の外形に沿った形状であり、互いに直角をなす二本の直線である。端子11,12,15,16の間では当該の二本の直線の対応する各長さが等しく、これらの外周側の形状は同じである。ただし、「互いに同じ」とは、厳密なものではなく、実質的に同じであればよい。例えば設計値に対する公差程度の差異があっても「互いに同じ」とする。
次に、コイル部品1の製造方法について、図5A〜図5Oを用いて説明する。なお、図5A〜図5Oの断面は図2の断面に相当するものである。
図5Aに示すように、基台50を準備する。基台50は、絶縁基板51と、絶縁基板51の両面に設けられたベース金属層52とを有する。この実施形態では、絶縁基板51は、ガラスエポキシ基板であり、ベース金属層52は、Cu箔である。
そして、図5Bに示すように、基台50の一面上にダミー金属層60を接着する。この実施形態では、ダミー金属層60は、Cu箔である。ダミー金属層60は、基台50のベース金属層52と接着されるので、ダミー金属層60は、ベース金属層52の円滑面に接着される。このため、ダミー金属層60とベース金属層52の接着力を弱くすることができて、後工程において、基台50をダミー金属層60から容易に剥がすことができる。好ましくは、基台50とダミー金属層60を接着する接着剤は、低粘着接着剤とする。また、基台50とダミー金属層60の接着力を弱くするために、基台50とダミー金属層60の接着面を光沢面とすることが望ましい。
その後、基台50に仮止めされたダミー金属層60上にベース絶縁樹脂30を積層する。このとき、ベース絶縁樹脂30を真空ラミネータにより積層してから熱硬化する。
そして、図5Cに示すように、ベース絶縁樹脂30上に、第1コイル導体21と、内磁路に対応する第1犠牲導体71と、外周接続配線25aとを設ける。このとき、第1コイル導体21、第1犠牲導体71および外周接続配線25aを、セミアディティブ工法により、同時に形成する。なお、内周接続配線24a,24b(図3A、3B参照)も、外周接続配線25aと同様に形成する。
そして、図5Dに示すように、第1コイル導体21および第1犠牲導体71を第1絶縁樹脂31で覆う。このとき、第1絶縁樹脂31を真空ラミネータで積層してから熱硬化する。
そして、図5Eに示すように、第1絶縁樹脂31の一部にビアホール31aを設けて、外周接続配線25aを露出させ、第1絶縁樹脂31の一部に開口部31bを設けて、第1犠牲導体71を露出させる。ビアホール31aおよび開口部31bは、レーザ加工により形成される。
そして、図5Fに示すように、第1絶縁樹脂31上に第2コイル導体22を設ける。また、外周接続配線25cを第1絶縁樹脂31のビアホール31aに設けて第1コイル導体21と同層の外周接続配線25aに接続させる。また、第1絶縁樹脂31の開口部31b内の第1犠牲導体71上に、内磁路に対応する第2犠牲導体72を設ける。
そして、図5Gに示すように、第2コイル導体22および第2犠牲導体72を第2絶縁樹脂32で覆う。このようにして、コイル導体21,22および絶縁樹脂30〜32により、コイル基板5を形成する。
そして、図5Hに示すように、第2絶縁樹脂32の一部に開口部32bを設けて、第2犠牲導体72を露出させる。また、コイル基板5の端部を基台50の端部とともにカットライン10で切り落とす。カットライン10は、ダミー金属層60の端面よりも内側に位置する。
そして、図5Iに示すように、第1と第2犠牲導体71,72を取り除き、絶縁樹脂30〜32で構成される絶縁樹脂体35に、内磁路に対応する内径孔部35aを設ける。第1と第2犠牲導体71,72は、エッチングにより除去される。犠牲導体71,72の材料は、例えば、コイル導体21,22の材料と同じである。
そして、図5Jに示すように、基台50(ベース金属層52)の一面とダミー金属層60との接着面で基台50をダミー金属層60から剥がし、ダミー金属層60をエッチングにより取り除く。
そして、図5Kに示すように、第2絶縁樹脂32の一部にビアホール32aを設けて、第2コイル導体22と同層の外周接続配線25cを露出させる。
そして、図5Lに示すように、第2絶縁樹脂32のビアホール32aに外周接続配線25dを設け、外周接続配線25dを第2コイル導体22と同層の外周接続配線25cに接続させる。外周接続配線25dは、セミアディティブ工法により、形成される。
そして、図5Mに示すように、コイル基板5の第2絶縁樹脂32側の片面を磁性樹脂体40で覆う。このとき、コイル基板5の積層方向の片側に、シート状に成形した磁性樹脂体40を複数枚配置し、真空ラミネータもしくは真空プレス機により、加熱圧着させ、その後硬化処理をする。そして、磁性樹脂体40は、絶縁樹脂体35の内径孔部35aに充填されて内磁路を構成し、絶縁樹脂体35の片面に設けられて外磁路を構成する。
そして、図5Nに示すように、バックグラインダー等により、磁性樹脂体40を研削加工して、チップの厚みを調整する。この際、外周接続配線25dの上部を露出させる。
そして、図5Oに示すように、磁性樹脂体40の一面42aに、外周接続配線25dに接続するように第1外部端子11を設けると共に、コイル導体21,22に電気的に接続しないようにダミー端子15を設ける。外部端子11およびダミー端子15は、金属微粒子を分散させた樹脂電極をスクリーン印刷により塗布し、乾燥硬化を経て、形成される。外部端子11およびダミー端子15にNi、Snメッキ被覆膜を形成し、その後、ダイサー等によりチップをカットし個片化後、コイル部品1を得る。なお、外部端子11およびダミー端子15は、スクリーン印刷でなく、スパッタやメッキにより形成するようにしてもよい。この場合、外部端子11およびダミー端子15は、樹脂と金属の混合材料に限られず、金属材料で構成されていてもよい。また、第2外部端子12および異形のダミー端子16についても同様に形成する。
前記コイル部品1によれば、磁性樹脂体40の第1面1a側の一面42aに、第1と第2外部端子11,12とダミー端子15,16とを、設けている。これにより、コイル部品1の第1面1aを実装基板120に実装するとき、第1と第2外部端子11,12とダミー端子15,16とを実装基板120に設置することで、コイル部品1を4点で安定して支持できる。したがって、コイル部品1を実装基板120に半田などで実装するとき、コイル部品1の実装基板120に対する水平方向および回転方向の位置ずれを低減できる。この結果、コイル部品1を厚み検出装置100に使用する場合、ローラ150との距離のばらつきを低減でき、紙葉類Pの厚みの検出感度ばらつきを低減できる。したがって、コイル部品1を使用した厚み検出装置100において、誤検出を低減することができる。
なお、磁性樹脂体40の少なくとも一面42aに、第1と第2外部端子11,12とダミー端子15,16とを、設けてもよい。つまり、端子11,12,15,16は、底面端子でなく、磁性樹脂体40の一面(底面)および側面に設けられたL状端子であってもよい。
また、ダミー端子は、少なくとも一つであってもよい。このとき、コイル部品1を、第1と第2外部端子11,12と少なくとも一つのダミー端子によって、少なくとも3点で安定して支持できる。また、ダミー端子が1つであるとき、第1外部端子11と第2外部端子12とダミー端子とのそれぞれの重心を結んで形成される領域が、三角形であってもよく、または、ダミー端子が複数あるとき、第1外部端子11と第2外部端子12とダミー端子とのそれぞれの重心を結んで形成される領域が、多角形や円形などであってもよい。
前記コイル部品1によれば、磁性樹脂体40は、コイル導体21,22の第1面1a側の全面に設けられているので、磁性樹脂体40は、コイル部品1の第1面1aからの磁束漏れを抑制できる。なお、磁性樹脂体40は、コイル導体21,22の第1面1a側の少なくとも一部を覆うようにしてもよい。
前記コイル部品1によれば、第1面1aは、実装面であるので、磁性樹脂体40は、コイル導体21,22の実装面1a側に設けられる。これにより、磁性樹脂体40は、コイル部品1の実装面からの磁束漏れを抑制できる。したがって、コイル部品1の実装面を実装基板120に実装するとき、コイル部品1の実装基板120側への磁束漏れを抑制して、所望のインダクタンスを得られる。また、コイル部品1の実装基板120側への磁束漏れを抑制することで、実装基板120に設けられる配線や他の電子部品との磁気結合を抑制して、所望の共振動作を得ることができる。これにより、コイル部品1の近傍に配線や電子部品を配置できて、コイル部品1が実装される実装基板120の小型化を図れる。つまり、コイル部品1を含むシステムとしての厚み検出装置100の小型化を図ることができる。
一方、第2面1bは、検出面であるので、磁性樹脂体40は、コイル導体21,22の検出面1b側に設けられない。これにより、磁性樹脂体40は、コイル部品1の検出面からの磁界の発生の妨げとならない。したがって、コイル部品1の検出面を被検出導体としてのローラ150に対向させたとき、コイル部品1のローラ150側への磁界の発生を妨げず、コイル部品1を用いたローラ150の検出感度を低減しない。
前記コイル部品1によれば、磁性樹脂体40の一面42a(第1面1a)の重心G1は、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とのそれぞれの重心G11,G12,G15,G16を結んで形成される領域Z内に含まれるので、コイル部品1を一層安定した姿勢で実装基板120に設置できる。したがって、コイル部品1の実装基板120に対する水平方向および回転方向の位置ずれを一層低減できる。
好ましくは、磁性樹脂体40の一面42a(第1面1a)の重心G1が、領域Zの内接円に含まれると、コイル部品1を一層安定した姿勢で設置できる。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とは、コイル導体21,22の内面21b,22bよりも外側に配置されているので、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とは、コイル導体21,22の内磁路に重ならない。したがって、内磁路に発生する磁束がダミー端子15,16に遮られないため、コイル部品1のL値の取得効率の低下を抑制できる。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とにおいて、コイル導体21,22の外面21a,22aよりも外側と重なる部分の面積の和は、コイル導体21,22の外面21a,22aよりも内側と重なる面積の和よりも大きいので、第1外部端子11、第2外部端子12および全てのダミー端子15,16と、コイル導体21,22との間の浮遊容量を低減することができる。また、SRF(Self-Resonant Frequency:自己共振周波数)を高くできる。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とのそれぞれの面積は、互いに同じであるので、実装時に付着するはんだの量が各端子で均等化され、コイル部品1を実装基板120に実装するときに各端子に加わる応力を均一化でき、コイル部品1の実装基板120に対する傾きを抑制することができる。
前記コイル部品1によれば、異形のダミー端子16の形状は、第1外部端子11と第2外部端子12と同形のダミー端子15との形状と異なるので、異形のダミー端子16を方向性マーカとして用いることができ、コイル部品1の方向性を認識できる。したがって、コイル部品1の実装基板120への実装の際、第1外部端子11および第2外部端子12をそれぞれ対応する信号ラインへ接続することが容易となる。例えば、磁性樹脂体40の一面42a(第1面1a)における外部端子及びダミー端子の配置や、磁性樹脂体40又はコイル部品1の外形形状などが点対称や線対称である場合、すなわちコイル部品1の底面における方向性が判別できない場合に、特に有効となる。
なお、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16との少なくとも1つの端子の形状が、その他の端子の形状と異なるようにすればよく、異なる形状が複数あってもよいし、3つ以上の異なる形状があってもよく、全体として方向が判別できればよい。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とのそれぞれの磁性樹脂体40の外周側の形状は、互いに同じである。コイル部品1を実装基板120に実装するとき、あるいは実装後の環境変化により各端子に加わる応力は、主に各端子の外周側に加わると想定される。よって、この構成によれば、主に応力が加わる部分の形状が同じであるので、加わる応力も均一化でき、コイル部品1の実装基板120に対する傾きを抑制することができる。また、実装基板120に実装後において、コイル部品1に外圧が加わった場合においても、各端子に加わる応力を均一化できるので、コイル部品1の実装基板120に対する固着強度を確保できる。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16とは、磁性樹脂体40の一面42aのみに設けられているので、全ての端子を磁性樹脂体40の一面42aに収めることができる。これにより、全ての端子11,12,15,16を実装基板120に半田で固着させるとき、半田がコイル部品1の側方に濡れ上がって広がることを抑制でき、この結果、コイル部品1の実装面積を低減できる。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12と同形のダミー端子15と異形のダミー端子16との4つの端子は、それぞれ、磁性樹脂体40の四隅に位置するので、コイル部品1を実装基板120に実装するときに各端子に加わる応力を均一化でき、コイル部品1の実装基板120に対する傾きを抑制することができる。また、各端子に加わる応力を均一化できるので、コイル部品1の実装基板120に対する固着強度を確保できる。
なお、第1外部端子11と第2外部端子12と全てのダミー端子15,16との内の4つの端子が、それぞれ、磁性樹脂体40の四隅に位置してもよく、この場合も上記と同様の効果を得ることができる。
前記コイル部品1によれば、磁性樹脂体40の外形の二対の対向辺で、四隅に位置する端子11,12,15,16の間に、ダミー端子15が設けられているので、コイル部品1の実装基板120への実装強度が向上する。
なお、磁性樹脂体40の外形の少なくとも一対の対向辺で、四隅に位置する端子の間に、ダミー端子15が設けられていてもよい。
前記コイル部品1によれば、第1外部端子11と第2外部端子12とは、磁性樹脂体40の外形の同一辺45aに位置するので、第1、第2外部端子12と接続する実装基板120の引き回し配線を短くできる。この結果、実装基板120を小さくできる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
前記実施形態では、磁性樹脂体は、絶縁樹脂体の内径孔部内にも設けられているが、これに限定されず、コイル導体の第1面側に設けられる一方、コイル導体の第2面側に設けられていなければよい。なお、この構成によれば、上述の熱膨張係数の違いにより、コイル部品に反りが発生する場合がある。この場合、外部端子に加わる応力が大きくなるが、コイル部品1では、外部端子の他にダミー端子を備えるため、外部端子に加わる応力を緩和できる。以上のように、コイル部品1の構成は、部品に反りが発生する場合に、さらに有利な効果を有する。
前記実施形態では、コイル部品として、2層のコイル導体を設けているが、1層または3層以上のコイル導体を設けるようにしてもよい。
前記実施形態では、コイル部品として、1層に1つのコイル導体を設けているが、1層に複数のコイル導体を設けるようにしてもよい。
前記実施形態では、コイル部品のコイル導体を、平面スパイラル状としているが、円筒スパイラル状としてもよい。
前記実施形態では、基台の両面のうちの一面にコイル基板を形成しているが、基台の両面のそれぞれにコイル基板を形成するようにしてもよい。これにより、高い生産性を得ることができる。
前記実施形態では、コイル部品を、厚み検出装置に用いているが、被検出導体との距離を検出する装置であれば如何なる装置に用いてもよく、または、その装置以外の装置に用いてもよい。また、コイル部品の製法は、前記実施形態に限定されない。
前記実施形態では、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とのそれぞれの面積は、互いに同じであるが、少なくとも1つの端子の面積が、その他の端子の面積と異なっていてもよい。
前記実施形態では、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子との内の少なくとも1つの端子の形状は、その他の端子の形状と異なるが、全ての端子のそれぞれの形状が、互いに同じであってもよい。
前記実施形態では、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子とのそれぞれの磁性樹脂体の外周側の形状は、互いに同じであるが、少なくとも1つの端子の外周側の形状が、その他の端子の外周側の形状と異なっていてもよい。
前記実施形態では、磁性樹脂体の外形は、第1面に直交する方向からみて、四角形であるが、三角形や、五角形以上の多角形や、円形や、楕円形などであってもよい。この場合、全ての端子は、第1面に直交する方向からみて、磁性樹脂体の外形に沿うように配置されているとよい。また、前記実施形態では、磁性樹脂体はコイル部品の第1面側全面を覆う構成であったが、これに限られず、一部を覆う構成であってもよい。ただし、実施形態のように磁性樹脂体が第1面全面を覆う場合は、第1面側からの磁束漏れをより低減でき、好ましい。さらに、実施形態のように磁性樹脂体が第1面全面を覆う場合は、外部端子およびダミー端子の配置可能な領域が増えるため、端子配置の自由度が増し、好ましい。特に、実施形態のように磁性樹脂体が第1面全面を覆う場合は、前述のコイル部品における反りが大きく発生する場合があり、ダミー端子を備えることによる効果がより効果的に発揮される。
前記実施形態では、第1外部端子と第2外部端子と全てのダミー端子との内の4つの端子は、それぞれ、磁性樹脂体の四隅に位置しているが、4つの端子の内の少なくとも1つの端子が、磁性樹脂体の四隅に位置してもよく、または、4つの端子の全てが、磁性樹脂体の四隅に位置しなくてもよい。
前記実施形態では、第1外部端子と第2外部端子とは、磁性樹脂体の外形の同一辺に位置するが、磁性樹脂体の外形の異なる辺に位置するようにしてもよい。
次に、コイル部品の端子の数量とコイル部品の実装基板に対する固着強度との関係について説明する。図6に示すように、コイル部品200の端子201を半田202により実装基板210に接合した。端子201は、前記実施形態の端子11,12,15,16に相当する。そして、押し治具220によりコイル部品200を実装基板210の実装面に平行な方向(矢印F方向)に加圧した。そして、コイル部品200の実装基板210からの剥がれの発生率(以下、チップ剥がれ発生率という。)を調べた。このとき、押し治具220の加圧速度を0.5mm/sとした。
コイル部品200として、図7Aに示すように、底面200aに4つの端子201が設けられている4端子のコイル部品200Aと、図7Bに示すように、底面200aに6つの端子201が設けられている6端子のコイル部品200Bとを用いた。底面200aは、前記実施形態の磁性樹脂体40の一面42aに相当する。
この結果、図8に示すように、6端子のコイル部品200Bが、4端子のコイル部品200Aよりも、チップ剥がれ発生率が低減した。つまり、端子数が増えると、端子の強度が向上して、チップ剥がれが低減することが分かった。
また、端子の材料として、第1電極材料と第2電極材料とを用いた。第1電極材料は、エポキシ樹脂に金属フィラーを含有させた導電性樹脂であり、第2電極材料は、エポキシ樹脂およびフェノール樹脂に金属フィラーを含有させた導電性樹脂である。第1、第2電極材料の何れとも、6端子のチップ剥がれ発生率が、4端子のチップ剥がれ発生率よりも、低減した。
1 コイル部品
1a 第1面(実装面)
1b 第2面(検出面)
5 コイル基板
11,12 第1、第2外部端子
15 (同形の)ダミー端子
16 (異形の)ダミー端子
21,22 第1、第2コイル導体
21a,22a 外面
21b,22b 内面
30 ベース絶縁樹脂
31,32 第1、第2絶縁樹脂
35 絶縁樹脂体
40 磁性樹脂体
41 内部分
42 端部分
42a 一面
45a〜45d 辺
50 基台
51 絶縁基板
52 ベース金属層
60 ダミー金属層
71,72 第1、第2犠牲導体
100 厚み検出装置
120 実装基板
130 厚み検出回路
150 ローラ(被検出導体)
G1,G11,G12,G15,G16 重心
Z 領域

Claims (13)

  1. 互いに対向する第1面と第2面を含むコイル部品であって、
    スパイラル状に形成されたコイル導体と、
    前記コイル導体の前記第1面側に設けられる一方、前記コイル導体の前記第2面側に設けられない磁性樹脂体と、
    前記磁性樹脂体の少なくとも前記第1面側の一面に設けられ、前記コイル導体に電気的に接続された第1外部端子および第2外部端子と、
    前記磁性樹脂体の少なくとも前記第1面側の一面に設けられ、前記コイル導体に電気的に接続されない少なくとも1つのダミー端子と
    を備える、コイル部品。
  2. 前記磁性樹脂体は、前記コイル導体の前記第1面側の全面に設けられている、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1面は、実装基板に実装される側となる実装面であり、
    前記第2面は、被検出導体に対向する側となる検出面である、請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1面の重心は、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの重心を結んで形成される領域内に含まれる、請求項1から3の何れか一つに記載のコイル部品。
  5. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とは、前記コイル導体の内面よりも外側に配置されている、請求項1から4の何れか一つに記載のコイル部品。
  6. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とにおいて、前記コイル導体の外面よりも外側と重なる部分の面積の和は、前記コイル導体の外面よりも内側と重なる面積の和よりも大きい、請求項1から5の何れか一つに記載のコイル部品。
  7. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの面積は、互いに同じである、請求項1から6の何れか一つに記載のコイル部品。
  8. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子との内の少なくとも1つの端子の形状は、その他の端子の形状と異なる、請求項1から7の何れか一つに記載のコイル部品。
  9. 前記第1面に直交する方向からみて、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とのそれぞれの前記第1面の外周側の形状は、互いに同じである、請求項1から8の何れか一つに記載のコイル部品。
  10. 前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子とは、前記磁性樹脂体の前記一面のみに設けられている、請求項1から9の何れか一つに記載のコイル部品。
  11. 前記ダミー端子は、少なくとも2つあり、
    前記第1面に直交する方向からみて、前記第1面の外周側の形状は、四角形であり、前記第1外部端子と前記第2外部端子と前記全てのダミー端子との内の4つの端子は、それぞれ、前記第1面の四隅に位置する、請求項1から10の何れか一つに記載のコイル部品。
  12. 前記第1面の外形の少なくとも一対の対向辺で、前記四隅に位置する端子の間に、前記ダミー端子が設けられている、請求項11に記載のコイル部品。
  13. 前記第1外部端子と前記第2外部端子とは、前記第1面の外形の同一辺に位置する、請求項11または12に記載のコイル部品。
JP2016009985A 2016-01-21 2016-01-21 コイル部品 Active JP6485374B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016009985A JP6485374B2 (ja) 2016-01-21 2016-01-21 コイル部品
CN201611072225.3A CN106992062B (zh) 2016-01-21 2016-11-29 线圈部件
US15/400,464 US10410783B2 (en) 2016-01-21 2017-01-06 Coil component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016009985A JP6485374B2 (ja) 2016-01-21 2016-01-21 コイル部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017130584A true JP2017130584A (ja) 2017-07-27
JP6485374B2 JP6485374B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=59359124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016009985A Active JP6485374B2 (ja) 2016-01-21 2016-01-21 コイル部品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10410783B2 (ja)
JP (1) JP6485374B2 (ja)
CN (1) CN106992062B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018186242A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 太陽誘電株式会社 コイル部品及び電子機器
JP2019134141A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
JP2021077897A (ja) * 2018-02-02 2021-05-20 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
JP2022038325A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP2022038326A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品、及びインダクタ部品の製造方法
JP2022038328A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7010283B2 (ja) * 2017-03-21 2022-01-26 日本電気株式会社 熱交換装置、熱交換システムおよび熱交換方法
JP6869796B2 (ja) * 2017-04-27 2021-05-12 太陽誘電株式会社 コイル部品
JP2019204843A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 イビデン株式会社 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP7306219B2 (ja) * 2019-10-24 2023-07-11 株式会社村田製作所 インダクタアレイ部品およびインダクタアレイ部品内蔵基板
DE102021212150A1 (de) 2021-10-27 2023-04-27 Mahle International Gmbh Verfahren zum Berechnen der Position einer Leiterbahn auf einer Leiterplatte

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004111545A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Jfe Steel Kk 平面磁気素子
JP2011091097A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Tdk Corp コイル部品
JP2013219029A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子部品及び電子部品製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583424A (en) * 1993-03-15 1996-12-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic element for power supply and dc-to-dc converter
JP2005109173A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Jfe Steel Kk 非接触充電器用平面磁気素子
EP1720135A1 (de) * 2005-05-06 2006-11-08 BEB Industrie-Elektronik AG Einrichtung zum Feststellen von Dicken und Dickenvariationen
JP4607810B2 (ja) * 2006-04-17 2011-01-05 富士フイルム株式会社 偏光フィルタ及び偏光フィルタの製造方法
JP4877157B2 (ja) * 2007-08-28 2012-02-15 Tdk株式会社 薄膜コイルを備えたアンテナ、アンテナシステム及びアンテナの製造方法
FR2931158B1 (fr) * 2008-05-15 2010-07-30 Michelin Soc Tech Composition de caoutchouc pour pneumatique incorporant un nouveau systeme anti-oxydant
JP2011071457A (ja) * 2008-12-22 2011-04-07 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法
JP5549600B2 (ja) * 2009-02-07 2014-07-16 株式会社村田製作所 平板状コイル付きモジュールの製造方法及び平板状コイル付きモジュール
JP6024243B2 (ja) 2012-07-04 2016-11-09 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
KR102047560B1 (ko) * 2014-04-30 2019-11-21 삼성전기주식회사 커먼 모드 필터, 신호 전달 모듈 및 커먼 모드 필터 제조방법
US20160254086A1 (en) * 2015-02-26 2016-09-01 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
EP3149256A4 (en) * 2015-07-17 2018-06-20 Felix L. Sorkin Compact anchor for post-tensioned concrete segment
JP6551142B2 (ja) * 2015-10-19 2019-07-31 Tdk株式会社 コイル部品及びこれを内蔵した回路基板
US11031173B2 (en) * 2015-12-02 2021-06-08 Tdk Corporation Coil component, method of making the same, and power supply circuit unit

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004111545A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Jfe Steel Kk 平面磁気素子
JP2011091097A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Tdk Corp コイル部品
JP2013219029A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子部品及び電子部品製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018186242A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 太陽誘電株式会社 コイル部品及び電子機器
JP7075185B2 (ja) 2017-04-27 2022-05-25 太陽誘電株式会社 コイル部品及び電子機器
JP2019134141A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
JP2021077897A (ja) * 2018-02-02 2021-05-20 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
US11735353B2 (en) 2018-02-02 2023-08-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Inductor component and method of manufacturing same
JP2022038325A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP2022038326A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品、及びインダクタ部品の製造方法
JP2022038328A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP7235023B2 (ja) 2020-08-26 2023-03-08 株式会社村田製作所 インダクタ部品、及びインダクタ部品の製造方法
JP7276283B2 (ja) 2020-08-26 2023-05-18 株式会社村田製作所 インダクタ部品

Also Published As

Publication number Publication date
US10410783B2 (en) 2019-09-10
CN106992062B (zh) 2022-07-12
JP6485374B2 (ja) 2019-03-20
US20170213639A1 (en) 2017-07-27
CN106992062A (zh) 2017-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6485374B2 (ja) コイル部品
JP6477427B2 (ja) コイル部品
JP6451654B2 (ja) コイル部品
JP6354683B2 (ja) コイル部品
US9401242B2 (en) Composite electronic component and composite electronic component manufacturing method
US11783994B2 (en) Inductor array component and inductor array component built-in substrate
US7507346B2 (en) Method for manufacturing electronic component, and electronic component
US9000547B2 (en) Strain sensor and method for manufacturing the same
US10886048B2 (en) Laminated coil substrate
JP2009260165A (ja) 半導体装置
JP2012088191A (ja) 電流センサ
KR20160024262A (ko) 공통 모드 필터 및 그 제조 방법
CN114093592A (zh) 表面安装型无源部件
US20190118309A1 (en) Joint structure, electronic component module, electronic component unit, and method of manufacturing electronic component unit
CN107658381A (zh) 半导体装置及其制造方法、磁检测装置、以及电子罗盘
KR101607065B1 (ko) 공통 모드 필터 및 그 제조 방법
JP2019012087A (ja) センサ
JP2015173189A (ja) コイル装置およびコイル装置の製造方法
JP2009063385A (ja) 磁気センサパッケージ
KR102362040B1 (ko) 차폐 필름과 반도체 디바이스 및 그 제조 방법
WO2023214565A1 (ja) 感圧センサ
JP2009229450A (ja) 加速度センサ装置および加速度センサ装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150