JP2017129094A - 異常判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の排気管内に液体の還元剤を噴射する噴射弁の凍結による異常を除外した形で固着異常を判定できる異常判定装置を提供する。【解決手段】異常判定装置としてのコントローラ16は、エンジン2の始動時に、先ず、タンク8内の尿素水温や外気温に基づいて尿素水が凍結しているか否かを判定し、凍結している場合には尿素水を解凍させる解凍制御を実施する。解凍制御の実施後に、インジェクタ5(噴射弁)の固着異常を判定する。インジェクタ5が閉じたままとなる閉固着異常の判定として、ポンプ9を逆方向に作動させ、且つインジェクタ5を通電した時の配管10内の圧力を取得して、その圧力が閾値以下の場合に閉固着異常と判定する。インジェクタ5が開いたままとなる開固着異常の判定として、ポンプ9を逆方向に作動させ、且つ、インジェクタ5を停止した時の配管10内の圧力を取得して、その圧力が閾値より大きい場合に開固着異常と判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気管内に還元剤を噴射する噴射弁の固着異常を判定する異常判定装置に関する。
従来、内燃機関の排気管にNOxを還元するNOx触媒と、そのNOx触媒の排気上流側に尿素水等の液体の還元剤を噴射する噴射弁と、その噴射弁に還元剤を供給する供給装置とを備えた排気浄化システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この種の排気浄化システムにあっては、還元剤が噴射弁内で固着(固形化)して、その固着により噴射弁が閉じられたままとなる閉固着異常や、反対に噴射弁が開いたままとなる開固着異常が発生することがある。噴射弁の固着異常に関し、特許文献1には、内燃機関の停止時又は始動時に、還元剤通路内の減圧処理を実施し、その減圧処理の開始後に、還元剤通路内の圧力に基づいて、閉固着異常か開固着異常かを判別する技術が開示されている。
特開2012−102637号公報
ところで、周囲の温度が低い時には還元剤は噴射弁や供給装置内で凍結する場合がある。噴射弁内で還元剤が凍結すると、噴射弁の開閉動作が正常に行われなくなる場合がある。特許文献1の技術では、凍結による噴射弁の異常も、噴射弁の固着異常として判定する可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、凍結による噴射弁の異常を除外した形で噴射弁の固着異常を判定できる異常判定装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の異常判定装置は、
内燃機関の排気管内に液体の還元剤を噴射する噴射弁内の還元剤を解凍させる解凍制御を実施する解凍制御手段と、
前記解凍制御の実施後に、前記噴射弁内で還元剤が固着したことによる前記噴射弁の異常である固着異常を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、噴射弁内の還元剤を解凍させる解凍制御を実施し、その実施後に固着異常を判定するので、凍結による噴射弁の異常を除外した形で噴射弁の固着異常を判定できる。
排気浄化システムの全体構成図である。 コントローラが実行する、インジェクタの固着異常を判定する処理のフローチャートである。 図2に続く処理を示したフローチャートである。 本実施形態における尿素水圧力、ポンプ回転、及びインジェクタ通電のタイムチャートである。 固着復帰制御における尿素水圧力、ポンプ回転、及びインジェクタ通電のタイムチャートである。 従来における尿素水圧力、ポンプ回転、及びインジェクタ通電のタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1に、車両に搭載された、車両のエンジン2から排出される排気ガスを浄化する排気浄化システム1の全体構成を示している。エンジン2は、例えば、気筒とその気筒内に燃料を噴射するインジェクタとを備えて、そのインジェクタから噴射された燃料を気筒内で自己着火させるディーゼルエンジンである。
エンジン2の排気管3には排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集するDPF4が配置されている。そのDPF4の下流には、排気ガス中のNOxを選択的に還元浄化するSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒6(NOx触媒)が配置されている。SCR触媒6は、後述のインジェクタ5から添加された尿素水が排気熱により加水分解されることにより生成されたアンモニア(NH3)を貯蔵するとともに、そのアンモニア(NH3)とNOxとの還元反応として例えば下記式1、式2、式3の還元反応を促進させる触媒成分が担持されている。その触媒成分は例えばバナジウム、モリブデン、タングステン等の卑金属酸化物である。このように、排気ガスがSCR触媒6を通過する間に、NOxは例えば下記式1、式2、式3により水や窒素に分解(浄化)する。
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O ・・・(式1)
6NO2+8NH3→7N2+12H2O ・・・(式2)
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O ・・・(式3)
DPF4とSCR触媒6の間には、SCR触媒6の排気上流側に還元剤としての尿素水を噴射するインジェクタ5(噴射弁)が設けられている。インジェクタ5は、ガソリンエンジンの筒内または吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁と同様の構造を有している。すなわち、インジェクタ5は、噴孔が形成されたノズルと、電磁ソレノイド等からなる駆動部と、尿素水を流通させる尿素水通路やノズルを開閉するためのニードルとを備えた電磁式開閉弁として構成されている。そして、電磁ソレノイドが通電されると、その通電に伴いニードルが開弁方向に移動し、そのニードルの移動に伴いノズル先端に形成された噴孔から尿素水が噴射される。
また、排気浄化システム1は、インジェクタ5に尿素水を供給する供給装置7を備えている。その供給装置7は、尿素水を貯蔵するタンク8と、そのタンク8に貯蔵された尿素水を圧送するポンプ9と、そのポンプ9により圧送された尿素水をインジェクタ5に導く配管10とを含んで構成されている。
タンク8は例えば車両のシャシーフレームに固定され、外気に晒された状態に置かれる。タンク8は補給口を有した密閉容器にて構成されている。尿素水が少なくなった場合には補給口からタンク8内に尿素水を補給できるようになっている。タンク8には所定濃度(例えば32.5%)の尿素水が貯蔵される。
ポンプ9は、タンク8内の底面にて尿素水に浸漬した状態で配置されるインタンク式ポンプである。なお、インタンク式ポンプに代えて、ポンプ本体がタンク外に配置される形式のポンプを採用しても良い。ポンプ9は、コントローラ16からの駆動信号により回転駆動される電動式ポンプである。詳しくは、ポンプ9は、コントローラ16からの駆動信号により回転駆動されるポンプモータ9aと、そのポンプモータ9aの回転軸に取り付けられたポンプ羽根車(インペラー)と、尿素水中の異物を除去する尿素水フィルタとを備えている。
ポンプモータ9aは、例えば三相誘導モータであり、固定子側(一次側)に付与する駆動信号の周波数を変えることで、回転子の回転数を変更可能に構成されている。また、ポンプモータ9aは、回転子の回転方向を、インジェクタ5の側に尿素水を吐出(圧送)する正方向と、タンク8内に尿素水を吸い戻す逆方向との間で切替可能に構成されている。
このように構成されたポンプ9は、ポンプモータ9aの回転に伴いポンプ羽根車が回転し、その回転によりタンク8内の尿素水を吸い込んで吐出し、又は配管10内の残留尿素水をタンク8内に吸い戻す。また、ポンプ9は、ポンプモータ9aの回転数が変更されることで、尿素水の圧送量(ポンプ吐出量)が可変調整できる構成となっている。このとき、ポンプモータ9aの回転数が高くなるほど尿素水の圧送量が増加し、その増加により配管10内の圧力が増加する。
配管10は一端がポンプ9の吐出口に接続され、他端がインジェクタ5の尿素水入口に接続されている。ポンプ9から吐出された尿素水は配管10内を流れて、インジェクタ5の尿素水入口からインジェクタ5内に供給される。
また、供給装置7には、配管10内の圧力を一定にするレギュレータ(図示外)が設けられている。レギュレータは、例えば所定圧力以上で開弁するリリーフ弁を含んで構成されている。リリーフ弁に所定圧力を超える尿素水圧力が加わった場合にリリーフ弁が開弁することで、一部の尿素水がタンク8に戻される。これにより、配管10内の圧力はリリーフ弁の開弁圧力以下にまで下がる。
さらに、供給装置7は、タンク8、ポンプ9及び配管10の他に、供給装置7内の尿素水を解凍するためのヒータを備えている。そのヒータとして、ポンプ9及びタンク8内を加熱するタンクヒータ11と、配管10を加熱する配管ヒータ12とが設けられる(ポンプ側、インジェクタ側両端の接続コネクタヒータを含む(図示外))。タンクヒータ11は、タンク8内において尿素水に浸漬する形で設けられる。配管ヒータ12は、配管10の外周面に接触して、配管10の一端(タンク8側)から他端(インジェクタ5側)に亘って設けられる。これらヒータ11、12はコントローラ16により互いに独立に制御される。なお、インジェクタ5にはヒータが設けられていないが、配管ヒータ12により暖められた配管10の熱がインジェクタ5に伝達されるようになっている。
排気浄化システム1には、排気浄化システム1の制御に必要な各種センサが設けられている。具体的には、配管10には、配管10内の圧力を検出する圧力センサ13が設けられている。タンク8にはタンク8内の尿素水の温度を検出する尿素水温センサ14が設けられている。また、外気温を検出する外気温センサ15も設けられている。なお、圧力センサ13は、ポンプ9よりインジェクタ5側の配管内圧力を検出する。
排気浄化システム1は、排気浄化システム1の全体制御を司るコントローラ16を備えている。コントローラ16は、CPU、ROM、RAM等により構成される周知のマイクロコンピュータを含んで構成される。コントローラ16は、例えばエンジン2の運転状態や、SCR触媒6の上流又は下流に設けられるNOxセンサ(図示外)の検出値等に基づいてインジェクタ5による尿素水の添加量を制御する。また、コントローラ16は、ポンプモータ9aの回転を制御する。なお、コントローラ16が異常判定装置に相当する。
ここで、図6は、コントローラ16による従来の制御の概要を説明する図であり、詳しくは、各制御(解凍制御、充填制御、圧力制御、吸い戻し制御)に対応させた形で配管10内の尿素水圧力、ポンプ9の回転、及びインジェクタ5の通電状態のタイムチャートを示している。図6に示すように、エンジン2が始動すると、先ず、供給装置7内で尿素水が凍結しているかを判定して、凍結している場合には、ヒータ11、12を作動させて尿素水を解凍させる解凍制御を実施する。解凍制御の完了後、ポンプ9を正方向に回転させ、且つインジェクタ5を一定時間通電(開弁)することで、配管10からインジェクタ5内に尿素水を充填する充填制御を実施する。この充填制御により、配管10内の圧力は上昇していく。
充填制御の完了後、尿素水圧力を一定に保持する圧力制御を実施する。この圧力制御においてはポンプ9を正方向に作動させ続ける。また、圧力制御の実施中は、インジェクタ5は適宜のタイミングで通電されて、エンジン2から排出されるNOx量に応じた量の尿素水が添加される。なお、図6では、圧力制御の実施中におけるインジェクタ通電を省略している。
エンジン2が停止すると、ポンプ9及びインジェクタ5の通電を停止させた後、ポンプ9を逆方向に作動させ且つインジェクタ5を一定時間通電(開弁)することで、配管10及びインジェクタ5内に残留している尿素水をタンク8に吸い戻す吸い戻し制御を実施する。吸い戻し制御の実施により、尿素水圧力は次第に低下していき、ポンプ9を逆方向に作動させた時に負圧となる。
吸い戻し制御を実施することで、配管10やインジェクタ5内に残留している尿素水の大部分はタンク8に吸い戻されるが、微量の尿素水が残留し続ける場合がある。インジェクタ5内に尿素水が残留すると、エンジン停止中に、その残留尿素水の水分が蒸発して、尿素がインジェクタ5内に析出(固形化)して、インジェクタ5内で固着することがある。この固着がインジェクタ5の可動部(ニードル)の摺動部や着座部、又は噴孔部等で発生すると、インジェクタ5に通電しても噴孔が閉じられたままとなる閉固着異常が発生したり、逆に、インジェクタ5への通電を停止させても噴孔が開いたままとなる開固着異常が発生したりする。閉固着異常が発生すると、排気管内に添加される尿素水量が不足し、SCR触媒6におけるNOx浄化率が低下することになる。開固着異常が発生すると、排気管内に添加される尿素水量が過剰状態となって、尿素水又はそれから生成されたアンモニアがSCR触媒6の下流側に流出したり、尿素水が排気管の内面に付着したりすることになる。
そこで、コントローラ16は、インジェクタ5の固着異常(閉固着異常、開固着異常)を判定する判定処理を実行する。図2、図3はこの判定処理のフローチャートを示している。また、図4、図5は、図6の制御に代えてコントローラ16により実施される本実施形態の制御の概要を説明する図であり、詳しくは、各制御(解凍制御、固着異常判定制御、固着復帰制御、充填制御、圧力制御、吸い戻し制御)に対応させた形で配管10内の尿素水圧力、ポンプ9の回転、及びインジェクタ5の通電状態のタイムチャートを示している。図5は、固着復帰制御におけるタイムチャートを示している。図2、図3の判定処理は、図4、図5の解凍制御、固着異常判定制御、固着復帰制御を含んだ処理である。
図2の処理は、エンジン2が始動した時(エンジン2の始動時)に開始する。ここで、エンジン2の始動時とは、例えば車両のイグニッションスイッチがオフの状態からオンの状態になった時でも良いし、イグニッションスイッチのオン後、エンジン2が回転し始めた時であっても良い。
図2の処理を開始すると、先ず、タンク8内の尿素水や、配管10内及びインジェクタ5内に残留している尿素水が凍結しているか否かを判定して、凍結している場合には尿素水を解凍させる解凍制御を実施する(S1)。この解凍制御は、具体的には、尿素水温センサ14が検出する尿素水温及び外気温センサ15が検出する外気温に基づいて、尿素水が凍結しているか否かを判定する。尿素水は−11℃で凍結し始めるので、例えば尿素水温や外気温が−11℃以下の予め定められた閾値以下の場合に尿素水が凍結している可能性があると判定する。このとき、尿素水温と外気温の両方が閾値以下の場合に尿素水が凍結している可能性があると判定し、一方が閾値以下でも他方が閾値より高い場合には尿素水は凍結していないと判定しても良いし、いずれか一方でも閾値以下の場合には他方が閾値より高くても尿素水が凍結している可能性があると判定しても良い。
尿素水が凍結している可能性があると判定した場合には、尿素水温及び外気温に応じた作動条件(作動時間、通電量)を設定して、設定した作動条件でヒータ11、12を作動させる。例えば、尿素水温や外気温が低温ほどヒータ11、12の作動時間や通電量を大きくする。このとき、タンクヒータ11の作動条件と、配管ヒータ12の作動条件とを互いに同じにしても良いし、異ならせても良い。例えば、外気温が低い場合には、タンクヒータ11の作動によって尿素水温は比較的に上がってきたとしても、配管10は細くて熱容量が小さいために、配管10内の残留尿素水は外気により冷やされなかなか解凍しない場合がある。この場合には、例えばヒータ11、12の作動後、尿素水温が所定温度以上まで上がった時にタンクヒータ11の通電量を下げる又はタンクヒータ11をオフする一方で、配管ヒータ12は、タンクヒータ11よりも大きい通電量で作動を継続する等の制御を行っても良い。
また、配管ヒータ12の作動条件として、配管10内の残留尿素水だけでなく、インジェクタ5内の残留尿素水も解凍可能な条件を設定する。インジェクタ5内の残留尿素水も解凍可能な作動条件は、配管10内の残留尿素水だけを解凍させるのに必要な作動条件よりも大きい値に設定される。具体的には、ヒータ12作動前の尿素水温及び外気温と、インジェクタ5内の残留尿素水が解凍可能な配管ヒータ12の作動条件との関係を予め調べておき、これをコントローラ16のメモリに記憶しておく。そして、この関係に基づいて今回の尿素水温及び外気温に応じた作動条件を設定すれば良い。
ヒータ11、12の作動は、尿素水温及び外気温に応じて予め設定した作動時間が経過した時に終了しても良いし、尿素水温が、尿素水が解凍する温度(−11℃以上の温度)まで上昇した時に終了しても良い。なお、図4に示すように、解凍制御の実施中は、ポンプ9及びインジェクタ5の通電は停止する。また、尿素水が凍結していないと判定した場合には、ヒータ11、12を作動させずに、S1の解凍制御を完了する。
次に、解凍制御が完了したか否かを判断する(S2)。未完了の場合、つまりヒータ11、12が作動中の場合には(S2:No)、完了するまで待機する。解凍制御が完了した場合には(S2:Yes)、S3に進み、固着異常判定制御(図4参照)を開始する。固着異常判定制御として先ず閉固着異常の有無を判定する。具体的には、ポンプ9(ポンプモータ9a)を逆方向に作動させ(S3)、且つ、インジェクタ5を通電する(S4)(図4も参照)。
ここで、ポンプ9の逆方向作動により、配管10内の空気がポンプ9に吸い込まれることで、配管10内の圧力が大気圧より低い圧力(負圧)となる。このとき、閉固着異常が発生している場合には、インジェクタ5の通電によってもインジェクタ5が開かないので、配管10内の負圧レベルが高くなる。一方、閉固着異常が発生していない場合には、インジェクタ5の通電によってインジェクタ5が開弁して、噴孔からインジェクタ5内及び配管10内に空気が導入される。この空気の導入により、ポンプ9の逆方向作動時における配管10内の負圧レベルが抑えられて大気圧相当となる。
そこで、次に、圧力センサ13が検出する圧力を取得して、その圧力が予め定められた第1閾値以下か否かを判断する(S5)。この第1閾値は、大気圧より小さい値に設定され、閉固着異常が発生した時の圧力レベルと、閉固着異常が発生していない時の圧力レベルとを区分する値に設定される。なお、図4では、閉固着異常の場合の尿素水圧力を破線101で示し、閉固着異常が発生していない場合の尿素水圧力を実線102で示している。
圧力が第1閾値より大きい場合には(S5:No)、閉固着異常は発生していないとして、図3のS14の処理に進む。
一方、圧力が第1閾値以下の場合には(S5:Yes)、インジェクタ5の通電及びポンプ9を停止して(S6、S7)、閉固着異常の仮判定をする(S8)。次に、固着異常を解消した状態に復帰させる固着復帰制御を実施する(S9)。具体的には、図5に示すように、インジェクタ5を通電し、その後通電を停止するというオンオフ動作を複数回繰り返す通電制御を実施する。加えて、この通電制御の実施中に、ポンプ9を作動させつつ、ポンプ9の圧送方向を正方向と逆方向とが交互に繰り返されるように切り替える。図5の例では、ポンプ9が正方向又は逆方向に作動している一区間当たりに、インジェクタ5のオンオフ動作が3回繰り返される例を示している。ポンプ9の圧送方向の切り替え回数や、インジェクタ5のオンオフ動作の繰り返し数は、予め定められている。
このように、インジェクタ5のオンオフ動作を繰り返すことで、インジェクタ5の可動部に断続的に力が加えられて、可動部に固着した尿素の固着物を剥がし易くできる。さらに、ポンプ9の圧送方向を切り替えることで、図5に示すように、ポンプ9を正方向で作動させた時には尿素水圧力が上がり、逆方向に作動させた時には尿素水圧力が下がる。この尿素水圧力が上がったり下がったりするという変動により、インジェクタ5内の固着物を剥がし易くできる。また、ポンプ9の圧送方向が正方向の場合には、タンク8の尿素水がインジェクタ5に供給されて、その尿素水によりインジェクタ5内の固着物を剥がしたり溶かしやすくできる。ポンプ9の圧送方向が逆方向の場合には、インジェクタ5内の尿素水や空気が吸い戻されて、その吸い戻しの際の尿素水や空気の流れにより、インジェクタ5内の固着物を剥がしやすくできる。図5のA部は、インジェクタ5内の固着物が剥がれたことによって尿素水圧力が変動している状態を示している。
固着復帰制御を実施した後、次に、ポンプ9を逆方向に作動させ(S10)、且つ、インジェクタ5を通電する(S11)。なお、図4では、S10の処理によるポンプ9の作動及びS11の処理によるインジェクタ5の通電を省略している。
次に、圧力センサ13が検出する圧力を取得して、その圧力が依然として第1閾値以下か否かを判断する(S12)。S12の第1閾値は、S5の第1閾値と同じである。圧力が依然として第1閾値以下の場合には(S12:Yes)、インジェクタ5の閉固着異常が発生していると確定する(S13)。この場合は、例えば、車両に設けられた報知部によりインジェクタ5の異常が発生したことを警告するなどの対処処理を実行する。その後、図2の処理を終了する。
これに対して、圧力が第1閾値より大きい場合には(S12:Yes)、閉固着異常は発生していないとして、図3のS14の処理に進む。なお、S3〜S13の処理が閉固着異常を判定する処理である。以下に説明する図3の処理が開固着異常を判定する処理である。
図3の処理に移行した場合、先ず、図2のS4又はS11で通電したインジェクタ5の通電を停止し(S14)、図2のS3又はS10で作動させたポンプ9を停止する(S15)。次に、開固着異常を判定するために、ポンプ9を逆方向に作動させる(S16)。このとき、インジェクタ5の通電は行わない。
ここで、開固着異常が発生していない場合には、ポンプ9の逆方向作動により、配管10内の空気がポンプ9に吸い込まれることで、配管10内の圧力が大気圧より低い圧力(負圧)となる。これに対して、開固着異常が発生している場合には、インジェクタ5への通電が行われていないにもかかわらずインジェクタ5が開いていることになるので、噴孔からインジェクタ5内及び配管10内に空気が導入される。この空気の導入により、ポンプ9の逆方向作動時における配管10内の負圧レベルが抑えられて大気圧相当となる。
そこで、次に、圧力センサ13が検出する圧力を取得して、その圧力が予め定められた第2閾値以下か否かを判断する(S17)。この第2閾値は、大気圧より小さい値に設定され、開固着異常が発生した時の圧力レベルと、開固着異常が発生していない時の圧力レベルとを区分する値に設定される。なお、図4では、開固着異常の場合の尿素水圧力を破線103で示し、開固着異常が発生していない場合の尿素水圧力を実線104で示している。
圧力が第2閾値以下の場合には(S17:Yes)、開固着異常は発生していないとして、インジェクタ5は正常(閉固着異常無し、開固着異常無し)と判定する(S24)。その後、図3の処理を終了する。
一方、圧力が第2閾値より大きい場合には(S17:No)、ポンプ9を停止して(S18)、開固着異常の仮判定をする(S19)。次に、S9と同様に、図5に示す固着復帰制御を実施する(S20)。
固着復帰制御を実施した後、次に、ポンプ9を逆方向に作動させる(S21)。このとき、インジェクタ5の通電は停止する。なお、図4では、S21の処理によるポンプ9の作動を省略している。
次に、圧力センサ13が検出する圧力を取得して、その圧力が依然として第2閾値以下か否かを判断する(S22)。S22の第2閾値は、S17の第2閾値と同じである。圧力が依然として第2閾値より大きい場合には(S22:No)、インジェクタ5の開固着異常が発生していると確定する(S23)。この場合は、例えば、車両に設けられた報知部によりインジェクタ5の異常が発生したことを警告するなどの対処処理を実行する。これに対して、圧力が第2閾値以下の場合には(S22:Yes)、インジェクタ5は正常であると判定する(S24)。S23又はS24の後、図3の処理を終了する。
S24でインジェクタ5の正常判定をした後、図4に示すように、充電制御、圧力制御及び吸い戻し制御を実施する。これら制御は、図6の制御と同じである。
このように、本実施形態では、図6の従来制御に対して解凍制御と充填制御の間に、固着異常判定制御(固着復帰制御を含む)を実施している(図4参照)。これによれば、解凍制御を実施した後に、インジェクタ5の固着異常を判定するので、尿素水の凍結によるインジェクタ5の異常を除外した形で、インジェクタ5の固着異常を判定できる。言い換えると、尿素水の凍結によるインジェクタ5の異常を、固着異常として誤判定するのを抑制できる。また、固着異常の判定は、エンジン始動時に行うので、先のエンジン停止中に発生した固着異常を確実に検出することができる。これに対して、エンジン停止時に固着異常の判定を行う構成では、その判定を行う時には固着異常が発生していなかったとしても、その後に発生した固着異常を検出できない。
また、ポンプ9を逆方向に作動させた時の配管10内の圧力が、固着異常を示す異常圧力であったとしても直ちには固着異常であると確定せずに、固着復帰制御を実施して、依然として異常圧力を示した場合に固着異常であると確定するので、復帰可能な軽度の固着異常までも警告等を行ってしまうのを抑制できる。つまり、頻繁に固着異常の警告が行われてしまうのを抑制できる。
また、本実施形態では、閉固着異常と開固着異常の両方を区別した形で判定できるので、閉固着異常に応じた対処処理及び開固着異常に応じた対処処理を実施できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、還元剤として尿素水を例示したが、還元剤としてアンモニア水や未燃燃料(未燃HC)を用いたシステムにも適用できる。また、上記実施形態では、配管ヒータによりインジェクタ内の尿素水を解凍させる制御を実施したが、インジェクタに直接ヒータを設けて、このヒータによりインジェクタ内の尿素水を解凍させる制御を実施しても良い。また、上記実施形態では、閉固着異常、開固着異常の順に判定する例を説明したが、反対に、開固着異常、閉固着異常の順に判定しても良い。
また、上記実施形態では、ポンプの回転方向を切り替えることでポンプ9の圧送方向を切り替えていたが、特許文献1のように、ポンプの回転方向を一方向としつつ、ポンプの圧送方向(還元剤の流れ方向)を切り替えるための電磁切換弁を配管に設けても良い。この場合、電磁切換弁は、ポンプの入口、吐出口に接続する部分を、タンクと、噴射弁に接続される配管との間で切り替えるように設けられる。電磁切換弁によりポンプの入口がタンクに接続され、吐出口が配管に接続された場合には、タンクの尿素水がポンプにより吸い込まれて、尿素水は配管を通じて噴射弁側に圧送される。これに対して、ポンプの入口が配管に接続され、吐出口がタンクに接続された場合には、配管内及びインジェクタ内の尿素水がポンプに吸い込まれて、尿素水はタンクに吸い戻される。
2 エンジン(内燃機関)
3 排気管
5 インジェクタ(噴射弁)
6 SCR触媒
16 コントローラ(異常判定装置、解凍制御手段、判定手段、圧送方向制御手段、圧力取得手段、復帰制御手段、閉固着判定手段、開固着判定手段)

Claims (7)

  1. 内燃機関(2)の排気管(3)内に液体の還元剤を噴射する噴射弁(5)内の還元剤を解凍させる解凍制御を実施する解凍制御手段(S1、S2)と、
    前記解凍制御の実施後に、前記噴射弁内で還元剤が固着したことによる前記噴射弁の異常である固着異常を判定する判定手段(S3〜S24)と、
    を備えることを特徴とする異常判定装置(16)。
  2. 前記解凍制御手段による前記解凍制御及び前記判定手段による前記固着異常の判定は前記内燃機関の始動時に実施することを特徴とする請求項1に記載の異常判定装置。
  3. 前記判定手段は、
    タンクに貯蔵された還元剤を圧送するポンプの圧送方向を、前記噴射弁から前記タンクの方向である逆方向となるよう制御する圧送方向制御手段(S3、S10、S16、S21)と、
    前記ポンプにより圧送される還元剤を前記噴射弁に導く配管内の圧力を取得する圧力取得手段(S5、S12、S17、S22)と、
    前記固着異常を解消した状態に復帰させる固着復帰制御を実施する復帰制御手段(S9、S20)とを備え、
    前記復帰制御手段は、前記ポンプの圧送方向を前記逆方向にした時の前記圧力である逆方向圧力が前記固着異常を示す異常圧力の場合に前記固着復帰制御を実施し、
    前記判定手段(S13、S23、S24)は、前記固着復帰制御の実施後における前記逆方向圧力が依然として前記異常圧力の場合に前記固着異常であると確定する一方で、前記固着復帰制御の実施前に前記逆方向圧力が前記異常圧力であったとしても前記固着復帰制御の実施により正常圧力になった場合には、前記固着異常は無しと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の異常判定装置。
  4. 前記復帰制御手段は、前記固着復帰制御として、前記噴射弁を通電し、その後通電を停止するという動作を複数回繰り返す通電制御を実施することを特徴とする請求項3に記載の異常判定装置。
  5. 前記復帰制御手段は、前記固着復帰制御として、前記通電制御の実施中に、前記ポンプを作動させつつ、前記逆方向の反対方向である正方向と、前記逆方向とが交互に繰り返されるように前記ポンプの圧送方向を切り替える制御を実施することを特徴とする請求項4に記載の異常判定装置。
  6. 前記判定手段は、
    還元剤の固着により前記噴射弁が閉じられたままとなる閉固着異常を判定する閉固着判定手段(S3〜S13)と、
    還元剤の固着により前記噴射弁が開いたままとなる開固着異常を判定する開固着判定手段(S16〜S23)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の異常判定装置。
  7. 前記判定手段は、
    タンクに貯蔵された還元剤を圧送するポンプの圧送方向を、前記噴射弁から前記タンクの方向である逆方向となるよう制御する圧送方向制御手段(S3、S10、S16、S21)と、
    前記ポンプにより圧送される還元剤を前記噴射弁に導く配管内の圧力を取得する圧力取得手段(S5、S12、S17、S22)とを備え、
    前記閉固着判定手段は、前記噴射弁への通電を実施し且つ前記ポンプの圧送方向を前記逆方向にした時の前記圧力が第1閾値以下の場合に前記閉固着異常と判定し、前記第1閾値より大きい場合に前記閉固着異常は無しと判定し、
    前記開固着判定手段は、前記噴射弁への通電を停止し且つ前記ポンプの圧送方向を前記逆方向にした時の前記圧力が第2閾値より大きい場合に前記開固着異常と判定し、前記第2閾値以下の場合に前記開固着異常は無しと判定することを特徴とする請求項6に記載の異常判定装置。
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