JP2017130217A - プログラム、情報処理装置、通信システム、通信方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、通信システム、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが機器を組み合わせて連携処理することが可能なプログラムを提供すること。【解決手段】入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置20と通信し、前記入力機器と前記出力機器を組み合わせた連携処理を実行する情報端末40を、前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び出力機器の入力を受け付ける受付手段44と、前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する入力処理要求手段461と、前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段462と、前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する出力処理要求手段464と、として機能させるためのプログラム4010を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、通信システム及び通信方法に関する。
ネットワークや通信技術の普及に伴って様々な機器がネットワークに接続された状態で使用可能になっている。例えば、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)と情報処理装置が接続されていることを利用して、MFPで読み取られた原稿の画像データを情報処理装置に送信し、情報処理装置が画像処理を行ってMFPに送信するといった使い方も可能である。
このような処理は分散処理や連携処理などと呼ばれ、ネットワークに接続された機器の使い方の幅を広げたり利便性を向上させたりすることができる。分散処理の一例としてMFPが読み取った画像データに対し情報処理装置が処理を行う技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、MFPが読み取った画像データに対しOCR(文字認識) 処理を行うシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された画像入力装置では、画像の入力先を柔軟に選定することができないという問題がある。すなわち、上記のようにネットワークには様々な機器が接続されているため、任意の機器を組み合わせて使用したいという要望がある。例えば、打ち合わせ、プレゼンテーション又は会議などで、原稿を各出席者が見て議論するため、原稿をスキャナで読み取らせ、プロジェクタなどで投影したい場合がある。また、打ち合わせ等では電子黒板が使用されることがあるが、電子黒板の表示画面をMFPで印刷しておきたい場合がある。
また、任意の機器を組み合わせて使用した場合、出席者の作業負担が大きくなる場合があるという問題がある。例えば、原稿をプロジェクタで投影する場合、出席者は原稿をスキャナで読み取らせて得た画像データを記録媒体などに記憶させてプロジェクタに送信する必要がある。また、電子黒板の画面をMFPで印刷する場合、出席者は電子黒板の表示画面を取り込む操作を行った後、表示画面の画像データを記録媒体などに記憶させてMFPに送信する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザが入力用の機器と出力用の機器とを組み合わせた連携処理を容易に行うことが可能なプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、会議用情報処理装置と通信する情報端末を、入力機器及び出力機器の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する入力処理要求手段と、前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する出力処理要求手段と、として機能させるためのプログラムを提供する。
ユーザが入力用の機器と出力用の機器とを組み合わせた連携処理を容易に行うことが可能なプログラムを提供することができる。
通信システムの動作を説明する図の一例である。 通信システムの概略構成図の一例である。 会議管理装置の一例のハードウェア構成図である。 スマートデバイスの一例のハードウェア構成図である。 ネットワーク接続制御装置のハードウェア構成図の一例である。 通信システムに含まれる会議管理装置、ネットワーク接続制御装置、及び、情報端末の機能ブロック図の一例である。 連携処理部の機能ブロック図の一例である。 主催者が会議の開始(パスコードの発行)を会議管理装置に要求する手順を示すシーケンス図の一例である。 参加者が会議に参加する際に会議管理装置が行う動作を示すシーケンス図の一例である。 情報端末がネットワーク接続制御装置と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。 参加者が会議に参加した後に主催者が会議を開催する手順を示すシーケンス図の一例である。 スマートデバイスが会議資料の投影をプロジェクタに行わせる手順を示すシーケンス図の一例である。 資料リスト画面の一例を示す図である。 出席者が入力機器と出力機器を指定してジョブを実行させる手順を示すシーケンス図の一例である。 スマートデバイスに表示される入力・出力ジョブの設定画面の一例を示す図である。 出席者が入力機器と出力機器を指定してジョブを実行させる手順を示すシーケンス図の一例である。 入力機器の画像データを出力機器が出力する前に会議管理装置が加工する場合の処理手順を説明するシーケンス図の一例である。 進捗判定部の処理手順を示すフローチャート図の一例である。 加工の設定が可能な設定画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<通信システムの概略>
図1は、本実施形態の通信システム100の動作を説明する図の一例である。図1(a)はシステム構成の概略を示しており、会議管理装置20にプロジェクタ95、電子黒板96、及び、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)94が接続されている。以下、プロジェクタ95、電子黒板96、及び、MFP94を区別しない場合、機器という。会議の出席者は情報端末40を操作しネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20と通信し、これらの機器を操作することができる。
図1(a)では電子黒板96が円グラフを表示しており、この円グラフをMFP94で印刷する場合について説明する。図1(b)に示すように、出席者は情報端末40に表示された画面から入力機器と出力機器を選択する。入力機器は画像データを取得する機器であり、出力機器は画像データを出力する機器である。プロジェクタ95、電子黒板96、及び、MFP94は入力機器となる場合も出力機器となる場合もある。
図1(b)の画面から、一例として、ユーザは入力機器として電子黒板96を選び、出力機器としてMFP94を選択する。これにより、情報端末40は入力機器と出力機器を受け付ける。情報端末40は入力機器を指定する入力ジョブと出力機器を指定する出力ジョブを順番に会議管理装置20に実行要求する。
(1)まず、図1(c)に示すように、情報端末40は会議管理装置20に対し入力ジョブの実行要求を行う。会議管理装置20は以下のような入力ジョブを生成し、電子黒板96に実行させる。
A.電子黒板96が表示している表示画面を取り込むことで画像データを生成する入力ジョブ。
(2)情報端末40は会議管理装置20に問い合わせることで画像データが生成されたかどうかを監視する。
(3)画像データが生成されると(入力ジョブが完了すると)、情報端末40は会議管理装置20に対し出力ジョブの実行要求を行う。会議管理装置20は以下のような出力ジョブを生成し、MFP94に実行させる。
B.電子黒板96が生成した画像データをMFP94が印刷するジョブ。
これにより、MFP94は電子黒板96が表示している表示画面を用紙に印刷できる。したがって、本実施形態の通信システム100によれば、出席者は入力機器と出力機器から任意の組み合わせを選択して、出力結果を得ることができる。出席者が画像データの存在を意識したりファイルを操作したりする必要がない。また、会議管理装置20は従来から1つの機器を操作する機能を有しているため、その機能を利用して2つの機器を連携させることができる。したがって、会議管理装置20の機能を大きく変更することなく、情報端末40が会議管理装置20と通信してジョブの実行を指示することで機器連携させることができる。
<用語について>
本実施形態で使用される用語について説明する。
・主催者…会議を開始する操作を行った者である。主催者は、会議の開始の他、会議の開催、会議の参加への許可、中断、参加者の退出等を行うことができる。
・参加者…主催者以外の会議への参加者である。参加者は、参加者の退出を行うことができる。
・出席者…主催者及び参加者を区別しない場合、単に出席者という。
・拠点…参加者が存在したり集合している場所である。例えば、1つの会議室6(図2で次述される)内で会議が開催される場合、拠点はこの会議室6である。他方、1つの会議室6に参加者が入りきれない場合はそれぞれの会議室6がそれぞれ拠点となる。また、地理的に離れた場所で会議が開催される場合は、地理的に離れた場所がそれぞれ拠点となる。別々の会議室で1つの会議が開催される場合、別々の会議室の会議管理装置が通信して、プロジェクタ95が投影する画像や電子黒板96が表示する画像が送受信される。したがって、別々の会議室の出席者が同じ画像を見ることができる。
・会議の開始…パスコードの発行など会議を登録することをいう。
・参加…会議管理装置に情報端末40がパスコードでログインすることをいう。
・会議の開催…主催者による操作の1つであり、会議資料や機器などへ情報端末40がアクセス可能になる。
・会議の終了…主催者による操作の1つであり、会議資料や機器などへ情報端末40がアクセスできなくなる。
<システム構成例>
図2は、通信システム100の概略構成図の一例である。通信システム100は主に会議用ネットワーク92と共用ネットワーク91を有している。会議用ネットワーク92は会議室6に敷設され、共用ネットワーク91は会議室6以外に敷設されインターネット97などへ接続されている。いずれもLANであるとしてよいが、それぞれが複数のLANを更に有していてもよい。
スマートデバイス40a及びノートPC40bは、情報端末40の一例である。情報端末40は無線通信でネットワーク接続制御装置10と通信する。有線で通信する機能を備えていてよい。情報端末40は、会議資料の参照や機器の操作のために使用される。また、参加者リストの表示、退出操作等のために使用される。
情報端末40はスマートデバイス40a及びノートPC40bのいずれかがあればよいこれらはあくまで一例である。情報端末40として2種類の装置を例示したのは、情報端末40に搭載される通信方法が様々であるためである。本実施例では説明の一例として、スマートデバイス40aは少なくとも2つの通信方法で無線通信することが可能であり、ノートPC40bは1つの通信方法で無線通信することが可能である。
スマートデバイス40aが有する通信方法の1つは高速な通信には向かないが最小限の情報を簡易的に通信可能な通信方法であり、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標。Near Field Communication)、Zigbee(登録商標)、赤外線通信などが挙げられる。スマートデバイス40aが有するもう1つの通信方法は、高速な通信に適した無線LAN、携帯電話通信、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などが挙げられる。
また、スマートデバイス40aはアプリで会議管理装置20と通信し、ノートPC40bはブラウザで会議管理装置20と通信するものとして説明する。これも説明の便宜上のためであって、スマートデバイス40aがブラウザで通信してもよいし、ノートPC40bがアプリで通信してもよい。
スマートデバイス40aは、ユーザにとって携帯容易に構成された情報処理装置の総称である。スマートデバイス40aは、電話機能を備えるスマートホンの他(多機能電話端末)、情報処理に重点を置いたタブレット型コンピュータなどを含む。その他、スマートデバイス40aは、ウェアラブル端末(ヘッドアップディスプレイ、腕時計型端末など)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラなどが挙げられるが、これらに限られるものではない。ノートPC40bはノート型又はラップトップ型など小型のPCをいう。上記のように、スマートデバイス40aとノートPC40bの区別は便宜的なものに過ぎない。
共用ネットワーク91に接続されたプリントサーバ93とMFP94は会議で汎用的に使用されることが多い機器の一例である。プリントサーバ93とMFP94が会議室6内にあってもよい。
会議用ネットワーク92に接続されたプロジェクタ95及び電子黒板96は会議室6に配置され会議に使用されることが多い機器の一例である。プロジェクタ95は、出席者が会議資料などを投影するために使用され、電子黒板96は会議資料を表示したり出席者が手書きした手書き情報を表示したりするために使用される。この他、プリンター、FAX装置、コピー機などが機器として会議室6に配置されてもよい。また、必ずしも機器がなくても会議は可能である。
ネットワーク接続制御装置10は、情報端末40が無線通信するための通信インタフェース及び無線LANのアクセスポイント、会議用ネットワーク92と共用ネットワーク91との間でデータのやりとりを制御するルータとしての機能を有する。また、ネットワーク接続制御装置10は、情報端末40が会議管理装置20と通信することを制限する機能を有する。
会議管理装置20は、ネットワーク接続制御装置10の制御、会議資料の保存・削除、機器に対する入出力、会議への出席者の管理等を行う。また、情報端末40に対しWebサーバとしての機能を有する。具体的には、パスコードによる参加者の認証、参加者情報の登録、参加者リストの送信、予定外参加者の退出の受け付け等を行う。
ネットワーク接続制御装置10、会議管理装置20、プロジェクタ95及び電子黒板96が1つの会議室6に配置され、複数の会議室6が存在する場合、それぞれの会議室6にネットワーク接続制御装置10、会議管理装置20、プロジェクタ95及び電子黒板96が配置される。
また、インターネット97や共用ネットワーク91を介して別の会議室6が接続されている場合、別の会議室6と図2の会議室6が同じ会議に属する場合がある。この場合、2つの会議室6の情報端末40は相互に会議管理装置20にアクセスして会議資料などを参照することが可能である。
<ハードウェア構成>
<<会議管理装置20>>
図3は、本実施形態に係る会議管理装置20の一例のハードウェア構成図である。会議管理装置20は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、会議管理装置20による処理結果を表示する。
通信I/F507は会議管理装置20を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、会議管理装置20は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、会議管理装置20全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、会議管理装置20はHDD508に替え、記録媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、会議管理装置20は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505には会議管理装置20の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、会議管理装置20全体の制御や機能を実現する演算装置である。
なお、図示する会議管理装置20のハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、会議管理装置20が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。また、クラウドコンピューティングに対応するため、本実施例の会議管理装置20の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
《スマートデバイス40a》
図4は本実施形態に係るスマートデバイス40aの一例のハードウェア構成図である。図4のスマートデバイス40aは、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601はスマートデバイス40a全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御にしたがって被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
更に、スマートデバイス40aは音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はアクセスポイントとIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、スマートデバイス40aは専用の電池618を備えている。スマートデバイス40aは電池618により駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
スマートデバイス40aは例えば図4に示すハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。なお、ノートPC40bのハードウェアは、近距離無線通信部615を有さないなどのスマートデバイス40aとの相違点を有するが、相違点は本実施形態の説明に支障がないものとする。
<<ネットワーク接続制御装置>>
図5は、ネットワーク接続制御装置10のハードウェア構成図の一例である。ネットワーク接続制御装置10は、通常モード時におけるデータの通信を制御するAP(Access Point)部720、測定モード時の電波状態を測定するテスタ部730、及び、通信を行っている情報端末40のMAC(Media Access Control address)アドレスやその他の情報が格納されるメモリ707、及びアンテナ717を有している。測定モードは電波状態を測定するモードであり、通常モードは測定モードでない状態であり情報端末40と通信するモードである。
AP部720は、AMP(Amplifier)部702、RF(Radio Frequency)部703、BB(Base Band)部704、LAN部705、BT(Bluetooth:登録商標)部706、及びCPU701を有している。AMP部702は、RF部703から出力される信号を増幅して、情報端末40と無線LANにて通信をする。また、AMP部702は、情報端末40から無線LANの信号を受信し、受信レベルを変換してRF部703に出力する。
RF部703は、情報端末40に送信する信号、及び、情報端末40から受信した信号をアナログ−デジタル変換する。BB部704は、情報端末40に送信する信号、情報端末40から受信した信号をデジタル信号処理する。
LAN部705は、会議用ネットワーク92及び共用ネットワーク91と有線で接続されており、データの送受信を行う。CPU701は、AMP部702、RF部703、BB部704、LAN部705及びBT部706を制御する。CPU701は、情報端末40とのデータの通信制御に必要なデータをメモリ707から読み出し、又は書き込みをする。
BT部706は、ブルートゥースで情報端末40(スマートデバイス40a)と通信し後述する接続情報を情報端末40に送信する。なお、BT部706はネットワーク接続制御装置10の外部に配置されていてよい。BT部706はBluetooth LE又は通常のBluetoothのどちらの規格で通信してもよい。また、NFCや赤外線等により通信してもよい。
AP部720は、情報端末40と無線LANで通信するためのハードウェア(AMP部702、RF部703、BB部704)を2組有している。それぞれが通信の1チャネルである。ネットワーク接続制御装置10は、測定モードから通常モードに切替わる際、電波状態のよいチャネルに切替える。切り替えの際、ネットワーク接続制御装置10は、チャネル切替えによる通信の瞬停を防止するため、新たに切替わるチャネルの設定を、現在使用していないハードウェアに行って、チャネルの切替えを行う。
例えば、AP部720は、AMP部702、RF部703、BB部704を使用して、情報端末40と無線LANで通信を行っているとする。そして、測定モードに切替わり、通信できるチャネルが変更されたとする。AP部720は、通常モードに戻る前に、新たなチャネルで通信を行うための設定を、現在使用していないAMP部702、RF部703、BB部704に設定して通常モードに戻る。
テスタ部730は、AMP部712、RF部713、BB部714、磁気測定部715、電子コンパス部716、及びCPU711を有している。AMP部712、RF部713、及びBB部714は、無線LANのエリアの数だけ設けられる。例えば、エリアが18存在すれば、AMP部712、RF部713、及びBB部714は、それぞれ18個設けられる。AMP部712、RF部713、及びBB部714によって、1つのエリアの通信が測定処理される。
テスタ部730のAMP部712、RF部713、及びBB部714は、AP部720のAMP部702、RF部703、及びBB部704と同様の機能を有し、その詳細な説明は省略する。
磁気測定部715は、磁気を測定する。電子コンパス部716は、磁気測定部715によって測定された磁気が地磁気(赤道付近であれば約300nG、北、南極付近であれば約600nG、日本であれば約500nG)とほぼ同じ値ならば、地磁気の方向を検出する。例えば、近くの電子機器の影響によって磁気測定部715によって測定された磁気が地磁気の値と異なる場合、電子コンパス部716は、手動によりどの方向に向いて置かれているかを受け付ける。電子コンパス部716は、検出した地磁気、又は受け付けた地磁気に対し、ネットワーク接続制御装置10がどの方向に向いて置かれているかを検出する。
CPU711は、AMP部712、RF部713、BB部714、磁気測定部715、及び電子コンパス部716を制御する。CPU711は、情報端末40の位置、距離等を測定するのに必要なデータをメモリ707から読み出し、又は書き込みをする。CPU711は、メモリ707を介して、通常モード又は測定モードのどちらで動作しているかを認識し、それぞれの処理を行う。
メモリ707にはCPU711が処理するのに必要なデータが格納される。また、メモリ707にはMACテーブルが設けられ、情報端末40に関する情報が格納される。
<機能について>
図6は、本実施形態の通信システム100に含まれる会議管理装置20、ネットワーク接続制御装置10、及び、情報端末40の機能ブロック図である。
<<スマートデバイス40aの機能構成>>
スマートデバイス40aは、送受信部41、パスコード送信部42、接続情報取得部43、操作入力受付部44、表示制御部45、連携処理部46、及び、記憶・読出部49を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM604からRAM603上に展開されたアプリ4010(又はブラウザソフト4020でもよい)に従ったCPU601からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、情報端末40は、図4に示されているRAM603、ROM602及びEEPROM604によって構築される記憶部4000を有している。記憶部4000には、アプリ4010及びブラウザソフト4020が記憶されている。
送受信部41は、図4に示されているCPU601からの命令、通信部612、及び無線LAN通信部613等によって実現され、ネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20と各種データの送受信を行う。
パスコード送信部42は、図4に示されているCPU601からの命令、近距離無線通信部615等により実現され、名称とパスコード等をネットワーク接続制御装置10に送信する。
接続情報取得部43は、図4に示されているCPU601からの命令、及び、近距離無線通信部615等により実現され、ネットワーク接続制御装置10、及び、会議管理装置20に接続するための接続情報をネットワーク接続制御装置10から取得する。
Figure 2017130217
表1は、接続情報取得部43がネットワーク接続制御装置10から取得する接続情報を模式的に示す。接続情報は、「AP情報」と「管理装置ネットワーク情報」を有している。AP情報は、スマートデバイス40aがネットワーク接続制御装置10のアクセスポイントに接続するための情報である。すなわち、アクセスポイントに接続する際に要求されるSSID及びパスワード等が含まれる。また、アクセスポイントが対応している暗号アルゴリズムが公開されている。
管理装置ネットワーク情報は、会議管理装置20の例えばIPアドレスや使用するポート番号が含まれる。スマートデバイス40aは接続情報により、ネットワーク接続制御装置10に接続し、更に会議管理装置20に接続できる。
図6に戻って説明する。操作入力受付部44は、図4に示されているCPU601からの命令、音声入力部609及びタッチパネル617等によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。
表示制御部45は、図4に示されているCPU601からの命令、及びディスプレイ616等によって実現され、予め保持している画面の部品に会議管理装置20から取得した画面情報を配置してディスプレイ616に各種のUI画面を表示させる。なお、スマートデバイス40aでブラウザソフト4020が動作する場合、表示制御部45はHTMLやJavaScript(登録商標)で記述された画面情報を解釈してUI画面を表示させる。
連携処理部46は、図4に示されているCPU601からの命令等によって実現され、出席者が入力した設定と共に入力ジョブの生成を会議管理装置20に要求する。また、連携処理部46は、入力ジョブの終了を待って、出力ジョブの生成を会議管理装置20へ要求する。出力ジョブで使用される画像データは入力ジョブの実行により会議管理装置20に保存されている。連携処理部46の機能の詳細については図7にて説明する。
また、記憶・読出部49は、図4に示されているCPU601からの命令、RAM603、及びEEPROM604等によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<ネットワーク接続制御装置10の機能構成>>
ネットワーク接続制御装置10は、有線通信部11、無線通信部12、接続情報提供部13、通信制御部14、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、メモリ707に記憶された制御装置プログラム1010に従ったCPU701,711からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、ネットワーク接続制御装置10は、図5に示されているメモリ707によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には制御装置プログラム1010が記憶されている。
(ネットワーク接続制御装置10の機能)
無線通信部12は、図5に示されているCPU701,711からの命令、AMP部702、RF部703及びBB部704等によって実現され、情報端末40と各種データの送受信を行う。
有線通信部11は、図5に示されているCPU701,711からの命令及びLAN部705等によって実現され、共用ネットワーク91の各機器(例えばプリントサーバ93とMFP94)及び会議用ネットワーク92の各機器(例えば会議管理装置20)と各種データの送受信を行う。
接続情報提供部13は、図5に示されているCPU701,711からの命令及びBT部706等により実現され、接続情報を情報端末40に送信する。接続情報提供部13がBluetooth LEにより実現される場合、ネットワーク接続制御装置10はペリフェラル、情報端末40はセントラルに対応する。接続情報提供部13は、アドバタイズメントパケットを定期的に送信しており、情報端末40はネットワーク接続制御装置10に対し所定距離内に接近するとアドバタイズメントパケットを受信する。これにより、自機の近くに接続情報提供部13があることを検出し、情報端末40はネットワーク接続制御装置10と接続する。接続するとキャラクタリスティックなどに記述された接続情報を取得する。なお、上記の所定距離内は電波強度(RSSI)により調整されるが、本実施形態では1メートル以内くらいである。これにより、ネットワーク接続制御装置10の近くに存在する情報端末40のみが接続情報を取得できる。
また、接続情報提供部13がNFCにより実現される場合、情報端末40はRFタグリーダとして動作しNFCに記憶されている接続情報を読み取る。
通信制御部14は、図5に示されているCPU701,711からの命令等により実現され、共用ネットワーク91から会議用ネットワーク92への通信を制限したり、会議用ネットワーク92から共用ネットワーク91への通信を制限したりする。
記憶・読出部19は、図5に示されているCPU701,711からの命令及びメモリ707等によって実行され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
ノートPC40bの機能ブロック図については、パスコード送信部42と接続情報取得部43がない。これは、出席者が手でパスコードと接続情報を入力するためである。
<<会議管理装置20の機能構成>>
会議管理装置20は、送受信部21、パスコードチェック部22、会議情報管理部23、Webサーバ部24、参加者リスト作成部25、画像加工部26、画像入力ジョブ部27、画像出力ジョブ部28、参加者リスト表示部31,及び、記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HDD508からRAM504上に展開された管理装置プログラム2020に従ったCPU506からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、会議管理装置20は、図3に示されているRAM504、ROM505及びHDD508によって構築される記憶部2000を有している。記憶部2000には、パスコードDB2001、会議資料DB2002、機器情報DB2003、参加者情報DB2004、画像データ2010、及び、管理装置プログラム2020が記憶されている。
Figure 2017130217
表2はパスコードDB2001を構成するパスコードテーブルの一例を示す。パスコードテーブルは、会議IDとパスコードが対応づけて登録されている。パスコードテーブルに会議IDとパスコードが登録されることは、会議用にパスコードが発行されたことを意味する。なお、出席者は会議IDを意識する必要はない。
Figure 2017130217
表3は会議資料DB2002を構成する会議資料テーブルの一例を示す。会議資料DB2002には出席者が参照可能な会議資料が登録される。会議資料テーブルには、会議ID、ファイル名、オーナー、及び、パス(Path)が登録される。ファイル名は会議資料のファイル名であり、パスはファイルの保管場所を示す。オーナーはファイルを会議資料DB2002に送信した出席者の名称である。なお、会議資料DB2002の会議資料は会議が終了すると削除される。
Figure 2017130217
表4は機器情報DB2003を構成する機器情報テーブルの一例を示す。機器情報DB2003に会議用ネットワーク又は共用ネットワークに接続されている機器が登録されている。機器情報テーブルには機種及びIPアドレスが登録されている。MFP94のようにユーザが機能を選択できる機種については機器の機能が登録されている。例えば、MFP94は印刷機能についてカラー、両面、ステープル、パンチに対応し、また、A3/A4/A5/B4の用紙サイズに対応している。また、スキャナ装置としてのスキャン機能について、300,400,600[dpi]の解像度に対応しており、写真/文字/図形の読み取りモードに対応している。
これらの機能は情報端末40に送信され、情報端末40のディスプレイ616に表示される画面に反映される。
Figure 2017130217
表5は参加者情報DB2004を構成する参加者情報テーブルの一例を示す。参加者情報テーブルの1つ以上のレコードを参加者情報と称する。参加者情報テーブルは、会議に参加している主催者及び参加者の参加者情報が登録される。なお、「★」で示される主催者であってもその情報を参加者情報と称することとする。
参加者情報テーブルは会議IDにより特定され、主催者が入力する会議名称及び会議場所が登録される。また、1つの参加者情報は、出席者ID、名称、パスコード、IPアドレス、MACアドレス、型番、電話番号及びメールアドレスの各項目を有する。
出席者IDは出席者を識別するための重複しない識別情報であり、会議管理装置20が付与する。名称は出席者の氏名、ユーザ名又はニックネームなどである。パスコードは、会議に参加するために秘匿される記号、数値、文字、又は、これらの組み合わせである。パスコードは1つの会議の出席者の間で共通である。IPアドレスは情報端末40のIPアドレスであり(固定でもDHCPサーバにより割り当てられたものでもよい)、MACアドレスは無線LANの通信において情報端末40に固有のアドレスである。型番は情報端末40で動作するクライアントプログラムを特定するための情報である。例えば、OS名とアプリ又はブラウザ名、バージョンなどが登録される。型番は主に、会議管理装置20が適切な画面情報を送信する際に参照される。電話番号は出席者の電話番号で、メールアドレスは出席者のメールアドレスである。なお、これらの項目の全てを会議管理装置20が取得する必要はない。
(会議管理装置20の機能)
送受信部21は、図3に示されているCPU506からの命令及び通信I/F507等によって実現され、ネットワーク接続制御装置10、プロジェクタ95,電子黒板96等と各種データの送受信を行う。また、ネットワーク接続制御装置10を介して、情報端末40、プリントサーバ93及びMFP94と通信する。
パスコードチェック部22は、参加者が会議に参加しようとする時に送信するパスコードが、パスコードテーブルに登録されているパスコードと一致するか否かを判定する。パスコードが一致する場合、パスコードチェック部22は会議への参加を許可する。
会議情報管理部23は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、パスコードを発行する。また、出席者が会議資料を送信した場合、会議資料DB2002に会議資料を登録する。また、会議の開催、終了、中断などを管理する。
Webサーバ部24は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、画面に表示される画面情報を情報端末40に送信する。例えば、会議資料のリスト、機器情報テーブルなどである。なお、Webサーバ部24は、情報端末40がアプリ4010を動作させていれば、アプリ用に情報を加工して画面情報を作成し、情報端末40がブラウザソフト4020を動作させていれば、ブラウザ用に情報を加工しての画面情報を作成する。
参加者リスト作成部25は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、会議への参加が許可された参加者の参加者情報を参加者情報DB2004に登録する。
画像入力ジョブ部27は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、連携処理部46から入力ジョブの生成の要求を取得し、入力ジョブを生成する。そして、入力機器へ入力ジョブを投入し、入力機器から画像データ2010を受け取り、記憶部2000に画像データ2010を保存する。
画像加工部26は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、記憶部2000の画像データ2010に対してOCR(Optical Character Reader)や翻訳などの画像処理(加工)を行い、記憶部2000に記憶させる。
画像出力ジョブ部28は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、連携処理部46から出力ジョブの生成の要求を取得し、記憶部2000に記憶された画像データ2010を用いて出力ジョブを生成する。そして、出力機器へ出力ジョブを投入する。
参加者リスト表示部31は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、参加者情報テーブルから参加者リストの画面情報を作成し、出席者の情報端末40に送信する。
記憶・読出部29は、図3に示されているCPU506、HDD508、RAM504及びROM505等によって実行され、記憶部2000に各種データを記憶したり、記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
Figure 2017130217
表6(a)は入力機器に送信される入力ジョブの一例を示す。表6(a)は入力機器が電子黒板96の場合の入力ジョブである。入力ジョブのジョブ内容は電子黒板96が解釈するコマンドのコードにより記述されている。電子黒板96が入力機器の場合、表示画面の取り込み、ファイル名(***.jpg)の付与、画像データ2010の送信が順番に実行される。なお、ファイル名は、後述するように一意性があるもの(出席者IDとジョブIDを含む)でもよいし、機器が付与する段階では任意のファイル名でよい。
表6(b)は出力機器に送信される出力ジョブの一例を示す。表6(b)は出力機器がプロジェクタ95の場合の出力ジョブである。出力ジョブのジョブ内容はプロジェクタ95が解釈するコマンドのコードにより記述されている。プロジェクタ95が出力機器の場合、画像データ2010の投影が実行される。
(連携処理部の機能)
図7は連携処理部46の機能ブロック図の一例である。連携処理部46は、入力ジョブ要求部461、進捗判定部462、加工要求部463、及び、出力ジョブ要求部464を有している。
入力ジョブ要求部461は、出席者が後述する設定画面で設定した入力機器を取得して、会議管理装置20に対し入力ジョブの実行を要求する。
進捗判定部462は、会議管理装置20が入力ジョブを完了したかどうか、及び、画像データ2010の加工を終了したかどうかを判定する。会議管理装置20が入力ジョブを完了したと判定し、出席者が加工すると設定していれば、加工要求部463に加工を要求する。この場合、加工が完了したと判定すれば、出力ジョブ要求部464に出力ジョブを要求する。出席者が加工すると設定していなければ、出力ジョブ要求部464に出力ジョブを要求する。
加工要求部463は、入力ジョブが完了したと進捗判定部462が判定すると、会議管理装置20に対し加工を要求する。
出力ジョブ要求部464は、入力ジョブが完了した又は加工が完了したと進捗判定部462が判定すると、会議管理装置20に対し出力ジョブを要求する。
<動作手順>
以下、図8〜11を参照して、通信システム100が会議を開催する際の動作について説明する。本実施例では会議の開始と会議の開催という用語を分けて使用している。
<<会議の開始>>
図8は、主催者が会議の開始(パスコードの発行)を会議管理装置20に要求する手順を示すシーケンス図の一例である。主催者は会議室6又は会議室6の周辺で会議管理装置20にアクセスする。
S1:主催者は情報端末40を操作して会議管理装置20に対し会議開始を要求する。主催者は会議名称や会議場所等を会議管理装置20に通知できる。
S2:会議管理装置20の送受信部21は会議開始要求を受信し、会議情報管理部23は会議IDを採番すると共にパスコードを生成する。
S3:会議情報管理部23は、例えば、会議資料の置き場所となるフォルダの生成や、会議IDとパスコードをパスコードDB2001に登録する。
S4:次に、会議情報管理部23は主催者の情報端末40に対して会議開始の終了通知を送信する。終了通知には、少なくともパスコードが含まれる。
S5:登録終了通知を受け取ると、主催者は参加者に対してパスコードを含む会議の開催通知を電子メールなどで送信する。参加者が近くに存在する場合、主催者はパスコードを口頭で連絡してもよい。開催通知には、会議名称、会議場所、会議日時などが含まれていてよい。なお、会議管理装置20が直接、参加者に対して会議の開催通知を送信してもよい。この後、主催者は会議資料を会議資料DB2002に登録するなどを会議開催の準備を行う。
<<参加者の参加>>
図9は、参加者が会議に参加する際に会議管理装置20が行う動作を示すシーケンス図の一例である。なお、図9は情報端末40がスマートデバイス40aの場合が想定されている。情報端末40がノートPC40bの場合については後述する。
S1:情報端末40のパスコード送信部42は自身の名称と主催者から送信されたパスコードを、ネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20に送信することで、当該会議に参加することを要求する。参加者は名称とパスコードを情報端末40に設定しておく。ネットワーク接続制御装置10を介して名称とパスコードを送信するのでなく、会議管理装置20に直接、送信してもよい。スマートデバイス40aの場合、スマートデバイス40aは所定距離内に接近したネットワーク接続制御装置10にブルートゥース通信などにより名称とパスコードを送信する。また、名称とパスコードの送信と共に、スマートデバイス40aの接続情報取得部43は接続情報を取得しておく。
S2:会議管理装置20のパスコードチェック部22は、名称とパスコードを受信すると、パスコードDB2001において会議IDと対応付けられているパスコードの認証を行う。あるいは、参加者情報テーブルの主催者のパスコードにより認証してもよい。いずれの場合も、一致するパスコードがあるか否かを判定する。
S3:一致するパスコードがある場合、パスコードチェック部22は情報端末40に対しデバイス情報の要求を行う。デバイス情報とは、IPアドレス、MACアドレス、型番、ユーザ(情報端末40)の電話番号、情報端末40に登録されているメールアドレス等である。なお、デバイス情報の取得は図10の無線LANでの通信が確立してから行われてもよい。
S4:情報端末40の記憶・読出部49は記憶部4000からデバイス情報を取得する。自身に割り当てられているデバイス情報を取得する方法として、例えばデバイス情報を取得するAPI(Application Interface)を利用する方法がある。記憶・読出部49はAPIを利用してデバイス情報を取得する。
S5:情報端末40の送受信部41はデバイス情報を会議管理装置20に送信する。
S6:会議管理装置20のパスコードチェック部22はデバイス情報を受信して、参加者リスト作成部25に追加登録指示を送信する。追加登録指示には、デバイス情報に加えステップS1で受信したパスコード及び名称が含まれる。
S7:会議管理装置20の参加者リスト作成部25は、主催者が登録されている参加者情報テーブルをパスコードにより特定し、当該会議の参加者情報テーブルに参加の許可が下りた参加者の名称、パスコード、デバイス情報を追加登録する。以上のようにして、各参加者の参加者情報が参加者情報テーブルに登録される。
後述の会議開催後、参加者情報DBに登録された参加者が、会議管理装置20に対し機器や会議資料DBへのアクセスを要求すると、会議管理装置20は参加者情報DBを参照して、機器や会議資料DBへのアクセスを許可する。したがって、参加者情報DBに登録された参加者は図1で説明した入力機器と出力機器の選択が可能になる。
<<ネットワーク接続制御装置10への接続>>
図10(a)は、スマートデバイス40aがネットワーク接続制御装置10と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:スマートデバイス40aの場合、パスコードによる認証が済んでおり接続情報を取得しているので自機に接続情報を設定する。
S2:スマートデバイスの送受信部41は、ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12と接続する。
S3:ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12は有線通信部11に接続を要求する。
S4:ネットワーク接続制御装置10の有線通信部11は、スマートデバイス40aが指定したIPアドレス(接続情報)等を用いて会議管理装置20に接続する。
図10(b)は、ノートPC40bがネットワーク接続制御装置10と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:一方、近距離無線通信部615を有さないノートPC40bの場合、参加者が名称とパスコードを入力する。
S2:また、参加者が接続情報を設定する。接続情報が記載された用紙が会議室を利用する参加者に配布されたり、室内に張り出されている。なお、ここで設定される接続情報はAP情報のみでよい。AP情報によりノートPC40bがネットワーク接続制御装置10にアクセスすると、ネットワーク接続制御装置10は会議管理装置20にリダイレクトさせる。
S3:図9のステップS1と同様に、ノートPC40bの送受信部41が参加要求をネットワーク接続制御装置10に送信する(リダイレクトにより会議管理装置20を宛先に通信する。)。
S4:ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12は有線通信部11に参加要求を送信する。
S5:ネットワーク接続制御装置10の有線通信部11は会議管理装置20に参加要求を送信する。この後の処理は図9のS2以降と同様になる。
<<会議開催許可>>
主催者は参加状況を確認して会議を開催する。参加者が一人もいなくても会議の開催は可能である。
図11は、参加者が会議に参加した後に主催者が会議を開催する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:主催者は、情報端末40を操作して参加者リストを会議管理装置20に要求する。なお、主催者の情報端末40は会議を特定するためにパスコード又は会議IDなどを送信する。
S2:会議管理装置20の参加者リスト表示部31は、パスコード又は会議IDにより参加者情報テーブルを特定し、特定した参加者情報テーブルを表形式に編集して画面情報を作成する。なお、参加者リスト表示部31は主催者の情報端末40の型番に基づき適切な画面情報を作成する。すなわち、OSとアプリ又はOSとブラウザの組み合わせに応じて適切な画面情報を作成する。例えば、アプリやブラウザが解釈可能な記述を選択し、また、搭載しているディスプレイ616のサイズが考慮された画面情報を作成する。
S3:会議管理装置20の参加者リスト表示部31は作成した参加者リストの画面情報を主催者の情報端末40に送信する。
S4:情報端末40の表示制御部45は、参加者リストをディスプレイ616に表示する。主催者の情報端末40のディスプレイ616には参加者リスト画面が表示される。主催者は、参加者リスト画面から参加者を確認することができる。
S5:情報端末40の操作入力受付部44は主催者8の操作を受け付ける。すなわち、主催者8は、会議に参加すべき人員が会議に参加していることを確認したら、会議開催が可能と判断し、所定の参加者リスト画面から会議開催許可ボタンを押下する。操作入力受付部44は該操作を受け付ける。参加者が1人以上であることを情報端末40が判定し会議を開催してもよい。
S6:会議開催許可ボタンが押下されると、情報端末40の送受信部41は会議開催可能の指示を会議管理装置20の会議情報管理部23に送信する。
S7:会議管理装置20の会議情報管理部23は、会議開催可能の指示を受信すると、会議開催のために必要な処理を行う。会議開催のために必要となる処理としては、例えば、当該会議で使用する会議資料のフォルダへの出席者のアクセスを許可したり、機器との通信を許可することなどが挙げられる。
<画像の出力>
図12は、スマートデバイス40aが会議資料の投影をプロジェクタに行わせる手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:会議の出席者は資料リストを要求する操作を行う。
S2:操作入力受付部44は操作を受け付けて、パスコードと共に資料リスト要求を連携処理部46に送出する。パスコードは出席者が参加している会議を特定するための情報であり会議IDなど会議を特定できる情報でよい。会議が特定されるので、該会議が開催許可されていれば出席者は会議資料にアクセスできる。
S3:連携処理部46はパスコードと共に資料リスト要求を会議管理装置20に送信する。
S4:会議管理装置20のWebサーバ部24は、パスコードに対応づけられている会議資料テーブルを検索する。パスコードから会議IDを特定できる。
S5:Webサーバ部24は資料リストを会議資料テーブルから読み出す。
S6:Webサーバ部24は資料リストをスマートデバイス40aの連携処理部46に送信する。
S7:連携処理部46は資料リストを表示制御部45に送出する。これにより、図13のような資料リスト画面301が表示される。
S8:出席者は投影する資料(ファイル名)を選択し、投影を実行する操作を行う。
S9:操作入力受付部44は操作を受け付けて、パスコードとファイル名と共に資料投影要求を連携処理部46に送出する。
S10:連携処理部46はパスコードとファイル名と共に資料投影要求を会議管理装置20に送信する。
S11:会議管理装置20のWebサーバ部24は資料投影要求を画像出力ジョブ部28に送出する。
S12:画像出力ジョブ部28は会議資料DB2002からファイル名で指定されたファイルを読み出す。
S13:画像出力ジョブ部28は投影のためのジョブを生成する。
S14:画像出力ジョブ部28は出力ジョブを出力機器(プロジェクタ95)に送信する。
以上のようにして、画像が投影される。図12ではプロジェクタ95による投影を例にしたが、電子黒板96による表示又はMFP94による印刷の場合も同様の手順で実行される。
<<資料リスト画面>>
図13は資料リスト画面301の一例を示す図である。資料リスト画面301は、機器選択タブ欄302、資料リスト欄303、投影開始ボタン304、及び、投影終了ボタン305を有している。機器選択タブ欄302には出力機器がタブ状に表示される。出席者は出力機器をタブから選択することができる。なお、タブに表示される出力機器は、会議管理装置20が機器情報DB2003から読み出してスマートデバイスに送信する。資料リスト欄303には会議資料の一覧が表示される。出席者は投影したいファイルを選択する。投影開始ボタン304は出席者が選択したファイルの投影を実行させるためのボタンである。投影終了ボタン305は投影を終了させるためのボタンである。
<入力機器と出力機器の連携>
続いて、入力機器と出力機器の連携処理について説明する。なお、入力機器が生成する画像データは会議資料に限られず、入力機器が表示している画像であれば画像データに変換できる。
図14は、出席者が入力機器と出力機器を指定してジョブを実行させる手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:出席者はスマートデバイス40aに対してジョブの実行指示を行う。画面例については図15にて説明する。実行指示には少なくとも入力機器と出力機器が含まれればよい。
S2:操作入力受付部44は連携処理部46に実行指示を送出する。
S3:連携処理部46は、入力ジョブと出力ジョブの実行を順次、会議管理装置20に要求する。すなわち、まず、入力ジョブ要求部461が入力ジョブを会議管理装置20に要求する。本実施例の入力ジョブは入力機器による画像データ2010の保存なので、入力ジョブには入力機器を指定すればよい。また、入力ジョブ要求部461は会議内で一意となる画像データ2010のファイル名を指定する。会議には複数の出席者が存在し得る。各出席者がそれぞれ入力機器と出力機器を用いたジョブを実行する可能性もある。また、同じ出席者がジョブを何回か実行する場合もある。このため、ファイル名には例えば、出席者ID+ジョブIDが用いられてよい。出席者IDの代わりにMACアドレスやIPアドレスが用いられてもよい。ジョブIDはジョブを識別するための情報であり、例えば1から始まる連番とすればよい。例えば、出席者IDが001、ジョブIDがJ001の場合、画像データ2010のファイル名は「001_J001.Jpg」になる。会議管理装置20の記憶部2000のどのフォルダ(又はディレクトリ)に保存されるかは予め定められている。あるいは、連携処理部46がフォルダ(すなわちパス(Path))まで含めてファイル名を指定してもよい。
また、入力ジョブ要求部461は不作為(ランダム)なファイル名を付与してもよい。一定数以上の桁の文字や数字であれば不作為のファイル名で会議内の一意性は保証される。
入力ジョブ要求部461は入力機器、及び、このようにして決定されたファイル名を含む入力ジョブ実行要求を画像入力ジョブ部27に送信する。
なお、ファイル名を会議管理装置20が付与してもよい。会議管理装置20は出席者及びジョブの組を特定できるようにファイル名を付与する。
S4:画像入力ジョブ部27は指定された入力機器を入力元とする入力ジョブを生成する。
S5:画像入力ジョブ部27は生成した入力ジョブを入力機器に送信する。
S6:入力機器は入力ジョブを実行する。本実施形態では入力機器に関係なく画像データ2010が生成される。
S7:入力機器は画像データ2010を画像入力ジョブ部27に送信する。
S8:画像入力ジョブ部27は画像データ2010にステップS3で指定されたファイル名を付与して記憶部2000に記憶させる。
S9:入力ジョブの実行が要求された後、進捗判定部462は、記憶部2000に所定のファイル名の画像データ2010が記憶されたかどうかを繰り返し問い合わせる(ポーリングする)。進捗判定部462はステップS3で付与したファイル名の画像データ2010が作成されたか否かを会議管理装置20に繰り返し問い合わせる。
あるいは、スマートデバイス40aと会議管理装置20は定期的な通信を行っているので、この通信に対する応答として、画像データ2010が作成されたことを会議管理装置20がスマートデバイス40aに通知してもよい。
S10:画像データ2010が作成されると、出力ジョブ要求部464は、出力機器及びファイル名を含む出力ジョブ実行要求を画像出力ジョブ部28に送信する。出力機器により出力機器が特定され、ファイル名により画像データ2010が特定される。
S11:画像出力ジョブ部28は、指定されたファイル名の画像データ2010を記憶部2000から読み出す。
S12:画像出力ジョブ部28は出力機器から画像データ2010を出力する出力ジョブを生成する。
S13:画像出力ジョブ部28は出力ジョブを出力機器に送信する。
S14:出力機器は出力ジョブを実行する。出力機器に応じて入力機器が生成した画像データ2010が出力される。出力機器がプロジェクタ95の場合は画像データ2010が投影され、出力機器が電子黒板96の場合は画像データ2010が表示され、出力機器がMFP94の場合は画像データ2010が印刷される。
このように、本実施形態の通信システム100は、連携処理部46がファイル名を付与するので、出席者が画像データ2010のファイル名を指定したり意識する必要がない。連携処理部46は、出席者及びジョブごとに画像データ2010の少なくともファイル名(必要であれば保管場所も)を特定できるので、出力の際もユーザが指定する必要はない。
また、図14のシーケンス図から明らかなように、画像入力ジョブ部27及び画像出力ジョブ部28は外部から入力ジョブの実行要求を受け付けるAPI(Application Interface)を有している。スマートデバイス40aはAPIを介して画像入力ジョブ部27と画像出力ジョブ部28に別々にジョブの実行要求を送信すればよい。このため、スマートデバイス40aなどが外部から入力ジョブと出力ジョブの実行を要求する場合、画像入力ジョブ部27及び画像出力ジョブ部28の機能には変更がないか又は変更が少なくて済む。
<<入力・出力ジョブの設定画面>>
図15は、スマートデバイス40aに表示される入力・出力ジョブの設定画面310の一例を示す図である。図15(a)はMFP94による原稿のスキャンと例えばプロジェクタ95への出力を一度の設定で行うための設定画面である。設定画面310はタブ欄311、入力機器選択欄312、出力機器選択欄313、スキャン条件欄314、スキャン開始ボタン315及びスキャン中止ボタン316を有する。
・タブ欄311には、入力機器を選択するためのタブが表示される。
・入力機器選択欄312には1つ以上の入力機器(図15(a)ではMFP94)が選択可能に表示される。タブ欄311でMFP94が選択されているため、入力機器選択欄312ではMFP94のみが表示される。出席者が使用できるMFP94が一台しかない場合、入力機器選択欄には1台の入力機器しか表示されない。
・出力機器選択欄313には1つ以上の出力機器が選択可能に表示される。入力機器がMFP94である場合に適切な出力機器が表示される。図15(a)では、例えばプロジェクタ95、電子黒板96、及び、ファイルが表示されている。
・スキャン条件欄314にはスキャン条件が表示される。情報端末40には機器情報テーブルが送信されるため、MFP94に設定可能なスキャン条件から出席者はスキャン条件を設定できる。
・スキャン開始ボタン315は、MFP94にスキャンを開始させるボタンである(入力ジョブと出力ジョブの実行開始)。なお、スキャン開始ボタン315を押下する前に出席者は原稿をMFP94のADF(Auto Document Feeder)などに載置しておく。
・スキャン中止ボタン316は、スキャンを中止するためのボタンである。
したがって、出席者が選択する出力機器によって以下のような組み合わせで画像データ2010が処理される。
MFPとプロジェクタ…MFP94がスキャンした画像をプロジェクタ95が投影する。
MFPと電子黒板…MFP94がスキャンした画像を電子黒板96が表示する。
MFPとファイル…MFP94がスキャンした画像がファイルで保存される。
図15(a)に示すように、1つの設定画面310で出席者は入力機器と出力機器を設定できる。従来のように、入力機器(MFP94)がスキャンして作成したファイルを特定して出力機器に送信して出力する必要がない。
図15(b)は電子黒板96が表示している画面をMFP94が印刷する設定を一度に行うための設定画面310である。設定画面310の構成は図15(a)と同様であるため相違点を説明する。
・タブ欄311で電子黒板96が選択されているため、入力機器選択欄312では電子黒板96のみが表示される。出席者が使用できる電子黒板96が一台しかない場合、入力機器選択欄には1台の入力機器しか表示されない。
・出力機器選択欄313には1つ以上の出力機器が選択可能に表示される。入力機器が電子黒板96である場合に適切な出力機器が表示される。図15(b)では、例えばプロジェクタ95、MFP94、ファイル、及び、電子黒板96が表示されている。電子黒板96が表示されるため、電子黒板96が2つ以上ある場合に、電子黒板1が表示中の画面を電子黒板2が表示できるようになる。
・印刷条件欄317には印刷条件が表示される。情報端末40には機器情報テーブルが送信されるため、MFP94に設定可能な印刷条件から出席者は印刷条件を設定できる。出力機器でMFP94が選択された場合、この印刷条件が表示される。
・取込開始ボタン318は、電子黒板96に画面の取込を開始させるボタンである(入力ジョブと出力ジョブの実行開始)。
・取込中止ボタン319は、画面の取込を中止させるためのボタンである。
したがって、出席者が選択する出力機器によって以下のような組み合わせで画像データ2010が処理される。
電子黒板とプロジェクタ…電子黒板96が表示している画面をプロジェクタ95が投影する。
電子黒板とMFP…電子黒板96が表示している画面をMFP94が印刷する。
電子黒板とファイル…電子黒板96が表示している画面がファイルで保存される。
電子黒板と電子黒板…電子黒板1が表示している画面を他方の電子黒板2が表示する。
図15(b)の設定画面によれば、従来のように、電子黒板96が表示している画面を取り込んでファイル等に保存し、出力機器に送信して出力する必要がない。
<<情報端末がブラウザソフトを実行している場合>>
情報端末40がアプリでなくブラウザソフトを実行している場合、ブラウザソフトでは連携処理部46の機能を実現することが困難な場合がある。このため、情報端末40がブラウザソフトを動作している場合、会議管理装置20が連携処理部46の機能を提供する。説明の便宜上、情報端末40がノートPC40bであるとして説明するが、スマートデバイス上でブラウザソフトが動作してもよい。
図16は、出席者が入力機器と出力機器を指定してジョブを実行させる手順を示すシーケンス図の一例である。なお、図16では主に図14との相違点を説明する。
S2-2:ノートPC40bの送受信部41はジョブ実行要求を会議管理装置20に送信する。会議管理装置20の送受信部21はジョブ実行要求を受信する。このジョブ実行要求には、例えば、入力機器、出力機器、出席者ID及びジョブIDが含まれる。
出席者IDについては、会議管理装置20の連携処理部46がノートPC40bのIPアドレスやMACアドレスから出席者IDを特定してもよい。また、会議管理装置20の連携処理部46がジョブIDを付与してもよい。
以降の処理は、図14と同様である。図16のシーケンス図では、会議管理装置20内で画像データ2010が作成されたかどうかを連携処理部46が監視するので、ノートPC40bの処理負荷を低減できる。また、情報端末40がアプリを有していなくても、画像入力ジョブ部27や画像出力ジョブ部28に変更なく又は少ない変更で入力ジョブと出力ジョブを実行できる。
<画像データを加工する場合>
続いて、図17を用いて、入力機器の画像データ2010を出力機器が出力する前に会議管理装置20が加工する場合の処理手順を説明する。図17では主に図14との相違点を説明する。また、図18は進捗判定部462の処理手順を示し、図19は加工の設定が可能な設定画面310の一例を示す。ステップS1〜S8の処理は図14と同様である。
S8-1:進捗判定部462は、ステップS3で付与したファイル名の画像データ2010が記憶部2000に記憶されたかどうかを繰り返し問い合わせる(ポーリングする)。
S8-2:画像データ2010が生成されると、加工要求部463は加工内容とファイル名を含む画像加工要求を画像加工部26に送信する。このステップS8-2の処理については、図18にて説明される。加工内容により加工が特定され、ファイル名により画像データ2010が特定される。
S8-3:画像加工部26は、指定されたファイル名の画像データ2010を記憶部2000から読み出す。
S8-4:画像加工部26は画像データ2010を加工する。
S8-5:画像加工部26は加工された画像データ2010を記憶部2000に記憶させる。ファイル名はステップS3で指定されているものでよい。ステップS9以降の処理は図14と同様でよい。
図17のような処理によれば、入力機器が生成した画像データ2010を加工してから出力機器が出力することができる。この場合も、ユーザはファイル名などを付与したり意識する必要がない。また、会議管理装置20は複数の加工を行うことも可能である。
<<連携処理部46の処理>>
図17において連携処理部46は記憶部2000に記憶された画像データ2010を加工するのか出力ジョブを実行するのかを判定する必要がある。また、複数回の加工が行われる場合、何回目まで加工が終了したかを判定する必要がある。
図18は,図17のステップS8-2の処理を説明するフローチャート図の一例である。図18の処理は記憶部2000の画像データ2010の監視を開始するとスタートする。
進捗判定部462は、初期処理としてNに加工回数を設定し、iに1を設定する(S10)。
次に、進捗判定部462は、記憶部2000に画像データ2010が記憶されたか否かを判定する(S20)。上記のように、進捗判定部462は記憶部2000に画像データ2010が記憶されるまで監視を継続する。
ステップS20の判定がYesの場合、進捗判定部462はN=0かどうかを判定する(S30)。すなわち、加工がないか又は全ての加工が終了したか否かを判定する。
ステップS30の判定がYesの場合、出力ジョブ要求部464は出力ジョブの実行を会議管理装置20に要求する(S60)。
ステップS30の判定がNoの場合、加工が終了していないので、進捗判定部462はi番目の加工の実行を会議管理装置20に要求する(S40)。
そして、進捗判定部462は、Nを1つ小さくし、iを1つ大きくする(S50)。よって、iによって加工回数がカウントされる。この後、処置はステップS20に戻り、全ての加工が終了するとステップS60を経て処理が終了する。
このような処理によれば、会議管理装置20は画像データ2010を記憶部2000に記憶すればよく、スマートデバイス40aは記憶部2000に画像データ2010が記憶されるごとに適切な処理を実行できる。したがって、加工回数を制限することなく、また、会議管理装置20の画像入力ジョブ部27、画像出力ジョブ部28及び画像加工部26の変更もないか又は少なくて済む。
<<加工が可能な設定画面>>
図19は出席者が加工の設定をすることができる設定画面310の一例を示す図である。なお図19では図15との相違を説明する。図19の設定画面310は、加工条件欄320を有している。加工条件としては、例えばOCR処理、翻訳処理などが挙げられるが、画像データ2010に対し可能な加工であれば設定可能である。例えば拡大処理、縮小処理、トリミングなどが可能である。
したがって、出席者は1つの画面で入力ジョブ、加工、及び、出力ジョブを設定できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、入力機器が生成した画像データを出力機器が出力したが、入力機器が生成したデータは画像データでなくてもよく、出力機器が処理するデータが画像データでなくてもよい。
また、図6などの構成例は、会議管理装置20、スマートデバイス40a、ノートPC40b、及びネットワーク接続制御装置10による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。会議管理装置20、スマートデバイス40a、ノートPC40b、及びネットワーク接続制御装置10の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図6の記憶部2000に記憶される各種のデータベース、及び、記憶部1000に記憶される各種のデータベースは会議用ネットワーク92又は共用ネットワーク91上に存在していてもよい。
また、会議管理装置20又はネットワーク接続制御装置10が複数個、存在していてもよく、会議管理装置20又はネットワーク接続制御装置10の機能が複数のサーバに分散して配置されていてもよい。
また、入力ジョブは入力処理の一例であり、出力ジョブは出力処理の一例である。入力ジョブ要求部は入力処理要求手段の一例であり、出力ジョブ要求部は出力処理要求手段の一例である。進捗判定部は判定手段の一例であり、加工要求部は加工処理要求手段の一例であり、連携処理部46は取得手段の一例である。画像入力ジョブ部は受付手段又は入力機器要求手段の一例であり、画像出力ジョブ部は出力機器要求手段の一例である。会議管理装置20は会議用情報処理装置の一例である。ファイル名は識別情報の一例である。送受信部21は受信手段の一例である。
10 ネットワーク接続制御装置
20 会議管理装置
21 送受信部
26 画像加工部
27 画像入力ジョブ部
28 画像出力ジョブ部
40 情報端末
40a スマートデバイス
40b ノートPC
41 送受信部
44 操作入力受付部
45 表示制御部
91 共用ネットワーク
92 会議用ネットワーク
100 通信システム
特開2005−012670号公報

Claims (13)

  1. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置と通信し、前記入力機器と前記出力機器を組み合わせた連携処理を実行する情報端末を、
    前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び前記出力機器の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する入力処理要求手段と、
    前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する出力処理要求手段と、として機能させるためのプログラム。
  2. 前記入力処理要求手段は、前記会議用情報処理装置と通信する他の情報処理装置と重複しない前記データの識別情報を指定して前記入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求し、
    前記判定手段は、前記識別情報の前記データを前記会議用情報処理装置が記憶したことを検出することで、前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記入力処理要求手段が前記入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求した場合、
    前記判定手段は、前記入力処理の実行が終了したか否かを繰り返し前記会議用情報処理装置に問い合わせ、前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと応答した場合に前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定する請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記入力処理要求手段が前記入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求した場合、
    前記判定手段は、前記データを受信した旨の通知が前記会議用情報処理装置から送信された場合に、前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定する請求項1又は2に記載のプログラム。
  5. 前記受付手段が前記データに対する加工を受け付けた場合、
    前記情報端末を、更に
    前記出力機器に対する前記出力処理の実行を前記出力処理要求手段が前記会議用情報処理装置に要求する前に、前記受付手段が受け付けた前記加工を前記会議用情報処理装置に要求する加工処理要求手段として機能させる請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記加工処理要求手段は、前記会議用情報処理装置と通信する他の情報処理装置と重複しない前記データの識別情報を指定して前記加工を前記会議用情報処理装置に要求し、
    前記判定手段は、前記識別情報の前記データを前記会議用情報処理装置が記憶した回数をカウントすることで、前記受付手段が受け付けた全ての前記加工を前記会議用情報処理装置が終了したか否かを判定し、
    全ての前記加工を前記会議用情報処理装置が終了した場合、前記出力処理要求手段は、前記出力機器による前記出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記入力機器が前記入力処理を実行して生成した前記データは、前記入力機器であるスキャナ装置が原稿をスキャンして得た画像データであり、
    前記出力処理要求手段は、前記出力機器であるプロジェクタによる前記画像データの投影、又は、前記出力機器である電子黒板による前記画像データの表示を前記会議用情報処理装置に要求する請求項1〜6いずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記入力機器が前記入力処理を実行して生成した前記データは、前記入力機器である電子黒板が表示している画面が取り込まれた画像データであり、
    前記出力処理要求手段は、前記出力機器であるプロジェクタによる前記画像データの投影、前記出力機器であるプリンターによる前記画像データの印刷、又は、前記出力機器である電子黒板による前記画像データの表示を前記会議用情報処理装置に要求する請求項1〜6いずれか1項に記載のプログラム。
  9. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置を、
    前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び出力機器の入力を受け付けた情報端末から、前記入力機器による入力処理の実行要求及び前記出力機器による出力処理の実行要求を前記会議用情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記入力処理の実行要求に基づき前記入力機器に対し前記入力処理を要求する入力機器要求手段と、
    前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記出力処理の実行要求に基づき前記出力機器に対し前記出力処理を要求する出力機器要求手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置と通信し、前記入力機器と前記出力機器を組み合わせた連携処理を実行する情報端末であって、
    前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び前記出力機器の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する入力処理要求手段と、
    前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する出力処理要求手段と、を有する情報端末。
  11. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置であって、
    前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び出力機器の入力を受け付けた情報端末から、前記入力機器による入力処理の実行要求及び前記出力機器による出力処理の実行要求を受信する受信手段と、
    前記入力処理の実行要求に基づき前記入力機器に対し前記入力処理を要求する入力機器要求手段と、
    前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記出力処理の実行要求に基づき前記出力機器に対し前記出力処理を要求する出力機器要求手段と、
    を有する会議用情報処理装置。
  12. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置と、前記入力機器と前記出力機器を組み合わせた連携処理を実行する情報端末とを有する通信システムであって、
    前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び前記出力機器の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する入力処理要求手段と、
    前記入力機器が前記入力処理を実行して生成したデータを前記会議用情報処理装置が受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記会議用情報処理装置が前記データを受信したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求する出力処理要求手段と、を有する通信システム。
  13. 入力機器と出力機器とが予め登録されている会議用情報処理装置と、前記入力機器と前記出力機器を組み合わせた連携処理を実行する情報端末とを有する通信システムによって行われる通信方法であって、
    受付手段が、前記会議用情報処理装置から送信された前記入力機器及び前記出力機器の入力を受け付けるステップと、
    入力機器要求手段が、前記受付手段が受け付けた前記入力機器による入力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求するステップと、
    判定手段が、前記入力機器が前記入力処理を実行してデータを生成したか否かを判定するステップと、
    出力機器要求手段が、前記入力機器が前記データを生成したと判定された場合、前記受付手段が受け付けた前記出力機器による出力処理の実行を前記会議用情報処理装置に要求するステップと、を有する通信方法。
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