JPWO2018047554A1 - 制御装置 - Google Patents

制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018047554A1
JPWO2018047554A1 JP2018538312A JP2018538312A JPWO2018047554A1 JP WO2018047554 A1 JPWO2018047554 A1 JP WO2018047554A1 JP 2018538312 A JP2018538312 A JP 2018538312A JP 2018538312 A JP2018538312 A JP 2018538312A JP WO2018047554 A1 JPWO2018047554 A1 JP WO2018047554A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection valve
reducing agent
control device
pressure
clogging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018538312A
Other languages
English (en)
Inventor
洋之 五十嵐
洋之 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
Publication of JPWO2018047554A1 publication Critical patent/JPWO2018047554A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/24Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by constructional aspects of converting apparatus
    • F01N3/36Arrangements for supply of additional fuel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

実際のドライビングサイクルに合わせて噴射弁の詰まりを検知可能な制御装置を提供する。還元剤を噴射する噴射弁(15)の詰まりを検知する制御装置(20)において、内燃機関(2)を始動させるイグニッションスイッチがオンにされた際、還元剤を排気管(3)内に噴射することを防ぐために、還元剤を供給する供給経路(16)内の圧力を規定値に減圧してから噴射弁(15)を開き、所定時間経過後の供給経路(16)内の圧力としきい値とに基づいて、噴射弁(15)の詰まりを検知するようにした。

Description

本発明は還元剤の噴射弁の詰まりを検知する制御装置に関し、例えば自動車に搭載される排気浄化装置に適用して好適なものである。
従来、自動車等の内燃機関から排出される排気ガスには窒素酸化物(NOX)が含まれている。このNOXを還元浄化する装置として、内燃機関の排気管にNOX浄化触媒が配設され、NOX浄化触媒の上流側で尿素水溶液や未燃燃料等の還元剤を噴射する排気浄化装置が知られている。このような排気浄化装置では、還元剤と排気ガス中のNOXとの還元反応をNOX浄化触媒中で促進させることによって、NOXを窒素、水、二酸化炭素等に分解して大気中に放出している。
また、還元剤として尿素水溶液を用い、尿素水溶液を噴射弁から排気管内に供給するインジェクション式の排気浄化装置(尿素SCRシステム)が知られている。しかしながら、尿素水溶液の結晶化等による詰まりが噴射弁に生じると、排気管内に目標量の還元剤を噴射することが困難となり、NOX浄化触媒に供給すべき還元剤量が不足し、排気浄化効率が低下してしまう。この点、イグニッションスイッチがオフ(キーオフ)となった後、尿素水溶液を適宜回数噴射することで噴射弁の詰まりを除去する方法が開示されている(特許文献1参照)。
ここで、尿素水溶液は、所定の温度域において凍結や結晶化(結晶等)を生じる性質を有しているので、尿素SCRシステムにおいては、前のドライビングサイクルから次のドライビングサイクルの間に結晶等による噴射弁の詰まりが生じることが多い。このように詰まりが噴射弁に生じると、特許文献1の方法では、次のドライビングサイクルにおいて排気浄化効率が低下してしまう。
近年、噴射弁の詰まりを検出する他の方法として、噴射弁およびポンプを接続する供給経路内の圧力変化量を用いて詰まりの有無を判定する方法が開示されている(特許文献2参照)。この方法では、噴射弁の詰まりを判定するためのしきい値を複数設け、これらのしきい値と、供給経路内の圧力と、を比較することにより、噴射弁の詰まりの程度が検知される。
特開2013−170569号公報 特許第5534602号公報
しかしながら、上述した特許文献2に記載の方法では、噴射弁の詰まりを検知するために、尿素水溶液を排気管内に噴射しなければならない。よって、一のドライビングサイクルにおいては、触媒の活性化温度との関係上、排気ガスの温度が約180℃以上になるまでは、特許文献2に記載の方法を利用できないという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、尿素水溶液を排気管内に噴射することなく、一のドライビングサイクルの早い段階で噴射弁の詰まりを検知可能な制御装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、還元剤を噴射する噴射弁の詰まりを検知する制御装置において、内燃機関を始動させるイグニッションスイッチがオンにされた際、還元剤を排気管内に噴射することを防ぐために、還元剤を供給する供給経路内の圧力を規定値に減圧してから噴射弁を開き、所定時間経過後の供給経路内の圧力としきい値とに基づいて、噴射弁の詰まりを検知するようにした。
本発明の制御装置によれば、イグニッションスイッチがオンにされた際に、供給経路内が減圧されたときの圧力としきい値とに基づいて噴射弁の詰まりが検知されるので、還元剤が排気管内に噴射されることなく、かつ、一のドライビングサイクルの早い段階で噴射弁の詰まりを検知できるようになる。
本発明によれば、実際のドライビングサイクルに合わせて噴射弁の詰まりを検知可能な制御装置を実現できる。
排気浄化装置の概略構成を示すブロック図である。 制御装置が実行する処理のフローチャートを示す図である。 制御装置が実行する処理のフローチャートを示す図である。 還元剤噴射弁の詰まりに応じた圧力の挙動を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)排気浄化装置の主な構成
図1は本実施の形態による排気浄化装置1の全体構成を示す。この排気浄化装置1は、ディーゼル自動車等に搭載された内燃機関2から排出される排気ガス中のNOXを還元剤としての尿素水溶液を用いて浄化する尿素SCRシステムであり、排気管3、還元触媒4等を備えている。より具体的には、排気浄化装置1では、排気管3に還元触媒4が配設され、還元触媒4において、上流側で排気管3内に噴射された尿素水溶液が加水分解することで生成されるアンモニアが吸着され、アンモニアとNOXとの還元反応が促進され、NOXが窒素、水、二酸化炭素等に分解される。なお尿素水溶液は、NOX浄化効率や耐寒性等を考慮した濃度(例えば32.5重量%)に調整されている。
また図1に示すように、排気浄化装置1は、還元剤噴射装置10と、還元剤噴射装置10を制御する制御装置20と、排気浄化装置1の各箇所の温度、圧力、窒素濃度等を検出してセンサ情報として制御装置20に送信する各種センサと、排気浄化装置1の各箇所を加熱するヒータとを更に備える。
還元剤噴射装置10は、尿素水溶液を貯蔵(収容)する貯蔵タンク11と、ポンプ12等を有するポンプユニット13と、貯蔵タンク11とポンプ12とを接続する第1供給経路14と、還元剤噴射弁15と、ポンプ12と還元剤噴射弁15とを接続する第2供給経路16と、第2供給経路16内の圧力を測定してセンサ情報として制御装置20に送信する圧力センサ17とを備える。
本実施の形態では、ポンプ12として、通電量によって出力を調整可能な電動ポンプが用いられる。また還元剤噴射弁15として、噴孔を3つ有する多噴孔型のドージングバルブが用いられ、還元剤噴射弁15では、通電と非通電との切り替えにより、開弁と閉弁との切り替えが行われる。
この構成により、還元剤噴射装置10は、貯蔵タンク11に貯蔵された尿素水溶液をポンプ12により圧送して還元剤噴射弁15より排気管3内に噴射可能となる。
また図1に示すように、還元剤噴射装置10は、ポンプ12によって圧送される尿素水溶液の圧送方向を切り替え可能なリバーティングバルブ18を備える。リバーティングバルブ18は、電磁弁によって構成され、制御装置20により駆動制御される。
制御装置20は、CPU、記憶装置(RAM、ROM、HDD等)等を有するコンピュータであり、各種センサから送信されたセンサ情報に基づいて、ポンプ12、還元剤噴射弁15、リバーティングバルブ18の動作を制御する。なお制御装置20が行う制御(処理)の一部または全部は、ハードウェア(回路等)により実行されてもよいし、ソフトウェア(例えばCPUがROMに記憶されたプログラムをRAM読み出すこと)により実行されてもよい。
(2)排気浄化装置の主な動作
内燃機関2の始動時においては、制御装置20により、一定の条件が満たされたと判断されると、尿素水溶液の流れる向きが逆方向になるようにリバーティングバルブ18が設定されるとともに還元剤噴射弁15が閉弁された状態でポンプ12が駆動され、一定時間経過後に還元剤噴射弁15が開弁される。そうすると、還元剤噴射弁15の噴孔を介して排気管3内の気体(空気)が第2供給経路16内に吸引され、還元剤噴射弁15の詰まりの程度に応じて図3に示すような圧力の挙動が示される。なお詳細については図2A、図2B、および図3を参照して後述する。
また内燃機関2の運転状態においては、制御装置20により、尿素水溶液の流れる向きが順方向になるようにリバーティングバルブ18が切り替えられてポンプ12が駆動され、貯蔵タンク11内の尿素水溶液は、ポンプ12によって吸い上げられ、第2供給経路16を介して還元剤噴射弁15に向けて圧送される。また制御装置20は、圧力センサ17によって検出される第2供給経路16内の圧力が所定のシステム圧(例えば9bar)となるように、ポンプ12の出力をフィードバック制御する。この状態で、制御装置20によって、演算で求められる噴射量に応じて還元剤噴射弁15の通電制御が実行されることにより、排気管3内に尿素水溶液が噴射される。
また内燃機関2の停止時においては、制御装置20により、尿素水溶液の流れる向きが逆方向になるようにリバーティングバルブ18が切り替えられるとともに還元剤噴射弁15を開弁した状態でポンプ12が駆動される。そうすると、還元剤噴射弁15の噴孔を介して排気管3内の気体(空気や排気)が第2供給経路16内に吸引され、還元剤噴射弁15および第2供給経路16内が気体に置き換えられながら、尿素水溶液が貯蔵タンク11側に回収される。
(3)還元剤噴射弁の詰まりを検知する方法
次に本実施の形態の制御装置20によって内燃機関2の始動時および運転状態時に実行される還元剤噴射弁15の詰まりを検知する方法(検知処理)を図2Aおよび図2Bに示すフローチャートに基づいて説明する。
まずステップS10では、制御装置20は、内燃機関2を始動させるイグニッションスイッチがオンになったことを検出する(S10)。
次いでステップS11では、制御装置20は、還元剤の充填レベルが所定値(例えば0%)以下であるか否かを判定する(S11)。制御装置20は、還元剤の充填レベルが所定値以下であると判定した場合、ステップS12に処理を移し、還元剤の充填レベルが所定値以下でないと判定した場合、ステップS27に処理を移す。換言するならば、第2供給経路16内の圧力が所定のシステム圧に維持されていない場合(ビルドアップ前)、ステップS12の処理が行われ、維持されている場合(ビルドアップ後)、ステップS27の処理が行われる。
ステップS12では、制御装置20は、エンジンスピードが0ppmであるか否かを判定する(S12)。制御装置20は、エンジンスピードが0ppmであると判定した場合、ステップS13に処理を移し、エンジンスピードが0ppmでないと判定した場合、ステップS29の判定を行う。例えばドライバがキーをオンにしたが、ラジオを聞いていたり、カーナビゲーションシステムを操作していたりして、エンジンをかけていない場合(一のドライビングサイクルのエンジンの作動前)、アイドリングストップ(no idling)している場合、車両がハイブリッドカーであり、かつモータのみで走行している場合、ステップS13に処理が移される。一のドライビングサイクルは、イグニッションスイッチがオンになってからオフになるまでをいう。
ステップS13では、制御装置20は、排気浄化装置1が凍結しているか否かを示す凍結フラグを記憶装置から読み出し、凍結フラグがオンであるか否かを判定する(S13)。制御装置20は、凍結フラグがオンであると判定した場合、ステップS11に処理を移し、凍結フラグがオフであると判定した場合、ステップS14に処理を移す。なお冬などに貯蔵タンク11、ポンプユニット13、第1供給経路14、第2供給経路16、還元剤噴射弁15内の還元剤が凍結することにより正しい判定が行うことができないので、ステップS13の判定を設けて凍結状況下における詰まりの検知は行わないようにしている。
ステップS14では、制御装置20は、リバーティングバルブ18をオンに制御する(S14)。続いてステップS15では、制御装置20は、ポンプ12をオンに制御する(S15)。これらの処理により、ポンプ12により第2供給経路16内の空気が吸い上げられ、第2供給経路16内の圧力が負圧(減圧)になる。
ステップS16では、制御装置20は、圧力センサ17により検出された第2供給経路16(サプライモジュール)内の圧力が規定値(例えば−150hPa)よりも小さくなったか否かを判定する(S16)。制御装置20は、第2供給経路16内の圧力が規定値よりも小さくなったと判定した場合、ステップS17に処理を移し、第2供給経路16内の圧力が規定値よりも小さくなっていないと判定した場合、再びステップS16の判定を行う。
ステップS17では、制御装置20は、還元剤噴射弁15をオン(開弁)にする(S17)。このように制御装置20では、還元剤を排気管3内に噴射することを防ぐために、第2供給経路16内の圧力を減圧してから還元剤噴射弁15を開弁している。続いて、ステップS18では、制御装置20は、タイマAをスタートする(S18)。
ステップS19では、制御装置20は、タイマAをスタートしてから所定の時間(例えば30秒)が経過したか否かを判定する(S19)。制御装置20は、タイマAをスタートしてから所定の時間が経過したと判定した場合、ステップS20に処理を移し、タイマAをスタートしてから所定の時間が経過していないと判定した場合、再びステップS19の判定を行う。続いて、ステップS20では、制御装置20は、タイマAをリセットし(S20)、ステップS21に処理を移す。
ステップS21では、制御装置20は、記憶装置に記憶されているしきい値を読み出し、圧力センサ17により検出された第2供給経路16(サプライモジュール)内の圧力がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S21)。制御装置20は、第2供給経路16内の圧力がしきい値より小さいと判定した場合、ステップS22に処理を移し、第2供給経路16内の圧力がしきい値以上であると判定した場合、ステップS26に処理を移す。
ステップS22では、制御装置20は、リカバリモードを実行する(S22)。リカバリモードでは、例えば制御装置20は、還元剤噴射弁15に設けられたコイルに電流を流し、コイルにより還元剤噴射弁15を加熱する。これにより、還元剤噴射弁15に付着した尿素水溶液の結晶が溶かされる。
ステップS23では、制御装置20は、リカバリモードの実行回数を計数するためのカウンタBに「1」を加算する(S23)。なお初期値には「0」がセットされている。
ステップS24では、制御装置20は、カウンタBの値が規定値(例えば「2」)よりも大きいか否かを判定する(S24)。制御装置20は、カウンタBの値が規定値より大きいと判定した場合、ステップS25に処理を移し、カウンタBの値が規定値以下であると判定した場合、ステップS11に処理を移す。
ステップS25では、制御装置20は、エラーをセットし(S25)、検知処理を終了する。つまり、リカバリモードが規定回数実行されたにもかかわらず、還元剤噴射弁15が正常にならなかった場合、機械的に故障している可能性があるので、エラーをセットして警告灯を点灯する。
ステップS26では、制御装置20は、カウンタBをリセットし(S26)、ステップS11に処理を移す。
ステップS27では、制御装置20は、排気ガス規制に対応するモニタリング(監視)が必要であるか否かを示す要否情報を記憶装置から読み出し(S27)、要否情報に基づいてモニタリングが必要であると判定した場合、ステップS28に処理を移し、モニタリングが必要でないと判定した場合、ステップS11に処理を移す。
ステップS28では、制御装置20は、第2供給経路16内を減圧し(S28)、ステップS14に処理を移す。つまり、ビルドアップ後は、第2供給経路16内の圧力が所定のシステム圧に維持されているので、第2供給経路16内の減圧が行われ、ステップS14以降の処理が同様に行われる。
ステップS29では、制御装置20は、許可スイッチ(図示しない。)が「True」であるか否かを判定する(S29)。制御装置20は、許可スイッチが「True」であると判定した場合、S13に処理を移し、許可スイッチが「True」でないと判定した場合、S11に処理を移す。つまり、DPF(Diesel particulate filter)の有無など、排気レイアウトによっては、エンジンがかかっているときに吸い込みを行うと、煤などを吸い込んで還元剤噴射弁15が詰まる可能性があるので、排気レイアウトに応じて設定可能な許可スイッチが設けられている。この構成によれば、触媒の温度がビルドアップに必要な温度(約180℃)に達していない状況において、エンジンスピード(エンジン回転数)にかかわらず、詰まりの診断が可能となる。
(4)還元剤噴射弁の詰まりに応じた圧力の挙動
図3は、還元剤噴射弁15の詰まりに応じた圧力の挙動の一例を示す図である。図3において、「Normal valve」は、還元剤噴射弁15の噴口の全てが開口しているときの圧力の挙動を示し、「Partly blocked」は、還元剤噴射弁15の噴口のうち1つが閉口しているときの圧力の挙動を示し、「Completely blocked」は、還元剤噴射弁15の噴口の全てが閉口しているときの圧力の挙動を示す。
ここで図3に示すように、還元剤噴射弁15の噴孔の詰まりの程度に応じて圧力の挙動が示されるので、還元剤噴射弁15が一定量の還元剤を噴射可能な状態、すなわち還元剤噴射弁15が正常に動作する範囲(しきい値)を定めることができる。なお、しきい値は、還元剤噴射弁15の噴口の数、大きさ、形、ポンプ12の吐出能力などに応じて設定され、本実施の形態では、設定圧力(例えば−600hPa)の50%相当の負圧(−300hPa)をしきい値と設定し、制御装置20は、第2供給経路16内の圧力が−300hPaよりも小さい場合、還元剤噴射弁15が正常に動作しない詰まりがあると検知する。
以上のように本実施の形態の制御装置20によれば、第2供給経路16内の圧力が9bar(排気管3内の温度が触媒の活性温度180℃)に達するまでの時間を利用して一のドライビングサイクルの早い段階で検知処理ができるようになる。またアイドリングストップ中、ハイブリット車におけるモータ走行中等、一のドライビングサイクルにおいてエンジンが停止する段階でも検知処理ができるようになる。更に制御装置20によれば、詰まりを検知するための尿素水溶液の噴射が不要となる。このように制御装置20によれば、尿素水溶液を排気管内に噴射することなく、かつ実際のドライビングサイクルに合わせて噴射弁の詰まりが検知可能になる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をディーゼル自動車等に搭載される排気浄化装置に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の車両の排気浄化装置に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、エンジンの停止時に尿素水溶液をタンク側に吸い戻すアフターラン制御に用いるポンプ、圧力センサ等の機器を利用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、新たに機器を設けて適用することができる。
また上述の実施の形態においては、還元剤噴射弁の詰まりを検知するためのしきい値を1つ設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、しきい値を複数設けてもよい。例えば設定圧力(例えば−600hPa)の30%相当の負圧(例えば−180hPa)をしきい値として更に設定し、制御装置20は、第2供給経路16内の圧力が−180hPaよりも小さいが−300hPaよりも大きい場合、還元剤噴射弁15が正常に動作しない詰まりが生じ得ると判断(検知)し、表示灯などを点灯してドライバに注意を促す。
また上述の実施の形態においては、一のドライビングサイクルで繰り返し検出処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、検出処理の実行回数を指定可能にしてもよい。例えば、検出処理の回数を計数するためのフラグを設け、10回のドライビングサイクルで検出処理が3回行われる構成、検出処理を手動で実行するためのスイッチを設け、ユーザ操作に基づいて検出処理が行われる構成などを採用してもよい。
1……排気浄化装置、2……内燃機関、3……排気管、4……還元触媒、10……還元剤噴射装置、11……貯蔵タンク、12……ポンプ、13……ポンプユニット、14……第1供給経路、15……還元剤噴射弁、16……第2供給経路、17……圧力センサ、18……リバーティングバルブ、20……制御装置。

Claims (4)

  1. 還元剤を噴射する噴射弁(15)の詰まりを検知する制御装置(20)において、
    内燃機関(2)を始動させるイグニッションスイッチがオンにされた際、還元剤を排気管(3)内に噴射することを防ぐために、還元剤を供給する供給経路(16)内の圧力を規定値に減圧してから前記噴射弁(15)を開き、所定時間経過後の前記供給経路(16)内の圧力としきい値とに基づいて、前記噴射弁(15)の詰まりを検知する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記イグニッションスイッチがオンにされ、かつ、前記供給経路(16)内の還元剤の充填レベルが所定値以下である場合、前記噴射弁(15)の詰まりを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記充填レベルが前記所定値を超えていても、前記噴射弁(15)が詰まっているか否かの監視が必要である場合、前記供給経路(16)内の圧力を減圧した後、前記噴射弁(15)の詰まりを検知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 還元剤を圧送するポンプ(12)と、前記ポンプ(12)による還元剤の圧送方向を切り替えるリバーティングバルブ(18)とを備える排気浄化装置(1)に対して、前記リバーティングバルブ(18)により前記ポンプ(12)の圧送方向を切り替えて前記供給経路(16)内の圧力を前記規定値まで減圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
JP2018538312A 2016-09-12 2017-08-07 制御装置 Pending JPWO2018047554A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016177378 2016-09-12
JP2016177378 2016-09-12
PCT/JP2017/028509 WO2018047554A1 (ja) 2016-09-12 2017-08-07 制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018047554A1 true JPWO2018047554A1 (ja) 2019-04-18

Family

ID=61562620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018538312A Pending JPWO2018047554A1 (ja) 2016-09-12 2017-08-07 制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2018047554A1 (ja)
WO (1) WO2018047554A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121713A1 (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 ボッシュ株式会社 還元剤供給装置の制御装置
CN112031903B (zh) * 2020-09-10 2021-04-02 上海星融汽车科技有限公司 一种针对scr尿素喷射装置的故障诊断方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5325850B2 (ja) * 2009-10-30 2013-10-23 ボッシュ株式会社 還元剤噴射弁の異常検出装置及び異常検出方法、並びに内燃機関の排気浄化装置
JP5914151B2 (ja) * 2012-05-09 2016-05-11 ボッシュ株式会社 還元剤噴射弁の異常検出装置及び還元剤供給装置
JPWO2014061377A1 (ja) * 2012-10-18 2016-09-05 ボッシュ株式会社 還元剤回収制御方法及び還元剤供給装置並びに電子制御装置
JP6024478B2 (ja) * 2013-01-28 2016-11-16 いすゞ自動車株式会社 尿素scr用尿素水配管閉塞検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018047554A1 (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326461B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP5139765B2 (ja) 還元剤供給システムの制御装置及び制御方法
US10138793B2 (en) Exhaust gas purification system and method for controlling the same
US8181448B2 (en) System for controlling urea injection quantity of vehicle and method thereof
KR101438630B1 (ko) 선택적 촉매 환원(scr) 시스템의 우레아 분사 노즐의 막힘 방지 방법
JP4706627B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP4978635B2 (ja) 排気浄化システムの制御装置
CN109958516B (zh) 异常确定装置
JP2010209771A (ja) 排気浄化システムの異常診断装置及び排気浄化システム
JP5136450B2 (ja) 排気浄化システムの異常診断装置
JP2010065581A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2012127214A (ja) 還元剤供給装置及び内燃機関の排気浄化装置
JP2008163795A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP6575441B2 (ja) 尿素噴射制御装置
JP2010180753A (ja) 排気浄化システムの異常診断装置
JPWO2018047554A1 (ja) 制御装置
JP2010196522A (ja) 排気浄化システムの異常診断装置
JP6905910B2 (ja) 診断装置及び診断方法
WO2015001858A1 (ja) 還元剤供給装置及びその制御方法
JP6728829B2 (ja) 電子制御装置
JP6540523B2 (ja) 異常判定装置
JP2010163886A (ja) 排気ガス浄化装置の尿素水噴射制御装置
CN110017196B (zh) 喷射控制器
JP2015151978A (ja) 排気浄化装置の制御装置
JP7108714B2 (ja) 還元剤供給装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200730