JP2017129651A - 写真撮影遊戯機及びその制御プログラム - Google Patents

写真撮影遊戯機及びその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、画角に応じた適切な位置で撮影させうる技術を提供する。【解決手段】写真撮影遊戯機は、被写体の撮影を行うための撮影用筐体を備える。撮影用筐体の前方には、カメラを含むカメラユニットが、撮影用筐体の前後方向に移動可能に設けられている。写真撮影遊戯機は、被写体に対し、撮影用筐体における所定の撮影ゾーンでの撮影を指示する指示手段と、カメラユニットを制御し、所定の撮影ゾーンとカメラとの間の距離が複数の画角のそれぞれに応じた距離となるようにカメラユニットを移動させて撮影を行う撮影制御手段とを備える。【選択図】図13

Description

本発明は、写真撮影遊戯機及びその制御プログラムに関する。
利用者を被写体として撮影した写真画像に、利用者による落書き編集がなされた合成画像を、シール紙に印刷したり、利用者の携帯端末に送信したりして利用者に提供する写真撮影遊戯機が知られている。
このような写真撮影遊戯機においては、利用者の全身を撮影するための全身撮影用と、利用者の上半身を撮影するアップ撮影用の画角が用意されていることが多い。そのため、例えば、下記特許文献1では、全身撮影とアップ撮影のそれぞれにおいて最適な構図の画像を撮影することができるように、各撮影時において、モデルを用いた誘導画像をモニタに表示し、利用者の立ち位置を誘導している。
特開2015−35765号公報
ところで、撮影空間内には、各画角に応じた撮影位置に対して適切な光量で照明があたるように照明装置が設置されている。各撮影時に、立ち位置を誘導するガイダンスをモニタに表示しても、利用者は撮影空間内を自由に移動可能であるため、ガイダンスで示した撮影位置で撮影させるには限界がある。画角に応じた適切な位置で撮影されない場合、被写体に対して適切に照明があたらず、所望の写りとはならない。具体的には、例えば、2人の利用者が前後に少しずれた位置で撮影した場合、後の利用者の顔が前の利用者の顔より暗く写りやすい。また、適切な撮影位置で撮影されない場合、被写体の目に照明が写り込むアイキャッチや、照明効果による髪のつや等が撮影画像に反映されにくい。
本発明は、利用者を画角に応じた適切な位置で撮影させうる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る写真撮影遊戯機は、被写体の撮影を行うための撮影用筐体と、前記撮影用筐体の前方に設けられ、カメラを含むカメラユニットと、前記被写体に対し、前記撮影用筐体における所定の撮影ゾーンでの撮影を指示する指示手段と、前記カメラユニットを制御し、複数の画角で前記被写体を撮影する撮影制御手段と、を備え、前記カメラユニットは、前記撮影用筐体の前後方向に移動可能に設けられ、前記撮影制御手段は、前記所定の撮影ゾーンと前記カメラとの間の距離が前記複数の画角のそれぞれに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させて撮影を行う。
この構成によれば、撮影用筐体の前方に設けられたカメラユニットのカメラは、撮影用筐体の前後方向に移動可能である。被写体に対して所定の撮影ゾーンで撮影するように指示し、画角ごとに、カメラと所定の撮影ゾーンとの距離が当該画角に応じた距離となるようにカメラユニットが移動されて撮影される。つまり、カメラと所定の撮影ゾーンに立っている利用者との距離は、画角ごとに自動的に調整されるため、利用者は、撮影位置を変えることなく、各画角に適した位置で撮影することができる。
また、上記構成において、さらに、前記撮影用筐体に設けられ、前記所定の撮影ゾーンを照明する照明手段を備え、前記所定の撮影ゾーンは、前記撮影用筐体の後方の内壁と当該内壁から予め定められた距離だけ前方に離れた位置との間に設けられていることとしてもよい。
この構成によれば、カメラユニットが移動して所定の撮影ゾーンにカメラが近づいたとしても、利用者は、撮影用筐体の後方の内壁までしか下がることができない。つまり、利用者は、所定の撮影ゾーン内で撮影することになる。その結果、利用者が画角ごとに撮影位置を移動する場合と比べ、どの画角で撮影しても被写体と照明との位置関係が変わりにくく、安定した写りの画像を得ることが可能となる。また、利用者とカメラとの間の距離が離れすぎず、同じ画角で撮影された画像に写る被写体の大きさが画像ごとにばらつかないようにすることができる。
上記構成において、前記カメラは、前記カメラユニットにおいて、当該カメラの鉛直方向の角度が調整可能に設けられ、前記撮影制御手段は、画角ごとに、当該画角に応じた鉛直方向の角度となるように前記カメラの鉛直方向の角度を調整し、当該画角に応じた焦点距離となるように前記カメラの焦点距離を調整することとしてもよい。
この構成によれば、撮影位置を変えることなく、カメラユニットの位置と、カメラの鉛直方向の角度及び焦点距離との組み合わせに応じた撮影範囲の異なる画像を得ることができる。
上記構成において、さらに、撮影される被写体の人数の入力を受け付ける入力手段を備え、前記撮影制御手段は、前記所定の撮影ゾーンと、前記カメラとの間の距離が、前記入力手段において入力を受け付けた人数と前記複数の画角のそれぞれとの組み合わせに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させることとしてもよい。
この構成によれば、撮影人数と各画角との組み合わせに応じた位置にカメラユニットを移動させることができるので、どのような撮影人数であっても画角に応じた適切な位置で撮影させることができる。
上記構成の前記撮影用筐体における前記所定の撮影ゾーンの左右の内壁において、所定の高さ以上の領域には低反射色が付されていることとしてもよい。
この構成によれば、所定の撮影ゾーンの左右の内壁における所定の高さ以上の領域に低反射色が付されているため、撮影用筐体の内壁に反射された光が、被写体の顔等にあたりにくくすることができる。
上記構成において、前記複数の画角は、前記被写体の全身を撮影する画角と、前記被写体の上半身を撮影する画角とを含むこととしてもよい。
この構成によれば、利用者の全身を撮影する場合と上半身を撮影する場合とで撮影位置を変えることなく同じ位置で撮影させることができる。
本発明に係る制御プログラムは、被写体の撮影を行うための撮影用筐体と、前記撮影用筐体の前方に設けられ、カメラを含むカメラユニットとを備え、前記カメラユニットが、前記撮影用筐体の前後方向に移動可能に設けられた写真撮影遊戯機に、前記被写体に対し、前記撮影用筐体における所定の撮影ゾーンでの撮影を指示する指示ステップと、前記カメラユニットを制御し、複数の画角で前記被写体を撮影する撮影制御ステップと、を実行させ、前記撮影制御ステップは、前記所定の撮影ゾーンと前記カメラとの間の距離が前記複数の画角のそれぞれに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させる。
図1は、実施形態における写真撮影遊戯機のネットワーク構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す写真撮影遊戯機の外観を表す模式図である。 図3は、図2に示す正面筐体を表す模式図である。 図4の(a)(b)は、カメラユニットが第1の状態の場合の斜視図とその側面図である。 図5の(a)(b)は、カメラユニットが第2の状態の場合の斜視図とその側面図である。 図6は、図2に示す背面筐体を表す模式図である。 図7は、図6に示す背面筐体を斜め下方向から見た模式図である。 図8は、図2に示す写真撮影遊戯機における編集ブースの編集ユニット及び事後接客部を表す斜視図である。 図9は、図1に示す写真撮影遊戯機の機能ブロック図である。 図10は、図1に示す写真撮影遊戯機の全体動作を示すフロー図である。 図11は、図10に示す事前接客処理の動作フロー図である。 図12は、図11に示す撮影人数選択処理の撮影人数選択画面を例示した模式図である。 図13は、図10に示す撮影処理の動作フロー図である。 図14は、撮影制御情報を例示した図である。 図15は、カメラユニットが第1の状態の場合の撮影ブース内を示す模式図である。 図16Aは、撮影人数が「多人数」以外であって、「アップ」の画角に対応する撮影ブース内のカメラユニットの位置及び撮影範囲を示す模式図である。 図16Bは、撮影人数が「多人数」以外であって、「アップ」の画角で撮影される写真画像を例示した模式図である。 図17Aは、撮影人数が「多人数」以外であって、「上から全身」の画角に対応する撮影ブース内のカメラユニットの位置及び撮影範囲を示す模式図である。 図17Bは、撮影人数が「多人数」以外であって、「上から全身」の画角で撮影される写真画像を例示した模式図である。 図18Aは、撮影人数が「多人数」以外であって、「正面全身」の画角に対応する撮影ブース内のカメラユニットの位置及び撮影範囲を示す模式図である。 図18Bは、撮影人数が「多人数」以外であって、「正面全身」の画角で撮影される写真画像を例示した模式図である。 図19Aは、カメラユニットが第2の状態の位置にスライドした状態を示す概略図である。 図19Bは、第1の状態の場合のカメラ用筐体とカメラユニットの断面図である。 図19Cは、第2の状態の場合のカメラ用筐体とカメラユニットの断面図である。 図20は、図10に示す画像編集処理の動作フロー図である。 図21は、図10に示す事後接客処理の動作フロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図中同一及び相当する構成については、同一の符号を付して同じ説明を繰り返さない。
<<1.ネットワーク構成>>
図1は、本実施形態における写真撮影遊戯機のネットワーク構成を示すブロック図である。図1に示すように、写真撮影遊戯機1は、インターネット等のネットワークを介して、外部のサーバSVと通信可能に構成され、サーバSVは、インターネット等のネットワークを介して携帯端末CLと通信可能に構成されている。
携帯端末CLは、写真撮影遊戯機1の利用者によって保有される、例えば、フィーチャーフォンやスマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末等を含む。
本実施形態では、写真撮影遊戯機1で利用者がプレイすることにより写真撮影遊戯機1で作成された合成画像のデータを写真撮影遊戯機1からサーバSVに送信し、サーバSVを介して、その利用者の携帯端末CLに合成画像のデータを提供する。
<<2.写真撮影遊戯機の構成>>
<2.1.全体構成>
図2は、本実施形態に係る写真撮影遊戯機の外観を表す模式図である。写真撮影遊戯機1は、撮影ブース2と、事前接客部3と、編集ブース4と、事後接客部5(図8参照)と、を備えている。
<2.2.撮影ブースの構成>
撮影ブース2は、図2に示すように、正面筐体20A及び背面筐体20Bによって区画された空間である。撮影ブース2内では、被写体である利用者の写真撮影が行われる。なお、説明の便宜上、正面筐体20A側を前、背面筐体20B側を後ろといい、正面筐体20Aに向かって右を単に右、正面筐体20Aに向かって左を単に左という。図2に示すように、正面筐体20Aと背面筐体20Bとは前後方向に間を空けて配置されており、利用者は、正面筐体20Aと背面筐体20Bとの間を通って撮影ブース2に出入りする。
図3は、正面筐体20Aを表す模式図である。図3に示すように、正面筐体20Aの内側には、撮影ユニット20が設けられている。撮影ユニット20は、カメラユニット21と、カメラ用筐体22と、照明装置23と、後述するスピーカ450(図9参照)と、を備えている。カメラユニット21は、カメラ21Aと正面ディスプレイ21Bとを備える。
カメラユニット21は、撮影ブース2の前方に配置されている。より具体的には、カメラユニット21は、正面筐体20Aの前方の壁面に固定されたカメラ用筐体22に、前後方向に移動可能に支持されている。図4の(a)(b)は、カメラユニット21がカメラ用筐体22内に収納された状態(以下、第1の状態)を示す斜視図とその側面図である。また、図5の(a)(b)は、カメラユニット21を撮影ブース2の後方(背面筐体20B側)に移動させた状態(以下、第2の状態)を示す斜視図とその側面図である。カメラユニット21は、後述する撮影処理において、図4又は図5に示す位置に移動される。
図3において、カメラ21Aは、正面筐体20Aの内側前面の幅方向中央付近に配置されている。カメラ21Aは、撮影ブース2内の利用者(被写体)を撮影し、所定のタイミングで静止画像として記録する。カメラユニット21において、カメラ21Aは、その撮影方向、すなわち、カメラ21Aの鉛直方向の角度(以下、チルト角)が調整可能に支持されている。
正面ディスプレイ21Bは、カメラ21Aの下方に配置されている。正面ディスプレイ21Bは、カメラ21Aによって撮影された利用者の映像を左右反転させ、リアルタイムにライブ表示する。また、正面ディスプレイ21B上にはタッチパネルが配置されており、タッチパネルを介して、利用者による入力操作が受け付けられる。利用者による入力操作は、利用者が正面ディスプレイ21Bにタッチペン(図示略)又は指で直接タッチすることによって受け付けられる。
照明装置23は、ストロボ光源及び蛍光灯光源を有している。ストロボ光源は、カメラ21Aが利用者のライブ映像を静止画として記録する瞬間に発光し、発光面を介して撮影ブース2内の利用者に光を照射する。
図6は、背面筐体20Bを表す斜視図である。図6に示すように、背面筐体20Bにおいて、正面筐体20Aと向かい合う内側の面、つまり、撮影ブース2の後方の面には、背面パネル24が設けられている。背面パネル24は、クロマキー合成用のパネルであってもよいし、クロマキー合成用のカーテンを備えていてもよい。
背面筐体20Bの床面25には、背面パネル24から一定距離だけ前方へ離れた位置までクロマキー合成用の床マットや床板等の床部材26が設けられている。本実施形態において、床部材26が設けられた領域は被写体の撮影位置であり、以下、撮影ゾーンSと称する。床部材26の色は、背面パネル24の色と同じであり、例えば黄緑色等とされる。
また、背面筐体20Bの左右の内側の面において、所定の高さより下側の領域には床部材26と同様の色が付されたクロマキー合成用の壁部材27が設けられ、所定の高さより上側の領域には、例えば黒やグレー等、光を反射しにくい色が付された壁部材28が設けられている。この所定の高さは、想定される年齢層の利用者が撮影ゾーンSに立ったときの頭部の位置より低い高さである。つまり、背面筐体20Bの左右の側面において、少なくとも利用者の頭部の高さに位置する領域には、壁部材27や背面パネル24よりも反射率が低い色が付される。
図7は、図6に示す背面筐体20Bを斜め下方向から見た模式図である。図7に示すように、背面筐体20Bの天井、背面パネル24の上部、及び左側面の上部には、それぞれ照明装置29が設けられている。また、この図では図示されていないが、背面筐体20Bの右側面の上部にも右側面と同様に照明装置29が設けられている。つまり、各照明装置29は、撮影ブース2の後方に設けられ、撮影ゾーンS(図6参照)を照明する。
<2.3.事前接客部の構成>
事前接客部3は、図2及び図3に示すように、撮影ブース2の外に設けられており、受付装置30を備える。受付装置30は、正面筐体20Aの左側の側面に配置されている。ただし、受付装置30は、正面筐体20Aの右側の側面に設けられていてもよいし、正面筐体20Aの左右両方の側面に設けられていてもよい。
受付装置30は、受付用ディスプレイ31と、コイン投入口32と、スピーカ33と、を備えている。
受付用ディスプレイ31は、利用者がプレイに関する各種設定を入力するための画面等を表示する。受付用ディスプレイ31上にはタッチパネルが配置されており、タッチパネルを介して、利用者による入力操作が受け付けられる。利用者による入力操作は、利用者が受付用ディスプレイ31にタッチペン(図示略)又は指で直接タッチすることによって受け付けられる。コイン投入口32には、利用者によってコインが投入される。スピーカ33は、操作案内やBGM等の音声を出力する。
<2.4.編集ブースの構成>
編集ブース4は、図2及び図8に示すように、正面筐体20Aの前方に設けられており、編集ユニット40を備えている。編集ユニット40は、2つの画像編集装置41と、各画像編集装置41を支持する編集筐体43とを備えている。
2つの画像編集装置41は、左右対称となるよう背中合わせに配置されている。図8では、2つの画像編集装置41のうち、左側に配置された画像編集装置41のみが示されている。各画像編集装置41は、編集用ディスプレイ411と、2本のタッチペン412と、後述するスピーカ413(図9参照)と、非接触通信装置97(図9参照)を備えている。
編集用ディスプレイ411には、利用者に画像編集を行わせるために、撮影ブース2での撮影によって生成された写真画像が表示される。編集用ディスプレイ411上にはタッチパネルが配置されており、タッチパネルを介して、写真画像に対する利用者による編集操作が受け付けられる。
2本のタッチペン412は、編集用ディスプレイ411の両側に配置されている。利用者による編集操作は、利用者が各タッチペン412で編集用ディスプレイ411にタッチすることによって受け付けられる。ただし、利用者による編集操作は、利用者が編集用ディスプレイ411に指で直接タッチすることによって受け付けられてもよい。
スピーカ413(図9参照)は、操作案内やBGM等の音声を出力する。非接触通信装置97(図9参照)は、画像の取得に必要な情報等を利用者の端末装置に送信する際に用いられる。
<2.5.事後接客部の構成>
事後接客部5は、図8に示すように、編集ユニット40側面に設けられており、受付装置50を備えている。
受付装置50は、受付用ディスプレイ51と、写真シール排出口52と、スピーカ53と、を備えている。
受付用ディスプレイ51は、携帯端末CLで画像を取得するためのメールアドレスを入力したり、携帯端末CLに送信する画像を選択したりするための画面等を表示する。受付用ディスプレイ51上にはタッチパネルが配置されており、タッチパネルを介して、利用者による入力操作が受け付けられる。利用者による入力操作は、指で直接タッチすることによって受け付けられるが、タッチペンによってタッチすることによって受け付けられてもよい。写真シール排出口52は、受付装置50に設けられており、編集筐体43内に備わるプリンタ650(図9参照)で印刷された写真シールが排出される。スピーカ53は、操作案内やBGM等の音声を出力する。
<2.6.写真撮影遊戯機の機能構成>
次に、写真撮影遊戯機1の機能構成について、図9を参照しつつ説明する。
<2.6.1.制御装置の構成>
図9に示すように、写真撮影遊戯機1は、制御装置100を備えている。制御装置100は、コンピュータ装置101と、制御基板102と、クロマキーキャプチャボード17と、を備えている。
コンピュータ装置101は、撮影ユニット20、受付装置30、編集ユニット40の各画像編集装置41、受付装置50、及びプリンタ650と接続されている。コンピュータ装置101は、制御基板102を介して、発光制御部110、蛍光灯14、コイン制御部112、及びサービスパネル113と接続されている。
コンピュータ装置101は、Central Processing Unit(CPU)103と、ハードディスク(HDD)104と、メモリ105と、通信部106と、を備えている。
CPU103は、HDD104に記憶されている制御プログラムを実行することにより、後述する写真撮影遊戯機1の各機能を実現する。
HDD104は、CPU103によって実行される制御プログラム、各処理に必要なグラフィックデータ、音声データ、生成された写真画像の編集に利用される編集画像データ、予め用意された撮影コースを示す情報、予め用意された複数の背景画像を示す背景画像データ、予め用意された複数の合成用画像を示す合成用画像データ、予め用意されたシートレイアウト、カメラユニット21及びカメラ21Aの制御に用いられる撮影制御情報等の各種設定データを記憶する。
メモリ105は、コンピュータ装置101のメインメモリであり、CPU103が制御プログラムを実行する際の一時的な作業領域である。通信部106は、ネットワークを介してサーバSV(図1参照)及び非接触通信装置97との通信を行う。
制御基板(デジタル入出力ボード(DIO))102は、コンピュータ装置101と接続され、コンピュータ装置101との間で信号の入出力を行う。また、制御基板102は、コイン制御部112、発光制御部110、蛍光灯14、及びサービスパネル113とも接続されており、これらとの間で信号の入出力を行う。
<2.6.2.事前接客処理時に動作する機能>
CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、事前接客処理において予め定められた情報を受付用ディスプレイ31に表示し、事前接客処理において予め定められた音声をスピーカ33から出力させる。
<2.6.3.撮影処理時に動作する機能>
CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、撮影処理において予め定められた情報を正面ディスプレイ21Bに表示し、撮影処理において予め定められた音声をスピーカ450から出力させる。
また、CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、HDD104に記憶された撮影制御情報を参照し、撮影時の画角に応じて、撮影ユニット20におけるカメラユニット21の位置と、カメラ21Aのチルト角及び焦点距離とを調整する。
また、CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、発光制御部110によって照明装置23、29を制御する。発光制御部110は、例えば、照明装置23、29の発光タイミングや発光量を制御する。
クロマキーキャプチャボード17は、撮影ユニット20及びコンピュータ装置101と接続されている。クロマキーキャプチャボード17は、カメラ21Aが撮影しているライブ映像を所定の間隔(例えば30フレーム/秒)で静止画データとして取り込む。クロマキーキャプチャボード17は、各静止画データから被写体である利用者の領域を抽出し、コンピュータ装置101に転送する。
<2.6.4.画像編集処理時に動作する機能>
CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、画像編集処理において予め定められた情報を編集用ディスプレイ411に表示し、画像編集処理において予め定められた音声をスピーカ413から出力させる。
コンピュータ装置101は、プリンタ650と接続されている。CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、プリンタ650に印刷処理を行わせる。
<2.6.5.事後接客処理時に動作する機能>
CPU103は、HDD104に記憶された制御プログラムを実行することにより、事後接客処理において予め定められた情報を受付用ディスプレイ51に表示し、事後接客処理において予め定められた音声をスピーカ53から出力させる。
<<3.写真撮影遊戯機の動作>>
次に、写真撮影遊戯機1の動作について説明する。以下で説明する各処理は、図9に示すCPU103が制御プログラムを実行することにより行う。
図10は、写真撮影遊戯機1の全体動作を示すフロー図である。写真撮影遊戯機1は、まず、プレイの開始を受け付けるための事前接客処理を行う(ステップS10)。次に、写真撮影遊戯機1は、事前接客処理で受け付けたプレイごとに撮影処理を行う(ステップS20)。その後、写真撮影遊戯機1は、撮影処理で生成された写真画像に対する画像編集処理を行う(ステップS30)。最後に、写真撮影遊戯機1は、画像編集処理後の写真画像について事後接客処理を行う(ステップS40)。以下、各処理について詳述する。
<3.1.事前接客処理>
まず、事前接客処理(ステップS10)について説明する。図11は、事前接客処理のフロー図である。
CPU103は、プレイのデモンストレーション映像を表すデモ画面を受付用ディスプレイ31に表示する(ステップS111)。CPU103は、利用者が1プレイ分のコインをコイン投入口32に投入するまで、デモ画面の表示を継続する(ステップS112:No)。このとき、CPU103は、デモンストレーション映像に応じたBGM等をスピーカ33から出力させてもよい。
コイン投入口32に1コインが投入されると、コイン制御部112(図9参照)により、コインが投入されたことを示す情報が制御基板102を介してコンピュータ装置101に出力される。CPU103は、コイン制御部112からの情報ごとにコインカウントを1つインクリメントする。CPU103は、コインカウントが1プレイ分に達すると、1プレイ分のコインが受け付けられたと判断し(ステップS112:Yes)、プレイを開始し、ステップS113以下の処理を行う。
CPU103は、図12に示す撮影人数選択画面を受付用ディスプレイ31に表示させ、撮影人数の選択を受け付ける(ステップS113)。
図12に示すように、撮影人数選択画面210には、利用者であるプレイヤーの構成を示す「2人」、「カップル」、「3・4人」、「多人数」の文字がそれぞれ表されたアイコン211〜214が表示される。アイコン211は、プレイヤーが女性2人のペアの場合の選択に用いられ、アイコン212は、プレイヤーが男性と女性のペアの場合の選択に用いられる。また、アイコン213は、プレイヤーが3又は4人である場合の選択に用いられ、アイコン214は、プレイヤーが5人以上である場合の選択に用いられる。CPU103は、アイコン211〜214のいずれかのアイコンがタッチされると、選択されたアイコンに対応する撮影人数(プレイヤー構成)をメモリ105に記憶する。以下では、撮影人数として「2人」が選択されたものとして説明する。
図11のステップS113において、撮影人数が選択された後、CPU103は、撮影コース選択画面(図示略)を受付用ディスプレイ31に表示させ、撮影コースの選択を受け付ける(ステップS114)。本実施形態では、撮影コースAとBの2つが用意されている。撮影コースAとBともに、後述する撮影処理において、5回の撮影(以下、通常撮影)を行い、その後、通常撮影とは別に、1回の撮影(以下、スペシャル撮影)を行う。つまり、各撮影コースとも計6回の撮影を行う。
撮影コースAとBは、5回の通常撮影の撮影範囲が異なる。より具体的には、撮影コースAは、1〜3回目の撮影を、利用者の顔及び上半身の一部を写した画像が得られる「アップ」用の画角で撮影する。そして、4〜5回目の撮影を、利用者の全身を斜め上方向から写したような画像が得られる「上から全身」用の画角で撮影する。一方、撮影コースBは、1〜5回目の各通常撮影をいずれも「アップ」用の画角で撮影する。
また、スペシャル撮影では、撮影人数が「多人数」以外の場合、利用者の全身を正面から写したような画像が得られる「正面全身」用の画角で撮影し、「多人数」の場合には、「上から全身」用の画角で撮影する。
撮影人数が「多人数」の場合、5人以上で撮影を行うことになる。5人以上の利用者が横に並ぶと撮影範囲内に全ての利用者が収まらないため、各利用者は、利用者の顔が上下に並ぶように、立ち位置を調整することになる。また、本実施形態では、「正面全身」の画角で撮影した画像に対し、被写体の脚を長く見せるための補正処理がなされ、「上から全身」の画角で撮影した画像に対してはこの補正処理がなされない。そのため、本実施形態では、撮影人数が「多人数」の場合のスペシャル撮影において、「上から全身」の画角で撮影し、各利用者の顔が上下に並んでも、一部の利用者の顔に脚を長くする補正がなされないようにする。
なお、本実施形態では、「アップ」及び「上から全身」の画角での撮影は通常撮影として行い、「正面全身」の画角での撮影をスペシャル撮影として行う例であるが、各画角での撮影を通常撮影とスペシャル撮影とに分けて行わなくてもよい。例えば、「アップ」、「上から全身」、「正面全身」の各画角での撮影回数の組み合わせが互いに異なる複数の撮影コースが用意されていてもよい。要は、撮影処理において、少なくとも「アップ」の画角と、「正面全身」の画角で撮影を行うように構成されていればよい。
ここでは、例えば、撮影コースAが選択されたものとする。CPU103は、撮影コースが選択されると、選択された「撮影コースA」に対応する、5回の各通常撮影時の画角を示す画角情報をメモリ105に記憶する。
図11のステップS114において撮影コースが選択された後、CPU103は、名前入力画面(図示略)を受付用ディスプレイ31に表示させ、利用者の名前の入力を受け付ける(ステップS115)。なお、入力された利用者の名前は、後述の落書き処理に用いられる編集画像のデザインとして利用される。
次に、CPU103は、背景画像選択画面(図示略)を受付用ディスプレイ31に表示させ、5回の通常撮影によって得られる各写真画像に合成する背景画像の選択を受け付ける(ステップS116)。本実施形態では、画角ごとに、複数の背景画像がHDD104に記憶されている。CPU103は、メモリ105に記憶された全5回の各通常撮影に対する画角情報を参照し、撮影ごとに、当該撮影に対して設定された画角に応じた背景画像の中から一の背景画像の選択を受け付ける。そして、CPU103は、選択された5回分の各撮影に対する背景画像を示す情報をメモリ105に記憶する。
その後、CPU103は、撮影ブース2が空いているか否かを判断する(ステップS117)。撮影ブース2が空いていない場合(ステップS117:No)、CPU103は、利用者に対して待機を促す待機画面(図示略)を受付用ディスプレイ31に表示させる(ステップS118)。撮影ブース2が空いている場合(ステップS117:Yes)、CPU103は、撮影ブース2への移動を誘導する誘導画面(図示略)を受付用ディスプレイ31に表示させる(ステップS119)。このとき、CPU103は、誘導画面の表示とともに、利用者を撮影ブース2へ誘導する音声をスピーカ33から出力させてもよい。
<3.2.撮影処理>
次に、撮影処理(ステップS20)について説明する。図13は、撮影処理の動作フローを示す図である。
CPU103は、正面ディスプレイ21Bに、撮影開始を案内する撮影開始画面(図示略)を表示する(ステップS211)。撮影開始画面には、撮影開始ボタンが表示され、利用者がこの撮影開始ボタンにタッチすることにより撮影ゾーンS(図6参照)に入って撮影することを指示するガイダンスが表示される。そして、さらに、カメラユニット21が利用者に向かって移動することを案内するガイダンスが表示され、以降の処理が開始される。カメラユニット21が移動することを案内するガイダンスを表示することで、カメラユニット21の移動を利用者に注意喚起し、初めてプレイする利用者を驚かせないようにすることができる。また、撮影開始ボタンを利用者がタッチした後に、撮影ゾーンSに入ることを指示するガイダンスを表示することで、利用者の視線をカメラ21Aに惹きつけた状態で、利用者を撮影ゾーンSへスムーズに移動させることができる。
CPU103は、HDD104に記憶された撮影制御情報を参照し、メモリ105に記憶された撮影人数と1〜5回の通常撮影の各画角情報に基づいて、撮影ごとに、カメラユニット21の位置を調整するとともに、並行してカメラ21Aのチルト角及び焦点距離を調整し、通常撮影を行う(ステップS212)。5回の通常撮影によって得られる5枚の写真画像(以下、通常撮影画像)は、撮影回数と対応づけてメモリ105に記憶される。
図14は、撮影制御情報を例示した図である。撮影制御情報には、撮影人数と画角との組み合わせに応じたカメラ21Aのチルト角及び焦点距離と、カメラユニット21の位置とが規定されている。
本実施形態におけるカメラユニット21のデフォルトの位置は、図4の(a)(b)に示す第1の状態の位置である。図15は、撮影ブース2内を表した模式図であり、カメラユニット21が第1の状態の場合を示している。図15に示すように、被写体Uは、床部材26が設けられた撮影ゾーンS内に立つ。この場合におけるカメラ21Aから背面パネル24までの距離、すなわち、カメラ21Aと所定の撮影ゾーンSとの間の距離は、L0(m)である。
ここでは、撮影人数として「2人」が選択され、撮影コースとして「撮影コースA」が選択されている。そのため、CPU103は、図14に示す撮影制御情報を参照し、まず、カメラユニット21を「アップ」の画角に対応する第2の状態(図5の(a)(b)参照)の位置に移動させる。図16Aは、この場合における撮影ブース2内のカメラユニット21の位置及び撮影範囲を示す模式図である。図16Aに示すように、カメラユニット21の位置が第2の状態の場合、撮影ゾーンSにカメラ21Aが近づき、カメラ21Aから背面パネル24までの距離は、図15に示す距離L0よりも短いL1(m)となる。
そして、カメラユニット21の位置の調整と並行して、CPU103は、撮影制御情報を参照し、カメラ21Aのチルト角と焦点距離とを、「アップ」の画角に対応するチルト角T1°と焦点距離K1mmに調整する。これにより、図16Aの破線R1で示す範囲がカメラ21Aによって撮影される。カメラユニット21の位置の調整と並行してカメラ21Aのチルト角及び焦点距離を調整することで、撮影までの時間を長引かせないようにすることができる。その結果、間延びすることなく利用者を撮影させることができ、撮影処理時間を長引かせないようにすることができる。
CPU103は、撮影中のライブ映像を正面ディスプレイ21Bに表示し、所定のタイミングで撮影された静止画像を通常撮影画像として生成する。図16Bは、撮影人数が「多人数」以外であって、「アップ」の画角で撮影された通常撮影画像を示す模式図である。図16Bにおいて、通常撮影画像P1における破線枠より外側の領域は、後述する画像編集処理においてトリミングされ、破線枠内の画像部分Paを元に、利用者に提供される写真画像が生成される。
1回目の通常撮影の後、CPU103は、2、3回目の各通常撮影においても、「アップ」の画角で撮影するため、上記した1回目の通常撮影におけるカメラユニット21の位置、カメラ21Aのチルト角及び焦点距離のままで通常撮影を行う。その結果、利用者の上半身が撮影された3枚の通常撮影画像P1が生成される。
CPU103は、1〜3回の通常撮影の後、図14に示す撮影制御情報を参照し、カメラユニット21の位置と、カメラ21Aのチルト角及び焦点距離とを、4回目の通常撮影に対応する画角に応じて調整する。
「撮影コースA」において、4〜5回目の各通常撮影には「上から全身」の画角が設定されている。撮影制御情報(図14参照)に示すように、撮影人数が「多人数」以外であって、「上から全身」の画角で撮影する場合のカメラユニット21の位置は、「アップ」の画角と同じ第2の状態の位置であるが、カメラ21Aのチルト角と焦点距離は、「アップ」の画角と異なる。この例において、「上から全身」の画角に対応するカメラ21Aのチルト角はT2°(T2>T1)であり、焦点距離はK2mm(K1>K2)である。
図17Aは、この場合のカメラユニット21の位置及び撮影範囲を示す模式図である。図17Aに示すように、「上から全身」の画角で撮影する場合、カメラ21Aから背面パネル24までの距離は「アップ」の画角と同じL1(L1<L0)(m)であるが、破線R2で示す撮影範囲は、図16Aに示す「アップ」の画角の撮影範囲よりも広くなる。図17Bは、「上から全身」の画角で撮影された通常撮影画像を示す模式図である。図17Bに示すように、「上から全身」の画角では、撮影ブース2の天井、側面、床面25の一部が写り込んだ通常撮影画像P2が生成される。なお、図17Bに示す通常撮影画像P2のうち破線枠より外側の領域は、後述する画像編集処理においてトリミングされ、破線枠内の画像部分Pbを元に、利用者に提供する写真画像が生成される。
4回目の通常撮影の後、CPU103は、5回目の通常撮影においても、「上から全身」の画角で撮影するため、上記した4回目の通常撮影時におけるカメラユニット21の位置と、カメラ21Aのチルト角及び焦点距離のままで撮影を行う。その結果、4〜5回目の通常撮影によって、利用者の全身を斜め上から撮影したような2枚の通常撮影画像P2が生成される。
本実施形態では、上記したように、撮影人数が「2人」の場合、「上から全身」の画角での撮影は、「アップ」の画角と同様、カメラユニット21を第2の状態の位置に制御する。「上から全身」の画角も被写体の全身を撮影するため、「正面全身」の画角と同様、カメラユニット21を第1の状態の位置に移動させ、カメラ21Aの鉛直方向の角度を、第2の状態の位置での撮影時より下向きとなるように調整することも可能である。しかしながら、カメラユニット21を第1の状態にする場合、第2の状態と比べ、全体的に撮影範囲が広がるため、被写体の斜め上方向から撮影されたような印象が薄れ、平面的な写りとなりやすい。また、カメラ21Aの鉛直方向の角度がより下向きに調整されるため、カメラ21Aにおけるレンズの中央部に被写体が位置せず、レンズの歪みの影響を受けやすくなる。本実施形態では、カメラユニット21を第1の状態の位置にして、被写体がレンズの略中央に位置するようにカメラ21Aのチルト角度が調整されるため、レンズの歪みの影響を受けることなく、被写体の全身が斜め上方向から撮影された印象の画像を得ることができる。
5回の通常撮影の後、CPU103は、スペシャル撮影を行うことを利用者に報知するガイダンスを表示する。そして、CPU103は、HDD104に記憶された撮影制御情報を参照し、ステップS113で選択された撮影人数とスペシャル撮影の画角とに基づいて、カメラユニット21の位置とカメラ21Aのチルト角及び焦点距離とを調整し、スペシャル撮影を1回行う(ステップS213)。
上述したように、選択された撮影人数が「多人数」以外のスペシャル撮影では「正面全身」の画角で撮影する。この例では、撮影人数として「2人」が選択されているため、CPU103は、撮影制御情報(図14)を参照し、撮影人数が「多人数」以外であって、「正面全身」の画角に応じた位置にカメラユニット21を移動させる。
撮影人数が「多人数」以外であって、「正面全身」の画角に対応するカメラユニット21の位置は、第1の状態(図4の(a)(b)参照)の位置である。従って、カメラユニット21は、通常撮影の後、第2の状態から第1の状態となるように撮影ブース2の前方に向かって移動される。
そして、カメラユニット21の位置の調整と並行して、CPU103は、撮影制御情報(図14)を参照し、カメラ21Aのチルト角と焦点距離とを、撮影人数が「多人数」以外であって、「正面全身」の画角に応じたチルト角と焦点距離に調整する。「正面全身」の画角に対応するカメラ21Aのチルト角はT3°(T3<T1<T2)であり、焦点距離は、「上から全身」の画角と同じK2mm(K1>K2)である。図18Aは、この場合のカメラユニット21の位置及び撮影範囲を示す模式図である。図18Aに示すように、「正面全身」の画角で撮影する場合、破線R3で示す撮影範囲は、図17Aに示す「上から全身」の画角の撮影範囲よりも広くなる。
図18Bは、「正面全身」の画角で撮影された通常撮影画像を示す模式図である。図18Bに示すように、「正面全身」の画角では、「上から全身」の画角よりも、撮影ブース2の天井と側面が多く写り込んだスペシャル撮影画像P3が生成される。図18Bに示すスペシャル撮影画像P3のうち破線枠より外側の領域は、後述する画像編集処理においてトリミングされ、破線枠内の画像部分Pcを元に、利用者に提供される写真画像が生成される。
なお、撮影人数が「多人数」の場合には、撮影制御情報(図14参照)に示すように、いずれの画角であっても、カメラユニット21の位置は第1の状態である。従って、撮影人数が「多人数」の場合、CPU103は、カメラユニット21がデフォルトの状態のままで、カメラ21Aのチルト角と焦点距離のみを、画角に応じた角度と焦点距離となるように調整する。「多人数」での撮影の際、カメラユニット21の位置を第2の状態にすると、撮影人数が2人のときよりも、被写体が画角におさまりにくく、撮影ゾーンSの空間が狭く感じられる。そのため、本実施形態では、「多人数」の場合には、カメラユニット21を第1の状態の位置にして撮影することで、撮影ゾーンS内に5人以上が入った状態でも被写体が画角におさまりやすく、利用者に圧迫感を与えず、撮影し易いようにしている。
また、この例では、撮影人数が「3・4人」の場合、「アップ」「上から全身」の各画角での撮影の際、「2人」「カップル」の場合と同様、カメラユニット21を第2の状態の位置に移動させるが、「多人数」と同様、カメラユニット21を第1の状態にして撮影してもよい。撮影人数が3人以上になると、特に、被写体が横に並んで撮影する場合、撮影人数が2人の場合よりも画角におさまりにくくなる。そのため、撮影人数が3人以上の場合においてもカメラユニット21を第1の状態の位置にして撮影することで、画角に全ての被写体がおさまりやすくなる。
このように、本実施形態では、カメラユニット21は、撮影人数と画角との組み合わせに応じた位置に調整される。すなわち、撮影人数と画角に応じて、カメラ21Aと所定の撮影ゾーンSとの間の距離が自動調整される。そのため、利用者は、どの画角であっても撮影位置を移動することなく、撮影ゾーンSに立っているだけで、各画角に適した位置で撮影することが可能となる。また、本実施形態では、カメラユニット21の位置だけでなく、カメラ21Aのチルト角と焦点距離が調整可能である。そのため、撮影位置を変えることなく、カメラユニット21の位置とカメラ21Aのチルト角及び焦点距離との組み合わせに応じた撮影範囲が異なる画像を得ることができる。
また、本実施形態では、カメラユニット21を画角に応じた位置に移動させるため、カメラ21Aだけでなく、正面ディスプレイ21Bも一緒に移動される。つまり、撮影ゾーンSとカメラ21Aとの距離(位置関係)、撮影ゾーンSと正面ディスプレイ21Bとの距離とが略同等となるように、カメラ21Aと正面ディスプレイ21Bとを移動させる。正面ディスプレイ21Bを固定し、カメラ21Aのみを移動させると、カメラ21Aが前方に移動した際、正面ディスプレイ21Bよりもカメラ21Aが前方に配置される。この場合、撮影ゾーンSに立つ利用者から正面ディスプレイ21Bとカメラ21Aとのそれぞれの間の距離が異なるため、利用者は、正面ディスプレイ21Bが見づらくなる。本実施形態では、カメラ21Aと正面ディスプレイ21Bとが一緒に移動するため、利用者は、正面ディスプレイ21Bを確認しながら撮影することができる。
また、従来は、画角に応じて撮影位置を移動させていたため、被写体に直接照明があたらないように、照明装置の内部に光を拡散させるための機構を設ける場合があった。本実施形態では、どの画角であっても撮影ゾーンS内で撮影させるため、被写体の正面に配置される照明装置23と被写体との距離がほぼ一定に保たれる。そのため、照明装置23の内部に光を拡散させるための機構を設ける必要がなく、どの画角であっても、被写体に対して適切な光量があたり、照明効果によるアイキャッチや髪のつや等が反映された、安定した写りの画像を得ることができる。その結果、画角に応じて撮影位置を移動させる従来と比べ、撮影された画像に対して、被写体の肌の色味等を平均化するための画像処理をかけすぎることなく、より自然な写りの画像を提供することができる。
また、撮影人数が「多人数」以外の場合、「アップ」、「上から全身」の画角で撮影する際、カメラユニット21が第2の状態の位置に移動され、カメラ21Aが所定の撮影ゾーンSに近づく。この場合、例えば、顔を小さく見せるために利用者が後に下がろうとしても、撮影ブース2の背面パネル24までしか下がることができない。つまり、利用者が後に下がったとしても、撮影ゾーンS内で撮影することになる。その結果、カメラ21Aと被写体との間が離れすぎず、利用者の顔が小さく写ったり、他の利用者の影になって暗く写ったりすることを防止することができる。
また、図16A、17A、18Aに示すように、撮影ブース2の後方側に複数の照明装置29が配置され、背面筐体20Bの左右の側面において被写体Uの頭部の高さの位置には低反射色が付された壁部材28が設けられている。そのため、背面筐体20Bの左右の側面において、利用者の頭部の高さの位置に、クロマキー合成用の壁部材27を配置したり、光を反射しやすい色を付したりする場合と比べ、被写体Uの顔に、クロマキー合成用の壁部材27等の色の波長を含んだ光があたりにくく、クロマキー処理を適切に行うことができる。
ここで、本実施形態におけるカメラユニット21の移動機構について説明しておく。図19Aは、カメラユニット21を第2の状態の位置にスライドさせた状態を示す概略図である。図19Aに示すように、カメラユニット21は、カメラユニット21の側面及び底面に接触する、カメラ用筐体22に設けられた複数のスライドレール201に沿ってX軸方向に移動可能に支持される。
図19B及び図19Cは、カメラユニット21の移動機構をより具体的に示した概略断面図である。図19Bは、第1の状態の場合のカメラ用筐体22とカメラユニット21の断面図であり、図19Cは、第2の状態の場合のカメラ用筐体22とカメラユニット21の断面図である。
図19B及び図19Cに示すように、カメラ用筐体22の内側の各側面には上下に2本のスライドレール201が設けられ、カメラ用筐体22の内部には、モータ202aと、モータ202aと接続されたピニオンギア202bと、後センサ204aと、前センサ204bと、左右2つのローラ206と、図示しないスライド制御基板とが設けられている。また、図19B及び図19Cに示すように、カメラユニット21の内部には、ピニオンギア202bとかみ合わされたラックギア203と、遮光板205とが設けられている。
モータ202a、後センサ204a、及び前センサ204bは、スライド制御基板(図示略)と接続され、スライド制御基板は、CPU103と接続されている。後センサ204aと前センサ204bは、例えば、透過型のフォトセンサ等の光電センサで構成される。後センサ204aと前センサ204bは、それぞれ、赤外光を発光する発光部と、赤外光を受光する受光部とを有する。後センサ204aと前センサ204bのそれぞれは、発光部と受光部との間が遮光状態か否かを検出し、その検出結果をスライド制御基板に出力する。
CPU103は、第1の状態又は第2の状態を示す制御信号をスライド制御基板に出力し、スライド制御基板は、制御信号に応じてモータ202aを駆動する。例えば、カメラユニット21を図19Bに示す第1の状態から第2の状態に移動させる場合、CPU103は、第2の状態を示す制御信号をスライド制御基板に出力し、スライド制御基板によりモータ202aを駆動させる。モータ202aの駆動によってピニオンギア202bが回転し、ローラ206が回転することにより、スライドレール201に沿ってカメラユニット21がX軸正方向に移動し、カメラユニット21と共に遮光板205がX軸正方向に移動する。前センサ204bの発光部と受光部との間に遮光板205が配置され、前センサ204bの発光部と受光部の間が遮光されると、CPU103は、スライド制御基板を介してモータ202aの駆動を停止させる。これにより、カメラユニット21は、図19Cに示すように、第2の状態の位置で停止する。
また、カメラユニット21を第2の状態から第1の状態に移動させる場合、CPU103は、第1の状態を示す制御信号をスライド制御基板に出力し、第2の状態の場合と逆方向に回転するようにモータ202aを駆動させる。これにより、第2の状態の場合と逆方向にピニオンギア202bが回転し、ローラ206が回転することにより、スライドレール201に沿ってカメラユニット21がX軸負方向に移動し、カメラユニット21と共に遮光板205がX軸負方向に移動する。遮光板205が後センサ204aの発光部と受光部との間に配置され、後センサ204aの発光部と受光部の間が遮光されると、CPU103は、スライド制御基板を介してモータ202aの駆動を停止させる。これにより、カメラユニット21は、図19Bに示すように、第1の状態の位置で停止する。
図13に戻り、ステップS213のスペシャル撮影の後、CPU103は、編集ブース4が空いているか否かを判断する(ステップS214)。編集ブース4が空いていない場合(ステップS214:No)、CPU103は、利用者に対して待機を促す待機画面(図示略)を正面ディスプレイ21Bに表示させる(ステップS215)。編集ブース4が空いている場合(ステップS214:Yes)、CPU103は、編集ブース4への移動を誘導する誘導画面(図示略)を正面ディスプレイ21Bに表示させる(ステップS216)。なお、CPU103は、誘導画面の表示とともに、利用者を編集ブース4へ誘導する音声をスピーカ450から出力させてもよい。
<3.3.画像編集処理>
次に、画像編集処理(ステップS30)について説明する。図20は、画像編集処理のフロー図である。
CPU103は画像編集に関するデモンストレーション映像等を表示する待機画面(図示略)を編集用ディスプレイ411(図8参照)に表示させる(ステップS311)。
撮影ブース2から編集ブース4へ移動した利用者が待機画面にタッチペン412(図8参照)でタッチすると、編集用ディスプレイ411において、写真画像に写る被写体の顔の写り、目の大きさ、及び明るさの選択を受け付ける(ステップS312)。
顔の写りの選択は、被写体の顔全体に施す画像処理の種別を選択するための操作である。この例では、例えば、顔の写りの種別として、被写体の顔が自然なイメージとなるように画像処理を行う「写り1」と、被写体の顔がはっきりしたイメージとなるように画像処理を行う「写り2」とが用意されている。本実施形態では、編集用ディスプレイ411に、通常撮影で「アップ」の画角で撮影した一の通常撮影画像(アップ撮影画像)に対し、「写り1」と「写り2」にそれぞれ対応する画像処理を施した2つのイメージ画像を表示する。そして、利用者にいずれか一方のイメージ画像を選択させることにより、選択されたイメージ画像に対応する顔の写りの種別を、被写体の顔全体に施す画像処理の種別として特定する。アップ撮影画像は、「上から全身」の画角で撮影された通常撮影画像よりも被写体の顔が占める割合が大きいので、イメージ画像によって、利用者に、写り1と写り2の画像処理の違いを示すことができる。
なお、顔の写りの選択において、通常撮影で得られた複数のアップ撮影画像を表示し、利用者が選択したアップ撮影画像を元に、「写り1」、「写り2」の画像処理をそれぞれ施したイメージ画像を表示し、イメージ画像の選択を受け付けるようにしてもよい。つまり、イメージ画像に用いるアップ撮影画像を、利用者の操作に応じて、通常撮影で得られた複数のアップ撮影画像のいずれかに切り替えるようにしてもよい。このように構成することで、通常撮影で得られたアップ撮影画像のうち、顔が横を向く等して適切に被写体の顔に画像処理を施すことができないアップ撮影画像や、利用者が満足しない写真写りのアップ撮影画像が含まれている場合であっても、利用者が所望するアップ撮影画像を用いて顔の写りの選択を行うことができる。
また、目の大きさの選択は、被写体の目の大きさを調整する画像処理の種別を選択するための操作であり、例えば、3段階の目の大きさを示す「大きさ1〜3」の種別のうち、いずれかの種別を利用者に選択させる。明るさの選択は、被写体の肌の色を調整する画像処理の種別を選択するための操作であり、例えば、5段階の肌の明るさを示す「明るさ1〜5」の種別のうち、いずれかの種別を利用者に選択させる。CPU103は、選択された顔の写り、目の大きさ、及び明るさの各種別をメモリ105に記憶する。
次に、CPU103は、ステップS312で選択された顔の写り、目の大きさ、及び明るさの種別にそれぞれに対応する画像処理を、通常撮影によって得られた5枚の通常撮影画像、及びスペシャル撮影で得られたスペシャル撮影画像における各被写体に対して行う。そして、CPU103は、5枚の通常撮影画像を、その縦と横の長さの比率が所定比率となるように所定の画像サイズにトリミングする。これにより、5枚の通常写真画像及び1枚のスペシャル写真画像が生成される(ステップS313)。5枚の通常写真画像と1枚のスペシャル写真画像は、撮影回数と対応づけられてメモリ105に記憶される。
次に、CPU103は、合成用画像選択画面(図示略)を編集用ディスプレイ411に表示し、ステップS313で生成されたスペシャル写真画像と合成する合成用画像の選択を受け付け、選択された合成用画像と、スペシャル写真画像とを対応づけてメモリ105に記憶する(ステップS314)。
ステップS314の後、CPU103は、編集用ディスプレイ411に、利用者ごとの編集画面(図示略)を表示し、利用者ごとに、5枚の通常写真画像に対し、落書き操作(編集操作)を受け付ける(ステップS315)。具体的には、一の編集画面には、5枚の通常写真画像のそれぞれについて、その通常写真画像に対して選択された背景画像が合成された合成画像が縮小表示される。利用者は、縮小表示された5枚の合成画像から編集対象の合成画像を選択して、編集画面における編集領域にその合成画像を表示させる。そして、利用者は、予め用意されたスタンプ画像やフレーム画像等の編集画像から所望の編集画像を選択し、編集領域に表示されている合成画像上の所望する位置にその編集画像を配置することにより、通常写真画像に対して落書き(編集)を行う。
CPU103は、落書き処理が終了すると、利用者ごとに、5枚の通常写真画像のそれぞれに対して選択された編集画像を、その通常写真画像と対応づけてメモリ105に記憶する。
続いて、CPU103は、シール紙に印刷されるシート画像のシートレイアウトを選択するためのシートレイアウト選択画面(図示略)を編集用ディスプレイ411に表示させ、利用者ごとに、シートレイアウトの選択を受け付ける(ステップS316)。
本実施形態において、シートレイアウトは、編集処理後の5枚の通常写真画像が配置される通常写真画像領域と、1枚のスペシャル合成画像が配置されるスペシャル合成画像領域と、デザイン画像領域とを有する。デザイン画像領域は、通常写真画像領域とスペシャル合成画像領域以外の領域であって、シート画像を装飾するデザイン画像が配置される。シートレイアウト選択画面(図示略)には、通常写真画像領域とスペシャル合成画像領域の配置が異なる複数種類のシートレイアウトが表示される。利用者は、複数のシートレイアウトの中から所望する一のシートレイアウトを選択する。
CPU103は、ステップS316において、利用者ごとに選択されたシートレイアウトに基づき、シール紙に印刷するシート画像を生成する(ステップS317)。具体的には、CPU103は、利用者ごとに選択されたシートレイアウトに基づき、シートレイアウトにおける各通常写真画像領域に、ステップS313で生成された通常写真画像と、各通常写真画像について選択された背景画像及び編集画像とを合成した通常合成画像を配置する。そして、CPU103は、当該シートレイアウトにおけるスペシャル合成画像領域に、ステップS313で生成されたスペシャル写真画像と、ステップS314で選択された合成用画像とを合成したスペシャル合成画像を配置する。CPU103は、通常合成画像とスペシャル合成画像とを配置した後、印刷用の解像度及び色味の調整等を行ってシート画像を生成する。
ステップS317の後、CPU103は、事後接客部5が空いているか否かを判断する(ステップS318)。事後接客部5が空いていない場合(ステップS318:No)、CPU103は、利用者に対して待機を促す待機画面(図示略)を編集用ディスプレイ411に表示させる(ステップS319)。事後接客部5が空いている場合(ステップS318:Yes)、CPU103は、ステップS317で生成したシート画像をプリンタ650に送信し、シール紙へのシート画像の印刷を開始する(ステップS320)。また、CPU103は、利用者を事後接客部5へ誘導する誘導画面(図示略)を編集用ディスプレイ411に表示させる(ステップS321)。CPU103は、誘導画面の表示とともに、利用者を事後接客部5へ誘導する音声をスピーカ413から出力させてもよい。
<3.4.事後接客処理>
次に、事後接客処理(ステップS40)について説明する。図21は、事後接客処理のフロー図である。
CPU103は、開始画面を受付用ディスプレイ51に表示させる。編集ブース4から移動してきた利用者が開始画面を指でタッチすると、画像送信処理が開始される(ステップS411)。また、CPU103は、操作に必要な音声をスピーカ53に出力する。
画像送信処理が開始されると、CPU103は、利用者ごとに、利用者の携帯端末CLに送信するための画像を選択する画像選択画面(図示略)を受付用ディスプレイ51に表示する。その後、利用者が選択した送信対象画像を取得するためのURLを記載した通知メールを利用者に送信するため、利用者にメールアドレスの入力を促す入力画面(図示略)を受付用ディスプレイ51(図5参照)に表示する。
具体的には、CPU103は、ステップS313で生成された5枚の通常写真画像と、ステップS116で選択された各通常写真画像に対する背景画像、及びステップS315で各通常写真画像に対して選択された編集画像とを合成した5枚の通常合成写真画像と、ステップS313で生成されたスペシャル写真画像と、ステップS314で選択された合成用画像とを合成したスペシャル合成画像とを画像選択画面に表示する。そして、CPU103は、1人目の利用者による送信用画像の選択を受け付けた後、その利用者のメールアドレスの入力を受け付ける。1人目の利用者のメールアドレスの入力を受け付けた後、CPU103は、画像選択画面を表示して2人目の利用者の送信対象画像の選択を受け付け、続いて、2人目の利用者のメールアドレスの入力を受け付ける。
CPU103は、各利用者のメールアドレスが入力されると、利用者ごとのメールアドレスと、利用者ごとに選択された送信対象画像の情報と、5枚の通常写真画像と、通常写真画像ごとに選択された背景画像及び編集画像とを合成した通常合成写真画像の画像データをサーバSVに送信する。さらに、CPU103は、ステップS313で生成されたスペシャル写真画像と、ステップS314で選択された合成用画像とを合成したスペシャル合成画像の画像データをサーバSVに送信する。
サーバSVは、写真撮影遊戯機1から送信された各利用者のメールアドレスを宛先として、写真撮影遊戯機1から送信された画像データのうち、各利用者の送信対象画像の画像データを取得するためのURLが記載された通知メールを送信する。
各利用者は、各々の携帯端末CLでサーバSVからの通知メールを受信し、通知メールに記載されたURLにアクセスすることにより、選択した送信対象画像を取得することができる。なお、各利用者は、所定の会員登録をすることにより、サーバSVを介して、画像選択画面で選択しなかった全ての画像を取得することができる。
図20のステップS320におけるシート画像印刷処理が終了するまでの待ち時間に、上記ステップS411の処理が実行される。ステップS320においてシート画像の印刷が終了すると、CPU103は、シート画像が印刷されたシール紙(写真シール)を写真シール排出口52から排出する(ステップS412)。ここまでが、1回の利用における一連のプレイである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
(1)上述した実施形態では、撮影ブース2におけるカメラユニット21の前後方向の位置を画角に応じて調整する例を説明したが、カメラユニット21の前後方向の位置を調整するとともに、カメラ21Aの高さも画角に応じて調整してもよい。具体的には、例えば、「アップ」、「上から全身」、「正面全身」の各画角におけるカメラ21Aの高さをH1、H2、H3とした場合、これら高さの関係がH3<H1≦H2となるように、カメラ21Aの高さを画角に応じて調整してもよい。
(2)上述した実施形態では、カメラユニット21のデフォルトの位置を、カメラユニット21がカメラ用筐体22に収納されている第1の状態である例を説明したが、カメラユニット21を撮影ブース2の後方側に移動させた第2の状態の位置をデフォルトの位置としてもよい。なお、第2の状態の位置をカメラユニット21のデフォルトの位置とする場合、撮影ブース2に利用者が入った際、撮影空間が狭く感じられ、多人数での撮影が困難な印象を与える可能性がある。そのため、上述した実施形態のように、カメラユニット21のデフォルトの位置を第1の状態とすることがより好ましい。
(3)上述した実施形態では、選択された撮影人数に関わらず、撮影処理において撮影開始ボタンがタッチされた後にカメラユニット21が移動される例を説明したが、例えば、「多人数」以外の撮影人数が選択された場合には、撮影処理の前に、カメラユニット21を第2の状態に移動させてもよい。上記した実施形態において、通常撮影は「アップ」の画角で撮影が開始される。そのため、撮影人数が「多人数」以外であれば、カメラユニット21を第2の状態の位置に予め調整しておくことにより、撮影時にカメラユニット21の位置を調整するための時間を短縮することができる。
(4)上述した実施形態では、撮影ブース2において、カメラユニット21の位置を撮影時の画角に応じて前後方向に移動させる例を説明したが、従来と同様、カメラユニット21の位置を固定し、画角に応じた撮影位置に利用者を誘導して撮影する場合、照明装置と被写体との位置関係を調整することで、被写体に適切な光量があたり、安定した写りを提供することも可能である。
具体的には、例えば、被写体の正面に配置される照明装置23の位置を撮影時の画角に応じて調整してもよい。このように構成することで、撮影位置と照明装置との間の距離を、画角に応じた適切な距離に保つことができ、安定した写りを提供することができる。
また、例えば、照明装置23の内部に設けられるストロボ光源を、従来よりも照明装置23の照射面から遠ざけて配置してもよい。このようにすることで、被写体とストロボ光源との距離が従来よりも離れるため、被写体がカメラ21Aに近づいたとしても、被写体にストロボ光が強くあたり過ぎたりすることなく、安定した写りを提供することができる。
1 写真撮影遊戯機
21 カメラ
103 CPU
104 HDD
105 メモリ

Claims (7)

  1. 被写体の撮影を行うための撮影用筐体と、
    前記撮影用筐体の前方に設けられ、カメラを含むカメラユニットと、
    前記被写体に対し、前記撮影用筐体における所定の撮影ゾーンでの撮影を指示する指示手段と、
    前記カメラユニットを制御し、複数の画角で前記被写体を撮影する撮影制御手段と、を備え、
    前記カメラユニットは、前記撮影用筐体の前後方向に移動可能に設けられ、
    前記撮影制御手段は、前記所定の撮影ゾーンと前記カメラとの間の距離が前記複数の画角のそれぞれに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させて撮影を行う、写真撮影遊戯機。
  2. 請求項1に記載の写真撮影遊戯機であって、さらに、
    前記撮影用筐体に設けられ、前記所定の撮影ゾーンを照明する照明手段を備え、
    前記所定の撮影ゾーンは、前記撮影用筐体の後方の内壁と当該内壁から予め定められた距離だけ前方に離れた位置との間に設けられている、写真撮影遊戯機。
  3. 請求項1又は2に記載の写真撮影遊戯機であって、
    前記カメラは、前記カメラユニットにおいて、当該カメラの鉛直方向の角度が調整可能に設けられ、
    前記撮影制御手段は、画角ごとに、当該画角に応じた鉛直方向の角度となるように前記カメラの鉛直方向の角度を調整し、当該画角に応じた焦点距離となるように前記カメラの焦点距離を調整する、写真撮影遊戯機。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の写真撮影遊戯機であって、さらに、
    撮影される被写体の人数の入力を受け付ける入力手段を備え、
    前記撮影制御手段は、前記所定の撮影ゾーンと前記カメラとの間の距離が、前記入力手段において入力を受け付けた人数と前記複数の画角のそれぞれとの組み合わせに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させる、写真撮影遊戯機。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の写真撮影遊戯機であって、
    前記撮影用筐体における前記所定の撮影ゾーンの左右の内壁において、所定の高さ以上の領域には低反射色が付されている、写真撮影遊戯機。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の写真撮影遊戯機であって、
    前記複数の画角は、前記被写体の全身を撮影する画角と、前記被写体の上半身を撮影する画角とを含む、写真撮影遊戯機。
  7. 被写体の撮影を行うための撮影用筐体と、前記撮影用筐体の前方に設けられた、カメラを含むカメラユニットとを備え、前記カメラユニットが、前記撮影用筐体の前後方向に移動可能に設けられた写真撮影遊戯機に、
    前記被写体に対し、前記撮影用筐体における所定の撮影ゾーンでの撮影を指示する指示ステップと、
    前記カメラユニットを制御し、複数の画角で前記被写体を撮影する撮影制御ステップと、を実行させ、
    前記撮影制御ステップは、前記所定の撮影ゾーンと前記カメラとの間の距離が前記複数の画角のそれぞれに応じた距離となるように前記カメラユニットを移動させる、制御プログラム。
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