JPWO2015001858A1 - 還元剤供給装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

内燃機関停止後に行われる液体還元剤の回収制御中に尿素水溶液が凍結することを防ぐための還元剤供給装置及びその制御方法を提供する。内燃機関の排気通路へ液体還元剤を供給する一方、前記内燃機関の停止時には液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置の制御方法であって、前記液体還元剤の回収時に、外気温度に相関する温度が所定の閾値以下、かつ、前記液体還元剤の流通路を加熱するための加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態が所定の閾値以上の場合に、前記加熱手段を作動させる。

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に液体還元剤を供給する一方、内燃機関の停止時に液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置及びその制御方法に関するものである。
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排気ガス中には窒素酸化物(NOX)が含まれている。従来、このNOXを浄化するために用いられる排気浄化装置の一態様として、排気通路中に設けられた選択還元触媒と、選択還元触媒よりも排気上流側で排気中に尿素水溶液を噴射する還元剤供給装置とを備え、尿素水溶液が分解して生成されるアンモニアによりNOXの浄化を行うSCR(Selective Catalytic Reduction)システムが知られている。
このような排気浄化装置に用いられる還元剤供給装置では、還元剤供給装置内での尿素水溶液の凍結を防ぐために、内燃機関の停止時に尿素水溶液を貯蔵タンク内に回収することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、内燃機関のキースイッチがオフにされるときには、還元剤供給装置に設けられている還元剤の凍結防止機能も停止状態になるため、外気温度が著しく低いような場合には、尿素水溶液の回収制御中に尿素水溶液が凍結するおそれがある。
特開2013−113267号公報(段落0054等)
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたものであり、内燃機関の停止後に行われる液体還元剤の回収制御中に尿素水溶液が凍結することを防ぐための還元剤供給装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、内燃機関の排気通路へ液体還元剤を供給する一方、前記内燃機関の停止時には液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置の制御方法であって、前記液体還元剤の回収時に、外気温度に相関する温度が所定の閾値以下、かつ、前記液体還元剤の流通路を加熱するための加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態が所定の閾値以上の場合に、前記加熱手段を作動させることを特徴とする還元剤供給装置の制御方法が提供され、上述した問題点を解決することができる。
また、本発明の還元剤供給装置の制御方法においては、前記内燃機関のキースイッチがオフにされ、かつ、前記内燃機関の回転数がゼロになった後に、前記温度及び前記充電状態を検出することが好ましい。
また、本発明の別の態様は、内燃機関の排気通路へ液体還元剤を供給する一方、前記内燃機関の停止時には液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置であって、前記液体還元剤の流通路を加熱するための加熱手段と、前記加熱手段の駆動制御を実行する加熱制御手段と、液体還元剤の回収制御を実行させる回収制御手段と、外気温度に相関する温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態を検出する充電状態検出手段と、を備え、前記加熱制御手段は、前記液体還元剤の回収時に、前記温度が所定の閾値以下、かつ、前記電力供給源の充電状態が所定の閾値以上の場合に、前記加熱手段を作動させることを特徴とする還元剤供給装置である。
また、本発明の還元剤供給装置においては、前記内燃機関のキースイッチのオフを検知するキーオフ検知部と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、をさらに備え、前記キースイッチがオフにされ、かつ、前記回転数がゼロになった後、前記加熱制御手段は前記加熱手段の作動の要否を判断することが好ましい。
本発明の還元剤供給装置及びその制御方法によれば、内燃機関の停止後の液体還元剤の回収制御中に外気温度が低い状態になると加熱手段が作動され、液体還元剤の凍結を防ぐことができる。このとき、本発明では、加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態が低い場合には加熱手段の作動が停止するため、電力供給源の保護が優先される。
本発明の実施の形態に係る還元剤供給装置が備えられた排気浄化装置の全体的構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる還元剤供給装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照して、本発明の還元剤供給装置及びその制御方法に関する実施の形態について具体的に説明する。
なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものについては、特に説明がない限り同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
1.排気浄化装置の全体構成
図1は、還元剤供給装置20を備える排気浄化装置10の全体構成の一例を説明するために示す図である。
この排気浄化装置10は、排気中のNOXを浄化するための装置であり、図示しないディーゼルエンジン等の内燃機関の排気通路11に設けられている。排気浄化装置10は、排気通路11の途中に介装された還元触媒13と、還元触媒13よりも上流側の排気通路11内に液体還元剤を供給するための還元剤供給装置20とを備えている。
還元触媒13は、排気中のNOXの還元反応を促進する機能を有する触媒であり、液体還元剤から生成される還元成分を吸着するとともに、触媒に流れ込む排気中のNOXを還元成分によって選択的に還元するものとなっている。還元剤供給装置20は、液体還元剤として尿素水溶液が用いられるものであり、尿素水溶液が排気通路11中で分解されることにより還元成分としてのアンモニアが生成されるようになっている。この還元触媒13の上流側において、液体還元剤の噴射位置よりもさらに上流側には排気温度センサ15が設けられている。
2.還元剤供給装置
図1において、還元剤供給装置20は、液体還元剤が収容される貯蔵部としての貯蔵タンク21と、液体還元剤を圧送するためのポンプユニット22と、液体還元剤を排気通路11内に噴射するための還元剤噴射弁25とを備えている。ポンプユニット22は、ポンプ23及び流路切換弁24を備えている。還元剤噴射弁25、ポンプ23及び流路切換弁24は、電子制御装置(ECU)40によって駆動制御が行われるものとなっている。
ポンプ23と貯蔵タンク21とは第1の供給通路31によって接続され、ポンプ23と還元剤噴射弁25とは第2の供給通路33によって接続されている。第2の供給通路33には、第2の供給通路33内の圧力、すなわち、還元剤噴射弁25に圧送される液体還元剤の圧力を検出するための圧力センサ27が設けられている。ポンプ23と、第1の供給通路31及び第2の供給通路33とは、流路切換弁24を介して接続されている。
流路切換弁24は、ポンプ23によって圧送される液体還元剤が流れる方向を、貯蔵タンク21側から還元剤噴射弁25側に流れる方向(以下「正方向」という。)と、還元剤噴射弁25側から貯蔵タンク21側に流れる方向(以下「逆方向」という。)とに切換える機能を有している。本実施の形態において、流路切換弁24は、非通電状態で第1の供給通路31をポンプ23の吸入側に連通するとともに第2の供給通路33をポンプ23の吐出側に連通する一方、通電状態で第1の供給通路31をポンプ23の吐出側に連通するとともに第2の供給通路33をポンプ23の吸入側に連通するように構成されている。
すなわち、液体還元剤の噴射制御を行う際には、液体還元剤を還元剤噴射弁25側に供給するために、流路切換弁24への通電は行われない。このとき、液体還元剤は正方向に流れる。一方、内燃機関の停止時において、還元剤供給装置20内の液体還元剤を貯蔵タンク21に回収する場合には、流路切換弁24に対して通電される。このとき、液体還元剤は逆方向に流れる。
なお、液体還元剤を貯蔵タンク21に回収可能とする構成は、流路切換弁24を設ける例に限られない。例えば、逆回転可能なポンプ23を用いることによって液体還元剤を回収可能に構成することもできる。
また、第2の供給通路33の途中には、他端が貯蔵タンク21に接続されたリターン通路35が分岐して設けられている。リターン通路35の途中には、流路面積が小さくされた絞り部36が設けられ、第2の供給通路33内の圧力を保持できるようになっている。また、絞り部36よりも貯蔵タンク21側のリターン通路35には、液体還元剤が貯蔵タンク21側から第2の供給通路33側に流れないようにするための一方向弁37が設けられている。一方向弁37は省略されていても構わない。
なお、図1に示す還元剤供給装置20においてはポンプユニット22内に圧力センサ27が設けられているが、第2の供給通路33内の圧力を検出できる位置であれば、どの位置に設けられていても構わない。
ポンプ23は、ECU40による通電制御によって、所定の流量の液体還元剤を圧送する。図1の還元剤供給装置20において、ポンプ23は電磁式ポンプが用いられており、駆動デューティ比が大きいほどポンプ23の出力(吐出流量)が大きくなるものとなっている。このポンプ23が、液体還元剤を貯蔵タンク21に回収するための手段としての機能も有する。
還元剤噴射弁25は、内燃機関の運転状態において、ECU40による通電制御によって開閉制御が行われ、所定量の液体還元剤を排気通路11内に噴射する。還元剤噴射弁25は、非通電状態で閉弁し、通電状態で開弁する、電磁式のオンオフ弁が用いられている。一方、還元剤噴射弁25は、内燃機関の停止時において、液体還元剤を回収する際には、開弁状態で維持される。これにより、還元剤噴射弁25の噴孔を介して空気(排ガス)が第2の供給通路33に導入され、液体還元剤が貯蔵タンク21内に回収されやすくなる。
また、還元剤供給装置20には、液体還元剤の凍結を防止するため、あるいは、凍結した液体還元剤を解凍するための加熱手段が設けられている。具体的に、第1の供給通路31、第2の供給通路33、リターン通路35及びポンプユニット22には、それぞれ加熱手段としての電熱ヒータ19a,19b,19c,19dが備えられている。電熱ヒータ19a,19b,19c,19dは、電力供給源38により電力が供給され、ECU40によって作動制御が実行されるものとなっている。
また、貯蔵タンク21、ポンプユニット22及び還元剤噴射弁25には、内燃機関1の冷却水が流通可能な冷却水通路17,18が配設されている。冷却水通路17,18を流れる冷却水は、冷却水循環ポンプ5によって供給される。内燃機関1の運転中において、冷却水は60〜80℃程度になるため、冷却水通路17,18中を冷却水が流れることで液体還元剤を加熱できるようになっている。すなわち、冷却水循環ポンプ5、冷却水通路17,18及び冷却水によっても加熱手段が構成される。この冷却水循環ポンプ5は、電力供給源38により電力が供給され、ECU40によって作動制御が実行されるものとなっている。
なお、電熱ヒータや冷却水が循環する構成は加熱手段の一例であって、その配置位置や構成は適宜変更することができ、さらには、他の種類の加熱手段を採用することもできる。
3.電子制御装置(ECU)
次に、ECU40のうち、液体還元剤の回収制御時における加熱手段の制御に関連する部分について説明する。
ECU40は公知のマイクロコンピュータを中心に構成されたものであって、キースイッチ検知手段と、回収制御手段と、温度検出手段と、充電状態検知手段と、加熱制御手段とを備えている。具体的に、これらの各手段は、マイクロコンピュータによるプログラムの実行によって実現されるものとなっている。また、ECU40は、図示しないRAMやROM等の記憶素子を備えている。
キースイッチ検知手段は、内燃機関1のイグニションスイッチのオンオフを検知する。また、回収制御手段は、イグニションスイッチがオフになった後、液体還元剤の供給経路内に残留する液体還元剤を貯蔵タンク21内に回収する制御を実行させる。具体的な制御の内容は、特に制限されるものではなく、適宜の方法で実施することができる。
温度検出手段は、外気温度に相関する温度Teを検出する。本実施の形態においては、外気温度センサ39のセンサ信号に基づいて、外気温度Teを直接検知するようになっている。ただし、直接外気温度を見るのではなく、外気温度の変化にしたがって温度が変化する位置での温度を見るようになっていてもよい。
充電状態検知手段は、加熱手段としての電熱ヒータ19a,19b,19c,19dに電力を供給する電力供給源38の充電状態SOC(Status of Charge)を検知する。この充電状態SOCは、例えば充電割合を表す値(%)とすることができ、電力供給源38からの電圧及び電流の検出値に基づいて、検知することができる。あるいは、電力供給源38の電圧そのものを見るようにすることもできる。
加熱制御手段は、上記の外気温度に相関する温度Te及びSOCに基づいて、電熱ヒータ19a,19b,19c,19d及び冷却水循環ポンプ5の作動状態の制御を実行する。
すなわち、本実施の形態のECU40は、本発明の加熱制御手段、回収制御手段、温度検出手段、充電状態検出手段としても機能するものとなっている。
4.還元剤供給装置の制御方法
次に、上述したECU40によって実行される還元剤供給装置の制御方法のうち、液体還元剤の回収制御時の加熱手段の制御方法について、図2のフローチャートに基づいて詳細に説明する。以下のフローチャートは、内燃機関1の停止時において常時実行されるものとなっている。
まず、ステップS1において、ECU40は内燃機関1のイグニションスイッチがオフになったか否かを判別する。イグニションスイッチがオンの間(No判定の場合)は、ステップS1を繰り返し行う。
イグニションスイッチがオフになると(Yes判定)、ステップS2に進み、ECU40はエンジン回転数Neがゼロになったか否かを判別する。このステップS2は、エンジン回転数がゼロになるまで繰り返し行われる。
エンジン回転数Neがゼロになると(Yes判定)、ステップS3に進み、外気温度に相関する値Teが、あらかじめ定めた閾値Te_0以下となっているか否かを判別する。この閾値Te_0は、液体還元剤の回収制御中に液体還元剤が凍結する可能性が生じるか否かを判断するためのものであって、外気温度センサ39によって検出される外気温度Teを直接比較するのであれば、液体還元剤の凍結温度+αとして設定することができる。あるいは、外気温度以外の相関値を比較するのであれば、液体還元剤の凍結温度+αの値に対応する値を閾値Te_0として設定することができる。
外気温度に相関する値Teが閾値Te_0以下の場合(Yes判定)には、ステップS4に進み、今度は電力供給源38の充電状態SOCがあらかじめ定めた閾値SOC_0以上となっているか否かを判別する。この閾値SOC_0は、内燃機関1の停止中においても加熱手段の作動を継続することによって、電力供給源38の充電状態が低下するおそれがあるか否かを判断するためのものであって、液体還元剤の回収制御の平均実施時間、あるいは、最長実施時間と、使用電流値等を考慮して、適宜の値、例えば充電割合で言えば70%に設定される。
電力供給源38の充電状態SOCが閾値SOC_0以上の場合(Yes判定)、すなわち、外気温度が低く、かつ、電力供給源38の充電状態が十分である場合には、ステップS5に進み、ECU40は電熱ヒータ19a,19b,19c,19d及び冷却水循環ポンプ5を作動させる。一方、ステップS3において外気温度に相関する値Teが閾値Te_0を超え(No判定)、液体還元剤の凍結のおそれがない場合や、ステップS4において電力供給源38の充電状態SOCが閾値SOC_0未満であり(No判定)、加熱手段の作動によって電力供給源38の充電状態が低下するおそれがある場合には、ステップS8に進み、加熱手段を非作動とする。
加熱手段の作動、非作動を決定した後には、ステップS6に進み、液体還元剤の回収制御が終了するまで、回収制御が終了したか否かの判定を繰り返し、回収制御が終了したとき(Yes判定)に、ステップS7に進んで、加熱手段を停止して、本ルーチンを終了する。
ここまで説明した実施の形態にかかる還元剤供給装置20及びその制御方法は、言うまでもなく一例にすぎず、その構成や制御フローは本発明の範囲内で適宜変更することができる。

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路へ液体還元剤を供給する一方、前記内燃機関の停止時には液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置の制御方法であって、
    前記液体還元剤の回収時に、外気温度に相関する温度が所定の閾値以下、かつ、前記液体還元剤の流通路を加熱するための加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態が所定の閾値以上の場合に、前記加熱手段を作動させることを特徴とする還元剤供給装置の制御方法。
  2. 前記内燃機関のキースイッチがオフにされ、かつ、前記内燃機関の回転数がゼロになった後に、前記温度及び前記充電状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の還元剤供給装置の制御方法。
  3. 内燃機関の排気通路へ液体還元剤を供給する一方、前記内燃機関の停止時には液体還元剤を貯蔵タンクに回収可能に構成された還元剤供給装置であって、
    前記液体還元剤の流通路を加熱するための加熱手段と、
    前記加熱手段の駆動制御を実行する加熱制御手段と、
    液体還元剤の回収制御を実行させる回収制御手段と、
    外気温度に相関する温度を検出する温度検出手段と、
    前記加熱手段に電力を供給する電力供給源の充電状態を検出する充電状態検出手段と、を備え、
    前記加熱制御手段は、前記液体還元剤の回収時に、前記温度が所定の閾値以下、かつ、前記電力供給源の充電状態が所定の閾値以上の場合に、前記加熱手段を作動させることを特徴とする還元剤供給装置。
  4. 前記内燃機関のキースイッチのオフを検知するキーオフ検知部と、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、をさらに備え、
    前記キースイッチがオフにされ、かつ、前記回転数がゼロになった後、前記加熱制御手段は前記加熱手段の作動の要否を判断することを特徴とする請求項3に記載の還元剤供給装置。
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