JP2017130445A - ラミネート型蓄電素子、カード型電子機器 - Google Patents

ラミネート型蓄電素子、カード型電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ラベルの表示品質が摩擦や溶剤などの薬品によって劣化しないラミネート型蓄電素子を提供する。【解決手段】扁平袋状に成形された外装体11内にシート状の正極20と負極30とを備えた電極体10が密封されてなるラミネート型蓄電素子1cであって、外装体は、対面するラミネートフィルム(11a、11b)が熱圧着によって溶着されてなり、ラミネートフィルムは、外装体の外方から第1の樹脂層101、金属箔100、および外装体の内方に面した第2の樹脂層102がこの順に積層されてなり、第1の樹脂層はレーザ光透過性を有し、第2の樹脂層は熱溶着性を有し、金属箔における第1の樹脂層との境界面103側にレーザマーキングによるラベル150が形成され、前記ラベルは対面する前記ラミネートフィルム同士が溶着されている領域12に形成されているラミネート型蓄電素子としている。【選択図】 図2

Description

本発明はラミネートフィルムからなる外装体内に発電素子を収納してなるラミネート型蓄電素子、およびその蓄電素子を内蔵したカード型電子機器に関する。
近年、例えば、ワンタイムパスワード機能やディスプレイを搭載したICカード、ディスプレイ付きのICカード、あるいはタグやトークン(ワンタイムパスワード生成機)など、電源を内蔵しながら極めて薄型の電子機器(以下、薄型電子機器)が実用化されてきている。そしてこれらの薄型電子機器の実現には電源となる蓄電素子(一次電池、二次電池、電気二重層コンデンサーなど)の小型薄型が必須の要件であり、その小型薄型化に適した蓄電素子としてラミネート型蓄電素子がある。
図1にラミネート型蓄電素子の従来例としてラミネート型のリチウム一次電池を示した。図1(A)はラミネート型蓄電素子1aの外観図であり、図1(B)は当該蓄電素子1aの内部構造を示す分解斜視図である。ラミネート型蓄電素子1aは、図1(A)に示したように平板状の外観形状を有し、扁平な矩形袋状に成形されたラミネートフィルムからなる外装体11内に発電要素が密封されている。またここに示したラミネート型蓄電素子1aでは、矩形の外装体11の一辺から正極端子板24および負極端子板34が外方に導出されている。
つぎに図1(B)を参照しつつラミネート型蓄電素子1aの構造について説明する。なお図1(B)では必要に応じて適所にハッチングを施し、部材や部位が区別し易いようにしている。外装体11内にはシート状の正極20とシート状の負極30がセパレーター40を介して積層された状態で圧着されてなる電極体10が電解液とともに封入されている。正極20は金属箔などからなる正極集電体21の一主面に二酸化マンガンなどの正極活物質を含んだスラリー状の正極材料22を塗布して乾燥させたものであり、正極材料22は正極集電体21のセパレーター40と対面する側の面に塗布されている。またこの例では正極集電体21に矩形状の凸部23が一体的に形成され、この凸部23の先端側が外装体11の外側に露出して正極端子板24となっている。もちろん正極集電体21に別体の帯状の金属板や金属箔を取り付け、その金属板や金属箔を正極端子板24としてもよい。
一方負極30は、平板状の金属リチウムあるいはリチウム金属(以下、負極リチウム32)を負極活物質として、当該負極リチウム32が矩形状の凸部23が一体的に形成された金属箔からなる負極集電体31に圧着されている。また負極集電体31の凸部33の先端が負極端子板34となっている。もちろん負極端子板34も負極集電体31と別体で構成することができる。
外装体11は、互いに重ね合わせた矩形状の二枚のラミネートフィルム(11a、11b)の周縁領域12が熱圧着法により溶着されて内部が密閉されたものであり、ラミネートフィルム(11a、11b)は、周知のごとく、基材となる金属箔(アルミ箔、ステンレス箔)の表裏に樹脂層が積層された構造となっている。一般的には、一方の面に例えばポリアミド樹脂などからなる第1の樹脂層(以下、保護層)が積層され、他方の面には例えばポリプロピレンなどの熱溶着性を有する第2の樹脂層(以下、接着層)が積層された構造を有している。なお保護層や接着層は一つの樹脂素材からなる1層分の樹脂層で構成されている場合もあるし、各層がさらに複数の樹脂層で構成されている場合もある。そしてラミネートフィルム(11a、11b)における保護層は、金属箔に対してラミネート型蓄電素子1aの外方に面し、例えば、外的環境(紫外線、温度、湿度など)からラミネ
ート型蓄電素子1aを保護する機能を有している。外装体11の内面側となる接着層は、2枚のラミネートフィルム(11a、11b)を積層して熱圧着した際に溶融することでその2枚のラミネートフィルム同士(11a−11b)を接着させる。
ところで製品として出荷されるラミネート型蓄電素子は、外装体内に電極体が密封されて組み立てが完了した後に外装体の表面に+−の極性符号、製品名、ロット番号、製造番号、製造年月日など製品に関する情報(以下、ラベル)を印刷する。あるいはラベルが印刷された紙などを貼着する。図1(A)では産業用インクジェットプリンターを用いて外装体11の表面に直接ラベルが印刷されている例を示した。なおラミネート型蓄電素子の構造などについては、例えば以下の特許文献1にも記載されている。また以下の非特許文献1には実際に市販されているラミネート型蓄電素子である薄型リチウム電池の特徴や放電性能などが記載されている。
特開2006−281613号公報
FDK株式会社、"薄型リチウム一次電池"、[online]、[平成27年12月9日検索]、インターネット<URL:http://www.fdk.co.jp/battery/lithium/lithium_thin.html>
上述したように、ラミネート型蓄電素子の外装体に設けられるラベルには、印刷されたもの(以下、印刷ラベルとも言う)や、紙などに印刷されて貼着されたもの(以下、ラベルシールとも言う)などがある。そしてラベルに含まれるロット番号や製造番号、あるいは製造年月日は、製品であるラミネート型蓄電素子の品質を個体毎に管理するための情報でもあり、ラベルに含まれるこれらの情報は、製品に何らかの不具合が発生したときに、不具合の原因を特定したり、不具合のあった個体を回収したりする際に利用される。
しかしながら従来のラミネート型蓄電素子ではラベルの表示品質が劣化し、ラベルに記載されている情報を認識することができなくなるという問題があることが分かった。ラベルが劣化する原因としては、例えばラミネート型蓄電素子を電子機器に組み込む際にラベルが回路部品や電子機器の筐体などに触れてインクがかすれたり、貼着されていたラベルシールが剥がれたりするということがまず挙げられる。
また周知のICカード(クレジットカードなど)では、内蔵電源の有無に拘わらず、規格によって厚さが0.76mmに規定されており、そのICカードなどのカード型電子機器の電源としてラミネート型蓄電素子を用いる場合では、外装体の表面に貼着されるラベルシールではその貼着部分で外装体が厚くなり、カード型電子機器に組み込む用途には不向きである。そこでカード型電子機器に内蔵されるラミネート型蓄電素子には印刷ラベルを用い、しかもラミネート型蓄電素子自体も極めて薄いものとなっている。例えば上記非特許文献1に記載されているラミネート型蓄電素子(薄型リチウム電池)では厚さが0.4mm程度の極めて薄いものとなっている。
ところが最近になって、カード型電子機器の電源として印刷ラベルを用いたラミネート型蓄電素子を用いる場合、カード型電子機器の構造に起因してインクのかすれやラベルシールの剥がれなどとは異なる問題が発生することが判明した。具体的には、カード型電子機器は2枚のフィルム状のプラスチック板を接着剤で貼り合わせた構造を有しており、電
子回路やラミネート型蓄電素子はその2枚のプラスチック板に狭持されている。すなわちカード型電子機器では、その製造過程において2枚のプラスチック板を互いに接着剤によって貼り合わす際に電子回路とラミネート型蓄電素子もプラスチック板の裏面に接着することで1枚のカード型電子機器として一体化させている。そのためカード型電子機器に何らかの不具合が発生した際に、その不具合の原因を特定するために張り合わされている2枚のプラスチック板を剥がすと、印刷ラベルが接着剤ごと剥がれてしまう可能性がある。さらにラベルを形成するインクが接着剤に含まれる溶剤によって溶け、ラベルの文字や記号が滲んでしまうという可能性あがる。溶けたインクが電子回路に付着して電子機器の動作不良の原因となる可能性もある。溶けたインクがプラスチック板の裏面から滲み込んで表面にまで達すれば、カード型電子機器の美観も大きく損なわれる。
そこで本発明は、ラベルの表示品質が摩擦や溶剤などの薬品によって劣化しないラミネート型蓄電素子、とくにカード型電子機器の電源に適したラミネート型蓄電素子、およびその蓄電素子を内蔵したカード型電子機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、扁平袋状に成形された外装体内にシート状の正極と負極とを備えた電極体が密封されてなるラミネート型蓄電素子であって、
前記外装体は、対面するラミネートフィルムが熱圧着によって溶着されてなり、
前記ラミネートフィルムは、前記外装体の外方から第1の樹脂層、金属箔、および当該外装体の内方に面した第2の樹脂層がこの順に積層されてなり、
前記第1の樹脂層はレーザ光線を透過させる性質を有し、前記第2の樹脂層は熱溶着性を有し、前記金属箔における前記第1の樹脂層との境界面側にレーザマーキングによるラベルが形成され、
前記ラベルは対面する前記ラミネートフィルム同士が溶着されている領域に形成されている、
ことを特徴とするラミネート型蓄電素子としている。
前記外装体は前記対面するラミネートフィルムの周縁同士が溶着されてなり、前記ラベルは当該周縁の領域に形成されていることを特徴とするラミネート型蓄電素子とすることができる。
そして前記ラミネート型蓄電素子が2枚の樹脂フィルムが接着剤によって貼り合わされてなるカード型電子機器に内蔵されたものであれば極めて有用である。
2枚の樹脂フィルムを接着剤によって貼り合わせてなる外装体内に電子回路と電源が内蔵されてなるカード型電子機器であって、前記電源として上記ラミネート型蓄電素子が使用されているカード型電子機器も本発明の範囲としている。
本発明のラミネート型蓄電素子によれば、摩擦や溶剤などの薬品によってラベルの表示品質が劣化することが無い。また当該ラミネート型蓄電素子を用いたカード型電子機器は、ラベルの表示品質が劣化することに起因する動作不良が発生せず、美観が損なわれることもない。
一般的なラミネート型蓄電素子の構造を示す図である。 本発明の従来例および実施例に係るラミネート型蓄電素子におけるラベルの形成位置を示す図である。 上記実施例に係るラミネート型蓄電素子におけるラベルの形成方法とラベルの形成状態を示す図である。 上記実施例に係るラミネート型蓄電素子に対する信頼性試験の結果を示す図である。 本発明のその他の実施例に係るラミネート型蓄電素子の構造を示す図である。
本発明の実施例について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===実施例===
<ラベル>
本発明の実施例に係るラミネート型蓄電素子の形状や構造は図1に示した従来のラミネート型蓄電素子と同様である。しかし外装体に標記されるラベルがレーザ光線を用いて刻印(以下、レーザマーキング)されたものとなっている。図2に従来例に係るラミネート型蓄電素子(以下、蓄電素子)のラベル、および本発明の実施例に係る蓄電素子におけるラベルの形成状態を示した。図2(A)は図1に示した従来例に係る蓄電素子1aと同じであり、外装体11において電極体が収納されている領域(以下、中央領域120)にラベル50がインクによって形成されている。図2(B)は本発明の第1の実施例に係る蓄電素子1bを示しており、レーザマーキングされたラベル(以下、刻印ラベル150とも言う)が外装体11の中央領域120に形成されている。図2(C)は第2の実施例に係る蓄電素子1cであり、外装体11において、ラミネートフィルム同士が熱圧着によって溶着されている周縁領域12に刻印ラベル150が形成されている。この例では外装体11の周縁領域12において電極端子(24、34)が突出している縁辺111に対向する縁辺112側に刻印ラベル150が形成されている。なお従来例に係る蓄電素子1aは上記非特許文献1に製品として記載されている蓄電素子(FDK株式会社、CF0422N)であり、第1及び第2の実施例に係る蓄電素子(1b、1c)は、ラベル以外の構成はこの製品と同じである。
<レーザ刻印>
つぎに外装体のラミネートフィルムにレーザマーキングを施すための方法について説明する。図3は図2(B)、(C)に示した第1および第2の実施例に係る蓄電素子(1b、1c)の外装体11を構成するラミネートフィルム(11a、11b)の断面構造を示す図である。なお従来例および各実施例に係る蓄電素子(1a〜1c)ではアルミ箔を基材としたアルミラミネートフィルム(11a、11b)からなる外装体11にレーザマーキングしている。図3(A)はラミネートフィルム(11a、11b)の断面構造とレーザマーキングに際してのレーザ光線Lの照射状態を示す図であり、図3(B)はラミネートフィルム(11a、11b)において実際にレーザマーキングされた部分150の断面を示す顕微鏡写真であり、図中ではアルミ箔の層100とそれに積層されている層(101、102)との境界(101−100、100−102)が破線で示されている。図3(A)に示したように、ラミネートフィルム(11a、11b)は厚さw1=40μmのアルミ箔100を基材として、蓄電素子の外方側となる面(以下、おもて面11o)側に厚さw2=12μmの保護層101が形成され、蓄電素子の内方側の面(以下、内面11iあるいは裏面11i)に厚さw3=30μmの接着層102が形成された構造を有している。保護層101は例えば無色透明で外方から照射されたレーザ光線Lを透過する性質を有しており、そのレーザ光線Lをアルミ箔100のおもて面位置103に焦点fを合わせて照射する。それによって保護層101を傷付けることなく当該アルミ箔100のおもて面103側に刻印ラベル150が形成される。なおレーザマーキングには周知のレーザ刻印装置(レーザマーカー)を用いる。レーザマーカーとしてはYVOレーザ、炭酸ガスレーザ、ファイバーレーザなどを用いたものがよく知られている。ここでは波長106
4nmのYVOレーザを使用したレーザマーカーにより、出力10W、パルス周波数40KHz、光源からの焦点距離−60mmにてレーザ光線Lを照射し、レーザマーキングを実施した。そして実施例に係る蓄電素子では、図3(B)に示したように、アルミ箔100のおもて面103側に深さd=2〜3μmで刻印ラベル150が形成されている。
===性能評価===
<ラベルの耐薬品性>
上述したように形成した刻印ラベルについて、まず耐薬品性能を確認した。ここでは図2(A)〜(C)に示した各種蓄電素子1a〜1cをサンプルA〜Cとして作製し、各サンプルA〜Cにおけるラベルに対して水、エタノール、キシレン、およびアセトンをそれぞれ綿棒に滲み込ませるともに、その綿棒でラベルを拭き取る耐薬品試験を行い、試験後のラベルの表示状態を目視によって確認した。
以下の表1に耐薬品試験の結果を示した。
表1では図2(A)、(B)および(C)に示した各種蓄電素子1a、1bおよび1cのそれぞれに対応するサンプルA、BおよびCについて、耐薬品試験後にラベルが滲むなどの何らかの表示品質の劣化が認められた場合を×、劣化が見られなかった場合を○としている。そしてインクを用いたサンプルAのラベルでは水以外の各種薬品(溶剤)に対して表示劣化が認められ、レーザマーキングされたサンプルBとサンプルCのラベルでは全ての薬品に対して表示劣化が認められなかった。
<蓄電素子の信頼性>
以上のごとく、本発明の実施例に係る蓄電素子に対応するサンプルBとサンプルCは、レーザマーキング技術を用いた刻印ラベルが形成されているため、優れた耐薬品性能を備えている。すなわちインクによるラベルとは異なりインクが溶解することが原理的に発生しない。また刻印ラベルはラミネートフィルムにおける金属箔の表面側に形成されており、刻印ラベルは保護層に覆われている。そのため保護層の表面が擦れてもラベルがかすれることがない。もちろんICカードに内蔵されている蓄電素子を取り出す際にラベルが剥がれたりすることもない。しかしその一方でレーザマーキングによる蓄電素子自体の性能については未知である。例えば、ラミネートフィルムの金属箔表面に焦点を当ててレーザ光線を照射しているとは言え、必ずレーザ光線が保護層を透過している。そして保護層におけるレーザ光線の透過率が100%でない以上、その保護層にピンホールなどが発生する可能性を完全に排除することができない。保護層にピンホールが発生すればラミネートの基材である金属が空気中の水分によって腐食し、さらにはその水分が外装体内に侵入して内部抵抗を増加させてしまう可能性もある。そこで表1に示したサンプルA〜Cのそれぞれと同じ構成の蓄電素子に対して60℃90%RHの高温高湿度環境下に保存する信頼性試験を行い、試験開始後からの経過日数と内部抵抗の関係を調べた。具体的には、各サンプルA〜Cについて5個の個体を作製し、各個体に対して周知の交流定電流方式(1KHz、10mA)で蓄電素子の内部抵抗を測定し、サンプルごとに各個体の内部抵抗の平
均値を求めた。
図4に信頼性試験の結果を示した。この図に示したように従来の蓄電素子に対応するサンプルAでは保存60日後には初期と比較して500%程度まで内部抵抗が上昇した。なおサンプルAが市販品として実用に供されていることからも明らかなように、この程度の内部抵抗の上昇自体は実用的には問題はない。一方レーザマーキングによる刻印ラベルが中央領域に形成されたサンプルBでは60日保存後に約350%程度、周縁領域に刻印ラベルが形成されたサンプルCでは約240%程度の内部抵抗上昇率であり、従来例のサンプルAに対してさらに高い信頼性を有することが確認できた。
なお図4に示した試験結果について、ラベルをレーザマーキングによって形成したサンプルBとCでは、周縁領域に刻印ラベルを設けたサンプルCの方が中央領域に刻印ラベルを設けたサンプルBよりも高い信頼性を有していた。これは刻印ラベルの形成位置の平坦性に起因するものと思われる。すなわち2枚のラミネートフィルム同士が熱圧着されている周縁領域よりも電極体が収納されている中央領域の方が平坦性が低いため、サンプルBではレーザ光線の焦点位置(図3、符号f)が保護層側、あるいは金属箔のおもて面(図3、符号103)よりも深い位置にずれている箇所があった可能性がある。そしてその焦点にずれが生じた部分では、保護層と金属箔の界面や金属箔のより深い位置にレーザマーキングされ、保護層や金属層が薄くなってしまった可能性がある。一方十分な平坦性を有する周縁領域ではラベルの刻印領域全域にわたって正確に焦点を合わせることができたものと思われる。
また従来例であるサンプルAでは、保護層の上に印刷ラベルを形成しているのにも拘わらず、サンプルBよりも信頼性が劣化していた。このことはインク自体の性質に起因していると考えることもできる。ラミネートフィルムは紙などの媒体とは異なり、インクの定着性が悪い印刷媒体であり、そのラミネートフィルム上にラベルを印刷することから、ラミネートフィルムを印刷媒体とした産業用インクジェットプリンターでは、溶剤を含んだ速乾性のインクを用いていることが多く、その溶剤が保護層に対して何らかの悪影響を与えた可能性もある。インクを転写するサーマルプリンターを用いてラベルを形成すれば溶剤による保護層の変性は発生しないものと考えられるが、印字ヘッドを電極体が収納されている中央領域に押し当てるため、インクを転写する際の熱や圧力によって電極体が損傷する可能性がある。いずれにしても何らかの原因によって、印刷ラベルが形成されたサンプルAよりもレーザマーキングによってラベルを形成したサンプルBやCの方が信頼性が高いことが分かった。またレーザマーキングによる刻印ラベルを形成する場合でも、そのラベルの形成領域が、ラミネートフィルム同士が溶着されている領域とそれ以外の領域とによって蓄電素子自体の信頼性に優劣の差が出ることも分かった。さらには外的環境に対する信頼性も向上することが確認できた。
===その他の実施例===
上記実施例ではアルミラミネートフィルムを用いた外装体にラベルをレーザマーキングしていたが、もちろんラミネートフィルムの基材はアルミ箔に限らず、ステンレス箔や銅箔などレーザマーキングが可能な金属箔であればよい。当然のことながらレーザマーキングに用いるレーザ光線の発振方式(YVOレーザ、炭酸ガスレーザ、ファイバーレーザなど)、レーザ光線の波長、出力、パルス周波数などはラミネートフィルムの構成(基材、保護層、接着層の厚さや材料)によって適宜に設定できる。
上記実施例において外装体の中央領域よりも周縁領域にラベルをレーザマーキングした蓄電素子の方が高い信頼性を示したが、周縁領域に限らず、互いに対面するラミネートフィルムが熱圧着されて溶着されている領域にラベルをレーザマーキングすれば同様に高い信頼性が得られると思われる。例えば、電極体の平面形状が「口」状、すなわち矩形枠状となるように積層方向に貫通する孔を設け、外装体において、その孔に対応する領域を溶着すれば、その溶着領域にラベルを形成すれば同様に高い信頼性が得られるものと考えられる。しかし電極体の中央に孔を開ければ蓄電素子の放電性能に寄与する正極や負極の表面積が減少するため、例えば、中央領域でもラミネートフィルム同士を圧着することで中央領域の厚さを厳密に制御することなど、放電性能を犠牲にできる何らかの理由がない限り、極めて高い信頼性と得るためには、周縁領域に刻印ラベルを形成することが現実的である。
なお当然のことではあるが、本発明は、実施例として示したリチウム一次電池に限らず、ラミネートフィルムからなる外装体を備えた種々の蓄電素子(リチウム二次電池、電気二重層コンデンサーなど)に適用することができる。もちろん、ポリマー電池など、ポリマーに電解液を含浸させた蓄電素子にも適用できる。また全固体電池のように、電解液自体を用いない蓄電素子にも適用できる。
図5に全固体電池211を用いたラミネート型蓄電素子1dの一例を示した。図5は、図1の図中に示したa−a矢視断面図に相当する。この図に示したように、外装体11内に収納されている全固体電池211は、シート状の正極(正極層)220とシート状の負極(負極層)230との間にシート状の固体電解質(固体電解質層)240が狭持されてなる積層電極体210の上面と下面に金属箔からなる集電体(231、221)が形成された構造を有している。積層電極体210は、一体的な焼結体であり、積層電極体210の製造方法としては金型を用いて原料粉体を加圧して得た成形体を焼成する方法(以下、圧縮成形法とも言う)や周知のグリーンシートを用いた方法(以下、グリーンシート法)などがある。圧縮成形法では、金型内に、正極層220の原料となる正極活物質と固体電解質を含む粉体状の正極層材料、固体電解質層240の原料となる粉体状の固体電解質、および負極層230の原料となる負極活物質と固体電解質を含む粉体状の負極層材料を順次層状(シート状)に充填する。次いで、シート状に積層された各層の粉体原料をその積層方向に加圧することによって得た成形体を焼成する。それによって一体的な焼結体からなる積層電極体210が作製される。
グリーンシート法は、正極活物質と固体電解質を含むスラリー状の正極層材料、負極活物質と固体電解質を含むスラリー状の負極層材料、および固体電解質を含むスラリー状の固体電解質層材料をそれぞれシート状のグリーンシートに成形するとともに、固体電解質層材料のグリーンシートを正極層材料と負極層材料のグリーンシートで挟持した積層体を焼成することで積層電極体210を作製する。そして作製した積層電極体210の上面と下面に銀ペーストを塗布したり、金などを蒸着したりして集電体(221、131)を形成することで全固体電池211を完成させる。そして、この全固体電池211をラミネートフィルム(11a、11b)からなる外装体11内に収納する際には、集電体(221、231)に帯状の電極端子板(223、233)を取り付け、その電極端子板(223、233)を外装体11の外方に導出すればよい。
1a〜1d ラミネート型蓄電素子、11 外装体、
11a,11b ラミネートフィルム、
11o ラミネートフィルムのおもて面(外装体の外面)、
11i ラミネートフィルムの裏面(外装体の内面)、12 周縁領域、
20 正極、21,221 正極集電体、22 正極材料、23 正極集電体の凸部、
24 正極端子板、30 負極、31,231 負極集電体、32 負極材料(負極リチウム)、33 負極集電子の凸部、34 負極端子板、40 セパレーター、
50 インクによるラベル、100 ラミネートフィルムの基材(アルミ箔)、
101 第1の樹脂層(保護層)、102 第2の樹脂層(接着層)、
103 アルミ箔のおもて面、120 中央領域、
150 レーザマーキングされたラベル、210 全固体電池の積層電極体、
211 全固体電池、L レーザ光線、f レーザ光線の焦点

Claims (4)

  1. 扁平袋状に成形された外装体内にシート状の正極と負極とを備えた電極体が密封されてなるラミネート型蓄電素子であって、
    前記外装体は、対面するラミネートフィルムが熱圧着によって溶着されてなり、
    前記ラミネートフィルムは、前記外装体の外方から第1の樹脂層、金属箔、および当該外装体の内方に面した第2の樹脂層がこの順に積層されてなり、
    前記第1の樹脂層はレーザ光線を透過させる性質を有し、前記第2の樹脂層は熱溶着性を有し、前記金属箔における前記第1の樹脂層との境界面側にレーザマーキングによるラベルが形成され、
    前記ラベルは対面する前記ラミネートフィルム同士が溶着されている領域に形成されている、
    ことを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  2. 請求項1において、前記外装体は前記対面するラミネートフィルムの周縁同士が溶着されてなり、前記ラベルは当該周縁の領域に形成されていることを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  3. 請求項1または2において、前記ラミネート型蓄電素子は2枚の樹脂フィルムが接着剤によって貼り合わされてなるカード型電子機器に内蔵されることを特徴とするラミネート型蓄電素子。
  4. 2枚の樹脂フィルムを接着剤によって貼り合わせてなる外装体内に電子回路と電源が内蔵されてなるカード型電子機器であって、前記電源として請求項1または2に記載の前記ラミネート型蓄電素子が使用されていることを特徴とするカード型電子機器。
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